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衣服の色彩の鮮やかさ(カラフルネス)の評価方法
衣服における色彩の鮮やかさは重要な要素である。しかし、色彩学で鮮やかさは定義されているものの、衣服全体の鮮やかさを数量的に表現することは難しい。そこで、最近の画像変換手法を用いて鮮やかさのみを変換させる方法により、衣服の色彩の鮮やかさを評価する方法を試みた。この効果が確認できれば、服装全体の主観的な鮮やかさ感を客観的に評価できることができる。また、衣服のどの部分が鮮やかさに影響を及ぼすかも判断できる。
実験は、色、形、模様の異なる様々な衣服の画像を用いる。それらを、色相、明度を保持したまま、彩度のみを連続的に変化できる色彩画像変換装置を用いて、衣服の画像の一部又は全体の鮮やかさを変える。この手法を用いて、無彩色イメージから、(1)わずかに色がついたと感じられる点、(2)十分色がついたと感じられる点、の二点における彩度変換値を求め、この値とオリジナルイメージの鮮やかさの主観評価値との関連を調べる。
実験結果は、彩度変換値と衣服全体の鮮やかさの主観量との間に負の相関が見られ、彩度変換法によって、衣服全体の鮮やかさが客観的に評価できる手法が確認できた。この手法は、衣服に限らず色彩環境全体の鮮やかさや、鮮やかに関係する快適感などの数値的評価に利用できると思われる。







