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研究室紹介

服の模様サイズと色彩イメージ

 衣服には様々な模様があり、模様によって大きさも異なる。しかし模様によっては細かすぎると感じたり、派手だと感じたりすることはないだろうか。本研究では、衣服の模様の大きさに着目し、同じ模様のサンプルで大きさの変化によって印象が異なるのかを調べる。その変化に基づき、目的やシーンに合わせた衣服の模様サイズを提案することを目標とする。

 本研究では、同一の模様を5段階のサイズに変えて並べた画像を用意し、その心理的評価を行った。模様の色彩は、赤2種類、青・緑・黄・茶・紫を各1種類ずつの計7種類の色模様サンプルを使用し、各サンプルの個数は1・3・10・30・100の5段階を用意し、画面全体の色彩量を一定とした。実験は大型ディスプレイに計35パターンのサンプル画像を提示し、心理的印象に基づいた5つの項目を7段階で評価した。被験者は若年者の男女計15名で行った。

 実験の結果、全体として模様が大きいほど鮮やかさや目立ち度が増す傾向があった。また、模様が細かくなるにつれ美しさや快適さは減少し、さらに統一感も低下する傾向にあった。この結果、美しく目立つ衣服にしたい時は模様を大きくさせ、一方彩度の効果を抑えて合わせやすい衣服にしたい時は模様を細かくさせることで、衣服の印象をコントロールできる事が分かった。