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研究室紹介

パーソナルカラーにおけるメイクカラーの影響

 私たちは毎日衣服を選びそれに合ったメイクを施す。しかし衣服とメイクが合わないと、全体のコーディネートとして不満が残るとこはないだろうか。本研究は、自分が持っている色(髪、肌)と衣服(上衣)、メイク(口紅)の配色に重点を置き、その中でも特に口紅の色の影響に注目して、それぞれの配色の調和度を調べ、それに基づいてパーソナルカラーを提案することを目的とする。

 本研究では髪の色、肌の色、口紅の色を変え、それぞれの配色についてさらに衣服の色を変えて被験者に調和性を評価してもらった(人物配色)。比較のため同様の配色を幾何学図形を用いてその調和性を評価してもらった(単純配色)。実験は大型ディスプレイに配色図形を一つずつ呈示し、色彩の調和度について七段階の心理評価を行った。被験者は20名で、そのうち女性14名男性16名で全員20代である。

 実験の結果、髪、肌、口紅、衣服の色の中で少ない面積ながらも全体の調和度における口紅の影響が最も大きかった。普段使われている口紅は評価が高いのに対し、普段口紅として使われない口紅は評価が低かった。上衣に対しても全体の調和する色への影響が大きいことが分かった。一方、単純配色ではこのような傾向は見られなかった。よって狭い面積でも口紅という認識があることによって、パーソナルカラーに大きく影響を与えることがわかった。