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研究室紹介

アパレル店舗の外装色と心理効果

 アパレル店舗の外装には、様々な色が用いられているが、その心理的効果についての検討は少ない。そこで本研究では、アパレル店舗の外装色が入店動機にどの様な影響をもたらすのかを実験により明らかにすることを目的とした。また、実際のシーンで用いられている外装色は様々な外的要因があると予測されるため、独自に画像として作成した店舗モデルを用い、外装色と心理効果の影響を明らかにする。

 実験は街で撮影したアパレル店舗の写真50枚、配色の異なる店舗モデル画像64枚の合計114枚の画像を大型ディスプレイに1枚ずつ被験者に掲示し、それぞれの画像に対し、SD法による6項目を5段階で評価してもらう。なお、被験者には実験に際して、街に洋服を買いに行くことを想定し、それぞれの質問に答えることを要求した。

 実験結果は、「入りたい-入りたくない」評価と「調和した-不調和な」評価に強い相関が見られ、アパレル店舗の外装色の調和が入店動機に大きく影響していることが分かった。一方、「開放的な-閉鎖的な」評価は入店動機にあまり影響していないことが分かった。これらの効果は、店舗の外装色によって変化し、この結果から、アパレル店舗の外装色は入店動機に大きな影響を及ぼしていることが分かった。