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研究室紹介

インテリア内装色が視覚的作業に及ぼす影響

 私たちは、自分の好む色を部屋の装飾に使用する。しかし、この「色」が仕事の効率にどのような影響を与えるかは明らかではない。本研究では室内の「色」を変化させることで作業の効率に影響を与えるかどうかを明らかにし、オフィスや勉強部屋をどのような色の部屋にすると作業がはかどるかを提案することを目的とする。

 本研究では部屋の色を、赤・青・黄・緑・黒・白・ベージュの7色の色に変化させ、それぞれの部屋で2つの作業及び印象の心理評価をしてもらう。作業は100マス計算・ペグさしの2種類を用意し、100マス計算では2桁の足し算を2分間でどのくらいできるかをみる。ペグさしは25個の鍵穴に鍵をすべてさし終わるまでの時間を測定する。SD法はその部屋の印象について10項目答えてもらう。被験者は15名である。

 実験の結果、特定の色によって作業効率に影響が出る事は認められなかった。しかし、好みの色や落ち着いた印象を持つ部屋では作業の効率が多少良くなり、嫌いな色や落ち着かない印象を持つ部屋では作業の効率が多少悪くなる傾向になることがわかった。また、男性より女性の方が色による影響を受けやすいことがわかった。

 この結果を踏まえ、インテリア内装色により作業の効率化をはかるためには、自身が好む色、または落ち着くと感じる装飾にすることが好ましいことがわかった。