イギリス中西部アイリッシュ海沿岸にセラフィールドはある。この核サイトは、一九八一年六月までウィンズケールと呼ばれていた。
海岸線と牧草地を境に有刺鉄線で囲まれる広大な敷地には、原爆製造のため建設されたプルトニウム生産炉の高い煙突、かつて”世界最初の原発”として登場したコールダーホール型原発巨大な冷却塔が聳える。
さらに国内外の原発からの使用済み燃料を再処理するソープ、モックス工場、高レベル放射性廃液貯蔵タンクなどの核関連施設が立ち並ぶ。
セラフィールドは、そこでの労働者被曝ならびに海と大気に日常的に排出される放射能が環境を汚染し続けているにもかかわらず、規模は拡大されてきた。
しかしソープは二〇〇五年に、処理中の放射性溶液漏洩で操業が中止されている。
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