日本女子大学 数物情報科学科 物理同窓会

同窓会の歴史

日本女子大学における物理学教育

日本女子大学の全身である日本女子大学校は明治34年(1900)に誕生しました。 創立者成瀬仁蔵先生は、開校当初から総合大学を目指し、その構想には理学部の設立も含まれていました。創立時は家政学部、文学部が開設され、順次発展していく考えであったようです。成瀬先生は、家政学の基礎として、物理学、化学、数学、生物学の自然科学を重要な学問とされ、それぞれの授業科目を置かれました。また、当時のご高名な科学者を教授として迎え、最高の研究・教育設備を備えられました。

以後、家政学部における理科は発展を続け、平成4年(1992)4月に、数物科学科と物質生物科学科の2学科で構成される理学部が、日本女子大学に誕生しました。

物理縦の会

このように、日本女子大学における理科教育の歴史は古く、日本女子大学で物理学を学んだ多くの卒業生は、各方面で活躍しています。しかし、卒業生同士の懇親の場は長く開催されていませんでした。

そこで、南澤先生はじめ物理研究室の先生方のご提案により、卒業生同士の親睦をはかる目的で、「物理縦の会」が設立されました。

昭和59年(1984)8月に、第1回物理縦の会が開催されました。51名の卒業生が出席し、竹中はる子先生より物理の現状をお話しいただき、今後の会の運営方法を話し合いました。

第2回以降は、桜楓会の「ホームカミングデー」へ参加の形式をとったり、学内の教室を借り切ってケーキやお茶をいただいたりしながら、毎年6月第1土曜日に開催されました。卒業生が懐かしい恩師の方々や同窓生と顔を合わせ、また先生方から日本女子大学の物理分野の近況を伺ったり、互いの近況を報告しあったりする機会となりました。

物理同窓会設立準備

こうして、「物理縦の会」は、平成6年(1994)の第10回まで開催されました。 回を重ねるごとに、組織・会則の整備や会の内容の改善を求める声が挙がり、「物理縦の会」を発展させた「物理同窓会」を組織することとなりました。

「物理同窓会」の設立に当たっては、各回生の幹事が集まって同窓会会則を定めること、卒業生からの同窓会費で運営していくこと、また運営はこれまでの物理研究室主体から卒業生主体の会にすること、名簿を整備すること等が話し合われていきました。

物理同窓会

約1年間の準備期間を経て、平成7年(1995)6月に、第1回物理同窓会が開催されました。先生方、卒業生、学生会員の計147名が出席する中、設立総会にて同窓会会則が承認され、事業計画、予算案などが審議されました。続いて開催された懇親会では、特別会員としてご参加いただいた先生方のお話や、卒業生の近況報告などがあり、和やかなうちに「物理同窓会」をスタートさせることができました。

以後、毎年6月第1土曜日に物理同窓会総会・懇親会が開催されています。 第2回以降は各方面から先生をお呼びして講演をしていただいています。

この間には、物理同窓会の設立にご尽力された初代会長の鈴木様のご逝去という 悲しい出来事もありましたが、物理研究室の先生方や同窓会会員皆様のご指導、ご協力をいただきながら、益々の発展を目指しています。

日本女子大学数物情報科学科物理同窓会 東京都文京区目白台2-8-1
日本女子大学理学部数物情報科学科
物理研究室内
TEL:03-5981-3603(物理研究室共用)
メールアドレス:butsuridoso(at)fc.jwu.ac.jp
※迷惑メール防止のため、@を(at)と表示しています。メール送信の際は(at)を@に変更してください。