【海外の事例】 オランダ|オーストリア|デンマーク|イギリス
【日本国内の事例】 十日町市|飯田市|雑司ヶ谷
発祥の地オランダでは、erfという交通規制で運用されています。 交通規則と道路標識に関する規制1990の第44条には、人はerf内で、全面を使用して良いこと、そして第45条に車両は時速15q以下で走行することが規定されています。 Woonerf(生活の庭)とすると住宅地内でしか使えない規制と理解されるので、Erf(庭)と変更し、商店街等にも導入できるようにしたそうです。
オーストリアでは、Wohnstrasse(住宅道路)という交通規制があります。Gesamte Rechtsvorschrift fur Strasenverkehrsordnung 1960(道路交通規則の法律)の第76条b)に説明されています。 ここでは歩行速度程度という記載がありそれが時速10q〜15qと書かれている資料もあります。しかし市民の方に聞くと、多くの人が時速7qで走行するのですよ、との説明。このような標識があっても、ゆっくり走行しない道もあるとのことで、市民の声で路面をペイントして注意喚起した道もあります。 詳しくは、以下をご覧ください。
欧州におけるボンエルフの普及と現状−オーストリアにおける“出会のゾーン Begegnungszone”と“生活の道 Wohstraße−
デンマークは、Jan Gehl(ヤン・ゲール)氏の中心市街地の道ストロイエが有名です。観光で訪れた方も多いことでしょう。 住宅地にも興味深い事例があります。もとは団地内道路の一部だった道の一部がボンエルフ化されています。住民の方が自主的に運用し、とても素晴らしい生活空間です。 詳しくは以下をご覧ください。
デンマークKARTOFFELRAKKERNE団地内のボンエルフにおける生活空間利用のための設え
イギリスは日本と同様、1970年代から80年代の欧州のボンエルフ導入のブームに乗りませんでした。しかし1998年にHome Zone という名前で導入しました。またこれ以外にも、生活道路にするための工夫をしています。
英国における住宅地内道路のボンエルフ(生活空間道路)的利用の変遷 -ホームゾーン制度の成立とその後の変化を中心に-
住宅地内のコミュニティ空間の持続的活用に関する研究 イギリスのHome Zone整備2地区を事例として
キナーレへの道
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の作品の一つとして、淺井裕介氏の作品「チョマノモリ」の一部とその延長上の作品が、駅から越後妻有文化交流館キナーレへの行く道にあります。路面アート作品があることで歩くことが楽しくなりますし、車もゆっくり走行するのではないでしょうか。
住宅地内道路における路面アートの整備状況と整備プロセス 十日町市キナーレ南側進入路を事例として
裏界線
飯田の大火の後の復興で設けられたりんご並木は有名ですが、その際同時に裏界線が住宅地内に設けられました。住宅の裏と裏の境界が直線的に繋がる線を裏界線と言いますが、飯田市では1mずつセットバックして各宅地を復興してもらい、路地のようにしました。避難路として、また消火作業のための空間です。 住民の方への調査からは、日常的なお喋りや買い物空間として有効活用していることがわかりました。
飯田市の裏界線沿道における建物・外構の実態 : コミュニティ形成の視点から
飯田市における計画路地「裏界線」のコミュニティ空間としての利用実態
東京には沢山の路地が残されています。江戸時代から鬼子母神参りでにぎわっていた雑司ヶ谷。今でもその頃の道が残っています。そんな路地は、地域の方が安心して歩くことのできる生活空間。周辺の建物の建て替えが進めば、次第に幅員4m以上になります。拡幅されても、路地的な生活空間としての利用が継続し、更に木造密集市街地であることでの災害への脆弱性を克服できる方法は無いものでしょうか? そんな問いを立てて地域のまちづくりに参加させていただきながら研究しています。
雑司ヶ谷研究5―近隣交流を促す境界領域―
雑司ヶ谷研究 8:御会式大祭への子供の参加と近隣住民とのコミュニケーション
雑司が谷ぼんえるふ研究会