
|
成瀬仁蔵の平和への提言を受け継ぐ
日本女子大学教職員・学生・卒業生・ 関係者有志の会
|

|
本会は、イラクへの自衛隊派遣に向かおうとする日本の状況に危機感を持った日本女子大学教員有志が呼びかけ人となって、2003年12月22日に日本女子大学で開かれた集会を起点として発足したものです。12月22日の集会の成果は、そこに参加した本学教職員、学生、卒業生、その他の関係者の合意によって、小泉首相へ自衛隊派遣に反対する声明が送られたことです。その後自衛隊のイラク派遣は現実のものとなり、日本の将来はさまざまな面で集会参加者が危惧した方向へと進んでいます。本会は12月22日に合意した声明の趣旨をより永続的、拡大的な活動につなげていこうとするものです。 日本女子大学は創立者成瀬仁蔵、平塚らいてう、上代タノらの世界平和運動の誇るべき先達を持ち、学徒出陣50周年の展示会開催、アフガニスタン女性教育プログラム参加など多くの平和運動に参加してきました。日本の平和憲法や教育基本法が危険にさらされている、今この時、教育関係者として、日本女子大学のこの平和運動の伝統を本会の活動の中につなげていきたいと念ずるものです。 具体的には、本会のホームページを開設し、随時参加者の意見を掲載するとともに、今後の集会および活動の企画と実施に役立てることから始めたいと考えています。
世話人
丸山 千壽子(食物学科)
小谷部 育子(住居学科)
堀越 栄子(家政経済学科)
ソーントン不破直子(英文学科)
島田法子(英文学科)
新見 肇子(英文学科)
三神 和子(英文学科)
小林 多寿子(現代社会学科)
杉森 長子(文化学科)
久保 淑子(数物科学科)
高橋 雅江(数物科学科)
中嶋 邦 (史学科名誉教授)
連絡先 kubo_y@amber.plala.or.jp
|
 |
(1)集会プログラム A)成瀬仁蔵の平和思想 1916年にアムステルダムの国際婦人平和連盟の事務局あてに出され
た成瀬仁蔵の書簡が杉森長子先生によって紹介された。日本女性の平和会議への参加要請に対する返事である。成瀬仁蔵の平和思想とともに日本女性を育て平和への行動を起こしていく、という意思がうかがわれ、実際その遺志が上代タノ等に受け継がれたことが説明された。 成瀬仁蔵の書簡
A)らいてうの平和運動 「らいてう研究会」を代表して中嶌邦先生から「青鞜」時代の女性解放の主張からはじまり、
戦後の平和運動に携わったらいてうが紹介された。らいてう、上代タノ二人の本学関係者が「平和7人委員会」に参加し社会へ向けて平和アピールを発信し続けたことに今我々の社会的責任が問われているのではないか
B)アフガン女性教育支援とイラク支援 アフガンの女性教育支援を5大学コンソーシアムで取り組んでいるが本学の責任者の1人である新見肇子先生より「支援」ということに対する我々の認識の甘さが厳しく指摘された。 新見先生のお話
C)WILPF(婦人国際平和自由連盟)より 女子差別撤廃条約の批准の推進をめぐっての会議が12日にひらかれたが国際婦人年連絡協議会に参加する46団体が「自衛隊のイラク派遣反対」の緊急アピールを採択したことが会議出席者木宏子さんより次のように報告された。
(2)自衛隊イラク派遣を問う
12月22日集会が開かれ、議論の結果、日本女子大学自衛隊イラク派遣を問う会とした。次の要望書を小泉首相宛てに送付することが決定された。この要望書はマスコミ各誌にもFAXされた。
|
| 要望書 |
(3)怒り獅子
日本女子大学附属高校の非常勤講師 駒田佐久子先生(工芸担当)の作品が紹介された。そして次の呼びかけがあった。 今回の小泉首相の日本政府自衛隊イラク派遣はあまりに民意を無視した暴挙としか思えません。歴史的に見てもことは重大です。 しかし抗議の声はあまり盛り上がらぬようで、この前の戦争にからわずか半世紀で、大きな犠牲を払って手にした平和を、我々はなし崩しにしようとしています。無力を痛感する中、せめてできることをしたいと思い首相宛の怒り獅子の葉書をつくりました。全部でたった50枚です。でも50枚の怒り獅子もいないよりはましと思い、勝手ながら声を上げていただきたい方や親しい方にお送りして、一言ご意見をお書きの上ご投函いたがければと考えます。ご理解、ご賛同いただければ幸です。なるようにしかならないのが世の動きかもしれませんが、何もせずにはいたくありません。葉書は書きたい方にお譲りくださっても有難く存じます。またお志のある方はカラーコピーで増やしてください。なにとぞよろしくお願いいたします。 |
 | |
(4)平和の光文字 百年館ロビーで参加者約70人による「へいわ」の光文字が作られた。 |
 |
|
 |
|
かの”本女”のひとらの平和・非戦の集いに奉らむ二首
流石なり ”成瀬”の大人(うし)ら ”青鞜”の ひとらの思い しかと受け継ぎ
目白にぞ 高く聳ゆる 館は在り 非戦の その灯 掲げられたる
|
戻る
|
|