タイ・ミャンマー・ベトナム・韓国・台湾などのハウジングの研究をしている。主にフィールドワークを行い、住宅の空間構成、自生的空間、共有空間、コミュニティなどの調査研究をしている。
間口が狭く奥行きが長いチューブハウスという住宅は、ベトナム・ホーチミンにおいて住まいの選択肢のひとつとなっている。家族の変化に応じて、チューブハウスがどのように変化しているのかを実測や住民の方へのインタビューを通して明らかにすることを目的とした。複数の家族が同居していた時期では増築して居室を増やすケースが多く見られ、核家族化が進んだ現在では、老夫婦が子どもが巣立って余った居室を賃貸するケースも見られた。今後もアフォーダブルな住宅のひとつとなる予感がしている。
タイ、バンコクでの研究では主に共用空間についての研究を行っている。今回の調査は、古い水辺の住宅のピアが連続的に設けられている事例や、ショップハウスの屋上がコモン空間になっている事例などの調査を行っている。実測やインタビューを通し、人々のコミュニケーションの取り方や住みこなし方などを記録し、この研究を通し、現在の人々にどのような共用空間が求められているかを探ろうとしている。
2017.09.08~13 ホーチミンハウジング調査(Tan Hoa Lo Gom団地を対象として)
本研究は、ベトナムの発展と経済成長、そして人々の暮らしを支えている行政機関、ホーチミン市人民委員会の住宅計画及び取り組みについて着目する。中でも、運河のスラムクリアランスに伴って建てられたTan Hoa Lo Gom団地でフィールドワークを行い、空間構成及び居住者の生活状況、増改築の様子などを明らかにすることを目的としている。
2017.09.6~13 ホーチミンハウジング調査(ヘムを対象として)
「ヘム」とは、ベトナム語で路地のことで、ホーチミン市の都市の骨格をなす重要な要素である。調査対象地をホーチミン中心部近くの3区とし、都市形成がされて行く中でヘムがどの様に形成されたかを文献調査し、またそこにどのような生活があるかをフィールドワークを通して明らかにすることを目的としている。 ホーチミンでは様々なタイプのヘムが現存しており、路地幅を拡張するといった変化も見えてきている。各ヘムの物理的要素と性格を分析し、都市化が進むホーチミンにおけるヘムの展望を考察したい。