(4) 永田 典子(ながた・のりこ) 教授 博士(理学)1992年 日本女子大学家政学部家政理学科II部(生物・農芸専攻)卒業。
1998年 東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 博士課程修了。その後、1998年〜2003年 理化学研究所 研究員、2003年より日本女子大学理学部物質生物科学科 講師、准教授を経て現職。
<<研究内容>> 電子顕微鏡及び蛍光顕微鏡を用いた植物の細胞小器官(葉緑体・ミトコンドリアなど)の分化・動態の解析
── 永田先生は学生時代はどのような学生さんだったのでしょうか?
1年生のときは3つのサークルに入っていて、なんだか飛び回っていました。でも一方で、勉強は真面目にする学生だったとは思います。
大学2年生のときに泊まりがけの臨海実習があって、磯辺の生物を採集してウニの卵の発生過程を観察するというような実習なのですが、それを機に同級生達とぐっと仲良くなりました。宿泊所の食堂に集まって、夜遅くまでみんなで一緒にレポートを書いたりしたのは良い思い出です。それ以降は友人たちと共に学ぶ、大学中心の生活になりました。

物質生物科学科 永田 典子 教授 (電子顕微鏡室にて)
~ ひとこと自己紹介 ~
趣 味 : 生き物を飼うこと、庭に迷い込んだ猫を育てること
好きな場所 : 大学の研究室のベランダ(景色が最高)
最近ハマっていること : 子どもに教えてもらったスマホのゲーム
大学院へ進学
── 大学院への進学は入学当初から決めていたのでしょうか?
始めからは決めていませんでした。私には薬学に進んだ6歳上の兄がいるのですが、大学2年生の時に私が書いた実験レポートを兄が読んで、「よく書けてるよ、これ。お前、大学院行けよ」 と言ってくれたのが、大学院進学を考えたきっかけでした。
── どのような準備・勉強をされましたか?
大学2年生の冬に大学院進学を意識し始めました。大学での実験が面白かったのでその先に進みたいと思ったのですが、研究者になるとか、なりたいといった気持ちはまだありませんでした。
大学院の進学準備についてですが、大学院に進みたいと思ってから本学の指導教員の先生に相談したところ、いろいろなアドバイスをいただきました。また、東大の大学院の先生を紹介していただいて、研究室を訪問して先生ともお話しすることができ、研究室の雰囲気を知ることができました。私が目指していた専門は生物の分野だったのですが、その大学院に入学するためには化学についてもかなりの知識が必要とされていることが分かり、それからは化学の勉強にも相当な時間を費やしました。
大学院に入ってからも、修士課程の頃はまだ自分が研究者の道に進むとは思っていませんでした。大学院へ進んでそこで研究をして、さらに博士課程にも進んで、それから就職をして
───と、その一つ一つが面白くて、自分が好きだったから続けてきて、気づいたら研究者になっていた(笑)、そんな感じです。
子育てとの両立
── 永田先生はずっと、お仕事と子育てを両立されていらしたんですよね?
大学院在学中に学生結婚をしました。大学院を出て理化学研究所に就職して、すぐに出産をしました。
その当時から理化学研究所は、いろいろな意味で自由度の高い研究機関だったと思います。だからやってこられたのだと思っています。
研究者は競争が激しく大変な職業なのですが、成果さえ上げていれば、自分で仕事の時間を調整することができます。ネット環境が整った今の時代であれば、理化学研究所に限らず、研究職は自宅でも仕事が可能な部分も多いですし、子育てに向いている職業かもしれません。
── 最後に、研究者をめざす学生さんたちにメッセージをお願いします。
目標は遠くに───。
試験で良い点を取る、というような小さな目標のための勉強ではなく、目標をもっと遠くに掲げて学び、学問の深淵部から何かをつかみ取ってほしいです。
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