ピア・サポーター養成講座 中級第1回2024
ピア・サポーター養成講座中級第1回では、「葛藤場面の多方面への肩入れ」について考えました。
サークル部屋の管理をめぐってのトラブルが生じている事例について、二つのグループに分かれ話し合いをしました。
事例では、Aさん、Bさん、Cさん、私という4人が登場しました。
Aさん、Bさんも、Cさんもそれぞれが「自分は楽しく活動したい」「自分は真面目に取り組みたい」という気持ちを主張しているだけで、話し合いが成立していない状況でした。
なので、グループ内では「話し合いが大事なのではないか」という意見が多く出ました。
また、講座では「Aさん、Bさん、Cさんの誰に一番肩入れしてしまうか」という問いが提示されました。
話し合った結果、「Cさんに一番肩入れしてしまう」という意見が多かったです。
理由を聞いてみると、「実際に自分に相談に来たのがCさんだったから」「泣きながら相談してきたということが強く印象残っているから」「自分も部屋が汚いのは嫌だから」などの答えがありました。
やはり「泣きながら相談に来た」という第一印象が強いのでしょうか。
たとえ誰かに肩入れしたとしても、意見を求められた際はどちらかの肩を持つということはせずに考える力が必要だと感じさせられた講座でした。
