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 女性研究者が、出産休暇や育児休暇により、研究活動を中断したり、あるいは最悪断念を余儀なくされることがあります。こういう事態を何とか防ぐとともに、女性研究者の活躍範囲を広い領域に拡張しようと、日本女子大学では「女性研究者マルチキャリアパス支援」プロジェクトを提案、推進しています。ひとつは、出産・育児休暇中の研究者に、非常勤の研究助手を付けて、さらにIT技術を駆使して、自宅にいても研究活動を継続可能にすることを考えます。この研究助手も自分自身のキャリアアップを図ります。ライフイベントに際して、研究活動の中断あるいは復帰への支援や、女性研究者の活動範囲を研究分野だけでなく、もっと広いキャリアパスの範囲に拡張することを支援します。そして理系女性研究者を増やすために中高生への教育活動をすることを考えています。このようなモデルを通して、女性研究者の数を増やし、女性研究者の活躍する分野の拡大を目指します。理系の学部を持つ女子大学でこそ出来るモデルを試みて、他の大学・機関への拡張を目的としています。


マルチキャリアパス支援とは