ネパールの施設にて
私は、ネパールの身体障がい者施設(Technical&Skill Development Centre for Blind & Disabled)に滞在し、一ヶ月間(2010.08.19~2010.09.15)ボランティアをしてきました。そこはネパールの各地から障がいのある方が職業に役立つスキルを身につけたり、語学を学んだりする目的で集まっているのですが、私はその中の一つの授業を持たせてもらい、生徒さんたちに絵を描いて心の表現をしてもらうお手伝いをさせていただきました。
生徒さんの多くが普段から表現に親しみのない様子でしたし、また私たちのような外国人がクラスを運営するとあって、はじめはとても緊張した様子でした。しかし日々お互いに顔を合わせ、のんびりとした空気の中で話をしたり、歌を歌ったり、時には外に出て踊りを踊ったりするうちにお互いうち解けられるようになりました。また絵画の表現に関しても、私たちはなるべく見守りながら、時には励ましたりしながら接するよう心がけました。そうしていく内に、次第に生徒さんたちはリラックスして自分なりの作品を作れるようになっている様子でしたので、私はとても嬉しかったです。
ネパールの方はよく歌を歌ったり、踊りを踊ったりします。私たちは施設内の一室に滞在し、スタッフや生徒さんたちと一緒に生活をさせてもらったのですが、毎朝、朝日が昇ると同時に、外からどこからともなく歌声や楽器の音が聴こえてきました。また、彼らは嬉しい気持ちの時にはいつも皆陽気に踊り出します。
日本の私の普段の生活ではなかなか考えられないことなので当初とても驚きましたが、しかしそうした習慣はとても良いことだと思いました。なぜならば心を表すことが日常の中で自然と行われているからです。嬉しくて、心地がよくて、思わず身体で表現してしまう、というのはとても自然でそれを素直に表すことができるというのは素敵なことです。だから、彼らの描いた絵も、素朴でとても楽しそうな雰囲気です。心が自然と現れている作品が多いと感じました。
今回、このような貴重な経験をたくさんさせてくださったネパールの施設長のシャシさん、スタッフの皆さん、生徒さん、そしてこの度の機会をくださった大学とお世話になったゼミの先生に心から感謝を申し上げたいと思います。
(文責:児童学専攻修士1年次 C.U.)
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