出産・育児をしながらだって研究は継続できます
永田 典子 (新制第42回生(生物系))
現職:日本女子大学理学部物質生物科学科准教授
大学院博士課程1年生のときに結婚、3年生のときに妊娠しました。
卒業後に就いた仕事は毎年契約更新が必要な期限付きポストで、育児休暇が取れませんでした。でも、案ずるより生むがやすし、無理せずボチボチやっていくことで、結果的に研究を中断することなく自然と仕事が続けられました。育児は1年では終わらない長丁場、今思えばこのやり方が自分に合っていたと思います。
研究も育児もどちらも大切
村上(大矢)百合 (新制第46回生(物理系))
現職:東京工業大学フロンティア創造共同研究センター研究員
在学中、物理と数学の両方を勉強できたことはとても良かったと思います。大学で得た知識は、研究に必要なことを殆どカバーしており、今の私のベースになっています。子どもを出産してからも仕事を今まで通りこなす方も大勢いらっしゃいますが、私は完全に双児中心に変わりました。子どもと過ごす時間も私にとってかけがえのないもので、研究と育児のどちらを取るということはできません。今自分ができることを一生懸命やり、ペースがゆっくりでも着実に前進していこうと思っています。
理学のセンスを活かして弁理士に
長野(鈴木)晴佳 (新制第49回生(物理系))
現職:日立製作所中央研究所知的財産部
弁理士として、新技術の開発を促進し、後術とビジネスの橋渡しをする重要性を痛感しています。私は様々な製品の仕組みを知りたくて理学部を選択しました。理学的なものの捉え方ができること、また実験の経験等は私の貴重な財産となっております。自分の専門分野を確立する一方で、世の中の動きに興味が持てるバランス感覚を身に付ける上でも、自由な時間を持つことができる女子大時代は非常に恵まれた環境であったと思います。
今はまず研究生活を
夏井利恵 (新制第49回生(数学系))
現職:日本学術振興会特別研究員PD
現在、数学研究者として研究に邁進する日々を送っております。
学部では数物化学科の数学系を専攻しました。一年次で数学と物理学の基礎を学び、徐々に専門領域を広げ、深い知識と思考力、創造力を養うことが出来たことは、研究者を志した自分の第一歩であったと思います。その後、女性研究者が少ない数学の世界で研究を継続する強い自己形成とより広い視野を求めて、他大学の大学院に進学しました。これからも女性研究者がどんどん増えていくことはとても素敵なことだと思います。