研究室紹介
化学生命科学科は、化学・生物学・融合分野を専門とする、多様な研究室で構成されます。あらゆる業種に求められる「問題解決能力」を持ち、多様な分野で活躍できる女性を育てます。
物創りを極める!!
私達は、自然界が造り出した有機化合物の化学合成に取り組みながら、利用価値の高い有機化合物の創出を目指しています。
教員 阿部秀樹
なぜアレルゲンはアレルゲンになるのか?
花粉やハウスダスト、食物は多くのタンパク質を含みますが、なぜその一部だけがアレルゲンになるのでしょうか。アレルゲンタンパク質の構造と機能に着目して、その答えを追求しています。
教員 市川さおり
レーザーを用いて遷移金属ラジカル反応の速度を測定し、量子化学計算でそのメカニズムを探る
本研究室ではレーザー蒸発法を用いて遷移金属ラジカルを生成し、キャビティリングダウン分光法を用いて反応速度の決定を行っています。 molpro2014 を用いた量子化学計算により、反応熱と活性化エネルギーの計算をしています。
教員 今城尚志
自然生態系の成り立ちや、環境問題の生態系への影響について学ぶ
本研究室では、森林生態系を中心として植物の適応様式や生態系の物質循環の成り立ちを研究しています。また、温暖化や窒素降下物量の増大が生態系に及ぼす影響や、シカの増加が植生に及ぼす影響などを調査しています。
教員 上田実希
分子レベルで見る個体の行動・発生
C.エレガンスと呼ばれる生物を用いて、環境に適応するための記憶・学習や発生変化のしくみの理解に取り組んでいます。
教員 大野速雄
切手サイズの血管デバイスで動物実験のない世界へ
手のひらに乗るほど小さな「マイクロ流体デバイス」とヒトの細胞を使って、血管で起きている現象を模擬できる血管モデルを作っています。
教員 佐藤香枝
安全で無駄のない化学合成を実現する!
有機分子や典型元素化合物を触媒として用いて、医薬品等の化学物質を安全に無駄なく合成するための技術を開発しています。
教員 澁谷正俊
ミクロの生き物が世界を支える
私たちは微生物の未知なる機能に迫り、未来へ貢献します。
教員 菅野靖史
ストレプト藻類から、植物の陸上進出を考える
現在の陸上植物は、ストレプト藻類との共通祖先から分岐して、陸上進出を果たしたものの子孫です。ストレプト藻類の中でも、陸上植物と最も近縁と考えられているミカヅキモやアオミドロなどのホシミドロ藻綱に属する藻類を用いて、植物が陸上進出を果たした遺伝的背景や植物の有性生殖の基盤を明らかにします。
教員 関本弘之
見えなかったものを見せる超ミクロ世界の技
最新の電子顕微鏡技術と画像処理法を開発・導入することで、これまで見えなかったものを見せることに挑戦しています。植物細胞内の様々な細胞小器官の構造メカニズムや役割に迫ります。
教員 永田典子
化学版・ボトルシップ
私たちは、「ガラス瓶の中の船」のように、ゲルの内部に様々な沈殿パターンをつくろうとしています。今は「棒の中の縞模様」がようやくできるようになった段階ですが、こうした試みは、新材料の調製技術として大きな可能性を秘めています。
教員 林 久史
メダカに学ぶ動物の不思議
優れた実験動物である日本のメダカを用い、遺伝子から生態まで、特に色に関わる現象に着目しつつ、幅広い視点から生命の理解を目指します。
教員 深町昌司
鳥の音声模倣行動が教えてくれること
鳥のつがいや親子には「鳴きまね」がみられます。ヒトの理解に貢献することも視野に、インコ等の行動を、脳・DNA・ホルモンとの関連を含め研究しています。
教員 藤原宏子
環境中の物質の動きに迫る
私達は、土壌中の重金属元素や森の中のマイクロプラスチックなど、環境中の物質の動きを解明することによって、環境保全や汚染対策を目指しています。
教員 宮崎あかね
DNA複製の始まりの仕組み
ヒト細胞の1個の核には約2メートルにも及ぶDNAが詰め込まれています。この核の中で行われるDNAの複製は様々な分子によって繰り広げられる壮大なドラマです。現在は、DNA複製の開始についての謎の解明に挑んでいます。
教員 和賀 祥