3Dメガネ


 私たちが、3Dを身近に感じるようになったのはここ10年くらいのことだと思う。
 では、なぜ3Dに見えるのか?それは人間の視差である。
 視差とは、左右の眼で見え方が異なることをいう。
 この視差を脳が知覚して、立体感を認識するのである。
 このような3Dを作る技術は、18世紀半ばから存在している。
 18世紀半ばでは、ステレオカメラが出回り、多くの3D静止画が作られていた。
 その後、3Dブームの第一波、第二波があった。
 第一波ではアナグリフ技術を利用したショートフィルムが発表された。
 第二波では、使用する3D技術に、上映シアターに複雑な機械と熟練の技術スタッフを必要としており、短命に終わった。
 第二波から、3D映画制作は約20年の空白期間を経て、1980年代にテーマパークで壮大な3D実験が行われた。
 そして2000年代になり、家庭用へと3D映像技術が普及してきた。
 3D映像を見るには、3D用の映像とそれを見るためのデバイスが必要となる。
 ここでは3D映像を見るために使われている3Dメガネについて簡単に説明する。
 3Dメガネには、大きく分けて2種類存在する。パッシブ方式とアクティブシャッター方式である。








パッシブ方式のしくみ

パッシブ方式


 円偏光を利用したメガネである。
 ディスプレイ上に、別方向軸の偏光フィルターが交互に搭載されている。
 ディスプレイから映し出される映像を、3D眼鏡を通すことによって、左右のレンズで別方向の円偏光フィルターがかかり、左右で異なる映像を見ることができる。
 安価なため、映画館ではパッシブ方式の3D眼鏡が使用されることが多い。





















アクティブシャッター方式のしくみ

アクティブシャッター方式



 ディスプレイに左右の画像を超高速で交互に表示し、ディスプレイと同期したメガネのシャッターが左右交互に切り替わる方式である。
 左目の映像が流れるときには、右目のシャッターを閉じ、右目の映像が流れるときには、左目のシャッターを閉じるのである。
 常に、片方の目が塞がれている状態なので、全体的に暗く感じる。
 家庭用の3Dテレビはこの方式をとっているものが多い。




 上記の2種類の方式以外に、3D眼鏡の元祖ともいわれるアナグリフ方式の赤青メガネも存在する。
 これは、左右の映像の色を制限することで、映像を立体的にみることができる。
 左右のレンズのフィルターと通すという点では、パッシブ方式に似ている。







出典

3D映画はなぜ飛び出して見える?意外とカンタンだったその仕組み
<https://quizknock.com/3deiga-shikumi> (2020年12月15日)

3Dメガネの仕組みと種類。パッシブ方式とアクティブ方式の違い。|俺の動画。
<https://osusumehulu.com/?p=1582>(2020年12月15日)

Theme Park Engineering by Tejix:Introduction to 3D
<https://www.tejix.com/jp/Paper3DIntro.html> (2020年12月16日)