普通

なんて重い2文字なんだろう。

ブログサイトの仕様上、タイトルはフォントサイズが本文よりも大きくなる。重そうだ。矢面に立ってくれている。責任重大というやつじゃないか。あぁ本当に、どうしようもなく、取り留めのない、そう、取るに足らないハナシなんだ。でも、そういうハナシが突然ゴロゴロガラガラと体の内から土砂崩れを引き起こす日がある。私みたいな、偏屈な人にはきっとそういう日があるものなのだ。

そういうことにしてはくれないでしょうか。



通。普普通


普通はあたたかくてあかるい。そこに道が通っていると直ぐにわかる。大勢の背中が見えている気がするから。そして生き物は一匹じゃ生きていけない。一匹狼なんて言葉、きっとマヤカシ。その狼さんは数日のうちに長い長いお昼寝をはじめて、働き者の、蟻たちの行列、その先頭を飾ることでしょう。だから多くの生き物が群れをつくる。
特に私達の群れはとても大きい。一匹では生きていけないから。産まれ落ちたその時から行列に加わる。そんでもって、社会的な生物だなんて自称する。ありがたいことに手を引いて先導してくれる存在もいる。そうして見守ってくれる存在に報いたい、安心してもらいたい、そう思う気持ちがワタクシにもあるのだ。嘘じゃない。きちんとその明るい道を歩いて、自分は大丈夫だと示したい。


でも。田舎育ちの私には行列の中をするすると泳ぐのが、これまた難しいのだ。
前の背中との距離を見誤ってツンのめったり、あわあわオドオドしていたら思いっきり靴のかかとを踏まれたり。こんな情けないシンデレラ、心の広い魔法使いでも目を覆いたくなっちゃうでしょう。

そもそもシンデレラはこんな群衆の中で有象無象の一部になっていやしない。ここにいるのは、ただの、何の面白味もない女学生Mだ。わたし、知らなかったのだけれど。Mは13番目のアルファベットなんですって。26文字ある中でよ。
本当に、どこまでも、つまらない。


普通でありたいと願いながら、普通でありたくないとずっとずっと願っている。


だから私の場合、文学という虚構で目を逸らし続けているのかもしれない。普通であることが普通でない世界。掌に広がるワタシだけの治外法権。
案外つまらない結論ですって?あら、面白いハナシをしていると思っていらしたの?
だからあたし、何度も申し上げていましたよ。
どこまでも、つまらない、面白味のない女学生Mだッて!