スギと桜と出会いと別れと

 今日、花粉とんでもなくないですか。朝から鼻も喉も目も全てがやられ、なんなら顔の皮膚ごと痒くてたまらず、鼻水に溺れそうになりながら生活していました。花粉と戦うことはや10年、もはや花粉症じゃなかった時期の春を何も思い出せません。
 小学生の頃、算数の授業中に先生が年をとると1年の体感が短くなるという話を分数を交えて説明してくれたことを覚えていますが、齢22になるとだんだんあぁそういうことかと実感できるようになりますね。夕方、外を眺めて陽が伸びたなと感じる毎日です。人生って「陽が長くなったなあ」と「陽が短くなったなあ」の連続なのかも。今年もまた春が訪れ季節が巡るのは早いなと思いつつ、先週は雪が降り今日の最高気温は27度らしく、今が冬なのか夏なのかもう私には分かりません。三寒四温の域を超越しているんじゃないでしょうか。

 先日、無事卒業式を迎えましてついに学生生活にピリオドを打ちました。私は入学式の時、「本当に合格できているのだろうか」と半信半疑で迎い学生証をもらうまで不安でいっぱいだったのですが、卒業式でも同じことが起きておりまして「私は本当に卒業できているのだろうか、資格を取れているのだろうか」と思いながら学位記や免許状を受けとりました。よく卒業してしばらく経っても単位が足りない夢を見るといったことを聞きますが私も例に漏れないのかもしれません。短大に通っていた祖母は子ども、つまり私の母を産んだ後に時系列的にはありえないのに赤子を背負って単位の関係で学生課に行く夢を見たことがあるそうです。
 この4年間を振り返り、とかをし始めるとキリがないのに部活や実習のことなど言えないことも多くてこの場ではなかなか難しいのですが、面白くて少し苦しくて達成感なんかもちょこちょこあり、なんだんかんだ充実した時間だったなと思います。何を成し遂げられたかといわれたらそんな大それたことはできなかったけれど、私の人生には必要不可欠だったとは自信をもっていえる日々でした。好きな勉強をできるのって好きな分苦しんだこともありつつそれすらも楽しかったなあ。自分という人間の引き出し、深みみたいなものを多少なりとも得られた気がします。まだまだ若輩者ですが。
 文章の創作活動をするわけではない私にとって、自分の綴る砕けた言葉公に発信する場所はここが初めてだったかもしれません。小中高であれば感想文や小論文、大学だとレポートや論文を書く機会は多くありましたが意外と口語体に近いような、堅くない文章書く機会って学校教育の中だとあんまりないですよね。思いっきり私的なやりとりですが保育園通ってた頃とか小学生の時に友だちにお手紙書いたくらいですかね。60回以上更新してきて今更ですが、そう思うと多くの人の目に触れる場所に砕けた文を載せるって不思議な感覚ですね。私の記憶が正しければたしか初回からの数回分は人に見られていることを意識してしまい何を書くべきか悩みに悩み何時間もかけていました。途中からまあ誰も読んでないよなと思うことで肩の力を抜いてのびのび書けました。のびのびしすぎて私のブログは随筆と日記の間みたいな内容ばかりだったように思います。果たしてこんなものを公に出していいのだろうか、と思うこともありましたね。特に叱られもせずなんとか3年間更新できていたのできっと大丈夫だったんでしょうね、良かったです。

 3月、4月のこの時期、変化が大きくても小さくても新たな環境に身を置く方が多いでしょう。皆さまにも、私自身にも、この春が良い季節でありますようにと願っています。というか新生活に緊張で胃がキリキリしている私にどうか健やかな毎日を……お願いします……。
 秩序もルールもなく、名乗りもせず、その時思ったことを思ったままに、時には何も書くことがないと頭を抱えながら3年間更新し続けてきました私ひとこのブログですが、ひとつだけ、「では」で締めることだけはなんとなく自分の中で決めていました。「では、また。」の意の「では」。更新し続けること前提のこの言葉でした。これ、風呂敷を広げすぎて結べなくなった時にも強制的に終わりを示してくれるまあ便利な言葉なんですね。というよりは勝手に便利に使っていたという方がふさわしいでしょうか。そんな小さないつもの、も今回で終わり。今日はいずれまたどこかで、という気持ちを込めて、いつも通り終わろうと思います。3年間、お付き合いいただきありがとうございました。では。

単独行動

 この時期、学生生活最後の、みたいなことを意識し出すと無限にありますが、先週のアルバイトがそうでした。といってもあちこちでアルバイトをしていたうちのひとつが、というだけではあるのですがこうしてひとつひとつ大学生活が終わってゆくのだなと感傷ひたひたです。

 先日初めてサンシャイン水族館に行きました。お目当てはバイカルアザラシです。アザラシたちは当たり前にかわいかったしここ数回ずっとアザラシの話をしている気がするので割愛しますね。私は基本的にインドアで慎重派な人間ゆえ、逆に思い立ってやるぞと決めた時の行動力が無駄にある方なんですが、その行動力のターンが急に来るためソロ行動が多いんですね。で、卒業を間近に控えたこの私、「就職したらもう忙しくなってなかなかできないかもしれないし!」の気持ちが爆発しております。インドア派な自分と行動力に突き動かされる自分が交互にきてはちゃめちゃに家で寝ている日とはちゃめちゃに外出とか買い物とかしている日があります。でも水族館のソロ活はすごくいいのでオススメです。美術館、博物館なんかもそうですが見たいところを見たいだけ見る、ができるのは嬉しい。興味ないところはスキップしたっていいですし。学生諸君、こういう施設には長期休みを避けた平日の昼間に行こう。学生と平日休みの大人の特権ですね。

 よくいうMBTI診断のE型とI型、外交的か内向的かの違いなのかなと思いますが私は結構ひとりの時間もほしいタイプです。疲れた時はひとりになりたいタイプ。人の話聞くの好きなので他者との関わりも同じようにもちたいですが。ちなみになんとなくMBTIを例に挙げたけどぜんぜんMBTIのこと分かってないのでこれ説明として合ってるのか微妙だなと思っています。めっちゃMBTIに詳しい人って全部覚えてるのかな、すごい。
そんな私がひとりで行くの結構ありなんだな、と大学4年間で思ったのが外食です。人と食べるご飯って楽しい、楽しいけど私はご飯食べ始めるとそっちに集中しちゃってたくさんは会話ができないのでシーンとしちゃってごめんってなるんですね。あと食べるペース難しい。それらを気にしなくて済むのってだいぶ仲いい友達か家族レベルじゃないですか。そう思うと勝手に食べて勝手に帰れる外食は気楽だなと。孤食なんて言葉もありますがそれはそれで楽~!まあ今私は実家暮らしで毎日ずっとひとりでご飯食べているわけじゃないから一食や二食ひとりだったところで寂しくないっていうのはあるかもしれません。今後の人生で一人暮らしをしたらまた考え方も変わるのでしょうか。人の考え方は人生のステージや生きてきた環境と深く関わりあうものですしね。

 自分の大学生活を振り返るとソロ活が目立って、あれ私友達とかいたっけ、とも思うのですが、普段ひとりで行動することでバランスをとりながら部活やこのブログ部、アルバイト先などの組織に所属できていたのかなという分析です。ずっと人といたら多分私は発狂しちゃう気がします。逆によく高校まで集団生活できていたな。でも思い返せばこの4年間で他者と共有した経験も、ソロでの経験もどれも勉強になったし愛おしいですね。残り1ヶ月、人と会ったりひとりであちこち行ったりしながら満喫していきたいです。では。

歯磨きは食後すぐした方がいい

 3日前、親知らずを抜いてきました。前回の更新で右側の上下2本を抜いたお話をしましたね、今回は左側です。これで親知らず全摘出です。今回もかなり痛い。が、前回は入れなかった治りが早くなるコラーゲンの薬を使っていただいたおかげか前回よりはマシなような気がします。気のせいかもしれません。腫れは結構マシになっています。なら前回も提案してくださいよとちょっと思っちゃった。まあ治ったのでいいんですけれども……。
 2月、ということは卒業までもうあと2か月なんですね。親知らずを抜く、もそうですし、銀行に行くだとかさまざまな病院に行くだとか自転車を買うだとか、最近は就職するまでにしておきたいことを色々しています。学生って平日昼間に休みがあるのがかなりいいよな~と思う日々です。

 あなたの趣味はなんですか、と聞かれた時それなりにあれこれ出てきますが、結構上位に食事と睡眠が入ります。趣味というにはあまりに人生と直結しすぎかもしれません。寝るのが大好き!食べるのが大好き!といった感じでしょうか。とにかく人生の楽しみは食事だし、食事は娯楽であると認識しているタイプ。食いしん坊ってやつですね。睡眠に関しても適温で自分の布団で気持ちよーく寝たい。できることなら毎日10時間寝たい。寝床が変わると眠れないとかいう繊細な感性の持ち主ではありません。毎日快眠できればなんでもいいのです。そんな私なのに、歯を抜いた関係でこの2週間でゼリー飲料しか飲めない日がちょいちょいありまして。今までの人生で食欲がないから食べない、とか熱が出たからりんごだけ食べる、とかはあったんですが元気なのにまともな食事ができない状況が思い出せる限り恐らく初めてでした。いや、この文章書きながら思い出したんですが小学生の頃胃腸炎にかかった時もお腹空いたのに食べられなくて悲しい気持ちになったような記憶がぼんやりありますね。この食べたいのに食べられないが、もう本当に本当に苦しい。辛い。毎日何食べようかなとか何作ろうかなとか、夕飯何かなとか考えるのがどれだけ楽しいか思い知りました。私という人間、食への執着がすごすぎる。高い物が食べたいんじゃない、私規準で美味しいものが食べたいんだ……!SFとか近未来世界を描いた作品とかで食事の効率化の描写が見られることがあると思うんですが、私あれ無理かも……。食事の時間、味、見た目、香り、触感などなどを楽しみたいんですよ。腹が膨れれば、栄養がとれればいいってもんじゃない。こういう感覚って私が日本で生まれ育ったからなんですかね。日本は他の国と比べて食を重要視しているみたいな話を聞いたことがありますが、家族や社会が育んでくれた食への感性、食育はこの私の中で十分すぎるくらいに生きていますよ。毎日美味しいご飯が食べられる幸せを噛みしめていきます、ご飯だけに。

 口内の傷が治って思いっきり食べられるようになったら衣が硬い唐揚げとかフランスパンとかせんべいとか食べたいですね。早く抜糸したくてたまらないです。それまではやわらかいものを食べて生活します。では。

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 この間ぼーっとテレビを眺めていたらもう花粉が飛び始めているようで。嘘であってほしい。実際私恐らく秋にもなにかしらの花粉に反応している気配がありこの季節特有のつらさなわけでもないんですが、とはいえ春花粉が一番キツいです。また別の時にSNSを見ていたら突然変異で無花粉のスギができて、今後そのクローンが街路樹として植えられるようになるだとかいう情報が流れてきました。花粉がないってそれはそれで自然環境的にどうなんだろう?と思いつつも花粉症が軽減されたらいいなと思っております。数十年後にはそれがスタンダードになるんでしょうか。

 私、昨日親知らずを二本抜いてきました!!!私と親知らずの出会いって多分高校生くらいからで、そこからしばらく四本抱えて生きてきました。下の親知らずの生え方が母親譲りで変で、そこによく物が詰まること以外は特に激しく腫れたり痛んだりしなかったため抜くのも面倒だしなと共存してきたんですが他の歯の歯並びが崩れてきたためこのたび抜くことを決意しまして。今回は右の上下二本を抜いてもらいました。今ちょうど腫れて痛いなっていうタイミングですね。痛み止めに感謝です。
 私大体22年半生きているんですが麻酔をしたことがなくて、それもありかなり緊張していました。麻酔ってすごい。医療って、人類ってすごい。これは麻酔初心者の感想なため当たり前だろと思われるかもしれませんが、変な生え方をしていた下の親知らずは歯茎ごと歯を切って取り除いてもらい歯茎を縫って終わり、という一連の流れの中痛みを感じませんでした。すごい。痛み程ではないけど冷たかったり熱かったりするような気がして、これ麻酔がないと痛みになるんだろうなと思いましたね。面白かったです。唇とか舌の方まで若干麻痺していて、その辺は正座して痺れたみたいなビリビリした感じでした。上の歯はまっすぐ綺麗に生えていたので掴んで揺らして抜くみたいな形だったらしいです。綺麗に生えすぎてドッシリ居座っていたためいっぱい揺らしてもらいました。頭の中からミシッ……ミシッ……って聞こえてきてこれが健康な歯を抜くって事なのかと思いました。抜いた後の歯を見せていただいて、これがまあ長い長い。見えてる分ってまさしく氷山の一角なんだなと思いましたし、乳歯が抜ける時ってめちゃくちゃ根っこをしっかり溶かしているんだと実感しました。上は縫ってないので穴が開いているのかな、見たいな。そんな感じで切ったり縫ったりした割にはサクッと終わりました。ありがとう歯医者さん。
 昨日今日、ゆっくりではありますがご飯は食べられています。染みるけど。ついいつもの量を口に入れてしまって多すぎて噛めないみたいなことが起こっていますね。顔を傾けて左側の奥歯と前歯を酷使し咀嚼を頑張っています。しっかりは噛めていないので健康には良くないかも。私の胃腸がそんなヤワじゃないことを願います。食べてる途中も何もしていない時もずっと口の中の糸に気を取られるので早く抜糸したいな。抜糸予定日は一週間後です。頑張って我慢するぞ……!

 どういう風に抜いてもらったとかどうだったかとか、今回の更新は昨日のうちにメモしておいたものを見ながら書いていました。ブログのためというよりは個人的な記録のためで、ほぼ日記みたいな超手書きのメモなのでとても皆様にお見せはできませんが。また近いうちに左も抜きます。今回ほどの緊張はもうないかな~。まずは今の腫れと痛みが引いてちゃんとご飯食べられるまで復活するように己の治癒能力を信じてたくさん寝ます。では。

カレンダー

 あけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします。
冬休みらしい空気もそろそろ薄れ、社会人のみなさまは明日から仕事という方もいらっしゃると思いますが、どのような年末年始をお過ごしでしたか。冬休みなど皆無といった方もいらっしゃるかもしれません。私は今日が新年初アルバイトでした。
 私の今年の冬休みはかなり「冬休み」っぽい期間になりました。昨年はこの時期卒業論文に、一昨年は演習の授業の作業に追われ必死にキーボードを叩いていたんですが、今年は特に何もなく、体調を崩すこともなく、祖父母宅に帰省したり旧友と会ったりなどのんびり過ごせました。その前もアルバイトに励んでいたためここまでゆっくりできた年末年始はなんだかんだ久しぶりかもしれません。

 さて、新年が始まりましたが、みなさん手帳って使われますか。今はスマートフォンに便利な機能やアプリが多くて昔ほど紙の手帳が必須でもないのだろうなと思います。私も実際普段はスマートフォンのカレンダー機能を使っています。2023年以前は手帳を持っていなかったのですが、実習や就活に伴いなかなかスマートフォンを出せない場所で予定を確認したいことが増えるかなと思い昨年から使いはじめました。年明けとともに今年の手帳に切り替える際2024年のものを見返していたのですが、それ用に買ったため実習に関するメモや就活関連のメモも多くある中、卒論の構成メモや思いついたアイディアの書き溜めみたいなものもたくさん書いていました。卒論のメモはスマートフォンにもたくさんあり思いついた時に逐一留めておいていましたが、私の場合こういう書き溜めたものを整理しまとめていくには紙の方が頭に入りやすいんですね。そんなわけで私が必死に生活していた様子が手帳に残っていました。今年の手帳は自分の好きな色を選んだので書き込んでいくのが楽しみです。また年末見返した時にいい年、いい手帳にできるようにがんばりたいですね。

 私が大学生としていられるのはもう3ヶ月弱、ブログの更新も残り数回です。限りある日々を大切に、そして新生活を逞しく生きていきたいなと思います。お仕事がある方、勉学に励む方、趣味を楽しむ方、皆々様にとってもどうか良い一年になりますように。では。

缶詰

 毎日寒いので鼻水と闘っています。これが寒暖差アレルギーってやつですか。
さて、12月に入ったということは、何があるかお分かりですね。そう、卒業論文の提出日がすぐそこまで迫っているというわけです。我々4年生は必死になって最終チェックをしているところでございます。頑張っております。

 そんなこんなで提出のため現在卒業論文を書いたり推敲したり参考文献リストの見直しをしたりなどしているんですが、こういうやらなきゃいけない作業がある時自宅で進められる方ですか。私は余程期限に追われていないとできないです。これ昔からそうで、高校生の時試験前には居残りをさせていただいてそこで試験勉強していました。大学受験の勉強とかもとにかく家じゃだらけてしまうので学校の図書室だとか、休日はファミレスだとか、そういうところで勉強していましたね。今も作業を進めなければいけない日は何も用がなくても大学に行って缶詰します。ここまで終わらなきゃ帰れないというラインを設定しておいてひたすら何時間もぶっ続けで作業するんですね。これを私は軟禁と呼んでいます。「進捗ヤバいから今日は軟禁してくる~」みたいな。でも実際これであらゆる物事を乗り切っているので作業環境を整えるって大事だなと。近代の作家が宿で缶詰して原稿書いたって話私としては分かるわ~と思っています。こういう人間なので毎日コツコツ少しずつ作業できる人を大尊敬しています。ダーっとまとめて片付けるスタイル、というよりはギリギリまで溜めてしまいがちなのでそうならざるを得ないというか、そんな感じで生きております。RealFaceすぎる。ただ私、万事がそうではないんですよ。私の所属ゼミは比較的早めに卒論を書くようあらゆる期限が設けられているのでちょうど一年前くらいは序章、一章を書いていまして。冬休み明けが提出期限だったので去年の私は年末年始家に引きこもり昼夜逆転しつつ執筆していました。家でだってやればできる!この時の私が頑張っていたから今の私が字数に頭抱えることも論の方向性に悩むこともなく仕上げの段階に入れているんですね~。早め早めの予定を立ててくださった教授とそれに沿ってちゃんと卒論を進めていた私に非常に感謝です。

 卒論って大学の勉強の集大成だなと取り組んでみて改めて思います。少なくとも私にとっては私の論は面白いものが書けている感覚なので良かったな。提出まであと少し。最後まで頑張ります。では。

あざらしのすゝめ 2

 今年の4月の更新であざらしについて延々と書いているだけの回があるんですが、なんと今回もあざらしです。
 我が家、あざらし狂が複数人おり、家の中で少なくとも一日に一回はあざらしの話が飛び交うような家族です。ちょっと前にオランダのあざらし幼稚園が流行ったじゃないですか。今年の流行語大賞にもノミネートされていました、あの子たち。あれが流行り出した時家の中から「いやもっと前から知ってたけどね」とか「あざらしのすばらしさに気が付くのが遅すぎる」とか聞こえてきました。だいぶ「狂」の人達、通称「アザラー」がいます。しかも複数。

 先週、はじめてマクセルアクアパーク品川に行ってきました。品川には、公営のしながわ水族館と品川駅やプリンスホテルからすぐのアクアパーク品川の二つの水族館がありまして。4月の回で書いたんですが、しな水には今年の2月に生れたばかりのあざらしのあかちゃんを見に行きました。アクアパーク品川には、うちのあざらし狂たちは年パスをもっているためちょくちょく行っているようで、あざらしの食餌の様子の動画とか芸の訓練の動画とか送ってくれるんですね。そう、品川にはゴマフアザラシがいる水族館が二つもあるんです。素晴らしい。そんな動画見てるうちになんなら勝手に顔見知りの気分になっていたような、とっても会いたかったあざらしがいまして、ついにこの間会って来たというわけです。
 アクアパーク品川には今二頭あざらしがいます。おじいちゃんで少し不器用なあざらしのデビットくんと賢く運動神経が良い女の子のゆうみちゃん。この二頭の給餌タイムが対照的でめちゃくちゃかわいいんです。ゆうみちゃんのジャンプしたり水の中で回転したりボール遊びをしたり、飼育員のお姉さんの言うことをなんでもよく聞いてすぐに芸ができるお利口な姿と、一方で動きがのんびりで激しい芸はやらず、不器用で水の中で「バイバイ」の動きをすると沈んでいってしまうデビットくんをこの目で見たくて見たくて……!もう本当に最高でした。動画よりかわいかったしゆうみちゃんに関しては感心の気持ちの方が強かったかも。この日に私も年パスを買い、おととい時間があったのでまた会いに行ってしまいました。おとといのゆうみちゃんは先週とは違った芸をしてて驚いてしまった。賢すぎる。平日の昼間で混んでいなかったので、ひとりで行ってなんか一時間半くらいあざらしの展示室の前に立ってた。時間が溶けますね。あざらしは目があまりよくなく、さらにデビットくんは年齢のために白内障っぽくなっていて余計に遠くははっきり見えないんだろうと思いますが、ガラスの前に立っていると何度も寄ってきてくれて目が合っている気分になりました。恐ろしいまでの神ファンサ……!ちなみにゆうみちゃんはクールなのでガラスの向こうの我々になどほどんど目をくれません。そこの違いもまたいいコンビだなと。かわいい。本当にかわいいのでぜひ時間がある時に行きましょう。あざらしの前では時間は溶けます。

 要約すればまあ、あざらしってかわいいよね~~~っていうだけの回でした。12月にも伊勢、鳥羽にあざらし見に行くんです。うお~楽しみ~~~!そこの水族館も行きたかったところ、会いたかったあざらしがいるところです。今絶賛「卒論、頑張らなきゃな……」期ですがあざらしを糧にキーボード叩きます。無事に提出するぞ~!
では。

あくタイプデッキが好きです

 スポーツや楽器なんかと同じで、ゲーム、特にアクション系は子どもの時に触れていたかどうかで大人になって新しいゲームを始めた時の上手さ、上達速度が変わるそうで。私はあまり触れてこなかった方の人間なのでゲームがかなり下手です。まあ継続して練習すればそれなりにはなるんでしょうけども。

 「ポケポケ」ってご存じですか。ポケモンカードがスマートフォンのアプリでリリースされまして。私のポケモンとの付き合いは主に小学生の時に見ていたアニポケくらいなんですが、すごくたまに兄がやっていたポケカの対戦相手になることもありました。1パックだけ一緒に剥かせてもらったような記憶もあるようなないような。っていうのが懐かしくて、あとはポケモンスリープを一年ちょっと続けていることもあり、アプリをダウンロードしてポケポケを始めたんですね。結果めちゃくちゃはまってしまった。ポケカ触ってたのは本当にわずかだったので対戦なんてできるのかなと思っていましたが意外とルールとか覚えてた。あとダメージ計算とかはアナログでやってた頃よりアプリの方がはるかに簡単でした。
 アプリ入れてチュートリアルやってた時に1パック剥いたらキラキラ加工のレアカード、exのウインディが出て、スマホアプリでやっているはずなのにexカードの匂いを思い出しました。当時私の中でキラカードって呼んでいたのですが、ああいうキラカード特有の匂いってなんかあるんですよ。鼻の奥にあれの匂いがして自分でもびっくりしました。子どもの時の記憶って意外と覚えているものだなと思いました。ポケポケで久しぶりにポケカに触れてリアルパックも剥きたくなっている人が増えているらしく、私もその一人です。
 かつて兄があまりルールの分からない私を相手にポケカをしていたように、カードゲームって対戦相手がいないと一人じゃなかなか続けにくいというのが難しい点かなと思うのですが、オンライン上でできるとめちゃくちゃ対戦しやすくていいなと思います。サーバーが分かれていないため様々な国の人と対戦できたりフレンドになれたりするんですね。で、これ面白いのがカードが中国語だったり英語だったりするんですよ。中国語だとポケモンの名前が漢字の当て字なんだな、とかこの技英語だとこういうんだ、とか、めちゃくちゃ面白いです。世界中でずっと愛され続けているポケモンってすごい。「ポケモン世代」が広すぎるだとか、赤緑世代が親で子どもと一緒にポケモンやってるだとか、そういう話を聞くたび長寿コンテンツなんだなと実感しますし、リアルポケカの世界大会が行われているのもすごいなと思う。あとそもそも電子のゲーム、アニメ、カードゲーム等「ポケモン」の範囲が広い。それもすごい。

 私はポケモンに関してかなりライト層を自負していますが、ひと更新分文章が書けるくらいにはなんとなく知っているんだなあと不思議な気持ちになっています。いやでも思い返してみてもアニメ見たり兄がDSでゲームやってるのを眺めたりしていた当時より多分今の方がポケスリもポケポケも当事者事なのでアツいな。まあポケモンってどんどん新しいモンスターたちが出てくるわけで、ブランクある分もうだいぶ追いつけてないですけれども。なにせジャンル自体が手広いもので全部を楽しめているわけではないけれども、自分なりにこれからものんびり楽しくポケモンとつきあっていきたいなと思いました。みんなもポケポケ、やろうぜ!では。

寒暖差

 10月も末になると、気温はともかく日が短くなってきたなあと思いますね。気温はともかく。
真夏日近いような日を挟みつつもなんとなく秋らしい陽気になってきた今日この頃ですが、皆さま元気にお過ごしでしょうか。私は「ギリ半袖で寝られるか?」という日があったり、「寒すぎる、白湯を飲んでから寝よう」という日があったり、すご~く翻弄されておりますがなんとか健康に生きています。

 先日、もうそんな季節かと思いながらインフルエンザの予防接種を受けてきました。薬があるとはいえインフルエンザ、かなり辛いですからね。まあどんなに気を付けていても予防接種受けてもかかるときはかかるというのは経験済みなんですけれども。あのワクチンって毎年中身が違うらしいじゃないですか、私インフルエンザは毎年予防接種を受けているんですが年によってすごく腫れる時とちょっとしか腫れない時があるので本当なんだなと。ええ、デフォルトで腫れます。幼少期からそうだったらしいです。あとは受ける側の体調なんかも関係するのかな。で、今年はどうだったかというと数年ぶりに結構腫れました。熱をもつ、赤くぽこっと直径10cmくらい腫れる、痛痒い、重い、みたいな感じですね。見た目に分かりやすく腫れるし打った方の腕を下にして眠れない。あと異様に眠かった。これは己の怠惰かも。そういえばコロナのワクチン打った時もこんなんだったな~と。私蚊に刺された時とかも腫れやすいので体質なんでしょうね。こんだけ腫れたら効いてくれるといいなと思います。

 この季節、乾燥してるんだかじめっとしてるんだかわからないなと思います。そしてこの季節私は喉がイガイガしがち。みんなそうなのかもしれないですね。喉がざらつく時、マスクしたりのど飴舐めたりすればいいんでしょうけども、特にのど飴なんかはすぐに舐められるものでもなく、代わりに水を飲むんですね。水を一日2L飲むと健康に良いと聞きますが私は多分そのくらい飲んでる、喉が強くないゆえに。あとは、紅茶も珈琲も大好きなんですがカフェインの摂りすぎを恐れ最近は冒頭で述べた通り寒いと白湯を飲む時もあります。昔子どもの時、白湯を好き好んで飲む人って何が良くて飲んでいるんだろう思ってましたが私の場合、暖をとるとか喉を潤すとか、普通に水分補給だな。美味しいかといわれると別に美味しくはない。でも多分健康にはいいんじゃないかな~と思うので、ぬるいお湯を飲むことに抵抗がない人間は一緒に白湯生活してみましょう。

 あらゆる人生の先輩方に散々、健康はお金じゃ買えないから体は大事にしなさいと教えをいただいてきました。こう、視力が悪くなったり膝を壊したりみたいな慢性的な体の不調もそうですし、風邪をひく、熱を出す、みたいな一時的な不調もそうですが、失ってから健康状態って素晴らしいなとつくづく思いますね。体調を崩しやすいこの季節、よく食べよく寝、元気に乗り越えていきましょう。では。

テクノロジー

 秋って季節、いつの間になくなったんですか?十年一昔なんて言いますがひと昔前はまだギリ秋ってあったと思うんですよ。8月末とか9月頭は夏に比べて朝晩なんか少し涼しい風が吹いて、秋を感じるなって思っていた気がするんですけれども。今年は9月に入っても基本はまだ半袖で過ごせますもんね。と思ったらやや肌寒い日もあって何着たらいいか分からない。クーラーのやめ時も分からない。風邪ひかないよう気をつけましょうね。

 向ける対象はなんでもいいんですが、皆さま、「推し」っていますか。私は推しって言葉があんまりしっくりこないので普段なかなか使わないんですが、まあそんなことは置いておいて。世間的に使われる、いわゆる推しが私にもいます。その方、歌を歌われる方で。今ってインターネットの普及の影響もあり音楽へのハードルが下がってきているじゃないですか。特にインターネットを介してなら「生歌」を「リアルタイム」で聴くことがかなり容易だと私は思っています。そんな中ですが私の応援している方、16年くらい活動してきて一度もライブをしたことがなくて。インターネット発の歌い手なんですが「歌枠」みたいな形で生歌を歌うこともほとんどなくて。しかし、ここにきて彼女がライブに出演すると。なんでも彼女、こんなに長く活動しているのに顔どころか姿を見せたことすらなくて。かなり謎に包まれた方ですがここ数年Live2Dや3Dアバターを用いて少しずつ姿を見せてくれるようになり、そして今回その3Dアバターでライブに出演することになったんですね。Live2D、3Dアバターを彼女が初めて使った時も衝撃的でしたが、ライブをするなんて、と界隈が一旦ひっくり返ってました。今でこそ例えばゲームキャラクターの3Dアバターライブ、Vtuber、MMD、VRChatなんかにもだんだん見慣れてきてそういうこともあるかと思えますが、彼女の活動してきた16年間、そして私が応援してきた9年ほどを考えると技術の発展ってすごいなと思う出来事でした。良い時代になったなと。こういう技術が出始めの頃、私も「初音ミクのライブってなにするんだろう、モニター見るの?じゃあパソコンで良くない?」とか思いましたが、この辺徐々に上手くリアルとバーチャルの融合がされてきているような気もしますね。最近は生バンド生演奏で歌うライブも多くその辺りからもリアリティを感じます。尤も私がバーチャルに対して肯定的な気持ちをもっているからであり、世間的に見たらまだまだなのかもしれませんが。でも近い未来、もっと境界が曖昧になっていくんだろうなと思いますよ。こういう話をしていると私は必ずサマーウォーズを思い出します。
 だいぶ話が逸れましたが、その彼女が出演したライブが14日にありました。結果から言って、本当に最高でした。あぁ、彼女は生歌も上手いし運動神経も良いんだと実感させられましたね。めちゃくちゃ良かった。余談ですがこの手のライブ、つまり3Dアバターを用いるライブは歌が別撮りだったりダンスはアクターがやってたりどちらも本人だけど全篇収録で生で行われているわけじゃなかったりなどすることもありますが、どうも本人の話を聞く限り全部生で行われたらしい。歴は長いとはいえ初めてのライブで割としっかり踊りながら全然音外さずに踊るのただただすごいなあと思いました。夢のような幻のような日でした。

 好きなものの話、久しぶりにした気がします。当たり障りじゃない根っこに近い部分の好きなものを誰かに話すの私は割と避けがちなんですが、昂ってたくさん書いちゃった。これもまたある程度の匿名性がこちら側にも読み手側にもあるからなんだろうなと思います。これはたまに書いてる気がしますが、第一私は私の書いたブログに読者がいないと思って書いてますからね。読み手を意識したらなにも書けないかも。顔を突き合わせての付き合いも大事だけど、インターネット越しの付き合いも程よく楽で有難いなと思う質だからこそバーチャルを受け入れやすかったのかもしれませんね。便利な技術には正しく乗って人生を豊かにしよう。では。