こんにちは、あこです。
最近、ポケモンスリープを始めました。
正直、遊び方は6割くらいしかわかっていませんが、1日3回カビゴンのご飯を作って、たくさん寝かせて、近くに集まってきたポケモンの寝顔フォトを集めて博士に送る。
ざっと説明するとこんな感じです。
とにかく平和で可愛いゲームなので、ポケモンが好きな方はぜひやってみてください。
ポケモンの寝顔に癒されますし、”早寝”できると思います…!(笑)
*****
先週、部屋の片付けをしていたら、1冊のノートが出てきました。
表紙をめくると書かれていたのは「大学卒業までにやりたいことリスト」の文字。
さらにページをめくると、計44個の「やりたいこと」が書かれていました。
1ヶ月半前のブログでも「2023年後半期にやりたいことベスト3」について書きましたが、このノートに記されていた「やりたいこと」は
「〇〇の資格を取る」
「〇〇ちゃんと⬜︎⬜︎へ行く」
「〇〇を買う」
みたいな、もっとちっちゃくて、すぐに叶えられそうで、でも1歩踏み出すのにはちょっぴりの気力と体力が必要なことばかりでした。
いつ書いたのか全く覚えていないので自信はないですが、恐らく大学2年生か3年生あたりに書いたものだと思います。
「いつかの自分は、こういうことやりたいって思ってたんだな〜」と思いながら、楽しく読んでいたですが、ふとある事に気が付きました。
それは、「やりたいことの幾つかは、既に達成できてる」ということ。
例えば「外国に行く」とか「気に入ったサンダルを見つける」とか「能を観る」とか。
合計6個も叶えられていました。(しかも全部この半年間で。)
他にも、「車の免許をとる」とか「岡山の親戚に会いに行く」とか「〇〇ちゃんとディズニーに行く」とか、7個の「やりたいこと」は、計画中&実行中。
ノートの存在は完璧に忘れていたのに、ノートに書かれていた「やりたいこと」の幾つかは既に叶えていたり、計画・実行中だったりで、なんだか不思議な気持ちになりました。
私にはやりたいことがこんなにあって、こんなに沢山の「やりたいこと」を叶えていたのか。
そう思うと、やっぱり嬉しかったです。
*****
私にとってこの4ヶ月間は、昨年とは違う”辛さ”がありました。
昨年の私は、自分が将来何をやりたくて、どう生きたいのか。どんな環境で、どんな人に出会いたいのかを考えて、それを手に入れたくて、もがいていました。
“理想”と”現実”の差を突きつけられて「どうせ私には無理なんだ。どうせこんなもんだよ私って。」と、腐ったことは数えきれず。それでもやっぱり諦めきれなくて、「ほんとに全力を尽くしたのか?今頑張らないでいつ頑張る?」と自分を奮い立たせ、でもまたボロボロになって、腐って、ちょっと復活して、すぐにまたボコボコにされる、みたいなギリギリ状態だったように思います。
ですが、4月になって”もがいていた日々”が終わると、急に「何もかもやりたくない」「突然うわーーーーってなる」「すぐちょっと体調崩す」という謎現象が起きて、自分でも「甘え」だとは分かっているのに、どうしようもできない/したくないという、本当に良くない状況に陥りました。
特に重症だったのは、「文字を書きたくなかった」ということ。
というより、「考えたくない/表現したくない」に近かったかもしれません。
3月までは「落ち着いたらなにやりたい?」と聞かれて「卒論頑張りたい!」と答えていたのに、4月になったらそんな気持ちもどこへやら。なんとか本文や先行研究を”読んだ”ものの、自分が何を研究したいのかも、分からなくなっていました。ブログでもそう。(ネタに苦しむのはいつものことですが、)書きたいことがない・分からない、ということが、多々ありました。
もちろん、4ヶ月間ずーっとそういう状態だったわけではありません。ですが、完全に”吹っ切れた”とまではならないまま現在に至ってしまったのも事実。
「やりたかったこと」が「やりたくないこと」になり、「好きなこと」が、「やりたいこと」が、無くなっていく。
自分の心がどんどん渇いていって、私という人間が干からびていくような、漠然とした恐怖心を抱かずにはいられませんでした。
そんな時に見つけたのが、この「やりたいことリスト」。
「こうする!」「ああなる!」みたいな”目標”ではなくて、「〇〇したい!」「〇〇ほしい!」という、純粋な望み。
そして、その一部はいつの間にか叶えていたという事実。
なぜかは分かりませんが、思わず空に向かって大きな”伸び”をしたくなるような、穏やかで、すっきりとした晴れやかな気持ちになりました。
*****
最近読んだ電子漫画の一つに、「はなものがたり」があります。
長年連れ添った年上の夫を亡くし、「生きがい」を探す”はな代さん”(60代)と、独り身で、化粧品専門店「ミヨシ」を営む”芳子さん”(60代)が出会い、仲を深めていくというお話です。
“お試し増量中”という言葉に釣られて読み始めたのですが、あっという間に作品に引き込まれてしまい、早速購入しました。
好きなシーンはたくさんあるのですが、特に印象に残ったセリフはこちら。
「自分の好きがはっきりわかる芳子さんは自分の時間がきちんとあって生きてきたひとなんやろなあ….」
詳細は作品を読んでいただきたいですが、これは2人が香水作りを体験した際、テキパキと自分の好きな香りを選ぶ芳子さんを見て、はな代さんが心の中でつぶやいたセリフです。
「夫が好きなもの」「子供が好きなもの」「義父が好きなもの」「義母が好きなもの」「弟が好きなもの」「父が好きなもの」「母が好きなもの」。
そういうものは分かるのに、「自分が好きなもの」が分からない。
自分は、何が好きだったんだっけ。
はな代さんの「自分が好きなもの」は、「家族が好きなもの」のずーーーっと奥に押しやられていました。
*****
自分は何が好きで、何をしたいのか。
そんなこと、自然に分かるわけがない。
私ははな代さんみたいに「夫のため」「子供のため」「家族のため」に自分の時間を費やして生きたことはありません。
それなのに、私は自分の「好き」が、「やりたい」が、分からない。
何なら、何も「やりたいこと」がない。
そう思ってきました。
だけれど、「はなものがたり」を読み、そしていつかの「やりたいことリスト」を見つけたことで、少し考えが変わりました。
私は、「やりたいこと」を「やりたくなかった」のではないか。
「やりたいこと」がなかったのではなく、「やりたいこと」ことをしたくなかった。
そんな気がします。
だけれど実際はいつかの「やりたかったこと」を叶え、結果的には「やりたいこと」の実現のために行動していました。
気づいていなかっただけで、私は「自分の時間」を過ごし、少しずつ前に進めていたのかもしれません。
相変わらず自分に甘々なあこですが、最近やっと「やりたいこと」をやりたくなってきたので、良いことにします(激甘)
今年の夏は、「やりたいこと」を叶える夏にしたいです。
それでは、また。