皆様こんにちは。大空へ高らかに舞い上がる花粉とどうにも手を取り合えないまどか🐧です。私の両手はティッシュと固い絆で結ばれることとなっています。くずかごへ新たな旅立ちをするまでの3秒くらいの固い絆です。さぁ、ティッシュくん、君の新天地(くずかご)でのご活躍をお祈り申し上げるぞ!!ふんッ!!!!!!!
・・・。
はじかれました。入りませんでした。人生って上手くいかないもんですね。
そんなこんなで…最近ではお天気予報に耳を傾けていると桜の開花予報なんかが聞こえてきたりなんかして、ああ春の足音が迫ってきているなぁ。花粉の足音デカすぎてもみ消されているなぁ。うるさいの自分のクシャミだなぁぁなどと季節の移り変わりを感じております、が…。
「背後に気をつけてください」
迫ってきてるんですよ…履修登録も……。
き、ききたくない事実~~~~~~~。履修の手引き、部屋のどこに埋めたかも覚えてないよ~~~。ここ掘れワンワンして誰か~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!!!
残念ながら私は花咲か爺さまの弟子でもなければ部屋の片付けも得意ではありません。さいあくです。
ええ、麗らかな春の日差しに見守られながら三色団子を優雅にパクつくためには、きちんと現実と向き合わねばならぬようです。
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さぁそれでは折角ですので私が昨年履修して楽しい!為になる!と「個人的に」感じたオススメの授業をご紹介します。
正直…挙げていくとキリが無いくらいどの授業も楽しかったため、おすすめ授業を【全学部共通の教養科目】【全学部共通の選択科目】【日本文学科の選択必修科目:演習】【日本文学科の選択科目】の4項目に分け、それぞれイチオシをご紹介いたします。
おすすめ授業①
【全学部共通:教養科目】 #何年生でも履修可能 #C系列 #人文科学系
「世界の神話」 丸山顕誠 先生
こちらは本学で教養科目と呼ばれる授業で、さらにその教養科目の中でも学問のタイプごとにA・B・Cの3系列に分かれています。学生は幅広い分野に触れるためにその3分野からそれぞれ2つの授業を取ることが定められているのですが、この「世界の神話」はC系列の人文科学系に該当します。
余談ですがこの教養科目にあたる授業には遠隔授業(オンデマンド配信型で好きな時に授業動画を見られるもの)がございます。この「世界の神話」という授業もオンデマンド型だったため通学時間を始めとするスキマ時間に授業を受けるなど時間を有効活用できました✨
本題のこの授業についてですが、文字通り世界中の様々な神話について毎週学ぶことができます。特にギリシャ神話やギルガメシュ叙事詩、インドの「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」など世界的に有名な神話を改めてじっくりと読んでみると…あのお話って実はそんなんだったの!!???という驚きが沢山あります。そしてなんと、ご担当の先生は日本神話を専門とされているため「世界の神話」でも日本神話の回があったり比較が学べたりしてしまうのです!!一度で二度おいしい~~~!
ですから、もし「日本の神話」と「世界の神話」で履修を迷っている方がいらっしゃいましたら断然「世界の神話」をオススメいたします。加えて丸山先生の授業をとっってもオススメします。なぜなら、学生の質問や感想へのフィードバックがトンでもなく手厚いからです…!些細な疑問から卒論に関わるガッツリこってりハイカロリーな質問まで必ずご丁寧に答えてくださいます。本学科の学生さんにはこの表現が一番伝わりそうなのでお許しいただきたいのですが、この手厚さ、石井倫子先生を思い出すくらいです。やばいですよね?激やばです。
※わからない方へ…ドラ●もんが教授をしてくださっている感じです。知識の四次元ポケットから何でもテッテレーしてくださいます。畏敬の念……。ぜひ石井先生の授業も履修してみてください、絶対に意味が分かります。本当に充実した楽しい授業です。
あとあんまり大きな声では言えないんですが…期末レポート楽です。聞かなかったことにしてください。ごめんなさいごめんなさい、ちゃんとやり込めばやり込めるタイプのやつです。ちゃんとやったんで許してください。ああ…消さないでくださいぃぃぃ…。
最後に、FGOがお好きなマスターさんへ。絶対に取りましょう。激アツです。
鯖への愛と情熱だけでいけます。全然いけます。ちなみに私は佐々木小次郎が好きです。
おすすめ授業②
【全学部共通:選択科目】 #2年生から履修可能 #就活に使える⁉ #心理学・アートデザイン系
「ICT活用Ⅳ」「ICT活用Ⅵ」 上田彩子先生
こちらは本学の全学部の学生が選択科目の単位としてカウントできる授業になっています。その名の通り、ICTを活用した情報系の授業ですね。このような授業が自由選択科目ではなく、選択科目としてカウントできる学校は実はそんなに多くないのです。そのような中で、本学は理系の学部に限らず文系の学部でも情報活用をしっかり単位に参入しつつ学ぶことができる…素晴らしい。個人的に私はそれが理由で日本女子大学を選びました。……でもまさか人数制限厳しいとは思わなかったよね!!!???全学部生が履修可能=母数が多いんだからそりゃそうだね!!!泣いた!!!!!!!というように抽選落ちが存在することだけが玉に瑕・・・不屈の抽選ラブアタックが肝要です。
そんなこちらの「ICT活用Ⅳ」と「ICT活用Ⅵ」は先述の教養科目と違って対面授業です。というより余程の事情がなければ教養科目以外全て対面授業です。さらに特徴的なのは先程から「Ⅳ」「Ⅵ」と2種類表記しているように、前期と後期で連続履修することで完成する通年のペア授業であることです。
ですがご安心ください。実は私、抽選で「ICT活用Ⅳ」(前期)だけ外れて「ICT活用Ⅵ」(後期)だけ当たるという悲劇に見舞われていました。前期で基礎を学べないまま、後期に生まれたてプルプル未経験初心者が放り込まれるという鬼畜履修…アーメン。と思っていたのですが!
後期の授業でも「復習を兼ねて」とのことで初歩の初歩から学ぶことができました。本当に分かりやすかったですし、気さくな先生なので質問もしやすかったです。ありがたすぎます…。ですから、ぜひ抽選だけでも出してみてください。
※「ICT活用Ⅴ」は別の授業なので注意
順番が前後しましたが授業内容としてはAdobe(アドビ)のillustrator(イラレ)やPhotoshop(フォトショ)を活用しながら、イラストデザインの色彩などが人に与える印象の違いを考えてみよう!!といったもの。心理学では感性評価実験と呼ぶそうですが…。実際に一例をご覧いただく方が早いですね。

いかがでしょうか。左右の画像で文字の色が異なるだけなのですが、受け取る印象がけっこう変わりませんか?私は自分の好きな泉鏡花の『印度更紗』をなんとかテーマに盛り込みたく、ズイブン偏った実験になってしまっているのですが...例えば、コタツのコタツ蒲団が赤色のデザインと青色のデザインだとどっちが暖かそうに見える?といったように自分が試してみたい実験を考え、イラストに起こし、最後はクラス皆でアンケートをとる!といった体験型のとても楽しい授業です。おしゃべりしながら作業も可能なので、お友達と取ると楽しい系の授業ってコトですね!
え?私ですか??勿論ぼっち履修でしたけど_________。
しかも隣の席は仲良し二人組がいつも楽しそうにキャッキャッとしてて私の悲壮感ハンパなかったですけど……。こういう哀しきモンスターもいますので、おしゃべりは哀しきモンスターが泣きださない程度にお願いします…(笑)
なんか、、悲しくなってきたのでそろそろこの授業の紹介終わりにしますね。おおティッシュくん、心の友よ…。
おすすめ授業③
【日本文学科の選択必修科目:演習】 #日文2年生以上の選択必修 #初めてでも安心🔰
「近現代文学演習3」「近現代文学演習4」 山口俊雄先生
こちらは本学の日本文学科学生が2年生~卒業までに、規定の単位を満たさなければならない選択必修科目です。同じ「近現代文学」をテーマとした演習にも複数の授業があり、様々な先生がご担当されています。しかし、その中でも私は山口俊雄先生の近現代文学演習をダントツでオススメいたします。
もちろんどの先生の授業もテーマ設定が色彩豊かで、色々な切り口から近現代文学を味わうことが出来ますので内容的には皆様それぞれのお好みに合うものを選択されるのが一番だと思いますが……
私が山口先生を推しているのはそれ以外の理由があるからなんです!
もう先程からの流れでお察しの方もいらっしゃるやもしれませんが、、授業名表記が「2つ」。そうです、なんとこの演習、演習の中で唯一の通年履修なんです!!
実は本学の演習は多くの生徒に幅広い分野の履修機会を分配するためについ最近「半期履修」が基本となりました。このシステムですともちろん多くの分野に触れられるというメリットはあるのですが…その反面、必ず半期というカツカツのスケジュールでレジュメとしての成果を出さなくてはならず、初めてレジュメを作る!という学生には少しばかり大変な部分がございます。というのも、日本文学科のレジュメ作成は対象とする時代や分野によって結構お作法が異なる部分があるからなんですね・・・。
1年生の時の「基礎演習」や普段の「自主ゼミ」活動などでそれらの作業に慣れていれば、そこまで困惑することはないのですが、まるきり初めて!という状態だと何をどう書いたものか見当もつかないことが…あったりなかったり。
そこでこの唯一の通年履修の演習という訳です。1年単位でスケジュールが組まれているため「いきなりレジュメ作成いってみよう!」ではなく「まずは少しずつこのテーマで書いてみよう!」といったウォーミングアップから始められるようになっています。そのため、「近現代文学に関心があるけれどレジュメ作成が少し不安・・・」という方には物凄くオススメな授業です🔰
一点注意が必要なのは基本的に通年で履修の必要があるところです。他の取りたい授業の時間割と被ってしまっていると上手く履修できないこともあるのでご注意ください~。
※半期だけの履修希望でも人数制限に空きがあれば入れてもらえることもあるとは思いますので取り敢えず出してみてもいいかも?
ちなみにガッツリ近現代文学やりたいです!卒論やれます、やらせてください!という位にもう心が決まっているのであれば渡部麻実先生の「近現代文学演習2」もオススメです。先述のように近現代文学演習ご担当の先生は沢山いらっしゃるのですが、最終的に卒論ゼミを決めるとなった際に本学でそれらをお持ちなのは渡部麻実先生と山口俊雄先生のお二方です。ですから、もしも卒論を視野に入れているのであればこのお二方の授業を履修しておくと、より具体的なビジョンが描きやすくなるはずです。
あと渡部先生のご講義は研究の面白さ、醍醐味…それらを知るきっかけになるくらい素敵です。読書を主体的に行い、客観的な説得力や根拠を揃え、お話の解釈を更新する・・・そのワクワク感をぜひ体験してみてほしいです。
おすすめ授業④
【日本文学科の選択科目】 #何年生でも履修可能 #激レア授業!! #逃せないチャンス🌟
「近現代文学講義3」「近現代文学講義4」 安藤宏先生
こちらは日本文学科の選択科目としてカウントできる授業になっています・・・が、しかし。ぜひ全学部学科の様々な方に履修していただきたいと思うほど強くオススメしたい授業です。
まず何よりもレア。激レア。SSRなんてもんじゃありません。10連ガチャで10枚抜きくらいウルトラレアです。と、いいますのも…こちらの安藤宏先生は講師としてお招きしている先生で本学にいつもいらっしゃる訳ではないのです。それ故に、去年の2024年度と次の2025年度しか受講のチャンスがありません。泣きます、本当に泣きたいです。今後この授業にどれだけ興味が惹かれても、タイミング次第では出会えない可能性があることを思うと、、、、あまりにも遺憾…。
そんな激レア安藤先生について、もしよろしければ是非ちょっとググってみてほしいです。おそらく太宰治関係の本やニュースが表示されると思います。以下は安藤先生が紹介されている東大新聞オンラインのページです。シュパッと短くまとまっていますので検索がご面倒でしたら記事だけでもぜひ。
https://www.todaishimbun.org/anndouhiroshi_interview_20231106/
そのように色々とウェブサイトの紹介などをご参照いただくとわかるように安藤先生は太宰治研究の第一人者とも言われる素晴らしい先生です。ですが・・・その授業で学ぶことができるのは太宰治や近現代文学だけに縛られません。むしろもっともっと広く深い、人生そのものや人文知の必要性、「大学で」学ぶ意義……そのような何か計り知れないほど大きなものを相手に授業をしてくださっている、それを教えてくださっているような気がするのです。
「人生が変わる」なんて表現。大げさで使いどころに困ると思っていたけれど、間違いなく、ここです。少なくとも私にとってはきっとここなんです。
敢えて「人生が変えられる」とは言いません。ただスッと、今までの人生で出会ったことのない新しい概念や思想が入ってきて、それが今までの自分の固定観念と相対する惑星衝突の瞬間。ア、変わる。これ、知らなかったときとは比べ物にならないくらい考え方も視野も変わる。そう思う瞬間が何度もありました。
正直、好みは分かれると思う。でも、今、私達は本当に偶然、安藤先生の授業を受けられるそのチャンスがあるんです。「次」なんてものはもう無い、二度と出会えない分岐点だとは思いませんか?
幸いにも、前期と後期でそれぞれ授業があります。そして片方だけの履修もOKだと安藤先生が仰っていました。ですから、ぜひ選択肢がある時にそのチャンスを掴んでみてください。
私は心の底からこの授業を推したいです。これ言うためだけにこのブログ書いたまであります。
この授業はきっと高校生の頃に出会ってもその真価がわからない。社会人一歩手前のモラトリアムに位置し、学問という高等な趣味娯楽道楽に全身で浸っている「今」だからこそこんなにも染みるのだろうと思います。大学に入ってよかった、と思う授業でした。
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実はこの安藤先生を呼んで下さったのって山口先生なんだとか。ウオオオ本当にありがとうございますッッ!!!!!!!そしてお越しくださった安藤先生、誠に、誠にありがとうございます!!!!!!!!!!!!!
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ということで、本日も長くなりましたがお付き合いいただきありがとうございました。
昨年度も同じようにオススメ授業をご紹介していたのですが、その際は私めの近代文学愛がくどすぎて鬱陶しいからということで近代文学関係の授業を封じていました、、、、
しかし、どうしても今回はご紹介したかった素敵な授業が沢山ございましたもので解禁しちゃいました。
もし昨年度のが気になる方がいらっしゃいましたら、こちらから飛べますので履修登録のご参考にいかがでしょう。
【2023年度の時のおすすめ授業紹介 このブログの後半部分です】
https://mcm-www.jwu.ac.jp/~nichibun/blog/index.php/2024/04/04/
※「舞台芸術の歴史・東洋」の担当教授は変わっています、ご注意ください
それでは最後にとても大切なことを。
履修登録は自己責任の世界です!!!!!!
入学年度によって必要な単位の数も異なりますし、年度によって科目の名称や担当教授が変わることもザラです。ですから、もし参考にされる場合はよくよく授業名と担当教授も照らし合わせて綿密に確認するよう気をつけてください。
適度に情報収集をし、最後は自分の判断で意思と責任をもって決めるのが一番です。
それでは皆様、よきキャンパスライフを~。
来年度の私めは抽選当たりますように~~~~~。もう落ちるのなんて推しのライブだけで間に合ってるんですよ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。祈祷。