皆さまこんにちは。今日の担当はまどか🐧です。
大雨が降ったかと思いきやカンカン照り……を通り越して最早殺意すら感じるガンガン照りになる日もあり、寒暖差に往復ビンタを食らいつつ薫風香る五月。いかがお過ごしでしょうか?
私はもういつ衣替えをしていいのか全くわからず、冬服を仕舞おうと手を伸ばす度に突然の寒風から手酷くぶっ叩かれる。阿吽の呼吸でズレ込んだ餅つきが如き情けなさでございました。
お〜いぉぃおぃぉい。
さぁサメザメと9文字も使って泣きましたが、涙の内訳として【衣替え大惨敗】なんてのは2文字程度なもんです。むしろ6文字くらい占めている大号泣案件は他にある。そう、アルバイトと卒論と就活。
全方向からタコ殴りにされていてタコも顔負けの赤々とした痛ましさ!「ゴールデンウィーク」と書いて「接客業残業フィーバータイム」と読むことを是非覚えて帰ってください。といったような充実したゴールデンウィークを過ごしていたのですが、それでも腐らずに頑張れたのは1日だけ本当に楽しみにしていた予定があったから!!!涙9文字の内の1字だけは嬉し涙ということです。
さぁ本日お話いたしますは5月10日の思い出話、よければちょいとお付き合いを。
※本ブログでは沢山の人物名が登場しますが敬称略のスタイルで失礼いたします。ご了承ください。
イベント概要
舞台は東京都日野市。JR立川駅なんかがあるあたり。
この日野市と5月11日という日付で思い浮かぶ人物といえば……?
そう、新選組副長・土方歳三!
土方歳三の出身地である日野市では、彼の命日である5月11日(旧暦)にちなんで毎年5月の第2土曜・日曜日に「ひの新選組まつり」というお祭りが開催されています。
イベント当日は木製の通行手形に焼き印を押してもらえる本格的なスタンプラリーや、新選組のだんだら羽織風の様々な限定グッズなどなど多くの出店で賑わいます。それだけではなく土方歳三の故郷である日野市には試衛館時代の彼らに迫ることのできる多くの資料館や寺社仏閣が揃っているのです✨
そんな「ひの新選組まつり」では隊士パレードも見ることができます!
その名の通り、新選組局長の近藤勇や副長の土方歳三が率いる総勢200名近い隊士が隊列を組んで町中を練り歩くパレードとなっております。そしてこのパレードに参加する隊士はなんと全国から集った有志の新選組ファンの皆様なのです。

しかもその参加は抽選によって決まるため、熾烈な倍率を勝ち抜いた方々が浅葱色を身に纏ってパレードを行うということ。その中には海外からお越しのファンもいらっしゃるようで……本当に素晴らしい熱意です、アツいぜ!!
そしてこの隊士パレードでは1~10番隊まで各隊を率いて下さる隊長がいるのですが、その隊長はさらに激戦。お祭り初日に開催されるコンテストによってミスター・土方、そして近藤局長、各隊長が決まるのです。
その凄まじい競争を勝ち抜いた今年のミスター土方は女性の方!その美しくも逞しい魅力に黄色い歓声が会場中で響いていました。どんなお姿か気になるという読者様は、ぜひTwitter(現X)などで「ひの新選組まつり」と検索してみてください。ミスター・土方となったご本人様を含めて多くの方がお写真を投稿されています。
そのような地元の皆様とファンの方々の愛情あふれるこのお祭りですが、今年は5月9日㈯に隊士コンテストが、5月10日㈰に隊士パレードが行われました。
私も今年は初めて隊士として二日目の10日に参加させていただきましたので今回のブログではその模様をお伝えします。このイベントを初めて知る方や隊士パレードの参加を迷っている方に届けば幸いです!
参加のキッカケ
ズイブンと自然な流れで隊士パレード参加のお話をしてしまいましたが、そもそもなんで参加することになったんでしょう。正直自分でも疑問です。
新選組のファンだったのか?と聞かれると私はむしろ新政府軍のほうに関心が強かったので、どちらかといえばそちらのほうが詳しかったくらいです。ですが大学2年生の時に出会ったとある友人が新選組に大変お詳しく、その子に導かれるまま「薄桜鬼」というゲームをやってみたり『新選組顛末記』(KADOKAWA、2017年)を買って読んでみたり……気が付いたら年に何回か日野市へ足を運び、如意山宝泉寺に日野八坂神社、井上源三郎資料館に新選組ふるさと歴史館などなど多くの施設を観覧するようになっていました。
そのうちにこちらのお祭りにもお邪魔するようになり、、、沿道から眺めていたはずがついには隊士側へと申し込みをするように。
「こんなド素人が申し込んでいいのか」
という不安が終始あったものの、友人と一緒にこんなイベントに出られる機会はもう無いかもしれない!と奮い立ったというワケです。
・・・・・・までは良いのですが。
先程も申し上げたように、こちらのイベント【抽選参加】なんです。しかもかなり激戦の。
昨年の大学3年生の時に申し込んだ際はスッパリ落選し、ハンカチを噛みながら沿道で拝見していたのです。しかし今年はもう大学4年生。友人と気楽に休みを合わせて参加できるのはもう後が無いんだ!!と縋る想いで申し込んだところ念願叶ってようやく今年参加ができました。しかも彼女と同じ隊の隊士として!
そうなのです。実は申し込み時に備考欄へ「○○さんと同じ隊での参加希望です」といった内容を書いておくと、可能な限り一緒の隊で参加できるようご配慮くださる親切設計!
そしてそして、参加時には【衣装・刀のレンタル付き参加】と【自分で全て用意しての参加】を選ぶことができまして羽織や刀を持っていなくとも浴衣か着物一つと履物さえあれば誰でも気軽に申し込みできちゃいます。
気になる方はぜひこの募集要項の書いたサイトをご覧ください。
第29回「ひの新選組まつり」隊士パレード参加者募集
基本的に毎年1月頃に情報解禁がされ、2月頃に申し込みが始まるイメージです。今回ご紹介しているサイトは今年の分の情報となっていますので来年の申し込み時は最新情報をチェックしてみてくださいね。
そうそう、来年は記念すべき第30回目の開催。もし少しでもご興味があるのなら参加するっきゃないです!
あってよかった物
初参加ということで色々と仕様がわからず大困惑パーリナイ状態だった私ですが、来年以降の自分への備忘録も兼ねて「あってよかった準備・持ち物」をまとめておきます。ちなみに当日の私の恰好はこのような形でした。

〈オススメの持ち物一覧〉
①すずしい浴衣!!!!
本イベントでは黒色系の和服の着用が必須なのですが、、着物よりは圧倒的に涼しい浴衣が良いです。特に今年が炎天下での開催だったこともありますが、どちらにせよ羽織と袴でかなりの厚着になりますので【黒色系のすずしい浴衣】これはマストかと。
②地下足袋
これは後悔ですね。私は身長を盛りたかったので地下足袋ではなく雪駄風サンダルで参加したのですが、朝から一日中のパレードとなると慣れない足袋や雪駄のダメージがハンパではありませんでした。
歩きやすさと足元の安全性を考えるのなら地下足袋にすべきです……。しかし私はどうしても身長をちょっとでも盛りたかったので、【REZEN (リゼン)】という和風ロリータブランドから発売されている雪駄風のスポンジサンダルを使用しました。木製の雪駄に比べるとクッションが効いているため足の痛みもかなり少なく済んだように思います。
③透明ヘアゴム、もしくはリボンやゴム紐
こちらは本当にあってよかったです。私は雪駄と足のかかとを固定するために予め透明なヘアゴムを持っていっており、それによって雪駄とかかとの浮き上がりを押さえていたことで、転んでしまうことや足を痛めてしまうことを防ぎました。
それ以外にもお手洗いなどちょっとした時に袖を留めることもできるため、ヘアゴムはあると便利ですね。私は百均で沢山入っているタイプのものを買いました。
④黒色系の目立たないサコッシュ
パレード中もスマートフォンや財布といった貴重品は持ち歩いているのですがその貴重品入れにサコッシュがオススメです。イベントのガイドなどでは巾着袋が推奨されており、実際にそれらを帯に挟んで袴を履くことも可能ではあるのですが……。どうしても巾着の重みで帯がズレてしまったり中身が取り出しにくかったりしますので、羽織の下に肩掛けができるサコッシュが非常に使いやすかったです!
⑤塩分チャージタブレットと冷えピタ
これはお天気にもよりますが、当日持ち歩く貴重品入れの中に少しでも忍ばせておくとかなり安心です。慣れない和服で街中を練り歩くというのは想像以上に体力を使いますので、熱中症対策はとても重要だと感じました。
この他にも絆創膏など靴擦れ対策があってもいいかもしれません。
⑥足袋ソックス
しっかりとした足袋の見栄えには若干劣るかもしれませんが、パレード中に留め具が外れる虞がないので足袋ソックスは実に楽でした。白色の足袋ソックスだと靴下感が目立つので黒色の足袋ソックスがオススメです。
上で紹介していた私のお写真で着用していたのは、過去に着物系インフルエンサーの「さんかく」さん×しまむらのコラボで販売されていた足袋ソックスです。はちゃめちゃに使いやすい。さんかくさんのしまむらコラボは最高です。今年の5月20日㈬からもまたコラボ商品が発売されますので是非。
⑦着付けで使う補正タオル
とっても大事です。思っていた以上に使います。普段はあまり使わずに着用されている方でも、当日はしっかり目に体型を補正して着付けていただくことがあるため、3~4枚くらいあると安心です。
また、当日はとにかくスピード勝負な着付けですので、もし余裕がありましたら事前に【腰紐とタオルを縫い付けた補正専用タオル】を作って持参すると助かるかもしれません。
以上の7点が実際に参加してみて感じた重要な持ち物たちです。
あくまでも私個人の感想ですがこちらをちらっと参考にしつつ、運営委員さんから参加者向けに送付される持ち物一覧のものをしっかりと用意すれば困ることはほとんど無いはずです。
なによりも大事なのは臨機応変に楽しむことですし!
当日のお話
そんなこんなで迎えた当日!
と、すんなり行けば良いのですが。まぁそうは問屋が卸さない事情の多いこと多いこと。
特に問題だったのは集合時間です。今年は一般隊士の集合時間が3つの時間にわかれており、私は最も早い7時半集合の回でした。それもそのはず、私は【衣装借用&着付け補助つき】・【抜刀練習つき】という超初心者フルコースで申し込んでいたのですから。
一般隊士として参加する場合は衣装の貸し出しの有無や抜刀練習の有無などご自身の状況に合わせてコース選択ができるようになっています。そのため初心者でもとっても安心。私もそれに甘えたのですが、問題は始発で向かっても間に合わないこと。私は千葉県在住なので油断していたというのが大きい。突然降りかかった前泊の必要性。世界中から人が集まる日に取れるホテル……まだあるのか!!!!????焦ってもしょうがない、私ももう成人した立派な大人なんだ、いつもは気にもならないスマホの顔認証に手こずりながら各種サイトを走り回り、手に汗とクレカを握り戦いました。私を称えましょう。たまたま空室のあった立川駅近辺のホテルを一室押さえることと相成ったのです。
うん。もし参加される場合、ホテルは早めに押さえるのがいいでしょうね。来年の開催日程はおそらく5月8日㈯と5月9日㈰です。抽選結果が出るよりも前に申し込んだ時点でホテルを取ってしまうと安心かもしれません。間違っても私のような無駄な前哨戦はおやめください。
*○*○*
さて、そんな人知れず行われていた戦いはどうでもよくてですね。
当日は私を誘ってくれた素敵な友人と朝の7時にJRの日野駅で待ち合わせて会場へ向かいました。
朝一で着付けを済ませた後には貸し出しの刀、打刀と脇差の大小セットで受けとりお待ちかねの抜刀練習へ。修学旅行の木刀土産よろしく、やっぱり刀を持つとぶん回したくなりますよねぇ。きっと全人類そうです。ご安心ください、腕が限界になるまで振れます。もう朝の抜刀練習だけで腕の感覚がなくなりました。現代の「スマホ以上に重いものは持ちませ~ん♡」なんて舐め腐った生活をしていた自分を恨みます。
私は情けない体たらくでございましたが、そのくらいたっぷり40分ほど殺陣の先生方に御指導いただけますので非常にありがたく手厚い運営です。
そしてそして隊士参加として自分が所属する隊の振り分けもありました!
一番隊を率いる沖田総司をはじめとしてきっと皆様推しの隊長や入りたい隊があることでしょう。私は永倉新八と井上源三郎が好きなため2か6だったら嬉しいなぁなんて思っていたところ・・・
なんと2番隊に所属できました!!!!めちゃくちゃ嬉しい!!!!!!!!!!!
念願の2番隊で臨んだパレード。午前と午後の計2回、来場者の皆様の前でパフォーマンスができる。
長いようで短いあっという間の時間でした。雲一つない快晴をそのまま映しとったような浅葱色の羽織を身に纏い、滴る汗で滑らないよう刀を強く握って思い切り声を張り上げた。
道路の中央に来たからこそわかる沿道の皆様方のステキな笑顔、沢山の新選組グッズ、そして寒色系のお色味のお召し物。その全てに溢れる深い愛情が美しくて、パフォーマンスなんか関係なく笑みがこぼれました。照り付ける太陽も慣れない雪駄も緊張した帯もそこでは全部気にならなかった。沿道から声を掛けてもらって、こちらも全力で返す。あの道路にはもう愛しかなかった。
道路を歩く隊士も、沿道でずっと待っていてくれた来場者の方もきっとみんな新選組が好き。
何かに夢中になるって最高だ。
好きな物を好きでいたい。そしてそれを全力で見つめたい。そんな風に改めて思いました。
それと同時に、好きな物に夢中になってる人の顔ってどうしようもなく魅力的で見惚れてしまいますね。皆様がそんなにも魅了されているもののことをもっと知りたいと強く感じました。頼もしい友人もいますので今後もさらに多くのことを学びたいものです。
このように初参加ながらも実に楽しい経験をさせていただいたワケですが、そこにはやはり所属していた隊の雰囲気もあったかと思います。
隊長の永倉新八さん役のかっこいいおじ様に率いていただいた今年の2番隊は隊士が18名。初参加の人からベテランさんまで性別年齢様々なメンバーが集っていました。そんな永倉新八隊長のおじ様ですがびっくりするほどフリーダム。そして明るい。
待ち時間に踊り始めたり、気づくと背後にいる吃驚ファンサービスを繰り出したり、隊を抜けてフラフラといろんな所へ行かれたり、隙あらば喉スプレー大量噴射されていたり・・・・・・
書ききれない。書いてよさそうな内容だけでも書ききれないくらいフリーダムで目が離せないチャーミングな方でした。それでいて、ものすごくメンバー全員のことをちゃんと見て下さっていて一人一人に必要な声かけをしてくださる。本当に心強い隊長さまでした。
色々とツッコミどころも満載でしたが。
全方位にファンサービスを繰り出す素晴らしい視野の広さとひょうきんな優しさ、あまりにも永倉新八が似合う。この隊長さまの様子も各種SNSに動画でアップされていますので是非ひと目だけでもご覧ください。きっと笑顔になれます。
2番隊の皆様、改めて本当にありがとうございました。
私は友人と同じ隊にしていただいていたので安心だったこともありますが、そうでなかったとしても参加者の皆様大変にフレンドリーな方ばかりでとても温かい雰囲気です。待ち時間にもたくさんの方が話しかけてくださいました。
しかも多くの方が新選組好きという共通の話題がありますので、お話のタネに困ることも心配無用というワケです。もしかすると同じ隊になったことなどをキッカケに思わぬご縁にも恵まれるかもしれませんね。
子供から大人まで参加できる「ひの新選組まつり」。
人生なんて長いようで短くて、楽しいようで退屈で、けれども「日常」に「非日常」を吹き込むのは貴方次第。
この記事をここまで読むくらいにはご興味があるんです。あとはもう百聞は一見に如かず、ではありませんか。








