12年後振り返って

前のオープンキャンパスで、昔昔のブログも全部読んでいますという高校生にお会いしてから、私も偶に掘り出しては他人のを読んで楽しんでいます。今回も書きこむ前に、12年前の今日は誰が何を書いていたのかしらとチェックしてみたりしました。今のブログ部員によるブログは全員全体的に長いですが、12年前ぐらいのブログは短くてサッと読めるのが多いです。追って見ると年々長くなっていっている傾向がありますね。

こうして12年前の記事を私が読んでいるように、ネットの書き込みは良くも悪くも後世に残っちゃうというのが事実です。私はかなり気にするタイプなので、実は過去のブログをちょくちょく手直ししています。本当はいけないことなんでしょうけど、卒業までには全文ちゃんと揃えて去りますから、他部員さんお許しください。

今回は12年前を習って短めです(^^)来年も元気にたくさん色んなところ行きます。暖かいからかもう花粉が飛んでいて、既に涙を流し続ける日々が到来しておりますので、これが去ったら。

本年もありがとうございました。

鎌倉幕府はキャバクラ幕府って言うし、金沢文庫は口の両端を指で広げながら言う

『光る君へ』完走おめでとうございます。

一年間本当に楽しかったです。

私にとって『光る君へ』は、大石先生高野先生と、中高大の先輩方が手がけたこともあり、また前半四分の一は式部の墓から徒歩五分圏内の場所で観ていたこともあり、遠い平安時代が舞台ではありますけれども、非常に身近な大河ドラマで、毎回毎回が予想できないため楽しく、放送後は#光る君絵とかを面白く拝見して余韻に浸ったり、不意に懐かしくなって『花子とアン』を観たり、充実した日曜日の夜を過ごせました。おかげで吉高由里子さんの物真似が上達いたしました。色んな料理を合わせてトリスのハイボールを飲むこと、それは楽しい晩餐なのよ。

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先日、すごく久しぶりに鎌倉をうろうろ徘徊してきました。

今回のルートは円覚寺→松ヶ岡東慶寺→鶴岡八幡宮→法華堂跡・頼朝墓→荏柄天神社→鎌倉宮→永福寺跡→瑞泉寺→由比ヶ浜→長谷→御霊神社→極楽寺→七里ヶ浜→腰越満福寺、お金がないので徒歩で行きました。相変わらずの体力頼り。若いからこそ出来ること。

紅葉もいい感じかなって言うのと、ついつい車とかだと通り過ぎがちな奥鎌倉に冬の気配を感じにって行ったのですが、予想通り、北鎌倉の円覚寺などは綺麗に紅葉してました。平日の朝なので、周りを見渡すと、インバウンド、爺、婆、インバウンド、爺、婆って感じで、明らかに若者一人浮いており、というか目立ってしまい地元民のくせして肩身が狭いという。

円覚寺はこんな様なのですが、写真撮影不可の松ヶ岡東慶寺はとても静かで、非常に落ち着きます。ここは秀頼公の娘がここで余生を過ごされましたことで有名、一説には甲斐姫も同行したと言われる場所。男子禁制の縁切寺として有名でした。境内にはさまざまな植物が植えられ、その日は銀杏を潰した香りが境内に漂っていました。

建長寺を門前で拝んで、トンネルを通過し八幡様とお稲荷様へお詣り。いつも混んでいますが、ここに来ると安心します。昔から見守っていただいているのと、やっぱり京都の八坂、奈良の興福寺的な感じで。今日は先を急ぐため国宝館の展示などは見ず、三の鳥居をくぐって左に曲がり奥へと向かいます。

奥鎌倉の方はインバウンドが粗方居なくなる上、電車などがなく、坂があって足腰元気じゃない老人などは来ないので、まだ一昔前の鎌倉の様相と言いますか、静かで落ち着いています。鎌倉宮・永福寺跡あたりは紅葉が綺麗で、特に鎌倉宮の紅天井はちょうど見頃でした。

鎌倉宮は護良親王をお祀りするのですが、護良親王、『逃げ上手の若様』での人気があり、紅天井近くの授与社付近で色々展示がありました。

瑞泉寺は紅葉こそ山の上にちらほらですがそれよりも、瑞泉寺と言えば岩庭じゃないですか。鎌倉時代から唯一残る庭園、仙女の住まう洞を模した壮大な岩庭。一度も観たことがない方は行っておくべきです。受付にいたお寺の方曰く、一覧亭というのはこの岩の上にあるけれども、あれは危なくて、今では私たちですらいけないそうです。電話ボックスのところから屋根だけ見えるよ!と言われて、あれだよあれ!と指差しまでしていただいたのですが、わかりませんでした。

白旗神社は静かに拝みます。法華堂跡は今や楽しげな公園になっていますが、おそらくこの公園の常連が通う小学校には大蔵幕府の石碑と小学生作の非常にわかりやすい説明書きがあります。

荏柄天神社は太宰府と北野の天神様と合わせて三古天神社の一つです。本殿は国指定の重要文化財。ここの良さは本殿のほかに、かっぱ筆塚も絵筆塚も面白い形なのですが、何より石窟の中にある明治時代に合祀された熊野権現社。

その後はぐーっと南へ下がって、砂浜沿いを歩いて長谷まで行きました。夏は外からの人がゴロゴロ転がっていますけど、今は少ないんですよ。砂浜は足が囚われるのでアスファルトを歩いて、長谷の方まで。大仏も長谷寺も混んでいるので、そのまま御霊神社、星月の井、星井寺、極楽寺を順にお参り、その後は江ノ電沿線を歩きながら稲村ガ崎まで行きました。この辺りはボウリングの球のような「奇石」がゴロゴロあり、御霊さんなどは崇拝の対象として飾り置きされています。

途中には日蓮上人が袈裟をお掛けになった松があります。処刑される際に袈裟を血で汚してはならないと、掛けて置いて行かれた場所で、松は最近植えられたものですが、もう少し成長したらよりリアリティが増すのではと考えます。

そこから歩いて歩いて歩いて七里ヶ浜を過ぎ、またさらに歩いて、満福寺へ。ここは義経が頼朝との和解のため、鎌倉へ向かった際に泊まった場所で、腰掛状はここで書かれたもの。境内には弁慶の腰掛石や、義経と弁慶を模した像もあります。

本当は江の島まで行こうかと思ったのですが、後に予定があったので断念。江戸の頃の鎌倉見物は江ノ島もセットなことが多いのに。

神奈川の沿岸部って、(主に頼朝と北条と徳川とペリーのせいですが)結構歴史的に面白い場所ですよ。地震とか埋め立てとか戦争とか再開発とかで建物とかは全然歴史ないですけど、それこそが主に鎌倉以降、神奈川県沿岸部が日本の歴史の中心部あたりに位置していたことの証明なのだろうなと思っています。人も東京より人情味あります、遠回しに物が言えないぐらい素直で優しい人たちばかりです。スカジャンとか服装文化も興味深いものですよ。飯も美味い、魚とか大根とか安いし新鮮だしやたらデカいし。この街が平穏な舌の肥えたハイカラ爺婆だらけの街で居続けてくれること以上に願うことはありません。

次は演劇の方も観に行きたい

人間50年から倍に長くなったとはいえ、健康寿命はなかなか伸びないので、若いうちからやりたいことリストを常に更新して、1つ1つ出来る時に消化していくことが大切なんだろうし、それが生きがいになるんだろうなと思っています。

そんな私がやりたいことリストの中に入れていた項目の1つ、「2.5次元ミュージカルを観ること」。能も歌舞伎も文楽も寄席もお笑いも宝塚も四季もオペラもブロードウェイも観て、次何観ようかなぁと思った時に、パッと思いつくのが今乗りに乗っている2.5次元ミュージカル。カラオケや路上で友人のうっしっしーな態度をビデオに撮ったりはしているけれども本物を観たことはない…。いつか観てみたいなあと思って3年ぐらい前からリストに入れてました。そうしたらちょうど今日、チェックがつきました!しかもミュージカル刀剣乱舞!1番取れねえだろうなと思っていたもので!

時は西暦2024年夏。レポートに憂鬱していた私は、数ヶ月前データがすっ飛んで、きっとやめ時なのだろうと思い、しばらく離れていた刀剣乱舞を再び入れました。ようは気を紛らわしたかったんです。男士たちと再会しだして数日後、ゲームの更新があってミュージカルのゲーム先行が始まりました。せっかくだし応募するけどどうせ当たんないだろ〜と1席だけ応募したら当たったんです。花道囲い席!!!!!良いでしょう!!!!!

私は長谷部くんが推しの1振りなので、もう当たってからというもの、普段に増して紫、紫、紫に囲まれ紫を買い紫を身につけ、福岡飯と名古屋飯と宇治茶に舌鼓を打っていました。長谷部くんはどこが良いか論は長くなるので割愛、途中インフルエンザでダウンを挟んだり、なんやかんやわやわやしながら、なんとか準備してようやくやって来ましたKアリーナ!

下に行けば行くほど煙くなるなと思いながらアリーナ階に到着、花道の下がトンネルみたいになっているところを潜って席に到着。ステージが近い!!!!!!周りを見渡せば色々な種類のペンライトを持ってきている歴戦のファンや、可愛いうちわを持っている子がたくさんいて、お召し物もみんなかわいい〜!まだ誰も出てきていないのに雰囲気だけで楽しくて、普段行ってるコンサートも良いんですけど、同い年ぐらいの人が多いイベントは大学間交流会みたいな楽しみがあります。

光る棒の練習(これが本当に色多いんだ)をしたり、たい焼きを食べたりして時間を潰していたらあっという間に開演時間。最初はしっとり目で始まって、でもすぐに燃えたぎるようなパフォーマンスの連続。光る棒とうちわを胸あたりに、キャーキャー楽しみました。比較的ずっと立っていた気がするけれど、全く苦に感じませんでした。男士もダンサーさんも阿弖流爲様もすっごい近くてびっくり。花道やステージが近すぎるのもあるのですが、降りてきてくださった時にはあまりの近さに、警備とか大丈夫かなとか思ってしまいました。他の人あてのファンサも流れてきて、サイコーでした。

何よりサンバ!刀剣がサンバ踊るって何?って感じなのですがそれはさておき、あんな私好みのやつやるとは思わなくて本当にびっくりしました。サンバやるからチケット当たったのかな?って思うぐらい、(言ってしまえば健様の)サンバと同じ匂いがしました。

長谷部くんは結構真ん中の方だったり逆サイドで歌ったり踊っていたりしていたのですが、それでも肉眼で顔まで見えるこの席の素晴らしさよ。Kアリーナは本当に音響が良いので息継ぎとかも聴こえて感動しました。しかも長谷部くんめっちゃ歌う。役者さんの木原さんは本当に歌声が美しい方で、聴いてるだけで涙が出てきます。例えそれがロックであろうともね。彼と太星くんが所属しているLove Harmony’s, Inc.(最近更新がないけど)も耳が幸せになるから是非チェックしてみてね。

休憩時間は隣の人とお話しして、この方がまた素晴らしい方なのですが、私が長谷部くんを見に来たんですというと、2部で長谷部くんが出てくる場所を教えてくださったり、終演後写真を撮ってくださったりしました。初対面で名乗りもしなかったのに良くしてくださって、審神者は良い人がたくさんいるな〜って改めて思いました。

2部はこれまでのミュージカルの総集編みたいな感じで、これがあれか〜という感じでシリアスめに楽しみました。コロナの最初の頃はマジで何も信じられなくて怖かったなとか、そんな時に加州くんは今はすっごい辛いけどこれからの未来は明るくなるって言えて凄いなあ、直で聴いてたら泣いただろうなあとか、思うことはたくさんあったけれど、総括すると、このミュージカルはたくさんの人に愛されて支えられてきていて、役者の皆さんはそれ相応、それ以上のパフォーマンスでここまでやってきたんだなあということがわかりました。

最後全振りでの『刀剣乱舞』の盛り上がりは本当に素晴らしいものでした。私はこの歌をYouTubeとカラオケと数年前の紅白でしか聴いたことがないんですけども、それらとは(歌うメンバーが違うのもありますが)全然雰囲気が違うんですね。9年の重みと、これからも歩み続けていきますという覚悟を感じました。

隣の人とバイバイ〜って別れた後は大逆走してArena Bar7へ呑みに行きました。高いけど公演後にさっと呑めるのは良いことよね〜。店内は劇中歌が流れていて、それまたサイコーでした。

色々と忙しく、毎日がイレギュラーだけど、とにかく行けてよかったです。レアなチケットなんだから楽しんできな!と送り出してくれた家族と友人に感謝です。ありがとう、楽しかったよ!!

新たな体験は自分に何が足りないか教えてくれる

先日猫を触りに行きました。

人生で、初めて。猫カフェで。

ずっとイルカもゾウも触ったことあるのに、猫は1回も無いことを気にしてはいたんです。

周りにも飼ってる子ほとんど居ないし、野良は触る気無いし、でも猫カフェに行くのは、人間で言う女の子と話せねーからキャバ行くみてえなもんだろと思って避けていたんです。けどね、猫って犬と違って会う機会すらないんですよ。

腹を括って今月の頭、推し猫がいるという友人と共に、朝っぱらから猫カフェへ。こういうカフェ自体初めてなので、基本料金プラス10分毎に加算形式の料金プランに八幡様周辺の駐車場より高えなと若干白目を剥きつつ、歯医者にあるようなスリッパを履いて、ロッカーに荷物を置き、コーヒー片手に入場。

ご飯前だからみんないるねと友人の言う通り、30分後のご飯タイムのために多くの猫がいました。そう、ご飯前だからみんなそんな活気がないんです。ほとんど落ちているんです。これなら近くに行っても逃げられなさそう!と思うじゃないですか。

でも、逃げる。すっげえ逃げる。背中にそっと手を伸ばすと、あと5センチというところでヌルッと前方に逃げていく。今日は再三注意を受けて、香水を振ってないし、柔軟剤も無香料で来たのに。猫じゃらしの才能もないみたいで、無反応。

そんな中1匹だけ長い間触らせてくれた猫がいまして、それがアメリカンショートヘアーの年長。この猫ずっと特定の場所にいて、逃げねえなと思ったので、全力で無害アピールをしてまずは天中のあたりを中指の第2関節で撫でてみました。

意外に骨を感じる。想像では、ベルーガの頭に毛生やしたようなもんだろうなと思っていましたが、実際には毛、皮膚、すぐ頭蓋骨。あまり暖かくもないし、どちらかというとユニクロのボアジャケット着てるマネキンに近いかも。短毛だから?

頭の次は首根っこ、顎、背中。サワサワ撫でていたら、なんかプープー言いながら寝始めたので、前足を触ってその場を離れました。足は少し暖かかったな。

その間、友人は少し離れたところで推し猫を筆頭に猫を引き寄せていて、猫じゃらしを片手にもう片方では猫を撫で、更には私とアメショーの写真まで撮ってくれていました。ああいうのは天賦の才ってやつなんだろうな。

ご飯タイムを見届けたあとは、しばらくコーンスープを飲みながら、友人と猫の戯れを見ていました。ちょっとでもコツを盗もうと思って。でも、いくら見ても、何がそんな初対面同様の猫をデレデレにさせるのかわからないんですよ。

ようは友人が器用すぎるんだろうと納得し、戯れを邪魔しないよう遠くへ行こうと別方向に目を向けると、さっきのアメショーがいつのまにか、私の2m範囲内に、たった1匹でこちらを向いて座っているじゃありませんか。

あいつ、もしや私を待ってるのか?と、勝手に都合良く解釈した私は、膝から曲げて背を小さくしながら、近づきました。さっきぶりだね、ご飯は美味しかったかな?君だけだよ撫でさせてくれる子は…。

あと数歩というところでアメショーは、私とは逆方向で脚を広げて座っていた、オヤツを持ったおじさんの元へ歩いて行きました。

就活のための一年間が別にあってもいいと思うの

今年度も他大学の授業に顔を出しているのですが、相変わらずどの学校も、自分が四年間通うビジョンは浮かばねえなという感想を抱きます。授業は面白いし、生徒も優しい子ばかり。学食もうちより安かったり量が多かったり、近くに銀行や安いチェーンがあったり、いいな〜と思うことはあるのですが、なんか浮いている感じ。水と油感。ほとんど無意識に猫を被ります。その分、目白の校舎に帰ってくると、息がしやすくて、無駄に元気になります。周りが自分と同じ感じの人か、それを通常行動だと受け入れてくれる人が大半なので、素をだせます。安心しすぎて、壁でも寝られます。

人はそれぞれ違うことには変わりありませんが、学力の差がないこと・同じ面接官に良いと思われたこと・作文の質が同じくらい、などといった受験という篩にかけられ、残った人間が集うような学校は、どこかしら根本的なところで似ている人が集まる傾向にあるのかなと思います。その傾向こそが学校の「カラー」となり、伝統的になっていくことで確固たるものになっていくのでしょう。

きっとそれは会社も同じで、一つにまとまって動いているだけ、その傾向は学校よりも強い必要があるのではないかと思っております。そして、学校の受験に代わるジャッジ材料が、エントリーシートや面接やテストなわけで。私たちはそれを通過しなくてはいけないし、通過できる運命的な会社を見つけ出さないといけないのです。

どうしてもその会社に入りたいからその会社の社風を汲み取って人物を演じるのも一興ですが、やっぱり個性を潰すのは、バレますし、もし内定決まったところで、この先自分も周りもストレスになると思うんですよ。だから自己分析って大切で、企業側もそれに合わせて来てね〜と思っているから、なんたら診断とかが普及するわけです。理想はその結果に七、八割似ている雰囲気を持つ社員が集う企業ですね。

でもその企業を見つけるのが悠長に構えていると大変なんですよ。学校と違って会社って、実際自由に誰でも観に行ける機会が多いものではないじゃないですか。数も時間も限られるから、ご存知の通り、HPとかで調べて、ピンポイントで狙って書類通して行かないと行けないんですけど、書類通る通らないの前に、HPとか正直、似たような文言ばかりで、わからないじゃないですか。自己分析に乗じた職種診断も、けして性能が良いものではなさそうですし、頼りになりません。星の数ほどある業界から、すぐに会社名を思いつき、更に自分に似合いそうな会社はどれとこれとそれとあれとと、候補を思いつける超人がいるなら、それはその能力を元に起業すれば良いと思います。

時間が足りません。卒論も迫ってきているし、こっちはこっちで就活以上に何も決まっていないのです。自分の輪郭は掴んでいるので、旅に出ないだけマシかと思いながら、日々BB片手にパソコンと四季報に向き合う日々が続いております。夜明けは待つのではなく、向かって突き進む姿勢で、白紙の卒論と共に、めげず進んで参ります。

後名月にかき氷

暑さ寒さも彼岸までとはいうけれど、最近は季節が季節や国の垣根を越えて交流する時代。

そんな時代だからこそ存在できるメニューを今日はひとつご紹介させてください。虎屋さんの栗のかき氷です。芋名月が過ぎてから市場に出回る栗が、夏の名物かき氷とコラボなんて、本当に面白い時代になったものです。

そのままでも非常に美味しいのですが、私はかき氷に蜜栗をプラストッピングして、最後の一口で一気に味わいます。ホクホクした栗がラストを華やかに盛り上げます。店員さん曰く、練乳をかけるともっと美味しいらしいです。強いですね。

かき氷も最近はたくさんのお店が出てきて、自宅でも美味しいかき氷が作れるようになったけれども、この美しい盛り合わせは虎屋さんにしか出来ません。本当に美味しい。そんな令和ならではのかき氷は虎屋にあります。近いうちに喫茶がある虎屋さんのお近くを通る時は是非。ちなみにかき氷が終わればこれまた美味しい粟ぜんざいやお汁粉がやってきます。ちょっと高いので、今年は行けなさそうな気もしますが、いつか毎月毎週通えるようなご身分になりたいなと思っています。

西生田の森にて伸びるもの、生徒の背丈と文章量

今日はBSテレビ東京の『THE名門校 日本全国すごい学校名鑑』という番組で、附属中学校が紹介されておりました。内容はオープンスクール委員の子たちがオープンスクールを素晴らしいものにするという奮闘と涙のドキュメンタリーで、放送後友だちと「あのように素晴らしい出来た後輩がいて私たちは幸せものだ」と、熱く語り合いました。

小田急線の読売ランド前駅なんて、卒業すれば本当に行かないもので、我々は駅前の歩道橋を見るだけで涙をこぼすのですが、今日はそんな母校の過剰摂取を朝から行い、スマホの通知は中学が中学がとうるさいわけです。かくいう私も、ここに書いてしまうぐらいには興奮しています。

番組に出てきた人生何周目かと思うほど出来た中学生もいれば、大学生になってはじめてオープンキャンパス委員となり、はしゃぎすぎて足を攣るような卒業生もいますので、ピンキリということだけはお伝えします。しかし、あの番組に出ていた生徒と同じぐらい、人格的にも学業的にも既に大成している生徒が例年ゴロゴロいるのも附属中学校です。すごいでしょ。自慢の母校と自慢の同窓生です。

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番組でもサラッと紹介されていましたが、附属中学校は国語教育に現代では異質なほど力を入れています。

1番その成果が出ているのが、生徒及び卒業生の書く文章量。自分で言うのも何ですが、本当に長いです。まず、国語の授業を担当する先生が1年間に2人から3人いて、全員違う授業を1年間通して進めていきます。内容は近現代文多めの古典・近現代ごっちゃ混ぜです。ただテストや課題の形式は似ていて、テストは枠で囲ったスペースがあって、その中にみっちりと作品論などを書くスタイル。課題もB5くらいの紙に自分で枠取りして、スペースの許す限りみっちりと書くスタイル。出来上がった物は皆で共有して、互いに刺激し合います。

深夜特急、高瀬舟、陰翳礼讃、藤など教材のインパクトも強いものがありましたが、何よりもテストや課題の方針が我々生徒の発想力・創造力・構成力・表現力等々を育て、その結果が卒業生の華々しい活躍であり、スクロールしなければ全体が見えないLINEなのかなと思っています。

そう、我々生徒が注意しなければいけないところは、長く書くことを目的としてしまい、文章は人に読ませる物だという意識が抜け落ちてしまうことです。正直、文章の長さで附属中学生か否かは9割見抜けるほど、ダラダラと長い文章を私たちは書いています。相手が読みやすいか?ということが感覚から抜け落ちていて、私はつい最近までそれに気づけなかったので、今更色んなことや人に後悔と懺悔をしております。

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文章量といい、さまざまな力を身につけることができた附属中学校時代。在学時は劣等も良いところでしたが、これから先「お前が卒業生で誇らしいよ」と言ってもらえるよう、精進してまいります。

暑い日はビールに限る?

暑すぎて歩く気すら起きません。

言い訳に過ぎませんが、私そもそもの習性として花粉が飛散し出してから秋虫が鳴き始めるまでは基本的にやる気が出ない方で、9月以降はまた生き急ぐようにバタバタし始めますので今回まではインドアな感じの文章をお許しください。

こうして外に出ない日々が続く中何をいったいしているのかと言いますと、第一に企業のHPを見て、第二に本を読み、第三にスマホで文章を読んだり動画を見たりしています。冷房が効いた部屋の窓から覗く外の世界は晴れ渡り、絶好のお出かけ日和だと思うのですが、一歩外に出れば全てが幻想であることを思い知らされるわけです。朝から昼間はこうして、目が悪くなるような生活をして、夕方とか夜にちょっとだけ外を歩いて、体力を最低限維持しています。

本を読むと言っても、古典集成を読んでいるとか文学部の学生らしいことは一切せず、ずっと美術雑誌とか旅行雑誌ばかり見て楽しんでいるだけなので、なんとも言い難いです。

雑誌やSNSを見て、たくさん行きたいと思う場所はあるのですが、近隣だと銀座ライオン銀座七丁目店でしょうか。

ということで行ってまいりました。

銀座七丁目のライオンは現存最古のビアホールで、東京の中心地としてはかなりびっくり、戦前からあります。ガラスモザイク画をはじめ、ほとんどが当時のままということで生きた文化財の代表例です。

頑張って昼間に行ったので比較的すぐ入れて、ビールも食べ物もすぐに来ました。夏祭り中なこともあり、ガリバーブーツで楽しんでいる客も多々見られましたけど、私たちはより多くの種類を楽しみたかったので、中か大ジョッキを数種類頼んで回し飲みしました。全部美味しかったです。黒ラベルは安定の極上として、意外だったのは、エーデルピルスの上品さと白ビールの飲みやすさ。二つとも初めて飲んだのですが、エーデルピルスは(ピルスとあるから当たり前)ウルケルに似ていて、でもそれらよりちゃんとポップに苦味があって、何より見た目が儚げで可愛い!白(調べたら白穂乃香とありました)はエーデルピルスや黒ラベルとは違って、苦味や麦感がないというか、原材料が小麦だからなのか詳しくないので知りませんが、本当に飲みやすいのにびっくりしました。ビール苦手でもこれなら好きって人たくさんいそうだなぁと思いました。

食べ物も本当に美味しくて、テーブルにみっちりなぐらい頼んだのに一瞬で無くなりました。個人的にカリーブルストが特に美味しくて、もっと食べたかったです。今回は頼まなかったのですが、周りの客が食べていた、つぶ貝のガーリックバター焼きが美味しそうだったので次回以降のため、ここにメモします。

昼間の銀座は日陰もあまりなくて最高に暑く、普段の銀座から考えると、ありえないぐらい路上に人がいませんでしたが、美味しい思いが出来たので行って大正解でした!あまり飲酒は良い印象を持たれないですし、あまり体に良くないことはわかっていますけれども、こうして歴史ある場所で百年前の人たちと同じように楽しめるようになったことは、歳とって良かったことの第一位です。

役に立たない高校生へのアドバイス集

ありがたいことにオープンキャンパス委員にさせていただいて、この間初めて参加してきました。

内部生なので本当に受験に対して知識がないのですが…。

なので全く役立たずのまま終わってしまいました。ちょっとこれはせっかくの立場をもらっているのに悪すぎます。

次回以降はちゃんと聞かれたら答えられるようにまとめておきたい!ということで今回は私が思う「日本文学科に入学して3年、これはやっておけば良かった/これはやるな!」集です。改めて考えてみても、私が答えられるものというと入学が決まってからの話だけなので、こうなりました。これだけの内容ですが、この通り何も物事を知らないほら吹きバカ学生が書いているので、本気にはしないように…。

〜入学時の私の簡単な学業レベル紹介〜

・思春期らしく漢字テストに反感を持ち、毎回再試験に追われる

・現代文法/古典文法ともに苦手、テストは捨てていた。勘で現代語訳をする変な癖がつく。

・近代文学と漢文のみ興味を持つ

・高校2年時英語が最低評価、理系も底辺に近い。しかし第1志望は定員が多く志望者が非常に少ない学科なため、余裕で入学

やっておけば良かったこと1-3位

1位 文法

これに勝るものはありません。全国の皆さん、特に解いたらその場で忘れるような方、他の暗記物は捨てていいので文法はきちんと学びましょう。文学部志望の人は〇行〇〇活用とかすぐに答えられるレベルだとベストだと思います。文法が出来なくて何が困るかというと、授業中の問いかけだとか、うちだと必修科目のテストとかもあるのですが、何よりレポートや論文で現代語訳をするときに困ります。正しくやらないとダメなので、詰みます。

他の人は使い方だけでも覚えて、勘で答えられるレベルになれば大丈夫だと思います。

2位 便覧に出てくるような古典作品を読む

これは合格後で大丈夫。でも、入学後焦って読んでも何も身につかない。附属生はどうせ受かるから今のうちから読んでおくといいよ。

今の大河に登場してくる、紫式部や清少納言など、今に至るような作品書いているような人は当時のインテリオタクしかいません。桐壺といえば長恨歌、香炉峰の雪は簾を高く、と必ずどこかで当時の教養として流行していた前時代の文学が出てきます。この程度なら全然マシなんですけれど、ハッキリそれと書いてなくても、構成や展開やセリフが実は『〇〇』のパロディだった!ということがあります。最初は謎解き感覚で面白いですが、だんだん自己不信になってきます。近代文学は日本の古典にプラス、西洋の古典作品からの引用も入ってくるのでそっちの方が地獄です。自分のためにも下に、今学んでいて読んでおけば/読んでいて良かったもの「個人的」ランキングは書いておきますが、中国古典から暇さえあれば満遍なく全部読むべきだったなと思っています。

☆これだけは目を通しておくと楽だと思ったもの

・白氏文集

・伊勢物語

・古今和歌集

・太平記

☆特に読んでおいて/読んでおけば良かったなと思うもの

・孔子とか中国思想系

・古事記

・万葉集

・日本霊異記

・和漢朗詠集

・今昔物語集

・平家物語

・聖書

・シェークスピアとゲーテの色々

★余力があれば

・大和物語

・住吉物語

・四鏡

・新古今和歌集

・曽我物語

★さらに余力があれば

・枕草子

・土佐日記

・梁塵秘抄

・徒然草

・方丈記

・千載和歌集

・催馬楽/謡曲/狂言/歌舞伎/浄瑠璃/落語の有名作品。新編集に載っているもの。(実際に観るのがベスト)

・浮雲

・蒲団

✴︎ただのおすすめ(近代)

・様々なる意匠

・『敗北』の文学

・日本近代文学の起源

✳︎私には無理だった

・源氏物語全巻

源氏とか特に擦られまくっているから、できれば全部納得いくまで読みたいけれど、本当に時間がかかる。まずは原文で読めと言われるけれど、絶対に途中で投げ出すので、自覚がある人は『あさきゆめみし』などで概要を知るぐらいで良いと思います。本文を読むのは他のを読んでから手をつけた方が良い。

3位 歴史

日本文学志望なら日本史、西洋文学志望なら世界史を選択することが多いのでしょうけども、正直日本人として日本人の歩みと歴史的立ち位置は知っておくべきです。つまり本来は日本史も世界史も、両方とも捨てるべきではない。

というのはさておき、日本文学および日本文化を知るには対象が生まれた時代背景をよ〜〜く知っておくべきです。細かいことまでとは言いませんが、この時代は誰の治世でどんな事件が起こっていたかぐらいは知っておく必要があります。これはイギリス文化専攻にしろ中国文化専攻にしろ何にしろ同じです。そして、4年後何を研究対象にしているかなんてわかりませんから、進む先が決まったのなら、満遍なく対象が存在する国の歴史的知識を得ておくと後々楽だと思います。国立博物館に通うのはかなりおすすめ。

殿堂入り 他言語(英語)

国の機関でありながら国語を捨てて英語教育に力を入れようとしている教育機関のことは、外国から密輸されてきたサルが運営しているんじゃないかと思っていますが、それとは別に、英語は世界の共通語ですので英検2級ぐらいのレベルはキープしておくと後々楽に物事が進みます。就職の話。

これはやるな!1-3位

1位 勘で現代語訳

やらないと思いますが、本当にやるな!いちいち調べて正しく翻訳する癖をつけてください。

98%は当たるとかそういう問題じゃないです、古典を読むなら原文と専門家が書いた現代語訳がついている本で読みなさい。文法身についていない人が安いからと言って現代語訳がついていないものを買うんじゃありません。図書館に通って新編集を読む方が良いです。

2位 古い論文を読む

大抵間違ってます。今の時代、吉田兼好と言うものならコンクリ詰めにされますよ。

3位 本を1から全て読むこと

ぶっ叩かれると思いますけど、時間がない若者にはやっぱりこれ。本って1冊長いじゃないですか。飽きるし、コスパ悪い。読み飛ばしても良いから、とにかく知ってるエピソードを増やした方がいいと私は思います。本1冊に対して原稿用紙10枚ぐらい感想をかけるぐらい、じっくり読むのが好きな人は否定しない、どんどんやってくださいだけれども、正直、全ての本をじっくり読む必要はない!じっくり読んだところで歳取らないとわからないのもたくさんあるし…。3-5行ぐらいすっ飛ばしながらでも、あらすじを知り、そういう世界があるんだってことを知り、そこから何らかの学びがあったり、この人何が言いたいのかわからないなと思ったり、知らない語彙が出てきたらその時点で価格の10倍は得していると思っています。

まとめ

とりあえず本を読むことをおすすめします!本以外にも高校生のうちから映画や舞台など、幅広い分野で知見を得るべきです。1番手っ取り早く、図書館に行けばタダで済むのでとりあえず本です。

これは文系理系関係なく、また中高や大学に進学するかしないかも関係なく、全員がその姿勢を持つべきだと思っています。それに気づくスピードが早ければ早いほどいいってだけです。高校生は早いですよ、少なくとも私よりは。少しだけでも嗜んでいると、人生楽しくなるっぽいですよ、共に楽しみましょう!

持つべきものは狂気な友人

ちょっと色々辛いかも(五月病)と思っていた時に日本文学・文化ばかり触れていたらそれらを目にするだけで辛くなり始めました。その時、タイミングよく救いの手を差し伸べたのが、やはり中高の友人たちでした。どれも会う理由は海外文化関連。6月の1週目、私は久しぶりに授業時間以外の時間のほとんど全てを海外に目を向けることになったのです。

2日の日曜日。私は生まれて初めて立川駅に降り立ちました。昭和記念公園で行われる、東京蚤の市へ友人Aと行くためです。互いにちょっとづつまた遅刻し、立川駅で落ち合ったあと、昭和記念公園へ向かいます。「ヱ!?金取るの」と驚いた後、入場。お金は取りますが、老若男女沢山の人が居ました。もちろん、アンティークですから、フランスや英国、チェコ、北欧のグッズも沢山あります。食事も充実していて、ソーセージやクラフトビール……。「ビアガーデン行きたいね」と20代成りたて丸出しの会話をして、よし、英国でパブってボルドーでワイン嗜んで色々な国で食ったり呑んだり観光した後にドイツでビールで乾杯だ!と卒業旅行の計画を立てたりしていました。その時までには少しでもいいから円高ドル安お願いします……。そして、北欧といえば近くにイケアがあるんだぞと、再入場できることを確かめてから、イケアへ向かいました。イケアではちょうどお腹が空いたので、プラントのフィッシュアンドチップスを食べました。私の知るものとはちょっと違うけれども、やはりビールが欲しかったので公園で飲もうかなと思っていると。
マイナス因子同士が出会うとプラスになるように、お互い晴れ女ですが、2人で会うと9割雷雨が来ます。前回2人で旅行に行ったときは、大豪雨で霞む五重塔を見ながらアフタヌーンティーを楽しみました。今回も見事雨雲がやってまいりました。IKEAと書かれた旗がすぐ近くにあるにも関わらず、白くなって輪郭しか見えない様子に、ビールさよなら、また今度と別れを告げました。私はいつになったらこの友人と酒を交わせるのでしょうか。公園の会場もやっぱり来たかと雨装備を初めていました。しかし、今回の雨雲は調子が悪かったようで、移動できないほどの豪雨ではありませんでしたので、歩いてららぽーとに向かいます。ららぽーとでは以前から2人して気になっていたアヒルのぬいぐるみを互いの形見として持ち帰り、私が大好きだった期間限定のアサイーパンケーキを食べました。

月曜日は私の今一番嫌なサークルがありましたが、自主ゼミがあって、その後同じ自主ゼミでかつブログ部の、ののちゃんと食堂で4限の時間まで話しながら美味しい冷茶漬けを食べれたので乗り越えられました。授業の方も他学科の友人たちと会えるのでサークルまではしっかり元気でした。

火曜日は偶然(!)学校へと向かう途中で、友人Rと会えました!彼女は最高にクールで中身はやばい変人。ずーっと一緒にいたのに、学部が離れて全然会えなかった上、元々私は彼女と会うと元気になる特性があるので、まるで栄養剤をイッキしたかのように、一瞬で元気になって百年館までの道をスキップで行きました。学会では学科のオアシス、私の友人で学会委員長である友人Nとお話しできましたし、授業の帰りには顔が良い数少ない学科の友人Mと偶然鉢合わせ、少しの間だけお話ししたのと、更にバス停前で他学科の友人たちとも会えました!後1日頑張れというエールでしょうか。

水曜日は友人のお姉さん(あだ名)と授業を受けて、その授業の途中でアブの入場があって(コイツの入場は目白では珍しいですが西生田では全く珍しいことではありませんでした)、それに気をとらわれているうちに授業が終わりました(笑)そして120年館で学科の大食い友人Kと(これまた偶然)会って、食堂でまた冷茶漬けヒレカツ入りと唐揚げを食べました。友人はうどんと小鉢と味噌汁とご飯を食べていました。食堂は美味しいですがもう少し量を増やしてほしいです。

そしていよいよ木曜日!いつも通り10分ほどの遅刻を果たして舞浜駅に着きました。この日から2日間、友人Dとバケーションパッケージでディズニーランド・シー・ファンタジースプリングスを楽しみます!
ランドではまず、バケーションパッケージ(以下バケパ)特典のパスを使って美女と野獣のアトラクションに乗りました。最後の舞踏会のところで踊り酔いしましたが(笑)素晴らしいセットにどこから出てくるのかわからない扉、ベルの美しさに最初から泣き出しそうでした。
この日のランドは異様に空いていて、次は待ち時間5分足らずでホーンテッドマンション、スプラッシュマウンテン、スペースマウンテン、スターツアーズ、バズをぐるぐるした後、ショーを観に行きました。車が舞台上に登場したり、チップとデールが様子のおかしいダンス(もちろん褒め言葉!)を披露したり、イーヴィルクイーン(お婆さんの姿)がアホみたいに暴れ踊っていて、ショーってこんなに楽しかったっけと思いながら、爆笑しました。

この後は、20分足らずでミッキーとミニーにそれぞれ会えるとのことだったので、会いに行きました。ショーの後なのでまるで楽屋訪問のようです。空いていたからか?2匹ともサーヴィス精神旺盛で、ミッキーにおいては、1匹と2人で様子のおかしい写真を撮ってもらった後、手に鼻キスしてくれました。2人して驚きすぎて、鳥が飛んでいたところにいきなり牛が突っ込んで来て驚いた時の鳴き声のような声を出してキャストさんに笑われました。未だに感覚残ってる。
そして、今やっているドナルドのパレードをシンデレラ城の前で観ました!昼間のパレードは他の友人と行くと絶対に観ないので、10年ぶりでした。ドナルドの誕生日が近いことも知らなかったやつがこんな良席で良いのかと思いながら、カメラを構えた友人の蔭に潜むようにして待っていましたら、ポップな音楽が流れ始めました。ドナルドの格好をしたダンサーさんたちが本当に可愛くて、あとピートがヴィランのくせして優しくて可愛い!何より主役のドナルド!この子は文句なしの可愛さ満点ダックです!何言ってるのかわからないけど。

可愛い可愛い鳴いていたらあっという間に終わってしまい、残念がっていたら、「次もショーだよ」と友人に手をひかれ、フォレストシアターという新しい劇場に行きました。席に座る前にトイレへ行ったのですが、トイレまでの廊下が本当に可愛くて泣きそうになります。飾ってある楽譜を一つづつ見ていたら、スタッフの方に「そろそろ始まりますよ」と言われて、慌てて2階席1列目へ向かいます。ショーの内容は色々なキャラクターが次々と歌を歌っていくのですが、途中シンデレラが他のプリンセスと歌う場面があって、その美しさに、私は小さい時シンデレラが本当に好きだったことを思い出しました。王子の名前などは忘れていましたが、またオタクをしても良いかなと思いました。ミッキーたちも本当にかっこ可愛かった!
そのあとはずーっとバズを周回したり(バズは7月で終わってしまうので)、センターに乗って首がちょっと危なくなったりしていたらあっという間に夜が来てしまいました。せっかくなのでエレクトリカルパレードを見ようと思って、友人をバズに置いて、城前広場に行きました。いつの間にかラプンツェルとアナと雪の女王が増えていました。浦島太郎かよ。こちらも大変楽しんで、隣にいた知らない外国人と盛り上がりました。

ホテルに行って、泥のように寝て、翌日はとうとうファンタジースプリングスです!バケーションパッケージにはファンタジースプリングスのアトラクションに優先的に乗れる魔法のリボンがついているので、9時くらいにのそのそと、シーの門をくぐりました。魔法のリボンは兎に角すっごくて、これとバーコードチケットさえあれば10分足らずで乗り物に乗れます。おかげでそれぞれ最低2回、多くて8回乗ることが出来ました!特にアナと雪の女王のアトラクションが良くて、詳しくは実際乗ってみてほしいのですが、イッツアスモールワールドのような穏やかなものにスプラッシュマウンテンを混ぜたアトラクションなので、運が悪い(良い?)と水の壁が襲ってくる場合があります。友人曰く、「水量がバグっている」ようで、乾きやすい服装と太陽の出ている昼間がベストです!ある意味マジのフローズンライドです、嘘は言っていない。

私が一番楽しみにしていたラプンツェルのアトラクションは私の推しであるゴーテルが一切出てこなかったので肩透かしを喰らいましたが、つまり全く悪役(というかラプンツェルの日常)が出てこず、ずっとラプンツェルたちが笑顔で楽しそうなのでこちらまで幸せになる、心が浄化されるアトラクションです。でもゴーテルは出ない。歌だけは列に並んでいるところで流れていまして、それに気づいて喜んでいたら友人に引かれ、前に並んでいたお子さんに「趣味悪…」とでも言われているかのような目を向けられました。酷すぎないかい?

ピーターパンのアトラクションは絶対に最初に乗ったり、食前食後に乗るものではない。車で本を読まなければ酔うことはない私も、酔い止めを飲んだ上で酔いました。後列になるほどつらいと考えます。でも、ピーターパンの良いとこどりアトラクションなので、スターツアーズが大丈夫な人は是非乗ってみてください!ティンカーベルのは、夜に行くと尚よかったです。帰りたくなくなって、「帰りだぐな゛い゛!!!」と叫んでしまいました。友人は引かず、わかると言ってくれました。さすが私の友人です。富豪になったらこんなイメージの部屋を作りたいと思います。あと、籠の中の鳥がうつろな目で下を向いているオブジェがあって可愛いと言っていいのかどうなのか戸惑いました。

こいつ

重課金(バケパ)勢はこのようにスルスル乗れるのですが、普通の人はファストパスを持っていないと入れないので、それのキャンセルが出るのをずっとスマホを見て待っています。なので他のアトラクションはと言いますと、トイストーリーマニア2周目をしようとしたら40分待ちだったので「混んでいるね」といって辞めたぐらいに、空いていました!タワーオブテラーが20分待ち!秒速で落下事故経験!ちょっと昨今のテーマパークの闇を感じつつも、楽しく快適に過ごすことができました。

最後は『ビリーヴ!』と花火!『ビリーヴ!』はマジ泣くよマジ泣くよ言われていましたが……。いきなり寒くなったんですね、そして私はなんとフリードリンクチケットで冷たいドリンクを大量に飲み、その時も片手に持っていました。つまり、冷えてそれどころではありませんでした。しかし、これがなければ、大衆の前できたねえ泣き顔を晒していたので救われたというべきでしょうか。花火はそこから一気に移動し、ファンタジースプリングスのアレンデール城の前で見ました。これは流石にちょっと泣きました。もうすぐ現実回帰かー、という寂しさと、花火久しぶりに観たわという感動はもちろんあったのですが、それ以上に、今私の隣にいる友人Dは中学1年生から仲が良いのに、本当に時間割が合わないので、同じ大学構内に居るはずなのになかなか会えず、もはやネ友なのでまた実物に会えなくなるかと思うと悲しかったのです。

土曜日は半日寝て、部屋の掃除(まだ引越しの片付けが終わっていない)をしました。
そしてラストは日曜日!スタジオツアー東京に万年ハリポタオタクの友人Sと遊びに行きました!前日に『出没!アド街ック天国』で取り上げられていたので混んでいるかなと思いましたが、全然そんなことはなかったです。2人とも30分以上遅刻したにも関わらず、すんなりと入れましたし、途中で渋滞もなかったです。館内が広いからね。「ハリー、お前は魔法使いだ」という文字がびっしりと書かれたハグリットとハリーの像を横目に、入場口へと急ぎます。今回も友人にチケットを取ってもらったので提示してもらって中にはいりますと、さっそく例のドラゴンが上に!ここは恐竜博物館か!?

推しが居た寮であるスリザリンのローブを購入し、さっそく中へ。最初はこのスタジオツアーが出来るまでのことや、注意事項を映像で教えてもらいます。一定人数が部屋に入れられて、説明を受ける様はまるでホーンテッドマンションのよう。扉を誕生日の人が押し開け、いざホグワーツ!

目の前に現れたのはあの食堂!ホグワーツの校章があんなところにもあるんだ、蛇の舌イメージでスネイプ先生のマントは2つに分かれているんだと友人に色々と説明を受けながら、食堂の構造や衣装を見学します。

ここはどちらかというと博物館のような感じで、建物の作り方から衣装の作り方、魔法動物のCGの作り方、合成音の出し方などが紹介されています。これがマジで楽しい!!(建築服装等々専門外の私でも!)なので特に舞台装置などに興味がある人はおすすめだなと思います!

他にもクディッチ試合の観客になったり、ヒッポグリフとお辞儀をしたり、魔法省に登庁したり、友人の杖を借りて実験をしたり、守護霊を呼び出したりしました。

一番右が推し!!!!!!!!!

たまに居る推しが可愛いし(見つける度にギャーギャー騒ぐ)、英語文章を訳すだけでなく、すでに何回もここに来ている友人がプラスαの説明をたくさんしてくれるし、食べ物は可愛くて美味しいしで、なんと7時間も滞在してしまいました(笑)でも体感は3時間!広いところに所狭しと展示がされていて、友人と、日本でこれならイギリスのはどうなっているんだろうね、よっしゃイギリス行こうぜ!と話しました。そのためにも円高お願いします……。

箱の場所はインタラクターに教えて頂きましたよ

おかげで翌日は全然声が出なくて、のどが痛くてつらかったです。(そして熱が出る)(永遠のガキ体質)大学生になってからほとんどずぅーっと気を張っていて、たくさん喋ったりするようなことが滅多にないのでこんなことになりました。ですが、嬉しい代償です。気を使わず無礼講でいられる(言ってしまえばこれ以上見せて失うものがない)友人がたくさん居てうれしいです。またみんなと遊びに行きたいし、社会人になってもババアになっても仏になっても、この関係を続けていきたいです。多分何人かは読んでいるから、しつこいとは思うけど、ここでも感謝の気持ちを伝えるよー!ありがとう!!

追伸、今度みんなでZ級映画観ながらアメリカンティーパーティーしようぜ!