こんにちは、みどです!
最近、肉でも野菜でもなんでもポン酢をかけて食べることにハマっています。ちょっと味足りないな~っていう時にポン酢をかけると何でもおいしくなるんですよ!万能調味料、ポン酢。
最近見つけたのは、えのきとバター10gを耐熱容器に入れて、ラップをふんわりかけてレンジで2分温めたあとポン酢をかけるとすごくおいしい食べ物ができあがることに気づきました…!えのき好きな方、ぜひ試してみてください♪
もう一つ、最近ハマっていることがあって、それは短歌を詠むことです!
大学の授業で短歌についての授業を取って、短歌に触れる機会が増えたのをきっかけに、以前から興味があった短歌について自主的に勉強するようになったり、ついには短歌を詠む用のTwitterのアカウントを作ったりと、日常生活の中に短歌が入ってきてとても楽しい短歌ライフを送っています。
SNSを作ったことで、色んな人の短歌に触れることができたり、沢山の感情や物語に出会う機会が増えてとても充実しています!
私が一番好きな歌人が、俵万智さん。結構有名な方なので、知ってるという方もいるはず…!高校時代に、俵万智さんの『あなたと読む恋の歌百首』の本が好きすぎて何度も読み返した思い出があるぐらい、私の心に強く残っている短歌のスペシャリスト。是非読んでみてください!
また、短歌を詠むようになってから、言葉に目を向ける機会や時間が増えたな~と感じます。何気ない言葉でも、類語や関連語を調べて自分の語彙を増やしたり、普段目にしているものや耳に入ってくる言葉の意味を調べたり、字数が5文字のものだったらテンションがちょっと上がったりと、今まで目に入らなかったようなものまで入るようになってきて、世界がガラッと変わった気分。
この短歌の授業が、前期で終わってしまうのは少し悲しいけど、引き続き自分が感じた物事を歌にして発信していきたいな~と思ってます。
以上、みどでした。
月別アーカイブ: 6月 2021
オンリーワン。
こんばんは、あこです。
ただいま22時25分。19時からブログのネタを考え続けて3時間半経ちました。
そろそろタイムリミットが近づいてきていますね……困った困った。
ーーーーー
先日、ファイルの整理をしていた母から、「こんなの出てきたよ」と、ルーズリーフを2枚渡されました。高校2年生の時に使っていたファイルだったので、もう3年前ですね。そのルーズリーフには、当時の私が書いた小論文がありました。
タイトルは「人の表と裏の否定」と、「他人について」。どちらも、「人間関係で何かあったの?大丈夫??」と声をかけたくなるようなタイトルですが、多感な高校生が書いたということで、お許しください。
そんなタイトルですが、内容はそこまで過激なものではありませんでした。
「人間は表と裏で分けられるほど単純ではない。」「相手よりも優位にいたい、裏切られなくない、という想いが根底にはあるのではないか。」「人の印象は変わりやすいのだから、相手の性格や人格を決めつけて吹聴してはいけない。」「相手に誤解されないためには、努力も必要である。」
どれも、わかりきったことです。加えて、「小論文」を名乗るのも恥ずかしいような文章でした。
だけれど、これを読んだ時、「残っていて良かった」「読めて良かった」と思いました。もちろん、内容が素晴らしかったわけではありません。タイトルからして恥ずかしいし、内容も構成も全然ダメ。高校生ならではの青臭さというか、自分に酔っている感じがプンプンしていて、とにかく人にお見せできるようなものではありません。
でも、確かなことは、この文章を書いたのが3年前の私で、当時の私が書きたい・考えたいと思ったのがこのテーマで、最終的に導いたのがこの結論だったということ。そして、3年前に考えたことは3年前でなければ書けなかったということです。
人は、経験を重ね、成長していくにつれて「考え方」も変化していきます。良くも悪くも、考え方の変化には逆らえません。そして同時に、人は時間が経つにつれて「忘れて」いきます。その時に悩んでいたこと、考えていたこと、導いた結論。残しておかないと、それらは無かったことになってしまうのです。
高校生の時、母に悩みを相談すると「私もそうだった。」とか、「若い時は、みんな悩むものなのよ。」と言われることがありました。また、テレビやラジオで、私と同じような悩みを持った人が番組に相談したり、タレントさんが私と同じような意見を発言したりしているのを、何度も目にしてきました。
こういった場面に遭遇した時、私は「みんなも同じことで悩んでいるんだ!」「私と同じことを考えている人がいるんだ!」という安心感や嬉しさよりも、「私の悩みは私だけの悩みではなかったのか。」「私の考えはそんなにメジャーだったのか。」という悔しさやガッカリ感を感じていたように思います。
オンリーワンでいたい。他の人には考えられないような「考え・意見」を持ちたい。
そういう思いがあったのだと思います。正直に言えば、今もそういった思いは残っています。ただ、人に自分と同じ意見を持ってもらいたくない、とは今も昔も思っていません。人と違う意見を持つことに優越感とか喜びを感じているわけでもありません。どう表せばいいのかわからないのですけれど、「自分の足で頂上まで登った人しか味わえない景色を見たい」という気持ちに似ているでしょうか。苦しんで、辛い思いをして、やっとの思いで登った山から見た景色が、自分の家から見た景色と変わらなかったらガッカリするでしょう。(もっと良い例えを示したかったのですが、これが限界のようです。どうにか伝わりますように。)
先ほどお話しした3年前の小論文で書かれている内容や結論は、あまりにありふれたものでした。だけれど、「ありふれているもの・誰でも考えつくもの=書き記す意味がない」わけでもないとも思うのです。
「人と違う考え」や「自分だけの考え」というのは、滅多に思いつくものではありません。大学に入学し、論文を読む機会が増えてからは尚更そう思うようになりました。私が軽い気持ちで「これってこうなんじゃない??」「あっこれ良いかも!」と思ったことのほとんどは、既に先行研究で私よりも丁寧に、わかりやすく、根拠を示しながら指摘されています。(そもそも「思いつく」という表現が失礼ですね。すいません。調査を重ね、検証し、その上で導き出した結論は、「思いついた」とは言いません。)私たちが普段考えつくことなんて、たかが知れているのです。
だけれど、その「ありふれた考え・誰でも思いつくもの」は、「皆が思いつくもの」「いつでも思いつくもの」ではありません。確かに、たくさんの人が悩んでいるものかもしれないし、たくさんの人が導く結論かもしれない。でも、世の中にたくさんある悩み・意見の中で、「その時」の「私」が出会い、「考え」たものは唯一無二なのではないでしょうか。
結論は同じでも、そこに至る過程は人それぞれです。同じ場所から撮った写真でも、撮影者によって全く雰囲気が変わるように、撮影者によって心惹かれる理由が違うように、「全く同じ」ということは起こり得ません。「文章を書く」ということは、オンリーワンの結論を導くことではなく、オンリーワンの過程を示すことなのではないか。だからこそ、「ありふれた考え」であっても、「その時」の過程を残すために書き記しておくことは必要なのではないか、と思っています。
今日はあんまり纏まりませんでしたね。すいません。次回はもう少し頑張ります。
それでは、また。
すまじき生活
ご無沙汰しております、みちるです。
蝶のように舞い、蜂のように刺すんです。
「なぜ今それを?」
まさに今頭に浮かんだフレーズを文字に起こしてみました、何の意図もないと思われます。しかしこういうのもアリでしょう。うむ、ザブトン!
さて、この手紙を読まれているあなたは今どこにいて何をなさっていたところ?―「“ここ”にいてお粗末な手紙を読んでやっている」だなんて野暮なことを仰らないで。
私はと申しますと、拙宅にて落雁を食べつつ或る文章をしたためているのでございます。
小さな花の形をした落雁を一つ摘まみ上げ、ぽりぽりと噛み砕く。甘い粉の付いた指を屑籠の上で擦り合わせたらキーボードに打ち込み、また暫くして一つ食っては粉を落とし、パチパチと打つ・・・そして屑籠にもう一つ落雁を作れるほどの粉が積もったとき、私はやっと一つの章段を書き上げたようでした。
文章を、それもとりわけ短篇小説およびエッセイの体裁で好き勝手に書き連ねる。特に目標があるだとか日々の息抜きないし楽しみにやっているとかいうわけではなく、ただ書くことしか出来ないからそうしているのです。
「今回は金魚の話かい」
さいですよ。金魚、熱帯魚、メダカ―とにかく掌に納まる大きさの魚は数多書いてきた。
数年前は花愛でる人を描くのが楽しくて仕方がなかった。今はそう、魚愛でる人を描くことにひどく執心している。
一応これでも日本文学科に所属している私ですから、批評理論なんかを勉強したりもするわけ。そうして獲得したものがいざ自分で創作をやるというとき中々“使え”てしまう。使えたところでどうにもなりはしないのですけれどね。
書き手側にとっての批評理論は技巧のためのアイテムではなく飽くまで描くものへ向かうためのいち方法ですから、そうそう使えなくたって構わなかろうと思ってしまいます。
商業テクストを扱わない一般生物の視野だと言われてしまえばそこまでなのですけれど。
(間奏)
さて、骨壺に入れた落雁も残り少なになって参りました。
「骨壺に落雁。低級の模倣品だね」
はあ、そりゃあ悪うございました。
いいじゃないかよ、書くのは自由(自由!)だってみんな言ってんだから。誰を真似た格好と仏頂面も今は笑って抱きしめて欲しい気持。
「みちる」の名だって、きっと誰かのもの。
この原稿があがれば夏になる頃です、夏になる頃だから、また金魚を飼ってみようかしら。
金魚を飼ったら煽情的に揺らぐ尾が美しいだろう。
金魚を飼ったら色のない夏の家に鬼灯のようなその紅がよく映えるだろう。
金魚を飼ったら落雁の粉を水槽に落とせるから素敵だろう。
またお手紙書きますね、大好きです。 みちる
忘れられない
あの感覚、一度味わってしまえば、もう元に戻ることなどできない…。その名は…。
こんばんは、まなです。天気予報を見て傘を持って行ったものの、一切雨が降らないと、得をしたような損した気分になるような。ともかく、早くこの湿気がどこかに行ってほしいものです。
先ほどの”ブツ”の正体。それは「刈り上げ」です。引っ張った割には何てことはないですね。自分の髪が首に当たってよく痒くなってしまうという悩みに対して、以前、美容師さんから襟足だけを刈り上げてはどうか、という提案をされました。刈り上げには少々抵抗があったので、その場ではお断りしたのですが、やはり痒みが収まらなかったので、ついに刈り上げることに。人生初の刈り上げ。それは衝撃的なものでした。
バリカンの音。じゃりじゃりする頭皮。風が吹くとひんやりする爽快感。
こんなに良いものだったなんて知らなかった…。刈り上げの部分は後ろの髪でカーテンのように隠れているのでさほど抵抗感もなく。夏の間はこれで過ごしたいと思います。刈り上げ最高!!!
それでは、また。
緇林”杏”壇(しりんきょうだん)
皆さん、こんにちは!約1ヶ月ぶりの更新です!ずきです。
日本記念日協会によりますと、本日6月26日は「露天風呂」の日だそうです…!最近疲れがたまっているので、ゆっくり温泉の湯船に浸かって、疲れを癒やしたいと思っているところです………!
・・・
先日、ブログ部の新ポスターがお披露目されました!Twitterで、ブログ部員の方が回答して下さったのですが、ポスターは私、ずきが作成致しました。質問者の方が「上品で、イメージにぴったりです」と褒めて下さり、とても嬉しかったです!これから、日文ブログ部のアイコンとして機能するということで、制作者として非常に光栄に思います。今回は、新ポスターに込めた思いを綴っていきたいと思います。
絵を描くのが大好きな私ですが、ポスター制作は高校時代に学園祭のポスターを制作したとき以来で、かなり久しぶり。沢山の方々に見ていただく、そして何より、何年もブログ部の「顔」となる大切なポスター。以前のブログ部のポスターのクオリティーが非常に高く、プレッシャーを感じていました。まずは、全体の色を選ばなくては…!と思い、テーマとなる色を選ぶところから制作開始です。ここからは、実況形式でお送りいたします。
・・・
さあ、始まりました!ずき選手のポスター制作!現在、テーマ色の候補として、3つの系統を用意しているようです!こちらで、そのラインナップをご紹介いたしましょう!
まずは、旧ポスターと同じような赤色系!
『旧ポスターのイメージを踏襲するか、注目ですね。』
次に、日本女子大学の校章や公式サイトのテーマカラーにもなっている濃いピンク色系!
『大学のイメージカラーと合わせる作戦ですか。それもありでしょう。』
そして、ブログのベースカラー、橙色系!
『そう来ましたか。面白いですね。』
この3つの中から果たしてどの色を選択するのか、今、選択を迫られております!
おおっと!ここで、ずき選手に動きがっ!新しいポスターのイメージカラーに選んだのは……橙色系だぁぁぁ!その色から「杏色(あんずいろ)」を選んだ!!!ずき選手!なんということでしょう!
『やわらかい橙色を選びましたよ。なかなか良いですねぇ。』
さあ、ベースとなる色は決まりました!この後、デザインをどうするかですが…。
『ここからが腕の見せ所ですね。』
お~っと!どうした、ずき選手!ここで、制作の道具一式を片づけ始めてしまいましたっ!どうしたのでしょうか!!!
『これが、「スランプ」ですね。いいアイデアが浮かばないのでしょう。』
…半月後。
あれから少々時間経ってしまいましたが、そろそろ期限となる6月13日が近づいてまいりましたっ!13日はオープンキャンパス。オンラインでの実施ながらも、「できれば13日には公開したい」という要望のもと、ずき選手、若干の焦りを抱えながら、デザインを考えておりますっ!
『でも、どうやらまだ考えがまとまっていないようですねぇ。』
…おっ!ここで、ずき選手に動きがあったようです!なんと、持っていたシャーペンが動き出しました!これは!!!ようやくです!ようやく!アイデアが浮かんできたようですっ!!!女の人の横顔を描いていますね!
『ずき選手、人物の顔を描くのが苦手ということで、得意の横顔を描く作戦に打って出たようですね。これで一気に作業が進みますね。』
そ、そして、ここで!部長さんからのメッセージが入りました!!!
『現在の進捗状況を聞かれたようですね。ずき選手、デザインは決まったのでスランプからは抜け出せたとは思いますが、時間がないだけにかなり焦っていますねぇ。』
無事にポスターは完成するのでしょうか!!!
…2日後。
この2日間で、あっという間に完成させてしまいましたね!驚異的なスピードでしたね!
『そうですね。本人としては「もう少し出来たのに…!」というようなことを言っていて、納得はしていないみたいですが。今後の成長に期待しましょう。』
それでは、ずき選手へのインタビューです。どうぞ。
・・・
『ポスター制作、お疲れさまでした。』
「はい。ありがとうございます!」
『ベースカラーに「杏色」を選びましたね。その理由は何ですか?』
「そうですね。この色を選んだ理由としては、目白キャンパスに今年新たに誕生した「杏彩館(きょうさいかん)」という建物に「杏」という言葉が使われていたからです。創立120周年を迎えた本大学と共に、「ブログ部も新たなスタートを切ることが出来るように」という思いを込めました。また、「杏」という漢字を使った四字熟語に「緇林杏壇」(しりんきょうだん)というのがありまして…学問を教える場所、講堂のことを表す四字熟語なので、大学という場所にピッタリだと感じ、そこから「杏色」を選びました。ポスターに描かれている花も「杏の花」です。」
『ポスターの出来は、ご自身から見ていかがですか?』
「そうですね。スランプのような状況になってしまったので、出来に関しては納得していないです。今改めて作成したものを見ると、もっと良いものが出来たのではないかと思ってしまいますね。ただ、あくまでもこれは個人の満足度の問題なので…皆様に気に入っていただけるポスターが出来ていたのであれば、これ以上嬉しいことはないです!」
『最後に、ブログ閲覧者の皆様に一言、お願いします!』
「いつもブログを見てくださり、ありがとうございます!新しいポスターは、以前のポスターと比べるとかなりシンプルなデザインではありますが、それぞれのモチーフや色にはしっかりと想いを込めています。新しいブログ部の”顔”として、愛していただけると幸いです!よろしくお願い致します!そして、今回のポスター制作にあたり、協力していただいた全ての皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました!」
『ありがとうございました!』
・・・
実況形式でお届けしました本日のブログは如何でしたか?「ポスターの制作過程」と「試合の展開」ってどこか似ているかも…と思い、書き始めたこの実況形式。楽しかったです!!!
長くなってしまったので、今回はこの辺で!それではまた!
忘れ物には気をつけて
こんにちは!やなです☔
なんだか雨が多くなってきましたね。ようやく梅雨でしょうか。夏が近づいてきましたね。
***
緊急事態宣言が明けましたね。
演習の授業が対面になり、週1回の登校が週2回に増えました。オンライン授業は自分のペースで受けれるので好きですが、対面授業の方が授業に集中できる気がします(もちろんオンライン授業でも真面目に出席していますよ!)
さてさて、ここで今週の私のポンコツエピソードを1つ。
大学へ向かう途中、空いている電車に乗ってうとうととしていたんですが、ふと気づいたんです。
(あれ……?私、鞄に筆箱入れたっけ?)
登校中、何かしらを忘れてしまっているような気がして、慌ててカバンを覗き込むことはよくあることなのですが、いつもは気のせいで済んでいました。
今回もまあ大丈夫でしょと思って開いたのですが、おかしいのことに見当たりませんでした。
あっ私、学校に行くのに筆箱を忘れてきたな…?!
1つ言い訳をさせてもらうと、私は学習塾でバイトをしているのですが、前日にバイトがあったためバイト用の鞄に筆箱を入れっぱなしだったんですね。まあそれでも気をつけろという話ですが。
高校までに色々なものを忘れてきましたが、さすがに筆記用具を持ってくるのを忘れるのは初めてなので、電車で思わず笑ってしまいました。変人ですね。周りに人があんまりいなくてよかったです。
とまあ、コンビニで買おうかなと思っていたのですが、思い出したんです。
そうじゃん!生協があるじゃん!
学内で物資が調達できるなんてなんて便利な世の中なんでしょう!購買がない高校出身の私、感動です。
生協ってやっすくないですか?!ボールペンが88円ですよ88円。ワンコインでお釣りまで来ますね。(書き味は微妙でしたが) ……生協ってすごいねっていう話でした!
さて、先週はバイト先に自転車を置いて歩いて帰ってきてしまうし、もう少し色々気をつけなきゃなあと思います。ポンコツが許されるのは学生までですものね。
まずは!大事な大事な期末レポートの期日を間違えないように!気をつけようと思います😇
***
本日、推し(2次元)が17歳のお誕生日を迎えました。おめでとう。健やかに育ってね
***
それではまたお会いしましょう。やなでした。
浴槽人魚
風呂に人魚がいる。私が足を伸ばし切るのもちょっと窮屈な狭い浴槽に、人魚が住んでいる。
「ここでいいの?」
と私が聞くと
「ここでいい」
と言うから、良いらしい。
人魚はウェーブのかかった金髪を手で漉いて、私を見ている。青の瞳でじっと見られると気恥ずかしい。
「何?」
「いや、別に」
なんともない、と桜色の鱗を煌めかせて、尾で水面を打った。私はなんだよ、と思いながら浴室のドアを閉めた。
人魚は夜の浜辺にいた。月のない夜だった。私が裸足で砂浜を歩いていると、きらきらしたものが目に入って、ガラスか何かと思って近づいたら人魚だった。人魚は空を眺めていた。星の瞬きを一心に見ていて、私はその姿に見惚れていた。ふと、彼女はこちらに気づくと、にかりと笑った。尖った歯が見えた。
「どうした」
人魚は手を伸ばす。水掻きの付いた湿った手が、私の頬に触れる。
「ああ、これじゃあよく見えない。お前の家に連れてっておくれよ」
私は初めて人魚を見たことと、その人魚が家に連れてけと言ったこととで、たいへん混乱した。しかし気がつけば、人魚を両の手で抱えて寂しい一軒家の浴槽に浸けていた。
人魚は私の家の浴槽に住み着いた。なんでと聞いたら、なんとなくと答える。私は一人暮らしだったし、シャワーしか使わなかったので、そのままにしておいた。人魚は何も食べない。どういう仕組みかは分からないが、腹は減らないらしい。一日中、浴槽の縁に腕を組んでによによとしている。私が絵を描いている間もずっと。
「お前も不思議だったろう。私が人の浴槽で暮らせるのは。お前と言葉を話すのは」
「まあ」
ある日、人魚は突然話しだした。人魚が長く喋るのは稀だ。
「満潮の日にな、岩の上で寝こけてたら、気づいたら新月の干潮でな。帰れなくなったなぁと思いながら空を見てたら、人が通りかかったもので。どうするものかと悩んでたら、それがなぁ、海辺まで歩いて海の水をかけよったのさ。あはは、人魚は乾いたら死ぬと思っていたらしい。そんなに弱くないのにな。けれども試しに弱って見せたら、次の日もその次の日も会いに来た。そいつはなぁ、人の友が少なかったんだ」
人魚はまた、あははと笑った。初めて見た表情だった。
「お前はなんでこんな家に一人で絵ばかり描きよるの」
人魚が尾鰭をひらひらとしながら、問いかけてきた。
「人が苦手なんだよ。少し。だから一人で絵を描いてる。これでも展覧会に出したら賞を貰えるし、ちょっとは売れるんだ。でもそれ以外いらないから、ここに住んでるの」
私がそう返すと、人魚はヘンと笑った。
「じゃあ、私を描いてくれよ。そして完成したら見せてくれ」
「いいよ」
人魚が絵を見せてくれ、と言ったのは初めてだった。
数日後に絵は完成した。さすが人魚、描きがいがある。私の今までの絵の中でもよく描けた方だ。
「ほら」
浴室のドアを開けて、人魚に見せてやる。すると人魚はガラス玉のような眼を丸くした。
「冬治の絵と似てる」
「冬治おじさんを知ってるの?」
冬治さんは私の叔父だ。人が苦手な私のために、海辺の一軒家を紹介してくれた。
「おじ? ああ、お前、冬治の姪かぁ。通りで冬治に似てると思った。なんだ、お前は冬治のねぇ」
人魚は口元を綻ばせた。
「冬治は? 今どうしてる」
私は喉を詰まらせた。
「おじさんは、一昨年亡くなったよ」
「そうか」
人魚はそう言うと、それきり黙ってしまった。そして、死んだのだなぁと呟いた。
「冬治はな、お前に似てあんまり愛想が無くて、笑わなくてね、とにかく面白みのない男だったよ」
人魚がとつとつと語り出した。
「でもなぁ、眼が優しかった。優しい奴なんだ。あいつはな。だから、好きだった。本当はこの身を食わしてでも不死にしたかった。でも優しいから、優しいから、きっと、そんなことしても困るって言わないから。だから駄目だと思った。だから次の満月で、次の満月で海に帰るんだと思ってたのに、いつの間にかあいつの方から来なくなったから」
人魚は泣いていた。
次の満月の日、浴槽に人魚はいなかった。私は浜へ出て、人魚と冬治さんの二人が描かれた絵をイーゼルで立て掛けておいた。翌朝にはキャンバスは持ち去られていて、イーゼルには綺麗な貝殻が二、三個置いてあった。
I love ……
こんばんは。
最近はもっぱら家でごろごろのみずほです。
本当に出かけられないのでブログのネタも尽きかけていたところ、ふと思い出したことがありました。
ついこの間まで忘れていたのですが、もう4年生ということで次の春には卒業なんですよね。先のことばかり考えていてすっかり頭から抜けていました。(おい)
家には卒業アルバム用写真撮影のお知らせが届き、周りの友人たちもそろそろ袴を決め始めている様子。私も準備しないとなーと思いつつ、親との予定もなかなか合わないので呉服屋さんに行けず。
いまもぽちぽち携帯で振袖袴を見ていたのですが、最近のデザインは個性的なものも多いですね。幾何学模様だったりフリルやリボンのついたものだったり、他とは違う何かをアピールするデザインが多いなあと思いました。私は平凡人間なので伝統柄やシンプルなものに魅力を感じるタイプであります。
問題は色ですよね〜。好きな色がこれといってない私としてはぜひとも推しカラーを取り入れたいところではあります。しかしながら推しが大量にいる私にとっては、誰を選ぶかの時点でかなり頭を抱えています。現在候補としては、緑、赤、黄色、黒、紫が並んでいます。ここから自分に合うデザインや色を見つけ出さなければならないという葛藤。お分かりいただけるだろうか。
どちらにせよネットで頼むことはないのでイメージを膨らませるだけになっているのが現状です。早いところ日程を決めて見に行かないと着物もなくなってしまう😱
素敵なものに出会えますようにとお祈りして今日はお別れしたいと思います。
おやすみなさい。良い夢を。
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月がとっても青いから
明日のことは考えられない
月がとっても青いから
波に溺れて抜け出せない
月がとっても青いから
わたし今日は帰れない
月がとっても青いから
あなたの傍から離れない
月がとっても青いから
愛してるなんて絶対言わない
月がとっても青いから
オシガトウトイ
こんにちは、めいです。
推しグルが新しいミニアルバムを出しました!!わーい!!例によって、ここ数日は電車移動や課題のお供にずっっと聴いています。
日本では、アーティストが新曲を出すとなると、基本的にタイトル曲とカップリング曲が入ったシングル盤ですよね。そして、ある程度曲数がたまればアルバムとして発表します。
一方韓国では、新曲を出す時には、最初から5.6曲が収録されたミニアルバムのような形で発表するのが一般的です。その分準備にもすごく時間をかけるので、新曲リリース後1ヶ月程のプロモーション活動を終えると、次のアルバム準備期間としてメディア露出を控え、楽曲制作やパフォーマンス練習を行います(期間は数カ月〜1年、2年とグループによります)。そして完成すればまた発表、プロモーション活動、準備期間…という感じです。
ファンは長い準備期間からそのアーティストが帰ってきた!!というような気持ちになるので(?)、新曲を発表して活動することを「カムバック」、略して「カムバ」と言うのです。
普段K-POPを聴かなくとも、この単語を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。他にも「サノク」「チッケム」「ペンカフェ」などK-POP用語が色々あるのですが、初めて聞いた時はひたすら「???」となったのが懐かしいです。
そんなわけで私の推しグルも (日本活動を除いて) 8ヶ月ぶりにカムバしたのです!!が!!
翌日にスタッフからコロナ陽性者が出たため月末まで活動延期となりました。メンバーは全員PCR検査を受け陰性が確認されましたが、約10日間隔離、活動はその後再開だそうです。
泣いていいですか?????
いやほんとコロさん……こんな時まであんた………
まだ音楽番組1回しか出てないのよ……頼むて………
と、活動延期の発表された時にはこの世の終わりのような顔をしていましたが。
メンバーがコミュニティに頻繁に投稿してくれたり、隔離中の自室から生配信してくれたりと、ファンを悲しませまいとしてくれる(オタク目線)ので、活動再開まで曲を聴きながら待とうと思います。カムバ当日のパフォーマンス動画も繰り返し見ます。だってメンバーが「本当にごめんなさい」なんて言うから…………!!!!謝んないでいいんだよぉ………!!!!!!(情緒不安定)
毎回良い曲ばかりなのですが、今回は特に収録曲がどれもこれも好みどストライクでひれ伏しました。活動再開後のパフォーマンスをひたすら楽しみにして月末まで生きます。
すごく久しぶりに推しの話したな~~と思って見てみたら、2か月前にしっかりしていました。多分また2ケ月後にはしていると思います。もう既に死語になりかけているような気がしなくもないですが、やっぱり “ 推ししか勝たん ” !!!!
一日
ごきげんよう、もこです。
生活リズムが知りたい、と最近高校生に言われたので、実家にいた頃と、一人暮らしを始めてからと、それぞれ書いてみます。
…
朝5時、起きる。6時からバイトを始める。9時まで働いたら、バイト先でおいしいものを買って、朝ごはんをバクバク食べる。朝ごはんは毎日ご飯と味噌汁。それ以外の朝ごはんを食べる日はない。月曜日と木曜日は1限から授業があるので早めに上がって、帰宅後すぐに授業を受ける。それ以外の曜日は、10:30くらいまで寝て、2限から授業を受ける。授業が終わったら、お昼ご飯を食べる。だいたいパン。午後から授業がある日は、頑張って授業を受ける。ない日は、ごろごろする。課題をすることもあるけど、滅多にしない。課題はぎりぎりまでやらない。焦りがないと、いい課題ができないもんで。余裕がないとできない人と、切羽詰まらないとできない人がいると思う。私は後者。夕方になると、犬と外で遊ぶ。家の庭をかけまわる。しかし、私の庭も随分狭くなったもんだ。昔は、あの田んぼもこの田んぼも、全部私の庭だった。あぜ道を駆け回って、いろんな生き物と遊んだ。最近、目が悪くなったのか、おたまじゃくしも見えない。めだかも見えない。小学校の夏の自由研究を思い出した。家の木に引っ付いていたアゲハチョウのさなぎを7つくらい虫かごに入れて、6匹ちょうちょにして放した。みんな綺麗な羽を羽ばたかせて空に飛び立っていった。あのちょうちょたちの子孫は、今年もこの木にくっついてくれるだろうか。わん!と吠えられてハッと現実に戻る。犬がしっぽを振っている。ボールを投げてやったら、勢いよく追いかけていった。生き物は、かわいい。まだ1歳の犬とめいっぱい遊ぶ。ボールを投げて、走り回って、遊び疲れたら家に入る。これがだいたい18時ごろ。スマホをいじって、お風呂に入ると、姉が帰ってくる。これが21時ごろ。そしたらご飯を食べて、テレビを見る。夜も更けてきたら自分の部屋で恋人と電話して、0時をまわって眠くなったら寝る。
これが大学一年生、実家で暮らすもこの一日。
…
朝7:30、起きる。慌ててゴミを出す。朝8時までに出さないと怒られるのだ。ゴミを出す場所の近くで掃除をしている近所の方に、おはようございます、と挨拶をする。家に帰って、気分が乗れば味噌汁を作る。朝ごはんを食べて、対面授業がある日だったら学校に行く準備をする。そうじゃない日はゆったり授業を受けたり、二度寝をしたりする。だらだらしているとお昼になる。一人の時にお昼ご飯はあんまり食べない。恋人がいるときはそうめんか、近くのパン屋のおいしいパンを食べる。午後になるとまた授業を受ける。授業の後はスマホをいじったり課題をしたりする。そうして18時になった頃に夕飯づくりを始める。冷蔵庫の食材を見て、何を作るか決める。だいたい恋人が手伝ってくれるので、ロールキャベツとか、コロッケとかも作れる。めんどくさい時はチャーハンとか、豚こま肉をステーキにしたやつとか、もっとめんどくさい時はパスタを食べる。そんなこんなで21時になる。お風呂に入って、期限ぎりぎりになった課題を慌ててやって、0時をまわったら寝る。
これが大学二年生、一人暮らしのもこの一日。
…