言語の単位のはなし

皆さんこんにちは、しおんです。

今日は2024年度最後の日ですね。それと同時に新しい一年の始まりの日につながる日でもあります。

今日は東京の桜が満開になったとニュースを見ました。

改めまして、2025年度本学に入学される皆様本当におめでとうございます。入学式まであと2日、新しい環境に進むことの緊張と不安、それと同時に大きな喜びも感じていらっしゃることと思います。

桜と共に入学される皆様とお会いできることを心から楽しみにしております。

さて、今日は入学に際してどんなことをすれば良いのか、しておいた方が良いのかと不安に思っている方の助けになるようなお話ができれば良いなと思います。

皆さんはきっと、高校から大学に進学にあたって、この隙間の春休みの間に勉強の習慣をなくさないようにと何度もいろいろな方から言われていらっしゃると思います。

ですが、正直勉強の習慣といっても、高校と大学では学ぶことも全く異なりますし、何をすればよいのやら……。と思った記憶が私にもあります。

そんな時に私がおすすめしたいのは、言語の勉強です。

特に、検定の勉強をしていただきたいのです!

これからの社会に様々な言語が必要になるから、という抽象的な理由ではありません。

まず日本文学科では、必修の英語の単位8単位(4授業)の他に、選択外国語を4単位(2授業)修得しなければいけません。選択外国語の種類は、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語の4つです。

1つ目のメリットは、ここにある言語の検定の勉強をしておけば、一歩先に進んでおくことができるということです。大学で初めて知らない言語に触れるのは正直とても不安で、わからないことも多いと思います。ですが、数ページでも触れておけば、これ知ってる‼と安心する材料になるのではないでしょうか。

2つ目に私が検定の勉強をおすすめする一番の理由は、合格した検定のレベルによっては自由選択科目の枠に4単位分単位が認定されるということです。詳しくはシラバスを見ていただきたいのですが、4単位分はかなり大きいです!

ここまで、自分だけ何もしていないかもという不安感を拭うためであったり、勉強の習慣を途切れさせないためであったり、単位を認定してもらえるなど、手段としての言語についてお話ししてみました。

ですが、言語は手段としてだけでなく、心と世界を豊かにしてくれます。授業や単位をきっかけにして、皆さんの世界がもっと広がりますようにと思っております。

これから始まる大学生活、何もかもわからないことだらけの毎日が続くと思いますが、自分らしさを忘れずに毎日を過ごしていってくださいますように。

それでは、また。

                                    しおん🐦

春休みもこれでおしまい

こんにちは、みくです🔥

自分に合ったブログの書き方を模索するべく、今回は日記形式にしてみました。以下、毎日コツコツ書き溜めていたものになります。

・小学校のころからのお友達と一緒に人生初、アフタヌーンティー。恵比寿にある「ACCUEIL」というカフェに行ってきました。時期的にバレンタインっぽいチョコレートのスイーツづくし。スイーツはもちろん、初めて飲むフレーバーの紅茶を飲むことができ、大満足。おしゃれなスイーツはどこから食べれば良いのかわからなすぎて、二人して「?」という顔をしながら大口を開けてスイーツを詰め込むという、絶対にマナー違反な時間も生まれていた。
・ホテルなどで開催されている格式高いものもたくさん見かけたけど、ラフなカフェにして本当に良かったね、とお友達と言い合った。いつか二人でおしゃれの最上級みたいなアフタヌーンティーに挑戦したいです。

・新宿ルミネでダブルヒガシさんの単独ライブ。楽しすぎる。久しぶりに生で見る&単独ライブならではの、二人とファンだけが楽しいただわちゃわちゃするだけの時間。楽しすぎる。

・大阪遠征。初めは一人で行く予定が、私が両親に信用されていなすぎて心配され、最終的に母との旅行になった回。信用されていない理由は、高校の時に毎日使っていたはずの駅で迷いに迷い、困りすぎて親に電話するというダメエピソードのせい。冷静になると絶対に違うというのはわかっていても、駅を歩くと「前の人が行く方向が自分の目的地」だと思い込んでしまいます。ただ、最近はこれが極まってきて「自分と同じ場所を目指していそうな人」を選んで後ろを歩き続けていると気がつくと目的地に到着しています。かなりおすすめ。継続は力なり。
・今回の旅行の一番の目的はお笑いライブ。90分の寄席と、最近気になっている例えば炎さんの初単独ライブ。初めての「マンゲキ(なんばにある劇場)」で良席を確保することができ、もう最高という感想しか出てこない。中盤、笑いすぎて手足が痺れてきましたが、そんなことも気にならなくなるくらい笑っていました。あの時絶対酸欠だった。大阪まで来てよかったと心から思える満足感のあるライブでした。また遠征したいな。
・ホテルの近くに造幣局があったので見学に行ってみる。歴史ある造幣局と誕生日が一緒で、なんとなく親近感。
・500円、100円硬貨が主に製造されているらしい工場を見ることができて面白かった。硬貨を作るところは埼玉にもあるみたい。新都心駅の近くらしいけど、そんなのあったかな。
・食べたもの。千とせの肉吸い。たこ焼き。肉。串カツ。たこ焼き。豚まん。

・ブログ部の定例会に参加。ご飯のあとカラオケ。リアルに会うとみんな照れ照れしているように見えました。私も人見知りすぎてめちゃくちゃ緊張していましたが、最終的には仲良くなれました(よね??)先輩方とも顔合わせができたのが嬉しかったので、また開催された時は参加したいです。

・今日から三連勤。春休みが終わったらこんなに働けないだろうから、頑張って労働。
・野良の大学生ってこんなに稼いでいいの?

・友達と履修を考える。絶対に取りたい演習があるけど、抽選だと人気そうで不安。2人のLINEでは「履修プレミアムとかないの、金払ってでも当たりやすくしたい」「課金いけます、させてください」という割とありえない会話も飛び出した。

・近世ゼミのお食事会。福田先生のお宅にてたこ焼きを100個錬成。たこ焼き班が一心不乱に焼く間に、先輩方が炊き込みご飯のおにぎりを作ってくださっていた。
・ちょうどいい感じに人が集まってくるのと同時に、料理もぽんぽんぽーんと出てきて、福田先生のスケジュール管理は凄まじいな、なんてよだれを垂らしながら思っていた。
・あの品数の多さに対して「ぽんぽんぽーん」なんて言っちゃダメ。
・先生お手製のスペアリブ、人生で一番美味しかったかも。私がこっそり3きれ食べていたの、誰かに見られていないといいなと思った。
・先生や先輩方がいろんなお話をしてくれて、近世ゼミの先輩、というかうちの大学の卒業生ってすごい人ばっかりなんだ、と10回くらい思った。

・姉の大学の卒業式。普段から趣味で髪をいじっているので、ヘアメイクを頼まれた。ベリーショートの姉の髪を結って髪飾りをつけてあげたらとっても褒められて嬉しい。頑張った甲斐がありました。

・演習の抽選結果が出た。私は4つ先行かけたら3つ通りました。去年のリテラシー演習が練習になってるんだろうけど、あれでもいっぱいいっぱいだった私はどうなってしまうんだろう。あとこの前のお食事会で先輩が教えてくれた中国思想演習は後期だけ当選した。やった。
・演習の抽選に対して「先行かける」って言い方であってるのかしら。お笑いのチケットと同列で考えている自分がいます。

今回、ほぼ毎日書いてみましたが、こんなことをしたのは初めてなのでもう一ヶ月くらいこの形式でやってみたいなと思いました。続くかなあ〜?見返してみると忘れていたことも結構あって自分では結構おもしろかったです。あと今回は写真とかいじってみました。機械音痴すぎてなんか変?
練習しときます!ではまた!

はじめに

こんにちは、ゆきほです🍵

卒業式の日に、昨年度ブログ部部長のずきさんとお会いすることができました!

ちょうど4年前の今ごろは、ずきさんたちブログ部の先輩方の文章を毎日楽しみに読んで、大学生活にワクワクと少しの不安を抱えながら過ごしていました。
そんな私がブログ部員になって、ブログを通して入学前から知っていた先輩方と直接お会いすることができて、何なら部長まで務めさせていただいて、今日はついに最後の更新日だなんて。4年前の私は信じられないと思います。

ずきさん!お会いできてとっても嬉しかったです!!ありがとうございました!!

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今パソコンでこの文章を読んでいる方は、画面左上にある三本線をクリックして、執筆者の中から「ゆきほ」を選んでみてください。

スマホで読んでいる方は全部読み終わってからでも大丈夫なので、今日のブログのすぐ下にある、「ゆきほ」を押してみてください。

“投稿者「ゆきほ」のアーカイブ”が現れて、今日のブログが1番上に出てきましたか?

私が今までこのブログ部のブログを読んできたように、これから先も、様々な環境に置かれている様々な人が今日のブログを読むことになるでしょう。もしかしたら人生に悩んだ私が戻ってくることもあるかもしれません。

以下に続く66本のブログは、人との縁に恵まれ、興味の向くままに学び、たくさんの”好き”に出会い、実り多い幸せな4年間を送った大学生が書いたものです。

***

卒業式の日に友人から「今はまだ全然卒業する実感がないけど、みんなが書いたブログ読んだら泣いちゃうかも」と言われたため、泣いていたらどうしよう……と若干心配しながらここまでの文章を書いています。今のところ泣ける箇所はないはずです。

かく言う私も卒業式の日は全く卒業の実感がありませんでしたが、毎日「何か出し忘れている課題はなかったっけ!?」と不安になって見ていたmanabaを全く開かなくなり、JASMINE-Naviにもログインすることができなくなっていると気づいて、本当に学生生活が終わるんだということをようやく実感し始めています。

私はこの4年間で新しい“好き”を見つけて、”できる”ことが増え、そして同時にいつからか忘れてしまっていた”好き”や“できる”を思い出すことができました。

街中で見つけた崩し字をちゃんと字として読むことができるし、何なら字母まで説明することができるようになりました。

三日坊主で飽きっぽい性格だと思っていたけれど、バイトは4年間続けることができて昨日無事に退職しました。

人前で話すことは苦手だと思っていたけど、演習授業での発表を通して、たくさん調べて準備してきたことを「いかにして伝えるか」考えることの楽しさを知りました。そういえば私は、学級会の司会もするし、卒業式の呼びかけとかにも立候補できちゃうような小学生でした。

テスト勉強も宿題もいつも頑張り切ることができなくて、「根気がない」「詰めが甘い」と言われ続けてきましたが、私でもちゃんと頑張ることってできるんだ!ということに気がつきました。卒論を35000字も書いておいて、もう「根気がないからできない」とは言えません。

高校生のときにはリーダー系の仕事はもう絶対にやりたくない!と思っていたけど、いろいろなところで責任ある仕事を任せていただいて、たくさんの支えのおかげで務め上げることができました。『研究ノート』の発行ができたんだから、どんなことでも絶対にやり切れる!と思っています。

生活圏の変化によって足が遠のいていた地元の公共図書館にも、司書課程の授業を受けてから通うようになり、ある時から読むのをやめてしまったシリーズ物の小説を図書館で借りて全巻読破しました。イベント情報も、郷土資料室も、児童書コーナーも、知識を得たことで見え方がガラッと変わりました。

もちろんこのブログもその1つです。

無遅刻・無欠席で更新することができた67回分のブログは、私にとって紛れもない大きな自信になりました。自分が書く文章を好きになることもできました。みんなから「ブログ読んだよ!」と言ってもらえて本当に嬉しかったです。

4年間で見つけた、たくさんの根拠に基づいた自信があれば、これから先どんなことがあっても強く生きていける気がします。

私の4年間に関わったすべてに感謝の気持ちを込めて、このあたりで筆をおこうかと思います。

ではまた。ありがとうございました。

飛び立て!!

ああ なんて軽い
心が軽い、からだが軽い
胸いっぱいに爽やかな風を吸い込んで
志をもって あの輝きに飛んでいける

ああ なんて重い
どうしてこれほど重いものを持ち続けていられたのだろう
心が重い、からだが重い
あの過去に、あの記憶に立ち向かうのが怖くて
これまでずっと逃げていたけれど

だけど

その思いがあったから大切な価値観に出会え
その想いがあったから他の誰かを救う希望になった

ああ なんて重くて軽い
胸いっぱいの想いがある
からだが動き出す想いがある
この想いを持って 世界に愛を届けたい

みんなが あなたにしかない経験を持っている
あなただから救える人がいる
それぞれの命が輝きますように
幸せの連鎖の起点になりたい

あなたにはどんな夢がある?
あなたにはどんな想いがある?
自分の人生自分が主役!
さあ!飛び立とう!!



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こんにちは!だいふくです🌟
あっというまに4年間が過ぎ、3月20日に卒業式を迎えました。コロナ禍でどうなることやらドキドキしながら入学して、次第に対面での授業も増えていき、できることも増え、最高に充実した状態で卒業できました。
私は高校まで共学の学校に通っていたので、女子校・女子大とはどんなところなのか…‼と、不安もありながら入学しました(トイレでぼっち飯かも…という今考えるとあり得ない妄想をしていました(笑))。

私のイメージでは…
日本女子大学全体に言えることですが、特に日本文学科は、みんな好きなものがそれぞれあり、それに没頭して深く研究し、極めていく人が多いように感じます。熱中できることがあるからこそ、他の人の好きなことや好きなものを大切にでき、話しているうちに新たなアイディアが生まれたりもします。
先生方も個性的で授業もおもしろいですし、なんといっても、本当に素敵な友達がたくさんできました。この大学での出会いや思い出は、すべて宝物です。

私は、大学4年間を通して夢ができ、これからの人生どう生きていくか、どのように考えどのように在りたいか、志ができ、道ができました。

想像してみてください。
あなたの自分の理想の姿は何ですか?
人生最期のとき、どのような状況で、どんな人たちに囲まれ、どんな言葉をかけられ、どんな気持ちでその最期を迎えたいですか?
そうなれるように、日々どんな自分で生きていきますか?

大学時代、多くの方々から未来を考えるきっかけをいただきました。
大学3年生のころの短期留学プログラムを通じて、素敵なホストファミリーに出会えたことから、一歩踏み出したい誰かを応援し、背中を押せるような、世界のママになる!という夢ができました。(2023年9月のブログ参照)そこから、それを体現するためにはどんな仕事をしていきたいか、私が命を使っていきたいことは何なのかを、自分と対話し友人と話し、想いがまとまって、今では生きていく上での大きな力となっています。

この夢や想いに結びつくまで、今まで目をそらしていた自分に向き合い、寄り添う時間が必要でした。何か将来のことを考えるたびにストッパーになっていた自分の嫌いな自分。そんな自分に向き合うのって本当に辛いし、できれば忘れてしまいたい。でも、過去を乗り越えないままではずっと重りをつけたまま、ストッパーをかけたままなんとなく生きていくことになってしまう。本当にこのままでいい?このままの自分で、人生楽しく終われるの?胸張って終われるの?いやだ。このまま終わりたくない。なんとなくで終わるのはいやだ。やっと。
自分と向き合うまでに本当にいろんな方と話して、支えてもらって、ここまで来られました。多くの大切な友達に、仲間に支えられてきました。自分に本当の友達なんかいないって思いながら生きてきた時期もあったけど、今振り返るとたくさんの愛をいただいて、たくさんの人たちに支えていただいて生きてきた。そう考えたら。
そう考えたら、自分を縛っていたのは自分だったのだと、たくさんの愛に感謝してもしきれません。今度は私があふれんばかりの愛を、縁ある方々へ送っていきたい。

今、あなたは自分を愛していますか。
なにか苦しんでいることはありませんか。
あなたにストップをかけているものはなんですか。

大丈夫。あなたの想いを大切にしてくれる人がきっといるし、あなたと一緒にあなたの夢を叶えたいといってくれる仲間がきっといます。私はそんな友達に、仲間に、日本女子大学で出会えました。この大学に入学してよかったと、心から思います。

あなたの人生はあなたが主役です。
入学する皆さん。4年後、どんな自分でこの大学を卒業したいですか。心がワクワクする方へ、自分が信じることへ。たくさん挑戦してください。
同じように、他の方の人生も大切に。輝く方へ!!

私の人生に関わってくださっている皆さん、これから関わる皆さんも、いつも本当に有り難うございます。大好きです。


スギと桜と出会いと別れと

 今日、花粉とんでもなくないですか。朝から鼻も喉も目も全てがやられ、なんなら顔の皮膚ごと痒くてたまらず、鼻水に溺れそうになりながら生活していました。花粉と戦うことはや10年、もはや花粉症じゃなかった時期の春を何も思い出せません。
 小学生の頃、算数の授業中に先生が年をとると1年の体感が短くなるという話を分数を交えて説明してくれたことを覚えていますが、齢22になるとだんだんあぁそういうことかと実感できるようになりますね。夕方、外を眺めて陽が伸びたなと感じる毎日です。人生って「陽が長くなったなあ」と「陽が短くなったなあ」の連続なのかも。今年もまた春が訪れ季節が巡るのは早いなと思いつつ、先週は雪が降り今日の最高気温は27度らしく、今が冬なのか夏なのかもう私には分かりません。三寒四温の域を超越しているんじゃないでしょうか。

 先日、無事卒業式を迎えましてついに学生生活にピリオドを打ちました。私は入学式の時、「本当に合格できているのだろうか」と半信半疑で迎い学生証をもらうまで不安でいっぱいだったのですが、卒業式でも同じことが起きておりまして「私は本当に卒業できているのだろうか、資格を取れているのだろうか」と思いながら学位記や免許状を受けとりました。よく卒業してしばらく経っても単位が足りない夢を見るといったことを聞きますが私も例に漏れないのかもしれません。短大に通っていた祖母は子ども、つまり私の母を産んだ後に時系列的にはありえないのに赤子を背負って単位の関係で学生課に行く夢を見たことがあるそうです。
 この4年間を振り返り、とかをし始めるとキリがないのに部活や実習のことなど言えないことも多くてこの場ではなかなか難しいのですが、面白くて少し苦しくて達成感なんかもちょこちょこあり、なんだんかんだ充実した時間だったなと思います。何を成し遂げられたかといわれたらそんな大それたことはできなかったけれど、私の人生には必要不可欠だったとは自信をもっていえる日々でした。好きな勉強をできるのって好きな分苦しんだこともありつつそれすらも楽しかったなあ。自分という人間の引き出し、深みみたいなものを多少なりとも得られた気がします。まだまだ若輩者ですが。
 文章の創作活動をするわけではない私にとって、自分の綴る砕けた言葉公に発信する場所はここが初めてだったかもしれません。小中高であれば感想文や小論文、大学だとレポートや論文を書く機会は多くありましたが意外と口語体に近いような、堅くない文章書く機会って学校教育の中だとあんまりないですよね。思いっきり私的なやりとりですが保育園通ってた頃とか小学生の時に友だちにお手紙書いたくらいですかね。60回以上更新してきて今更ですが、そう思うと多くの人の目に触れる場所に砕けた文を載せるって不思議な感覚ですね。私の記憶が正しければたしか初回からの数回分は人に見られていることを意識してしまい何を書くべきか悩みに悩み何時間もかけていました。途中からまあ誰も読んでないよなと思うことで肩の力を抜いてのびのび書けました。のびのびしすぎて私のブログは随筆と日記の間みたいな内容ばかりだったように思います。果たしてこんなものを公に出していいのだろうか、と思うこともありましたね。特に叱られもせずなんとか3年間更新できていたのできっと大丈夫だったんでしょうね、良かったです。

 3月、4月のこの時期、変化が大きくても小さくても新たな環境に身を置く方が多いでしょう。皆さまにも、私自身にも、この春が良い季節でありますようにと願っています。というか新生活に緊張で胃がキリキリしている私にどうか健やかな毎日を……お願いします……。
 秩序もルールもなく、名乗りもせず、その時思ったことを思ったままに、時には何も書くことがないと頭を抱えながら3年間更新し続けてきました私ひとこのブログですが、ひとつだけ、「では」で締めることだけはなんとなく自分の中で決めていました。「では、また。」の意の「では」。更新し続けること前提のこの言葉でした。これ、風呂敷を広げすぎて結べなくなった時にも強制的に終わりを示してくれるまあ便利な言葉なんですね。というよりは勝手に便利に使っていたという方がふさわしいでしょうか。そんな小さないつもの、も今回で終わり。今日はいずれまたどこかで、という気持ちを込めて、いつも通り終わろうと思います。3年間、お付き合いいただきありがとうございました。では。

春へ

何枚もの色鮮やかな袖が春風に揺れている。この1年全く顔を合わせる機会のなかった同級生たちが一同に集っている。袴たちも1年ぶりに浴びる外の光にはりきっているようだ。

みんながはしゃいでいる。「ひさしぶりー!」「その色似合ってるね!」「一緒に写真撮ろ!!」…もはや涙を浮かべる余裕などなく、色や声が目まぐるしくすれ違ってゆく。再会と互いの着飾った姿に高揚し、軽い感動があちこちで生まれる。便利な言葉だけの会話がそこかしこで沸き起こる。

しかしそんな中にも刹那の沈黙があった。誰もが同じ目をする瞬間があった。「またね」が少し真剣になった。

あちこちで繰り返される16分休符が、一つの音楽が、確かに流れていた。

この春、私は卒業した。

*****

まいです、ごきげんよう❀

……というここでの挨拶も、どうやらこれが最後のようです。

先日姉から嬉しい話を聞きました。

姉の同僚の娘さんが春から日本女子大学の日本文学科に通うそうなのですが(合格おめでとう!)、ここを目指す決め手の一つが、なんと以前私が出演した学科紹介ムービーだというのです。

特にお母様(姉の同僚さん)がムービーを通して日本文学科に好印象を持ってくれたらしく、近々ZOOMで「入学後の生活など」について娘さん(とお母様)とお話しすることになりました。

学科の印象を好いものにする目的の活動なので、このような形で効果を実感できて嬉しいです。「日文のある意味へんなところ、面白さをもっとアピールしたら良かったなあ」と今の私は思っているのですが…(できることなら撮りなおしたい。卒業したので最早「現役生」ではありませんが)。

日本文学科への愛は前回のブログで語らせてもらったので、今回は入学する方々に向けたお話しをしたいと思います。

とは言っても、「大学ではこんなことがあるよ」「こんなことをするといいよ」という実用的な助言はありません。大学でどれだけのことを学びどれだけ成長できるかは、間違いなく自分自身にかかっているからです。

小中高は、違いました。日本の教育は、決められたことをみんなで取り組むスタイルが根本にあるので、「いつ頃にどんなことをするのか」「それでどんなことを学べるのか」「どういう成長が期待できるのか」がある程度予想することができ、結果が大幅に外れることもありません。みんなが同じことをするので、かえって能力や成長の差は顕著になり、人によっては物足りない環境に、人によっては過酷な状況に置かれることになります。これは自分ではどうしようもできない部分です。アメリカのような飛び級制度は基本なく、意欲に対し供給が不足することもありました。

ですが、大学は違います。

まず、大学生になる頃には様々なツールを使えるようになっています(使いこなせるかは別として)。分からないことを、そのままにするか教授に聞くか…自分で調べるという選択肢があるのです。その選択肢が小学生にはないかと言われたら全くそんなことはありませんが、パソコンや分厚い本や難しい言葉を処理できるようになった自分の「調べる」の深さは、そうでなかった時のそれとは格段に違うでしょう。

そしてその「調べる」行為を存分に応援してくれる設備や環境が、大学にはあります。図書館だけでなく、教授や友人の知識も大いに学びに繋がります。義務教育や試験には、どうしても1つの「答え」がありました。しかし大学で一問一答はしません。学生は必ずしも「答える側」では無いのです。疑問をもち、問を立てる。自分なりに解決していく。普段から問をどれだけ立てたかで、同じ授業を受けていてもそこから得られるものは大きく異なります。

小学校の時と同じように、言われたことをメモし、問いかけに答えているだけでは、「大学の良さ」をいかしきれません。むしろ「言われなかったこと」「説明されなかったこと」にこそ意識を集中させ、疑問を持ってみる。そしてそれを仲間に、教授に話してみる。脳に皺が刻まれていく。おもしろい!と感じる。

そういうことができる場所が大学なのです。

私は、大学に来てはじめて勉強のおもしろさを知りました。

それまでも学校や授業は好きでしたが、そのゴールにある試験と「学び」の行為の乖離に耐えられず、違和感を拭えずにいました。なにも褒められたことではありませんが、受験勉強に身が入ったこともなく、「教科書の太字を覚える」「言葉で説明できても漢字を一字間違えると罰になる」「そうとも読める、で丸はつかない」「薄っぺらい内容でも、文に問題がなければ丸がつく」…といったシステムの歪みに黙って従っている感覚が耐えられませんでした(反抗してもしょうがないんですけどね)(勉強は素直にして損ないですからね)。

そんな私が受けた衝撃のひとつは、大学1年生の古文の授業でした。

受験勉強のためには古文単語をそれこそ一問一答式に暗記し、助動詞の活用形を唱えていましたが、大学1年次の基礎的な授業で教授は「古文単語は分からなければ辞書を横に置いて調べればいい」と言ったんです。

「え!!!そうだよね!!?」となりました。

大学の授業で、「じゃあ〜“あはれ”って現代語訳すると?」なんてことは訊かれません。そんなのは調べればいいんです。むしろ大事なのは、その古文を、「文学作品として」読むこと。どういう心境なのか、この地名がここに登場する意味はなんなのか、どう読めばおもしろいか──。

あ、今まで私って古文を読んでいなかったんだ!!と目からウロコの思いをしたことを今もはっきりと覚えています。

*****

4月から、入学される皆さん。4月から、進級される皆さん。

今の自分の意欲を、未来の自分が叶えることはできません。ぜひ、学びたい、知りたいと思う気持ちにブレーキをかけず、思い切ってください。そんな危険運転が許されるのは、今だけです。

キーワードは「気になるけどちょっと手間(面倒)」です。興味を持ってのめり込むことはもちろん良いですが、それであれば言われずとも積極的に取り組むでしょう。むしろ「ちょっと手間だなあ」と思うときの1歩こそが、重要です。

この4年間でしたいこと、なりたい姿、自分のなかで「緊急ではないけど実は重要なもの」について考えてみてください。

大学は赴けばそこにあります。 あなたのために建っています。

長期休暇は全部くっつければ1年で半年近くあります。

そんな4年間をあなたはどう過ごしたいですか?

…あなたの選択を心から応援しています。

𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄

ご愛顧、ありがとうございました!!

このブログ部のメンバーは日本文学科から選ばれし最強のメンバーです。

ぜひこれからもブログ部をご贔屓に!よろしくお願いいたします❀

まい

おわりに

 春の匂いと共に、花粉と黄砂がアタックしてくる季節。

 一応四年生の端くれをやらせていただいていた私も先日卒業いたしました。

 思うとこの4年間、本当に色々なことがありました。全然思うようにいかないことばかりだったけど、自分なりに頑張れたと思っています。

 コロナ禍もあって想像の斜め上へ飛んで行った私の学生生活の中でも、石井先生にブログ部へお誘いいただいたのは私にとって大きな転機でもありました。

 そう、もともとは私が本学の観世流能楽研究会の部長だったので、そのPRを、という事でお声がけいただいたんです。途中で退部していますし、今は能の一文字すら書くことがないこのブログ、果たして意味があるのかと何度も思っては胃がもやつくような胸やけの感覚を味わい、その癖自由に書き散らしていました。本当に申し訳ない。ごめんなさい。ひと匙の罪悪感を隠し味にしたこのささやかなブログ、視界の端に入った方は少しでも笑っていただけたでしょうか。

 4年間、長かったですね。ブログ部で執筆を開始したのは二年次からですので、見返すと私の人生の足跡を振り返って眺めるような気分です。

 実は私、卒業式でノスタルジーな気持ちになった経験が人生で一度もなかったんです。むしろ精々するような気持ちでしたし、卒業式で号泣する友達を見ても全く共感できませんでした。でも今回、大学を離れるのがどうしようもなく惜しくて、自分は日本文学科のことが好きだったんだなぁと、終わるタイミングで気づきました。

 高校で転がり落ちるように魅力に引き込まれた中古文学や近世文学は本当に好きなだけ勉強できましたし、私の視野を広げてくれる中国文学との楽しい出会いもありました。日本語学では唸りながらパソコンと向き合い、近現代は……思うと全然触れませんでしたね。勿体ないことをしました。上代の授業も面白かったです。私たちの世代はコロナ禍に振り回された世代でもあったので、入学してから二年間はほぼオンライン授業で、大学に通っているという実感があまり湧かなかったんです。三年生になってから突如キャンパスに人が溢れかえり、昼になると食堂も構内のテーブルとイスもすべて埋まってしまって、うちにはこんなに学生がいたのかとびっくりしたくらいです。

 対面で受けたかった授業もたくさんありますが、オンライン型だからこそ気になった箇所を何度も聞き返して時間をかけて咀嚼する事ができてよかったな、と思う授業もあります。

 楽しかった授業、一体いくつあるんでしょう。

 中古文学沼に入るきっかけになった林先生の日本文学史の中古は授業が毎回楽しみでわくわくしましたし、中古の古典文学講義も楽しかった。毎回別形式のレジュメを三種類用意してくださったりと慈愛の女神なのではと思うほど親切丁寧な授業で、講義の感想へのフィードバックを丁寧にしてくださったので、そこに自分のコメントがあると嬉しかったのをまだ覚えています。一年生の時から私は林先生が推しでした。満足のできる成果を出すことはできなかったけれど、自主ゼミも卒論ゼミも林先生に見ていただけて本当に嬉しかったです。

 福田先生の日本文学史の近世はどこまでも広く深い先生の近世文学への知識と探求心に驚きつつ、過去の文学の教養を土台にしつつも新しい面白さを生み出してくる近世文学の魅力を知るきっかけになりました。

 吉田先生の中国文学の授業、特に演習は、人と意見交換をする楽しさを生まれて初めて知りましたし、想像すると眩暈がしてくるほど膨大な中国文学の歴史を軽々と網羅しながら楽しそうに講義をしてくださって、穏やかな微笑みの下にどれだけのご経験があるのかと考えてしまったこともありますた。吉田先生の授業は文学に限らず、人生の生き方まで示していただいたような不思議で豊かな時間でした。

 石井先生の古典文学特論(能)の授業は、実際に能をやったからこそ感じられる実体験を含んだ奥行きのある面白さがあり、これは一年生の時に受ければよかった、二年生でも受けておけばよかった!!とすごく後悔しました。能研での経験と石井先生の教養の授業での経験から、能は私の人生に色の鮮やかさを足してくれたと感じています。一生をかけて楽しめるのは日本文学全般にいえることですが、なんせ能は今でも観に行くことができます。ストーリー背景や見どころを理解した上でシテの方の巧拙がある程度わかるとそこに注目して見る事もできますし。近世の歌舞伎や浄瑠璃といった芸能も含め、現代でも見る事ができて、その面白さが理解できるってめちゃくちゃ豊かで粋な人生だと思いませんか⁇能研に入っていなかったら、そして石井先生の授業を受ける事がなかったら、私は一生銀座シックス地下能楽堂で能を見る事はなかったでしょうし、今後能を見に行く人生の選択肢も生まれなかったでしょう。

 あとは東洋音楽の授業や仏像、寺社の建築物に関する授業も、日本文学を別の角度から眺める際に役に立つ知識で面白かったですし、挙げきれないくらい沢山の思い出があります。引っ越しするときもどうしても授業の資料を棄てられなくて、かさばりまくる紙の束をそのまま持って行ったくらいです。

 特に忙しさに追われながらも必死にこなしていた1,2年次の胸のときめきはまだ覚えています。にしても、フィジカルがあまりにも弱すぎて何度床を転げまわり天井を見上げながら無力さに打ちひしがれたことか。それでもやろうと思う意思があるのであれば、日本文学科の先生方は必ず手厚くサポートしてくださいますから、大丈夫です。

 寂しいですね。こういう時出しても恥ずかしくないくらいの立派な成績で、あらゆることに長けていたら、あるいは文章を書くのが上手だったらもっと日本文学科の一学生として胸を張れるんですが。後悔がないといったら嘘になりますし、きつかったことも沢山ありましたが、それでも豊かな大学生活でした。

 最近、読解力、分析力を人に褒められることが増えたんです。こんな稚拙な文章ですが、言葉の選び方について指摘されることや、文章に限らない分野でもよく見ているね、よく気づいたね、と言われることもあります。自分の言葉の引き出しからの出力に間違いなく慣れましたし、続けたからこそ自分の頭で考えて自分で言葉を紡ぐ面白さに気付くこともできました。

 そして、これから先の人生を生きる中で、日本文学科で得られたものに気付くことができると思います。今はまだ気づけていない、あるいは整理して言葉にすることができていなくても、いつかふとした時に気づくことができるような予感がします。

 いつも通りにまとまらないまま書き散らしてしまいましたが、とにかく最高だったことが伝わればそれでOKなことにします。

【今回のおすすめコスメ】

キャンメイク ぷらんぷくコーデアイズ いちごぷらんぷく

最近再販された名品ですね。

 どちらかというと黄みが得意な私にはやや青みを感じますが、ニュートラルカラーで他のアイシャドウとあわせて使いやすい、癖のないカラーです。cipicipiのいちごみるくと一緒に使うと、韓国コスメの(実物と色味が違い過ぎる)広告のアイメイク、最近の韓ドラの主演の女の子の目元になれます。かわいい。あとつやっつやキラキラのラメが最高。買ってください。私はストックを買います。

 最後に、私の絵文字の宝石マークについて語っておしまいにしましょう。

 ブログ部員でそれぞれ絵文字を決めましょう、というお話になった時にちょうど聞いていたちゃんみな「美人」の歌詞からとりました。

「予想違い驚きなさい 磨いたらダイヤ美しい 前例がないのは怖いかい ならお手本になりなさい 怖がったままでどうすんだい? あの彼女を助けなさい」

ちゃんみな「美人」作詞:ちゃんみな 作曲:Ryosuke ‘Dr.R’ Sakai,ちゃんみな

 決して容姿に限らず、あなたも私も、全ての人が輝くダイヤです。ダイヤじゃなくたっていい、ペリドットでも、カイヤナイトでも、どんな色や形の石でもいいんです。磨く意思があるなら、あなたは美しい。私も今後の人生何があるかわかりませんが、背筋を伸ばして、強く、気高く生きていきます。

 日本文学科の先生方、中央研究室の皆さま、本当にありがとうございました。

 それでは皆様、さようなら、お元気で。

私の先輩方へ

先日卒業式を迎えられました先輩方、ご卒業おめでとうございます。

卒業式当日、私は売店にいたのですが、来てくださった先輩もいらして、本当に嬉しかったです。皆さんとってもお綺麗でした。カステラ、お買い上げありがとうございます。

ブログ部しかり、学会、サークル、ゼミ、そして私の場合附属学校から。皆さまは学生時代の中で一番長い時を共に過ごした「先輩」でした。

私は多方に顔を出すので、本当に色々な方に面倒を見ていただきました。ご飯食べに行ったり教室でお話ししたり一緒に帰ったり。京都生活の苦楽を共にした先輩も、ゴキブリ型のおもちゃを投げ合った先輩方もいます。「わったわったちゃーん!パース!」と言いながらゴキブリのおもちゃを投げてきた時などは、この人たちを先輩先輩と慕っていていいものだろうかと悩むこともありましたが。やっぱり先輩は先輩で。

今まで出会ってきた先輩方は全員、お手前、演奏、絵、文章、料理、日々の行動や考え方まで、生まれたのが一年違うだけでこんなに違うのかと思うほど、手を目一杯伸ばしてもなかなか届くことはない存在でした。先輩方は私の永遠の道標です。

先輩方の更なる人生の栄光を願って、今日はブログを閉じます。

さて、明日からは先輩方最後のブログウィークが始まります。何卒ご注目を。

【面白かった授業】履修登録スタート!

どうもー!今回で2回目のいのり🧸です。

さて、突然ですがクイズです!

Q. 今日は何の日でしょう? A. 「履修の手引き」「シラバス」の公開日

そーなんです。この時期といえば……履修登録……
来年度の生活スタイルをこの2週間で決定させるんですよ……
新入生のみなさんも入学したらすぐにこれに追われます……

アイコンのテディベア

あれもこれも受けてみたい。
けど空きコマは嫌だ!全休欲しい……
超難問のパズルを解いている気分です、、

他の部員の方々も過去に(つい最近も!
オススメの授業を紹介されてましたよね〜!
これがたいへん参考になりました。

私のもきっと誰かの役に立つはず……!そんな訳で、私も面白かった授業を紹介していきます!

イギリス文学講義1 坂田薫子先生

日本文学科なのにイギリス文学⁉︎
日本文学科は他学科の授業も受けられちゃうのです!しかも、ちゃんと卒業単位に含まれます!

幾つもある他学科の授業の中でも
「イギリス文学講義」大のおすすめです。

授業で扱う作品は、『ハリーポッター』シリーズ、『嵐が丘』『フランケンシュタイン』
文学好きのみなさんは小さい頃に読み漁ったかもしれません。

シラバスに
「他学科、他学部の学生の受講も歓迎します。」
と書かれているように、坂田先生は日本文学科でも歓迎してくださります。

アイコンのテディベア
昨年は他学科の人たちも何人かいたので蚊帳の外に感じませんでした!

また、イギリス文学の歴史文化の知識がなくても詳しく説明してくださったので内容がスッと入ってきました。

今まで物語として楽しんでいた小説たちの問題点文学としての立ち位置を知ることで、新たな視点を獲得でき、小説をより深く知れた気がします!

⚠️注意
正直に言って、課題はまあまあ大変でした。
中間期末レポート提出毎週の読書
本は絶対読め!という感じではありませんでしたが、
読んでいた方が授業が絶対に面白いです。
やはり読書は時間がかかりますし、レポートも他の授業の課題と被ると大変でした。

しかし、イギリス文学が好きシラバスに載っていた小説を読んだことある!という方は面白いに違いありません!
是非取ってみて下さい!!

変体仮名演習

この授業は2023年度までは必修となっていましたが、昨年(私たちの代)から必修ではなくなり、取らないという選択肢もできるようになりました。

しかし、
絶っっっ対取ってください!!!

オリエンテーションでも同じことを言われると思いますが、取るべき授業です!

アイコンのテディベア
私たちの学年も全員取ったらしいです。

まずこれを取らないと今後の授業で困ります。
レジュメ作成やテストで詰みます!!!

近現代日本語学を専攻するからいらない!と思っている新入生のあなた!
近現代だけ日本語学だけを取って卒業することはできません!!
他の時代の授業も必ず取らなければいけないし、日本語学でも変体仮名は授業で出てきます。

それに読めるようになると時代物のドラマ博物館の資料を見たときに楽しくなります。

ではひとつ例を。

突然ですが、
みなさんは今年の大河ドラマ「べらぼう」を見ていますか?
「べらぼう」で登場した、遊女を花に例えた本、
「一目千本」

出典:佐賀大学附属図書館 貴重書コレクション

これは実際に出版されている本なのですが、
この下のひらがな何と読むか分かりますか?

答え
わさひ(び) 

字母(元となった漢字)→和左比

ドラマでも「つーんとしている女郎は山葵の花」というセリフで出てきましたよね!!

「変体仮名演習」の授業を取ればなんと半年で誰でもこの崩された文字が読めてしまうのです!!!
ぜひ、この授業を取り、半年後このブログに戻ってきてみてください。
この文字がスラスラと読めていると思います。

以上、面白かった授業特集でした!!
他にも幾つかあるのですが、特に選択授業の中から選抜しました。
1年生の時は必修が多く、空きコマに授業を入れるというやり方ですんなりと決まったのですが、2年生は選べるものが多くて頭を悩ませています……
これを見てくださっている読者のみなさんも履修登録、一緒に頑張りましょう……😥

🌱コトバ


Aの人間になろうとするのではない。
Bの自分をさらして生きていくのとも違う。(略)
Aの皮を被る。とても単純な、地球で生きる宇宙人のためのサバイバル技術

夏木志朋『二木先生』

こういう人間って案外多いのかもしれない。
キャッチーな言葉と大量のコメントに埋め尽くされ、原色があしらわれた表紙に目を惹かれて思わず手を取ってしまった小説。
普通じゃない。変だ。それとも特別、か。
マジョリティに焦点を当てた小説は今やありきたりに感じるが、この小説はハートフルストーリーとかそんなぬるいものじゃない。今まであまり触れられてこなかった内容に切り込みつつ、まったく読めない展開にヒリヒリします。
気になった方はぜひぜひ読んでください!!一度開いたら終わるまで何も手につかなくなると思います!

去る方々へ、来たる方々へ

皆さん、こんにちは!

現在、静岡の実家に弾丸帰省中のももこです。

地元の最寄り駅に降り立った瞬間、迎えに来てくれた母の右手が大変なことになっているのに気が付きました。親指にぐるぐる巻かれた白い包帯…、「やっちゃった、てへっ」と言わんばかりの母の顔…。なんでも右手の親指を車のスライドドアに挟んで骨折してしまったそうです。

最近、我が家では「手」を負傷する者が後を絶たず…。

1番最近のものだと父。転んだときに咄嗟に手をついて体を守ろうとしたようで、手のひらをざっくりと…(以下省略)。父も若くないので、体の衰えを実感したことを慰めるべきか、転んだときに手が出た瞬発力を褒めるべきか、家族内でもいろいろと葛藤があったのですが、まあとにかく、父の手は名誉の負傷だったということにしておきましょう。

そういうわけで、母の手にも多少の既視感はあったのですが、「それにしてもその包帯の巻き加減はおおげさすぎやしないか…?」とほんのちょっと疑問に思った自分もいました。まさしく「hammer thumb(ハンマーの親指)」といった具合だったので(笑)。しかし、その後の検査で指の先の骨が粉砕していることが判明。「そりゃあ包帯ぐるぐる巻かれるわな~」と家族で笑い合いました。

ハンマーサムからナチュラルサムに戻るまでだいぶ時間がかかるようなので、父と姉には実家の家事を頑張ってもらいたいと思います。皆さんも、スライドするドアにはお気を付けくださいね。

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さて、我が家の珍事の話はこれくらいにして…。

昨日、3月20日、我らが日本女子大学の卒業式が行われました。私は帰省中ですので、直接お祝いに伺うことはできなかったのですが、ブログ部や所属する中世ゼミの4年生の先輩方の美しい晴れ着姿をお写真で拝見して、とても胸が熱くなりました。親交があった(とてもお世話になった)方々が卒業されるのは寂しいものですが、それ以上に、新しい場所で自分の道を切り拓いていく先輩方へのエールの気持ちでいっぱいです!1年後、私自身も晴れやかな門出を迎えられるよう、今は卒論の研究に邁進せねばと決意を新たにできました。

卒業を迎えられた皆さま、本当におめでとうございます!

新たな門出を迎えられた皆さまの更なる飛躍と今後のご活躍をお祈りいたします。

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「去る者あれば来たる者あり」という言葉があります。

4年生の先輩方のように大学を卒業して新たな土地へ向かう人もいれば、新たな希望を胸に大学に入学する人もいるでしょう。4月から大学生になられる皆さんは、今の日々をどのようにお過ごしですか?

高校を卒業して大学に入学するまでの1カ月間、私は上京する引っ越しの手続きやら、準備やらでてんてこ舞いだった記憶があります。実家を離れる寂しさをあまり感じないほどでした(今思えばわざと忙しくして寂しさを感じないようにしていたのかもしれません)。

新入生の方々は、きっと様々な思いでこの3月を過ごしてきたことと思います。

大学生になる喜び、新生活への期待と不安、受験に対する悔しさ…。

言葉には表せない感情が入りまじり、ポジティブな気持ちだけではこれまでの日々を送れなかった方も多いのではないでしょうか。私自身もそうでした(このお話はまたいずれ…)。

そういった方々に1つアドバイス。自分の中にこみ上げてくる様々な感情を、入学するまでに無理に整理する必要はないと思います。この1、2カ月の短い間に自身の人生における重い決断を下し、混乱しないわけがありません。自分の気持ちを否定せず、素直なあなたのままで、入学式、オリエンテーション、授業を受けて、大学の雰囲気を肌で感じてみてください。

諦めではなく受容。様々な思いを抱いてやってきた新入生の皆さんを、ここに来てよかったと納得させるだけの魅力が日本女子大学にはあると思います(経験談)。

私は新年度のオリエンテーションで委員を務めさせていただきます。新入生の皆さんがより良い大学生活のスタートを切れるよう準備を進めておりますので、安心して(大船に乗った気持ちで(笑))来てくださいね!当日皆さんにお会いできることを、心から楽しみにしております。

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最後にお知らせです!

3月29日(土)に文学部限定のミニオープンキャンパスがあります。

学科説明会、坂本清恵先生による「ことばのアクセントと「キャラクター」」の模擬授業(私も受けたい!)、日文貴重書ギャラリートークなど、楽しい企画が盛りだくさん!学科の先生方や在学生とお話できるスペースもあります。日本文学科に興味がある方は必見です!

ご都合がよろしければ、ぜひご来場ください!

※このミニオープンキャンパスは事前申込制です。下記のURLをご確認ください。

https://www.jwu.ac.jp/unv/admission/open_campus/index.html

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本日もお付き合いいただきありがとうございました!それでは、また!