皆さんこんにちは。みちこです。
さて。晴れて新入部員の方たちの投稿もスタートしましたね!
彼女たちにはこれからどんどん、個性を花開かせてほしいな、と(勝手に)願っております。
しかしこう見ると、私はまあまあ特殊なタイプであることを思い知らされます。ブログと一口に言っても何かを紹介する記事を書く人や、自分の体験したことを日記のように書く人もいます。ですが、私はそのどちらでもないのだなあ、と思います。しいて言うなら私は後者に近い気がしますが、自分の考えが先にくるあたり、自己主張強めなタイプなのだな、と思わずにはいられませんでした。
こんな近況トークは、最近お休み気味の春風のように吹き抜かせていきましょう。(ちなみに最近のマイブームは詩的な表現を普通の文章に混ぜることです。ひどくマニアックな趣味ですね(笑)
この記事でも少し意識して実践してみようかな…)
さて。今回は何を話そうかなと思ったのですが、上手いこと文章にまとめられる気がしないので、紹介系の記事を書こうと思います。
今回は、本学特有の「自主ゼミ」活動についてお話しようと思います。
実は私が数多ある文学部(日本文学を学ぶ学科・専攻)から本学に入学を決めたのはこの活動があったからだったりします。
まず、自主ゼミのすごいところは「1年生から入れる」ところです。
本学もそうですが、通常のゼミは3年生から始まることが多いです。つまり、どうしても興味がある分野があったとしても、上位学年になるまでその思いをくすぶり続けることになるのです。
その点、本学のような「自主ゼミ」というシステムがあると学年の制限がないので、自分の興味関心にすぐアプローチが出来る。そんな環境が本学にはあるのです。
「当人たちが選択するか否かにかかわらず環境が用意されている」というのは実は非常にありがたいことでして、かく言う「私も入学の決め手」と言っておきながら実際に自主ゼミに入ったのは2年生からのことです。
1年生の時点では「学びを深めたい分野」が明確に決まっていなかったこともあり、自主ゼミに入るまでの覚悟と熱意はなかったんです。(あとは、初めての大学生活にまだ慣れきっていなかったため、これ以上やることを増やしたくなかった、という消極的な理由もありました。)
それが1年生の後半(年が変わってからだったでしょうか…1月ごろだったと記憶しています)から急にどっぷり中古沼にハマってしまったものですから、大変でした(笑)
ほぼ先の大河ドラマ「光る君へ」の影響とはいえ、まさか高校の頃に少しひっかかっただけの「更級日記」への興味からここまでの熱意を持つ分野へ変わるとは思いませんでした。
無論入学当初から興味のある分野が決まっていて、早めにスタートダッシュを切りたいという新1年生は早々に自主ゼミに入ることもできます。こういう人は、「卒論まで視野に入れてるぞ」みたいな熱意と覚悟があるのでそれらを持った上で活動しています。少なくとも私からはそう見えます。
しかし私のような「授業を受ける中で興味を持った分野に関して、さらに知見を深めたい」という種類の人間も、自主ゼミは歓迎してくれます。(つまり、「途中参加大歓迎」ということです。)
そしてこの「途中参加大歓迎」というのも、学ぶ姿勢を崩さない上では重要な要素です。
実は私、ゼミは中世になることが決まっているのですが、このゼミとは別に3年生から中世の自主ゼミにも入りました。3年生から普通のゼミも始まるのに自主ゼミも同じ分野のものに入るの?と思ったそこのあなた。日文ではこういうこともできるんです。つまり、「一つの分野に関してさらに学びを深める」ということが。
(ちなみに、1年生の後半頃に興味を持ったあの時の選択を、私は全く後悔していません。確かに結果私は入学当初の選択肢には一ミリもなかった中世ゼミへと足を踏み入れることとなりました。しかし中古への興味がなければ、私の今の中世オタク気質は成立し得ないのです。
中世を学べば学ぶほど、中古時代の文学(源氏物語を筆頭とする物語文学や、蜻蛉日記などの日記文学)が中世文学を学ぶ上で欠かせない存在であることが分かります。これは中古文学への興味がなければ気付くことすらできなかったこと。だから全く後悔していません。むしろ過去の選択に感謝しているくらいです。)
さらに、この自主ゼミは複数入ることも可能です。つまり、分野を横断して学ぶことができます。つまり、今の私が中古と中世二つの自主ゼミに入っていることは、何ら問題のないことなんです。
分野の横断、というのは実はかなり学びの得られることでして。先に私が話した「中古への興味があったから中世への興味がある」という現象がまさにそれです。
総括いたしますと、日文の「自主ゼミ」という活動は「自分の興味関心の赴くまま、好きを深められる」のです。
学年を問わず先生と学生が一緒になって学びを深めていくこの場所は、間違いなくここの特徴であると思います。
何より私自身はこの自主ゼミという環境があったからこそ、自らの古典文学への興味を確固たるものにできました。そしてひいては「学ぶとはどういうことなのか」、それ自体を学ばせてもらった、とも感じています。
というくらいで、今回は終わろうかなと思います。
相変わらず紹介系の記事だというのに、ネタをもらっただけで全然自我大放出してますね(笑)
本当にこの自己主張の強さはどうにかならないものでしょうか…個性強すぎていつか絶対に痛い目を見る時が来そうな予感を察知しながら、ここらで失礼いたします。
次回は何を書いているんでしょうか。趣味でも語りたい話はあるのですが、当分は古典オタクっぷりを大放出させていそうな気もしますので、先になりそうですね(笑)
最後まで読んで頂きありがとうございました!