ほっかむり帰省

皆さん、こんにちは!

姿なき大恩人に、感謝してもしきれないももこです。

事の発端は金曜日にさかのぼります。5限の教室に移動してから、それまで持っていた日傘がなくなっていることに気がつきました。「あれ?ない…、ない…」と焦っているうちに授業が始まり、日傘を探しに行けたのは18時50分過ぎ…。その日授業を受けた教室やお昼ご飯を食べた場所、トイレまでくまなく探しましたが、日傘は見つかりませんでした(泣)。遺失物を保管している学生支援課を訪ねようにも、時間的にもう閉室してしまっている…。その日は肩を落としながら、とぼとぼと家に帰りました。

白いすずらんの花の刺繡があしらわれたその日傘は、母と東京散策した時に買った思い入れのあるもの。休日は何をするにしても頭の片隅に日傘のことがあって、なかなかつらかったです。何気なく自分が使っているものでも、急になくなってしまうと大きな喪失感に襲われることを身をもって体験しました。“失ってはじめて気づく”ってやつですね…。

そんなこんなで、本日、気を取り直して学生支援課に日傘の落し物がないか聞きに行ったところ、なんと…、ありました!もう一気に緊張の糸が切れて、喜びの舞を踊りたくなってしまうほどでした(笑)。本当によかった…!

誰かは存じませんが、私の日傘を学生支援課に届けてくださった方、この場を借りて感謝申し上げます。誠にありがとうございました!姿なき恩人に大きな幸せが訪れますように…。

さて、私の落し物のお話はこのあたりにしておきましょう。今日は昭和の日で、世間は祝日ムード全開ですが、本学は普通に授業がある日ですね。他の人々がお休みしている今も、一生懸命授業を受ける私たち、授業する先生方、職員の方、きっとこの後何かいいことがあるはずです(笑)。

ゴールデンウィークも中頃まできましたが、皆さんはどんなご予定を立てているでしょうか?

私は、水曜日の5限の授業が終わったらそのまま新幹線に飛び乗り実家に帰る予定です。授業の関係で月曜日には東京に戻らなければならないので、束の間の弾丸帰省ですが、映画を観に行ったり、ご飯を食べに行ったりと、楽しい予定で日程がぱんぱん(笑)!

また、今回の帰省では、私が履修している教職課程において、来年実施される教育実習の内諾書を母校に届けなければならないので、少し緊張しています。

実際に実習校へ赴く際は、身だしなみに気を付けるのは当たり前のことですから、明るめだった髪の毛を暗い色に染め直してきました。「ハリーポッター」のロンみたいな赤毛になりたいという願望から、これまでオレンジ味の強いブラウンのカラーをしてきた私。美容師さんによると、明るい色は何度もカラーすればするほど色が入りやすくなるとのことで、私もここ最近になってようやく色がきれいに映えているなぁと感じていたのでした。ですから、教職をとる者としての自覚と責任を持ちつつも、ちょっとだけ(ほんとにちょっとだけ)もったいないなぁなんて思ってしまったのも事実です(笑)。

でも、私が髪を暗めの色にしたくない理由は他にもあります…。

忘れもしない、春休みに帰省していた実家から東京に戻ってくる日の朝。メイクをし終えて台所で水を飲んでいたところ、急に父に「髪の毛赤くない?」と言われたのです。私は内心、「おっ、お父さん分かってるじゃん…」とほくそ笑んだのですが、次に父の口から出てきたのは衝撃の言葉…!

「人って第一印象が大事だから…。似合う似合わないもあるし…。落ち着いた感じの方がいいと思うよ…、愛子様みたいに…」

そう言われた瞬間、開いた口が塞がらず、それまで口に含んでいた水がダバーっと顎の方まで流れてしまいそうでした。お父さん、プリンセスと一般庶民を比べないでください。「もしかしたら愛子様だって、明るい色の髪にしたいのかもしれないよ」と下らない反論が喉まで出かかりましたが、ニコッと笑ってその場を後にしました(偉いぞ、自分!)。

その後、新幹線の中できーっと言いながらハンカチを噛んでいたのはここだけの話です(笑)。お父さんの分からずや!

ちょっと長くなってしまいましたが、このように私と父の間に髪色に関する小さな攻防がありましたので、父が言っていたように、暗い落ち着いた感じの髪の毛で帰省するのがとってもモヤモヤするんです。「ほれみたことか」と思われても癪なので、ほっかむりをして帰ろうかしら(笑)。

大学生の娘さん、年頃の娘さんを持つ世のお父様方、むやみに娘さんの髪色やメイクに口を出してはいけません。遅めの反抗期がくる可能性が大きいです(笑)。ご注意を…。

本日もお付き合いいただきありがとうございました!それでは、また!

シュレディンガーの猫とおにぎりのはなし

皆様こんばんは。しおん🦜です。

本日はシュレディンガーの猫の実験とおにぎりが似ているのではないかというお話しです。

先日、妹と母が作ってくれたお弁当のおにぎりを持って少し遠くの公園まで散歩に行った時のことです。かわいい猫様がいらっしゃったので写真を撮っていた時に、ふと思ったのです。シュレディンガーの猫とおにぎりは似ているんじゃないかと。

皆様はシュレディンガーの猫という実験をご存じでしょうか。不快に思う方がいらっしゃるかもしれませんが、実験の内容を説明させていただきます。

もし、無理だなと思われましたら、気分が悪くなってしまう前に読むのをお止め下さい。

まず、猫を外から様子を見られない箱の中に入れます。そうしたら、いつ自然崩壊するかわからず、自然崩壊を起こした場合必ず猫が死に至る放射性原子を同じ箱内に入れます。箱の蓋を閉じ、しばらく待った時、箱を開けるまでは、猫が生きているか死んでいるかわからず、その状態の時には、猫が生きている世界と猫が死んでいる世界がある。というものです。

この実験では、猫が生きているか生きていないかということに焦点が当てられますが、ここでは、確実性と不確実性について着目させていただきます。

まず、前提として実験が成り立たなくなってしまうため、箱の中に必ず猫は入れるものとします。

まとめますと、

・放射性原子の自然崩壊が起こるかどうか   →不確実

・放射性原子の自然崩壊が起こるタイミング  →不確実

・放射性原子の自然崩壊が起こった時の猫の死 →確実

ということになります。

では、おにぎりではどうでしょう。

後で少し使う私の情報としまして、たらこおにぎりが好きだと少しだけ覚えておいていただきたいです。

猫の時と同じように、おにぎりがなければこれは成り立たないので、おにぎりはここにあるものとします。

一般的なおにぎりを考えた時、のりが巻いてあるかどうかは置いておいて、外から眺めるだけでは具が入っているかどうかわかりません。また、具として何の具が入ってるのかもわかりません。そして前に書いた通り、具としてたらこが入っていた時に私は喜びます。

こちらもまとめますと、

・おにぎりの具が入っているかどうか →不確実

・なんの具が入っているか      →不確実

・たらこが入っていた時に喜ぶ    →確実

ということになります。

シュレディンガーの猫と、おにぎりを比べた時、どちらも不確実と不確実によって確実が支えられているということが見て取れます。

こんな理由から、私はシュレディンガーの猫はおにぎりに似ているという結論に辿り着いたのです。

皆様、「感情なのだから、確実ではないだろう」や「ステップが一つ足りないんじゃないか」などなどのツッコミがあるかと思います。ですが、あくまで、似てるな程度の若者の変な思い付きだと、甘い目で見て頂けますと幸いです。

それでは、また。                         

                                 しおん🦜

新生活すたーと

しばらくお休みをいただいておりました。

春休みはサークルや地元のお祭りに参加するなど、バタバタしつつも充実した生活を送っていました。大学が始まってからのほうが落ち着いて時間をとれるという不思議な状況になりましたが、今回からブログ部としての活動を再開します。ご迷惑をおかけしたブログ部のみなさん、読者の皆さま改めてよろしくお願いいたします。

ブログ部に新しく部員が増え、大学にも1年生が入学して新生活をいたるところで感じる今日この頃です。と同時に自分が3年生になったという事実を受け入れられずにいます。未だ高校卒業直後のきゃぴきゃぴした気持ちを忘れまいと思っていますが、やはり”本物“を見ると自分の成長を感じますね…

大学に入ってからの充実度で、私のアイデンティティの一つでもある、ヲタク趣味にも色々と変化が起こっています。推しが増える、新たな界隈に手を出すなど広がりが生まれる中で、追いつけなくなるコンテンツもあるわけでして。推しを推す気持ちもコンテンツが大好きな気持ちも変わりないのですが、日々更新される情報を処理できずに浦島太郎状態になっているものの代表例が「あんさんぶるスターズ」です。ブログでも何度か愛を綴ってきたのですが、最近の生活の充実度に比例してストーリーに追いつけていないのです。

そんな「あんスタ」ですが、この度おめでたいことに9周年を迎えるということに気づきました…!9年、義務教育が終わるような長い期間継続しているコンテンツに改めて尊敬の念を覚えます。しばらく離れているうちに、いくつかの大規模なイベントを越え、新曲も沢山リリースされ、新たな企画、なにより新キャラクターが発表され、久しぶりに開いたアプリから情報にぶん殴られる快感を思い出しました。

お祝い事、お祭り騒ぎといった感じで、懐古するしかできなくなっていたヲタクもそろそろ新しいストーリーに踏み出そうかと重い腰を上げるつもりです。私の最上級な推し、斎宮宗様の動向も把握できていないので、まずはそこからストーリーを読み始めようと思います。

自分の生活にあわせたペースで推し活できるメンタルを保つこと出来ているのは、なかなかありがたい環境だと感じさせられています。新入生の皆さん、新しい生活と今までの生活の違いに悩みを持ち出すころかもしれませんが、何事も自分のキャパシティーを見極めて楽しめる範囲で推し活することをおすすめします。新生活楽しんでくださいね。

久しぶりの更新で、なんだかとりとめのない文章になってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。これからも気を引き締めて精進してまいります。

改めて、あんさんぶるスターズ9周年おめでとうございます。

これからのアイドルたちの輝きに期待しながら見守ります。

そろそろ替えどき

こんにちは、ゆきほです🍵

暑さに弱いので、今年のGWは暑いらしいという話を聞いて怯えています。

ついこの前春服を出したばっかでまだ半袖出してないんですけど、これ多分そろそろ出さなきゃいけないやつですよね。明日にでも出したいです。

お昼ご飯を食べ、さてブログ書くか~~と思ってホットコーヒーを入れたところ、どうやらそういう気温ではなかったようで全く飲む気が起こりません。これを書き終わる頃には冷めているかと思うので、一旦この先も書いちゃいますね。しばらくお付き合いください。

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私がずっと使っていた枕は、小学校低学年の時に母のお下がりで譲り受けて、母が使っていた期間も含めると恐らく15〜6年間毎晩酷使されてきた年代物です。
もちろん大のお気に入りで、外のカバーを数回取り替えて大切に使ってきましたが、さすがに経年劣化が激しくて。そろそろ買い替えたいな〜とここ数年ずっと思っていました。

そんな時に近所に家具屋さんがオープンし、母と見に行ったらいい感じの枕とかわいい枕カバーを発見。これは遂に”買い替え時”が来たのでは……!?と感じて衝動買いしてしまいました。

夜寝る前、古い枕は一旦勉強机の椅子に移動させて新しい枕をベッドに置いてみます。まだ部屋の風景に馴染んでいないような気もしますが、1週間も経てば慣れるでしょう。
ちょっとだけ寝っ転がってみます。今まで使ってた枕は固めなものでしたが、新しい枕はふわふわなものを選びました。

……うん。まあ、そりゃもちろんいつもとは違うけど、これはこれでふわふわで心地いいです。よく眠れるような気がしてきました。

メガネを外してお布団をかけて、本格的に寝る体勢になります。明日は授業が2限からなので、いつも通りの時間に寝ていつも通りの時間に起きるだけですね。なんの心配もありません。

それでは、おやすみなさい。

***

ダメだ!!全っっ然寝られない!!!

ベッドに入ってから1時間半。眠いような気はするのに一睡もできません。早起きはしなくてもいいとは言ってもそろそろ寝たいところです。
目を開けて右側に寝返りを打つと、勉強机の椅子と古い枕がぼやけている視界に入りました。ふと考え込んでしまいます。

いつもはすぐここにある枕が、今日はあんなに遠くにある。
この枕、ずっと椅子の上に置いておくわけにもいかないけどどうしよう。私は使わないけど、誰か使……使わないよな。えっどうしよう、捨てるの?……まあでも捨てるしかないか……いつ捨てよう、明日?明後日?

………いや無理!ぜっっったい捨てられない!!

椅子に手を伸ばし、いつもの枕をベッドに戻しました。新しい枕を右に、いつもの枕は左において左に寝転がります。いつもは壁よりの右端で寝ていますが、今日は壁がない左側です。友人たちと旅行に行った際、「夜中に起きたらゆきほちゃんが斜めになっていた」と言われたレベルでは寝相が悪いらしいので、落ちないことを祈ります。

わあ、やっぱりこれだ。
横になって一息ついたらようやく“普通に寝られそうな”眠気がやってきました。この枕とお別れなんて無理だ、捨てようとか考えちゃってごめんね。今度こそおやすみなさい。

***

そして今。私のベッドはこうなっています。

(この辺にたくさんのぬいぐるみ)
【新しい枕】【いつもの枕】(横に抱き枕)

狭い、狭すぎる!!枕2個だけじゃなくてぬいぐるみと抱き枕までいたのか!!と思いましたよね。現状これで熟睡できています。家族には「悪夢見そう」と言われますが大丈夫です、悪夢見ません。
寝るときはいつもの枕のところにいるはずなのに、朝起きたら新しい枕の方にいるのはなんでなんでしょうね。ぬいぐるみと抱き枕はちょくちょく落ちていますが、私自身はまだ落ちていないので大丈夫です。

全然違う枕が2個置いてあるベッドが部屋に馴染む日って来るのかな?とちょっと思いつつ、今日はこのあたりで締めようかと思います。

ではまた。コーヒーも飲み終わりました。

ゼロキャ

こんにちは、さくらです。

そろそろ5月なので半袖の季節が近いな、と思いつつ夜はまだ冷えますよね。

そんな中「夜も結構暑くね?」と思い窓を開けて寝てしまったせいで見事に体調を崩した人間がここにいます。以前にも「季節の変わり目に体調を崩しがち」とブログに書いた気がするのですが、今回も例に漏れずです。

自分の体温調整機能がバグっているんですかね。恒温動物なんですからしっかりしてほしいところです。

さて、本日は朝からzoomで企業説明会があったので早起きしました。

カメラもマイクのOFFとのことでしたので朝ご飯を作りながら参加しました。その朝ごはんがこちらのパンケーキ。

パンケーキが大好きなのですが、数日前にTwitter(X)でパンケーキにイチゴとホイップクリームを挟んだパンケーキバーガーがバズっていたので食べたくなってしまい、ついつい作りました。

パンケーキのレシピは大好きなユーチューバーのえもじょわさんです!

中学生の時から大ファンで同じ動画を何度も見ています。ASMRとしても動画を出していらっしゃるので皆さんも眠れない夜にどうぞ。

前回作ったピザの投稿を見た母に「もうちょっとおしゃれに写真を撮ったらいいのに」と言われてしまいました。ですから今回は普段使わないランチョンマットを引っ張り出して、明るさも調整。前よりはおしゃれに撮れたと思うので、次回からも頑張っていきたいですね。

ここから本題なのですが、3年生になってしまったので【就活】というものを始めました。就活市場が混沌としすぎて早いのか遅いのかも分かりませんが、とりあえず出来ることから始めていこう、という感じです。

就活をしていると定番の自己分析にぶち当たります。「他人から見た自分」と「自分から見た自分」は意外と違うなんて人は多いと思いますが、私も自分がどういう性格かと言われると難しいです……。つねづね「強い女」を目指しているのですが、ファッションはガーリー系なので多分周りからは強い女を目指しているように見えないと思います。また理想のMBTIはENFPですが、実際はINTJ。面接でも明るくハキハキと喋れるようになりたいのですが、極度のあがり症と緊張しいなので苦戦する未来が目に見えています。

とまあ、ものすごい引っ込み思案の大人しい人間のように書いていますが、愛想はいい自信があります。人と話すことも仲良くなることも楽しいと思っています。趣味も多いので、その繋がりで世代を問わず仲良くなることも多いです。

こんな風に自分の中でも明るいのか暗いのか、ありていに言えば陽キャなのか陰キャなのか分かりません。多くの人間がこの二つのキャラクターに綺麗に割れると思いませんし、そろそろ間の言葉が欲しいですよね。

陰陽道的に言うと「陰」と「陽」の間、ニュートラルのバランスの宇宙の中心のことを「ゼロポイントフィールド」というらしいです。ゼロポイントフィールドキャラ。略して「ゼロキャ」です。

バランスの取れた位置、ということなのでなかなか良さそうな表現だと思います。

これからは自称「ゼロキャ」として自分を表現していきいくことにしていきます。

ユア ライフ チェンジス エブリシング!

好きな曲がある。

胸を締め付けられるような切ないラブソングでもなければ、明るい応援ソングでもない。最近流行りの曲でもないし、昔流行った曲でもない。
意味も取れないような歌詞で、歌い方の癖も強くて。美少女キャラクターのカワイイセリフも入っている。
しかし私はその曲が好きで、間違いなくあの時の私はその曲に救われていた。

学生時代、毎日不安に苛まれていた時期がある。
友人と顔を合わせられなくなって、いつも被っていた「私」のペルソナを保てなくなっていた。
毎日学校に行くのがしんどくて、誰にも相談できなくて。
誰からも見下されているような気持ちになって、上手に人と話せなくなって、休み時間は寝たふりをして机に伏せていた。
私にはたくさん友達がいたけど、人が集まるようなタイプではなかったので1人の時間は簡単に作れた。それが私を苛む孤独感を加速させたのだろうと、今になると思う。
誰も心配してくれなかった、なんて言うのは拗らせた承認欲求からくるわがままなのだろうけど、心配されるどころか、誰にも気にされていなかったのだろう。
自分は友人に愛されている、と思っていたのはおそらく思い上がりだった。
「私が」友人を愛しているから、それを受け止め、返してくれているに過ぎないのだと思う。友情とは、等価交換の契約である。
受験は人を狂わせる。私は、簡単におかしくなってしまった。
それは、高三の冬のことだった。

いつも帰りのHRが終わったら友人たちとダラダラ話しながら下校していたのに、どうにも耐えられなくて、学校から逃げ出すように走った。
まだ生徒で賑わう前の、静かな学校の最寄り駅で、音漏れしそうな位に音量を上げたイヤホンで好きな曲を聴いていた。
ノイズキャンセリング機能は、電車の過ぎ去る音も、生徒の話し声も、笑い声も、全てを遮って私を守ってくれていた。
楽しい音楽も、暗い音楽も、当時の私にはノイズでしかなかった。
あんなに大好きだったゴールデンボンバーのユーモアも受け付けなくなって、あんなにも愛したボーカロイドの歌声も、推しだったイケメン歌い手の声も、響かなくなってしまった。
そんな時に出会ったアーティストが、大槻ケンヂ。その人である。

眠れない夜に聴いていたVtuberのカラオケ配信で、大槻ケンヂ縛りのものがあった。
ふと再生したそのアーカイブで、オーケンに出会ったのだ。
最初に流れたのは「マタンゴ」。キノコに寄生される?ど、どういうこと?なんだこの曲。意味がわからない。と思っていた。けれどなんだか気になって、眠れるまで聴いてみようと再生を続けた。
次に流れた曲は「人として軸がぶれている」。「さよなら絶望先生」というアニメの主題歌らしい。私は震えた。惹きこまれた。私はこの人の曲をもっとたくさん聞くべきだと思った。

それから1時間、とうとう眠気が来ることなくその配信を聴き終えた。
「ヨギナクサレ」で打ち震え、「戦え!何を?人生を!」で泣いた。
その時の、どうしようもないぐちゃぐちゃの感情は色褪せたけども今も記憶に焼き付いている。
配信をしていたVtuberは、「まだ自分が何者でもなかった頃、打ち震えて膝を抱えて聴いていた」というようなことを語っていた。
かくいう私も、いつの間にか布団の中で膝を抱え、拳を握りしめながら聴いていた。

私に必要だったのは、自分を絶望から救うのではなく、絶望の中で奮い立たせる曲だったのだと思う。その日から大槻ケンヂを聴きあさり、私は好きな曲に出会うことになる。
満員電車の中で、おじさんの背中と背中に挟まれながら聴いていた曲は、私の血となり、肉となり、武器と盾になっている。
私にはこの曲がある。そう言える曲を、私は三つ持っている。そのうちの一つがオーケンの曲だ。私の弱さを、孤独を、絶望を、励ますことなくただ認め、受け止めてくれる。そして奮い立たせるのだ。バイクのエンジンをふかすように、嘘みたいに強がって。

音楽は、人を強くする。
音楽には、人を救う力がある。

意味もなく息苦しい時に、呼吸の仕方を教えてくれるのも、酸素をくれたのも、音楽だった。居場所をくれたのだって。
趣味がたくさんあって、音楽は特に趣味でもなかった私でもそうだった。

合言葉は、林檎もぎれビーム!

自分を知る事は

いつも思うのですけれど、私前回何を書きましたっけ。

毎回記憶喪失になっている気がします。こんにちは、さゆりです。

そうそう、前回は一度向き合わなかった問題に再度対面せざるを得ない…というお話をしましたね。

日本文学科のブログ部なのだからもっと女子大生の日常だとか文学の事を書けばよいものを、どうも毎回胡散臭い文章になってしまうのはなぜなのでしょう。

もっと質の高いものを、と思うのですけれど、気が付くとこうなっているものなので仕方ないと思ってもよいでしょうか。いや、そうでもないですね。

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実は先日、このブログ部の立ち上げをされた大先輩にお会いしてきました。

パワフルで美しくてチャーミングで、とても魅力的なお方でした。

何より素敵だったのが、御自身が決められた道に向かってひたすら真っすぐに進んでいらっしゃった事です。進みたい道がはっきりと見えていて、壁があっても物ともせず、限界も設けず、何があっても力強く一歩を踏み出すその姿勢が本当にまぶしくかっこよかった。

お仕事をしている際によく「楽しそう」と言われるそうで、実際に私もとても楽しそうで活き活きとされているなと思ったのですが、楽しい事が向こうからやってくるのではなくて、自分から掴みに行く、楽しみにいく、という姿勢があってこそなのだろうなと思いました。お仕事だけではなくて生き方まで示していただいたような、人生の一つのターニングポイントを経験させていただきました。

もしこちらを見ていらしたら、改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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さて、普通に私の個人的なお話に戻ります。

実はここ数ヶ月で顔タイプ診断、骨格診断(7タイプ)、MBTI協会公式セッションなどを受け、自己の内面と外面どちらも掘り下げるきっかけがありました。

MBTIに関してはネットで有名な16タイプを想像される方が多いと思うので、それとはまったくの別物であり、性格を診断するものでも、能力をはかるものでも、まして他人を批判したり優越感に浸るものでもないという事を念のためにお伝えしておきます。

ちなみに以下に記すことは、公式の情報を勉強して私が個人的に思ったことなので、全てを鵜呑みにはなさいませんよう。

MBTIについては詳しく説明すると長くなるので協会公式のリンクを貼っておきますね。えい!

教えて!MBTI® MBTIを正しく認識していただくためのQ&A | [公式]日本MBTI協会

私はこの教会の公式セッションを受けて、概ね予想通りの結果ではありましたが、一部予想と違う部分が顔を出して最終的にそちら側に落ち着きました。

タイプ名ははっきり出しませんが、ネットの誤情報だと聖人とか教祖とか誇張されている型ですね。実際そういうものではないので皆さま踊らされませんように。私は見事に誤情報に引っかかり、こんな性格のいい人間じゃないんだよなぁ……と思ってしまったことで本当のタイプ自認にたどり着くまでに内面でひと悶着ありました。

自分が本当に何をしたいのかって、分かるようで分からないものです。

それでも自認がはっきりと分かってから、はじめから私は私のままでもよかったのだと安堵しました。痛い所(劣等機能)を突かれるとイテテ!となりますけどね。しかしMBTIは「できない」ことに理由をつけるためのツールではありませんから、言い訳にはせず、改善に努めようと思います。

みなさんには、人には言えないけど、ほんとはこう思ってるんだ!と悩んだことはありますか?または、どうしても考えが理解できないと思う相手に対して苛立ちを覚えたりとか。

MBTIは通称「心の利き手」なので、相手と利き手が違うと異なる言語を喋っているぐらいのギャップがあるそうです。思考癖を通して見えている世界が違うという事です。このセッションは、そういった「自分には」理解し難い思考を持つ相手を少しでも理解するために、あるいは理解できなくても歩み寄るためにも有効かなと思います。

セッション受講の金額はちょっとお高めなのですが、学生だと特別料金で体験できるのでよろしければ是非。見えていなかった世界に触れて視野が広がり、清々しい風が吹き抜けるような衝撃を受けました。楽しいですよ。

では、また。

あひる

こんにちは。

今日はあひるの話をしようと思います。

3月の上旬に中世自主ゼミのメンバーで京都旅行に行ってまいりました。ここではあまり書いて来なかったかと思いますが、私も中世自主ゼミに所属しております。あかりさんが衝撃を受けた寝そべりこけしも一緒に目撃してきました。

その自主ゼミ旅行では、2泊3日あちらこちらの寺院や神社に参ったのですが、私がその中で印象に残ったものの1つが、あひるさんです。

二条城の近くに神泉苑という場所があります。かつては禁苑だったそうですが、今は善女龍王をお祭りする建物がお池に囲まれるようにして建っており、その建物に向かって赤い柵がかわいらしい橋が架かっています。橋の上からは池の中で泳ぐ鯉さんを眺めることができます。ちなみに橋の隣には鯉さん専用の餌も置いてありますので、ちちんぷいぷいと唱えながら餌をまけば、誰でも大量の鯉さんを呼び寄せる魔法が使えます。食べ物を求めてビチビチと集まってくる鯉さんに驚いてそそくさとその場を離れるのはカモさんご夫婦、橋の上から冷ややか且つ無表情で見下ろすのはハトさんです。ハトさんは鯉さんには冷ややかですが、ほら、人間の私にはファンサービスもしてくれましたよ。

橋を渡ってお守り売り場の前に行くと、あらあら、我が家の近くの河川ではお目にかかれないあひるさんがいらっしゃるではありませんか。ハトさんにファンサービスをしてもらってかなり高くなっていた私のテンションがその3倍ほどに跳ね上がりました。「あひる!あひるさんがいる!!かわいい~」といった言葉を繰り返し言う私は、さぞ周囲を共感と困惑の渦に引き込んだことでしょう。でも本当にそのあひるさんが実にかわいいのですよ。2羽いらしたのですが、どちらも白くて丸っこくて。しばらくよちよち歩いていたと思ったらちょこんと座って、そのうちに眠ってしまったのです。首がだんだんと下がっていく様子からは、相当深い眠りにたどり着けたようであることが分かります。写真を見返しただけでも口角が上がります。鳥さんは本当にかわいい生き物です。

見ての通り、私はそこそこ激し目の鳥さん愛好家ですが、先日知り合いから良いゲームを教えていただきました。その名も「Clusterduck」、日本語版だと「アヒルの不思議な世界」。アヒルさんを卵から孵して、成鳥はアヒルの神に捧げて、生まれた卵があればまた孵して、というのを繰り返すことで奇抜な格好のアヒルさんを増やしていくゲームです。そのアヒルさんがまたかわいいのなんの。奇抜な格好のレアアヒルさんもかわいいのですが、典型的な形のノーマルアヒルさんもまたかわいいのです。私はもこもこしたからだの個体がお気に入りです。鳥さん好きの方、スマートフォンのストレージに余裕のある方は、ぜひ一度お試しくださいまし。操作方法は卵をタップするだけととても簡単です。

あひるの話をしたことで、我が家のクリスマスツリーの頂点に鎮座していたあひるちゃんを思い出しました。さすがにクリスマスツリーは昨年のうちに片付けたのですが、はて、あのドヤ顔あひるちゃんは今どこで何をしているのでしょうか。家の者に訪ねたところ、どうやらとある御仁のお部屋に棲み処を移したのだそうです。近いうちに訪ねてみることにしましょう。

金縛り

こんにちは、あかりです。先日初めて金縛りにあいました。言語化が難しいですが、やたら感覚がリアルで正直そこらへんの悪夢なんかとは段違いで怖かったです。今まで見た夢で間違いなくトップ5に入るレベルで怖い夢でした。年度初めからとんでもない目に遭うなんて、これはもうブログのネタにするしかない。そんな訳で、今日は人生初の金縛りエピソードをお届けします。

時間は、多分深夜頃。特に物音がしたわけでも、電気が点いたわけでもないのに急に目が覚めたんです。しかし、夜中に唐突に目を覚ますことはこれまでにも何度かありましたから、私は「またか~」くらいにしか思いませんでした。そして、いつも通り姿勢を変えて寝直そうとしたとき。

あれ?

体が動かなかったのです。全身が何かでぐるぐる巻きにされたみたいに腕も、足も、指先までピタっと胴体にくっついて一ミリも動かせませんでした。腕や足どころか首さえも。あらゆる関節が動きませんでした。それに胸のあたりも何か重石が乗っかっているかのようにずっしりと圧がかかって、呼吸が苦しい。助けを呼ぼうにも、何故か声が喉の奥でつっかえて出ません。目は見えたので、可能な限り周囲を見渡しましたが、辺りは真っ暗で目を閉じている状態と大差ありませんでした。そして、シーンと静まり返った室内。人の気配はなく、聞こえるのは自分の心臓の音だけ。今思えば夜だから当然のことでしたが、あの時はそれがどうしようもなく不気味で怖かったです。誰もいない真っ暗な空間で呼吸も上手くできないまま、寝ていることしかできない。落ち着け、一旦落ち着けと言い聞かせても心臓の音はどんどん早く五月蠅くなり、かえって冷静さを失う始末。考えれば考えるほどに怖さが増し、頭の中が焦りと恐怖に侵食されていきました。

そんな中、不意に「金縛り」という言葉が頭に浮かびました。身動きが取れなくて喋れない。こんなの金縛り以外にあり得ない。そうか金縛りか。え、じゃあこれただの夢なの?怖いだけの夢なの?そう自問自答していくうちに、いくらか心に余裕が出てきました。夢ならさっさと覚めてしまえば問題ない。起きてしまえばこっちのものです。幸い、私は金縛りを解く方法を知っていたので、すぐにそれを実行することに。いくら夢でも怖いものは怖いのです。

せっかくなので、金縛りの解き方について少しお話します。と言っても、説明することなんて殆どありませんが。

呼吸を整える→指先を動かす→解ける(解けないときもある)

以上です。ちなみに解けない場合は無駄な抵抗はやめてそのまま寝るのが一番だそうです。私の場合は見事成功。無事金縛りが解けました。でも、もし失敗していたら…私はあの後どうなっていたのでしょうか。できれば二度と、あんな夢は見たくありません。余談ですが、疲れてたり不規則な生活をしてると金縛りになりやすくなるそうですよ。夜はちゃんと寝て、朝起きる。ごく当たり前のことですが、私の周りにはなぜか真逆のことをする人種がゴロゴロいるので、その人の体のためにもちゃんと夜は休んでほしいですね。

それでは今日はこの辺で。ごきげんよう。

あざらしのすゝめ

 4月半ばのこの時期、何のシーズンかお分かりですか?そう、赤ちゃんあざらしにあっちこっちの水族館、動物園で会える時期です!!!
 あざらしって白い毛だと思ってる方もいらっしゃるかもしれませんがそれって赤ちゃんの時の2週間くらいだけで。しかも種類によっては白くない赤ちゃんもいて。だいたいみなさんが想像する白い赤ちゃんあざらしはゴマフアザラシだと思いますが、かの有名な鼻セレブのあざらしはタテゴトアザラシの赤ちゃんで。とか何とか言っておりますが私もめちゃくちゃあざらし詳しいぞ〜という訳でもありません。好きな気持ちだけはたくさんありますが!もともと私の家族があざらしを好きで、家でよく色んな動物園や水族館にいる子たちの写真や動画を見たりしていたんですが、昨年秋に「オホーツクとっかりセンター」という北海道の紋別にあるあざらし専門の保護施設で初めて生あざらしを見ました。初めて見るのがあざらし専門の保護施設!?あざらししかいないところで!?しかも紋別!?と思うじゃないですか。まあこれも自分で決めたというよりは母きっかけで行ったんですけれども、あのねぇ、あざらしって見てるとびっくりするほど時間が溶けるんですよ。あざらしとかいう生き物、可愛すぎる。虜になっています。その時の二日間、そう、あざらしたちに会うためだけに北海道に飛んだので一拍二日弾丸旅みたいな感じだったんですが、それがかなり楽しくて。そうなると人間どんどん欲が出る生き物なのでホワイトコート、つまり白い毛の時の生まれたて赤ちゃんあざらしもいつか自分の目で見てみたいな~と思ったんですね。と思っていたらなんと、今年2月下旬にしながわ水族館でゴマフの赤ちゃんが生まれまして。生後1週間くらいの時に見に行きました。まさかこんなに早く叶うなんてと驚きつつ、ちっちゃ〜〜かわい〜〜〜!!!とでろでろになってきました。今シーズン1番早く生まれた子がその子で、その後全国各地で続々生まれ、今は色んなところでホワイトコートちゃんたちがよちよちしています。嬉しい季節だ……。私のTwitterのアルゴリズムにはあざらし好きがバレているので、ずっとあらゆるあざらしの画像や動画が流れてきます。TLが白モフたちで埋め尽くされるの本当に良い。かーーーなり健康に良いです。
 赤ちゃんがかわいいのはもちろんなんですが、ホワイトコートが抜けてゴマやらワモンやら、それぞれの柄が出てきた子たちも、大人になった子たちも、みーんなかわいい。先ほどオホーツクとっかりセンターという保護施設を挙げましたが、アザラシランドとアザラシシーパラダイスの二つの施設に分かれていて、かわいいあざらしたちが住んでいます。なんとここ、かなりSNSの更新の頻度が高く毎日InstagramやらTwitterやらであざらしが見られるのでおすすめです。一度覗いて見てください。すごく幸せになれる。ここのアカウントのコメント欄覗いてると日本語以外の言語でもコメントされてる方がちらほらいて、あざらし好きって世界中にいるんだな~と思います。ここに行くのが夢だ!って言ってる海外の方もいたりしてかわいいは全世界共通だ~と思うし嬉しい気持ちになります。私もまた行きたいな。ここ以外にもあざらしが日本全国色んなところにいて、TwitterやInstagramで見かけるたび会いたいなと思う子もどんどん増えて。よく母や妹とそういう話をするんですが、あざらしを追うには人生って短い!時間が足りない!お金も足りない!どんな趣味にもいわゆる「ガチ勢」みたいな方っているじゃないですか。SNS見てるとあざらしにもいるんですが、そういう方が全国のあざらしを発信してくれるから助かっております。SNSがある時代に生まれてよかった~!まあ逆にそのおかげで行きたい場所もどんどん増えているんですけれども。いつか行きたいな~。
 色々書いてきたけれど、一言で要約するなら「あざらしってさァ、かわいいよねェ……」というだけの話です。これに尽きます。なんの動物が好き?みたいな話って結構話題としてありがちだと思いますが、犬!猫!うさぎ!パンダ!などなど皆様の中のかわいい動物ラインナップの中にちょっとでもあざらしの場所を開けておいてもらえたら、私は嬉しいです。あざらしを見て幸せになろう!今日はこれで終わり!では。