ハッピーバースデー!

ハッピーバースデートゥーユー、ハッピーバースデートゥーユー。

 という訳で今日は私の誕生日だ~!やっほい!私、あかりは本日で二十歳になりました~。まさかブログの更新日が誕生日と重なるとは思いませんでしたが、おかげで今年最後のブログがネタ切れになるのは回避できました。ラッキー。

 でも、こうしてテンション上がってる風に文を書いても、正直誕生日来たって感覚があまりないんですよね。何しろ周囲の人が皆体調崩してたり病み上がりだったりで、自分の体調管理のほうが今はよっぽど大事です。だって年が明けたら成人式&同窓会ですからね~。成人式の翌日には吉祥寺で初釜茶会(茶道のお正月イベント。花びら餅を食べたりする)もありますし、ここでぶっ倒れたら一巻の終わりです。卒業研究予備演習のエントリーシートの期日も迫ってます。二十歳になれたこと自体は嬉しいですが、それよりも目の前の問題が気になって気券なって…。特にエントリーシートとか皆書けてるのかすごい気になります。分野は決まっても研究内容が永遠に決まらなくてめっちゃ困ってます。皆どうしてるんだろ。これ読んでいる方は個人的にスマホのやり取りなどで教えてくれると嬉しいです。

 とはいえ、祝ってもらえるのは素直に嬉しいです。同じ学科の友達からもLINEでメッセージやミスドの券がもらえましたし。ミスドは成人式が終わったら買いに行きます。それまでは太るのが怖いので行きません。腹の肉はごまかせても顔の肉はごまかせない…。

 太るといえば、年末年始って一年の中でも屈指のふくよか強化シーズンだと思うんです。クリスマスのチキンやケーキに始まりいそべ、お雑煮、お汁粉などのお餅系、お正月の御馳走…。熊みたいに冬眠するわけでもないのにやたら飲み食いする機会が多くないですか?これで翌週には成人式で振袖とか、間違いなくあちこちがぽよぽよじゃないですか。リスクが低いのが七草粥くらいしかない。七草粥大好きだから全然いいいですけど。

 だいぶ話が脱線したので軌道修正します。とはいえどうしたものか…うまく修正する方法が見つからないので違う話題ぶち込みます。海よりも広い心で読み進めてください。無理な人は諦めてください。

 二十歳になったということで、今日の夜早速家にあるお母さん作の梅酒を飲んでみました。いきなり同窓会とかでやらかすのは嫌ですからね。その前に少し慣れておきたくて。でもいざ飲んでみたら梅酒、思ったより酒感なかった。というよりほぼジュース。これ本当にアルコール入ってる?ってレベルでジュースでした。一応香りはお酒だったんですけど、水の割合が多かったのでしょうか。原液もそれなりに入れたはずなんですけどね。まあ梅酒だけじゃお酒の強さははかれないと思うので、明日バイト帰りに色々お酒見てみようと思います。

 改めて今日お祝いしてくれた皆さん、本当にありがとうございます。とっても嬉しかったです。皆さん、よいお年をお迎えください。それではまた。

明日は何の日?

 皆さんこんにちは、あかりです。突然ですが問題です。明日は何の日でしょうか?答えは赤穂浪士が討ち入りをした日です。地域によっては赤穂義士祭なんていうのも開催したりするそうですよ。

 と、いかにも物知りそうに語ってみましたが、実は私も知ったのはつい昨日の話なんです。茶道の先生のお宅でお稽古をしていたらたまたま赤穂浪士を趣向とした取り合わせだったのでブログに書いてみました。何より他に書くことがなかったので。でもこのネタもあんまり長く書けそうにない気がします。まあ何も書かないよりはいいと思うのでもうちょい頑張ってみます。

 赤穂浪士といえば、『仮名手本忠臣蔵』という歌舞伎の演目にもなっていますよね。でもその割には知名度はそんなに高くない印象…。高校で日本史を選択していないと、案外知る機会ってないのかもしれません。討ち入りの日となれば尚更。ちなみに皆さんは知っていましたか?と、聞いてみたところでブログじゃ返答なんて帰ってきませんが。ダメだ今回全然面白く書けてない気がする。何よりグダグダすぎます。いつものことですが。

大体、赤穂浪士が討ち入りしたからってクリスマスみたいに全国各地で飾り付けだのお祝いだのやるわけじゃないですからねー。大多数の人はきっとこの話読んでも「へーそうなんだ」くらいにしか思わないでしょうし、何なら寝て起きたら頭から抜け落ちてそうな気がします。ポッキーの日とかみたいに有名な記念日でもないですしね。そうそう、ポッキーの日は第一次世界大戦停戦記念日でもあるそうですよ。あ、完全に話が脱線した。オチどうしよう。元々そんなにちゃんと考えて書いているわけではないけども。

 そんな訳で明日は赤穂浪士討ち入りの日です。特に何かあるわけではありませんが、知っていると教養がある人になれた気がするのでよかったら周りの人にも教えてみてください。世の中知ってて損する知識はないと思うので。せっかくだし明日は雪降るといいなー。関東では可能性は限りなくゼロに近いですが。

 それではまた次回お会いしましょう。ありがとうございました。

出会いと別れ、子泣き爺

 こんにちは、あかりです。今回は最近買ったものについてお話ししようと思います。我ながらだいぶとんちきなタイトルを付けたなあと思いますが、ちゃんと意味はあります。あと、購入したのもちゃんと無機物ですのでご安心を。ガチの子泣き爺は買っていません。仮に買ったところでお世話の仕方とかわかりませんしね。

 では「子泣き爺」とは何なのか。何度でも言いますがここでの子泣き爺(長いので以下「子泣き」)は比喩です。妖怪ではありません。結論から言うとリュックです。ほら、リュックって背中に背負うじゃないですか。リュックに何を入れるかは人によりますが、私の場合はほぼ毎日パソコンを入れているので、中々の重量でして…重いし背負うしであれ?私のリュック子泣きみたいだな。と思って以来ずっと子泣きと呼んでいます。リュックを子泣き呼ばわりする女子大生なんて恐らく私くらいのものでしょうが、結構気に入っている呼び方です。

 それで話を戻しますと、最近その子泣きがついに寿命を迎えまして。結構あちこち穴が開いたりあるいは開きかけていたので「これは買い替えかな~」と思い、子泣き二世を探すことにしました。問題はどこで買うか。正直そんなにお金ないしなるべくお安くすませたいな、と思っていた矢先。

 しまむらで運命の出会いを果たしました。

 上についた大きなリボン。裏地の模様はNINA’S MARIE-ANTOINETTE(以下ニナス)のオリジナルデザイン。パソコン収納可、たくさんのポケットと便利でありながら可愛さを損なわない神の構造。何より値段4000円という良心価格。しまむら×ロリィタモデルの青木美沙子さんのコラボ、通称「しまみさ」の新作リュックが売られていたのです!しかも今回はパリの有名な紅茶屋さん、ニナスとのトリプルコラボ!普段使いしやすいだけでなく、最高に可愛い。さらにただ可愛いだけじゃなく、ニナスのデザインで華やかさも加わっていて、こんなのもう買うしかないじゃないですか!と、心の中で叫びながら即購入。ロリィタを愛するものならば、いついかなるときでも可愛いものがそばにあってほしいのです(※個人の感想です)。それが好きなロリィタモデルさんとのコラボアイテムとあれば尚更!

せっかくなので、青木美沙子さんについても少し語らせてください。青木美沙子さんは看護師とロリィタモデルと二足の草鞋を履いて活動されている方で、しまむらだけでなくInnocent Worldやaxes femme kawaiiなど、毎年様々なブランドでコラボ服やアイテムを出してくれています。デザインはどれも可愛くて特に甘ロリ好きは全部買いたくなるようなものばかり。最も、本当にそんなことしたら破産まっしぐらのバッドエンドですが。かくいう私もしまみさを追いかけまくってほぼ毎月カツカツです。だが悔いはない。気になる方はYouTubeやインスタで検索してみてください。コラボ商品の情報も大体そこから発信されています。

 さて、そんな訳で無事に大好きなしまみさリュックを購入した私は毎日うっきうきで本女に通っています。やはり好みにどストライクなものがそばにあると心が躍ります。皆さんも素敵な子泣きと出会えますように。

それではまた次回お会いしましょう。

風炉から炉へ

 皆さんこんにちは、あかりです。前回の投稿から早一ヶ月、お茶の世界では炉開きの時期がやってまいりました。

 以前もお話しましたが、私は日本女子大学の茶道部に所属しております。来週はそんな茶道部でちょっとしたイベントがあります。それが「炉開き」です。

 茶道には風炉の季節、炉の季節と大きく分けて二つの季節が存在します。風炉は春、夏など暖かい季節に使うお道具で、中に炭を入れてお釜を熱するためのものです。敷板と呼ばれる板の上に乗せて使います。一方で炉は何かといいますと、お茶室には一か所お釜一個分くらいの小さい畳がはめられており、寒い季節になるとその畳を外してお釜を置きそこでお湯を沸かします。これが炉と呼ばれるものです。昔は柚子が色づく頃が炉開きに良いとされていたようですが、最近は夏から秋をすっとばして冬になることが多いので大体十一月の上旬に行われることが多い印象です。炉の季節になるとお釜や柄杓などの大きさも変わり、風炉の季節よりも温かいお湯がたくさん汲めるようになります。他にも様々な点に変化が訪れ、季節の移ろいを感じられます。ちなみに十一月は初夏に収穫したお茶、つまり新茶を入れた茶壷の口を開く季節でもあります。十一月に新茶って何だか不思議な感じですよね。そんな訳で十一月の一つ前の月、十月は古いお茶を楽しむラストチャンスであることから茶道では「名残の月」とも呼ばれます。

 私はこの炉開きの季節が大好きです。なぜなら毎年お汁粉が食べられるからです。だって年に一度部活中にお抹茶と一緒にいただくお汁粉ですよ?テンション上がるに決まっているじゃないですか!大きな鍋いっぱいにあんこと白玉がどっさり。水屋から漂ってくるお汁粉の香り。どれをとっても最高です。しかも活動時間は夕方~夜頃!良い感じに冷え込んでくる時間帯に啜るお汁粉…お腹が減ってきます。勿論お稽古は真剣に取り組みますが、お汁粉を楽しみにしていない部員はいないと思います。茶道部が気になる方、入部お待ちしています。次の活動日が待ち遠しいです。

 さて、これ以上お汁粉の話をしていると本格的にお腹がぺこぺこになりそうなので、今回はこの辺で。それではまた次回お会いしましょう。ありがとうございました。

体調に気を付けて

 こんにちは、あかりです。ついこの間の土日に風邪をこじらせて熱が出てしまいました。まだちょっと咳がありますが、一応治りました。そのせいで今課題が溜まりまくっています。本当はブログなんて書いている場合ではないのですが、今月の8日が担当なので仕方がありません。

 気づいたのは土曜日の午前10時頃。なんか体が重いな~と思いながら熱をはかると、案の定発熱していました。37℃台と微熱ではありましたが、大人しく横になっていました。しかし、寝てばかりというのも退屈で、ツイステのイベントミッションをこなしたり、授業動画を視聴したり、本を読んでいたらもっと具合が悪くなってしまいました。病人なら大人しく寝てろよと思うかもしれませんが、寝すぎると逆に夜眠れないんですよ。夜遅くまで起きていることの方がよっぽど不健康じゃないですか。というわけで全く後悔も反省もしていません。

 そんなことよりも、土日が風邪のせいで潰れた弊害のほうがよっぽど深刻です。まずバイトを休まないといけませんでしたし、最初にも書いた通り課題も溜まりまくってます。体調崩してもいいこと一つもありません。録画したアニメも休日に消化しようと思っていたのに観れませんでした。(観ようとしたら親に「寝てろ」と止められました。)

 まあアニメに関しては後日観ればいいのですが、課題はどう足掻いても期日が変わらないので必死こいてやっつけるしかありません。オンデマンドも含めてできれば休日に一掃しておきたかったのに…。マナバの未提出課題の一覧を眺めては、そっと閉じることを繰り返しています。ええ、やらないと消えないことは百も承知ですとも。ですが、画面上にずらっと並んだ課題の提出先を見るとやる気なんてぷよぷよのごとく弾け飛ぶんです。控えめに言ってやってらんないです。プリキュアの「ゲッチュウ!らぶらぶぅ⁈」が頭の中で延々と流れています。ストレスよりロマンスでしょ。

 まあそんなことを言っても明日はやってくるので結局課題からは逃れられないのですが。というわけで今から課題やってきます。いつもより短いですが、今日はこの辺で。ではまた。

ロリィタ

 皆さんこんにちは、あかりです。先日、初めてロリィタ服を購入しました。絵本に出てくる女の子が着ていそうな機能性度外視のお洋服、ロリィタ。袖を通せば気分は小公女。そんなロリィタ服ですが、欲しいと思えばすぐ手に入るほど世の中は甘くなく…。

値段が!可愛くない!!

 そう、ロリィタブランドで全身揃えようとすると軽く10万は吹き飛ぶのです。デザインが可愛ければ可愛いほど、ロリィタの値段は可愛くなくなるのです。ああ無情。とはいえど、せっかくなら頭のてっぺんからつま先までロリィタになりたい。少なくともメインのお洋服はちゃんとロリィタブランドのものにしたい。でもブランドのオンラインショップを覗くと、行けども行けども5万や6万という数字ばかり。中にはワンピースだけで10万円台になるものも…。着物並みに高いです。もはや家賃です。とても学生が手を出せるものではありません。しかし、それは新品を買おうとした場合の話。そして私は気づいたのです、古着と言う選択肢があると!

 と、大げさに書いていますが、要は金がなくて古着に走っただけです。しかも結局ブラウスとジャンパースカート、頭物で1万円を余裕で超えてきました。ちなみにその後パニエ(新品)を買ったので合計で2万円以上しました。ご祝儀かな?夏休みロリィタのために稼いだバイト代が面白いくらいの勢いで溶けていきました。でもぎりぎり予算内で収まったので良かったです。

 せっかくなので字数稼ぎも含めて、買いに行ったお店について少しお話ししようと思います。今回行ったのは「Closet Child」(以下クロチャ)という古着屋さんで、ロリィタを扱う古着屋さんの中では珍しく実店舗があります。オンラインショップなら他にもロリィタの古着屋さんはいくつかありますが、実店舗があるのはクロチャしか知りません。店舗があるのは大体東京の池袋、新宿、原宿、秋葉原ですが、横浜や大阪にもあるそうです。やっぱり古着だとどうしても汚れとかシミが気になる時があるので、お店に行ってちゃんと目で確認できるのはありがたいです。私が行ったのは池袋1号店で、アニメイトのすぐ近くの雑居ビルにありました。池袋東口からサンシャイン通りを歩いていけばすぐなので、ロリィタに興味のある方は是非行ってみてください。Metamorphose temps de fille(通称メタモ)やInnocent worldなどの有名どころも結構ありました。個人的に嬉しかったのはaxes femme kawaii(以下kawaii)のお洋服が沢山あったところです。axes femme(以下axes)というブランドの中でも、特にロリィタに特化したブランドで、ロリィタブランドの中でも比較的価格が安く、デザインも可愛くて個人的に激推ししてるブランドです。ちなみにaxesとkawaiiはテイストが似ているようで全然違って、axesはあくまでもガーリーなお洋服を扱うブランドになります。いや何が違うんだよと思う方は、より少女心を刺激してきて、パニエ必須な方がkawaiiだと思ってください。

 とまあ、そんな推しブランドの存在を認識したからには買わない訳にはいかず。気づいた時にはkawaiiの姫袖のブラウスとジャンパースカートを手にしていました。ちなみに今回の買い物で一番高かったのがこのブラウスで、これだけで渋沢さんが羽ばたいていきました。悔いはありません。

 パニエだけは新品が欲しかったので、クロチャでは買いませんでした。パニエがなかったわけではなかったのですが、やはり確実にふっわふわに膨らむようなものが欲しかったからです。パニエは消耗品で使っているうちにどうしてもボリュームが減っていってしまうにも関わらず、ロリィタを着る上では最重要アイテムと言っても過言ではないので、ちゃんとしたものを選びに行きました。

 パニエを買ったお店の名前はTo Alice。ロリィタの他にも、地雷系などのお洋服を扱っているお店です。売っているロリィタのジャンルも複数あり、甘ロリ、ミリロリ、和ロリなどがあります。特にミリロリはまだまだ取り扱っているブランドが少ないので、本当に嬉しいです。ちなみにミリロリは軍服っぽいデザインのロリィタファッションで、可愛さとかっこよさを兼ね備えたジャンルです。他は字面で何となくイメージがつきそうなので、説明は省かせていただきます。気になる方はググって下さい。そしてロリィタの沼に溺れてください。

 少し脱線してしまったので話を戻しますね。To Aliceのすごい所は、これだけのジャンルが揃っているのに価格はkawaii並みに安いことです。つまり一言でいうと神!ロリィタデビューに困ったらとりあえずTo Alice行けば間違いない。私が保証します。

 To Aliceの店舗があるのは原宿と池袋ですが、今回行ったクロチャから近かったというのもあり、私はサンシャインシティの地下1階にある店舗に行ってきました。パニエだけでも黒・白の二色があり、パニエの種類も通常のふわふわなパニエだけでなく、ワイヤーパニエも売っていました。ワイヤーパニエはその名の通りパニエに通っているワイヤーがお洋服にボリュームを持たせるもので、夏場に重宝される種類のパニエです。私はというと、ふわっふわのチュールに憧れていたので普通のパニエを買いました。ちなみに大体5千円ほどしました。

以上が池袋で私が行ったロリィタのお店になります。ドロワーズやお袖留めなどまだ持っていない必需品は、買ったり作ったりする予定です。全部揃ったら、どこかに着ていきたいです。

それでは今回はこの辺で。また次回お会いしましょう。

劇団四季

 こんにちは、あかりです。先日、初めて劇団四季を観に行ってきました。作品のタイトルは『ゴーストアンドレディ』。新しい劇団四季のミュージカルで、浜松町にある四季劇場秋で今年の11月までの公演になります。今回はその感想について書こうと思うのですが、ネタバレには極力配慮しますが途中がっつりミュージカルの内容が入るので、これから観に行く方や四季に興味がある方は気を付けてください。できれば読まないことが一番だと思いますが、ネタバレが怖くない方はどうぞ。

 それと劇団四季観に行きたい方は、もし観に行くなら遅くても2か月前くらいからチケットの予約をしておくことをお勧めします。良い席を狙いたいならさらにそれよりも前から買っておかないと自由に選べなくなります。かくいう私も平日の昼間を狙ったにも関わらず、危うく狙った日に行けなくなるところだったのでチケットを買うのは早ければ早いほど良いです。あと、公演終了後の売店は文字通り黒山の人だかりなので、できれば公演前に買っておくことをお勧めします。

 『ゴーストアンドレディ』の舞台は19世紀のイギリス。主人公フローレンス・ナイチンゲール(以下フロー)は幽霊が見える特異体質のお嬢様。看護婦として人々の役に立ちたいと思っていましたが、家族から猛反対で死にたいと思うレベルで落ち込んでいました。フローは劇場に住みつく幽霊のグレイに殺してほしいと頼みに行きますがグレイはこれを拒否。しかし紆余曲折の末グレイは「絶望したら殺してやる」とフローに約束をします。

 フローは従軍看護婦としてクリミアの野戦病院に旅立ち、フローに憑りついているグレイもこれについていくことに。しかし、病院の衛生環境は最悪で食事も栄養が足りていない状況でした。フローをはじめとする看護婦は掃除、洗濯、食事の用意をして病院の環境を改善していき、その結果死者の数はぐっと減少しました。本国の新聞でもフローの働きぶりが取り上げられるようになり、「クリミアの天使」と呼ばれるようになります。ところがこれでハッピーエンドというわけにはいかず。フローが世間から評価される一方で、何もしなかった野戦病院の責任者ジョン・ホールはバッシングを食らい、自業自得なことを棚に上げてフローを憎むようになります。そこにつけこんだのが、幽霊のデオン・ド・ボーモン。ジョン・ホールに憑りついてフローを殺そうとしますが、それを知ったグレイが(死んでいますが)命を懸けてフローを守ろうとします。

 とまあこんな感じの内容なのですが、めちゃくちゃ面白かったです。戦争が舞台で割とシリアスな設定なのに所々コミカルなシーンがあって笑いが起きることもありましたが、真剣なシーンは舞台の緊張がこちらまで伝わってきて、空気のメリハリがすごかったです。

 あと、これは完全に私の趣味なのですが、(特大のネタバレが投下されます。ご注意ください)是非語らせてほしいのが敵サイドのデオンが男装の麗人だったんですよ!しかも生前は美しい騎士って設定のお強いお姉様な訳で。「何それ最高」以外の感想があるでしょうか?いや、ない。完全に私の「好き」の欲張りセット。この時点で推し確定ですが、舞台で剣を操る女優さんもお美しくて凛々しくて、それでいて敵陣営の悪そうな雰囲気がにじみ出ていてもう大好き。衣装も含めて最高で、女性っぽさも男性っぽさもあるデザインが良すぎて無理、好き。グレイとの殺陣のシーンも気合が入っててあまりのイケメンさに呼吸が止まりかけました。これが一目ぼれというやつでしょうか。けれども本人は女性扱いされることが地雷で、その設定も好き!ちょっとイラっと来てる言葉のトーンすらかっこいい。そもそも男性に口調を寄せているのがかっこいい!ビジュアルも設定も言葉遣いも圧倒的優勝。「好き」以外の単語が出てこなかったです。カーテンコールで手を振ってくれた時は心臓止まるかと思いました。カーテンコールのときのにっこにこの笑顔可愛すぎて心臓が破裂しなかったのが不思議なくらいです。勿論フローやグレイなど主人公周りの話の作りこみも丁寧で、演出も何もかもが最高でしたが、それはそれとしてデオン様がぶっ刺さり申し上げてやばかったです。ちょっと言語に影響が出始めるレベルで刺さりました。説得力ゼロなのを承知で言いますと、断じてデオン様以外眼中に無かったわけではありません。ちゃんと純粋にミュージカルを楽しんだ上でこの反応です。ただあんまりここで書くとネタバレになるので避けているだけです。デオン様だけは堪えきれず感情のままに書きましたが、これでも抑えた方なので許してください。

 さて、劇団四季の感想と言うよりはほぼ推しの感想のみとなってしまいましたが、今回はこの辺で。それではまた。

絵本の中のデザート

 こんにちは、あかりです。突然ですが皆さん、絵本は好きですか?私は幼いころ絵本が大好きで、家で一番大きい本棚の半分近くが絵本に占領されている程でした。昔よりは少なくなりましたが、我が家には今でも絵本が沢山本棚にあって時々読み返したくなります。学校の図書室や地元の図書館でも、昔は絵本ばっかり借りていました。

 絵本の中には美味しそうなお料理が出てくる作品も沢山あります。有名なものだと『ぐりとぐら』に出てくる巨大なカステラ。ぐりとぐらの体よりも大きいフライパンでふんわりと焼かれたカステラは一度でいいから食べてみたいと読み返す度に思っていました。絶対に一人では食べきれませんが。でも暑いこの時期にはカステラよりもひんやりしたスイーツが食べたくなります。というわけで、絵本で読んでからずっと食べてみたかった夏のデザートを作ってみることにしました。

『300年まえから伝わるとびきりおいしいデザート』文:エミリー・ジェンキンズ 絵:ソフィー・ブラッコール 訳:横山和江(あすなろ書房2016/5/1)

 今回作ったのは『300年まえから伝わるとびきりおいしいデザート』という絵本に出てくるデザートで、名前はブラックベリーフールといいます。潰したブラックベリーとホイップクリームを混ぜて作るデザートで、要は古のフルーチェです。ブラックベリーがなくても、ブルーベリーなどで作れます。

 せっかくなので、絵本の内容も少し紹介します。物語は18世紀のイギリスから始まり、19世紀、20世紀と時代を経て現代のアメリカまで続いていきます。話はとある親子がブラックベリーフールを作り、夕食のデザートとして出すというだけなのですが、調理器具や入手方法などに時代の変化が感じられてとても面白いんです。例えば、現代ではホイップクリームを泡立てるときはハンドミキサーが一般的ですが、300年前は小枝を束ねたものを使って泡立てていました。所要時間なんと15分。絵本の表紙の女性が持っているのが小枝を束ねた自作泡だて器です。こんなもので15分もかけて泡立てていたなんてそれだけで疲れそうですが、約100年後には金属製の泡だて器が登場します。技術の進歩がすごい。それでもホイップクリームが出来上がるまで10分はかかったそうです。ブラックベリーも、2,300年前までは野原や畑まで摘みに行ってました。ですが、どの時代でもブラックベリーフールを食べたときの子どもの反応は変わりません。ブラックベリーフールが入っていたボウルをこっそり舐める素敵な後片付けは子どもにとって至福の時間。時代を超えて愛されるデザートって何だか素敵ですよね。

 さて、そんなブラックベリーフールを作るにあたり、まずするべきは材料の調達。レシピは絵本の最後に書いてあったので、それを参考にしました。用意するのはブラックベリー、生クリーム(脂肪分36%以上)、グラニュー糖、バニラエッセンスですが、家にバニラエッセンスはなかったので今回は省きました。買っても良かったのですが、2,3滴しか使わないのでこの程度の量なら別になくてもいいでしょと思い入れるのはやめました。何より余るのが確定してるのが嫌です。別に普段からお菓子作りしているわけではないので。実際、なくても普通に美味しく出来上がりました。あとはブラックベリーと生クリーム、グラニュー糖ですが、グラニュー糖は家にあったのでそれ以外を買いに行くことに。

 ところがここで問題発生。近所のスーパーに探しに行ったらブラックベリーがない!生クリームはあっても肝心のベリーがいない!青果コーナーを3周くらいしましたがあるのはブルーベリーのみ。いえ、ブルーベリーでも作れはしますが何が何でもブラックベリーを入れたかった私は冷凍のミックスベリー(苺、ブルーベリー、ブラックベリーの3種)を入手。やった~これでブラックベリーフールできるぞ~!と思いきや、家に帰って開封すると柿の種に入っているピーナッツ程度の割合しかブラックベリーがいないことが発覚。仕方ないので結局ブルーベリーも入れました。

 さて、まずはベリーを潰さなければいけないのですが、ミキサーの在り処がわからなかった私は18世紀スタイルで地道に液状になるまで潰しにいく羽目に。買ったのが冷凍ベリーということもあり、固くて中々潰れず、30分くらいかけて液状にしてザルでこしました。ミキサーの場所を知らなかった自分が悪いのですが、正直この作業が一番辛かったです。これ全部手動で解決してた18世紀の人すごい。真夏のキッチンに扇風機を置く場所などなく、汗をだくだく流しながらひたすら潰して、グラニュー糖と混ぜ合わせました。流石にしんどかったので生クリームは文明の利器ことハンドミキサー君に泡立ててもらいました。しかし、我が家のハンドミキサー君、威力がやばい。そこかしこに生クリームが飛び散る事態となりました。飛び散った量自体は微々たるものでしたが、少し勿体なかったです。

 そんなこんなでブラックベリーとホイップを混ぜ合わせたものがこちらになります。

 そして数時間冷蔵庫で冷やし固めて、完成したものがこちらになります。

 本当はもっと作る過程で写真を撮ろうと思っていたのですが、ベリーを潰すのに必死すぎて忘れてました。味は砂糖を入れた割にそこまで甘みは強くありませんでした。どちらかというと、ブラックベリー(半分以上ブルーベリー)の甘酸っぱさがホイップで引き立てれているという感じでした。300年前のデザートなのに、現代まで残っているのも納得の美味しさです。

 さて、そろそろ書くのに疲れたので、今回はここまで。美味しかったので皆さんも是非作ってみてください。それではまた。

夏休みの予定

 皆さんこんにちは、あかりです。今年の夏休み、皆さんは何をして過ごされますか?せっかくの長期休暇ですから、どこか旅行などに行かれる方も多いのではないでしょうか。

かくいう私も、9月の上旬にサークルの合宿で秩父へ行く予定です。合宿って中々ハードだけど、友達とお泊りするのは楽しみだな~、なんて思いながらスケジュール帳を開くとある日の予定が目に飛び込んできました。

 ああ、フリーズってこういうことを言うのか。美少女でも戦士でもありませんが思考回路はショート寸前。運命は時として残酷。そんな言葉がしっくりくるような衝撃でした。

 合宿の翌週の土曜日。そこには「振袖前撮り」の文字がありました。終わった。

 説明しよう!なぜあかりがこんなにもショックを受けているのかというと、「サークルの合宿=ぷよぷよ街道まっしぐら」だからであーる!あかりが所属しているサークルは茶道部。2泊3日宿に缶詰め状態で行われる合宿はひたすらお稽古に励む超ハード合宿なのだが、いかんせん茶道部なせいでその実ただの食っちゃ寝なのであーる!ちなみにほぼずっと正座なので運動もない。

 はい終わった。誰も悪くないけどめっちゃショック~。つらたん。いくら着物が体型隠せるといっても限度はあるんですよ。着物屋さんは「当日タオル持ってきてね」って言ってたけどタオル不要になるかもしれない。やった~!荷物減るぞ、ラッキー!

 というわけで、せめてもの抵抗で現在食べる量を抑えるべく奮闘中です。普段全然やらないけれど、運動も毎日コツコツできたらいいなと思ってます。だけどこういうときに限って冷凍庫のチョコモナカジャンボが誘惑してくる…。やめてチョコモナカジャンボ、そんな美味しそうなパッケージを見せつけないで!食べたくなっちゃうじゃない!(必死に抗っていますが、これ書いた翌日は多分食べてます。煩悩って怖いですね!)甘味との戦いは続くよどこまでも。

さて、だいぶふざけた&短めなブログになりましたが、今回はこの辺で終わりたいと思います。多分次回はもう少しちゃんとしたの書くと思います。多分。

それでは、また。皆さんの夏休みが素敵な休暇になりますように。

朗報

 偶然流れてきた一本の動画。タイトルを見ると、あるアニメの名前がありました。

『魔法騎士レイアース』

その動画は、レイアース再アニメ化のPVでした。

 こんにちは、あかりです。ただいま大急ぎでブログを書いています。まさか、私がこよなく愛するアニメがリメイクされるとは!これはもう布教するしかない。今から布教しまくって友達全員沼に沈めてやる!というわけで、今日は私が激推しするアニメ『魔法騎士レイアース』(以下レイアース)についてお話いたします。

 社会科見学で東京タワーにやってきた獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風。それぞれ違う学校の生徒で、たまたまその場に居合わせた三人ですが、エメロード姫により異世界セフィーロへ召喚されます。セフィーロはエメロード姫によって支えられる、思いが力になる世界。その姫が囚われの身となったことで、セフィーロは存亡の危機に瀕していました。光、海、風の三人は伝説の「魔法騎士」となって異世界を救う旅に出ます。原作は「なかよし」で連載された漫画でしたが、30年前にアニメ化。後にレイアースが放送された時間に『名探偵コナン』が入ります。

 「なかよし」で連載されていたということもあり、ビジュアルは少女漫画よりで主人公が変身して剣や魔法を駆使して戦う少女、というあたり「なかよし」の読者層を意識した要素盛りだくさんですが、巨大ロボに搭乗したりなど、普通の少女漫画とは一線を画すのがレイアースの魅力です。それもそのはず、レイアースを世に出したのは『コードギアス』のキャラクターデザインを担当し、『カードキャプターさくら』を生み出したCLAMP。少女漫画の要素はありながらもロボットでの戦闘シーンはこれ本当に少女向けですか?と疑いたくなるレベル。ロボットのデザインも気合が入ってて(特に顔)、2期は普通にロボットアニメとしても楽しめます。魔法を放つときの技バンクもかっこよくてかつシンプルな呪文なので小さい女の子が観てもわかりやすく、視聴者層への配慮が窺えます。何よりストーリーが良い。レイアースは登場人物が多いにも関わらず、主人公周りは勿論、一人一人の心理描写が敵も含めて丁寧で、それぞれのキャラクターが抱えているものが見えてとにかく内容が深いんです。

 そしてレイアースといえば主題歌。主題歌が本当に名曲揃いで、1期のオープニング「ゆずれない願い」はレイアースという作品を象徴する曲といっても過言ではありません。闘志湧き上がる歌でありながら「出し切れない実力は誰のせい」というオープニングにおける光ちゃんのカットと相まって葛藤を感じさせる歌詞。でも、「ゆずれない願いを抱きしめて」という言葉は異世界セフィーロで旅をする主人公たちそのものであり、レイアースという作品をそのまま歌にしたような曲です。さらに歌詞の中には「海の色が紅く染まっていく」「このまま風にさらわれたい」「色褪せない心の地図光にかざそう」と、魔法騎士の3人の名前が入っているんです。気づいたときは「神か?」という感想しか出てきませんでした。アニメの主題歌は、プリキュアシリーズのように歌詞の中でタイトルが出てくることはあっても、主人公の名前が入っていることってあまりないですよね。少なくとも、私が今まで観てきた作品の中にはありませんでした。でもレイアースはタイトルではなく「光」「海」「風」の名前は歌詞に入っているんです。発想が天才。センスが光り輝いています。「光」「海」「風」は2期のオープニング「キライになれない」でも「くじけそうになったら涙を風が連れ去ってくれるよ」「宇宙の瞳からあふれだす光が包んでくれるよ」「未来へ広がる海きっと輝くよ」と出てきて、こちらは主人公3人が伝説の魔法騎士である前に普通の女の子であることを思い出させてくれるような曲になっています。

 と、ここまでレイアースについて語ってきましたが、結局語彙力に乏しい私が布教したところで作品の魅力はせいぜい1割程度(下手したらそれ以下)しか伝わりません。なので観てください。どのアニメでもそうですが観ないとレイアースをわかったとは言えません。ユーチューブで1期の1~3話まで公開されているのでとりあえずそっち観てください。それで沼に片足を突っ込んだらそのまま溺れてください。名作なのに知名度が低くて、周囲の人間で知っている人が殆どいなくて悲しいんです。リンク貼っておくので観てください。お願いします。それではまた次回。ありがとうございました。

【1~3話パック】魔法騎士レイアース「伝説のマジックナイト始動」「沈黙の森の創師プレセア」「謎の美少年剣士フェリオ」(1994) (youtube.com)https://www.youtube.com/watch?v=bZ5APwDTEvY