杉のバカヤロー就活

花粉降り頻るこの頃、皆さまお元気ですか。私は薬と共になんとか元気でやっております。こないだは自主ゼミやブログ部の同学年の数人と久しぶりに話せてラッキー欣喜雀躍✌️でした!楽しかった〜!!

さて、今月最後のブログを担当させていただいたからには、来月からの予告をしなければなりません。

ついに来月、現1年生による新入部員投稿ウィークがスタートいたします!楽しみだね。

私は自分が初めて書く前日に、当時の3年生によって投稿されたブログを読んでから、前日じゃなくても絶対に私も言いたい!と決めていたので、今日この日を迎えることができてとても嬉しいです。私も、皆さんの文章を読むのが本当に楽しみです。どうぞオリジナルのブログを展開していってください。

私も含め、投稿が遅れてしまうのが最近常になりつつありますが、私は告知しなくても見てますよ。身近に読者がいないなんて、寂しいことは言わないでくださいね。ちなみに私は秋からずっとアレルギー用の処方された強い薬を飲んで、外に出る日は必ずメイク(特にマスカラ)をばっちりしていくことで全面マスクがわりにしていますよ。

🌲🌲🌲

さて、3年生の昨今となりましては、就活が本格的に始まり、明日には正式にスタートという、スケジュール的にも気持ち的にも忙しない時期となりました。もちろん私も例外ではなく、毎日毎日どこかしらの会社を見たり行ったりしています。ほとんど家-学校-会社しか行ってないのに、こんな毎日忙しいとは思いませんでした。1月の最後とかも、テストやらなんやらと重なって面白いぐらい忙しかったですけど、負けず劣らずって感じですね。ルール外れにも程がある早期化のせいですが、長いスパンでやりたいこともやれない。ストレスか痩せてきました笑(ストレスであれ)

色々な会社のことを広く浅く聴きに行くのが唯一の楽しみぐらいです。大学5年制にして1年間就活に特化するとかどうですか。いずれにせよ早く終わらせて、さっさと旅行したいです。

来月は更新無しかな?4月まで皆様どうぞご自愛くださいね🌲

本日の読みたい本

『新潮 日本文学小辞典』 伊藤整ほか編 新潮社

読書感覚で読める日本文学に関する辞典。1つの作品に1項目はないが、作者についての詳細は小辞典にしてはかなり充実している。

辞典ゆえ、例えば三島をひいて、次が水落露石、水木京太と続くわけだが、それゆえ知らなかった作家だったり作品に出合えるきっかけになる。

忙しい時に限って文学を欲するが、うってつけの息抜き道具である。

ないものねだり

皆さんこんにちは。みちこです。

前回は過去のブログ記事の振り返りをしました。去年は2月の後半から新入部員の更新が始まったので、この記事はブログ部2年目最初の記事ということになります。

ちなみに今年度は3月の前半から新入部員の更新が始まる予定なので、読者の皆さんは楽しみにしていてくださるとうれしいです。

私もどんな文章が紡がれていくのか楽しみにしています。

さて。今回は、私が最近考える機会の多いフレーズ・観念である「ないものねだり」について話していこうと思います。

「ないものねだり」だの、「隣の芝生は青く見える」だの、人という生き物は常に他人と自分を比較したがります。私にも覚えがありますし、皆さんにも何かしら当てはまるところがあるのではないでしょうか。

今回は、この「人と比較する」という人間の性とどう向き合っていくかということについてお話していこうと思います。

 

結論から言うと、私は、この「人と比較する」ということが悪いことだとは思っていません。むしろ仕方のないことだよな、と思っています。

この社会はあまりにも「人と比較する」という構造が自然に組み込まれてしまっていますから。むしろ、我々は常に競争し、比較することをこの社会で求められ続けているといっても過言ではない。

受験だの、定期テストだの、企業の成長だの、この社会はありとあらゆるところで「人と比較する」ということを求められています。

なので、比較してしまうことは仕方のないことなのです。

 

そして、「人との比較」から生まれるあらゆる感情を、私は「人間らしいな」とここ最近では感じています。

 

現在私は放送サークルに所属しているのですが、そこでは春と秋の年2回、「番組発表会」というものが開催されます。これは、自分たちで作った映像・音声作品を披露するというものです。

そこで私は「他人に対する嫉妬や憎悪」をテーマとした作品の脚本を書きました。

これを書いている時は本当に楽しかったです。どのキャラクター同士に確執をつけようか、どんな設定にしようかなど様々なことを考えた末にこの台本は出来上がりました。

今の私はあまりこういう感情を抱かなくなってきたので、過去の自分が感じていた思いを少し脚色するなどしてこの台本を作っていたのですが、これをサークルの部員に見せたところ、中々に面白い反響を頂きまして。中でも、部員の一人から「登場キャラクター全員の境遇に共感できる」という感想を頂いた時はうれしかったものです。

こういう設定をあえて選んだ理由として、「他人への嫉妬や憎悪は誰もが感じ得る可能性があるものだから」というものがあったので。

現在は、作品公開に向けて練習を重ねている所です。公開するのが楽しみです。

 

この台本を執筆している時に感じたのが、先ほども言った通り、「ないものねだり」というものは誰しもが陥る現象であり、それ自体は決して間違っている事ではないんだ、ということでした。

誰にでも当てはまる現象であるからこそ、こういう負の感情というのは至極人間らしい、私は常日頃そう思いながら生きています。

ある時から私は「他人と比較する」ことをやめ、それによって感じる嫉妬や憎悪などといった感情からは離れていたので、改めてここで考え直せる機会が出来て良かったと感じました。

無論、小さい単位でなら私は未だに「他人と比較する」ことはしていると思いますし、この現代社会を生きる上でこれは切っても切れないものではあると思います。

ただ、それとどう向き合うか、どう付き合うかはその時々にきちんと考えなければならないものなのだな、と感じました。

 

こんなところで今回は終わりにしようと思います。

あまりうまくまとまらなかったような気がするのですが、まあこんな回があったっていいでしょう。

次回は…再熱したギターか資格勉強か…どちらについて書くのでしょうね。

あるいは、どちらでもないかもしれません。

まあ、お楽しみにということで。それでは、失礼いたします。

最後までお読みいただきありがとうございました!

単独行動

 この時期、学生生活最後の、みたいなことを意識し出すと無限にありますが、先週のアルバイトがそうでした。といってもあちこちでアルバイトをしていたうちのひとつが、というだけではあるのですがこうしてひとつひとつ大学生活が終わってゆくのだなと感傷ひたひたです。

 先日初めてサンシャイン水族館に行きました。お目当てはバイカルアザラシです。アザラシたちは当たり前にかわいかったしここ数回ずっとアザラシの話をしている気がするので割愛しますね。私は基本的にインドアで慎重派な人間ゆえ、逆に思い立ってやるぞと決めた時の行動力が無駄にある方なんですが、その行動力のターンが急に来るためソロ行動が多いんですね。で、卒業を間近に控えたこの私、「就職したらもう忙しくなってなかなかできないかもしれないし!」の気持ちが爆発しております。インドア派な自分と行動力に突き動かされる自分が交互にきてはちゃめちゃに家で寝ている日とはちゃめちゃに外出とか買い物とかしている日があります。でも水族館のソロ活はすごくいいのでオススメです。美術館、博物館なんかもそうですが見たいところを見たいだけ見る、ができるのは嬉しい。興味ないところはスキップしたっていいですし。学生諸君、こういう施設には長期休みを避けた平日の昼間に行こう。学生と平日休みの大人の特権ですね。

 よくいうMBTI診断のE型とI型、外交的か内向的かの違いなのかなと思いますが私は結構ひとりの時間もほしいタイプです。疲れた時はひとりになりたいタイプ。人の話聞くの好きなので他者との関わりも同じようにもちたいですが。ちなみになんとなくMBTIを例に挙げたけどぜんぜんMBTIのこと分かってないのでこれ説明として合ってるのか微妙だなと思っています。めっちゃMBTIに詳しい人って全部覚えてるのかな、すごい。
そんな私がひとりで行くの結構ありなんだな、と大学4年間で思ったのが外食です。人と食べるご飯って楽しい、楽しいけど私はご飯食べ始めるとそっちに集中しちゃってたくさんは会話ができないのでシーンとしちゃってごめんってなるんですね。あと食べるペース難しい。それらを気にしなくて済むのってだいぶ仲いい友達か家族レベルじゃないですか。そう思うと勝手に食べて勝手に帰れる外食は気楽だなと。孤食なんて言葉もありますがそれはそれで楽~!まあ今私は実家暮らしで毎日ずっとひとりでご飯食べているわけじゃないから一食や二食ひとりだったところで寂しくないっていうのはあるかもしれません。今後の人生で一人暮らしをしたらまた考え方も変わるのでしょうか。人の考え方は人生のステージや生きてきた環境と深く関わりあうものですしね。

 自分の大学生活を振り返るとソロ活が目立って、あれ私友達とかいたっけ、とも思うのですが、普段ひとりで行動することでバランスをとりながら部活やこのブログ部、アルバイト先などの組織に所属できていたのかなという分析です。ずっと人といたら多分私は発狂しちゃう気がします。逆によく高校まで集団生活できていたな。でも思い返せばこの4年間で他者と共有した経験も、ソロでの経験もどれも勉強になったし愛おしいですね。残り1ヶ月、人と会ったりひとりであちこち行ったりしながら満喫していきたいです。では。

PC・ブルべ冬

こんにちは、さくらです!

先日友人の誕生日にパーソナルカラー診断をプレゼントしてきました。プレゼントと言いつつも実は私がやりたかったことでもありまして。
パーソナルカラー診断というのは自分の肌や目の色から似合う色を診断して貰い、メイクや服選びに役立てるというものなのですが、これがプロにやってもらうと意外とお高い。なんでもない時にぽんと出せる金額でも無いですし、ひとりで行くのもなんか違う……。そんな思いでずっとやりたいけど出来ていないことのひとつでした。

そんな時、友人の誕生日が近かったのでプレゼントの希望を聞いたのですが毎年恒例の「思いつかない」という返信。
まぁお前は毎年そう言う奴だよな、と私から何か提案しようと考えていたところちょうどパーソナルカラー診断が思い付きました。
打診したところ「やりたい!」と二つ返事でOKが出たのでさっそく今まで行きたいと思い調べていたお店を予約しました。

今回私が行ったのはこのお店。
Beauty N Tonality
https://beauty-n-tonality.com/

ペア割などもあり、友達と行くとお安くなるのでオススメです。

お店に入ると個室へ案内され、好きな服の系統など簡単なアンケートを書きます。個室なので、私たちと診断してくださる方しかいないのも楽でした!人に見られるかもしれないと思うとなんか恥ずかしいので笑

診断はひとりずつなのでまずは友達からお願いします。あくまで誕生日プレゼントなので。

鏡の前の椅子に座り、髪の色や目の色を確認したあとよく見る様々な色の布を当てていきます。
「こっちの方が顔が明るく見えますね~」というふうにどんどん違う色が当てられていき、系統が絞られていきます。後ろから鏡に映る友人を眺めていたのですが、本当に色によってだいぶ顔の見え方が違うんです!!
前の色はそんなに顔に印象が出なかったけれど、こっちの色だとめっちゃ明るくなる!なんて後ろで診断士の方の話にうんうん頷いていました。
友達の自認は「イエベ秋」だったのですが、診断結果も「イエべ秋」
さらに今回の診断は16タイプ診断と言って
イエベ春
イエベ秋
ブルベ夏
ブルベ冬
の4つの基本タイプをさらに4分割した診断でそれぞれ
Strong
Deep
Vivid
Warm
に分けられます。
友人は「イエベ秋」の中でも「Strong」タイプでした。

友人の診断も終わりいよいよ次は私の番です。
人の診断を見るのは面白かったのですが、自分がいざ鏡の前に座るとどこを見ていいか分からずめちゃくちゃニヤニヤしてしまいます。

私はずっと自認が「イエベ春」の人間でした。だって名前もさくらですし、誕生日も春なんで。春は自分の季節!と思うくらいには春が大好きで、身の回りのものも心無しかパステルカラーというか、暖かい色を選びがちでした。
友人も自認と同じ色だったし、多分私も同じイエベ春だろう。そんなことを思って診断を進めていくとなんと結果はまさかの「ブルベ冬」

ブルベ……?

まさかの思ってもみなかった結果に驚きを隠せません。しかし確かに診断中「似合いますね〜」と言われた色は似合っていました。顔が明るく見えましたし。

まさか今まで来ていた服やメイクは全く似合っていなかったってこと!?メイクを始めてまだ4年くらいですが、若干のショックを感じました。
その日の私は真っ赤なセーターを着ていたのですが、これもまさか似合わない色なのかな!?と困惑していたら診断士の方が「その色はブルベ冬の方にとてもお似合いですよ」と一声かけてくださったので、ほっと胸を撫で下ろしました。すごく色が気に入ってたセーターでよく着ていたので、よかったです。

診断が終わると診断士の方がパーソナルカラーに合わせた似合う色のカラー表とメイク道具を出してくれます。
私は16タイプ診断だと「ブルベ冬のVivid」でした。

写真で見ると分かりにくいのですが、この布の一番奥にあるピンクっぽい色がめっちゃ赤です。私が着ていたセーターとほぼ同じ真っ赤でした。

パステルカラーも好きなので、似合わなかったらどうしようと思っていたのですがブルベ冬のVividでも淡い色も似合うらしくて安心Part2です。

しかしコスメの色は全く選んだことの無い色ばかりでとても新鮮でした。パーソナルカラー診断はすっぴんで行く方がしっかりと判断出来るとのことですっぴん出来たのですが、帰りに似合う色のメイク道具でメイクをして帰れるので、そこも嬉しいポイントです!
ブルベ冬のコスメって本当に自分がブルベ冬って分かってないと買わないよな、という感じの色をばかりで面白かったです。こんな青みピンク使ったことない!とはしゃいでいました。

ずっとイエベだと思ってたので、オレンジ系のアイシャドウやコーラル系のリップを使っていたのが、ブルベっぽい色を塗ると一気に顔がブルベ顔になって感動しました。

密に嬉しかったのは、似合う髪の色にバーガンディが入っていたことです。就活が終わったら絶対髪の毛を深い赤みのある茶色に染めようと思っていたので「似合うんじゃん!」と分かって染めるのが楽しみになりました。

帰りに友人とオススメされたコスメや、新しい服を渋谷で買って帰り大満足な一日でした。

パーソナルカラー診断はネットでも簡単なものだと出来るのですが、実際にやってもらうと違った発見や似合う色も細かに教えて貰えるので本当におすすめです!ひとりで行くとちょっと手持ち無沙汰になるかもしれないのでお友達とぜひ楽しんで頂きたいです。
私は次は顔タイプ診断にも言ってみたいなと思ってます!

最後に最近使ってるコスメを置いておきます🎶
皆さんのおすすめのコスメも聞きたいです。

観劇はインターンのあとで。in 宝生能楽堂

ご無沙汰しております!本日の担当はまどか🐧です。
ところで、ご無沙汰ってどのくらいの期間からがご無沙汰なんでしょうね……。一週間?一か月?一年?
どうにも時間的な感覚が関わる言葉は、使い時に悩んでしまうような気がいたします。私だけでしょうか。

・・・などと。相変わらずのらりくらり、世間話に徒花を咲かせておりますが内心は冷や汗の滝行状態です。えぇ、私は本当にご無沙汰しておりました。大変申し訳ございませんでした!!!!!
ここしばらくブログ更新のペースが落ちに落ちていたのです。。

日頃からスケジュール帳と睨めっこをし敗北を喫する習慣はあるのですが……再度見直しが必要そうですね。スケジュール帳を変えるべきかな。え、見直すとこはそこじゃない?

とにもかくにも!そうです、このブログ更新というアリバイの無い空白の時間…ちょっと普段とは違う時間を過ごしていたのです!!
具体的には角川書店(株式会社KADOKAWA)と宝生能楽堂の2つのインターンシップに参加させていただいていました。
ブログの更新という責務を疎かにし、アリバイのないやらかし容疑者になってしまったことはもうどうしようもありませんので。いつもとは違った経験という素材を活かして、存分にブログ記事にすることが大切ですね。


即ち…証拠隠滅のお時間です!これを読んで下さる皆様も、共犯ということでよろしくお願いいたします。





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さて、本日は宝生能楽堂でのインターンシップについてお話させていただきます。
まずは簡単に概要をご紹介しますと、今年は2025年2月4日(火)〜15日(土)の期間に休日を挟みつつ計7日間の日程で主に以下のようなことを体験し、貴重な時間を過ごしました。

・【学ぶ】
能楽師、舞台映像のディレクター、文化財団などで舞台制作に携わる方、舞台芸術を用いた国際交流に携わる方、舞台芸術を専門とされる教授……などなど様々な分野でご活躍される方をお招きしての授業

・【体験する】
現役の能楽師の方にご指導いただく装束の着付けや謡、簡単な所作の体験

・【鑑賞する】
国立能楽堂にて開催中の宝生宗家展を鑑賞

・【実践する、観劇する】
宝生能楽堂定期公演における実習体験と観劇


より詳しい日程や講師の方について知りたい方は、ぜひ今回のインターンシップ情報が載せられている宝生能楽堂公式のnoteをご覧ください。
【宝生能楽堂インターンシップ2025冬季募集のnote投稿】
https://note.com/hoshokai/n/n9daaa4d63447



インターンシップが行われる場所は主に宝生能楽堂内での講義が中心となりますが、今回はちょうど国立能楽堂での展示があったためか展示見学日のみ開催場所が国立能楽堂でした。ちなみに宝生能楽堂はJR水道橋駅から歩いてすぐと言った距離感で、国立能楽堂はJR千駄ヶ谷駅から歩いてだいたいすぐといった具合です。

そしてこのインターンシップの珍しいところはその対象年齢の広さではないでしょうか。インターンシップといえば基本的には大学生のみを対象としているものが多いのですが、こちらはなんと高校生~大学院生まで参加が可能です。
今回の私が参加させていただいた機会では、参加者が8名で偶然にも高校生~大学院生まで勢揃いしていました!そのため授業に関する感想や意見を帰り道や空き時間に交換していると、就活だけに偏らない実に幅広い視点を得ることが出来ました。どうしても対象の学年が就活真っ只中な年齢に限られていると、休憩時間の世間話でさえ差し迫る現実的な話題に行きがちになってしまうため「もしかして自分は意識が低いのではないか」といった不安感や緊張感に襲われることもあるのですが・・・。
こちらのインターンシップには色々な年齢層の方が参加可能なため、いくらかリラックスした心持ちで参加できるかもしれません✨
さらにさらに、このインターンシップは参加費が無料です。参加前から本当に無料でいいのかと衝撃を受けていたのですが、参加してみてより強く思いました。

「こんなに豪華な内容なのに無料でいいんですか・・・!!!???」

驚くほど多くの事を学び・体験できる7日間でしたため、感謝の想いと貢ぎたい気持ちが行き場を失っています。もはやこの気持ちの分だけ今後も公演に行って還元するより他にない……。
貴重な経験を誠にありがとうございました。


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ここからはさらに詳しくどのような授業があったか紹介していきます。

インターンシップの中でも最も多くの時間を占めていた授業ですが…先述のように本当に様々な職種の方が講師としていらしていたため、能楽堂でのインターンシップでありながらその内容は能楽だけに限らず舞台映像制作や劇場運営、舞台芸術を通した国際交流など実に多くの切り口から芸術との関わり方を知ることが出来ました。

そのような授業の中には実際に檜舞台へ上がらせていただき、装束や面を着けながら動いてみたり謡を体験したり…というものや、宝生流の今のご宗家自ら能楽界の現状や伝統芸術を海外へも発信するための様々な方法をご教授くださるものがございました。

そして個人的に特に印象的だったのは舞台映像をご専門にされている講師の方の授業です。なんと!能楽堂の中に実際にカメラを3台も設置してくださり、現役の舞台役者さんが眼前でワンシーンを演じてくださる中でその3台のカメラ映像を自分なりに切り替える!!即ちスイッチングの体験を全員にさせてくださったのです。私たち参加者にもそのワンシーンの脚本が渡され、それを基に舞台上の役者さんの全身を写すのか・顔をアップにしてみるのか・それとも上半身、足元、特定の部位だけ???などなど自分なりの解釈を元に自由に演出しながらスイッチングをさせていただけるのです📷

私自身、舞台映像や演出(そしてその切り取り方)に関心があったのはもちろんですが、参加者全員が同じ脚本を渡されている中で皆それぞれ全く異なった演出をしている!という状況を自らの目で確かめることができたのは実に貴重な機会でした。

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その他にも本当に幅広い分野の授業があったため全てがご紹介できないのは心苦しいのですが、、。この調子で話していては小論文が完成してしまいますため、私からの紹介はここまでに留めさせていただきます。

そしておそらく、参加する年によっても内容は多少の変動があるかと思います。その為、ご参加になる前に実施予定表などをよくよくご確認されると一番よろしいのではないでしょうか。


ちなみに…午前と午後両方に授業がある日は昼食を各自が持ち込む形となっていますが、宝生能楽堂の近くにはコンビニなどもあるため昼食を買うのにも困りません。午前だけの授業だった日はすぐそばの東京ドームシティにあるクロワッサンの美味しいカフェで同じインターンシップ参加者の方とランチをして帰ることもありました。BAKERY RESTAURANT C という東京ドームシティのラクーア2階にあるカフェレストランなのですが、ランチセットにパンのバイキングを付けることができまして…サクサクの生地や季節のフルーツを活かした彩り豊かな品揃えなどそのパンの数々が非常に美味しいのです。もしインターンシップに参加されたり、宝生能楽堂へ観劇に訪れたりされる際はこちらも併せてオススメです🥐

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以上が2025年の宝生能楽堂冬季インターンシップの体験レポートです。こちらのインターンシップは夏季と冬季の年2回開催で、お次は今年の8月か9月あたりの開催となるそうです。

募集情報は開催の2、3か月前にnoteやX(旧Twitter)など各種SNSや能楽堂内の掲示ポスターで公表されます。「興味がある!」という方はぜひ忘れないうちにフォローしておくと良いかもしれません。

皆様のインターンシップが良きものになりますように。

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あれやこれやと思い出に浸って、些か脱線した情報も合間に挟んでしまいましたが……

宝生能楽堂でのインターンシップ!勢いだけで参加したけどめっちゃ新たな発見あったし、ご宗家もスタッフの皆様も本当に本当にお優しくて楽しく学ばせていただけました‼️わーい‼️という想いが少しでも伝わっていたら幸いです。

本日のお相手兼容疑者はまどか🐧でした〜!お縄につきたくなーーーい本当にごめんなさーーーーーい!!!!

こんにちは。

昨日、国立科学博物館の特別展「鳥」に行ってきました!(“とりてん”と言うと何となく“鶏天”が出てきてしまうのは私だけでしょうか。)池袋駅のポスターを見てからずっと気になっていたところ、閉幕間近になってやっと訪れることができました。バードウォッチングなどはしたことがありませんが、私が鳥好き(ド素人部門)であることは以前のブログ「あひる」を読んでくださった方なら覚えがあるかもしれません。

今回は一人で行ったのですが、かわいいかわいい鳥さんたちの容姿を見て、おそらくニヤケ顔が出てしまっていたと思います。(自分で自分のニヤケ顔を想像するのはなんとも恐ろしい気分ですね・・・。)“一生分の鳥を見られる”という謳い文句の通り、会場には本当にものすごい数の鳥の標本が展示されておりました。展示は「目」という分類に基づいてされていたようですが、この「目」についても種類であったり分類の経緯であったり、たくさんの情報と知識が紹介されていました。動物学に親しみのない私には少し難易度が高かったのですが、新しい知識を得られたことでちょっと賢くなったような気分。標本の近くには種の名前や生息地域、特徴的な生態などの解説が書かれたプレートもしっかりあり、とても勉強になりました。プレートには鳥の和名が掲載されていたのですが、鳥の和名って漢字で表記をするとおもしろいものが多いのですね。一番印象的だったのは「ブッポウソウ」という名前です。漢字で書くと「仏法僧」となるそうです。鳴き声が由来なのだそうですが、元になった鳴き声は実はコノハズクのものだったのだとか。

標本やプレートの他にも、鳥の生態が漫画形式で紹介されているものがあり、かわいらしい鳥キャラたちがコミカルに、そして分かりやすく生態を紹介してくれていました。中でも刺さったのが「光源キジ」というものです。日本の国鳥でもあるキジのオスは次々にお相手のメスを乗り換えることから光源氏の浮気性と重ねられていました。名前のゴロも性格もぴったり!まさかキジさんにそんな浮気な生態があったとは初めて知りました・・・。

そうそう、すっかり現代の鳥さんたちの話ばかりになってしまいましたが、この展示の初めには鳥の先祖、恐竜の時代から現代の鳥に至るまでの進化についての展示もありました。復元された大きな大きな鳥(名前はペラゴルニス・サンデルシというそうです)が天井から吊り下げられており、大迫力でした。翼を広げると5mほどにもなるといい、こんなに大きな生き物が空を飛んでいたら恐ろしいこと間違いなし、とぶるぶるしてしまいました。

ちょうどお昼ご飯を食べてから入場したのですが、展示を見終えることにはなんと3時間ほどが経過しようとしていました。じっくり見ていたとはいえ、そんなに長い時間がかかっていたとはびっくりです。たくさんの鳥さんたちの姿と豆知識を獲得できたので大満足です。

上野公園にはいつも観光客がたくさんいるのですが、広々と開放的で気持ちがよいです。公園内には他にも博物館・美術館があるようなので、これを機に大学生のうちにすべての館を見てみようと思います。

・・・あ、そういえばアヒルさんはどこにいたのだろうか。

窓枠

ごきげんよう、あやめでございます。

受験シーズンですね。お元気ですか。私立をメインで受けてらっしゃる方はもう受験は終わったのですかね、お疲れ様でした。大学生はじぶんで道を切り開くこともたくさんできるようなので、ぜひ楽しんで過ごされたらいいなと思いました。私もあといちねんを有意義に過ごせるよう、たくさんの計画を立てているところです。あと、いちねん、なのか、と愕然としながらではありますが。

さて前回、最近あんまり書けないことを懺悔して、それから次回こそは長く書けるように頑張ると申し上げておりました。今回はそれができるよう、久しぶりになんとかカラカラの脳みそをひねって書いてみました。がんばりました。張り切ってどうぞ。

◆◆◆

車窓のちいさな枠組みに囚われてその街を眺めておりました。

私は出不精でありますから、大した理由をつけないと出かけられない人間なのです。

毎日大学に通うのに、毎日同じ枠組みからその街を眺めるにとどまっていて、その街のこと、何も知りません。

外から見たら、私は枠組みの中身、ということになりましょうか、そうしたら、私は絵のなかのひと、ということになりましょうか、ちょっと誇らしいので背筋を伸ばして立っておこうかしら。

●●●

たいした理由ができました。

ずっと車窓の枠組みのなかから見ていたあの町に、いくべき大した理由ができました。

大学からの帰り道、ちょっとそこまで、と思って散歩のつもりで練り歩き、気が付けば大分とおくまで来てしまったので、バスに乗って帰ることにいたしました。

私の家の近くをはしるバスとは違って、さきにお支払いをすませる式のバスでしたから、もうICカードが必要なのねと焦って取り出し、焦って鞄にしまいました。かおだけはおすまししながら。後ろには私よりはるかに年下の方(ランドセルを背負っていたので、それで「はるかに年下」と判断しました)がずっと慣れた様子で順番を待っていたので非常に焦りました。そんなことをしたせいで、ICカードを、鞄に入れ損ねたのでしょうか、なくしてしまいました。バスを降りて、駅について、定期券をかざして電車でかえろうと思ったのに、その定期券(ICカード)がないのです。あ。絶対あの時落としたんだ。バスはもうどこにもいません。冷や汗と口の中いっぱいに広がる嫌な味のする唾液。まずいなあ、昨日定期を更新したばかりなのに。

そこでバスの案内所・車庫へお電話しました。

「あの、もしもし、おそらく私定期券をバスの中で落としてしまったようなんです。ええ、はいそうです、○○駅前の停留所に○○:○○に到着する○○行きのバスに乗っていました、ついさっきです。はい。それで、まだ定期は届いていませんか、あ、はい。とどいてない、え、はい。あ、向かったら、はい。わかりました、ちょっと向かって見てみてもよいですか、ありがとうございます。では○○:○○頃そちらに伺えると思います。お願い致します。○○と申します。はい、よろしくお願いいたします。失礼します。」

こんなはいとかあ、とかをなんども言って誰も見ていないのにペコペコしながら、冷や汗ダラダラでお電話をし、とりあえず確認だけさせていただくことができました。

その車庫があったのが、あの町だったのです。

おすましなんてできません。

こんなに焦っているのですから。

いつも乗るのと違う電車に乗って、無かったらどうしよう、お母さんに何と言って説明しようか、ああ、お散歩なんて慣れないマネするんじゃなかった、などというつまらない気持ちがどんどん湧いて、それが全て唾液となって湧き出ているのか、というくらい変に生唾がでました。いやなきもち。胃がきゅとなってグルグル嫌なことばかりがあたまにうかぶ。

さて、車庫に行って名乗れば、温厚なおじさまに「あ!ありましたよ~」なんてのんきに・世界の幸福を詰め込んだ声で定期を手渡され、いままで心に重くたちこめていた暗雲がブワッとはれて、大いに安心して、震える声で(実際には硬い声しか出ませんでしたが。緊張してのどもこわばっていたようです)「ありがとうございます」と言って、よかった、と思って、帰りました。

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車窓のちいさな枠組みに囚われてその街を眺めておりました。

ただし、私にとってあの町はもう、しらないまちではありません。世界の幸福が詰まったおじさまがいる、やさしいバス車庫がある、まちです。

卒論

こんにちは、ゆきほです🍵

先日、大学で写真学科に所属している友人の卒展を見に行ってきました。

ついこの間高校の卒業式で一緒に写真を撮ったはずなのに、もう大学を卒業しちゃうのかと他人事のように思いつつ、せっかくだから「卒業併せ」をしよう!!(?)と前日夜に急に思い至った私。わざわざ卒論を持参しました。友人に経緯を説明してバッグから卒論を出したら「世界でいちばん変」と言われました。

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小学生の時、「ヤバい」「ウケる」「マジで?」のような、”正しくない日本語” “悪い言葉”とか言われてしまうような言葉を極端に毛嫌いしている先生がいました。
生徒同士の軽い雑談の中だったとしても「ヤバい」とか言っているのを聞いた日には烈火のごとく怒り出すから、先生がいそうな場面では”正しい日本語”だと思われる言葉を意図的に選んで話していた記憶があります。

でも、当時の私は子ども心に「正しくない日本語って何なんだろう?」と疑問に思っていました。

日本人が使っていて意味が正確に伝わっているんだから、それって日本語としては正しいんじゃない?正しくないって言い方はどうなんだ?と思っていたあの気持ちが、大学生になって日本語学の授業を受けて昇華されたのは一旦置いておくとして。(というかシンプルにその先生とは馬が合わなくて、うちのクラスの担任でもないのにやたらと怒られていました)

先生が毛嫌いしていた”正しくない日本語”って、麺つゆみたいなものなんじゃないかな?と今になって思います。

うどんにも、パスタにも、おひたしにも、何なら肉じゃがでも牛丼でも、味付けに迷った時には、とりあえず麺つゆをザーッとかけちゃえば大失敗になることってそんなにありませんよね。

先生の言う”正しくない日本語”も、麺つゆのように喜怒哀楽何にでも使える、すごく万能な言葉だと思います。醤油とか砂糖とか、色々な調味料が複雑に絡んだような言葉の使い方を小学生のうちに身につけさせるために、敢えて”正しくない日本語”として禁じようと思っちゃう気持ちも、大人になってから考えるとまあ理解できます。

ただ、無事卒論を書き終えた今、万能な言葉は”正しくない日本語”じゃない!!と、あの先生に胸を張って伝えたいと思います。

***

私が卒業論文で扱ったのは、『枕草子』における「をかし」です。

「をかし」はみなさんもご存じの通り『枕草子』中では最も多く使われる表現で、小学校のあの先生がタイムスリップしたら絶対に”正しくない日本語”と言って禁じそうな使われ方をしています。

卒論を書いているときから、口述試験終わって成績も出た2月後半のブログで絶対『枕草子』の話をするぞ!と決めていたものの、いざ2月後半になってみたら何から書こうか全く決まらなかったため、今回は小学校の時の先生への不満から書いてみることにしました。
先生と出会ったあのときから10年以上が経ちましたが、私は「ヤバい」と「ウケる」を中心とした相槌を日常的に多用しながらもちゃんと就活を終えて、日本文学科を卒業しようとしています。

私が『枕草子』をはじめて読んだのも、そんな小学生のときです。恐らく多くの方と同じように6年生の国語の教科書ですね。

国語の教科書によく載っている『ごんぎつね』とか『手ぶくろを買いに』のように、ものすごく感動的なストーリーがあるかと言われたらそういうわけでもないし、『モチモチの木』や『スイミー』のように特徴的な挿絵が入っているわけでもありませんが、小学生の私にはなぜか「春はあけぼの」がものすごく魅力的に映りました。

授業で「春はあけぼの」を暗唱させられていた中で、覚えようとは意識していなかったのに気がついたら「冬はつとめて」まで覚えていたという経験が、卒論で『枕草子』を扱おう!!と思った最初のきっかけになるのかもしれません。

次に『枕草子』が現われたのは中学校の国語の教科書で、これも多くの人と同じように「うつくしきもの」でした。私は『枕草子』の中で「うつくしきもの」が1番好きです。

中学生の時に私のクラスを担当していた国語の先生は授業がありえないくらいのスピードで進んでいくことで有名な先生で、中学校の国語の教科書に載っているような短い古文・漢文はいつも1時間で終わっていました。

そう、この前置きからもお察しいただけるように、「うつくしきもの」も例に漏れず1時間でサラッと終わらせられてしまった上に、なんと私はその回を学校外での行事参加のため公欠していて。翌日の学校に行ったら国語の授業が「はい、昨日は『枕草子』が終わったから……」から始まってとっってもショックでした。今になって改めて考えると、多分爆速授業の中で台風のように読まされていたら「うつくしきもの」もそこまで好きになれなかったと思うので、結果オーライですね。

こんな感じで成長した私は、5教科の中なら国語が1番好き、そして国語の現・古・漢の中なら古典が1番好きだったので高校の選択授業では数学・理科・英語などを全て捨てて古典のみを選んでいました。

受験のことをあまり考えていない授業選択ですが、同じような猛者は他にも数人いて、しかもその猛者たちは絶対に私より古典が大好きで詳しくて選んだんだろうなということがものすごく伝わってくる人たちでした。

人間としての方向性は近いはずなので、話しかけていたら仲良くなれていたのかもしれません。でも当時の私は勝手に対抗心を燃やして、私はあの子にテストの点で勝つことができても、根本的な愛では絶対に敵わないんだろうな、と心のどこかで思いながら、ついには一言も話さずに卒業してしまいました。

正直今もあの子には、古典全般に対する知識や愛では全く敵う気がしません。

あの子のことを知ってしまったからこそ、卒論を『枕草子』で書いていると言ったら決まって聞かれる「古典の授業とか好きだったんですか?」「得意だったんですか?」に対してスパッと即答することもできませんでした。

でも、今は「『枕草子』の類聚的章段の「をかし」についてなら、あの子より絶対に詳しいし大好きな自信がある!!!」ということを自信満々に思えるようになりました。

自分の「好き」に「卒論」という形で根拠がついて、今後絶対に折れないであろう自信が持てたという点で、私は卒論を書いてよかったなと思っています。

ではまた。

ジブリの時間

駅のホームで無心でお菓子を食べているおばさま。片手で袋を持って遠くを見ながらもう一方の手で袋の底を探り、掴んだそれをまた口に運ぶ。そのまま電車に乗り、座席で引き続き食べている。こういうときに感じる、不思議な気分の名前を私は知らない。

まいです、ごきげんよう❀今回はショートバージョンでお送りします。

人生最後かもしれない春休みを過ごしているため、旅と呼ぶには近場ですがおでかけの機会を増やしています。

先日、初めて三鷹の森ジブリ美術館に行ってきました。ジブリが好きなのですが三鷹は家から遠いため行ったことがありませんでした。姉から話を聞いて、楽しそうだなあと思っていたくらい。

三鷹は東京の中でも緑が身近にあってなんだかゆったりと時間が流れているような街でした。そのおかげか走行中のどの車も必ず道を譲ってくれて(本来はそうすべきですが)、気持ちに余裕のある環境は人を優しくするんだなぁと思ったり。

三鷹駅から美術館までは市営バスが出ていて、ジブリのパッケージのバスもあるとのこと。バス停を見ると停まっているバスの黄色い車体に『となりのトトロ』のメイが描いたような絵が描かれていて「やったね!」と言ったそばからドアが閉まり発進していきました。バス停に着いた頃には通常の赤いバスが私たちを迎えに来ました。

平日にもかかわらず人は多く、予約した入場時間になるまで外で並びます。幸い、この日の東京は風が穏やかで、2月と思えない強めの日射しに後頭部が熱くなっていくのを感じていました。

時計の針が11を指し、ようやく入場。

『となりのトトロ』のキャラクターを象ったステンドグラスのドア、『千と千尋の神隠し』の坊の部屋の天井、冷たい石壁には色とりどりのガラスの照明がやんわり光り、階段を降りていくだけで期待感が高まっていきます。

「美術館」と言ってもジブリの絵や資料が飾ってあるのではなく、どちらかと言うと小さなテーマパークのようで、色々な作品が展示されています。空間もジブリのイメージをくずさない、地中海地方を想起させる生成色の壁や陶器の水道、つんできた小さい花と春の眠たい陽射しが似合うような雰囲気です。

窓が描かれていたりヤモリがいるように見える壁や、だんだん小さくなる扉は遊び心満載。外の椅子にもなぜか回せる取っ手がついていたり、「なくても困らないけど気づくと楽しいもの」がたくさん隠れていました。こういうアイディアを出す作業って楽しいだろうなぁと思います。

そのほか映画が完成するまでに使う道具や、絵コンテ、下書きなどの展示はいつまでもその場で見ていられるようなものばかりです。

行ったことのある方はご存知だと思いますが、ここには小さな映画館「土星座」があり、来場者はそのチケットとしてジブリ作品のフィルムが1枚貰えます。

名シーンという訳ではなく、あらゆる場面のワンシーンなので「どの作品のどのシーン?」となるような一瞬の場面のフィルムであることも少なくありません(少なくとも我が家の姉たちはそう)。…なのですが!なんと私は『ハウルの動く城』の名シーン「なぜ?僕はもう守るものができた。君だ。」の場面のフィルムだったんです!!

ソフィとハウルが見つめあってるシーンで、先日ハウルを見返したばかりだったのもあり感激しました。

ランチは「麦わら帽子」という館内のカフェでいただきました。

通常のカフェよりもお高いですが、「美味しい」と何度も声に出してしまうほど絶品でした。特に新発売の「マンマボスが大好きなスープ」は本当に美味しくておすすめです。

ゆっくりお昼を食べ、西日にあたりながら屋外の展示を見て、のんびりのんびり三鷹駅まで歩きました。

中央線のグリーン車を今は無料で利用できるので、贅沢に利用し、たのしかったね〜また行きたいね〜とうつらうつら喋りながら帰ったのでした。

ジブリに触れると心と時の流れが穏やかになる感覚が私はすきです。

今日はこれで、おしまい。

ガスマスクをください

春だ!花粉だ!籠城だー‼

はい、というわけで今年もやってまいりました、私の目と鼻がガンガンダメージを食らう時期が。にっくきスギ花粉の到来です。毎年花粉症に耐える日本全国の同士の皆さま、毎年スギ花粉を浴びる度にこうは思いませんか?

ああ、ガスマスク欲しい、と。

というわけでタイトル回収です。誰かガスマスク買ってくれませんか?毎年欲しいとは思いつつ、お金がなくて買えないんですよ。あとどこで売ってるのかも全然わからないので入手しようがない。いや、勿論普通のマスクでもそれなりに効果はありますよ?でも目まではガードできないじゃないですか。え、メガネかければいいじゃんって?ごもっともですがガスマスクのほうがかっこいいので個人的には目を守るならガスマスクを推したいです。その点ガスマスクは顔全体を覆ってくれるので花粉対策にはもってこいのはずです。なんでこの時期のドラッグストアは目薬や鼻うがいはあってもガスマスクはないのでしょうか?置いたら絶対売れると思うんですけどねー。私だったら絶対買います、お金ないけど。

だってガスマスクさえあれば薬飲まなくても花粉防げますし、花粉症のためだけに毎年毎年病院にかかる必要もないので、長期的に見れば間違いなくガスマスク一個あったほうが節約になりませんか?それにスターウォーズファンからも絶対ウケがいいですし、なんでどこもガスマスク取り扱ってくれないんですか?それとも私が見落としているだけで実はマツキヨとかにあったりするのでしょうか。このブログを読んでいる皆さん、もしガスマスク売っているお店があれば教えてください。飛んでいきます。

さて、というわけでそろそろ花粉症の薬飲んできます。一回でも飲み忘れたら大変なことになるので…。少し短いですが今日はこのあたりで。また次回お会いしましょう!