無題 第51弾 ~ 重タイ話ヲ、シヨウカ ~

♪ 答えて……壊れない情実があるなら
夜を飛び越え 今、会いに行く

水樹奈々
「METRO BAROQUE」より

 
 えりこ嬢の予期せぬ暴露によって、一世一代の大莫迦が露見してしまい泡を食っております あゆみ ですあわわわわわわ。貴女、ブログ記事には2泊3日のまともな旅行の方を書くって!言っていただろうが! 嗚呼もう……恐ろしい子っ!
 せっかくかいた恥。いっそかくなら盛大にということなので、補足をば。ダイジェストその➁にはもう一段階ありましてね……えりこ嬢が、某クラシックロリータ寄りのお嬢様系ブランドで「レースの塊」になった1時間が存在しておりました。貴女ノリノリだったじゃないの! ラベンダー色のロリロリしたワンピース着て、ぐふふ笑いしていたのは何処の何奴だ! なんで書いてないの! ついでに、かつーん嬢の仏頂面おしゃれ着写真は「実在」しております。証拠が欲しい方は是非ご一報を(冗談)。本当に水色がお似合いです。しかし、暴れて威嚇する彼女を試着室に軟禁するのは本当に手こずりました……。
他にも、途中までCLAMPしばり→気づいたらしばれなくなっていたカラオケ2時間コースとか、アニソン「以外」カラオケを提案した時の総員絶望の顔とか、実は食事が全部CLAMPキャラにあやかって「全部麺類」だったとか。ネタの宝庫というか、最早伝説………。
 んでもって、今回の歌詞載せ。前述の「やりたいことしかやらないCLAMPナイト」で(力尽きた為に)見損ねたDVD『劇場版BLOOD-C The Last Dark』の主題歌から。述懐するならば、この作品こそ50インチのTVで観たかった……!後日自宅で再生して、思わず天を仰ぎました。制作したProductionIGさんが後に送り出す名作『PSYCHO-PASS』に通ずる映像美と、地上波アニメだった頃よりも格段に進歩したキャラ造形とストーリー! なにこれ素敵、なアニメは主題歌だって素敵、という訳です。地上波アニメの主題歌「純潔パラドックス」はすっかりカラオケの定番曲(誰かが必ずあの「全日文生が惚れた」的なPVを見たくて入れる)ですが、今回の曲もまた、これから長い付き合いになりそうな気がします。
 まくらと本題の温度差に戦きつつ、本題へ進みましょうか。どんな因縁なのか、今年もまた3.11の更新担当になりました。抜擢されたとか、信頼されているというより、単にさえこ部長が忘れているからだと思いますけれど(七夕も年をまたいで連続更新していたことだし)。前年で4年。今年で5年経ちましたが、何か復興への明るい兆しがあったかと訊かれても、言葉を濁してしまうばかりです。個人の性格上くよくよする性分でもなし、顔を上げて来し方を睨み付ける方が断然慣れています。しかしちょっと今日は封印して、5年間で自分が「これは」と思いついたことを述べる所存です。
 まず地均し程度に身の上話を。わたくし あゆみはⅠ型糖尿病を長く患っています。1日4回2種類のインスリン皮下注射及び血糖値の測定は、私の生命維持行為であって、欠かすことは即ち死を意味します。まぁ、もうすっかり習慣化されているので、呼吸をするようにこなしておりますから、その点はご安心ください。お腹に連なる注射跡の痣とか、測定針の跡で指紋が変わったとか、ネタになることは山ほどあって寧ろ語り尽くせないのですが……。
閑話休題。
このような未曾有の大災害において、最も生活物資がカバーされるのは「一般男性」であるというのが、あくまで私の持論です。大きな声で言うのが憚られる話題ながら……月経用ナプキンの支援でトラブルがあったことを覚えている読者の方もいらっしゃるかもしれませんね。ほかにも、妊婦の方が白湯と粉ミルクについて嘆いたり、帰宅困難状態なのに足元がヒールで絶望した恨み節や、真っ昼間の停電・断水でメイクが落とせずに肌トラブルに悪化したケースも耳にしました。兎角女性が不便を強いられる可能性の高さは、誰が推測しても明白です。反対に一般男性は、衣食住がある程度どうにかなっていれば、健康状態の悪化に直結するようなトラブルは(女性に比べれば)軽微です。「好きでヒールを履いている・メイクをしているんだから我慢」という理屈の方もいらっしゃるでしょうが、社会的立場上「しないといけない」ものによって不幸せになるのは理不尽に思えて仕方ありません。
またもや閑話休題。
私は曲がりなりにも女性です。女性であることで、今まで述べたような不自由が想定されます。それに上乗せする形で、「Ⅰ型糖尿病であること」がのし掛かってくるのです。
現代の日本に「糖尿病」の方は数えきれぬほどいます。しかしその中で「インスリン注射が必要な方(インスリンが分泌されないⅠ型各種と、深刻なⅡ型患者)」は完全なるマイノリティです。人数の少なさは支援の手薄さに直結します。劇薬であるインスリン(内心複雑ながら……『名探偵コナン』では殺人の道具にされた例もあり)は、貯蔵するにはリスクを伴いますし、保管は冷蔵庫を推奨しているし、ほんの数年前まで主流の保存容器はガラス製でした(現在の使い捨てタイプはプラスチック製)。まぁぶっちゃけ、自治体の倉庫に備蓄してくれという方が無茶な代物なんです、実は。それはそうとして、ないと確実に死人が出る大事な治療薬なのに、個人と病院の備蓄に頼るほかに入手する術はありません。となると、どうするか。
自衛、しかないんですよね、正直。
おそらく自分が定年退職するまでのウン十年の間に、首都直下型地震に遭うでしょう。その時に備えて、ちょっとずつインスリンその他の備蓄を手元に留めて、肌身離さず持ち歩く意識を高めておかなければなりません。実際に、毎日携帯している注射器入りポーチには、予備を数本入れておく習慣がつきました。何度も消費するものなので、実際に兵糧攻め状態に陥った時にその量で足りるか、と云われたら疑問視してしまいますけれど。
しかしそれでも充分とは云えません。インスリン注射についてまわるリスク「低血糖」についても考慮が必要です。詳しい説明は省きますが、この「低血糖」対策用に即効性のある糖分(羊羹・ブドウ糖・ジュースなど)も併せて携帯せねばなりません。これがまた厄介で、個体差によっては精神的な不安定さから低血糖を引き起こす可能性が、無きにしも非ず。いくら用意していても、充分かどうかは実際にぶち当たってみないことには不明瞭です。同時に、こういう商品って、日持ちが怪しいんですよね……。 あゆみ もよく、低血糖にならなかった間に賞味期限が切れた羊羹を、ずっと後の低血糖時にぱくついております。無駄だと分かっていても、無いときに困るものは用意しないといけない。困るのは、いつかの自分だ。そう思うのが人間のサガってもんですね。
 3.11から5年経って、「自衛」の難しさとかけがえの無さにようやく気づきました。日常が日常でなくなる瞬間を経験をしたことで、「いかに自分の日常を死守するか」という命題に知恵を絞る毎日を得ることが出来ました。毎年この日を迎える度に、失ったもの・傷ついたものの大きさに気づかされます。その時の流れで、自分は一体何を果たせるのか、その「何か」を果たすためには何を守らなければならないのか。
まだ自分の果たすべきことは、薄ぼんやりとしか思い描けません。しかし、そのために守るものは一部だけれど見つけられました。
 
 次回が最後の更新です。卒業までにプロフィール欄をどうにかせねば……!
 お相手は あゆみ でした。

 無題 第50弾 ~ 中身 迷子中 ~

 ♪ 嗚呼 一筆で見える 素晴らしい世界
白米は最高だ 天晴れだ

日本(高橋広樹)
「まるかいて地球 日本」より

 
 最近とみに暇でして、満喫とかのんべんだらりを通り越してなんだか申し訳なく思えてくる今日この頃です あゆみ です たいむ いず まねぇ。かと云って予定が入っていない訳ではなく、寧ろ連日のように予定をこなしております。……皮膚科、とか。例の執念深いウイルス性イボを、あと残り1つ(右手中指)というところにまで追い詰めたので、シャカリキになって通院しております。流石年単位で被害に遭っているだけあって、液体窒素とも友好的とも云える戦略的互恵関係が築けているらしく、あのボンベを見る度に、仄かに充ち足りた気持ちになります。人類のみならず、有機物皆兄弟---窒素て有機物だったかしらん………。
 歌詞載せはこちら「まるかいて地球」の日本さんver. 幸か不幸か、担当日に宛がわれた本日11日は建国記念日。乃ち『Axis powersヘタリア』において日本国そのもの、と設定されている日本さん(またの名を本田菊氏)の誕生日でもあります。一日一回チェケラするpixivでは「祖国生誕祭2016」と銘打って、賑やかに祝っているようで、なんだか微笑ましい。各国各地域その他( ← シ、シーランドって……?)の擬人化の中でも、やっぱり日本さんは可愛らしい。童顔なのに実は何処の国よりもおじいちゃんで、老いて(?)なお可愛いものと塩鮭が大好き。そんな日本さんが主食である白米への思いの丈を歌い上げる楽曲………んな訳あるか。「まるかいて地球」から始まるサビを主軸に、A・Bメロ・台詞をそれぞれのキャラソンのように歌っている曲です。個人的にはこの日本さんver.とスイスさんver.が好きなのですが、やはり言い出しっぺのイタリア(ヴェネチア-ノの方)とか、元気すぎるアメリカ、重々しいドイツに目が行きがちのようで、あまり理解してもらえません。擬古文調(文語で喋っておるけどなんかちょっと面白い)で話すスイスさんも素敵なんですけどねぇ。いいですよね、一人称「我が輩」って。
 
 「無題」シリーズも、遂に50を迎えました。めでたい。ところどころ素知らぬ顔をしてすっぽかしており、その点が少々、どころではなく心苦しいのですが、その補完は追々。。。
今回は本題と呼べるような大きなネタを調達出来ず、なにかアイデアが降臨して来ないものかと手を拱いております。果報は寝ながら待っていれば来るもの、でしょう? かのサンタクロースみたく!
3時間くらい粘ってみましたが、捻り出せそうなネタが
「ブラとパンツの話・改(もしくはリターンズ)」
「最近読んだ合法的なR-18本」
「再び崩壊した我が家の本棚からでてきた奇書」
「宇宙戦艦ヤマト」
「サンダーバード」
「かつーん嬢orえりこ嬢の耳寄りな話」
「野暮天と朴念仁」
「生まれちまってすんません的な大反省会~ところがどっこい生きている~」
「懺悔」
とまあ、揃いも揃って限りなく黒に近いグレーな話なので、今日は本題なし、ということで。これらの1つでも書こうものなら、 あゆみ 以外の首も飛ぶわ。しかもその首の目玉を えりこ嬢の手刀で「ぽん」と弾き飛ばされて、かつーん嬢がニコニコしながら首だけ鳥葬するよう仕向けそうだわ。なにそれ超怖い。え、そんなの気にしない? 誰かの首を犠牲にしても、このグレー話を聞きたいって? だめだめ、安全第一。私の首はそんなに安くない。
こんなに短くて内容のない記事に、なんか全包囲土下座でもしたくなる衝動に駆られますが、ないもんはない。今回低空飛行な分、次回をどうかお楽しみに……!
 お相手は あゆみ でした。

無題 第49弾 ~ 3人=文殊ノ知恵 4人=阿呆 ~

 

♪ 面倒臭いわ

脳味噌も腸もばら撒いてみせようか

骨の髄まで染めぬかれた女を御覧なさい

林原めぐみ

「薄ら氷心中」より

 
 ここ数日、「カードキャプターさくら一番くじ 和モダンver.」に現を抜かしております。ケロちゃんとスッピーの巾着をゲットできてホクホク顔の あゆみ です物欲なにそれおいしいの。私の近況報告よりも、こちらの写真をみていただきたく思います。\ズドン/
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念願の「志むら」に行けてご満悦の えりこ嬢です。かき氷の仇討ちと云いましょうか、顔を綻ばせながら猛烈な匙捌きで白玉クリームあんみつをマジで食する5秒前です。同席した あゆみ は向かい側でホットケーキをいただきました。甘味を別腹にぶち込んでいる最中のおなごほど、見ていて可愛らしいものはございません。眼福眼福。
 今回の歌詞載せは今期放送のアニメ「昭和元禄落語心中」のOP曲より。これで「うすらい」ですよ「うすらい」。個人的には「うすらひ」の方が視覚に訴えてくるイメージが豊富で好みなのですが、時代には逆らえませぬ。「薄氷」でそのまま「はくひょう」と捉えるもまたよし。しかしこの場合、「薄」と「氷」の間に鎮座する「ら」は要るものなのだろうか……。閑話休題。当該曲は私が敬愛する椎名林檎さんが手掛けており、加えて大好きな声優の一人である林原めぐみさんが歌ってらっしゃる………嗚呼、なんという贅沢。盆と正月が一緒に、鴨と葱を引きずり回しながらやって来た感じです。とても妖しくて、淫靡な感じが満点な、あだるてぃ・そんぐです。
 副題にも挙げた通り、3人が集まると文殊の知恵が湧きます。ホントに湧くのかは神のみぞ知ることですが。では、4人が集まるとどうなるか………「阿呆」になります。しかも大変タチの悪い。
 事の発端は当人の「学校に漫画を持ち寄って、その場で読み回したい」というささやかな願望でした。口に出さなきゃいいものを、私、口に出しちまいました。しかも口に出した場に、奴等がいました、CLAMPクラスタ達が---。奴等はこう言いました「だったらCLAMPしばりで漫画DAYにしちゃおうよ」と。その場に居合わせた「あなや」の友人もこう言い添えました「それな」と。
もうこうなったら あゆみ が幹事になって実行するしかないじゃないか!言い出しっぺの法則に基づいて!(机ドン)
というわけで、やりました(開き直り)。学校でCLAMP祭り。もう卒業する学校での恥は搔き捨て、と言いますし(言わぬ)。揃ったメンツは かつーん嬢・えりこ嬢・CLAMP上映会にも皆勤賞でファイさんver.年賀状をフルオーダーした「あなや」の友人・あゆみの4人。全員CLAMPが絡むと阿呆かつ莫迦かつドMかつ変態になります。
➀品出し
あゆみ担当のCLAMPコレクションはこちら。巻数が莫迦にならない『ツバサ(以下略)』は3人で10册ずつの分担です。
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合計51册。もうどうにでもして……。因みに積み上げるの図は以下の通り。やっぱり『xxxHOLiC』は並べると極彩色で映えますなぁ。
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ざっくりとした測定ながら、その時点で高さ85㎝もあった……。いやもうこれ私の座高じゃないか……。これほどのレベルに達すると「1mなかった❤ラッキー❤きゃは❤」と思えてくる始末。
➁出荷準備
一泊用のコロコロトランクをスタンバイ。なんとかこれに詰め込もう→→→→→→無理だあああああ! の図。実際『xxxHOLiC』全巻入ってないし。否、入る予定でいたのに、存外『ツバサ(以下略)』豪華版(箱入り)10册の占める体積がおっきくて計画が破綻しただけです。結果、トランク+リュックサックにも泣く泣く15册くらい放り込んで、出発。
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➂大冒険の末、到着→→会場準備
相次いで到着。取り敢えずコレクションをずらっと並べる。やっぱり『X』は全巻揃えて背表紙にニヤニヤすることこそ醍醐味!と言わんばかりの えりこ嬢の手。
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以下、俯瞰図。
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ホクホクニヤニヤしながらも、「ほんと我等は阿呆よのぅww」「いやホント4年にもなってなにやってんだしww」「周りのww目がwwイタいww」と恥ずかしさと背徳感に胃が殺られそう……。しかし誰も「やめよう」と言い出さないあたり、4人とも欲望に忠実すぎる。
➃読む→→論ずる→→読む→(無限ループ)
ひたすら読む。各々ずっと読みたがっていた作品を漁る。特に人気だったのは『非天夢魔(『聖伝』の画集)』や『X』の最終巻など。ほかまだ貸し借りしていない『xxxHOLiC・戻』『ドラッグ&ドロップ』などが机の上を飛び交っておりました。そして時々
「ねえ、このキャラの性別どっちだと思う?」
と論争。いや肩幅が割と……とか、いや家臣たちの扱いが「姫」だろ……とか、いや胸肉が案外……とか、視線は漫画に釘付けのまま小一時間……嗚呼、ほんとうに下らない。だがそこがよい。
➄珍客数名
生協の前でこんなことを繰り広げていた所為か、さえこ部長や、あや嬢に遭遇。いや寧ろ当人たちが寄って来た。曰く「なんかすごいことやってる人達がいるな……(色々な意味で)すごいな……」→→「ちょっと見てみよう」→→(近づく)→→「うぇーいまじかよ知り合いじゃねぇか!!!なにやってんの!!!」と。ほか、全くの新顔が「CLAMPファンなんです」といって目を輝かせながら写真を撮っていったり。
そして我等は伝説となったのである………(※当社比)。
➅5限終了と共に撤収
いやーなにやってんだろうねーまったく阿呆だよねー、とお互いを罵りあいながら、充足感満タンのホクホク顔でお片付け。途中各方面から「う゛」「あばばばばばば」「ぶぁっ」「入れこのやろ」「おりゃー」「いっ……いっだっだだだだだだだ」などの断末魔が聞こえる怪しげな雰囲気。いや単純に詰め込むのに四苦八苦していただけですよ。
入らなくて。
往路は入っていたのにあれおっかしいなーーーーなどと嘯きつつ、ぐいぐい。結果、なんとかなりました。
かつーん嬢の努力跡。
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えりこ嬢余裕の荷造り。これら紙袋は分割払いの如くこまめに持って帰るのだとか。
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➆帰る
帰るのも一苦労。ただの一泊旅行よりよっぽど重いお荷物。もうこのトランク人殺せる……と内心思いながら帰宅。自分の足を4回轢きました。末端だけ轢死するかと思った……。そして、面白がる家族に言われるがまま体重測定。なんとトランクだけで16kg。
\そりゃ轢死もするわ/
➇筋肉痛
次の日にでてくれてよかった……なんて能天気に言っていられぬほどの痛み軋み。16kg(リュックサックは未測定ゆえ、推定だとそれ以上)のしっぺ返しがこれだよ!
というわけでこの度の阿呆4人組の活動報告を終わりに致します。この4人の大騒ぎはまだまだ続きます。次は聖地巡礼です。嗚呼、まだ右手が疼くぜ………。
 お相手は あゆみ でした。
 

無題 第48彈 ~ 五段活用 ~

♪上手く言葉にならない
あなたの秘密になりたい

aiko「合図」

2015年の初詣で「お手水忘れた……」と嘆いていた えりこ嬢が「今年こそ!」と意気込み、2016年の初詣に全力でお手水している一部始終を見届けました あゆみ ですお手水の全力恐るべし。手冷たくなかったのかしらん。
今回の歌詞載せはこちら、aiko「合図」です。こんなに可愛らしいヤンデレソングは初めて。歌詞が徹頭徹尾ヤンデレちゃんで、不気味さとか色々通り越して可愛らしく思えてきます。初めて聴いたのは11月末に行った「テレビ朝日 ドリームフェス」の時で、それ以来耳から離れず、今日に至ります。年跨いじゃいました。「あなたの秘密になりたい」って、すごく勇気の要る言葉だなぁとこの曲を再生する度に思います。他者の「秘密」という不確定で不安定な存在に自分を委ねてしまいたいという願望は、おいそれと口にすることが憚られるのではないでしょうか。いやぁ、「恋」とは理性羞恥心その他万物を凌駕する代物ですねまったく。
 
2016年になりました。然るべき方々に年賀状をお出ししました。ということは……はい。やりましたとも。
\年賀状テロ/
本年もネタを公開したく思います。昨年よりもフルオーダーの件数が増えたため、ちょっと時間がかかりました。ですが、クオリティーも多少は向上した気がします。
①ネタだし
今回使用した漫画たちはこちら。全部で8種類。半分CLAMP。IMG_1436
『血界戦線』は一般ピーポー向け、『長歌行』(薦めたらまんまとハマりやがった漫画)はかつーん嬢、『GATE7』(真逆のキャラ指名)はえりこ嬢というように、8種類ご用意。2015年同様、槙島聖護をご指名した友人①、ファイ・D・フローライトさまをご指名の友人②エトセトラエトセトラ……最早定番化したケースも。
②コピー
ベースの部分をコピー。実際は使わなかった原稿もチラホラ。今年は老眼が進んだため、B5サイズにまで拡大。大きすぎて画面に入らぬ。
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③漂白化
台詞をあとで貼り付けるため、該当のコマをまっしろにします。今年は極太修正テープを手に入れたので楽々。IMG_1438
④台詞の入力
登場人物たちに喋らせる住所・台詞を打ち込みます。やっぱり活字の方が臨場感が出るので。今年は出来る範囲で少年漫画風の振り仮名もつけました。
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⑤合成→手直し→完成
これが、こうして、こうして、こうじゃ!
❶ファイ・D・フローライト仕様 去年より盛装していて男前なファイ氏。
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❷槙島聖護仕様 キレイに出来すぎてなんかムカつく……。
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❸『GATE7』橘仕様(→えりこ嬢) 橘さんはマジツンデレ。最後にイケ面を半分以上ぶっちぎっちゃって堪忍。
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❹『カードキャプターさくら』仕様 嗚呼さくらちゃん…マイエンジェル……!
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❺モコナ=ラーグ=モドキ仕様 個人的には色ムラが心配ゆえ、黒モコナより白モコナの方が好き……。モコナ特有のへにょ字フォントが、これだとちょっとしか見えぬううううう。
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❻『長歌行』仕様(→かつーん嬢) 長歌さまマジ長歌さま。漢女(【オトメ】男前すぎる乙女)すぎてツライ。
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[一般枠]『血界戦線』仕様 結構上手くできていて満足度高し。
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❼デスラー総統仕様 今回一番反省点が多い作品。もうちょい総統を大きく出したかったし、住所も大きくしたかったですわ……2016年では失敗のないように…!
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⑥テロる。
毎年ぎりぎりですが、なんとか年内にポストへぶち込みます。大晦日の16:30をまわっていたことは、どうか内密にお願いしますよ?全体的には、概ね4~5日に到着したそうです。

が。

今年は1敗。デスラー総統が出戻りました。地球文明を滅亡に追いやる常勝の総統でも、21世紀の郵便システムには敵いませんでした。
 
 
新年そうそう、写真を大量投下した記事を失礼致しました。書いてるこちらも中々の苦行でした。指がサボタージュし始めたので、もうお暇致します、否、させてください。
 
お相手は あゆみ でした。

無題 第46弾 ~ ツンデレ扱イ シテクレテモ イイヨ! ~

 ♪ 肩が乾いたシャツ
改札を出る頃
きみの町じゃもう雨は小降りになる
今日だけが明日に続いてる
こんなふうにきみとは終われない

大江千里
「Rain」より

 我が家では「寒い」も「眠い」も全部「むーい」と言い表すため、「寒くて眠い」夜は「むーい」がゲシュタルト崩壊します あゆみ です、むーいむーい。
この時期になると、卒論を話題にしない方が寧ろ面妖しいほど、空気中の卒論成分が益々えげつない濃度になっています。百年館8Fに居たら、呼吸困難に陥るレベルです。死んじゃう。中にはもう提出を済ませた同期もいたりして、日に日に命が削られている気がしてなりません。前線で戦う戦士にでもなった心地です。でも4年間もあった学生生活の有終の美を飾るための一踏ん張りですので、頑張るっきゃない。
今回の歌詞載せは『言の葉の庭』のED曲から。映画の時は秦基博さんが歌っていますが、本来は大江千里さんが作られた曲です。シングル化されていなくて、アルバムにしか収録されていない隠れてしまっている名曲です。でも好き。映像が美しいことに定評ある『言の葉の庭』にぴったりな、丁寧で詩的な雰囲気が素晴らしい……こういう素敵な恋愛譚には、こういう素敵な曲がないとね!
 
本日ようやっと、教職科目の全単位を取り終わりました。長かった……、多かった……。それなのに一切卒業単位には含まれませんゆえ、報われないとはこういうことだ! 色々思うところもありましたが、ひとまず「あー!がんばったー!」というドーパミン効果がハンパないです。いやー、ホントがんばったわ自分。1限~5限なんてザラでしたし、5限に入る模擬授業が一番責任重大…という苦行でしたし、テストは大抵重量級のレポートの連続(三角木材の上に正座して重石を増やしていく拷問に喩えたことも何回かあったくらい)でしたし、卒論が佳境に入る頃から土曜日講義が始まったり…エトセトラエトセトラ。終わった瞬間、同じく教職課程を果たした かつーん嬢、さえこ部長と労い合いました。いやー、がんばったがんばった。
正直、「教育心理学」でCがついた時(悩みがないためか、悩みを分析する行為自体が意味不明だった)や、模擬授業で黒歴史を拵えた時には「もうやめようかしらん」と自棄になりかけました。教職の授業をサボろうかと企てた(だけで終わった)時なんかもあったっけな……。そんなこんな色々なことがあった教職課程でしたが、それでも資格取得が叶い、教職に奉職しようと決意するまでになったのは、友人たちの存在があったからです。\特に かつーん お前だあああああ/
しんどさから逃げて楽になることよりも、一緒に教員になろうとしている友人たちと離れることや、逃げたことで軽蔑されることや、切磋琢磨していた(と思いたい)友人たちに後れをとることが嫌で、心の底から嫌で、死に体でも這いつくばってきました。想像に過ぎませんが、ホントに脱落していたら、かつーんに
「まあ、個人の自由だとは思うけどね? 何で頑張れなかったのかなぁ? 一緒に頑張れると思ってたんだけど、残念だなぁ」
と諦めたことが発覚したその日に、目だけが笑っていない満面の笑みでお説教されていそうです何それ超怖い。
基本勉強はちゃんとやりますが、性根からしてイイ子ではない自分が、4年間脱落することなくやってこられただけでも、結構奇跡です。加えて、これから何十年と教職でおまんまを食べていくのですから、奇跡も奇跡、スーパーウルトラギャラクシーアルティメット奇跡です。1年生の、ブログ部員になったばかりの頃だったら、想像もできないでしょう。
色んな方々皆さんにお礼を言いたい気持ちですが、一番物理的なところで支えてくれた(お説教の怖さは何物をも超越しうる、何それ超怖い)かつーん嬢に。
 
あ  り  が  と  うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
 
免許状は卒業式当日まで手元に届きませんが、ひとまず2番目に重い課題が片付きました。あとは卒論を仕上げる、だけ……。言うのは簡単なんだ……。
 
 
お相手は あゆみ でした。

無題 第45弾 ~ 打撃系 ヨリ 粉砕系 ~

♪ 絶対!
運命!
黙示録!

「絶対運命黙示録」より

 神無月も無事過ぎ去り、やっとこさ霜月になってから今日まで、神様からの定例強制帰省土産がないものかと思っているのですが今年も頂戴できないと思います あゆみ です晩晩晩☆ 今月朔日、花束を贈って以来えりこ嬢と会えずじまいです。寂しいぞ。個人的にはお礼より感想を聴きたいと、切に願っておりますが、その結末や如何に。彼女に会えるか否かは置いといて、実は贈った花束には「裏テーマ」が存在していたことを、この書面で暴露したく思います。いやいや、単純にフラワーアレンジメントを手掛けてくださった店員さんと、えりこ嬢好み(推測)の花束に仕上げるために相談 → 盛り上がっただけなんですけどね。「洋物より和物」「真紅よりボルドー色とか緋色を着ている印象」「ビジューよりはパール派っぽい」「古典派」などのネタを仕込みまくった結果、裏テーマは「雅~くたばれ光源氏~」になりました。あれだけ暴走したけれど、我ながら上手くまとまったと思います、よ?
今回の歌詞載せは「絶対運命黙示録」より。そのまんま。こちらは伝説的アニメ「少女革命ウテナ」の主題歌……というかイメージソングというかBGMみたいな………なんだかよう分からん立ち位置の曲です。歌詞も曲調も、前衛的で独特。一度聴いたら忘れられません。多分子どもが聴いたら、泣く。ぼろっぼろに、泣く(私は泣いてない、断じて)。そもそも、この「少女革命ウテナ」自体が全体像と主旨を掴みにくいアニメなので、曲を聴いても本編の内容は1㎜も理解が進まない、気がします。でも、その分かりにくさゆえに放り出せないアニメのように感じています。---しかしながら、この曲の恐ろしさはカラオケでこそ発揮される、と云ってしまって過言ではない。そう、この曲はカラオケなしには語れないのです。
終わらないんです、この曲。
いや、終了はするんですけど。音楽がフェードアウトするまで、ずっと狂気じみた(← 褒め言葉)歌詞(もしくくしもしもくくもしもしくしくも……)を何回も繰り返す、という「人間としての真価」が問われる作品なのです。途中まではビートも効いてて、手拍子とかタンバリンの伴奏もできるのに、この歌詞を繰り返す時は自分の声しか聞こえない………その時の「まだ終わらない」攻撃は中々に耐えがたい。。。。
さてさて!今回は愛すべき雑司ヶ谷・鬼子母神エリアについてお話したく思います。焦点を当てるのは、行きつけのお店や定番おさんぽコースではなくイベント☆ ひと月に一回行われる「手創り市」をご紹介します。月イチ、鬼子母神内やその周辺(路地や公園など)で、ハンドメイドの雑貨や焼きたてパン、食品などなどが一斉に売りに出されます。これが可愛らしいのなんのって。ハンドメイドならではの温みや歪みが、購買者の食指と情に訴えかけてくるのです。何でも欲しくなっちゃいそうで、自分を律するのも一苦労ですね。そもそも、雑貨や小物の類いが大好きな性分ですので、こういう場は理性が吹っ飛びそうで……。来店する度に「神保町いちのいち(最近開店した、三省堂の雑貨屋さん)」「arenot(ルミネ池袋の6F)」等好みの雑貨屋さんの中心で発狂しているのがいい例です。それに加えて「ハンドメイド」ですから、もう流されちゃえという心地です。
他にも、古書市が併設されるのでそちらも楽しめます。ご本人の発言から、あゆみが長年ファンである某漫画家さん本人が出店していることが判明したり。いつも胸がときめく、を通り過ぎて轟いているようなイベントです。
今年、行けていないんですけど、ね☆
雨天中止なので、行ける回に限って荒天なんです。今月とかはまさにそれ。朝は雨 → 正午になって晴れてきた時にはもう、両目がジト目になっていましたよ。それの他、月イチのチャンスが野暮用で潰れたり、緊急で予定が入ったり。もう鼻水ですら涸れました。涙は元々所持していませんので悪しからず。
 
 
これら血の滲むような記憶を踏まえ、来月のラストチャンスに挑みたいと思っています。でも、今から予定が入りそう………。泣きたい……。
 
 
お相手は あゆみ でした。

無題 第44弾 ~ 仮装スル ナラ 給食当番ミタイナ『鬼灯の冷徹』ノ白澤 ~

 ♪ talking 君と話がしたいぜ
夜明けよ、もう少し待ってくれ
ルージュの魔法にかけられていたいぜ
talking 君の話を聞かせて
夜明けよ、まだ待ってくれ
ダービー・フィズの炭酸が抜けていく

KANA―BOON
「talking」より

 
読者の皆さまとお話がしたいぜ あゆみ ですトリックorトリック☆ 今日は南瓜を面白可笑しく祭り上げる狂騒フェスティバルだったらしいですね。お菓子よりも可笑しいことの方が好きなので、仮装して練り歩く老若男女の方々を画面のこちらから生温かく見守っています。チラホラお見かけする完成度が高い仮装もといコスプレは、最早芸術の域に達しているのではと思う今日この頃です。
今回の歌詞載せは最新鋭……今期のアニメ「すべてがFになる」OP曲「talking」を採用。OP映像も近未来チックでスタイリッシュなんですけど、この曲のPVも同じくらいカッコイイ。真賀田四季をオマージュしている(と思われる)姫カットクールビューティーさまが耽美で素敵。舞台背景も素敵。色々な要素が素敵で、マグロ顔の谷口鮪氏が赤身から大トロにグレードアップして見えてくるほど。これは重症だ。
少しだけ意見具申したいことに、今回のリリースの為に以前の完成段階からいくつか修正が加えられている箇所がありまして。。。引っくるめるならば「小田急線沿いを歩くのやめちゃったの……?」「ウィルキンソン嫌いになっちゃったの……?」「ラークの煙に包まれたくなくなっちゃったの……?」といった疑問がモクモク。でも、修正されたことで「すべてがFになる」の世界観が注入された(ように思えてならない)ため、なんだかウットリ。曲を聴く度に「ルージュの魔法って、あの《RED MAGIC》のことでしょっ!!」と一人興奮。鼻血が止まらない。原作『すべてがFになる』で、章名が色づけされているのに合わせて、アニメでも提供がでているときの背景が放送回の章名に倣って着色されている! 作品のファンがスタッフの中にいて、ちょこちょこ小ネタを仕込んでいるに違いないと、私は信じています。
 
 
去る22日、ブログ部の顔合わせ会がありました。
\何故いつもの面子しか、集まらないのだ………!/
私には「もう訳が分からないよ」状態ですが、今回も さえこ部長・あゆみ・かつーん・あや・よしでん・ひろな・せきね の7人がしけ込みました。なんだろうこのホーム感。ほぼ実家のノリ。最初に入ったファミレスで、柄にもなく自己紹介をしたあと、花札合戦を繰り広げる始末。もう色々なことをすっ飛ばしているよね! 普通もうちょっと距離を取ったり、会話を楽しんだりするはずではないだろうか。似た者同士が一本釣りされて集まっている集まりだと 女子会 < 寄合 になると、悟りました。\でもこれがブログ部/
皆さまの想像に難くないと思いますが、この後のカラオケは通常営業。前回のような大爆笑・大爆発・拍手喝采。
よしでん嬢が前回と同じ「恋愛サーキュレーション」でラップ熱暴走したり。
あや嬢が「気遣いマスター」を起動させて盛り上げ曲を歌うことに徹したり。
せきね嬢が「木綿のハンカチーフ」を序盤にぶっ込んできたり。
さえこ部長がイケメン人格を降臨させたり。
ひろな嬢があらゆる曲をハモろうとしたり(誰も主旋律を歌わず叫ぶ一方で不発に終わったり)。
かつーん嬢が持ち前の萌え声を童謡(?)に駆使したり。
あゆみ がほぼモブキャラと化していたり。
他にも、あや嬢が途中で「大入」ポチ袋を配り始めたり、よしでん嬢が(やっぱり)不気味な図工を始めたり、コーンスープがドリンクバーになくて全力でぷんぷんしたり、曲をフルで聴いたことがないのにとりあえず予約(確信犯)してオロオロ→気づいたら全員で大合唱していたり、全員大合唱なのに誰も正しいメロディが分からず変な不協和音になったり、さえこ部長が腹筋をこじらせてプルプルしながら3分間何も発言できないほど重症(重傷?)を負ったり……エトセトラエトセトラ。
唯一の心残りは、くるくる言いつつ来られなかったタンバリン芸人奏者 もえ嬢の勇姿を再び見られなかったことでしょうか。よって、22日以降 あゆみ の腹筋の被害は軽微です。思い出し笑いは年齢によっては命に関わります。寿命が延びそうでよかった。
 
因みに、次回の顔合わせはさえこ部長ではない別の●●嬢がプロデュースする予定。今から恐ろしい……私の腹筋、耐えられるかしら……。
 
 
さて、明日は我等がえりこ嬢の晴れ舞台です。今まで観にいっていないことが心苦しかったのですが、その分とても楽しみで仕方ありません。花束とかどうしようかな……。記念に残せるプリプリなんとかフラワー(※プリザーブドフラワー)とかでもいいかしらん……。やっぱり王道のピンクとか、ピンクとか、ピンクとか、ピンクとか………ピンクとか? 考え出したらキリがない模様。あとは寝ながら考えます。
 
 
お相手は あゆみ でした。

無題 第43弾 ~ 屁理屈 モ 理屈 ノ 親戚←最近 ノ ツボワード ~

 
♪ まるでバクダンを抱えた 君は未来のパイロット
高速スピーカーで目一杯 世界に警報を鳴らせ!
君のとなりにいるその人って
ホントに君が思うような人ですか??
スガシカオ
「午後のパレード」より
 
 
戦場帰りの あゆみ です。敵将の首級を獲って、血みどろになりながらも生還することが叶いました………あーよかったぁー。
 
今回の歌詞載せは「xxxHOLiC」の歴代主題歌全てを担当されているスガシカオさんのヒット曲「午後のパレード」から。曲のハッピー感もさることながら、PVで一斉に踊るバックダンサーの底抜けお茶目感がなんとも素敵で。ついでにスガシカオさんがぷりちーなピンクシャツ着ちゃっていることも可愛らしい。余談ですが、最前列にいる方が知り合いに似ているように思えて、他人とは思えない曲です。………よく考えてみたら、この曲初っ端から「夏うた」だった。
 
 
序章でも書きましたが、もう一度。
 
戦に勝ち残りました!!\ヤッター/
 
無事就職、というか春からの身の置き場が出来まして、親戚一同どんちゃんさわぎ(←「平成狸合戦ぽんぽこ」の狸に酷似)です。あとは教職単位を回収して、卒論関係をキメるだけ☆(言うのは簡単☆)
なのですが―――――それ以外にも、いろいろとやりたいことと、やるべきことがあります。なかでも、やるべきことは私個人の力でどうこうできることの方が少ないので、早速取りかからねばなりません。
➀手続きその他(法務局行ったり…役所行ったり…大学に申請したり…。あ、九段会館(法務局の斜向かい)は滅茶苦茶格好良かったです…帝冠様式は正義……)
➁体得すべき技能の数々の習得(思いついただけで、AED講習や応急処置、アレルギー関係の対処などなど)
➂身支度関連の用意(所謂“お仕事着”を一、二揃い……柄とか丈とか、気をつけることはいっぱい)
➃大学関係の整理(自宅机が……大学の資料やらなんやらをどうにかしないことには……あ、また崩れた)
なかでも➁はあちこちに申し込んだり教えを請いに行く必要があるので、半年の「もらとりあむ」をナメてはいけませぬ。AED講習は案外空きがなく、特に大変でした。自分で想定していたより1ヶ月先に受けることになってしまいました。ちょっと行動を起こすのが遅かったみたい……しょぼんぬー。
 
ゆえに、最近は泡を吹きながらセコセコ動き回っております。能の鑑賞とか読書とか博物館めぐり(春画展が私を呼んでいる…)は暫しお預け。
 
お楽しみイベントが激減のため、今週末の目白祭物見遊山と、来週の顔合わせ会がとっても楽しみ。噂では例の波状攻撃コンビ(もえ嬢とよしでん嬢)が両者揃って参戦するらしく! 今からいつでも腹筋を崩壊できるように! ちょっとなんか頑張ろうと思います!
 
 
お相手は あゆみ でした。

無題 第42弾 ~ ズレテ良イ ノハ オ前デハナイ ~

♪ ガラスの靴で踊るミモザ
金色の甘いキスを
連れてゆくよ 君がいれば
きっと最後の恋さ
ゴスペラーズ
「ミモザ」より
 
秋めいた雰囲気になってきましたね胃袋も別腹も、決戦の時に備えて日々訓練を怠ることなく迎撃ローテーションをこなしております あゆみ です「食欲の秋」ほらしっくり。春でもなく夏でもなく秋であることが、この常套句の真骨頂であるように思える今日このごろです。私は嫁になっても秋茄子を食べていたい系女子ですので、今からエンゲル係数計算に余念がありません。
前回の投稿以来、読者の方々から感想をお聴きできる機会に恵まれました。三者三様、三賢人(×2)の列挙が意外だとか、五大偉人の残りを知りたいとか(澁澤龍彦・野村胡堂・泉鏡花・夢野久作・尾崎翠………偶に、岡本綺堂やら海野十三やらを参入させたくなったり、ならなかったり。その日の気分による)、マニアックすぎて一瞬目をそらしたとか、以前挙げていた夢枕獏はどうしたとか。感想をお聴きして、自分の趣味嗜好がどれほど偏っていたのかを再発見した心地です。何というか、ママンというよりも叔母の影響でしょう、多分。本の趣味がマニアックであることに定評がある叔母は、姪が読書友だちになり得る器だと察知するや否や、段ボールいっぱいの読了・積ん読本を私の学習机に置き去りにするような「面白がり屋気質」で、私を超える享楽主義者さんです。あ、絶対に影響を受けたこと間違いないわ。
 
 
で、今回の歌詞載せ。 あゆみ の好きな歌番付で、4位を圧倒的に突き放した3位に入賞。銅メダルです。2004年の歌だそうで、 あゆみ がまだ小学生だった時分に初めて聴いて、スピーカーに耳紋の跡がつくほど聴き続けていた記憶があります。夕暮れになるとこの歌を聴きたくなるのは、決して夕ご飯にミモザサラダを食べたいからではありません。悪しからず。デビュー当時からママンがファンで、音楽番組を今よりもマメにチェックしていたからか、発表される曲を割とタイムリーに聴いていた、数少ないグループです。数ある曲の多くが王道ラブソングですが、この「ミモザ」はそのなかでも断トツに甘い気がします。うん、甘い。黒蜜とかアイシングっていうレベルじゃなくて、糖蜜かけた上にまた砂糖をかけてキャラメリゼしてやったぜ感がありありと………。こんな歌詞をサラリと書けてしまう安岡さんは、当時でも今でも変わらずにファンになっちゃいます。自分の結婚が何時の日か叶うならば、この曲を聴いて祝福されたいなぁ……なんて思ったり。実際に披露宴やらなんやらで、この曲を希望されることがあると、耳にしたことがありますし。
 
 
でもって、本題にいざ進まん。今回は「靴」と「骨」について。痛くてイタイおはなし。
ご存じの方はいらっしゃるかしらん………あゆみ は結構体格がよく、170㎝という天高くそびえるような高さを有しています(これでも よしでん嬢より小さいという驚き。わーお)。ゆえに、ヒールの錯覚効果にあまり頼ることなく大学生活を終えようとしておりました。日頃愛用している靴は「Dr.Martin」というパンクでロックであり、その反骨精神が最高にキャッチーな、安全靴一歩手前のブランドですし(8アイホールと呼ばれるミドル丈の編み上げブーツが、一番有名だと思います)。安全靴一歩手前 = ヒールも華奢さもない靴ですので、可愛らしさを靴に求める方とは無縁と云えます。そこが大好きなポイントなんですけど。女子高生の頃、『装苑』の記事で一目惚れし、大学入学祝いにねだった8アイホール(黒とネイビーの2足)を皮切りに10足前後を常時履き回すほどの愛用者になりました。ママン曰く「自分で手入れするようになったし、壊れそうもない靴だから多少高価でも許す」そうで、毎年誕生日に1~2足を買い足してもらっています。ありがとうママン………!
閑話休題
ここまで惚れ込んでいたブランドがあるのに、浮気をしたバチが当たりました………。私ではなく姉(お馴染みの準レギュラー:ともちゃん)が贔屓にしている靴のメイカーさんで、買い物に付き合っていた時「なんかこいつかわいい」と手に取ったサンダルが、私の人生のターニングポイントでした……(大袈裟)。黒と銅色の華奢なエナメルストラップが何とも誘っているようで、しかも4㎝のヒールつき!ヒール素材が麻なこともポイント高い! 今までのヘビロテ靴たち(黒い・ラバーソール・皮革製品感すごい・ごつい)と同じ黒なのに、守ってあげたくなるような黒で、思わず買ってしまいました。セールだったこともまた、理性を吹っ飛ばす一因だったことは言うまでもありません。
\惚れた結果がこれだよ/
自分が今まで、無意識にヒールを避けていた理由を思い出しました。
「そうだ………私、骨がズレるんだった………。」
ヒールを履き続けると、右足人差し指の第二関節が地面と接触するほど、骨がズレるんです。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。
レントゲンを撮っても原因不明で、お医者さんからも「(8アイホールを指しながら)それでいいじゃん」と言われたほどの脆弱骨格(末端限定)。高校の頃ファッションショーが終わって(8㎝ヒールを履いてランウェイを歩いたもんで)すぐに痛み出して、それ以来ヒールを自粛 → Dr.Martinに貢ぐようになった = 問題のすり替えが起きていたようで、ヒールを履かなくなる根本的な要因を忘れていました。で、その結果「骨がズレた」と。なんの報いだよっ!
 
 
というわけで、めでたくそのエナメル可愛いヒールサンダルは魔方陣を書いて封印する結果と相成りました。
めでたくないめでたくない。
 
 
お相手は あゆみ でした。

無題 第41弾 ~ キセイ ハ アゲルモノ ~

 
♪ 新茶摘まないつまらないやつに用は無い
かけた茶碗を3回まわして踊るトゥナイ
大事な問いかけに
俺はお茶を濁したまま
明日を掴み取る
千利休
水曜日のカンパネラ
「千利休」より
 
 2015年夏期アニメがそろそろ一斉に最終回を迎えることに気づき、奇声をあげてそれを阻止しようと画策しております あゆみ ですとれびあーん。考えてみたら、4月始まりの半年クールのアニメ(「境界のRINNE」「アルスラーン戦記」など)も、一斉に最終回なのだ………かなしい。秋アニメに一筋の光を見出してはいる(「おそ松さん」「緋弾のアリアAA」「ノラガミ~ARAGOTO~」は楽しみ)ものの、さびしいものはさびしい。もう通年で安心して観ていられるアニメって、戦隊ものか「名探偵コナン」くらいなのではあるまいか……。更に考えを巡らせていたら、春アニメで大好評だった「血界戦線」の最終回が、未だ放映されていないことに思い当たりました。そうだ、私の中では、まだ春も終わっていなかったんだ!! スタッフさん頑張れ!! まさかの劇場版になっちゃったとしても軍資金はたいて観に行ったげるから!!
 今回の歌詞載せは、J―POP界の異端児「水曜日のカンパネラ」が歌う「千利休」………うん、「千利休」。彼が築き上げた茶の湯文化と、昨今の緑茶・抹茶ブームをテンポよくラップにまとめた、面白い歌です。すごく、よしでんっぽい歌です(無断記載ごめんよ、よしでん嬢)。人名を冠した歌は他にもあり、「ナポレオン」「マリー・アントワネット」「桃太郎」「竹下夢二」などなどなど。一度ハマるとなかなか忘れられない、耳をハイジャックする方々ですね。特に、主演・歌唱担当:コムアイさんは、某オークションのCMで目が釘付けになるほど、インパクトがある御仁なので、MVも見逃せません。「千利休」は特にMVも合わせて楽しんでいただくのが、適当な様式美だと思います。
 本題。他人様に自分をアピールする時に、「趣味は読書です」と言うことが常套句になりました。時間の関係で、そこから先にツッコまれることはないのですが、いざツッコまれた時を妄想したときに、あまり情報を整理できていないことに思い当たりました。何度か読書ネタは出していますが、自称「乱読家」の名に恥じないよう、ちょっと脳内を整理しつつ、読者さまにお伝えできたらと思います。ネタは3つ。
➀「最近読んだ本」
最近あまり読書に励めていないため、「最近読んだ本」は4ヶ月ほど前になってしまう………忍びない。『虚空の逆マトリクス』→『夢違い』→『茉莉の空想旅行』→『夜の底は柔らかな幻』→『鱗姫』→『弱法師』→『思い出の時修理します』→『玩物草紙』→『あわせ鏡に飛び込んで』という順番で、記録がとってあるのは確かですが。最後の本:井上夢人『あわせ鏡に飛び込んで』を登録したのが5月15日かぁ。ちょっと真実味に欠けますね。
➁「一番好きな作品」
即答。山尾悠子さんの『ラピスラズリ』です………2015年の現時点では。装丁が美しいことも力説できますが、「幻想小説」の名に恥じぬ、儚げなのに万華鏡のように表情を変える作品だと、他人様に自信をもってお薦めできます。大金(¥4000近く!)はたいて、永久保存版(箱入り)を手に入れてしまった(理性が働かなかった)り、本棚に入れられず手元に置き続けて何度も読み返すほど、大切な作品です。
➂「一番好きな作家」
これは難しい。あゆみ の脳内には三賢人と渾名される、男女別三大小説家が設定されております。新刊がでたら是が非でも読む、という中々厳しい選考基準を勝ち抜いたお三方(×2)です。女性は上橋菜穂子さん・小野不由美さん・桜庭一樹さん。男性は京極夏彦さん・米澤穂信さん・嶽本野ばらさん(←最近、森博嗣がとってかわりそうであるが)。他にも、シリーズもので追いかけている作家さん(化野燐さん・高田崇史さんなどなど)や、五大偉人という扱いをしている作家さん(渋澤龍彦さんなどなど、もう亡くなっている方々)のカテゴリーも存在しております。
でも、一等好きな作家はこの方々ではない、のです。ここまで書き連ねておいて何たる裏切りか!という感じですね、すみません。でも、唯一不可侵である「一番好きな作家」という称号は、この方に。
\服部まゆみさん/

 友人に言ったら「誰だそれ」と言われました。確かにごもっとも。あまりベストセラー作家とはいえないマイナーな方です。否、「でした」と申した方がいいのでしょうか。少し前に亡くなられた方なので……私がこの方の作品に初めて触れた時にはもう、鬼籍に入られていました。
 幻想小説であり、ミステリ小説でもあり、歴史小説のような側面もあり、という読めば読むほど、彼女の術中にハマっていく恐ろしさは、初読してから何年か経った今でも忘れることができません。文章は読みやすいのに、想像以上の情報が含まれている上、読者の度量を試してくるような悪戯心や、ふとした時に感じる凄味に翻弄されて、読み進める=溺れていく、酸素が足りなくなる感覚に陥ります。なかでも『この闇と光』という直木賞ノミネート作の読了感には、筆舌尽くしがたい、読んだ人にしかわかり合えない「何か」があります。最近新装版が出たんですけど、今ではほとんど在庫がない状態だと聞いたので、お早めに。
 この方の作品は、他にも幾つかございますが、共通して「美術品がでてくること」が挙げられます。とりわけ絵画への言及が多いです。なんでだろうと、挙げてあった絵画の画集の頁を繰ったりして考えたこともありますが、答えは案外近くにありました(いや、見落としていた私が阿呆なだけだ)。服部さんの本職は芸術家なんだそうです。版画がご専門で、そちらの業界では有名な方なんだとか。一度だけ作品を拝見できた(らしい)のですが、「作家の服部さんだ」という認識がないままに見過ごしていたので、正直目からこぼれ落ちたまま、忘れてしまいました。嗚呼、勿体ない。
 閑話休題。美術に造詣が深いと、文章へのアプローチも多少変わっていくのでしょうか。初めて『この闇と光』を読んだ時「これ、読んだことない」という新鮮さを感じたことを、よく覚えています。一度心を奪われると「責任とれ」と言わんばかりに作品群を読み漁る悪癖が功を奏したのか、絶版になる前に、服部まゆみ作品群を大方読了することができました。ですが、数年経った今日では入手することが難しい作家さんのお一人になってしまいました。BOOK OFFには絶対ありませんし、「日本の古本屋」にも挙げられることは少ないです。………しょぼん。
 いつになく、ちゃんと真面目に投稿してみました。夏休みが夏休みとはいえない有り様なので、そろそろ活字への禁断症状がでてきた反動なのかもしれません。今はPC画面に映る字でさえ、心ときめくものに見えてしかたない。早く紙の本を読める生活に戻りたい………。
 お相手は あゆみ でした。