シール交換🍀

まいますです💟

近頃、身内ではやっているものがあります。

シール交換です。

低年齢向けのバラエティショップにいくと、キュートなデザインのシール帳がたくさん!

そこから好きなものを選び、かわいいシールをどんどん貼っていきます。

先日は同じくシールを集めている学科の友達と、お気に入りのシールを交換し合いました💓

プリキュアや動物、かわいいキャラクターのシールは見ているだけで若返ったような気持ちになります!

昨今の平成ブームで巷には懐かしくてかわいいものがいっぱい溢れています!

流行りは巡るものだとよく言いますが、本当にあのとき好きだったものが再びブームを巻き起こしていてびっくりします笑

水にとけるメモとか、香り付きのメモとか懐かしい👀♡

かわいいグッズがあったら教えてください!

では!💟

古典文学のおもしろさ(中古編)

皆さんこんにちは。みちこです。

さて、私は現在とても多忙の毎日を過ごしておりまして。日々PCと向き合いながら資料を作り、移動中にはLINEで連絡しまくり、みたいなとんでも生活を送っております。

1週間の間に4つの案件を掛け持ちし、奔走していたことに対して心配の言葉を頂きますが、ここで改めて弁解しておきます。

「私は平均5時間は寝ております!!!!!」

なので大丈夫です!タイピングが早くなり、思考回路も早いせいなのか、そこまで時間がかからずに仕事を処理できているので本当に心配ございません!!!!

多方面で心配してくださっている皆さま、ありがとうございます!何かあったら頼らせていただきますので、その際にはよろしくお願いします!(この場を借りすぎている)

というわけで、来る6月15日には、第1回オープンキャンパスが開催されます!

私も様々なところで奔走しておりますし、もちろん他の皆さんや先生方もお忙しいところご協力いただいておりますので、そんな我々精鋭部隊が準備をした渾身のブースをお楽しみください!

 

お申込みや詳細はこちらより!↓

https://www.jwu.ac.jp/unv/admission/open_campus/2025_0615.html

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さて、去年も同じ時期に似たような記事を書いている気がしますが、今回はもう少し「古典文学」に視点をおき、かつ自身も書くことになる「卒業論文」について、あらかじめ思いを整理できたらな、などという魂胆で記してみようと思います。

高校生の皆さんが、大学生になるイメージを少しでも想像できたなら嬉しいです!

それでは始めます。

 

 

私が古典文学にこんなにハマったきっかけは、本学の古典文学に関する授業でした。

当時日本語学を専攻しようと思いながら入った大学内では、「日本語学が難しいな!」と思うことがあり、あえなく専攻とすることを断念。面白さよりも難しさが勝ってしまった私の心中にぼんやりとあったのは、「『更級日記』への興味」でした。

そんなほんの少しの興味から取ってみた授業が、「中古文学史」でした。

こちらは本学専任の教授による授業で、「中古」とは時代区分的に「平安時代」のことを指します。

平安文学といえば古典文学の宝庫!『伊勢物語』や『源氏物語』のみならず、日記文学も充実しております。

『源氏物語』作者の紫式部が書いた『紫式部日記』、よく紫式部と対にされる清少納言の書いた『枕草子』、少しマイナーなところだと『更級日記』作者である菅原孝標女(女と書いて「むすめ」と読む)が書いたとされる『夜の寝覚』などもあります!

仮名文字(現在のひらがなの原型となった文字)で書かれた文学ということで、これらの文学は「仮名文学」とも呼ばれますが、平安時代とはそういった文学が花開いた時代です。

じゃあこの時代のこの文学の何が面白かったのかと言いますと、理由は単純です。

「知らなかったことを知れる」からです。

 

では何を「知らない」のか。

---皆さんは、高校までで学んでいる古典がどれだけ「正しい」ものだと思いますか?

実は高校までで教えられている古典の解釈は本当に一握りでしかないのです!

私が高校生の頃、古典の授業は単語を覚えて、文法を覚えて、この文章の意味はこういう意味だと定義する、そんな空間でした。この空間を私は、古典を好きになる「きっかけとしては」十分だと感じていました。しかし、古典を「単語や文法を覚えるだけの機械的な科目」のように捉えていた節があり、完全には古典の授業を好きになれませんでした。

ただ一人、先生で楽しそうに古典の解釈を話してくれる先生がおり、その先生の授業は好きでした。

その先生は高校2年の時に私のいたクラスを担当して下さっており、そこで私は『更級日記』で作者が『源氏物語』を読みふける、あの有名な場面を学びました。

その時、私は初めて『更級日記』の存在と、「古典の世界にもこんなオタクがいたんだ!」と感動することとなります。

このことが大学入学時までずっと引っかかっていたので、私は中古への少しの興味を手に、「中古文学史」の授業を聴いていました。

 

その結果、まあ面白いこと。高校までの授業とはまるで大違いです。一つに解釈を規定するなんてことは絶対にせず、これまでの研究の中で複数の解釈がなされていることを提示しながらなされていく授業展開。高校では教わらなかった平安時代での常識やエピソード。本当に知らないことばかりなんだな、と思わずにはいられませんでした。

 

そんな世界をもっと知りたくなったからこそ、私は2年生に上がってから中古(平安文学)の「日記文学」へと舵を切り、そちらへの興味を深めようと思いました。

なぜ日記文学に興味を持ったのかは、いわずもがな、記憶の中にずっと残っている『更級日記』への興味からです。

この時は、なんとなく卒業論文を『更級日記』で書く予定でいました。

 

そして念願の2年生。履修登録のタイミングで、「中古の前後の時代も知っておいた方が学びが深まるだろう」と思い、中古を軸に据えた履修登録をしながら、その前の時代である上代(『万葉集』や『古事記』などが書かれた飛鳥~奈良時代のこと)や中世(鎌倉~室町時代のこと)の文学も勉強しようと思い、さらに「漢詩の引用がなされている文学もあるから」という理由で中国文学に関する授業も取りました。

 

今こうしてあげてみると中々全部盛りしたな、と思いましたが、後悔はありません。

日本語学で唯一興味を持った分野に関する授業も取り、相変わらず日本語学への興味も薄れておりません!2年次はあらゆる可能性を考えて、様々な分野の授業を取りました!

 

ということで次は2年生の話へと移っていくのですが、長くなってしまいましたので、ここまでとします。

次回はなぜ私が中世文学へと足を踏み入れることになったのか、そして現在の私の興味はどこへあるのか、その源を自分自身が把握しておくために綴ろうかなと思います!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

鑑賞Days

どうもー!
久しぶりの運動をして気分晴れ晴れのいのり🧸です。

最近舞台をたくさん観たので、充実した日々を送っていました!
その一部をみなさんにお見せしようと思います〜

座席についてよく言及しているので参考になれば嬉しいです
長くなるので気になる項目だけでも下をクリックして読んでください!
↓↓

1Days:『美女と野獣』(劇団四季)

1週間前くらいにふと思い立ってチケットを取りました。
直前になるといい席は埋まっているので一番安いC席(バリューの時期に行ったので5,500円)です!
↓色🟥をつけたところです!まあ端っこなんですよね、、、

しかし、安いからって、端っこだからって侮ることなかれ!!

実はC席の前1列はB席、その前はすべてS席ですから、遠いのに高い!
ということで後ろの方を購入する人が少ないのです

そのため視界良好遮るものなし
しかも、後ろの方がいないので少し前屈みになってしまっても問題ないのです!!

まあ、遠いのは否めません。キャストさんの表情を見るならオペラグラス必須です。
それに、端っこですからどっちの意味でもすこーーーし見切れがあります。

参考に、上映前に席から撮影したので舞台までの距離感を体験してみてください〜↓↓

まあ欠点も挙げましたが、何より安い!
値段以上が価値はあります!

アイコンのテディベア

気をつけて欲しいのですが…
C席の方はリピーターに人気で結構埋まりやすいです!
B席よりC席の方が取るのが難しいとか、、、私はラッキーでした✨

2Days:『マクベス』
(彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd)

半年ほど前、
シェイクスピアは知っていたほうがかっこいい
というしょーもない理由から『ヴェニスの商人』を観劇し、戯曲を読んでみました。

それからというものシェイクスピアが気になってしまったので、
ずっとずっと楽しみにしていた舞台です。

なんとなんと!!
座席が前から4番目!!!!

『マクベス』は今も上演中でネタバレになるので言えませんが、
私の席は演出を最大限に楽しめる場所で、もう本当に最高でした!!!

俳優さんの表情を目の前に観れたので、マクベスの葛藤・狂っていく様子がダイレクトに感じられて幸せな時間でした〜♡

私は『マクベス』を見るためにSAFメンバーズ入会したのでいい席だったのかもしれません、、、
年会費はかかりますが、2,000円支払うだけでチケットが7,000円割引されたので入るっきゃないです!

先行抽選先行予約もできるし、チケット発券手数料無料だし、
優しすぎません??

彩の国シェイクスピア・シリーズ2ndはまだまだやると思うのでメンバーズは更新するつもりです!

私的には『ロミオとジュリエット』が観られたら嬉しいな〜
戯曲は読んだことがあるのですが、舞台は見たことがないので美しい言葉たちにどんな命が吹き込まれるのか見てみたいのです〜♡

3Days:『アラジン』(劇団四季)

またまた来ました「劇団四季」✨
ディズニーもミュージカルも大好きな私は、劇団四季はドストライクなのです!

先日の『美女と野獣』を観たあと、また劇団四季を観たくなりすぐ予約サイトを開きました。
そしたらなんと前から5番目の席が空いているじゃないですか…!

位置は右ブロックの通路側でしたが、電通四季劇場[海]は左右の座席が斜め内側に向いているので、
左右ブロックの通路側は誰の頭も被らず観やすいのです!!!

そんな場所が空いているなんてなんて幸運
即予約しました!

アイコンのテディベア

S席なので高いですがしょうがない、、、
お財布には痛いですがいいものを観るためにお金は惜しみません、、、🥵

↓↓舞台から近くてキャストさん達のオフマイクまで聞こえちゃいました!

舞台化するのにもっとも難しそうなジーニー完成度が高くて最高でした!!!
これは何度も観たくなります。絶対また行きます!

4Days:『白鳥の湖』(K-Ballet)

『くるみ割り人形』以来、2回目のバレエ鑑賞

今回は学生席を利用しました!

・1枚4,000円
・座席指定不可→当日窓口にて指定席のチケットと引き換え

もちろん席は天井でした。1番上1番後ろ格安だからしょうがない、、、

ですが1つ発見が!

舞台を上から見下ろすとオーケストラが見えるじゃないですか!!
キャストさんを見ながら指揮棒を振り、音をピッタリはめているところ、かっこよかったです。

前回はS席だったのでオーケストラを見る発想がなかったのですが、こんな楽しみもあるなんて…!

たまには冒険した席もいいものですね〜

5Days:『か「」く「」し「」ご「」と「』完成披露試写会

なんとなんと!
人生で初めて試写会に応募して、
人生で初めて当選しました!!!!

この試写会はキャストさんが舞台挨拶をしてくださるものなんです。
そんなものに当選してしまうなんてが巡ってきています!!!

私は”図書室からのお知らせ”で見つけた新潮社さんが募集のものに応募しました!
登場人物であるパラ宛てに熱烈な想いを長文で送ってしまったのですが、その想いが届いたからなのでしょうか!
当選のメールを見たときは帰り道ひとりでスキップしてました〜〜♪

もともと住野よるさんの小説か「」く「」し「」ご「」と「ファンでもあり、最近Aぇ! groupファンになった私にとって、制作秘話が聞けて映画も見れる至福の時でした〜♡

原作好きにとって実写化は地雷でしかないのですが、
この作品は(めずらしくと言っては怒られちゃいますね、、)脚本家・監督・キャストの皆さんが小説を読み込んだ上で制作してくださったことが感じられるのです!
また、住野よるさんが脚本に携わっているため変な改変もなく、安心して観れますよ!

やっぱり映像化することで省略されてしまったり、曖昧にされていたことが明らかにされてしまったりして全て素晴らしい!大好きだ!とは言えないのですが、

それを上回る小説への愛が伝わるのでいい映画だよって言えます

原作を知らなくても楽しめるのでぜひ観てほしい作品です。

もし原作小説も映画も楽しみたい人は次の順番で見るのがいいと思います。↓↓

①小説を第1章まで読む

②映画を観る

③小説の続きを読む

④”図書室からのお知らせ”を読む

最後に映画の感想を
(ネタバレありだし、長いので隠しておきます💦)
 物好きな方だけどうぞ〜

本当のことを言うと、パラの恋心をはっきり描いて欲しくなかった…。
わかる人にだけはわかる、気づいた人だけがパラのことをより理解できる、そんな描写にして欲しかった。パラがあんなにひた隠しにしていた気持ちを明確にしてしまうのはパラが報われない気がしてしまいます、、、

今はBLとか同性愛とか流行っているから分かりやすく明示した方がいいのかもしれない。けれど恋の向きがはっきり分からないからこそ、そうじゃないかなって閃いたときにパラの良さがより伝わるのに、、、

また、ヅカ視点の描写、一瞬すぎませんか?
尺の関係からカットされてしまうのはしょうがないって分かっています。その分パラと2人だけの会話のときにヅカの思いを詰め込んだのだと思います。
しかしヅカ視点からでしか見えてこない、ヅカの強さ、ヅカの葛藤、ヅカの恋心があるんです!!もう少し詳しくヅカ視点で描いて欲しかった、、、

最後にパラ役を菊池日菜子さんが演じてくださり、本当に良かった。本当にありがとうございます。さっそくinstagramをフォローしました!

好きな小説が貶されずに実写化されて本当に良かったです。

🌱コトバ


「人生なんてさ、やりたいことだけやっててもきっと時間足りないんだ、やりたくないことやってる時間なんてないさ」
 知った風な口でかっこいいこと言うパラ。そんな彼女を見て、私はこの時ようやく、どうしてパラだけ、他の人と違って見えるのか、分かった気がした。
「ヒーローはパラだったね」
文脈も全て無視したパッパラパーなことを言ったのに、パラは何も訊いてきたりしないで、ただ「三木ちゃんだよ」としか言わなかった。
 今日もまたパラの胸ではバーがくるくると回っていた。
 それは、まるでいつか憧れたヒーローの変身ベルトのようだと思った。

住野よる『か「」く「」し「」ご「」と「』

出逢えてよかったって思える小説に巡り逢えたことに大感謝。

福岡食旅行記

皆さま、こんにちは。気づけば5月も終わり。幼少の記憶では5月は爽やかで過ごせる大好きな季節だったような気がするのですが、ここ最近は「うだるような」という形容詞がぴったりな暑さになってきていますね。塾講師のアルバイトで一緒に勉強をしている中学生が、「こんなに暑いのになんで5月に運会あるの!?」と愚痴をこぼしていました。私は9月に運動会があった世代なので、なんとも言えませんが、天候がバグを起こしている昨今、運動会にちょうどよい季節はあるのか、だれかと盛大に議論したい、そんなことを思います。

運動会にちょうどよい季節について語るのも良いですが、ここで私1人が意見を書いていったところで、深まらず、少し寂しいので空白の3月福岡旅行の思い出を振り返っていこうと思います。

サークルの同期と行った2人旅。実は沖縄を除いて九州に行くのは初めてでした。今回は福岡といっても博多周辺に絞った旅行で、色々調べると、観光地がまだまだ沢山あるようで、九州制覇する勢いでまた行きたい!!と思うほど充実、満足した旅になりました。

訪れた中で思い出深い観光地と言えば、やはり太宰府天満宮でしょうか。小学生の頃から歴史で登場し、聞き馴染みのある有名な場所で、テンションがあがります。日本文学科に入ると日本史に関わることも再勉強しているなと感じますが、太宰府天満宮に祀られる菅原道真もその一人です。大学生になってから神社仏閣巡りで見えるものが数倍増え、楽しい時間になってきました。さらにテンションが上がった理由がありまして、私が訪れた際、工事中のため、教科書に載っている姿ではなく、緑に覆われた神秘的な本殿を参拝することができたのです!表現は不適切かもしれませんが、非常に洒落ており、屋根が様々な種類の葉で覆われて、自然のなかに突然現れたかのような偉大さがありました。所謂太宰府天満宮を見ること、周辺の食べ歩きができなかったことに悔いがあり、リベンジはするつもりですが、それ以上の満足感を得た大宰府探索でした。

そして、福岡・博多と言えば美味しい食べ物!私たち2人とも食に執着があるほうではなかったものの、有名なものは食べたいよねといろいろと食べてきました。

到着して早々食べたのは「博多ラーメン」。移動でお腹を完全にすかせた状態で博多駅にある、ラーメン屋さんが立ち並ぶエリアに足を踏み入れました。博多ラーメンにもお店ごとに特徴があるらしく、 超絶こってりしたラーメンもあれば意外とあっさりを売りにしたラーメンもあるようでした。私たちが選んだのは、こってり系ラーメンでした。届いたときの胸の高鳴りは言葉では表せません。とにかく濃厚で、初めて感じる衝撃に驚きつつも、気づけば一杯ぺろりと食べ終わっていました。

その日の夜には福岡名物の屋台に出向きました。寒空の下でしたが、知らない土地に来た高揚感と屋台が立ち並ぶ特別感に(割と比喩抜きで)小躍りしながら見て回りました。沢山の人で賑わっていたことに加えあまりにも寒く屋台に入るまで待てないということで、少し歩いた先の広場でやっていたキッチンカーを物色し、焼き鳥と餃子を温かい日本酒を片手に晩酌しました。友人と私はかなり健全な大学生活を送っているのでちょっとした非日常な夜ご飯もいつもの何倍も楽しんでいました。ちなみにこの後、甘いものが食べたくなりその場で調べたお洒落な夜カフェに行きました。福岡といえばなイチゴがふんだんに使われたケーキに温かい抹茶ラテ。お洒落な内観に優雅なデザートタイムを過ごしました。

他にもやはり外せない明太子たっぷりの海鮮丼や、明太子が入った卵焼きなどなど。美味しいものはとりあえず食べてみる !を体現できた旅行でした。

帰ってから色んな人にお土産話すると他にもおいしいものがどんどん出てくるので、福岡旅行第2弾は確実なものとなりそうです。

 

 ちなみに今回の福岡旅行の最大の目的は推しのライブツアー参戦。とてもよかったです。推しのために遠征を決める自身の成長を感じるとともに、ライブに追加しそれ以上の思い出を作れた今回に、何事も飛び込む行動力は大切だなと思いました。

 とりあえず、大学生活残り少し。行きたい場所すべて行けるように計画を立てていく所存です。

おすすめの場所があればぜひ教えてください。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

一生春がいい

どうも、みくです🔥

もう毎日毎日毎日毎日暑くてしかたないですね。(あまりにも暑いから「毎日」を4回も入れてみてしまいました。同じ単語が何度も並んでいると段々とこれが正しい字だったかわからなくなってくるゲシュタルト崩壊なんて現象がありますが、「毎日」だけはいくら繰り返しても崩壊の兆しが見えない気がするのは私だけでしょうか。私たちはもしかして、毎日「毎日」をやっているから、「毎日」が続いていることに慣れているのかもしれない、なんて思ってしまいますね。他にも私たち学生が繰り返していることといえば「遅刻」ですが、遅刻遅刻遅刻遅刻とすると、私の場合は段々と崩壊しているので、まだ慣れるほど「遅刻」を繰り返していないということになります。)

暑くなるのが嫌だからって、一生春がいいなんて発言すると、花粉症で苦しむ方々に口々に反対されます。しかしここは、私が花粉の影響をあまり受けていない人間代表として「一生春がいい」と言わせていただきましょう。(というわけで今回の題名は「ちょうど、一番大きい字で主張したかったからところだわ」「あら、嬉しいわ」「全然内容に関係ないけどそうしましょう」「本題はまた副題をつけちゃえばいいのよ」という脳内会議の末にこうなっています。)

方言っていいな

出た、またお笑いブログだよ。こいつ、お笑いの話しか書かないな。

と、思われている方。あまり私を舐めないでください。しかしその通りです。

なぜ私が一度、舐めないでくださいと書いてみなさんの心に隙を作ったかというと、今回は「お笑い」「方言」から真っ先に連想するであろう関西弁の話ではありませんよ、という主張をしたかったのです。
しかし、なぜその通りだ、と書いてみなさんの肩をやはり落とさせたのかというと、今からしたい北九州出身の方の話は、みなさんにとってはひとつの(お笑いの)カテゴリに含まれるものだったと思い出して弱気になったからです。

さて、本題ですよ。(今回は課題の合間に書いているので、あまり話を逸らしている余裕はないのです)

私が大好きな芸人さんの1人(1組?)、デルマパンゲさん(迫田さん、広木さんによる)はお二人ともが北九州出身のコンビです。現在は大阪で活動されていますが、バリバリに北九州弁を話し続けています。
これ以上詳細を書こうとするとどこがいいのか、なんで好きなのかを長々語り出しそうなのでもうやめます。今回はとにかく方言の話がしたいのだから。(ちなみに彼らは来年きっとTHE SECONDという賞レースで優勝します、すみません、もうやめます)

彼らはArtistspokenという媒体で「ラブウェイ」というラジオを毎週更新しているのですが、それがとにかく聴き心地がいいんです。有り体にいえば、方言が可愛くてしょうがない。
おじさんに「可愛い」なんて、とかそういう話をしているんじゃないんです、北九州弁が可愛いんです。

このあたりの細かい違いは私には残念ながらよくわかりませんが、どうやら北九州弁は、よく耳にする「博多弁」とは違うものらしいのです。

例えば、「何してるの?」は博多弁では「何しようと?」北九州弁では「何しよん?」といった感じです。ちょっと違いますね。「あんた〜〜やないん」とかもよく言っている印象があります。
語尾を「?」らしく上げずに、「〜〜やないん『。』」のイメージで、下げて発音すると近いような。
一方ではこのようなイントネーションが、突き放しているようで怖いと言われがちだそうですが、私は全く感じなかったです。みなさんはどうですか?

北九州弁の良さを語るのに欠かせない表現は、なんといっても「ちゃ」でしょう!先ほど「こわ〜い泣」と思っていた方も、思わずスタンディングオベーションする可愛さ。
語尾に付ける「ちゃ」ですね。可愛いです。
私が衝撃を受けた世界一可愛い北九州弁を紹介してもいいですか?今までたくさん「ラブウェイ」を聞いた中でも、広木さんが発した一番可愛い言葉です。
みなさん、びっくりしてしまうかもしれません。

『いかんちゃ!』

これです。
か、可愛すぎる。「いかんちゃ」を言うためだけに北九州に生まれ直したい。「いかんちゃ」のために国内留学をした人は過去にいないのだろうか。関東人のいけないところは「いかんちゃ」が言えないところだ。こんな時「いかんちゃ」があったらなあ。おばあちゃん、「いかんちゃ」してぇ。こらー!早く寝ないと「いかんちゃ」してあげないよ!……といった感じで、今みなさんも「いかんちゃ」に憧れてしまったことでしょうね。

想像してください、北九州弁がある生活。もやもやもや〜ん、と頭上に雲を出してください。

「あれ、あんた、なんしよん」
「課題。あん先生、そーとー課題だしよるけ、好かん!」
「そんなん言っても、終わらせないかんちゃ。手伝ったるけ、はよ帰ろ」

か、可愛い……!(エセなので、間違っていそうですが)可愛い!

やっぱりいいなあ、生まれながらに方言を扱えるなんて。東京弁なんてものもあるじゃんって?普通に生活してて感じられない方言なんて、ないのと一緒だよ!!!(方言の勉強をしてる方とか、他にもいろいろ、多方面に怒られてしまいそうで怖い発言。すみません)

私はまだまだ北九州弁を理解していないので、彼らが話すのを聞くたびに発見があります。
ここはぜひ「ラブウェイ」を聞いて!と言いたいところですが、有料ラジオですから強くおすすめができないのです(涙)気になった方は、Youtubeで「漫才ブーム」(アカウント名は「ムーブ才漫」)と調べると、ミルクボーイさん、ツートライブさん、金属バットさんと組んでいるユニットのツアー密着おでかけ動画がたくさん出てきますので、それがおすすめかもしれません。いや、自分で書いててもハードルが高いです。おすすめはしにくいです。
もっとおすすめしやすい動画はないのだろうか。漫才を見てくださってもいいんですが、私は、より自然な北九州弁を感じてほしいのです。ちょうどいい動画、探してみます。

蛇足かもしれませんが、もちろん関西あたりの方言も大好きで、一番好きなのは「おとつい」(一昨日)です。京都か、大阪の高槻のあたり(大阪の北の方?)の人がよく使っていると思います。あとは「〜〜しはる」もいいですね。

あ、私も課題やらんと、いかんちゃ(←かなり無理がある使用例)。では。

東のをどり

先日、あやめちゃんと私の高校からの友人と三人で、立教大学にあるカレー屋に行きました。いや、ついて来てもらいました。立教の友だちに紹介してもらって、気になっていたので嬉しかったです。外部生が行くには勇気がいる場所なのですが、現地の人が作っていて、安い・美味い・ナンがデカいの三拍子でおすすめです。学内でラッシーが百円台で、十九時までならいつでも飲めるなんて。うちの学校に来てください。

あやめちゃんは私の次の授業の時間までお話しに付き合ってくださりました。マジ楽しかった、ありがとう。また定期的にお茶しに行こうね。そうそう、今回もあやめちゃんおすすめのカフェでお話ししていたのですが、そこで私はアイスティーを飲みまして、これがまたちゃんと抽出されている物で、美味しくて。私はお友達と話しすぎると喉を壊すことばかりなのですが、あのアイスティーのおかげで今回は耐え切ったようです。

***

東をどりの千秋楽に行けそうだったので急遽行ってまいりました。今回はそこでの体験談を書いてみようと思います。つまり今回も、すいません。投稿予定日の二十六日よりも後に書いております。noteじゃなくて、ブログのサイトの方で読んでくださっている方、どうかご承知おきを。

また、勘違いされる方も多いですが、花街にいる芸者さんたちはその名のとおり芸能のプロフェッショナル集団であり、遊女やキャバ嬢とは全く違うということを念頭にどうぞ。

✾✾✾

東をどりとは何か。パンフレットや公式サイトの文面を拾いながら簡単に説明いたしますと、大正十四年に新橋演舞場のこけら落としとして上演されたのを初回に、途中中断を挟みながら本年百回目を迎えた新橋芸者衆の晴れ舞台であり、料亭以外で新橋芸者衆の芸を簡単に観ることが出来る舞台です。詳しい情報や、美しい写真は公式ホームページにて。

第百回 東をどり

新橋演舞場は目白の大学からだといささか遠く、正直面倒な位置関係にあります。しかし今回は記念すべき百回目で、二百回目には生きてないだろうと考えると行くしかなくないか、と考えてはるばる、という距離でもありませんけれども何度か乗り継いで行ってまいりました。

学生は当日券に限り半額になるので、最も安い三等席(自由席・千円)を窓口で購入し、近くの喫茶で就職活動をしながら開幕を待ちます。花道も舞台もしっかり見れる高級なお席は、当日のチケット売り場すらオープンして暫く経った時間ともなるとあまり残っていないもので。今回は価格を取り、花道は遠くから画面越し鑑賞をすることにしました。しかし、運のよいことに、舞台自体は広く見渡せる、真ん中に近い良い席に座ることができました。

三等席ともなりますと、始まっても話し声、スマホ、乗り出す人、それを注意する人とガヤガヤしているわけですが、ある意味これこそが歌舞練場ならではの光景なのではないかと思います。しかしそれもしばらくすれば鎮まるもの。ちょっと静かすぎることもありましたが…。

✾✾✾

まず一幕、「青海波」。パンフレットによると両国で明治三十年に発表された曲だそうで、こう聞くと最近のものなのだなと思います。始まりはそれこそ舞が始まったな、といった能曲だとかの入りに近いのですが、パンフレットにもあるように、非常に軽快で、楽しい感じの曲です。水色に橙の帯を締めた女役は勿論のこと、古代紫の上質な衣装を堂々と身にまとった男役もとても素敵。扇に描いてある、青海波もいい感じ。三階からだと文様が照明に照らされてはっきりくっきり見えました。一気に意識は現在のあれやこれやから、美しい舞の世界へ。

五分間の休憩の後、二幕。私は今日、これを観にきたといっても過言ではありません。日によって変わる出演花街、千穐楽の今日は東京五花街の共演。最初に五花街揃っての金銀の扇を持って舞う様は本当に圧巻でした。照明がパッとつけられた時の感動といったら。様々な衣装を着た芸者衆が混じり合って同じ扇を使って「笠おどり」を舞っているのをみて、これだけでわざわざ日を選んで来た価値があるぞと思いました。

そこからは、浅草・神楽坂・葭町・向島・赤坂と各花街ごとに演目があるのですが、どれも非常に美しく、でもその美しさの色は花街、そして芸者ごとに違いつつと、十五人十五色と一番を決められないなか、私のなかで特に印象深かった花街は神楽坂と向島。卒業論文が、というのはありますが。

神楽坂は一等柔らかい印象を抱く舞でした。衣装はどの花街と比べても薄色で統一され、その影響あってか本当に儚い存在に見えました。白磁の人形みたい。血行が良いより白い肌の方が云々言っていた鏡花が夢中になってしまったのもわかります。卒業袴の流行を見るに、多分一番同級に刺さりそう。

向島。これがよかった。田舎の静けさ。曲の入りが虫の音から始まるのですが、それが秋の日の言問橋の日暮れを思い起こされて、背筋がぞくりといたしました。大震災・戦争・開発と景色は色々姿が変わっている地区ではありますが、それでも変わることのない下町の空気感。長命寺の桜餅の香り、言問団子のしゃりっと感まで思い起こされて、「向島名所」の曲名が説得力のある舞台でした。

最後の五花街と新橋連中による灯籠を使った舞こそ、上階から観るべき面白さ。暗闇の奥から次々出てくる様は是非見てほしい。現在、似たようなものだとドローンが夜空を彩るショーなどがありますが、やはり人間の動きだからこそ出る、不気味とも言えるしなやかさは出てこないものです。一番最初の「笠おどり」も本当に煌びやかで美しいのですが、やはりこの幕のフィナーレ、一つ一つの花街の雰囲気を各演目で感じ取っていただけに、くるものがあります。

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二幕が終わると三十分間の休憩があります。二階がお食事処だとかお土産ショップになっていて、人々はそこで思い思いに散財するか、各階のお手洗いだけ行って、座席やロビーに置いてある椅子で待つかしながら、三幕の開始を待ちます。お土産ショップには、新橋芸者衆の千社札と、QRコード付きの千社札などが用意されているほか、「東をどり」の文字が書かれており、そこに千社札を貼り付けていく扇子や団扇がありました。団扇は勿論質もお値段も本物の江戸うちわ。

二階のお食事処というのは、幕開け前に予約された方が(一学生にはちょっと高すぎる敷居とお値段の)料亭料理が振舞われるほか、立ち飲み方式で一流の日本酒やシャンパンやビール、そして料亭による肴の提供があります。一番安いのがお酒という、劇場ならではの光景。肴は早々に売り切れてしまいますので、私が比較的強くて良かったですねと思いつつ、まだ演舞場の外では日が高いうちではありますが、吟醸を飲み干します。純米大吟醸や大吟醸はこれらもまた早々に売り切れており、私が飲んだ純米吟醸も私で終わりでした。ここの日本酒は一杯買うと「東をどり」と「志ん橋」という文字が刻まれた檜製の木升がついてくるので、大丈夫な人はおすすめです。お酒も美味しいし、木升は檜の香りが本当に良くて、家へ持ち帰って洗った後でもその芳香は続いております。

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三幕では宝塚などで観たことのあるような回転もする石橋がセットされていて、幕中はその石橋が(ほぼほぼ)中央に置かれながら、舞台が進んでいきます。パンフレットによると、この石橋は新橋芸者衆が日々お稽古にお座敷にと行き来している新橋の数あまたの橋と、能の「石橋」をイメージしているのだとか。壱の橋、弐の橋、参の橋、四の橋、夢への架け橋と続いて、最後フィナーレへと繋ぎます。

壱の橋の始めは「都鳥」という日本舞踊の中だとかなり有名らしい曲から始まります。やはりこの隅田川の歴史を古い方から順にあげていく中で、一番最初にビックな出来事として重要視されるのが在原業平の東下りになってくるわけです。そこで取り上げられ、現在まで隅田川といえばさで有名になった都鳥。その名が冠せられたこの曲は、隅田川の下流にある新橋の土地で演じられるにはぴったりの曲であるように思います。

一番面白いのは弐の橋。演目は「ノーエ節」「富貴の希い」「とことんやれ節」。特に見物は「とことんやれ節」。この曲はご存知、日本最古の軍歌。パレードだドラムスだと言われても、違う世界の音楽すぎてテンション及び士気が上がらない新政府軍のために、軍隊に組み入れられる前、彼らが親しんでその曲調に合わせて農作業などをしていた民謡の要素を取り入れて作られた日本独自の軍歌、、、という歴史については本学だと現代社会学科の授業で学ぶことができます。この先生の授業は面白いですよ。ヒントはウクレレです。

兎に角、この弐の橋は純な民謡で始まり、民謡要素を組み入れた軍歌で終わるのです。旗を持ち、床に打ち付けたり足で拍子を取りながらリズムよく、比較的大勢が「とことんやれとんやれナ」と囃子を囲んで踊る様はここでしか見ることのできない、文明開化の景色。

三の橋の最後には、息抜きも兼ねてか「雪之丞(楽屋を抜けて)」という名の寸劇が用意されております。その内容というのが、一人の芸者が後輩に、今日は尾上菊五郎襲名披露が行われている歌舞伎座も千秋楽だから、私は観に行くわ、後はよろしく、サイン貰ってきてあげるから、という感じの事を言って舞台から立ち去るものなのですが、贔屓になっているところの宣伝も欠かせないのが良いなと思いました。これが終わってからチケットは流石に買えないのではとも思いましたが、こうして芸種の垣根を越えてお客を次の舞台へ誘導していくのは良いことですね。

四の橋の「銀座懐古」では、男女の再会とともに明治大正期の銀座の街並みが歌われており、ガス灯が電車がと近代的な内容です。昔の曲を敬遠するものの理由にどうしても聞いたって単語が分からず内容が想像できないことが挙げられますが、この曲だと知っている単語が出てくるので、そのたびハッとさせられるはずです。ちなみに、これを聴いて銀座に行きたくなれば、徒歩圏内ですのですぐ行けます。

フィナーレ以外の舞台が終了すると、そこで資生堂が提供している幕が落とされ、文様として描かれている赤色の線をなぞるように丸い照明が流れていきます。そしてその幕の奥から、芸者衆の数を数える声がきこえてきます。いち、にい、さん、よん、、、、、、、、、、はちじゅういち、はちじゅうに、と今年の百回目東をどりの「百」にいたるまで、ゆっくりと数え、そのテンポに合わせるように照明の光がゆっくりと資生堂のラインをなぞって行くのです。

こうして数えて行って、百にいたると、ラインをなぞっていた照明が消え、暗闇の中そっと幕があけます。そして一斉につく照明。舞台にはそろいの衣装で一列に並ぶ芸者衆。周りには金屏風の大道具。わっと声をあげる観衆。

拍手が終わると、中心に座る五人による口上があります。「百一回、百二回、百三回、、、二百回と続けていけるよう~」という、いきなり「二百回三百回と続けて行けるよう」と未来に飛躍しない口上文からは、中断の歴史があることや、二百回目には既に居ない客の我々と自分たちやそのすぐ下の未来の出演者への配慮などもあるでしょう、兎に角新橋芸者衆の「まずは次」という堅実な体勢が見えました。ご口上が終わると尾形菊之丞を迎え入れ、菊之丞含めて全員でのフィナーレが始まります。今日見て来た中でどれよりも豪華で美しく、自然と涙が出てくるものです。

最後には恒例の手拭投げ。サイン入りはないですけれども、三階の客席にも係員によって投げてくださるのですね。私も無事いただくことができまして、帰ったら結びをほどこうと思っていたのですが、どうしても中のしゃりしゃりが気になって、駅のホームで開けましたところ、永谷園のお茶漬け(限定包装)が包まれておりました。中身が同じのが、家にありますのでまだ食べておりませんけれども、嬉しいですね。

✾✾✾

芸者見物は(私はまだそんなに金を持ってはいませんので)鴨川をどり以来約二年ぶりのことで、さらには江戸東京の芸者というのは今回生まれて初めて見ました。京のと比べてどうかと言われますと、京のは優雅。新橋及び東京五花街は優美でありつつこざっぱりな芸風。上方歌舞伎と江戸歌舞伎の違いとほぼほぼ似たようなものです。舞い方に留まらず、小道具や曲もそうで、京都の方は優雅で上品な印象がありました一方、こちらは新橋色というのがあるように、爽やかでモダンな印象を持ちます。私は生まれも育ちも関東たぬきですので食べるもの観るもの聴くもの、すっきりわかりやすい方が好みなのですが、実際棲みに行った程、京の文化への憧れはあるので結論どちらも好きです。皆様はいかがですか。

対談ありがとうございました

先日、ブログ部同期のまどかさんと対談させてもらった。

【女子大生目白対談】TRPGは人生!!/まどか

ブログ部の顔合わせでの自己紹介から、互いの共通の趣味を知り、そこからまどかさんに対談のお誘いをいただいた。今回はその対談の感想を書かせてもらおうと思う。
実は、同じ学科の生徒、同じブログ部の生徒とはいえ、これまでまどかさんとはあまり関わりがなかった。にも関わらず、気さくにお声がけしてくれて、とても嬉しかった。

ルンルンになってしまうお誘いをいただき、対談会場へ。

五月某日 隠キャの悪魔 上陸
しら 1人 瀕死

しらは弱い。相手がいい人だと知っていても、一対一の対談なんてものは緊張する。
本当に救いだったのは、まどかさんが!メチャクチャいい人だったことである!!本当にいい人〜!まどかさんダイスキ〜〜^^

そう、しらはチョロいのである。
なんか、お茶とお菓子をもらってしまった。手厚い、手厚すぎる。聖人かと思った。聖人だった。引き換え私が差し出せるものはいちご味のミンティア一粒・・・。しらは、弱い。

いつまでも対談内容に触れないわけにもいかないので、いいかげん対談そのものの話をしたいと思う。対談記事のタイトルにもなっているように、TRPGは人生だ。かなりの時間をTRPGに費やし、プレイしていない時のかなりの時間をTRPGの設定作りだったり、イラストを描く時間だったり、感想文を書く時間だったり、小説を書く時間だったりに費やしてきた。高校時代なんてほとんどの時間をTRPGについて考える時間にあてていたように思う。

早口多弁キモオタクになってしまうかと不安だったが、まどかさんはそんな早口多弁キモオタクの話を優しく聞いてくれた。(早口多弁キモオタクにはなった)

後書きのあたりでも話したように、TRPGについて話す相手は普段遊んでいる仲間たちしかいないので、普段遊ぶコミュニティではない人とTRPGの話をするのは初めてだった。遊ぶコミュニティが違うということは、プレイスタイルも遊ぶシナリオの傾向もまるっきり違うということである。とても新鮮で、面白かったし、楽しかった。

まどかさん
改めて、対談企画に誘ってくださり&素敵な記事を書いてくださり本当にありがとうございました。ぜひ、TRPGやりましょう。

皆さんも、まどかさんがまとめてくださった素敵な記事を読んでみてください。
そして、TRPGを遊びましょう。

地の文と会話文

ごきげんよう、あやめでございます。

先日わたさんに会いました。たくさんお話しに付き合っていただいて、ありがとうございます。冷えたアイスカフェラテと一緒にスッキリお話しできて楽しかったです。

今回も例によって書き溜めを放出いたします。やるべきことはたくさんあるのに、体と心が言うことを聞かず、計画が破綻して、ムキ――!となる、そんな日が続いております。ごきげんよう、はむずかしいです。今更ながら、でも、実態に即していないので、ご挨拶の文言を変えた方が良いのでしょうか。

◆◆◆

高密度

大した事をしていないのに、反射的に・迫り上がるように、涙が湧き出る発作がおきるようになってしまった。あくびをした時に出るような、何の感情もない涙。慢性的な頭痛がそうさせるのか、はたまたままならない青年期がそうさせるのか、ホルモンとか脳内物質とか電気信号とか、自分でコントロールできない分野が関わっているのか、私には判別がつかない。

こんなつまらない涙を集めて海を作ったら、多分どんな物質を投げ入れてもぷかぷか浮くのだろう、とつまらない脳みそで空想する。ともすればこの涙はつまらない脳みそから出てきた汁、言い換えれば、我が〈脳みそ溶液〉であるのかもしれない。この溶液はどんなものより重たく・密度が高く出来ているから、何を投げても浮かぶのだと思う。婚約指輪だって、金塊だって、積年の怨みだって、私の脳みそ溶液に入れたら浮かぶだろう。つまらないくせに一丁前に密度だけは高い。

漢方かなにかで型をはめ直して、ふわふわ脳みそにすることはできるかもしれない。しかしそれでは、私はどのように構成されているものと認識するべきなのだろうか?こんなに苦しいつまらない脳みそを有する私が、私に耐えきれなくなって、もっとよりよい私になってやろうと思って私を編集して、それで変更された私は、果たして「私」なのか。編集して「規格外」となった端切れは「私」ではないのだろうか。そのことがどうしてもわからなくて、そして恐ろしくて、毎日毎日自分を切り貼りしてすり減らして編集しているのに、私はオリジナル私に固執している。油汚れのように、べったりと。

暗い色の服ばかり選んで着て、しかし私に似合うのはくすんだピンク色とか、淡い黄色みたいな春先のうららかな色らしいことを知って、バカみたいな気持ちになった。この場合の社会とは、黄色を着る私を求められる行為、または現象である。で、あるから、私は今日も、20年も生き延びたこの母星・地球で、小さな庵を構えて霞を喰らっているクセに、人間のフリをして、素知らぬ飄々とした間抜け顔で、頭痛に耐えている。

●●●

状態変化

蜘蛛の巣に引っかかった水滴が、ひとつひとつくどいほど太陽の光を反射しては蒸発している。昨夜は風がある酷い雨だった。今朝は一転、快晴である。路上はどこをとっても湿っていて、アスファルトも剥き出しの土も人工物も天然物も、どれもこれも水分を多く含んでいた。今朝は晴れているので気温が上がるだろう。気温が上がればこれらの水分はみな蒸発してしまうのだろうか。

朝の寝ぼけた思考はチンタラと、答えの出ない問題の解答を探す。くたびれたスーツ、薄汚れた靴、使い古された紙袋、それらを提げる人、人、人。なるべくそういう生命体を直視しないように、私の見たもの感じたもので私を刺激しないように、もっと刺激的なつまらないことで脳みそを満たす。思考は液体であろうか、であれば思考が気体になったらそれはなにだろう、あくびだろうか、と生欠伸をひとつ。

水筒の中に、ただの水道水を入れて、水を飲む人をやっていたら驚かれる。え、ただのみずのんでるの?!と。コーヒーは嗜好品だと思っていたのだけれど、違うのかしら。

純水のプールに落下したら人間は、死んでしまうらしいことを小耳に挟んだ。曰く、純水が人間のあらゆるものを吸収してしまうからだとか。人間に留まっておいてほしい溶質も何もかもを奪い取る、いわゆる純粋なのだそうだ。私ももしや純水で、溶質となりうるものを渇望して、奪っても手に入れても、もっともっとと渇いてしまうのかもしれない。

そう考えながら水を飲んで、水筒の中身が無くなって、ウォーターサーバーで水を汲んで、ちゃぷん、という満ち足りた音を聞いて安心する。うん、漏れずに満ちた。ふつうのこと。あしたも朝日が昇ること。夜にねむれること。水がたっぷりのめること。

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お弁当の漬物・割りばし

自己紹介で自分のことを、お惣菜コーナーで売られているお弁当の漬物か、オードブルのサンドイッチに押しやられている隅っこのパセリだと表現したいと思った。まさにその通りだと思った。お弁当の漬物で考えれば、そりゃあ好きな人だって0人ではないだろうけど、どうやったって主役ではないし、専用のコーナーがあるほど特別扱いしないと味やら色やらが移って他のおかずを、あるいはお米を台無しにしてしまう濃さがあるし、時々フタにくっついてそのままペっと捨てられてしまう心許なさがあるし、おしゃれでキラキラしいお弁当にはそもそも入っていない除け者であるし、隅っこでグチャっとまとまって異質なオーラを放っている。それをわたしだとそのままスライドして考えたら、あんまりピッタリくるのでびっくりしたほどである。自己紹介がへたっぴで、誰とも共通の特徴がないんじゃないかとか、そんなこといったら白けるんじゃないかとか、それ以前にキモがられるんじゃないかとか、というより自意識が邪魔してうまくそんなこと言えないとか、そんなことを思うくらいなら、「わたしはお惣菜コーナーで売られている、特別扱いしないと厄介な、パリパリのお漬物です」とか言って一笑いさらった方がいっそ清々しい気もしてくる。

厄介、それはどこからの視点だろうか。私のことを私が評価するのに「厄介」というのはどういう仕掛けだろう。割り箸を上手に半分に割れず、いつも変なところで突起ができてしまう。それでもお米を、おかずを、お漬物を、掴めているので、それで良いのかもしれない。同じように自分の荒れ狂う脳みそを宥められず、いつも変なところで激情に圧倒されてしまうものの、それでもまわりに、大人に、同僚に、後輩に、存在を認められてはいるので、それで良いのかもしれない。そんなところで安心して安住してはいけないと思いながら。

同じくお米を汚しても、お米のど真ん中に陣取って堂々としている梅干しは、味が苦手なので端に寄せた。

暑い

皆さまお疲れ様です!こゆき✨です。
5月とは思えぬ暑さが続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。私はこれでもかというくらい顔に日焼け止めクリームを塗りまくり、なんとか頑張って生きております(笑)。
そんなこんなで本日は最近新しく始めたアルバイトについてご紹介いたしますので最後まで楽しんで読んでいただければ幸いです🍀

アルバイト

飲食店でのバイトを始め早一年。慣れてきたので掛け持ちをしてみようと思い今月から新たにもう一つバイトを始めました。小学校の自習室を見守る仕事をしております。その小学校というのも私が卒業した学校です。お誘いがあって週に一度(木曜日の全休)だけ勤務することが決まりました。公立なので私が知っている先生方はほとんどいませんが数名だけ教わった先生がまだ勤務されていて、とても心強いのです。自習室なので基本的には小学生が自力で勉強をします。先日、小学6年生の男の子が算数のドリルをやっておりどんな内容なのか見てみるとⅹを使った式をやっていました。私にはさっぱり分かりませんでした(笑)。算数なんて余裕のよっちゃんと思っていましたが難しい💦
というか、小6でxの式を習った記憶が私にはございません...
私もついでにもう一回算数やろっかな~

今、使用している教科書を見せてもらうとドラえもんが載っていてかわいかったです
教科書も進化しているんですね!
私も少し前までは小学生だったのですがたった数年で色々と変化しているように感じました。
これも社会勉強の1つです!

飲食店の仕事とはまた少し違った雰囲気なのでとっても楽しいです♪

皆さまはどんなアルバイトをしていますか~?
色んなバイト事情を聞いてみたいです

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

また、次回お会いしましょう~

【女子大生目白対談】TRPGは人生!!

皆様こんにちは、本日の担当はまどか🐧です。しかし!私だけではありません!!
この度なんと念願の対談企画に参加させていただきました!

今年度から始まった新たな試みである【女子大生目白対談】企画。発案とともに先輩方が素敵な先陣を切ってくださいました。
その記念すべき第1弾は「山口県の魅力」をテーマにしたもので、先月の16日に投稿されています。いつものブログとは一味違った対談企画の面白さを是非ご覧ください~~。


【女子大生目白対談】山口県の魅力について語ろう
https://mcm-www.jwu.ac.jp/~nichibun/blog/index.php/2025/04/16/



***




そして今回の対談テーマは「TRPG」です🎲
TRPGはテーブルトーク・ロールプレイングゲームのことで、一般的な電子ゲーム機を使用するRPGとは異なり「対話」によってゲームを進行させていくテーブルゲームのようなもの。
はじめて聞いたよー!という方、ぜひこの対談にお耳を拝借。本日は私達2人がその魅力をたっぷりお話しちゃいます♪

対談者:まどか🐧(二次創作も一次創作も好きな生粋のオタク。近代文学をこよなく愛する。)
    しら 🪶(イラストから小説まで幅広く創作能力を発揮するオタク。青春物が好き。)


対談よろしくお願いします!



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前書き

しら「今年度のブログ部員顔合わせの時に私が趣味の欄でTRPGを書いたら、その後の質疑応答でまどかさんが突っ込んでくれて大喜び。」

まどか『そうそう、それがきっかけで対談の話が出ました。』

しら「誘ってくれて嬉しい。やりましょう、ということに。TRPGの話なんていくらでもできる。なんぼしてもいい。」

まどか『そうだよね、何時間でも喋れる人が集まってるんだもん。』

しら「長い時は12時間とかやる。ぶっ続けで1日使う。3、4日使ったりもする。この前やったのは30時間ぐらいのやつだったから1日3時間で10日ぐらいかけてやった。」

まどか『濃い!!』

しら「頭おかしくなる。」

まどか『しかも、対面でプレイするのではなくWeb会議のように行う「オンラインセッション[※]」だと電子機器が必須で、さらにゲーム内容としても難しいものがたまにあるから……プレイヤーの年齢層はある程度年齢のいった学生から大人が多い。』

※オンラインでのゲームプレイを「オンラインセッション」略して「オンセ」
 オフラインでの対面開催ゲームプレイを「オフラインセッション」略して「オフセ」
 チャットなどテキストのみでやり取りをするゲームプレイを「テキストセッション」略して「テキセ」と呼ぶ



しら「私がいつもやってる友達は高校の時の友達と、そのツテで知り合ったネットの友達。その人たちには社会人もちょこちょこいる。」

まどか『社会人でお仕事があっても、無理やり夜更かししてでもやりたいのがTRPG。なんだか大人の部活合宿みたいですね。なんとなく夜中の方がテンション高くやれるし……深夜テンションでみんなロール(キャラクターとして振舞う演技パートのこと)してる。』


◎大人が真剣に熱中できる対話型のゲーム、そんなTRPGの魅力について今日は楽しくお話していきます。




TRPGとは?

しら「テーブルトークRPGの略で、プレイヤー同士の会話を通じてRPGみたいなストーリーを、サイコロとかを使った運要素も含めながら進めていくゲームです。」

まどか『すごろくと小芝居とRPGみたいな感じで全部重ね合わせて、それを口で喋る……人生ゲームみたいな感じです。要はボードゲーム感が強い遊びかもしれないですね。じゃあ、そのボードとなるものは何なの?というお話なのですが、TRPGを遊ぶために基本ルールとなるものが纏まった「ルールブック」と呼ばれることの多い分厚い本があって[※]。通称は「ルルブ」なんですが。』

※サンディ・ピーターセン/リン・ウィリスほか『クトゥルフ神話TRPG』KADOKAWA,2004年
https://www.kadokawa.co.jp/product/301401001110/


しら「最初はアメリカ発祥みたいな感じじゃなかったっけ?」

まどか『そうだね。同じくKADOKAWAの「文豪ストレイドッグス」なんかでもお馴染みの、米国の文豪ハワード・フィリップス・ラヴクラフトなどの作品群が原作で、彼らの作ったSFホラーの世界観を気に入ったゲーム会社の方がそれに目を付けて今のルールブックの原型を作られたんだとか……。そういう解説がさっきも紹介したルールブックの冒頭に書いてあった気がします(編集者注:書いてありました!記憶確かでした!)。
本のお値段は今いくらぐらいかな?多分6000円ぐらいだったと思うんだけど。とにかく今話してるのがクトゥルフ神話TRPGっていうラヴクラフトの世界観が基になったもの。』

しら「他にも魔法使ったりするやつもあるし、殺し合いみたいなやつもあるし色々あるよね。日本の怪異が元になったやつもあるし結構いろんなTRPGがある。そんな特徴があるのがTRPGという訳で、似たような感じのジャンルだとマーダーミステリーとかも近いよね。」

まどか『近いですねー!そもそもTRPGというジャンルの中には多分もっといろんなテイストのものがあるんですけど、よく代表格として言われるのはクトゥルフ神話ということです。』

しら「さっきも話していたあのルールブックの帯が「世界の真実、今明かされるコズミックホラーTRPG」とか書いてあって、そのせいか普通に親に陰謀論者なのかと疑われて、「あ、違うって!」って説明した笑笑」

まどか『わかるわかる!TRPG初心者の時に友人から教えてもらってルールブックを検索したら、予想外な表紙だったもので……。これ?ほんとに合ってるの?って困惑した覚えがある。ちょっとだけ雰囲気怖いんだよね笑』

しら「しかもずっとTRPGやってると、その中にも色んなタイプのものがあるってわかるじゃない。自分が作ったキャラクター同士をイチャイチャさせるだけのやつもあるし、一方でめっちゃ怖いホラーで気持ち悪い目玉のクリーチャーが出てくるやつもある。」

まどか『そうだね、PvP[※]でボコボコにやりあってるやつとかもあるし、本当に幅広い。TRPGというルールを土台にして、こんなストーリー展開があったら面白いのかもっていう素敵な発想をサプリメント[※]とか、シナリオ[※]として売っている方がいっぱいいる。』

※PvPとは「Player versus Player」の略で、プレイヤー同士が2陣営などに分かれて対立するストーリー展開などのことである プレイヤー同士の協力を前提とするTRPGにおいては少し特殊
※サプリメントとはゲームの基盤たるルルブにさらなる要素を付け加える、アプデ版ルルブのような存在 前提として対応するルルブが必要となる
※シナリオは特定のルルブに基づいて遊ぶことの出来るストーリーのシステム&脚本的存在

要は、ルルブがゲーム機本体でシナリオはゲームカセット サプリメントはアプデやDLCといったところか


しら「元々はアメリカのルールブックだけど、日本向けに作られた「比叡山炎上[※]」なんかもあるよね。そういう風に昔の日本の神話とかが元になっていて、日本風クトゥルフみたいな世界観ができるやつもある。」

※朱鷺田祐介『クトゥルフ神話TRPG 比叡山炎上』KADOKAWA,2006年
https://www.kadokawa.co.jp/product/301404001244/


まどか『あ~それやってみたいなと思ってる。面白そう。機会があったらやってみようかな。
ちなみにクトゥルフ神話TRPGは非常にワールドワイドで多分5ヶ国語ぐらいになってるので場合によっては海外の人とも卓を囲めます。まぁ必要な道具も少ないので。
やろうと思ったら簡単で……うん、極論何もいらないじゃん!!』


◎小難しそうな用語も出てきましたが…もしかして必要なのは物語を楽しむ精神と想像力だけ!?
様々な好みに対応できる深くて広~~いTRPG沼があなたをお待ちしております♡




TRPGとの邂逅


しら「そういえば、まどかさんはTRPGをいつぐらいからやってるの?」

まどか『中学生ぐらいの時に仲の良かった友人が全ての睡眠時間を犠牲にして沼っていたので、その子に誘われたのがきっかけですかね。あとTRPGって自分がやるのはもちろんだけど、配信者さんが配信してるのを見るっていうのも一つ。好きな配信者さんがセッションの様子を投稿してたので元々知ってたんですよ。』

しら「ちなみに誰?」

まどか『高生紳士さん[※]。あとは○○の主役は我々だ![※]の皆さんの「狂気山脈[※]」とかかな。懐かしいです。しらさんは何がきっかけで始めたんですか?』

※高生紳士さん 数多のTRPG動画を投稿している
https://www.youtube.com/channel/UCM2SwvNjA0uH8oc5D0ihSDA
※○○の主役は我々だ!の皆さん 我々だ!として知られる メンバーが時折失踪する
https://www.youtube.com/user/NemesisLaAlgol1936
※まだら牛「狂気山脈~邪神の山嶺~」
https://booth.pm/ja/items/1071516

しら「中学3年生ぐらいの時、同い年の友達がやってて、それを見てオモロって思った。その時一緒に興味を持っていた友人といつかやりたいねって話してたら、別の学校の友達が既にハマってて、私たちが気になってるの察知して囲われた。」

まどか『わかる〜!TRPGにハマるのって囲われるよね。最初は友達同士のお誘いがメインで、そこからネットワークが広がっていくパターンが多いかな。そうでないとインターネット上だけで知り合って急にやるというのは少し難しい。』

しら「ブログ部の人でTRPG気になる人がいたら私かまどかさんに言ってくれたら回ります!」

まどか『私たちは同い年で同じ世代だからかもしれないけど、結構お互い中学の友達とかがきっかけって感じですかね。』

しら「友達がオタクばっかりだった。部活仲間とかではなくて普通に友達で、私がハマって私が小説を書く人ってことを察知されて文芸部に誘われた。」

まどか『すごい!囲われ方の規模が思ったより大きい!なんというかTRPGって一度足を踏み入れると、どんどん輪が広がっていって気付いたら逃げ場ないよね笑』

しら「うちの高校の同級生なんか結局10人ぐらいやる人が増えて。最初は3人ぐらいだったのにどんどん増えてて。」

まどか『本当にそう。私なんて一番最近の卓を囲んだお相手さんとはとある企業のインターンで出会ったんです。インターンでご一緒した他校の先輩がTRPG好きで。じゃあ!やりましょう!って言われて。
まさかの全然知らない先輩とその先輩のご友人と、就活より先に卓を囲むっていう。グループ面接より早く卓を囲んだ仲間。』

しら「そのインターンの話とかちょっと後で聞かせてください。就活何すればいいかわからん。」

まどか『もちろんです!笑笑 こんな風に就活で思いがけない出会いがあったりもします。』


◎TRPGとの出会いはどこに転がっているか分からないのです。少しでもご興味のあるあなた!始め時は今ですよ。



TRPGプレイ事情


しら「結局のところ電話できれば、電話か直接会ってもいいけど、とにかくリアルタイムで会話できたりすればいい。LINEの通話でも大丈夫。昔LINEの通話でやってて、プレイに役立つWebサイトとして中学生の時はココフォリア[※]がまだなかったから、どどんとふ[※]っていうのを使ってやってた。」

※ココフォリア https://ccfolia.com/
※どどんとふ http://www.trpg.net/dodontof/

まどか『うわ懐かしい。』

しら「昔のどどんとふとか、あとマジで聞いたことないサイトでやってた。どどんとふの使い方忘れたな。1回2回ぐらいしかやってない。」

まどか『その後ずっとココフォリアだから。ココフォリアは「いあきゃら[※]」とキャラ情報も連携してくれるし、めっちゃ便利。』

※いあきゃら https://iachara.com/

しら「いあきゃらもいいけど、使っているのはずっとキャラクター保管所[※]だよ、私。ちゃんと全部残ってる。
あぁちなみにココフォリアっていうのが、TRPGをする時に盤面になるやつ。すごろくとか人生ゲームのような時に敷く紙みたいな感じ。」

※キャラクター保管所 https://charasheet.vampire-blood.net/

まどか『例えば……勇者一行は洞窟に来ました!みたいなシーンの時には背景を洞窟にしたりとかして、言葉だけを頼りに冒険してくれているプレイヤー同士の世界観を共有することに役立つ。
あとはサイコロを振る、ダイスロール。サイコロで何の目が出たらプレイヤーはこうする!みたいな展開を決めるんですけど、そういうサイコロを自動で端末上で振ってくれる。便利〜!』

しら「BGMも流してくれるから便利。」

 まどか『そう!シナリオによって様々な演出があるから非常に面白いよね。』

しら「シナリオっていうのは、既成の物ももちろんあるけど、基本はもうファンメイドのものが一般的で、有料のものから無料のものまである。」

まどか『なんならシナリオを自分で作ることもできるし、楽しい。そういうファンメイド系の界隈でもあるから、プレイしていると好きな作家さんとかができるくらいで……私は文町さん[※]が好き。』

※文町さん https://candle-c.booth.pm/

しら「うん、文町さんシナリオはいい味がする。私が好きなのは、むつーさん[※]になるのかなあ。「壊胎」「傀逅」[※]がめっちゃ好きで、本当に好きで。あとは、まだら牛さん[※]とかもそうだし。「狂気山脈」から私のTRPGが始まったから。
多分うちの世代がプレイヤー人口多いのは、むつーさんとかの影響が大きい。ありがたいですね。今だとVtuberさんとかもめっちゃやってる。」

※むつーさん https://mutuu24.booth.pm/
※むつー「壊胎」https://booth.pm/ja/items/1702387「傀逅」https://booth.pm/ja/items/1702387
※まだら牛さん https://dappleox.booth.pm/

まどか『たしかにね、にじさんじのメンバーさんとかも結構やってっしゃる。にじさんじお好きな方が確かブログ部にもいたので。機会があったら語りたいですね。
私はにじさんじ大好きだったんですけど、推しが私7人いてそのうちの6人はもう辞めたので。心折れてます。」

しら「ちなみにどなたですか?」

まどか『とりあえず一人挙げるならアイク・イーヴランドさんが最推しでした。』

しら「あっ……。」


◎哀しきオタクのお話が続いたので割愛。
TRPGにご関心のある方はぜひ配信などを聞いてみると雰囲気が掴めるのでオススメですよ!

⚠️ネタバレになってしまうため自分がやってみたいと考えている作品の配信は聞かない方がいいかもしれません





日文生にこそやってほしい!TRPG!

まどか『個人的には文学部や日本文学科の学生さんにTRPGをとても勧めたいですね。』

しら「やっぱり描写に対する解像度が違います。ある程度の読解力と想像力が必要なゲームでもあるので、もちろんそうでなくとも楽しいけど、より楽しめる。自分自身はハマっちゃう。」

まどか『教養っていう言い方はちょっと適切じゃないかもしれないけれど、何かしら世界観を盛り込んだものが多ので、歴史に詳しい人とかも多分楽しめると思う。』

しら「風俗史とか歴史とか、民族学好きな人とかめっちゃ好きだろうな。結構私はそういうのが好きだから嬉しくなっちゃう。
あとは宗教学とか好きな人も絶対好きだと思う。がっつり出てくる。クトゥルフ神話っていうのが、信じてる神様が実は邪悪な邪神だったらみたいな感じの世界観だから。結構がっつり…その狂信者、神を信仰しすぎておかしくなっちゃってる人たちみたいなのが敵だったり、神様自身が敵だったりする。シナリオごとに特色があって面白い。」

まどか『そして、いわゆる「うちよそ」が好きだと、刺さると思う。一次創作好きならぶっ刺さり。先週ぐらいかな……Twitterで「TRPGって何かうちよそcpをいい感じにイチャイチャできる便利なやつでしょ?」的な呟きがあってバズってた。(編集者注:おそらく画像での呟きだったため検索しても見つけられず…リンクがお示しできず申し訳ございません)』

しら「見た!笑 うん、違うけどそう!!!みたいな。違うんだけどね。うん。まぁでもぜひ。本当にうちよそのこと考えてもニヤニヤが止まらなくて。」

まどか『わかるよ、数年前作った探索者を一生引きずって人生を歩んでいく。』

しら「自分にとっての代表探索者みたいなのが何人かいるよね。グッズとか作り始めたらもう終わりだと思う。遠くに住んでるTRPG友達と会った時に、自作のグッズをプレゼントとして配り歩く人とかいる。」

まどか『TRPGって何度でも味わえるいい悪夢だよね。本当に凄く濃い時間を過ごすことができる。今の時代ってとにかく豊かだし、あらゆる娯楽が溢れてる世の中だと思うんですけど、TRPGって娯楽に必要なのは想像力だけなのでその可能性は無限大。
言葉選びと想像力と、その人の人生、人格、性質とかがすごい出る(編集者注:性癖もでる)。自己啓発というか自己診断じゃないけど、今までは知らなかった自分の一面にも気づける。』

しら「不思議な遊びだよね。自分の思想とかも結構モロに出ちゃうから、自己開示させられるし、自分自身への解像度も上がる。』

まどか『普段は真面目に人生相談とかってあんまり人としないと思うんですけど、友人とか親しい人の意外な一面を知ることができたりとか、人生の勉強になったりする。』

しら「そう、人生を追体験。自分で作ったキャラクターが歩む人生を追体験するから、自分が豊かになる気がする。楽しいな。」

まどか『限界すぎる。』

しら「本当に人生、TRPGって人生だから。」

まどか『しらさんの名言ですね。人生。本当に人生。あらゆる笑いあり、涙あり、、、睡眠不足あり。』

しら「寝なさい。」

まどか『私の周りって卓修羅しかいない。えげつないスケジュールを押し通す猛者たち。うーーん、付き合うメンバーは選んだ方がいいですよ皆さん。健康を犠牲にします。』

しら「それはやばい。私は21時集合で24時解散をちょこちょこいっぱいやるとかが多くて、最近は。昔は1日取ってやってたんだけど、みんな予定が合わなくなっちゃったから。
でもそういう風に夜間で分割してやると、社会人の人とかも予定が合うから。最近は21時集合、24時解散かな。
あぁでも最初は友達とかと細々と始めるのがオススメです。調整さん[※]とか伝助[※]で予定を合わせてなんとか漕ぎつけます。」

※調整さん https://chouseisan.com/
※伝助 https://densuke.biz/





◎忙しい、忙しいけれど遊びたいのが人間!分割すればグッと現実的になります。TRPGのご利用は計画的に。



初心者におすすめのシナリオ

まどか『とにかく参加してくれる友達を揃えるのがネックですよね、TRPG。ぜひやりたい人は学校内で私達を探していただいて、気軽に参加できるので。回しますから私達が。』

しら「ソロシナリオもありますので、最少人数は2人からいけますね。ソロシナリオでプレイヤーが1人だけでも、ご安心ください。ゲームを回してくれるKP(キーパー)さん、GM(ゲームマスター)とかとも呼ばれるんですけど、ナレーターみたいな感じでお話を一緒にやってくれるんです。シナリオの中に出てくるNPC(ノンプレイヤーキャラクター)もその人が喋ってロールプレイするしみたいな。ある意味最初の参加者は2人ですかね。」

まどか『初心者におすすめシナリオとかありますか?人数少なめのやつで。』

しら「やっぱりクトゥルフ神話TRPGの世界観を味わって欲しいなっていうのがあって、最初はがっつりロールプレイしつつ、ばんばんダイスロールも回して欲しいから。
「狂気山脈」とかもそうだし、絵も優先というか、おしゃれな感じだと「餞」[※]っていうシナリオがあって、これ、プレイヤーが2、3人いればできるやつで。
結構がっつり探索もできるし。あとは「カタシロ」[※]とかは、最初ちょっとクトゥルフっぽさもあって、ロールプレイがメインで、ちょっと特殊だけど、世界観に入るにはいい気がする。」

※さくら「餞」 https://booth.pm/ja/items/1829504
※ディズム「カタシロ」 https://booth.pm/ja/items/2274429

まどか『「カタシロ」はたしかにオススメですね!あとは……私は日本文学系の、特に近現代文学とか、エログロナンセンスなんかが好きな人に「異説狂人日記[※]」とかが凄くオススメ。』

※文町「異説狂人日記」 https://booth.pm/ja/items/1894068

しら「舞台見に行ったよ。めっちゃいい。この「異説狂人日記」というシナリオは舞台化されるぐらいなんですよ!!あれは本当に日文生に刺さるだろうな。刺さる、絶対刺さる。
私はもう刺さりに刺さって、回してくれたKPさんにここまで刺さるとは思わなかったって言われた。あまりにも刺さってしまって。「異説狂人日記」ぜひ。」

まどか『めちゃくちゃ描写がね、日本っぽい。流れる空気感や文章が日本っぽいというか、、純文っぽい。すごく純文学の香りがする。
個人的には近現代文学!って感じ。まあ、書いたの現代の人なんだけど。ストーリーの舞台が大正、大正浪漫の香りが漂いつつ、精神や心理学に触れるような雰囲気。』

しら「いや〜めっちゃくちゃ良かったな。なので、日本文学科、特に近現代好きには「異説狂人日記」お勧めします。ちなみに私は回せるので、回りたい人は学校内で私を探してもらって。
それに関連しておすすめのシナリオっていうか、似たような味付けで言うと「鬼の棲む[※]」っていうシナリオがあって、これはソロシナリオなんだけど、本当にソロ。
現代日本でも大正日本でもいいんだけど、ちょっとホラーみというか、少し不思議な感じ。怪奇系?
舞台となるのは葬儀系の施設。そこから鬼が棲んでると言われる山のなかに行くシナリオ。ちょっと難しいシナリオだけれど……。和風なタッチが好きならまじでイチオシかな。
あと、「ゲンジボタルくん、東京を救う[※]」っていうのもめっちゃ小説というか文学だなと思った。これはもうめっちゃ小説風な描かれ方をしてみて、ちょっと特殊。本当にTRPGというよりは、プレイヤーが小説の中の登場人物の1人として振る舞う感じ。なんだか不思議な感じだけど面白い。
あ、教職課程取ってるような教師志望の人にオススメしたいのは、「ソープスクール[※]」!!プレイヤーは中学教師としてプレイするんだけど……その学校の生徒が自殺してしまったところから始まるもので、ちょっと精神的にくる所はある。私は教職課程取ってから割と解像度上がったかな。
だけど本当に苦しいから、さっき言った通り自殺したところから始まる結構嫌な味付けのシナリオだから。考えさせられるシナリオだね。
あぁ「春を呪う人へ[※]」っていうのも、これも登場するのは高校生なんだけど、これもめっちゃ文学風味でオススメかしら。」

※さんとなな「鬼の棲む」 https://booth.pm/ja/items/1851693
※まだら牛「ゲンジボタルくん、東京を救う」 https://booth.pm/ja/items/1451624
※アキエ,nekoze「ソープスクール」 https://booth.pm/ja/items/2108125
※ごくつぶし「春を呪う人へ」 https://booth.pm/ja/items/3080166


まどか『沢山紹介してくれてありがとう!大分しらさんの趣味が分かる気がしますね〜。』

しら「めっちゃ高校生の青春シナリオと、爽やか系も好きだし、エモ系も好き!」

まどか『私はPvPで結構お茶を濁してゴネていって……よく回るお口だこと!って感じで何とかするものが好きだな。あとはデカめのダメージロールがあるようなのも良い。結構、ご機嫌シナリオが好きなのかな。笑顔で血が騒いでるタイプのシナリオが好きです。盛大に暴れるうちの子が見たい〜。
心に残るシナリオっていうのはやっぱり好みが結構分かれるし趣味が出るかもしれないね。』

しら「本当に出る。めっちゃ分かりやすい。物によっては何だこれ?みたいな終わり方したのもいっぱいある。全ロスとかもあるよ。ロスっていうのは、キャラクターがゲームみたいな感じなので、RPGの体力値みたいなのがあって、そういうのをなくしてしまうと、突然お釈迦にになります。人は死んだら死ぬんです。」

まどか『人は死んだら死ぬんです…!名言多いな、しらさん笑笑。一応、応急処置で回復とかもできるんで、そんな簡単には儚くならないはず……なんですけれど。死ぬんだよなぁ…。』

しら「例えばその邪悪な神様に勝てなくて、神様が世界を滅ぼさせちゃって…全ロスっていうのもあるね。でもマジでハッピーエンドだけじゃないのがいいなと思う。」

まどか『でも、だからといって勝ち負けがあるわけではなくて、協力!基本はみんなで協力プレイだから。ちゃんとプレイヤー間で協力して楽しむのが一番です!
ロールとかも、即興劇みたいな感じで、エチュードっぽく進めていく方が臨場感があるので、最初は多分戸惑うんですけども。』

しら「ロールは慣れてくるととても楽しいよね。ロール上手い人、とまらない、楽しい。TRPGは人と協力しないと、協調性がないとやっていけないゲームだから、遊ぶ人はね、仲良い人と信頼できる人と遊ぶのがいいかな。
ネットの人と最初に遊んでトラブるとかよく聞くから。ネットでも全然やれたり、Twitterで募集して知り合いあったりとかもするんですけど、性格が合う合わないはすごくありますね。」

まどか『だって人と何十時間も一緒に喋ったことあります?TRPG以外ないですよ。だからこそ、それで仲良くなると本当に仲良くなる。』

しら「苦楽を共にしているので、本当に。仲良くなりますね。ぜひTRPGしましょう、一緒に。オンラインセッションがオススメかな。大学生ってみんなパソコンも持ってるし、スマホも持ってるし。多分パソコンさえあれば、隙間時間で夜とかにできるから。」

まどか『素晴らしいと思います。最初は何したらいいか分からないから、まずは配信とか見てなんとなくルールとか世界観とかを理解してから始めるのは割とオススメかな。』

しら「複雑だけど、1回見とけば結構イメージがつくから。ぜひ配信で見てみると良いかもしれないです。ニコニコ動画とかに、リプレイ卓っていうのがありますね。有名な動画だと、動物になるやつ「トブ老人[※]」っていうシナリオのめちゃくちゃバズってたやつがある。
「笑いすぎて一生忘れられないTRPG[※]」っていうのが、700万回再生とかされてるやつなんだけど、これとかは、全部文字起こしされてて、全部絵になってて状況が分かりやすいし、めっちゃいいね。」

※まにむ「トブ老人」 https://booth.pm/ja/items/1204613
※まにむ「笑いすぎて一生忘れられないTRPG」 https://m.youtube.com/playlist?list=PLIbP2uLCPUkEUF8PI-8cSFYvjm2N7V5t-

まどか『なんかこの世代がTRPG好きな理由ってそういう配信者さんがいっぱいやってらしたのもあると思うんですけど、さらに言えばコロナ禍世代なので。』

しら「そうだね、それマジある。お外に出られない期間にめっちゃ回ってた気がします。分かる、めっちゃやってた。
沢山やって、普通に成績悪くなった、TRPGやりすぎて。すごい、このぐらいの熱中が出来る。TRPGやりすぎて、本当に勉強手に付かなくなって、めっちゃ親に怒られたな。本当に、本当にやめろって言われたな。
まあまあまあ!!笑 何かしら犠牲も出るんですけど、人生は楽しく、豊かに。うん!」

まどか『豊かにね、うん! 大学とか企業とかに入ると、みんなそれぞれ進路が違って、かつての友人とちょっと疎遠になっちゃったりとかもあるかもしれないんですけど。
安心して。インターネットで繋がってるよ。

しら「インターネットで繋がってるぜ。私たちは同じインターネットの空の下で繋がってるから。」

まどか『そのセリフでこんなに情緒なくなることあるんだ?笑笑 インターネットの空の下……いやドブ沼の中かもしれない。』

しら「空じゃないか。地下か。地下です。地下で会いましょう。」

まどか『まあ、とにかく当たり前に電子機器を持たせてもらえるような良い時代に生きてるのでね。そういう所は活かしていったらいいんじゃないかなっていう気がします。』

しら「そうね。マジでうちの学校の日本文学科で創作技法論とか取ってる方、TRPGやってないならやろう。ぜひ、やろう。楽しいからね。本当に楽しい。」

まどか『短いものだと1、2時間で終わるシナリオとかもあるので。』

しら「それでも時間が厳しいってことであれば、細切れにしてしまったり休憩取ったりながらでもいいと思うので。だって1、2時間って授業1コマ分ぐらい。」



◎極論、空きコマでもできてしまうのでは!?
その時に集ったメンバーとその時の賽の目次第。変幻自在の夢物語、TRPG。
ぜひ私達と一緒に!私達にしか見られない景色を探索しに行きましょう!





後書き


まどか『いや~ここまで話してきてアッという間に1時間程経ってしまいましたが、最後に何か一言お願いします。感想でも、布教でも。』

しら「最後になんだろうな。難しい。いや、でも本当にTRPGの話ができる友達が、今までの高校とかの友達しかいなかったから、こんな身近な同じ大学内で見つかると思わなくて、すごく嬉しくて。語り尽くしてしまいました。
私は本当にいつでも卓回してるし、一緒にやるし、しかももう私がやりたいシナリオって大体友達に回し尽くしてしまったので、ぜひ新たな沼に、沼人(ぬまんちゅ)になってください。」

まどか『光栄です。もうね、最早どっちがクトゥルフというか怪異クリーチャーなのか分かんないよねソレ!笑笑 いや、本当にありがたいことです。沼人(ぬまんちゅ)になりますね。
それにしても私も、中学生頃にハマった時にはね、こんな事になるとは思ってなかったんですけど、今となっては多分一生引きずるような感じの趣味です。一生ものの趣味に出会うのって結構難しいと思うんですけど、終わりがないです、TRPG。
どんどん新しい作品が出る、どんどん新しい沼があるっていう感じで、全くこれはもう宇宙みたいなものなので……TRPGは宇宙っていうこと。

しら「TRPGは宇宙。間違いない。将来的には老人ホームでやろうねって友達と話してる笑笑
そんなぐらい人生設計に組み込める趣味なので!」

まどか『老人ホームで!?笑 最高かも!
なんか日本文学科って比較的文学が好き人が多いような気がするので、そもそも文学が好きというだけで人生の趣味には事欠かないと思うんですけれども、その趣味のお隣の庭というか、一端としてぜひクトゥルフ神話TRPGという「話す文学」を楽しんでもらえたらなと思いますので、やってみてね!!』




◎年齢も性別も居住地も何もかも飛び越えて、全力でなりたいものになる。
しがらみなんか取り去って、自分じゃない何かになって、一生懸命生きて遊ぶ唯一無二の瞬間!

その先できっと貴方は、まだ知らぬ自分と再会する。









編集後記



以上が私としらさんによるTRPG対談の全貌です!!
……と申し上げたかったのですが。「きっかり1時間!」と時間制限までしてしっかりその中でお話していたにも拘わらず、蓋を開けてみたらトンでもない文字数になっておりました。

その為、泣く泣くバッサリとカットしている部分がかなりございます。
特に私達2人のイチオシシナリオ紹介や最近囲んだ卓などは、内容が初心者向けではなかったので……。
しかし!逆に言えば、TRPGをご存知の方や伝わる方にはちょっと楽しんでいただけそうなお話が飛びだしていたワケです。

ですから…いずれまた続編として今回載せきれなかった無念ポイントも集約できればと思います。
ぜひまたご覧いただければ幸甚でございます。


最後になりましたが今回対談の誘いをお受け下さったしらさん、本当にありがとうございました!!!!
ものすご~~~~く楽しく、まだまだお話したくなる夢のような時間でした。
次は同じ卓でお会いしましょう。