こんばんは、まなです。皆様いかがお過ごしでしょうか。
あっという間の卒業。最終回です。せっかちにも何回か前にブログの振り返りを書いたので、今回は日常回にしようと思います。
つい先日、高校時代の友人と鎌倉へ行ってきました。何かと話題の場所ですが、今回は単純に友人の家の近所であったことと、「美味しい和菓子が食べたい。鎌倉なら美味しいお店があるに違いない」という安直な理由でいざ鎌倉。
とある人気店に並び、あんみつを食す。そして運動がてら、佐助稲荷神社、銭洗弁天、長谷寺を巡りました。以下の写真は、長谷寺の階段をひたすら登った先にあった景色です。運動不足による息切れも忘れるほどの絶景でした。
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道中、友人とは数年ぶりに会ったことも相まって、話に花が咲きます。
「そういえば、猫飼い始めたんだよね」
「なんだって!?!?」
何やかんやあって、友人宅にお邪魔することに。Twitterでは猫のアカウントをフォローしまくり、YouTubeでは猫動画を漁っている身ではありますが、実のところ、実物の猫とお会いしたことがありませんでした。友人のお母さまにおやつの冷凍ピザを頂きながら、ついに猫様とご対面。
最初はやはり警戒されて、遠くからじっと見つめられていました。友人に抱えられながらやってきた猫様に自分の手の匂いを嗅がせ、「はじめまして。まなと申します。」と一礼。丁寧に自己紹介を済ませます。友人曰く、家族含め、その子はどの人にも引っ掻くことなく、暴れないとても良い子なのだそうです。私に撫でられても大人しくしていて、嫌がる様子は見られませんでした。それどころか、一度だけ私の指を舐めてくださったのです。感動の余り、私は「はわゎ」としか発せなくなるほど。非常に得難い体験が出来ました。一日付き合ってもてなしてくれた友人には、頭が上がりません。
というわけで、卒業から就職に向けて心残りがないように好き勝手していましたが、そうも言ってられない時期に。大学に入学して、授業、自主ゼミ、ブログ部への入部、趣味等々目まぐるしい日々を送っていたら、五度目の桜が咲いていました。大学を卒業した後も、私の人生は恐らくそれなりに続いていくはず。私の旅の終着点には何があるのでしょう。色々ありましたが、大学卒業という一旦の終着点は、卒業式を経て、日本文学科ブログ部で迎える運びとなりました。
文章にて、終わりを告げる。中々に自分らしいなと思います。未練が無いと言えば嘘になりますが、それを言ってはキリがないです。経験則では、小さな後悔でさえ、時間が経つと膨らんでいくものなので、とりあえずやってみるのはいかがでしょう。「やらなきゃよかった」と思うのは、その後でもいいんじゃないですかね。
改めまして、ここまで読んでくださりありがとうございました。日本女子大学、日本文学科ブログ部、関わってくださった全ての方に感謝を込めて。
それでは、またいつか。きっと何処かで会いましょう。
キーボードを叩く音が、暗い部屋に響く。
「こういうのをね、蛇足って言うんだよ」
部屋に静寂が訪れる。四方にある闇がずっと濃くなった。
「思い返せばひどいもんだったね。ほら、ラップを書いた回があっただろう。アレは特に最悪だった。ワクチンの副作用だって喚いていたけどね、事情なんか知ったこっちゃない。世間様の目に触れるんだ、もっとマシなものを書かないか、君」
しばらくの間、言い争う声が部屋を揺らす。すると、傍にある壁から鈍い音が一つ響いた。二人は口を噤み、一方は再びキーボードを叩き始める。
「今更なにを言っても取り返しのつかないことだ。文章は自らの手から離れ、勝手に独り歩きすることもあるからね。制御が困難であるというのは理解を示すよ」
「君にしては、よくやった方じゃないか。担当制とはいえ、三年近くも書き続けたのだから」
「自画自賛? 結構なことだ。褒めるやつが一人でも多くいれば嬉しいだろう、君は単純だし」
書き手は溜め息をつき、PC内の全てのウィンドウを閉じた。
「まあ、お疲れ様。とりあえずミルクティーでも飲もう。砂糖多めでね」