明日から7月になるにも関わらず、結構過ごしやすい気候でございますこと。ゆえに、「はふーん(訳:う゛ぁー良かった)」と歓声を挙げた あゆみ でありんす。(ザマス、でも可。)一瞬だけ、長椅子にもたれ掛かる有閑マダムか何処ぞの花魁風で、お送りしましたが、疲れたので以下は通常営業で。先日の更新では、稀に見る体調不良っぷり(9年振りの失態)をさらけ出してしまいまして、大変に失礼いたしましたっ。体調絶不調のときに限り、テンションが人並みになるのはお気づきの通り……色々と予定に圧死しそうですが、今はもう健康優良児に戻りましたのでご安心を。
では今日のお題。「忘れた、なんて言わせない○○○のお話」。勘のいい、もしくは記憶力のいい方ならお判りかと存じ上げます。ええそうです、ヤマトですとも。(ここで筆者、見せられないほどデレデレした顔になる) 涙を呑んだ公開初日から積もりに積もった雪辱(?)を果たさんがために、去る6月22日。再び入手したチケットを手に、急ぎ新宿まで馳せ参じました。
*もう公開期間(2週間)を過ぎたので、ネタばれを多少含みますが悪しからずご了承ください。
今回の筋の核は「七色星団での戦闘」……言うならば、一番の花形。旧作の第一シリーズでも、一番好きな戦闘シーンです。宇宙空間を駆るコスモファルコン、波動砲発射口に打ち込まれるドリル型爆弾、頑張るアナライザー、慟哭するドメル将軍、アグレッシブに暴走する古代さん、そして沖田艦長の英断……文句なしのクライマックスです。あれは大画面のスクリーンで見なければならない(断言)。 あのですね、ミサイルとか魚雷が撃ち込まれて、着弾するときの「音」がイイんですよ。宇宙空間なのにガラスが割れる音がするんですけど(笑)これがまた、よい。
○十年前の男の子たちも(稀に女の子も)、みんなこういう芸の細やかさに感激したんだろうなァ。
個人的な趣味でもっと言うと、着弾前後の惨状も生々しくて……何と言いますか、爆発と二次被害(欠片が飛んだり、火柱や水柱があがったり、うん)の描き分けが素敵なんですよ。これは旧作の第一シリーズでは成し遂げられなかった偉業でしょう(遠い目)。なんせ○十年前のアニメ―ション技術。。。激しい戦闘シーンを観ているのに、何故だか少しセンチメンタルな気分になりました……アニメ技術の進歩に、乾杯。
他にも、ガミラス帝国側(要するに敵方の名前です)の描写が細かくなっていることを改めて認識いたしました。他の作品(第二シリーズとか)に登場する惑星やら別の帝国との関係がちゃーんと伏線として書き込まれているのです。ガミラスだけでなく、ヤマトの技術とか地球防衛軍の組織とか、神様が宿る細部(今までがすごい、テキトー)へのアプローチの猛烈さが好きです。
とここまで、映画を観ながら思いを馳せていたところを中心に書き連ねてきました。多分、すごい高速のスクロールをした読者の方もいらっしゃったでしょうな……お付き合いいただき、感謝の極み。
しかし、最後に1つだけ……旧作シリーズではお馴染みだった「敬礼」を一度だけ、見たい(泣き)。右手を拳にして伸ばし→左胸を叩く。この際、握った親指側で叩くのがミソ。一目見るだけでは『進撃の巨人』に出てくる敬礼と似通っていますが、あれは手の甲が見えるように構えるので、ちょっち違う。―――とりあえず、今は映像化されていない動作です。「宇宙戦艦ヤマト2199」では海自式の諸々を採用しているので、普通……普通の敬礼。全員が揃って左胸を叩くシーンが好きだったので、そこだけが残念。
さきほどこんなこと↑を書いておきながら、またヲタク趣味溢るるネタを提供してしまいました。なんだか、乾いた笑い声が聞こえてきそうです。二度目になりますが、お付き合い頂き、ありがとうございました。筆者は日頃の言いたいこと云々を言えて、すっきり。ということで、またいつの日か。
お相手は あゆみ でした。