あ、夏

夏に何か期待するのはやめてほしいよなあ。勝負の夏、なんて馬鹿らしい。夏は、ゆっくり休むためのものだろう?その夏休みに、勉強だの、就活だの、何の役に立つんだい。僕はねえ、今まで夏休みに、全く家に帰らずに塾で勉強したり、アルバイトをしたり、免許をとったりしたが、一体何になったっていうんだい。僕が夏に呆けているうちに、父親は目を悪くし、母親は内臓を悪くした。もう、どこへもいけやしないよ。旅行できる体力なんざ親には残っちゃいない。親孝行はできる時にしておけ、とか言うけどねえ、親孝行できる時間とお金なんて、一生ありゃしないんだよ。僕の母親はねえ、外が好きなんだ。家に篭るより、車で出かけるのが好きなんだ。それがなに、年とともにどうも狭いところが苦手になってねえ、車にも電車にも飛行機にも乗れなくなっちまった。死ぬまでにフランスのベルサイユ宮殿に行きたいって言ってたけども、無理な話よ。フランスはおろか、県外にも行けねえ。このまま田んぼに囲まれて、いや、もう田んぼじゃなくて工場群になるんだったか、そんなものに囲まれて、じっと老いを待ちながらいなくなってしまうのかねえ。淋しい話だ。僕はもう親孝行について考えるのをやめたよ。考えたって、どうにもなりゃしないんだ。母親はよく、あたしゃが死んだら分かるやろうね、なんて言っているが、なに、死ぬ前に分かっちゃいるよ。僕には何にもできゃしない。もう何も救えないし、誰も救っちゃくれない。孤独っていうのは、親がいないから味わうもんじゃない。周りに人がいたって、孤独は孤独なんだ。父親だってねえ、すっかり頑固親父になってしまったよ。僕が何か言うと、すぐ怒るんだ。どうやら目だけじゃなく、耳も悪いみたいだ。僕の声も母親の声も、全部悪態に聞こえるみたいだ。もう、話ができゃしない。こんな状況で、家族旅行に出かけたとしよう。喧嘩喧嘩、喧嘩続きで最悪な思い出が出来上がるに違いない。だいたいねえ、僕の記憶の中に、母親の機嫌が悪くならなかった家族旅行なんてないんだ。父が温厚だったから、まあその場はなんとかなっていたが、今はその父でさえ怒りっぽいんだよ。家族旅行なんざ行ったら、一体どうなっちまうんだろうね。僕はその責任を負いたくない。だからほら、親孝行なんてできないんだよ。まあいい、夏の話に戻ろうか。まず夏ってものに期待しちゃあいけないよ。夏に何かしようなんて思ったところで、何にもしやしないし何にも変わりゃしない。ただ、出来なかった事実と、後味の悪い後悔が残るだけ。大事な夏、なんてもんはないんだよ。どう過ごそうが夏は夏。夏は夏。夏は夏。3回唱えてカレンダーを見る。今日は8月31日!ああ!もう夏は終わる!なんて僕は馬鹿なんだ。夏はこうだ、ああだと言っている頃には、もう夏は終わりかけている!そしてやはり、僕は夏に何もできなかった!やはり夏は夏。どうにもならない。どうにもならないから、夏。

最近車をガードレールにぶつけました…ああああ…夏

燃える夏

風が涼しく、虫たちの鳴き声も静かになってきましたね。

だいふくです。
今年の夏も楽しいことがいっぱいでした。
夏休み前にレポートをものすごい勢いで仕上げたり、自動車教習所に通ったり、花火を見たり、釣り堀に行ったり、京都に行ったり、ムーミン展に行ったり…
いろいろありましたが、その中でも今一番わたしの頭の中をぐるぐるしているのは、先日見たアニメ「響け!ユーフォニアム」です。
わたしは中学のときは吹奏楽部、高校のときは箏曲部でした。どちらも音楽の部活です。そして、コンクールは夏にあります。

熱くなれる夏。大好きです。
なりたい自分に向かって熱くなる、がむしゃらに努力する。
本気で取り組んでいる姿ってどうしてこんなに魅力的なんでしょう。
魂を燃やしてがんばっている!って感じです。

あなたは今、何かに本気になっていますか。
あなたの周りに本気で取り組んでいる人はいますか。

あなたは今、輝いていますか。
あなたの周りに輝いている人はいますか。

わたしは本気になれるもの、夢中になれるものを探しています。
学業でも、オシャレでも、サークルでも自分磨きでも何でもいいのですが、とにかく何かを始めたいです。新しく何かを始めるって、最高にわくわくします!!!

皆さんの1日がキラキラわくわくでいっぱいの1日になりますように。

そっち?

こんにちは、めいです。

風邪を引きました。

数日前から母が「喉がいがいがする」と言って咳をし始め、翌日私にも同じ異変が。

その後しっかり37.6℃の熱を出しました。まさかここにきてとうとうコ◯ナの魔の手が……と思ったのですが、シンプルに夏風邪でした。ま、紛らわしい〜〜!

とはいえ、久しぶりの風邪、結構しんどい。3日目くらいまでなかなか熱が下がらず、スマホやテレビを見ていると目が疲れるのでずっと寝ていました。

引きこもりのプロ、寝る時間はあればあるほど良いという私ですが、さすがに寝飽きました。寝飽きるなんてことあったのかという発見。適度に何かやるべきことをやる方が精神衛生上も良いのだなと感じました。

今はほとんど回復したのですが、まだ少し鼻声です。風邪を引いた時って、治り始めた頃から急に鼻声になりませんか?体は元気でも鼻声だとなんとなく万全ではない気分になってしまうので、早く元に戻って欲しいです。

そんなわけで(?)今日はこの辺りで終わります。8月も終わりますが、皆さんも夏風邪には気をつけてお過ごしください。それでは〜〜。

いつだって心の支えは

8月も残りわずかですね。
色とりどりの花紙や大量の模造紙が写り込んだ写真が携帯電話のアルバムからヒット。夏休みが明けてすぐ、ちょうどこの時期は勉強そっちのけで文化祭準備に勤しんでいた高校時代。最終下校時刻が過ぎて、先生に怒られながらも、みんなでバカ騒ぎして作業するのが楽しかった日々。そんな4、5年前の夏を思い出しながら、本日はあやがお送りいたします。
昨日、5日間にわたる博物館学芸員の実習を終えました。とにかく忙しなく知識を吸収した日々で、まだブログにまとめる自信がないので、感想等は次回更新したいと思います^^

実習が始まる前の週、珍しく自然を感じる機会が2回もありました😊✨️まずは、1泊2日の鬼怒川旅行。この旅行はもともと計画していたわけではなく、急遽出発3日前に決まったものです。単身赴任の父親が帰ってくるため、久しぶりに父方の祖父母と会う予定だったのですが、父親が濃厚接触者となり延期。空白となった2日間を埋めるべく母親が企画してくれ、感染対策をしながら2人で楽しみました。鬼怒川は飽きるほど訪れているので、観光名所にわざわざ行くことはありません。こじんまりとした宿で景色を見ながらご飯を食べたり、温泉に入ったりするだけの旅でした♨️ それでも、アルバイトや課題で疲れた体が十分休まりましたし、母親とゆっくりいろいろな話をする機会にもなりました。1日目の怪しい雲行きが吹き飛び、2日目は快晴。出発前に宿近くの遊歩道で散歩をしていると、目に映るのは緑が茂る山々、透き通る川の水。もちろん私の住む市では見られません。小さな画面とにらめっこばかりするのではなく、たまには自然に触れてリフレッシュすることも大切ですね🌱 ロック画面に写真を設定して、そう言い聞かせています。

そして、ブログ部でもお馴染み、スパイスカレー&ハロプロ好きのれいかさんと初めて遊んだ日🍛サントリー美術館のある六本木、そして表参道を楽しんだ1日の締めに、急遽代々木公園へ立ち寄ることに。代々木公園へ最後に足を運んだのは10年以上も前で、ほとんど覚えていなかったのですが、都心に自然がちゃんと残されていることを改めて実感しました。夕暮れのグラデーションの空とマッチした緑が心に残ります☺️

ちょっとした植物園のような場所には、日中の暑さからかほとんど萎れてしまった花が多い中、1輪だけが元気に姿を見せてくれました。

ひまわりがしっかり写るよう、何度も(😅)調整しながら、れいかさんと一緒にパシャリ📸
素敵な時間を共有してくれたれいかさんにも感謝です!(実は飛び回るカラスに2人してぎゃあぎゃあ怯えていたことは内緒で……🙊)
そんな自然をたっぷり感じた日々を珍しく写真多めでお伝えしました。みなさんにもおすそ分けです😉 今はすごく、、新宿御苑に行きたい、、、詳しい方ぜひ案内してください!!

息切れしない。

こんにちは、あこです。

気付けば、8月の27日。バイト先の生徒たちは、明後日から学校が始まるそうです。

夏休みはどうだった?宿題は終わってる?と聞くと、

「宿題全部終わった!」「あと自由研究が残ってる!」「全然終わってない(笑)」

と、皆それぞれの返答が。

中には「統計の宿題が…」とか、「あとはグラフを作って印刷するだけ。」と答えた生徒もいて、「今の小学生はPCも使えちゃうのね!」と感心しまくりです。

時代は変わっていくものですね。

みんなの2学期が、素敵な日々でありますように。

先生はもう少し休ませてもらうね!(笑)

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世間的には(?)明日で夏休みも終了ということで、今回は”前期〜夏休みに食べて美味しかったものベスト3”を紹介しようと思います!

3位:開花亭 ミックスそば

長野県東御市常田にある開花亭は、焼きそばとワンタンのお店です。こちらは、夏休みの家族旅行で訪れました。

「焼きそば」と言えば、一般的には「ソースで絡めた麺」をイメージしますが、信州では「あんかけ焼きそば」が定番だそう。もちろん、開花亭の焼きそばも、「あんかけ」です。

主なメニューは以下の通りで、他にはセットが用意されているのみです。

・焼きそば(焼き麺に野菜あんかけ)

・揚げそば(揚げ麺に野菜あんかけ)

・ミックスそば(半焼き麺と半揚げ麺に野菜あんかけ)

・ワンタン

・ワンタン麺

私は「焼き麺」にするか「揚げ麺」にするか選び切れず、「ミックスそば」を選択しました。

お料理が出てきてまず驚いたのは、麺の繊細さです。上に乗っている錦糸卵くらい細くて、優しい甘さの”あん”とよく絡みました。

野菜がたっぷり入っていて、チャーシューに脂身がないせいか全体的にさっぱり。あっという間に完食してしまいました。(つまりすごく美味しい。)

こじんまりとしたお店ですが、静かで落ち着いた雰囲気で、なんだか懐かしいような気持ちになりました。

空間もお料理も、最高でした!

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2位:銀座ベーカリー カステラビスケットサンド

こちらは、6月に百貨店の催事で出会いました。

もともとTVか雑誌で見て「これ美味しそう!」とチェックしていたのですが、お店が家から遠く、かつ賞味期限が非常に短い(30分以内を推奨)ため、「いつか友達と銀座方面へ行った時にイートインでいただこう」と思っていました。

しかし!

隣町の百貨店の催事のお知らせを見ていたら、「銀座ベーカリー カステラビスケットサンド」の文字を発見。

これは、いくっきゃない。

結局、催事の初日&開店と(ほぼ)同時に買いに行きました。

急いで家に帰って母といただきましたが、1口目から2人で感動。

しっとりとした厚めの生地と、きめ細かくてさっぱりとした生クリームが絶妙で、とにかく美味しかったです。

ちなみに、「銀座ベーカリー」は”たべっ子どうぶつ”や”アスパラガスビスケット”で知られる「ギンビス」が運営しています。今回は催事での購入でしたが、いつかカフェにも足を運んでみたいと思います。

その時は、悩んだ挙句に購入を見送った「Gスティック」(発売当初のレシピを再現したアスパラガスビスケット)も、絶対買います。もちろん、カステラビスケットサンドも。

ほんっとうに美味しいので、みなさんも是非、ご賞味あれ!

1位:鳥藤分店 究極の親子丼

これは、堂々の1位です。この親子丼を食べた時の衝撃ったら。もう、言葉にできないんです。

「何か面白い番組ないかな〜」とTVerでポチポチしていた時、シソンヌの長谷川さんとなにわ男子の大橋くんが出演している「黄金の定食」を見つけました。

「なんか美味しそう〜」と何気なく見始めた番組でしたが、2人があまりにも美味しそうに食べるので、私も食べたくなりました。

築地だし、あんまり家から遠くない。

あの子なら、付き合ってくれるかも。

よし、声をかけよう。

光の速さで友人を誘って次の週にはお店を訪れました。

そしていよいよ親子丼が目の前に。

一口食べたら、時が止まりました。

鶏肉のジューシーさ、卵の半熟加減、ガッツリ濃いのにしつこくない味付け。

衝撃が大きすぎて、何が何だかわからなくなりました。

びっくりするくらい、美味しいんです。

食に興味のない友人が、

「めっちゃ美味しい。今年食べたものの中で、1番美味しいかも。」と言うくらいに。

あまりに美味しかったので、

「親子丼、めっちゃ美味しかった。これは絶対食べるべきだから、一緒に行こう。で、いつ空いてる?」

と圧強めに母を誘い、1ヶ月後にまた足を運びました。

2度目でも、やっぱり美味しい。

言葉では表せないくらい美味しいので、是非皆さんにも実際に食べてもらいたいです。

私は、夏が明けたら祖父母を誘ってまた行こうと思っています。

「親子丼 しお」「親子カレー」「しゃも親子丼」など、他にも気になるメニューがたくさんあるので、次回は何を食べようか、今からすごく迷います!(笑)

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4月から8月まで、学校でもそれ以外でも、走り抜けてきました。

履修している授業数は1、2年生の時に比べて圧倒的に少ないのに、なぜかすっごい慌ただしくて。

きっと、後期もそうなのだと思います。

委員会、卒論、アルバイト、そして、就活。

もしかしたら、前期よりも余裕がなくなってしまうかもしれません。

でも、半年間過ごしてみて感じたのは、「万全の状態で挑めることなんてほとんどない」ってことです。

「今日は〇〇を終わらせよう」「○月△日までに□□をしよう」「今日はこれと、それと、あれを完璧にしよう」

計画を立てても、全てがその通りに進むわけではないし、かなりの確率で思いがけない”何か”が起こります。

最初は歩いていたつもりなのに、いつの間にかジョギングをしていて、気づいたら全力疾走だったこともしばしば。

だけれど、息切れ状態でも、やらなくてはならないことはやらないといけないし、息が整うのを、環境が整うのを待っていても、”その時”は永遠に来ません。

万全の状態で何かに挑めることなんてほとんどないのだから、その時の状態でベストを尽くして成果を出せるように、頑張りたいです。

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目の前のことに精一杯すぎて、何も成し遂げられなかった3年前期だと自己嫌悪していたけれど、たくさんの美味しいものに出会っていました。そして、その「美味しいもの」の側には友人や家族と笑い合った時間があって、楽しい「思い出」がありました。

楽しかったことや嬉しかったことはすぐに忘れ去って、「もうだめだ」と思ってしまいがちな”過去”だったけど、現実は思っているよりも”良い”ことが多い。かもしれない。

“良い”思い出を忘れずに、9月以降も頑張っていきたいです。

それでは、また。

夏休みは宿題を提出し終わるまでが夏休み

 お久しぶりです!前回の更新が7月末だったのでひと月ほど空きましたね。8月も終わりが見えて来たので今回の更新では今月の振り返りでもしようかなと思います。

 今月のハイライトは三本立てです!というより目立ったイベントがこれぐらいしかないのです!これさえ押さえておけば私の2022年夏はばっちり網羅!
1,部活~リーグ戦編~
2,私、はたちになる
3,献血してみた

1,部活
 今月のメインイベントです。本当にずっと部活やってました。おかげで私は日焼けした肌と体力と筋力を手に入れました。仕上がってます。昔から割と筋肉がつきにくい方なのですが今はまあまあ逞しいです。去年は新型コロナウイルスの流行で開催されなかったリーグ戦に出場し、悔しい思いをしたり嬉しい思いをしたりなどしました。非常に健康的な夏です。

2,はたち
 誕生日を迎えました。この日、何をしていたかというと台風で部活がオフになったので終日寝てました。体力回復の日ですね。ちなみに8月の部活がオフの日はほとんど寝ていたように思います。疲労でまあ起き上がれない。これが真夏の昼間に屋外でハードな運動をするということです。はたちになったとはいえ成人は今年の4月になってるし特に何かあるわけでもないな~と思っていたのですが先日年金支払いの通知が来て実感しました。バタバタしていてお酒はまだ飲んでないので暇ができたら飲んでみようと思います。

3,献血
 今年の3月ごろ献血センターに行った際に血が薄くて全血ができずその日は帰ったということがあり、今回は再挑戦してきました。今回も基準値を満たせませんでしたが、全血献血の代わりに成分献血をしました。どこかで役に立っていたら嬉しいなと思います。

 8月が終わりに近づくと非常に焦った気持ちになりますが、大学生って、夏休み長いんだよなぁ。おれたちの夏休みはまだまだこれからだ!休みを謳歌していきたいです。

休養

耳を澄ますと秋の虫のころころとした音色が聞えてくる。
耳の奥で鳴る鈴が、宵の中、道しるべとなって語りかけてくる。
心の中がりんと静まり返る。
淀むことなくたしかに流れてゆく月色の川に冷やされた風が、私の髪の毛先を冷たくさせて昼間青かった植物はやわらかく揺れた。
部屋に飾った生け花はすこしづつ老いていく。あるいは少しずつ昇天していく。
削っていくほど完成形が象られていく彫刻を見ていると、削られたこころはどんな形をしているのか見てみたくなる。
手持ち花火は綺麗だと思ったそばからほろほろくずれていく。この先も火に触れることはできない。

耳を澄ますと秋の虫のころころとした音色が聞えてくる。
耳の奥で鳴る鈴が、宵の中、子守歌となって囁きかけてくる。
静かな泉が湧き起こるようになにかが心の中でこぼれた。
ぽろぽろぽろぽろ涙がとまらなかった。

*****
まいです、ごきげんよう❀
近ごろ、朝夜がすごしやすい気温になる日も増えてきました。
汗をぬぐった時、ふと姿を見せる秋の予感のそのなんともいえない寂しさが私は好きです。

先日、日帰り旅行にと日光を訪れたので今日はそのお話を。
日光に行く日の朝は3時半起きでした。
朝早くから支度をするから?そうではありません。珍しく目が覚めてしまいました。
早朝4時前に国際宇宙ステーションが東京の空を飛ぶと前日のテレビでいっていたことを思い出し、私はひとり静かに枕元の窓をあけて南東の空を眺めていました。
すると、本当に見えました。肉眼で、たったいま宇宙を漂っているステーションを見ることが出来ました。予測されていた58分ぴったりに一つの星がきらっと光って星であれば不自然な軌道を描いて2分後にきえていく。月のそばを通過して。

これは国際宇宙ステーションが東京の空の上を通るときに、その空が晴れ、かつ宇宙ステーションに太陽の光が当たっていなくては見られないという、貴重な瞬間のようでした。
たったいまベッドにいる私と宇宙にいるだれかが直前上にいたと思うと興奮して眠れませんでした。
良い一日だった、と言いかけた時はまだ朝の7時でした。これからがメイン、旅行の始まりです。

淡い曇天だった日光は心地よいくらいに涼しく、苔の緑が本当に美しく光っていました。
神社を見、自然と戯れ、おいしい空気を肺いっぱいにとりこんで、お土産はこれでもいいかなと思いました(笑)。
帰りがけ、揚げゆばまんじゅうを買おうと思っていたのですが気づけばお店が閉まっている時間。
すこしがっかりしていると、あと3個残ってるよーというおばさんの声。
あとこれだけだから2個の値段でおまけしておくね、と笑顔で渡してくれたおまんじゅうは、手の中でじんわり温もりました。

考え事や余計なものをどこかへ置いて、身軽に旅へ行くというのは心の洗浄になってとても良いなと思いました。人里離れた場所にいるのも落ち着くなあと思いつつ、さいごは人の温かさで満たされていました。

今日はこの辺で。それでは。

優雅なひととき

こんばんは、まなです。皆様いかがお過ごしでしょうか。夜が段々涼しくなってきて、もう秋がすぐそこにいるような予感がしました。暑い夏は嫌いですが、この時期に感じる特有の匂いと空気が好きです。

さて、ある日リビングで姉と過ごしていたときのことです。

「アフタヌーンティーって1回は行ってみたいよね」
「まぁ確かに。でも値段ピンキリだよね」
「じゃあ思いきって高いとこでデビューしようぜ!!」
「!?」

というわけで行ってきました。虎ノ門ヒルズの最上階にあるホテル「アンダーズ東京」内のレストランで楽しめる季節限定フルーツのアフタヌーンティーです。字面だけで強そう。今回は夏限定のピーチアフタヌーンティーで、桃を使ったセイボリーやスイーツが出てきました。ちなみに食レポ下手です。よろしくお願いします。

まずレストランに入る前から驚いたのですが、アンダーズ東京直通のエレベーターがあるんですよね。エレベーター内には鯉と花が彫り込まれた壁と、お香のような香りが漂っていて、何だかラグジュアリー。姉とソワソワしながら51階へ。エレベーターに引き続き良い香りのするラウンジを抜けて、レストラン「ザ タヴァン」に入店。ふっかふかのソファーに座って窓から見えるスカイツリーやお台場を眺めていると、あっという間にセイボリーとスイーツが運ばれてきました。



お、お洒落〜!!!セイボリーが一口サイズばかりで、ちょっとお腹が空いてしまうのではと思いましたが、一つ一つ味わいながら食べた上、スイーツを沢山楽しめるので自然と満腹になりました。

セイボリーで一番美味しかったのは「桃と大葉のベニエ 梅肉ソース おぼろ昆布」です。ベニエはフランス語で〈揚げた生地〉、和風ベニエ……つまり天ぷらですね!桃が合わさる味を想像出来なかったのですが、具材が喧嘩せずそれぞれ調和して感動しました。

スイーツも全て美味しかったので、一つ一つ紹介していきたいところですが……衝撃を受けたものを挙げるとすれば、やはりスコーンでしょうか。シナモンクリームがバター風味豊かな生地とマッチしていて「はわわ〜!!!」と思わずにっこり。自分で作ってみたいくらいハマりそうでした。今度シナモン買ってみます。 

ここには書ききれませんが、値段に相応しい得難い体験ばかりでした。もう既に2か月後食べに行く予約をしています。これを楽しみに明日も頑張ろうと思えるアフタヌーンティー。ステマのようになってしまいましたが、本当に楽しかったので皆様もぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

酔いはまだ醒めず

こんにちは、やなです。
昨日、推しアイドルの卒業が発表されて心が死んでいます。本当は彼女について語ろうと思っていたけれど、書いている途中で泣いてしまって全然筆が進まなかったので、全然違う話にしました。気持ちを整理してから愛を綴ろうと思います……!

***

人生で初めて、居酒屋に行った。
私は人生でアルコールというものを飲んだことはほとんどない。人並みに酒を嗜む両親からひとくちだけ酒をもらったことはあるものの、独特の苦味と匂いに耐えきれず、いつもほんの少しだけ口に含んで終わっていた。そんな私を見た両親は、やなはまだ酒の味が分からない子どもだね、と笑う。別に酒は飲まなくても生きていけるし、逆に飲まない方が健康でいられるでしょうに。若い頃は大酒飲みだった祖父が歳をとって病気になり、大きな手術を何度もしているのを思い返す。お酒の味なんて一生わからなくてもいいわね。
居酒屋は酒が飲めない大人にはまるで関係のない世界である。これまでずっと縁がなかったし、これからもないと思っていた。しかし、私がバイト先から退職するとき、せっかくだからと同僚2人に飲みに誘われた。どうやら焼き鳥が美味しいお店らしい。
居酒屋なんて、酒が飲めないのに行っても大丈夫かしら。その分焼き鳥を食べればいいんじゃない?と母。そうか、焼き鳥を食べに行くと思えば気が楽だわ。

居酒屋なんて、どんなに煙草とお酒の匂いで溢れているのかしらと思っていたが、それほど煙草とお酒の匂いはしなかった。店内は焼き鳥の炭火焼きの匂いが充満していた。注文にも手間取って挙動不審になっている私とは違い、同僚2人は手馴れた仕草でアルコールと焼き鳥などを注文する。やなちゃんは?どうする?あっ私は……この店は何が美味しいの?生つくね串だって。じゃあそれで……

色々な話をした。バイト先のほんの少しの愚痴や、恋バナ。教習所の話でも盛り上がったし、興味のある学問の話もした。途中でネタが尽きて、共学と女子校について語り合ったりもした。
私よりも年下の彼女たちは、大きなビールジョッキに並々と注がれたアルコールを何杯も空にしていた。私も烏龍茶や緑茶で応戦した。
あれだけ酒の分は焼き鳥を食べる、と意気込んでいたのに、いざその場になると意外と食べられないものである。思ったよりも料理の味が濃くて冷たい烏龍茶を次々と喉に流し込んでいるうちに、満腹になってしまった。

そのうちに、誰ともなく、帰ろうか、と言い出し、居酒屋を出て夜の繁華街に躍り出た。夜の街はネオンがギラギラと光り輝き、周囲の居酒屋から漏れ出す料理や煙草の匂いで充満していた。酒を浴びて頬がほんの少し上気した友人たちと、歩く。

初めての居酒屋は、ほんの少しのアルコールと、肉が焼けた香ばしい匂いがした。

***
※本文の登場人物は全員20歳以上です。
※19歳以下の飲酒・喫煙は法律で禁じられています。お酒と煙草は20歳になってから。

湿気たSPARKLERS

 こんばんは! とみーです。いつもは何時に更新しても「こんにちは」と書くのですが、今日は手持ち花火のお話なので、夜モードです。

 さて。先日、母が和室を片付けていたところ、いつからあるのか分からない未使用手持ち花火が出てきました。本当に記憶にない花火だったのですが、5~6年前にクリーニング屋さんでおまけに貰ったものではないかと予想しています。
 本日、せっかくなので幼馴染に「花火をやらないか」と聞いてみたところ即了承。声掛けて三秒でお互い玄関から出てきて、いえ~いと花火の準備をはじめました。何年も家に置きっぱなしであったことは確実なので、湿気ているとは思っていましたが、火薬部分の半分くらいあぶってようやくシュパシュパ言い始めてとても面白かったです。

 本当に火がつかない。付属のローソクもなぜか火がつかない。直火チャッカマンでしたね。

 上のはようやく火がついたと思ったら五秒で花火が終わったものです。下は一番マトモにパチパチしてくれた花火。
 突発的に始めた湿気湿気花火大会(プチ)でしたが、なんとも言えないショボさと、家の前(※)でやるというほのぼの感、速攻出てきてくれる幼馴染にとても癒されました。
(※我が家は首都圏に行ける交通の便があるだけのそこそこ田舎&裏は畑系の家なので、夏になるとその辺のご家族みんなバーベキューも花火もします。)

 昔、私にとって花火は夏休み終了の合図でした。毎年家族で出向いていた隣町の花火祭が、ちょうどこれくらいの時期にやるので、楽しさと休みの終わりを同時に感じるという、なんとも味わい深い時間でした。あの頃の感覚を思い出すと、今でも少し切なくなります(笑) 手持ち花火も夏によくやりましたが、やっぱり夏の終わりにやっていたので、今日はそんな昔を思い出す日でした。10年以上経っても一緒に花火をやってくれる幼馴染ちゃんには感謝です。

 大学生の夏休みはもう少し続きますが、皆さまは何か思い出は作れましたか? こんなに時間がとれるのは長い人生の中でも貴重なことなので、良い思い出が作れることを祈っています。
 それでは、また。

(追伸 900円分スクラッチを買ったら、1300円当たりました。ラッキーです。)