寝不足ゾンビにご用心

みなさん、こんばんは。さやかです。
せっかくの投稿だし、面白いことを書きたいのですが、ここ三週間ほど死にそうな顔で家・大学・サークルを行き来していたので、本当にネタがありません。さて、いったいどうしたものか。
そもそも、なぜ死にそうな顔をしていたのか。
その1。サークルが忙しすぎた。
最近、私のサークルでは来年の活動に向けた会議が週2とかで行なわれています。この会議の準備とか、準備とか、準備とか、議長とか、準備とか。隙間時間はひたすらサークルのこと考えてました。サークルに関しては、あと一か月くらいは多分こんなかんじです。おかしいな、合唱したくてサークル入ってるのに、会議時間(とその準備時間)の方が長い気がするぞ。
その2。授業の準備がえぐかった。
我らが日本文学科には演習の授業があります。担当される先生により授業の雰囲気や内容は異なりますが、それぞれの生徒が担当箇所を持ち、調べ、考察し、発表する、という授業です。私はその演習の授業を二つとっているのですが、事件が起こったのです。
「受講している二つの演習の発表時期が被る」
これがどれほど大変な事か、日本文学科の方はわかってくれるはず。何がどうなったとか私には全くわかりませんが、気づいたら月曜に一つ発表をし、その翌日また別の授業で発表というスケジュールになっていました。このことに気づいたときには顔面蒼白になりました。ほんと、なぜこうなった。いつもなら調べたり考えたりするのはすごく楽しいのですが、もはや楽しいとか言ってる場合じゃありませんでした。週5で大学図書館に通い、いつも同じパソコンを陣取ってました。司書さんに変な奴だと思われていないか、とても心配です。
……とまぁ、色々なことに追われ、気づいたら十月が終わりそうです。明日ハロウィンなんですね。みなさん、ハロウィンの仮装しますか?今年、渋谷ではハロウィンは誇りになるらしいです。ハロウィンが誇りって難しいですね。言いたいことはわかるのですが、字面にすごいインパクトを感じます。何事もなく、無事に渋谷ハロウィンがおわるといいですね。
……今回の投稿、これで大丈夫なんでしょうか。何か書かなきゃと血迷った挙句、誰も楽しくない苦労話をした上、気づいたら渋谷ハロウィンの話をしている。きっと睡眠が足りてないのですね。寝不足でゾンビになってしまう前に、今日は早く寝ようと思います。
大学でも体調不良の人が増えているようです。皆さま、私のように睡眠時間を削ることなく、体調にはくれぐれもご注意ください。
それでは、また!

さぁさ今宵もpixivで一杯

こんばんは。むーと申します。
さっきからくしゃみが止まりません。あったかいフリースを着こんでも、体にぼーっと熱がこもるだけでくしゃみの改善には至らず、よもや風邪……?となってます。やめて、風邪なんて引きたくない!!
いやそれにしたって寒くないですか!?  ほんとにもうやんなっちゃう。
気がつけば冬に片足つっこんでいて、秋はどこにいったのやら。早く冬物買わないと、学校に着ていくものがマジでないです。2週間くらいしか日の目を見なかった秋物で強行突破するしかない。それは流石に凍死する気がします。
家にいても寒くて、最近のもっぱらの楽しみは布団にこもってスマホで好きなコンテンツの二次創作を読みふけること……なのですが、今日はそんな日本の古今の二次創作のお話をばと思って参りました。
後期になってわたくし、中世と近世の授業を取り始めました。
それぞれ能、怪異が主題の授業で、大変興味深く受講しているのですが、なんというかこう、オタク気質にドストライクするというか、そういった内容がそれぞれの授業の中にめちゃくちゃにあって。
何と言ったら伝わりやすいかな、「シチュエーション萌え」みたいな。きっと私のように二次創作を愛好していらっしゃる方には、多くご共感いただける感覚なのではないかな、と感じています。
まず能から。能には、『平家物語』などから主題した作品が数多くあります。例えば能〈敦盛〉は、『平家物語』の「敦盛最期」のその後の物語、として描かれています。めちゃくちゃ簡単にどんなお話か説明しますね。
原典では、若く美しく気高い笛の名手であった平敦盛を、そんなに名の上がらない中年であった熊谷次郎直実が打ち、我が子ほどの年頃の少年を手に掛けた悲しさにより、直実は敦盛の供養のため出家する……というところで物語は留め置かれているのですが、能〈敦盛〉ではお坊さんになった直実の前に、敦盛の霊が現れます。自分を殺した仇であると共に、誰よりも供養してくれる直実に、いかんとも表現しがたい思いを抱きながら。
はいオタク。好きでしょこのシチュエーション。一言で言い表してしまうなら、死んだキャラが幽霊になって別のキャラの前に現れる話。私は好きです。
生存if、とかも頻繁に目にしますよね。物語の中で無念の中死んでしまったキャラクターを、何とか救い上げたい。そんな思いが、二次創作を生み出し、同時に広く人に読まれていく原動力になるのではないかなと思います。一次創作を享受する人々の作品に対する愛が二次創作には表れていると思うのですが、はてさて、能の世界でもそうした動きがみられるとは、少し驚きではないですか。
次に怪異。『牡丹灯篭』というお話があります。妻を亡くしたばかりで沈んでばかりいた男が、この世のものとは思えないほどの美人と出会い、恋に落ちる。不審に思った知り合いが、ある夜男の家を覗き見ると、美人の姿など影も形もない。彼は、一体の骸骨と仲睦まじく抱き合っていた――知り合いは男を寺へと連れていき、女の霊から男をなんとか救い出そうとするが、最後には男は女の霊に取り込まれ、死んでしまう。
はいオタク。好きでしょ人外×人。私は好きです。このお話のすごいのは、派生作品が何度も作られているということ。原典は、中国の古典。それが日本に伝わって、翻訳のみならず舞台設定や登場人物の名前を日本に置き換えた作品が何作か登場し、果てにはかなりの脚色が加わって、三遊亭円朝の落語『怪談牡丹灯篭』になっていく。そのいずれも、1つとして筋が徹頭徹尾同じものはありませんが、上に大まかに書いたあらすじは、いずれの作品でも守られていくのです。原典におけるそのシチュエーションを、後年の作家たちは二次利用し、継いで行っているのです。
ちと話がずれるやもしれませんが、二次創作って、その大半は型に当てはめたようにおんなじ構造をしています。先に書いたようないわゆる死ネタ、登場人物の死そのものを描いたり、死んでしまった登場人物に救済を与えたり。シンデレラストーリー的なものや、「実はこのキャラは喧嘩がものすごく強くて……」みたいなものもよく見かけるように思いますが、きっとそうした型って、ずっとずっと昔から受け継いでいるものなのだろうなと、授業を受けていて感じたのでした。起源がどこにあるかはわからない、けれど一度魅力的なものが生み出されると、『牡丹灯篭』のようにどんどん再生産されて行って、またそうした1つの型になっていく。
なんだかそうした、現代のオタク文化の源泉をそこに見たような気になったのでした。
二次創作をたしなんでいる以上、一次創作に対する後ろめたさ、みたいなものはだれしも持ち合わせているだろうと思います。ちゃんと原典があるのに、そこからそれる形で作品を摂取していていいのだろうか、みたいな。けれど、二次創作が日本の文化をより豊かにしていった歴史があるのも確かで。きっと、創作を摂取する人間がいる以上、二次創作が生まれていくのは自然なことなんだろうなあ、と思います。そんな肯定感のようなものを、気が付けば授業の中で得ていたのでした。
一次創作に対するリスペクトを忘れずに、これからも二次創作をエンジョイ出来たらと思います。
それでは今日はこのへんで!お相手はむーでした~~

米を食う会

こんにちは、みのりです。
先日、よく遊ぶ友達とまたお泊まり会をしました。
友達の1人が「鬼滅の刃」にどハマりしていたため、アニメ映像とパワポ資料(友達自作)でプレゼンという名の用意周到な布教をされ、お泊り期間中に単行本全巻を読破しました。
名前は最近耳にするなと思っていたものの、アニメも見ず漫画もなくしっかり触れる機会がなかったのですが、読めて良かった!人気なだけあって流石良い漫画でした!!!
その勢いのままTwitterで神絵などを検索していたところ、丁度その日に発売されたジャンプのネタバレにぶち当たり、人生の難しさを大いに感じました。
 
イメソンはしんどい気持ちを増幅させますので、例によってこの作品に関しても友達とイメソンの話をしていたところ、宇多田ヒカルの「桜流し」、Mr.Childrenの「花の匂い」などが挙がりました。聴いてください……(懇願)
「鬼滅の刃」自体を知らない人にこのイメソンから作品の雰囲気を察する遊びをしてほしいです……はあ……。
 
また、お泊まり会は目白祭期間の週末にやっていたのですが、途中目白祭にも顔を出してみるとおそらくメディア研究会の方々と思われる見目麗しきこすぷれのお姿がちらほらと……そしてそれも結構「鬼滅の刃」…!!!!
流行りジャンルすげえ~!!
とにかく眼福でしたが、目白祭に顔を出したタイミングではまだ鬼滅への理解が浅かったため、麗しきこすぷれを存分に堪能出来ていなかったことが悔やまれます…。普通の日でもこすぷれしてほしい…私が幸せになるから……。
たまに池袋とか後楽園とかでこすぷれの方々見かけると一気にぶわわっと幸せになりますよね。世の全ての能動的オタクの皆様に感謝。
(目白祭、日文喫茶の皆様お疲れ様でした!!!!)
 
 
と、オタクの話は置いといて、今回のお泊まり会の一番の目的は、
別の友達プレゼンツ、「米を食う会
でした!
 
参加者(4人)それぞれが任意の白米とオススメのご飯のお供を持ち寄り、揃った白米を食べきるまで米メインの食生活を送る、というものです。
焼肉や生姜焼き、お刺身などの、ご飯は進むけどそれっておかずがメインじゃない?と判断されるもの(境界は非常にあやふやです)はNG、炒飯やお茶漬けはOKで、あくまで米がメインになる食生活!という認識で準備は進みました。
「任意の」という点が難しく、誰かがふざけて大量に米を持ってくると一気に罰ゲーム感が増してしまいますし、ご飯のお供も誰が何を持ってくるか分からないため最悪ご飯ですよ×4という事態にもなりかねない──。
それぞれの行動を予測し、誰がどう動くか考えながら自身の遊び心も忘れずに決戦の日に臨む高揚感、非常に楽しかったです。
揃ったお供がこちら。
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みんな理性的だったのでアホのような白米の量にはなりませんでした。が思っていたよりもご飯のお供が美味しくて白米が進む進む進む!!結局2日で11合以上はペロリとたいらげ、白米が足りないので持ち寄った分に追加で用意することになりました。
白米が美味しいって幸せですね!!!地球が爆発する前日の食事はやっぱり白米中心のメニューが良いかもしれません。
 
アホな思いつきでこれやりたいな~と思った時に、軽率に乗って全力で楽しんでくれる友達がいてくれて、学生生活めちゃくちゃ楽しいです。今回は友達企画でしたが、私が何か言った際も私以上に楽しんでくれたり……、これは友達相手だからというより、オタクってみんなこうなのかもしれんと思ったりしますが。(熱い風評被害)
やりたいことってどんどん増えますし、後でやろうと思ってもその後でにはその時にやるべきことややりたいことが新しく入ってくるものですし、今やりたいなと思ったことはすぐやっちゃおうと改めて思いました!!
やりたいと思った時にやれる環境があるなら尚更ですし、躊躇ってる時間も勿体ないくらいやりたいことがたくさんです!
でも好奇心と衝動で動きすぎてちょっと軽率すぎる事態もたまに起こるので(自戒)、動きながらも脳みそはいっぱい回さなきゃですね、少年漫画みたいに!!!
 
刹那的な快楽に後からくる皺寄せ。家に帰って何日か経つと、顔の輪郭に肉が増えていることが気になりました。
それでも楽しかった記憶は残るし、今楽しいがずっと続けば人生は幸せと思う人もいますし、でも社会に出てはそうもいかないですし、自分にも飴と鞭は使い分けなければですし、なりたい自分は何か…自分の納得できる人生とは何か……思考の海にドボン…。とりあえず顔周りの肉をどうにかしたい……デブン…。

家宝と安堵

みなさまこんにちは、てるです。
一昨日は雨風が激しく、私の地元の茨城でも冠水した箇所がいくつかありました。妹が乗っていた電車も何度か止まったとのことでした。
私は当日の夕方頃、学校に来ていたのですが、学生課に書類を提出した帰りにブォオオと風に吹かれて傘がバキバキに折れてしまいました。サークルブースで分解したのち、傘なしで帰ることに…。頑丈な傘が欲しいぞ!!!!!
さてさて…先日は目白祭がありましたね。
今年は文芸部の代表としての参加でした。注文していた文庫本も無事届き、当日も順調に進み、片付けを終えることができました。今年の部誌(文庫本)の表紙も素敵に仕上げていただき、出版社さんには感謝しかありません。編集作業や誤字脱字のチェックなど夏期休暇はヒンヒン言っていましたが、今振り返ると貴重な体験だったなあと感じると同時に、できあがった本を見ると、安堵感や感動のほうが大きいなあと思いました。
この本は家宝にします…。
先輩が魔方陣のごとく並べてくださった今年の文庫本をご覧ください↓
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また、文化祭といえば屋台!ということで、焼きそばやチヂミをむしゃむしゃしてました。サークルのシフトがないときに買いに行くのが楽しいのですよ…。
目白祭に遊びに来てくださった皆様、ありがとうございました。また、開催側の方々もおつかれさまでした!
ゆっくり休んでください…!
それでは、また。

卒論のやみ

 
うお~~~疲れた~~~
どうも、先日友人たちとスーパー銭湯へ行き、岩盤浴で汗をだらだら流し、冷え冷えの部屋で毛穴を引き締め、再び岩盤浴で汗を流した後温泉につかってデトックスをしたゆかです。
その日はなんとも無かったのですが、翌日の今日になって、一気に疲れが出たようで、本日なんと三回もお昼寝をしてしまいました。これはもう今日は眠れないのではないか?という予感がうっすらします。
そういえば最近の自分、帰宅したら疲れて動けなかったり、すぐに寝てしまうことが多かったな・・・と思うので、ここで一気にリフレッシュできて良かったです。多分気が張り詰めてたんだろうな・・・。
 
夏休みで、卒論の本文を書ける所まで書き、後記の発表では少し修正を加えるだけでそのままコピペすればOKみたいな文を書いていたので、私は比較的他の人々よりも、卒論に対して、確実に提出は出来るという余裕があると思います。しかし気持ちの余裕は全く無く、日々「卒論どうしよう・・・」とぼんやりしたり、レジュメで上手く自分の納得のいく考察が書けずに、延々とパソコンに向き合い無為な時間を過ごす日々を送っています。でもお絵かきは、時間がある今の内にしたいから早く義務を終わらせたいと焦り・・・そして何も出来ずに一日が終わる・・・ウワー-――ッッ!!!(発狂)
発狂と言えば、ここ一年、みのりと私の中で唐突に発狂するのがブームになっています。はあ・・・大学で仲良くなった友達と、社会人になったらなかなか会えなくなるのが辛いです。同僚といっても、あんまり隙を見せたくないというか、私はあくまでビジネスライクでいたいというか・・・いつ人に陥れられるか分からないので、三年くらいは本音を出さないようにしようと考えています。だから・・・きっと友達は・・・できないんだ・・・多分・・・ そんな中、みのりをはじめとした、私と仲良くしてくれるオアシス達となかなか会うことができなくなり、発狂してふざける事ができなくなるのはとても辛いです。うう・・・早く働いて一人前になりたいけど大人にはなりたくないよう 矛盾するSOUL
 
バイザウェイ
 
卒論の話に戻ります。私は自己肯定感の鬼なので、自分の卒論は結構良い線いっていると思いますし、この学年の誰よりも頑張っているという自負はあります。でも・・・ちょっと頑張りすぎたかなというか今ちょっと充電切れみたいな感じで・・・頭が全く働かないというのが現実侍
でも!!!それも!!!!!!!!!!!!!!!!!!今度の!!!発表で!!!終わるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!あはは!!!!!!
今度の発表で、私が論じる事は全て終わり、そして今のところ補足する点はないので、最後の発表はまとめをするだけで終わるかな~という風に考えています。うお~~~~ここまで長かった~~~~!(まだ終わっていない)
11月は、今まで頑張った分気持ちに余裕があり、また、根を詰めなくても大丈夫なようにそれまでの私が頑張ってきたので、比較的穏やかな気持ちで過ごせると思います。でも多分、あまりにも早く原稿が完成しすぎて逆に不安になる症状が出そうです。こわ。ワーホリじゃん・・・
は~~~とりあえず、今から迷走しすぎて放置してるレジュメに取りかかり、全部終わらせるぞ~~~!!!えいえいおーーーー!!!
 
おわり

ごんぎつね

最近寒い日が続きますね。雨も降ったりなんかしちゃったりして。
もう既にヒー○テック様のお世話になっております。
私はもともと一年を通して末端、特に手が冷たい人間です。夏は便利だったりするのですが、冷房で凍えることもしばしば。友達の手であっためてもらっています。
冬が近づくとだんだん手が固まって動かなくなっていきます。字を書くにも文字を打つにもとても不便です。
そんな寒さから手を守ってくれるのは手袋ですよね!手袋大好きマンの私は家に何種類か手袋があります。
ただ、スマートフォン生活になつてからというもの、全部をガードしてくれる普通の手袋だと、何もできなくなってしまいました。いまは指先が出ているタイプを使用しています。指先の覆いが着脱可能なものです。
最近ははめていても操作ができる商品があるようですね。
オススメの手袋がある方!ぜひ教えていただきたいです。
おやすみなさい。良い夢を。

古筆の魅力

こんばんは、れいです。
無事目白祭が終わり、とりあえずホッとしています。皆さんのブログにもある通りですが、私も日文喫茶に参加しました!先輩方が誘ってくださって、またイベントまで担当させていたただけたことがとても嬉しかったです。準備の日の前後で、家で飼っているわんこの体調が悪くなったりで、色々とご迷惑をおかけしてしまった部分もあって…。先輩方がとても頼もしく、来年私たちがこれだけのことをできるのかなと心配です…。
さて、皆さんが目白祭について書いて下さっているので、今日私は「古筆」について書こうと思います。「古筆」とは、大まかに平安から鎌倉時代の筆跡のことで、主にかな書のことを言います。また芸術的な仮名だけでなく、紙(料紙)などもこだわっている場合も多く、すべて一つの作品としての美しさがあります。
今日古筆について話す理由、それは8月からかな書道を習い始めたからです。私は高校の時に書道部で仮名を勉強していたこともあり、いつかまた仮名を書きたいと思っていました。様々なめぐりあわせがあって今回習い始めることができました。そのかな書道は、主に古筆を臨書(そのままに写す)するのが勉強になるので、自然にたくさんの古筆に触れることになります。
今私は、高野切第一種(こうやぎれだいいっしゅ)や、小島切斎宮女御集(こじまぎれさいくうにょうごしゅう)などを臨書していますが、同じ古筆でも書いた人によって字の癖や特徴があったりで、どれも違った魅力があります。高野切は古今和歌集が書かれており、習った和歌を平安の人の筆跡を見て直接自分の手で書くことができるというのは、言葉にならない感動があります。
古筆というのは、国文学を研究する上での資料としての役割、紙や筆跡の美しさの二面性を兼ね備えています。例えば石山切(いしやまぎれ、伊勢集や貫之集)は、破継という複数枚の紙を継いで一枚の紙を調製(作る)していて、それが山の絵になっていたりするなど、細部までこだわっている所が、当時の人の、和歌を書いて一つの作品にするという熱意が伝わってきます。もちろん、書かれた背景には時代の変化(例えば貴族社会の終わりなど)もあるので、作品を制作年代から見るのも興味深い点があります。
今は当たり前に、紙を使い捨てるという環境にあるけれど、書かれた時代の人々にとっては紙は今よりも貴重であっただろうし、だからこそ最高のものを作りたいという気持ちがあったのだと思います。また臨書してみると、当時の人の筆の運びがいかにきれいであったかが分かります。ただ形だけではなく、浮沈(筆の浮き沈み)を効かせ紙に食い込むように立体的な字を書く技術、また筆の運びの強弱。全ていくら私たちが何十年と積み重ねても届くことができないものがあります。
古筆はいくら見ても飽きず、見るたびに感動して美しさに心震えます。
京都国立博物館では、佐竹本三十六歌仙絵が出ていることで話題になっていますが、同時に寸松庵色紙や西本願寺本三十六人集なども出ているようで、見るのが本当に楽しみです(実はまた11月に京都にいる友人の所へ遊びに行く予定が立ちました!わーーーい!)。
複製もいいけれどやっぱり実物が見た―――い!楽しみです。
今日はここら辺で。おやすみなさい。

日文喫茶無事終了!

皆さん今晩は。如何お過ごしでしょうか、えぬです。ほんの二週間ほど前に台風と大雨で全土がパニックに陥っていたとは思えないほどの秋晴れが続いてますね。加えて肌寒い気温が朝から夜まで続き、ヒートテックを着るべきか否かで毎朝悩んでおります。
さてさて話は変わりまして…まず先日の大雨と台風について。皆さんご無事でしょうか?私は地元の川が氾濫してしまい、一日だけですが避難所生活を送りました。家の方は大事には至らなかったのですが、この台風の件で一つ、自分でも自覚していなかった弱気な性格を発見することになりました。自分はタフな性格だと思っていましたが、自然災害への恐怖と避難所でのプライバシーが守られていない環境に対するストレスで眠れず、その後長く鳩尾の痛みと呼吸の苦しさに悩まされました。「台風が去れば帰れるだろう」と避難所に着いた頃は気楽に考えていたので、まさか自分が緊急用の毛布や保存食のビスケットを渡される立場になろうとは思いもしませんでした。何より、周りの人間がそこまでダメージを受けている様子が無い中で一人だけずっとこのストレスを引きずっている自分が情けなくて仕方ありませんでした。
自分の知らない一面を知ることが出来たのはとても貴重な事でしたし、そして自然災害に関しては常に日頃からの対策の準備が必要だという事を改めて感じました。
 
さてさて暗い話はここまでにして、つい先日の開催された目白祭について語りたいと思います!参加するのは恐らく今回で最後になると思われる学祭、今年はアルバイトも店長に頼み込んでお休みを頂き、二日間まるまる催し物に参加する事が出来ました!今年も昨年度同様、”日本文学に興味を持って頂きたい”というコンセプトのもと集った有志で「日文喫茶ロマネスク」を企画し、今年も大盛況で二日間を終える事が出来ました!!
何より嬉しかったのは、昨年度は準備のお手伝いだけで当日の参加が出来なかったのですが、今年は準備の段階から片付けまで携わり、当日は昨年度は着る事の無かった袴を着て参加できた事です!!日文生は着付けの出来る学生が多く、準備期間中にビシバシと鍛えて貰ったお陰で、まだ不安は残るものの一人で着付けが出来るようになりました。とても嬉しいです…!!今年は内装も昨年度に負けない日文愛を届けるべく、昨年度は諦めたステンドグラスを卓上サイズの小さく可愛らしいものにして中にキャンドル型ライトを入れてお洒落に演出したり、令和元年という年にふさわしい展示を後輩達が制作してくれたり、文豪ミスターコンテストを開催し、ご来店いただいたお客様に最後まで楽しんで頂けるような企画展示をする事が出来た事がとても楽しくやりがいがありました。それも参加メンバー全員で取り組み案を出し合いながら作り上げていく事が出来たので、素敵な企画に参加できてとても幸せでした。
これから就活に向けて慌ただしくなると思うのですが、この目白祭に参加した時の楽しさを思いだして頑張ろうと思います。それでは今回はこの辺で、えぬでした!!

落ち着け令和

こんにちは!ももです
急激に寒くなったように感じるのは私だけでしょうか。秋ってなんだっけ。紅葉の季節ってなんだっけ。天高く馬肥ゆる秋とは申しますが、「馬肥ゆる」の部分しか適用されておりません。ヤバイ。
本日10月22日は即位礼正殿の儀が行われましたね。日文生として見逃せないなと思いながらうっかりいつもの習慣でがっつり寝ていたアホはこちらです。
式が始まった途端に台風が消え、雨が止んで虹がかかり、富士山が初冠雪になり、天叢雲剣のオリジナルがある熱田神宮のエリアが降水確率70%だったところが晴れとなり、季節外れの桜が咲いたところもあり……などなど。絶対に後世の人々が聞いても信じないような奇跡が連発したそうな。今生きている私でさえ信じられないもんな…。一体どこの古事記だよ。この国ではまだ神話が生きていると実感しましたね。
令和が始まってもうすぐ半年が経とうとしてますが、記憶に留めておけないほどいろんなことが起こりましたね。私としてはやはり自然災害が顕著だったかなと思います。極端すぎる寒暖差とか台風とか。今年は三連休を狙って起こしあそばす台風様がちょっと多すぎたような。しかも首都激突するものも多かったし。首都を通過するから悪い、しないから良いという考えはないですが、まあでも首都圏に繋がる交通網がことごとくアウトになったのは衝撃的でしたね。私の地元で走ってる地下鉄は普通の台風なら止まることはないんですが(その地下鉄場所によっては地上どころか高架を走ってる)、さすがに運休しましたね。テレビ見ながら「ついにお前も台風に屈したか」と唸ってみたり。
とにかく台風が千葉県に残した爪痕はあまりにも大きいので、さすがにそろそろ勘弁して欲しいです。これ以上日本に観光しに来なくていいからね台風の皆様。
それでは皆様、Have a nice day!

目白祭お疲れさまでした!

こんにちは、あかねです。昨日と一昨日に開催されていた目白祭が終わり、今日は後片付けの日でした。私は4年生なのでサークルは引退、日文喫茶にもお客さんとして行っただけなので、今日は大学生活で初めて休みの日でした。今年の日文喫茶に関してはいつか3年生の皆さんが書いてくださるかとは思いますが、お客さんとして行って、とても日本文学を楽しめた喫茶だったので感想を述べていこうと思います。
まずはイベントです。喫茶なのだから飲食物がメインかと思う読者の方々もいらっしゃるかもしれませんが、日文喫茶では1時間に1回、イベントが行われます。そこで、展示の他にも日本文学に触れて楽しさに気が付くことができるのです。私が土日の両日行って見られたイベントは、令和という元号に関するものと、文学作品の冒頭を読んで作品を当てるもの、小さい頃に誰しもが読んだ昔話を原典である古典作品と読み比べるものの3つでした。どれも「授業でやったやつだ!」と懐かしく思いながら解きました。稀に知らなかった作品が出てくるので、日本文学というジャンルの広さを痛感しました。
次に飲食物です。土曜日は小雨でしたが日曜日は晴れ、予想より暑くなりました。2杯目は1杯目と同じ飲み物に限り無料というのがありがたかったです。また、カステラ等、かつて文豪がどんな気持ちで食べたのだろうと思いを馳せながら食べるのは楽しかったです。イベントがない時はギターを抱えた萩原朔太郎や、芥川龍之介を真似する太宰治も見られましたしね!
最後に展示物です。作品と作者の写真があり、投票できるようになっていました。私は有名どころの芥川や太宰、石川淳に投票したのですが(2日間で3回訪れたので3回投票しました。許可も得ました)、国木田独歩や宮沢賢治、中島敦にも多くの票が入っており根強い人気を感じました。教科書で皆さんも読んできたからだろうと考えました。文学カノンですね……。展示してあった本も、光源氏が栗になっているもの等、読んでみたい作品と多く出会えました。様々な時代の日本文学と会えて良かったです。
それと、伝票が文豪にちなんだメモ帳だったのが思わず笑っちゃうほどほっこりしました。「注文の多いメモ」は最高でした。
以上、目白祭での日文喫茶の思い出でした。サークルの受付としてシフトが入っていたので日文喫茶で見られないイベントもあったのですが、とても楽しかったです。酷いわがままなのですが、このまま伝統として続いていったら良いなと思います。そして、多くのお客さんにとって、充実した日々を送るきっかけとなるような作品に出会える場となったら良いですね……!日本文学の楽しさはきっとそういう、何気ない日常の端々に表れてくるものだと信じているので……あくまで私個人の意見ですが!
それでは関わった皆さん、本当にお疲れ様でした。ご来店くださった方々、ありがとうございました。興味をもってくださった方々、是非来年ご来店いただければと思います。
あるいは貴方が次の日文喫茶のメンバーかもしれませんね!