楽しみ

こんにちは。

いよいよ教育実習が来週から始まるということで、古典文法の勉強をしております。

いえ違うんです、忘れたとかそういうことでは断じてないんです。

ただ…文法に対する見方が大学と高校では少し違うといいますか、しばらく使っていなかった高校古典の文法用語をふ・く・しゅ・うしているんです。

高校の古典ではしばしば品詞分解をしては「マ行四段活用連体形」、あるいは「使役の助動詞『す』の連用形」といった判別をしますでしょう?大学では基本的にそういったことがテストで問われることはないのですよ。

そうはいってももちろん理解はしていますよ。本文を見て「ああ、これは完了の『たり』だな」みたいなことを思います。この時、大学の授業(特に作品を文学として読んで解釈について考えるとき)で重要なのは文の意味です。荒っぽいことを言ってしまえば「完了」という用語をど忘れしてしまったとしも、正しく文の意味を取れればそれでよいのです。わざわざ現代語訳をノートにぎゅうぎゅうと書く必要はない、ただ本文からある程度の内容を読み取りたい。そんなときには、高校時代に培ってきたこの品詞判別能力が大いに役立つのです。

しかし、大学に入学して以来ほとんど丁寧に品詞分解という作業をしていなかったわりに、案外覚えているものですね。高校生の私、よくがんばったと、なんだかしみじみしてしまいます。私自身高校生のときは古典だって得意どころかどちらかというと苦手でしたし(大きい声では言えませんが、赤点取ったこと、あります)、今でもときどき「やっぱ古典ムズイわあ」と思うこともあります。動作の主体を読み間違えたり、『べし』の訳し方に迷ったり、ね。それでも古典のすっとんきょうなお話とか、しみじみと趣深いお話がおもしろくて仕方がないので、そのまま古典分野で卒論まで書こうとしているところです。そう考えると、教育実習で評論文などではなく古典を担当させていただけるというのは幸運ですね。

高校古典文法関連の話でいうなら、昨年私が受講した「日本語文法」という授業では高校古典文法の背景、裏話的な内容を学ぶことができました。私が受講した時のご担当富岡先生はとても気さくな方で、小説や漫画の一節を引用しながら文法の説明をしてくださったり、「実際に生徒からこんな質問が来たらなんと答えればよいのか」というQ&A形式で話してくださったりしたので、思ったよりも気楽に楽しんで受講することができました。期末のレポートや小テストには少々苦戦しましたが、受講前に比べるとちょっとばかりは文法に親近感を持てるようになった気がします。教職課程を履修中の日文生は受けてみるとよいです(と、私はアドバイザーの先生から言われたので履修しました!)

4年生になって卒論執筆のための調査・ゼミでの発表が本格化していく中での教育実習。なるほど、これまで散々「本当に教職課程を履修しますか?大変ですよ?本当に履修継続しますか?するんですね?本当に大丈夫ですね?」とおどしをかけられたのはこういうことがあるからなのか、と最近は思います。

まあ、卒論も実習も全力で楽しんでみせます。

ふいに

こんにちは。

4年生ともなると時間割はスッカスカになって、やれ卒論だやれ就活だ、とそういったものに時間を割けるようになる。教職課程の必修科目と“興味のある授業なら何曜何限でも取る”という余分なこだわりの影響で、これまで平日の全休とは無縁だった私もすっかり全休三昧の日々である。

その日はゼミの発表資料作成のため、日文図書館にしかない本を探しに来たのだった。日文図書館は百年館高層棟8階、中央研究室の斜め向いにある。入り口の窮屈さのわりに中は広さがあって、大きな木の四角いテーブルとそれを囲むように赤い椅子が並べられている。そして、固定式本棚の脇をすり抜けるように奥へ入ると、隠し部屋のごとく可動式の本棚がずっしりずらりと並んでいる。

可動式の本棚は手動のハンドルを回すとゆっくりと動く。(これを動かすのは結構おもしろい。)その中から目的の本を探している最中、ふと声を掛けられた。

「あのぅ、お尋ねしたいのですが」

この図書館の使い方か何か分からないのだろうか。私はただの学生で、教員でも大学院生でも日文図書館プロフェッショナル委員会(※そんなものはなかったはず)でもないけれど、私で大丈夫だろうか?

「どうしました?」

「あのぅ、屋上へはどうやって行くのですか?」

「屋上…と言いますと、あのガーデンみたいなところですか?」

「そうですそうです!」

ガーデン、もとい、泉フロートガーデン。百年館低層棟の屋上にある花園である。見晴らしがよい上に花もきれい、さらにはベンチも充実していて軽食を取るには絶好の穴場である。

「高層棟からも行けたと思いますが、あ、ほら、あのドアはだめでしたか?」

「はい、鍵がかかっているようで」

「では、低層棟の7階から行けると思いますよ。階段が7階のさらに上まで続いていると思いますので。確か、“ガーデンはこちら”っていう感じの立て札もあったと思いますよ」

「あ、ありがとうございます!」

あんなざっくりとした説明で大丈夫だっただろうか。無事にたどり着けただろうか。……さて、作業に戻ろうか。

目的の本を見つけて席に着き黙々と文章比較の作業に没頭していたところ、福田先生がいらした。入り際「おう」と一声発せられる。私は福田先生の授業を取ったことがあるけれども、福田先生に認識されているのか確証はない。どうしたものか気まずい気分になった私は、聞こえるか聞こえないか分からない声で「こんにちは…」と言った。福田先生は入り口に近い本棚からサッと本を1冊取って席に着かれ、2分もしないうちに出て行かれた。

図書館の中は私一人になった。閉館時間も近づいているので、残りの印刷作業もサクッと済ませて場所を移さなければ。ふと顔を上げると、入り口から中を覗く人と目が合った。

「あのぉ、フレデリック・マンチカン・レディのお家はこちらですか?」

そんな場所は知らない。

【女子大生目白対談】山口県の魅力について語ろう

対談者:さくら🍡(山口県出身。フッ軽で物知り。)

    わた🐓 (山口県をこよなく愛する関東出身者。旅行で複数回訪れているそう。)

記者 :のの🏹 (山口県どころか中国地方以西に縁もゆかりもない埼玉県人。)

《プロローグ》

今回の対談の発起人はさくらさん。テーマは「山口県の魅力を語ろう」。3月初旬に行われたブログ部全体での顔合わせ会の中で、ひょんなことから山口出身のさくらさんが山口ディスサイド、わたさんが山口擁護サイドになってしまったことを振り返り、それでは次は魅力について語り合おうじゃないか!というのが発案のきっかけだそうです。さくら・わた・のの の3人は同学年ということで打ち解けているし、どうやら山口県には日本文学に関する魅力もあるため初回にはうってつけ!ということでした。ただ、お互いの日程を合わせるのが中々難しく、今回の開催場所はZoomオンライン上でした!

「「「じゃあ、始めようか」」」

《本編》① 文化の町

わた「まずは山口県といえば成瀬先生(日本女子大学の創立者)の出身地ですね。」

(のの:そうなの!?)

わた「前の旅行の時に、マップで成瀬先生の石碑があるっていうのを見つけて、タクシーの運転手さんに『ここに行ってください!』って言ったら、タクシーの運転手さんはその場所を知らなくて、結局たどり着けなかったんだよね」

さくら「私は大学入学が決まったときに、おじいちゃんに連れていかれて」

わた「いいな~」

(のの:意外なところに山口県と日本女子大学の接点があるのね)

わた「山口県は海岸線に沿って歩いていくと、もう、飽きない。」

さくら「どの辺に行ったことあるの?」

わた「えっとね、萩、山口市、湯田温泉、秋吉台、下関、あとは岩国の方にも行ったことあるよ」

さくら「山口は場所によって本当に雰囲気が違う。下関はね、ほぼ福岡(笑)」

わた「金子みすゞとか中原中也の記念館とかも行ったよ」

さくら「雪舟の庭園とかもあるし、私幕末ファンとかじゃないけど長州藩もそう。銀魂好きな人とかだったら楽しめるかも。松下村塾とか。」

(のの:山口県ってあんまり意識してなかったけど、有名な地名や出身者多いんだな)

さくら「ののちゃんは山口県行ったことある?」

のの「全然ないんだよね・・・」

さくら「壇ノ浦とかぜひ行ってみてほしい!『平家物語』にも出てくるし!」

わた「瑠璃光寺はね、正直京都の五重塔よりも、きれいだった!だからぜひ山口に行ったときには・・・!」

(のの:唐突に観光案内されてる・・・!?)

《本編》② 山口の食

さくら「山口に来たときって何食べてるの?」

わた「やっぱりふぐ、ふくって言った方がいいのかな?ちょっと高いんだけどね。でもね、東京に比べると圧倒的に安い!」

さくら「ふぐね。唐戸市場とかもあるしね」

わた「そうそう!観光客でめっちゃ混んでた。あといつか伊藤博文が行ったっていう春帆楼とか、この間行けなかったからいつか行ってみたいんだよね。」

わた「山口の郷土料理とかって何かある?」

さくら「山賊焼は食べてみてほしい。山奥にある「いろり山賊」っていうお店がめっちゃおいしい。」

さくら「あとはかわらそば。山口ではお店で食べるっていうよりは、かわらそばのセットみたいなのを買って家のホットプレートで食べることがほとんど。ぜひ買って、帰ってから食べてほしい。いまでもおじいちゃんから送られてくるとうれしいっていうくらいおいしい」

わた「かわらそば、食べたことなくて。へえ~」

さくら「あとはちしゃなますっていうのがあって、ちしゃの葉っぱに胡麻とかを混ぜて食べるの。」

さくら「あとは生ういろう。豆子郎と御堀堂のが有名。お土産に買って行きたいんだけど、賞味期限が3日くらいしかなくて、3日以内に人に会わないから結局渡せないっていう(笑)」

わた「実は八十年館(日本女子大学構内の建物)の上の所で売ってる。注文しないと買えないかもしれないけど」

さくら「そうなの!?」

わた「そう。成瀬先生の関係でね」

(のの:そんなところにもつながりが・・・!)

わた「私はやっぱり獺祭かな。飲んだけど本当においしかった!」

(のの:ダッサイ・・・?――Google検索:日本酒)

さくら「ああ~。ユニクロで飲み比べとかやってたことあるよ。ユニクロも山口発祥だとかって言って」

わた「いいな~。ぜひ行きたい!」

《エピローグ》

1時間ちょっとくらいの対談でしたが、ここには書ききれないくらいの山口県情報があふれていました。日本の首相輩出数No.1とか、種田山頭火の銅像?が新山口駅の前にあるとか、ザビエルのこととか。西日本に馴染みの薄い私ですが、開始前よりもだいぶ山口県について興味が湧きました!卒論、就活、その他諸々が落ち着いたら、1週間くらいふらっと訪ねてみたいです!

早口

こんにちは。お久しぶりです。

3月の初めにブログを更新して以来、長らくお休みをいただいておりました。その間にブログ部では新入部員をお迎えし、その一方で先輩方の門出をお祝いするという、大きな出来事が2つ続いておりました。まさしく春、出会いと別れの季節を感じさせます。

また、昨日は本学でも入学式が開催されたとのこと。新入生の皆さま、ご入学おめでとうございます。

―――

さて、お休みをいただいていた私の3月はといいますと、ニヤリ。とある準備を進めておりました。今回はその宣伝をすることを宣言します!

私たちは「ブログ部」という名の下で日文の魅力(と女子大生の生態)を発信するべく、こうして日々ブログを書いています。(いつもご愛読ありがとうございます!)

しかし、ブログを書くのに必要なのは自分の相棒PC1つのみ!ブログ部全体での顔合わせ会(Zoom使用)は長期休みにあるものの、部員同士が顔を合わす機会はまだまだ少ない!このままではお互いの名前ばかりは知っているもののお顔はよく分からないという状態が続き、大学構内を歩いても気まずいスルーライフになってしまうのですよ・・・!せっかく同じブログ部にいるのだから、ぜひとも部員同士顔を合わせて、ついでに互いの趣味についても語り合ってみたい!という思いつきから出来上がった企画がこちら、

「 女子大生目白対談 」

(・・・正直どうなんですかねぇ、このネーミングは。分かりますか?『東海道四谷怪談』と音が似ているような?そうでもないような?)

この企画というのは「対談」という名を冠しておりますけれども、実態は「おしゃべり会」となる予定です(笑)。1つ対談らしいものといえば、そこで話した内容を雑誌記事の如くこのブログを通じて紹介する、ということでしょう。

(私の脳内では「推しの先輩・後輩と合法的に会って話す」機会の提供、すなわち「推しの先輩と話せることになっちゃった~!大丈夫大丈夫!合法だから!めっちゃ楽しみ~」という女子校あるある(?)をイメージしていたのですが、部員には上手くお伝えできていないかもしれません。要するに、対談という名目で学年の垣根を越えて仲良くなっちゃえぃっ!というのが真の目的です。学年をまたげば履修・進路の相談とかもできますし、「大学の先輩」「大学の後輩」っていうワードがなんか格好よくないですか?(※個人の感想です。)もちろん同学年で集まって普段は中々できない濃密なオタクトークを繰り広げて、これを機に仲良くなったね!やったー!というのも大歓迎でございます。)

ありがたいことに、この企画に参加してくださる部員が数組できまして、(本当にありがとうございます!)これから度々そのようなブログが発信される予定です。詳しい日程は未定ですが、これを機に日文生のガールズトーク、さらには現役女子大生の日常生活の片鱗をお伝えできれば幸いです。

乞うご期待!

きのこ

こんにちは。

最近、度々スーパーに買い物に行きます。あるときは白菜やらしめじやらを探し、あるときは夜ご飯のデザートや何かを探し、とそんなことがあります。よく行くスーパーは家から歩いて15分くらいのところにあるので、何もない日でもよい運動、よいお散歩としてふらりと出かけるのにちょうどよいです。

寒い時期にはお鍋が食べたくなります。そうすると先程の白菜をはじめとした野菜類やきのこ類を買うことになります。

お鍋に入れるきのこは我が家では特に決まっておらず、あるときはしめじ、あるときはしいたけ、あるときは舞茸…といったように、そのときの気分に合ったきのこ、あるいはそのときにお安く買えるきのこを買って帰ります。

しめじ、しいたけ、舞茸、エリンギ。その他にはなめこ、えのきなどもありますが、我が家で馴染みがあるのは先の4つくらいです。ときどき、普段あまり食べないきのこにも挑戦してみようかと思うのですが、なめこはお味噌汁に入っているイメージしかなく使い方もよく分からない。えのきはどこまでも咀嚼できる上に歯に挟まる、という理由からなんとなく我が家では馴染みの薄いきのこたちです。(妹はなめこのお味噌汁が大好きらしいのですが。)

またこの他にもう1つ、私が避けてしまうきのこがあります。平茸です。

平茸は比較的入手しやすく、サイズ感も味もまいたけやエリンギくらい存在感のあるもので、これまでにも何度か買おうか迷ったことがあります。「ひらたけ1パック98円」というのを見ていると、「どうしようか、買おうかな…。」という気分になります。しかし最終的には買うに至りません。それは舞茸も98円で売っているからということもありますが、舞茸やしめじとは関係なしに私の中で気にかかることがあるのです。

話が変わりまして、私は昨年、所属している中世自主ゼミの活動の中で『宇治拾遺物語』を読んだこと、以前にもお話ししたでしょうか?その巻一第二に「丹波国篠村、平茸生ふる事」という話があります。ざっくり一言で申すと“実は平茸は不浄説法をする法師の生まれ変わりだったのだ”という話です。この話はゼミの中でもなかなかウケて、昨年の目白祭ではこの話をお題にしたクイズを作ったものです。ゼミメンバーで汚らしく不真面目そうな法師をたくさん描いて寄せ集め、稀に見る渾身の力作が誕生しました。

そうです。おもしろいこと限りなしなのですが、私が平茸を買うに至らないのはこの法師たちが原因なのです。もちろん、平茸がおいしいということは知っています。農家さんが丁寧に作ってくださった安心安全なものであることも分かっています。それでも、私が買い物に行くときには、このうさんくさい法師たちの存在を思い出してしまうのです。我ながらいつまで引きずっているのやらとあきれるばかりですが、それでももうしばらくは、「平茸か…。なんとなく違うきのこにしよう…。」といって舞茸やエリンギを買ってしまうと思います。

こんにちは。

昨日、国立科学博物館の特別展「鳥」に行ってきました!(“とりてん”と言うと何となく“鶏天”が出てきてしまうのは私だけでしょうか。)池袋駅のポスターを見てからずっと気になっていたところ、閉幕間近になってやっと訪れることができました。バードウォッチングなどはしたことがありませんが、私が鳥好き(ド素人部門)であることは以前のブログ「あひる」を読んでくださった方なら覚えがあるかもしれません。

今回は一人で行ったのですが、かわいいかわいい鳥さんたちの容姿を見て、おそらくニヤケ顔が出てしまっていたと思います。(自分で自分のニヤケ顔を想像するのはなんとも恐ろしい気分ですね・・・。)“一生分の鳥を見られる”という謳い文句の通り、会場には本当にものすごい数の鳥の標本が展示されておりました。展示は「目」という分類に基づいてされていたようですが、この「目」についても種類であったり分類の経緯であったり、たくさんの情報と知識が紹介されていました。動物学に親しみのない私には少し難易度が高かったのですが、新しい知識を得られたことでちょっと賢くなったような気分。標本の近くには種の名前や生息地域、特徴的な生態などの解説が書かれたプレートもしっかりあり、とても勉強になりました。プレートには鳥の和名が掲載されていたのですが、鳥の和名って漢字で表記をするとおもしろいものが多いのですね。一番印象的だったのは「ブッポウソウ」という名前です。漢字で書くと「仏法僧」となるそうです。鳴き声が由来なのだそうですが、元になった鳴き声は実はコノハズクのものだったのだとか。

標本やプレートの他にも、鳥の生態が漫画形式で紹介されているものがあり、かわいらしい鳥キャラたちがコミカルに、そして分かりやすく生態を紹介してくれていました。中でも刺さったのが「光源キジ」というものです。日本の国鳥でもあるキジのオスは次々にお相手のメスを乗り換えることから光源氏の浮気性と重ねられていました。名前のゴロも性格もぴったり!まさかキジさんにそんな浮気な生態があったとは初めて知りました・・・。

そうそう、すっかり現代の鳥さんたちの話ばかりになってしまいましたが、この展示の初めには鳥の先祖、恐竜の時代から現代の鳥に至るまでの進化についての展示もありました。復元された大きな大きな鳥(名前はペラゴルニス・サンデルシというそうです)が天井から吊り下げられており、大迫力でした。翼を広げると5mほどにもなるといい、こんなに大きな生き物が空を飛んでいたら恐ろしいこと間違いなし、とぶるぶるしてしまいました。

ちょうどお昼ご飯を食べてから入場したのですが、展示を見終えることにはなんと3時間ほどが経過しようとしていました。じっくり見ていたとはいえ、そんなに長い時間がかかっていたとはびっくりです。たくさんの鳥さんたちの姿と豆知識を獲得できたので大満足です。

上野公園にはいつも観光客がたくさんいるのですが、広々と開放的で気持ちがよいです。公園内には他にも博物館・美術館があるようなので、これを機に大学生のうちにすべての館を見てみようと思います。

・・・あ、そういえばアヒルさんはどこにいたのだろうか。

パスワード

こんにちは。

ある日スマホの電源ボタンの調子が悪くなり、とうとうボタンを押しても画面が点灯しなくなってしまいました。しかし、どういう訳だか指紋認証機能だけは健在だったため、修理をしないでそのまま数週間使い続けていました。私のスマホ様は画面タップで画面が点灯しない機種だったようなので、その代わりに音量ボタンで画面が点くようにして、画面のスリープも30秒くらいにして充電を保つことにしました。

電源ボタンがぽちっとできなくなったこと以外は何も問題ありません。電源ボタン以外の問題点を敢えて挙げるとするならば、私のドジさ加減でしょうか。

1月の末には期末試験がありました。本学には期末に試験期間というものがあるにもかかわらず、日文の授業だけなのか否か多くの授業は最後の授業日に期末試験を行うようです。期末試験を行わない授業では期末レポートが課されますね。私に関して言えば、試験期間に期末試験を受けたのは1年生のとき以来です。

試験といえばもちろん、スマホをはじめとした電子機器の利用はご法度。真面目な人なら先生の指示がなくても電源を切ったりしますよね?そうです、私、実は真面目なんです。試験が始まるからと言ってメニューを開いてスマホの電源を切ってしまったのです。そのおかげで、私のスマホは二度と起動できなくなってしまいました。どうしてもっと早くに気づかなかったのか。ドジというよりはバ〇なのかもしれません。

試験が終わってスマホの再起動ができないことをやっと理解した私は大急ぎで図書館に駆け込み(?)、PCを借りて最寄りの携帯ショップを検索、池袋へ行くことにしました。キャンパスから池袋は歩いて30分程の距離です。歩くのが好きな方ならば問題ない距離だと思います。もし店頭でササッと修理してもらえたらすぐに使えるようになるはずだもの。そうしたらスマホの中身もモバイルパスモも元通り。定期券で家に帰れる、はずだったのですが。

私のスマホは契約から2年以上経過していたこと、修理を頼むとすぐに使うことはできないことが分かり、店員のお兄さんの言葉に従って機種変更をすることにしました。店員のお兄さんにおすすめされた機種は安価でカメラの性能がちょっといいやつ。その他の操作方法はこれまでのものとほぼ同じで、慣れるのにそれほど時間はかからなそうです。

壊れたスマホからの機種変更で一番困ったのはアカウントの引継ぎです。私はパスワードを無意味な文字の羅列にしているため、思い出す以前に覚えていません。家で眠っているメモ帳を見ないことには一文字たりとも分からない。さらには、機種変更の前に手動でバックアップを行わなければならないアプリーーLINEとかもそうですねーーを操作できないまま引き継ぐことになってしまったため、いくつかのアプリのデータは消えてしまいました。私のLINEのトーク履歴は2年前の会話で途切れています。(ちょっとショックでした・・・。PCにデータが残っていたのが救いです。)

さらにはモバイルパスモの定期の再設定ができるまでは切符で電車に乗ることになり、ちょっとレトロな気分に浸ることになりました。切符で乗車するのも中々味わい深くていいです。

スマホを新しくしてからそろそろ1週間くらい経ちますが、今はもう不自由なく使えています。

皆さんも愛しいスマホ様の故障にはすぐに手当てしてさしあげるのがよさそうです。

こんばんは。

大学入学共通テストを受験された皆さま、おつかれさまでした。なんでも『源氏物語』や『枕草子』が登場したと話題になっておりましたね。実は私は第一志望が国立大学だったので、懐かしいです。私のときには数Ⅰ・Aの問題が激ムズだったのをよく覚えています。全国平均が数学苦手の私の点数みたいに低くて驚いたものです。共通テストが終わると今度は私立大学の一般受験ですね。本学の試験日も近づいているようです。皆さま引き続き落ち着いて、体調にはしっかり気をつけて、おいしいものを食べて、よく寝て、暖かくして当日に備えてくださいね。

私はいま・・・期末課題に追われています、はい。細かいことは聞かないでください笑。話せば長くなりますので。

・・・少し話題を変えましょう。最近のマイブームについてお話ししますね。

冬場は空気が澄んで星がきれいに見えると言います。私のマイブームは星を見ることです。ときどき空を見上げたまま道を歩いていたりするので、いい加減危ないから立ちどまって見るようにしなければいけないなあと思うのですが、ついつい歩きながら見てしまうんですよね。期末課題を片付けるために大学の図書館へ行き、帰るころにはとっぷり日も暮れて外は真っ暗なわけですが、最近は晴れている日も多く星がよく見えます。私は駅から家まで南に向かって歩いて帰るので、少し顔を上げるとオリオン座や冬の大三角が見えます。オリオンのベルトの位置にある星が3つ並んでいるので見つけやすいです。(オリオンは神様のようですが、私からするとオリオン座は砂時計に見えます。)

冬の大三角の右下の星は確かシリウスというのでしたね。青白い光が特徴的です。ハリー・ポッターの叔父さんがシリウス・ブラックという名前なのですが、シリウスは白色、ブラックは黒、白黒、なかなかおもしろい名前だなあと思って結構好きなキャラクターです。

オリオン座を少し眺めてから左斜め後ろの方を向くと、北斗七星がうっすらと見えます。名探偵コナンの映画「漆黒の追跡者」で北斗七星の話を聞いてからいつか見てみたいと思っていたのですが、冬場でもよく見えることに最近気が付きました。実は夜よりも早朝 日の出前の方が、北側の天頂付近にいるのでよく見える気がします。柄杓型をしていて、その先には北極星があり、さらにその先にはカシオペヤ座があるとのことです。

カシオペヤ座はWだかMだかの形をしているので案外簡単に見つかります。

北極星は北の空にあって動かないから、方向を見極めるのによいと聞きます。しかし、そんな北極星さんは空の中で一番明るい星ではないようです。埼玉の夜空はそこまで暗い星が見えないので、未だに北極星がどれなのか分かっていません。私には道に迷ったときに頼りにできる自信がありませんので、せいぜい迷子にならないようにしたいと思います。

私には有名な星座くらいしか判別できませんが、夜空に張り付いた星を眺めるとなんだか心が落ち着きます。お星さまはきれいですし、眺めれば眺めるほど目が慣れるので、小さなお星さまたちが次々と見えるようになってきます。寒いことさえ気にならなければ数十分でも1時間でも見ていられるような気がします。平安時代だったら「をかし」と言うのか「あはれ」と言うのか気になるところですが、そういえば月の和歌は多いけれども星の和歌は聞いたことがないような。街灯のない当時ならどんなにきれいだったことでしょう!

私の生涯でやってみたいことリストの1つが「天の川を見る」なのですが、この時代天の川を見ようとすると山奥とかに行く他なさそうなんですよね。私は何と言ってもインドア派なので、休日に山奥に行くことと天の川を見ることを天秤にかけてどちらを取るか・・・これは将来の私に決めてもらいましょう。それでは、また。

あけましておめでとうございます。

みなさま いかがお過ごしでしょうか。

私めは専ら家に籠っております。2024年は終始インドア派でありましたが、2025年もますますインドアを究めて参りそうな年明けでございます。

さて、宿泊を伴う旅行などに行ってきますと、帰ってきたときに感覚的には昨日家を出たような気がするのに、日付はちゃんと旅行中の3日分進んでいるというなんともチグハグな感に陥ることがあります。私めはこれを「浦島太郎現象」と勝手に呼んでいるのですが、これと同じことが最近起きたのですよ。と言っても大したことではございません。正月三が日のうちの丸2日間をカゼで寝て過ごしたというだけのこと。私めにとって布団の中で過ごした2日間はあってないようなものでございました。感覚としてはまだ昨日が元旦なのに、日付としてはもう4日?5日ですか?これぞまさしく「浦島太郎現象」です。せめて旅行で三が日を潰したかった・・・。

旅行にはみなさまよく行かれるんですか?

私めは大学に入るまで修学旅行以外に旅行というものと縁がまったくありませんでした。親の実家も隣町にあるので、帰省という概念ですらうっすらとしております。大学に入ってからやっと部活の合宿、自主ゼミの旅行なんかに参加しまして、あるいは旅行の計画を練る友人、長期休みに帰省する友人たちを拝見しまして、なるほど旅行とはこうやってするのだなあ~へえ~とようやくイメージが付くようになってきた次第です。

そこで最近一人旅に憧れるようになりました。元来インドア派の私には、休日に家を出ることがそもそもの課題なのでございますが、私めの小さな頭でぼんやりとそんなことを考えるようになりました。方向音痴予備軍であることを自覚してか否か、元町・中華街付近を一人でずんずんと歩き回っては体力とスマホの充電を消費する話は以前にもしたかと。今度はこれを日本各地で繰り広げてみたいものだなあ・・・というのが私めの小さな野望でございます。道に迷わないとよいのですが。

大学3年生ももうすぐ終わろうとしているこの時期に、なぜまたそのようなことを言いだしたのか・・・。

考えるのはタダですので。

そのうち実現できるように、なんとかしましょう。

2025年は私めにとってイベント盛りだくさん慌ただしいこと間違いなしの一年になる予定でございます。わたわたしている間におもしろいことの1つや2つ書けるように、私めも心して臨みたいと思います。

みなさまの2025年が素敵な1年になることをささやかながらお祈りしております。

真相

朗報です!私にとっての、ですが!

先月お話した趙楷の謎が解けました!(趙楷の謎とは↓こちら、11月の私の拙いブログです。)

https://mcm-www.jwu.ac.jp/~nichibun/blog/index.php/2024/11/08/

その正体は『宇治拾遺物語』の「渡天の僧、穴に入る事」というお話だったようです!私は漢文だと思っていたのですが、全然違ったのですね笑。

***

誤            正

漢文      →    和文

趙楷      →   書かれていない

木こり     →     僧

小さな洞窟   →   大きな穴

1人で見つけた → 1人と1頭で見つけた

僧は天竺で物見遊山をしているとき、牛が山に空いた穴に入っていくのを見てそれについて行った。穴を抜けると明るい場所に出て、牛の真似をしてそこに咲いている花を食べた。花は見たことのない形をしていたが、とても甘くておいしかった。しばらく食べているうちに、僧はただブクブクと太ってしまった。僧は恐ろしくなって穴から外に出ようとしたが、穴は窮屈で息苦しく感じられて、外を通る人に助けを求めても気づいてくれない。結局穴に詰まって息絶えてしまった。その後、穴から頭だけ出したような形の石になってしまったという。この話は玄奘三蔵の日記に書かれている。

***

これが真相でした。大学生活中に出会えてよかった!

今回のこれは私の所属している中世自主ゼミでのお話です。今年度は『宇治拾遺物語』ゼミメンバーズセレクションを毎週1話ずつちまちまと読んでいます。こぶじいさんがブレイクダンスをしたり、かわいそうなキツネさんが幻の放火犯になったり、桂川で川流れ未遂をした聖にゼミメンバーで総ツッコミをかましたこともあります。おもしろいこと限りないです。これらファンキーなキャラクターたちの詳細が気になる方は月曜のお昼休みにぜひ。一緒にツッコミをかましましょう笑。

中世自主ゼミはただいま6人で活動しています。が、そのうち4人が3年生です。ちなみに3年生の中で中世ゼミに所属するのは私を含めて2人です。中世自主ゼミに参加したからといって卒論も中世で書かなければいけない!なんてことありませんので安心してご参加ください笑。本格的に所属するか迷うな~という方は、一度仮入部のような形で参加するのでも構いません。

少し圧強めの内容になってしまいましたが、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。