おやすみ

こんばんは。

緊張すると眠りが浅くなる。最近はそれがちょっとしたイベントになっている。これまでは入学式の前でも、運動会の前でも、大きな試合の前でも、前日の夜に眠れなくなるなんてことなかったのに。いつからだろうか、いや、ごく最近の話である。イベントの前にはそのような小さなイベントが開催されるようになった。

眠りが浅くなると夢を見るようになる。夢を見るのは嫌いじゃない。目が覚めて、その直前まで見ていた夢のありえない状況設定を思い返すのは、私の不出来な空想を語るよりおもしろい。先日見た夢はこうだ。

私は修学旅行でホテルに泊まった。中学の修学旅行らしいのだが、自分が中学生の時に体験した修学旅行とは似ても似つかないし、夢とはいえ自分の意識は大学生のままであるため違和感がある。引率の教員らしき人、ホテルの従業員などは見当たらない。そのホテルは赤い絨毯と木製の壁が印象的であった。エレベーターも木製で、気球の籠のようなかなり簡易的な作りをしていた。腹の高さから下にしか囲いがないため、近づきすぎると籠の外の壁に擦られて頭がなくなるかもしれない。私は同級生らしき女子生徒と一緒にそのエレベーターに乗って、ホテル内に隠された本棚を探し回った。宝探しのような感覚である。程なくその本棚は見つかった。白い表紙に金の箔がついた、辞書のような大きくて重い本たちが収められていた。もしかしたら洋書だったのかもしれない。中身はほとんど見ていない。その後私は、なぜかエレベーターの中にある自販機でスーパーカップバニラを買い、食堂で食べようとした。食堂は私と同じ学校に通っているらしい生徒たちでにぎわっている。空いた席に着く頃にはアイスの容器が生ぬるくなっていた。どうやらエレベーターから食堂まで移動する短い時間の中で、アイスは溶けてしまったらしい。その溶けたらしいバニラアイスを口に入れると、ニベアクリームのようなモッタリ感の無味に近い甘さという、あまりおいしくない食感をしていた。

そこで私は目が覚めた。ニベアアイスクリームのおかげでまったくすっきりしない目覚めになった。しばらくモッタリ食感のチーズケーキは遠慮しておこう。

あひる2

こんにちは。

最近ちょっとした現実逃避口として『薬屋のひとりごと』(小説版)を読んでいます。いまは10巻を読み終えたところなのですが、なんと!ののさんの大好物あひるさんが登場しました!!

私のあひる好き歴はまだ短いのですが、まさにあひるファンになった瞬間が以前アップしたこちらのブログからお読みいただけます。

2024年4月21日「あひる」

https://mcm-www.jwu.ac.jp/~nichibun/blog/index.php/2024/04/21/

『薬屋のひとりごと』は植物、薬、毒に関する知識が満載で、中華古典テイストのミステリーです。ちょっと前にアニメも放送されていて、続編の制作も決まっているようです。私が『薬屋のひとりごと』を知ったのもアニメがきっかけでした。ちなみに小説の10巻はアニメ化している部分の大分先の話です。早くかわいいあひるさんがよちよちと歩いている姿をアニメで見たい!

しかし、『薬屋のひとりごと』は薬に毒に草に、の話ですから、まさか作中にあひるさんが登場するとは思ってもいませんでした。なんたる幸運!白くて艶のよい丸々とした体、つぶらな瞳、フリフリされる尻尾。想像するだけでなんとかわいらしいことでしょう。作中では「家鴨」と書いて「あひる」と読むのですが、「家鴨」の字を見るたびに私の脳内ではあひるフィルターによって120パーセントかわいくなったあひるさんがよちよちと再生されます。

しかも、老若男女、性格を問わず、あひるさんと一緒に描写されるだけでそのキャラクターが本来持つ真面目さ、強さ、硬さ、性格の難さが柔らかくなるのですから不思議なことです。

ちなみに私が普段肩から下げている通学カバンにはインコさんが描かれています。このカバンを買ったのはあひるファンになる前の話なので、いまはインコさんのカバンを持ったあひる好きという複雑な状況になっております。今度お買い物に行ったらあひるさんグッズを探してみようと思います。

視界

こんにちは。

私の所属する卒論ゼミ(中世)の中間発表会がありました。ちょうど今日から3日間、ZOOM上で開催されます。私は今日の午後の部最後に発表しました。ここ数日は資料の作成のため図書館に籠り、資料の作成が済めば持ち時間内で収まるように要点をまとめておき、発表時間が近づくにつれて緊張しておいたのもあって、なんとか終わりました。

4年生は皆50分の持ち時間のうち30分前後を資料の内容説明に使って、残りを聴衆〈オーディエンス〉の方々からコメントや質疑をもらう感じです。自分以外の方から客観的に意見をいただけるのは本当にありがたいです。いつも先生をはじめ、ゼミのみなさまには感謝しかありません。今日の私は少し話し過ぎてしまったようで、あまり多くのコメントをいただけなかったのがもったいなくて仕方がありません。次回からもっと気を付けます。

資料を作る前には「はてぇ、30分も話すようなことがあるかねぇ」とか思っているのですが、実際に資料を作ってみると案外膨大な分量になってしまうのですよね。気を付けなければならないのは、調べているとだんだん視野が狭くなってしまうということです。

私が小学生の頃には国語の教科書に「アップとルーズで伝える」というテレビ中継のカメラワークに関する説明文があったのですが、卒論で必要な視点にも応用できるタイトルですね。私には引きで見るカメラが必要です。今日覚えた言葉は視野狭窄です。夏休みの目標は脱・視野狭窄です。

発表が終わったら外の景色が見たくなったので、近くの川辺を散歩しました。日が傾いて世界が少しオレンジ色になっていました。川辺に群生している背の高い単子葉類の草(ヨシですかね)が波打っている様子はのどかな自然風景ですが、右に左に髪の毛が振り回される私の心中はのどかとは少し離れたところにあります。前髪を伸ばしっぱなしにしたボブヘアの分け目が消えるのは時間の問題でしょう。

そうそう、今日はもとより外出の予定がなかったのでコンタクトを入れていませんでした。散歩のためだけにコンタクトを入れるのも面倒で、度数の合わなくなった眼鏡をかけたり外したりしている私の視界は油絵の風景画のように輪郭がぼんやりとしています。時折川岸に見える黒い塊がごみ袋なのかハトさんなのかもよく分かりません。ハトさんってこんなに色黒でしたっけ?よちよち歩いているのでおそらくハトさんなのでしょう。川岸においしいものでもあるのでしょうか。

ああ、このままのんびりと過ごしていたら夏休みなどすぐに終わってしまう。中間レポートが終わるかとか卒論が書き終わるかとか、不安を感じることも多々ありますが、こういうことはやらないと進まないものです。まずはできることからやっていくことにしましょう。

ヤルキ

こんにちは。

どうやら来週で今期の授業も終わりを迎えるそうです。期末は試験にレポートに皆さんお忙しい時期でしょう。木曜日私は全休ですので今日は1日中家にいたのですが、小学生の下校時にかかる放送がお昼くらいに聞えてきました。小学校はそろそろ夏休みに入るのでしょうか。本学の夏休みももうすぐです。

しかし困りました。最近私のヤルキがどこかへ散歩に出たきり帰ってこないのです。どこへ行ったのやら、外は暑いし、そろそろ帰ってきてくれないと困ってしまうのですが。

皆さんは夏休みの予定など決まっていますか。私はあまり決まっていません。旅行の予定は今のところなく、電車で行ける範囲ならどこかへ行こうかなあと思っているのですが、そのくらいです。あ、この夏のうちに1回はソフトクリームを食べたいです。私は気温が高いのより低いほうがよっぽど好きなのですが、ソフトクリームが格段においしいのは夏のよいところです。バニラかミルクだとさらにうれしいです。

夏休み、予定もなくぼんやりしているとあっという間に過ぎ去ってしまいそうですね。あぶないあぶない。私のいる中世ゼミは夏の間に12,000字のレポートを書くことになっておりますので、図書館に行く回数は増えるかもしれません。それもあってヤルキには帰ってきてもらわないといけないのですが、どこに行ってしまったのでしょう。図書館に滞在しているというのなら都合がよいです。迎えに行ってさしあげましょう。

10,000字ってどのくらい???と思っていたのですが、私が1回のブログで1,000字くらい書いているようなので、私の場合はブログ10回分で大体10,000字になるようです。ブログで考えると少し気が楽になりそうです。だから安心してお家に帰っておいで、ヤルキよ。

もし皆さんの近くに私のヤルキが歩いていましたら、どうぞかわいがってやってください。そして埼玉県の方向に投げてやってください。

彼女2

拝啓 日傘を差しても身体にまとわりついてくる熱気を感じては、マンホールで目玉焼きが焼けるのではないかといらぬ想像をしてしまう季節になりましたね。

ののさんにはお変わりなくお過ごしのことと思います。ちょっと昔に受けていた英語の授業で「傘を差している人がたくさんいる」的な例文が出てきたときに、外は雨なのか晴れなのか、どう捉えるべきかが話題になったことを思い出します。キャンパス護国寺門の横、カフェテリアの窓から見える学生のみなさんは、太陽ギラギラ灼熱の歩道を白、黒、青の傘を差して歩いて行きます。今日はとてもよい天気です。

 サウナのようなホッカホカの屋外とはうって変わって、屋内は空調が整備されていてとても快適な空間が広がっています。カリカリと紙と鉛筆を使ってお勉強をするか、ポチポチとパソコンのデスクトップに向かうくらいしかすることがない私は、冷凍庫のアイスクリームのように涼やかな空間に慣れて、いつか外に出たときにはとろとろと溶けてしまうのではないかという不安に駆られています。

 さて、先日「彼女」を拝読しました。あんなに容赦なく書いてしまうとは、私のドジも泣いてしまうのではないでしょうか。(もちろん、うれし泣きですから安心してくださいね。)あの「性格がペナペナしている」とかいう表現はペラっペラとヘナヘナの集まりですか?なんだか気に入りました。それでいうとののさんの場合は「へヨへヨ」ですかね。今度はののさんのドジも紹介してくださいね。楽しみにしております。

 最後に、おみやげとして最近のドジについてお話ししますね。先日、何を間違ったのか剃刀が額に当たってしまいまして、左の眉毛にスラッシュ(巷ではスリットと言うそうですね)が入ってしまったのですよ。鏡を見て、自分でも思わず吹き出してしまいました。調べてみると眉毛にスリットを入れてる方ってカッコイイ雰囲気の人が圧倒的に多くて、私の好む上品なカジュアルみたいな服装には似合いそうにないんですもの、もうおかしくて。でも朝になってお化粧をするときに消えた部分をアイブロウペンシルで描いても浮いてしまうんですから、その時はさすがに気が滅入りました。伸ばしかけの長い前髪を左側だけ下ろしていれば傍目には気づかれなさそうではあるのですが、髪が目に当たって視界も狭いし、何よりうっとうしいのです。そこでふと思い立って、試しにアイライナーを使ってみたのです。本来の使い方とは違うけれども、普段あまり使わないのでそれで眉毛を描き足してみたところ、思いのほか自然ではありませんか。これでロックな眉毛とはバレないで済みそうです。

 いよいよ夏休みも近づいてきましたね。卒論の中間発表も間近ですね。ののさんが図書館に籠ってヒイヒイ言っている様子が目に浮かびます。これからもしばらく暑い日が続きそうですが、お身体にはお気をつけくださいね。今度アイスクリームでも食べに行きましょうか。また連絡しますね。

敬具

  7月1日

ペナペナな彼女

ののさん

「彼女」https://mcm-www.jwu.ac.jp/~nichibun/blog/index.php/2024/11/22/

こんにちは。

先日教育実習から帰ってきました、ののです。日文で中高の教員免許取得を目指している方々は3週間教育実習に行くのですが、他の大学だと2週間のところもあるようです。私は丸々3週間行って参りました。人によって実習の日程が少しずつずれるので、まだ終えていない方には無事に終えられるよう念を飛ばしております。

少し話が飛びますが、昨日はオープンキャンパスだったようですね!

それにちなんで今回は本学の授業についてお話ししたいと思います。本学は授業時間が100分なのです…驚きですよね。

実は、教育実習事の前打ち合わせでたまたまその話になって。数人の実習生が1つの部屋で実習先の学校の時間割について説明を受けているときだったのですが――。

担当の先生「大学だと皆さん、長くても90分授業のところが多いですよね。ちなみにそれより長いっていうところはありますか…?」

私「…はい(小さく挙手)。100分授業です。」

一同静まり返った。

担当の先生「えっ、初めて聞きました…。」

ということで本学学生の皆さん、100分授業を受けていることを誇ってください!全国の大学生の中でもきっとレア者ですよ、私たち!これから本学を受験しようかなあと考えていらっしゃる皆さんも、レア者の仲間となりましょう!

100分授業を苦行――いえ、修行と捉える方も多いかもしれませんが、授業時間が長いというのにはメリットもありますよ、もちろん。まず、授業の内容が濃い!実習中の授業実践を通してみて、自分でも改めて感じました。1コマの授業の中で扱いたい内容があって、授業時間が長いと情報の肉付けをわんさかわんさかとできるのです。具体的には、便覧を見てもらったり、おすすめの動画を見てもらったり、話合いの時間を長めに取ることができたりといったことです。文学系の授業の場合、本文を読むだけでなく作品に関連するイラストなどを見る時間が取れると、世界観の解像度が格段に上がります。

あとは本学でいうならば、1回が100分であることによって14回授業を受ければ長期休みが来ることもよいですね。おかげさまで夏休みは1.5か月ほどありますし、春休みも2か月ほどあります。特に、夏休み後半と春休み前半は世間一般の夏休みから少しずれた期間なので、旅行やテーマパークにも行きやすいです。ちなみに私は昨年の9月にふじきゅーに行ってきたのですが、お客さんのほとんどが大学生らしき人々でした。大学生の特権、ですね。

テーマパークの話となると、私の幼少期の淡い記憶も思い出されてしまってキリがないので、今回はこの辺で。――え、気になりますか?ふふ、ブロークン・ドリームですよ。ではまた。

楽しみ

こんにちは。

いよいよ教育実習が来週から始まるということで、古典文法の勉強をしております。

いえ違うんです、忘れたとかそういうことでは断じてないんです。

ただ…文法に対する見方が大学と高校では少し違うといいますか、しばらく使っていなかった高校古典の文法用語をふ・く・しゅ・うしているんです。

高校の古典ではしばしば品詞分解をしては「マ行四段活用連体形」、あるいは「使役の助動詞『す』の連用形」といった判別をしますでしょう?大学では基本的にそういったことがテストで問われることはないのですよ。

そうはいってももちろん理解はしていますよ。本文を見て「ああ、これは完了の『たり』だな」みたいなことを思います。この時、大学の授業(特に作品を文学として読んで解釈について考えるとき)で重要なのは文の意味です。荒っぽいことを言ってしまえば「完了」という用語をど忘れしてしまったとしも、正しく文の意味を取れればそれでよいのです。わざわざ現代語訳をノートにぎゅうぎゅうと書く必要はない、ただ本文からある程度の内容を読み取りたい。そんなときには、高校時代に培ってきたこの品詞判別能力が大いに役立つのです。

しかし、大学に入学して以来ほとんど丁寧に品詞分解という作業をしていなかったわりに、案外覚えているものですね。高校生の私、よくがんばったと、なんだかしみじみしてしまいます。私自身高校生のときは古典だって得意どころかどちらかというと苦手でしたし(大きい声では言えませんが、赤点取ったこと、あります)、今でもときどき「やっぱ古典ムズイわあ」と思うこともあります。動作の主体を読み間違えたり、『べし』の訳し方に迷ったり、ね。それでも古典のすっとんきょうなお話とか、しみじみと趣深いお話がおもしろくて仕方がないので、そのまま古典分野で卒論まで書こうとしているところです。そう考えると、教育実習で評論文などではなく古典を担当させていただけるというのは幸運ですね。

高校古典文法関連の話でいうなら、昨年私が受講した「日本語文法」という授業では高校古典文法の背景、裏話的な内容を学ぶことができました。私が受講した時のご担当富岡先生はとても気さくな方で、小説や漫画の一節を引用しながら文法の説明をしてくださったり、「実際に生徒からこんな質問が来たらなんと答えればよいのか」というQ&A形式で話してくださったりしたので、思ったよりも気楽に楽しんで受講することができました。期末のレポートや小テストには少々苦戦しましたが、受講前に比べるとちょっとばかりは文法に親近感を持てるようになった気がします。教職課程を履修中の日文生は受けてみるとよいです(と、私はアドバイザーの先生から言われたので履修しました!)

4年生になって卒論執筆のための調査・ゼミでの発表が本格化していく中での教育実習。なるほど、これまで散々「本当に教職課程を履修しますか?大変ですよ?本当に履修継続しますか?するんですね?本当に大丈夫ですね?」とおどしをかけられたのはこういうことがあるからなのか、と最近は思います。

まあ、卒論も実習も全力で楽しんでみせます。

ふいに

こんにちは。

4年生ともなると時間割はスッカスカになって、やれ卒論だやれ就活だ、とそういったものに時間を割けるようになる。教職課程の必修科目と“興味のある授業なら何曜何限でも取る”という余分なこだわりの影響で、これまで平日の全休とは無縁だった私もすっかり全休三昧の日々である。

その日はゼミの発表資料作成のため、日文図書館にしかない本を探しに来たのだった。日文図書館は百年館高層棟8階、中央研究室の斜め向いにある。入り口の窮屈さのわりに中は広さがあって、大きな木の四角いテーブルとそれを囲むように赤い椅子が並べられている。そして、固定式本棚の脇をすり抜けるように奥へ入ると、隠し部屋のごとく可動式の本棚がずっしりずらりと並んでいる。

可動式の本棚は手動のハンドルを回すとゆっくりと動く。(これを動かすのは結構おもしろい。)その中から目的の本を探している最中、ふと声を掛けられた。

「あのぅ、お尋ねしたいのですが」

この図書館の使い方か何か分からないのだろうか。私はただの学生で、教員でも大学院生でも日文図書館プロフェッショナル委員会(※そんなものはなかったはず)でもないけれど、私で大丈夫だろうか?

「どうしました?」

「あのぅ、屋上へはどうやって行くのですか?」

「屋上…と言いますと、あのガーデンみたいなところですか?」

「そうですそうです!」

ガーデン、もとい、泉フロートガーデン。百年館低層棟の屋上にある花園である。見晴らしがよい上に花もきれい、さらにはベンチも充実していて軽食を取るには絶好の穴場である。

「高層棟からも行けたと思いますが、あ、ほら、あのドアはだめでしたか?」

「はい、鍵がかかっているようで」

「では、低層棟の7階から行けると思いますよ。階段が7階のさらに上まで続いていると思いますので。確か、“ガーデンはこちら”っていう感じの立て札もあったと思いますよ」

「あ、ありがとうございます!」

あんなざっくりとした説明で大丈夫だっただろうか。無事にたどり着けただろうか。……さて、作業に戻ろうか。

目的の本を見つけて席に着き黙々と文章比較の作業に没頭していたところ、福田先生がいらした。入り際「おう」と一声発せられる。私は福田先生の授業を取ったことがあるけれども、福田先生に認識されているのか確証はない。どうしたものか気まずい気分になった私は、聞こえるか聞こえないか分からない声で「こんにちは…」と言った。福田先生は入り口に近い本棚からサッと本を1冊取って席に着かれ、2分もしないうちに出て行かれた。

図書館の中は私一人になった。閉館時間も近づいているので、残りの印刷作業もサクッと済ませて場所を移さなければ。ふと顔を上げると、入り口から中を覗く人と目が合った。

「あのぉ、フレデリック・マンチカン・レディのお家はこちらですか?」

そんな場所は知らない。

【女子大生目白対談】山口県の魅力について語ろう

対談者:さくら🍡(山口県出身。フッ軽で物知り。)

    わた🐓 (山口県をこよなく愛する関東出身者。旅行で複数回訪れているそう。)

記者 :のの🏹 (山口県どころか中国地方以西に縁もゆかりもない埼玉県人。)

《プロローグ》

今回の対談の発起人はさくらさん。テーマは「山口県の魅力を語ろう」。3月初旬に行われたブログ部全体での顔合わせ会の中で、ひょんなことから山口出身のさくらさんが山口ディスサイド、わたさんが山口擁護サイドになってしまったことを振り返り、それでは次は魅力について語り合おうじゃないか!というのが発案のきっかけだそうです。さくら・わた・のの の3人は同学年ということで打ち解けているし、どうやら山口県には日本文学に関する魅力もあるため初回にはうってつけ!ということでした。ただ、お互いの日程を合わせるのが中々難しく、今回の開催場所はZoomオンライン上でした!

「「「じゃあ、始めようか」」」

《本編》① 文化の町

わた「まずは山口県といえば成瀬先生(日本女子大学の創立者)の出身地ですね。」

(のの:そうなの!?)

わた「前の旅行の時に、マップで成瀬先生の石碑があるっていうのを見つけて、タクシーの運転手さんに『ここに行ってください!』って言ったら、タクシーの運転手さんはその場所を知らなくて、結局たどり着けなかったんだよね」

さくら「私は大学入学が決まったときに、おじいちゃんに連れていかれて」

わた「いいな~」

(のの:意外なところに山口県と日本女子大学の接点があるのね)

わた「山口県は海岸線に沿って歩いていくと、もう、飽きない。」

さくら「どの辺に行ったことあるの?」

わた「えっとね、萩、山口市、湯田温泉、秋吉台、下関、あとは岩国の方にも行ったことあるよ」

さくら「山口は場所によって本当に雰囲気が違う。下関はね、ほぼ福岡(笑)」

わた「金子みすゞとか中原中也の記念館とかも行ったよ」

さくら「雪舟の庭園とかもあるし、私幕末ファンとかじゃないけど長州藩もそう。銀魂好きな人とかだったら楽しめるかも。松下村塾とか。」

(のの:山口県ってあんまり意識してなかったけど、有名な地名や出身者多いんだな)

さくら「ののちゃんは山口県行ったことある?」

のの「全然ないんだよね・・・」

さくら「壇ノ浦とかぜひ行ってみてほしい!『平家物語』にも出てくるし!」

わた「瑠璃光寺はね、正直京都の五重塔よりも、きれいだった!だからぜひ山口に行ったときには・・・!」

(のの:唐突に観光案内されてる・・・!?)

《本編》② 山口の食

さくら「山口に来たときって何食べてるの?」

わた「やっぱりふぐ、ふくって言った方がいいのかな?ちょっと高いんだけどね。でもね、東京に比べると圧倒的に安い!」

さくら「ふぐね。唐戸市場とかもあるしね」

わた「そうそう!観光客でめっちゃ混んでた。あといつか伊藤博文が行ったっていう春帆楼とか、この間行けなかったからいつか行ってみたいんだよね。」

わた「山口の郷土料理とかって何かある?」

さくら「山賊焼は食べてみてほしい。山奥にある「いろり山賊」っていうお店がめっちゃおいしい。」

さくら「あとはかわらそば。山口ではお店で食べるっていうよりは、かわらそばのセットみたいなのを買って家のホットプレートで食べることがほとんど。ぜひ買って、帰ってから食べてほしい。いまでもおじいちゃんから送られてくるとうれしいっていうくらいおいしい」

わた「かわらそば、食べたことなくて。へえ~」

さくら「あとはちしゃなますっていうのがあって、ちしゃの葉っぱに胡麻とかを混ぜて食べるの。」

さくら「あとは生ういろう。豆子郎と御堀堂のが有名。お土産に買って行きたいんだけど、賞味期限が3日くらいしかなくて、3日以内に人に会わないから結局渡せないっていう(笑)」

わた「実は八十年館(日本女子大学構内の建物)の上の所で売ってる。注文しないと買えないかもしれないけど」

さくら「そうなの!?」

わた「そう。成瀬先生の関係でね」

(のの:そんなところにもつながりが・・・!)

わた「私はやっぱり獺祭かな。飲んだけど本当においしかった!」

(のの:ダッサイ・・・?――Google検索:日本酒)

さくら「ああ~。ユニクロで飲み比べとかやってたことあるよ。ユニクロも山口発祥だとかって言って」

わた「いいな~。ぜひ行きたい!」

《エピローグ》

1時間ちょっとくらいの対談でしたが、ここには書ききれないくらいの山口県情報があふれていました。日本の首相輩出数No.1とか、種田山頭火の銅像?が新山口駅の前にあるとか、ザビエルのこととか。西日本に馴染みの薄い私ですが、開始前よりもだいぶ山口県について興味が湧きました!卒論、就活、その他諸々が落ち着いたら、1週間くらいふらっと訪ねてみたいです!

早口

こんにちは。お久しぶりです。

3月の初めにブログを更新して以来、長らくお休みをいただいておりました。その間にブログ部では新入部員をお迎えし、その一方で先輩方の門出をお祝いするという、大きな出来事が2つ続いておりました。まさしく春、出会いと別れの季節を感じさせます。

また、昨日は本学でも入学式が開催されたとのこと。新入生の皆さま、ご入学おめでとうございます。

―――

さて、お休みをいただいていた私の3月はといいますと、ニヤリ。とある準備を進めておりました。今回はその宣伝をすることを宣言します!

私たちは「ブログ部」という名の下で日文の魅力(と女子大生の生態)を発信するべく、こうして日々ブログを書いています。(いつもご愛読ありがとうございます!)

しかし、ブログを書くのに必要なのは自分の相棒PC1つのみ!ブログ部全体での顔合わせ会(Zoom使用)は長期休みにあるものの、部員同士が顔を合わす機会はまだまだ少ない!このままではお互いの名前ばかりは知っているもののお顔はよく分からないという状態が続き、大学構内を歩いても気まずいスルーライフになってしまうのですよ・・・!せっかく同じブログ部にいるのだから、ぜひとも部員同士顔を合わせて、ついでに互いの趣味についても語り合ってみたい!という思いつきから出来上がった企画がこちら、

「 女子大生目白対談 」

(・・・正直どうなんですかねぇ、このネーミングは。分かりますか?『東海道四谷怪談』と音が似ているような?そうでもないような?)

この企画というのは「対談」という名を冠しておりますけれども、実態は「おしゃべり会」となる予定です(笑)。1つ対談らしいものといえば、そこで話した内容を雑誌記事の如くこのブログを通じて紹介する、ということでしょう。

(私の脳内では「推しの先輩・後輩と合法的に会って話す」機会の提供、すなわち「推しの先輩と話せることになっちゃった~!大丈夫大丈夫!合法だから!めっちゃ楽しみ~」という女子校あるある(?)をイメージしていたのですが、部員には上手くお伝えできていないかもしれません。要するに、対談という名目で学年の垣根を越えて仲良くなっちゃえぃっ!というのが真の目的です。学年をまたげば履修・進路の相談とかもできますし、「大学の先輩」「大学の後輩」っていうワードがなんか格好よくないですか?(※個人の感想です。)もちろん同学年で集まって普段は中々できない濃密なオタクトークを繰り広げて、これを機に仲良くなったね!やったー!というのも大歓迎でございます。)

ありがたいことに、この企画に参加してくださる部員が数組できまして、(本当にありがとうございます!)これから度々そのようなブログが発信される予定です。詳しい日程は未定ですが、これを機に日文生のガールズトーク、さらには現役女子大生の日常生活の片鱗をお伝えできれば幸いです。

乞うご期待!