きのこ

こんにちは。

最近、度々スーパーに買い物に行きます。あるときは白菜やらしめじやらを探し、あるときは夜ご飯のデザートや何かを探し、とそんなことがあります。よく行くスーパーは家から歩いて15分くらいのところにあるので、何もない日でもよい運動、よいお散歩としてふらりと出かけるのにちょうどよいです。

寒い時期にはお鍋が食べたくなります。そうすると先程の白菜をはじめとした野菜類やきのこ類を買うことになります。

お鍋に入れるきのこは我が家では特に決まっておらず、あるときはしめじ、あるときはしいたけ、あるときは舞茸…といったように、そのときの気分に合ったきのこ、あるいはそのときにお安く買えるきのこを買って帰ります。

しめじ、しいたけ、舞茸、エリンギ。その他にはなめこ、えのきなどもありますが、我が家で馴染みがあるのは先の4つくらいです。ときどき、普段あまり食べないきのこにも挑戦してみようかと思うのですが、なめこはお味噌汁に入っているイメージしかなく使い方もよく分からない。えのきはどこまでも咀嚼できる上に歯に挟まる、という理由からなんとなく我が家では馴染みの薄いきのこたちです。(妹はなめこのお味噌汁が大好きらしいのですが。)

またこの他にもう1つ、私が避けてしまうきのこがあります。平茸です。

平茸は比較的入手しやすく、サイズ感も味もまいたけやエリンギくらい存在感のあるもので、これまでにも何度か買おうか迷ったことがあります。「ひらたけ1パック98円」というのを見ていると、「どうしようか、買おうかな…。」という気分になります。しかし最終的には買うに至りません。それは舞茸も98円で売っているからということもありますが、舞茸やしめじとは関係なしに私の中で気にかかることがあるのです。

話が変わりまして、私は昨年、所属している中世自主ゼミの活動の中で『宇治拾遺物語』を読んだこと、以前にもお話ししたでしょうか?その巻一第二に「丹波国篠村、平茸生ふる事」という話があります。ざっくり一言で申すと“実は平茸は不浄説法をする法師の生まれ変わりだったのだ”という話です。この話はゼミの中でもなかなかウケて、昨年の目白祭ではこの話をお題にしたクイズを作ったものです。ゼミメンバーで汚らしく不真面目そうな法師をたくさん描いて寄せ集め、稀に見る渾身の力作が誕生しました。

そうです。おもしろいこと限りなしなのですが、私が平茸を買うに至らないのはこの法師たちが原因なのです。もちろん、平茸がおいしいということは知っています。農家さんが丁寧に作ってくださった安心安全なものであることも分かっています。それでも、私が買い物に行くときには、このうさんくさい法師たちの存在を思い出してしまうのです。我ながらいつまで引きずっているのやらとあきれるばかりですが、それでももうしばらくは、「平茸か…。なんとなく違うきのこにしよう…。」といって舞茸やエリンギを買ってしまうと思います。

こんにちは。

昨日、国立科学博物館の特別展「鳥」に行ってきました!(“とりてん”と言うと何となく“鶏天”が出てきてしまうのは私だけでしょうか。)池袋駅のポスターを見てからずっと気になっていたところ、閉幕間近になってやっと訪れることができました。バードウォッチングなどはしたことがありませんが、私が鳥好き(ド素人部門)であることは以前のブログ「あひる」を読んでくださった方なら覚えがあるかもしれません。

今回は一人で行ったのですが、かわいいかわいい鳥さんたちの容姿を見て、おそらくニヤケ顔が出てしまっていたと思います。(自分で自分のニヤケ顔を想像するのはなんとも恐ろしい気分ですね・・・。)“一生分の鳥を見られる”という謳い文句の通り、会場には本当にものすごい数の鳥の標本が展示されておりました。展示は「目」という分類に基づいてされていたようですが、この「目」についても種類であったり分類の経緯であったり、たくさんの情報と知識が紹介されていました。動物学に親しみのない私には少し難易度が高かったのですが、新しい知識を得られたことでちょっと賢くなったような気分。標本の近くには種の名前や生息地域、特徴的な生態などの解説が書かれたプレートもしっかりあり、とても勉強になりました。プレートには鳥の和名が掲載されていたのですが、鳥の和名って漢字で表記をするとおもしろいものが多いのですね。一番印象的だったのは「ブッポウソウ」という名前です。漢字で書くと「仏法僧」となるそうです。鳴き声が由来なのだそうですが、元になった鳴き声は実はコノハズクのものだったのだとか。

標本やプレートの他にも、鳥の生態が漫画形式で紹介されているものがあり、かわいらしい鳥キャラたちがコミカルに、そして分かりやすく生態を紹介してくれていました。中でも刺さったのが「光源キジ」というものです。日本の国鳥でもあるキジのオスは次々にお相手のメスを乗り換えることから光源氏の浮気性と重ねられていました。名前のゴロも性格もぴったり!まさかキジさんにそんな浮気な生態があったとは初めて知りました・・・。

そうそう、すっかり現代の鳥さんたちの話ばかりになってしまいましたが、この展示の初めには鳥の先祖、恐竜の時代から現代の鳥に至るまでの進化についての展示もありました。復元された大きな大きな鳥(名前はペラゴルニス・サンデルシというそうです)が天井から吊り下げられており、大迫力でした。翼を広げると5mほどにもなるといい、こんなに大きな生き物が空を飛んでいたら恐ろしいこと間違いなし、とぶるぶるしてしまいました。

ちょうどお昼ご飯を食べてから入場したのですが、展示を見終えることにはなんと3時間ほどが経過しようとしていました。じっくり見ていたとはいえ、そんなに長い時間がかかっていたとはびっくりです。たくさんの鳥さんたちの姿と豆知識を獲得できたので大満足です。

上野公園にはいつも観光客がたくさんいるのですが、広々と開放的で気持ちがよいです。公園内には他にも博物館・美術館があるようなので、これを機に大学生のうちにすべての館を見てみようと思います。

・・・あ、そういえばアヒルさんはどこにいたのだろうか。

パスワード

こんにちは。

ある日スマホの電源ボタンの調子が悪くなり、とうとうボタンを押しても画面が点灯しなくなってしまいました。しかし、どういう訳だか指紋認証機能だけは健在だったため、修理をしないでそのまま数週間使い続けていました。私のスマホ様は画面タップで画面が点灯しない機種だったようなので、その代わりに音量ボタンで画面が点くようにして、画面のスリープも30秒くらいにして充電を保つことにしました。

電源ボタンがぽちっとできなくなったこと以外は何も問題ありません。電源ボタン以外の問題点を敢えて挙げるとするならば、私のドジさ加減でしょうか。

1月の末には期末試験がありました。本学には期末に試験期間というものがあるにもかかわらず、日文の授業だけなのか否か多くの授業は最後の授業日に期末試験を行うようです。期末試験を行わない授業では期末レポートが課されますね。私に関して言えば、試験期間に期末試験を受けたのは1年生のとき以来です。

試験といえばもちろん、スマホをはじめとした電子機器の利用はご法度。真面目な人なら先生の指示がなくても電源を切ったりしますよね?そうです、私、実は真面目なんです。試験が始まるからと言ってメニューを開いてスマホの電源を切ってしまったのです。そのおかげで、私のスマホは二度と起動できなくなってしまいました。どうしてもっと早くに気づかなかったのか。ドジというよりはバ〇なのかもしれません。

試験が終わってスマホの再起動ができないことをやっと理解した私は大急ぎで図書館に駆け込み(?)、PCを借りて最寄りの携帯ショップを検索、池袋へ行くことにしました。キャンパスから池袋は歩いて30分程の距離です。歩くのが好きな方ならば問題ない距離だと思います。もし店頭でササッと修理してもらえたらすぐに使えるようになるはずだもの。そうしたらスマホの中身もモバイルパスモも元通り。定期券で家に帰れる、はずだったのですが。

私のスマホは契約から2年以上経過していたこと、修理を頼むとすぐに使うことはできないことが分かり、店員のお兄さんの言葉に従って機種変更をすることにしました。店員のお兄さんにおすすめされた機種は安価でカメラの性能がちょっといいやつ。その他の操作方法はこれまでのものとほぼ同じで、慣れるのにそれほど時間はかからなそうです。

壊れたスマホからの機種変更で一番困ったのはアカウントの引継ぎです。私はパスワードを無意味な文字の羅列にしているため、思い出す以前に覚えていません。家で眠っているメモ帳を見ないことには一文字たりとも分からない。さらには、機種変更の前に手動でバックアップを行わなければならないアプリーーLINEとかもそうですねーーを操作できないまま引き継ぐことになってしまったため、いくつかのアプリのデータは消えてしまいました。私のLINEのトーク履歴は2年前の会話で途切れています。(ちょっとショックでした・・・。PCにデータが残っていたのが救いです。)

さらにはモバイルパスモの定期の再設定ができるまでは切符で電車に乗ることになり、ちょっとレトロな気分に浸ることになりました。切符で乗車するのも中々味わい深くていいです。

スマホを新しくしてからそろそろ1週間くらい経ちますが、今はもう不自由なく使えています。

皆さんも愛しいスマホ様の故障にはすぐに手当てしてさしあげるのがよさそうです。

こんばんは。

大学入学共通テストを受験された皆さま、おつかれさまでした。なんでも『源氏物語』や『枕草子』が登場したと話題になっておりましたね。実は私は第一志望が国立大学だったので、懐かしいです。私のときには数Ⅰ・Aの問題が激ムズだったのをよく覚えています。全国平均が数学苦手の私の点数みたいに低くて驚いたものです。共通テストが終わると今度は私立大学の一般受験ですね。本学の試験日も近づいているようです。皆さま引き続き落ち着いて、体調にはしっかり気をつけて、おいしいものを食べて、よく寝て、暖かくして当日に備えてくださいね。

私はいま・・・期末課題に追われています、はい。細かいことは聞かないでください笑。話せば長くなりますので。

・・・少し話題を変えましょう。最近のマイブームについてお話ししますね。

冬場は空気が澄んで星がきれいに見えると言います。私のマイブームは星を見ることです。ときどき空を見上げたまま道を歩いていたりするので、いい加減危ないから立ちどまって見るようにしなければいけないなあと思うのですが、ついつい歩きながら見てしまうんですよね。期末課題を片付けるために大学の図書館へ行き、帰るころにはとっぷり日も暮れて外は真っ暗なわけですが、最近は晴れている日も多く星がよく見えます。私は駅から家まで南に向かって歩いて帰るので、少し顔を上げるとオリオン座や冬の大三角が見えます。オリオンのベルトの位置にある星が3つ並んでいるので見つけやすいです。(オリオンは神様のようですが、私からするとオリオン座は砂時計に見えます。)

冬の大三角の右下の星は確かシリウスというのでしたね。青白い光が特徴的です。ハリー・ポッターの叔父さんがシリウス・ブラックという名前なのですが、シリウスは白色、ブラックは黒、白黒、なかなかおもしろい名前だなあと思って結構好きなキャラクターです。

オリオン座を少し眺めてから左斜め後ろの方を向くと、北斗七星がうっすらと見えます。名探偵コナンの映画「漆黒の追跡者」で北斗七星の話を聞いてからいつか見てみたいと思っていたのですが、冬場でもよく見えることに最近気が付きました。実は夜よりも早朝 日の出前の方が、北側の天頂付近にいるのでよく見える気がします。柄杓型をしていて、その先には北極星があり、さらにその先にはカシオペヤ座があるとのことです。

カシオペヤ座はWだかMだかの形をしているので案外簡単に見つかります。

北極星は北の空にあって動かないから、方向を見極めるのによいと聞きます。しかし、そんな北極星さんは空の中で一番明るい星ではないようです。埼玉の夜空はそこまで暗い星が見えないので、未だに北極星がどれなのか分かっていません。私には道に迷ったときに頼りにできる自信がありませんので、せいぜい迷子にならないようにしたいと思います。

私には有名な星座くらいしか判別できませんが、夜空に張り付いた星を眺めるとなんだか心が落ち着きます。お星さまはきれいですし、眺めれば眺めるほど目が慣れるので、小さなお星さまたちが次々と見えるようになってきます。寒いことさえ気にならなければ数十分でも1時間でも見ていられるような気がします。平安時代だったら「をかし」と言うのか「あはれ」と言うのか気になるところですが、そういえば月の和歌は多いけれども星の和歌は聞いたことがないような。街灯のない当時ならどんなにきれいだったことでしょう!

私の生涯でやってみたいことリストの1つが「天の川を見る」なのですが、この時代天の川を見ようとすると山奥とかに行く他なさそうなんですよね。私は何と言ってもインドア派なので、休日に山奥に行くことと天の川を見ることを天秤にかけてどちらを取るか・・・これは将来の私に決めてもらいましょう。それでは、また。

あけましておめでとうございます。

みなさま いかがお過ごしでしょうか。

私めは専ら家に籠っております。2024年は終始インドア派でありましたが、2025年もますますインドアを究めて参りそうな年明けでございます。

さて、宿泊を伴う旅行などに行ってきますと、帰ってきたときに感覚的には昨日家を出たような気がするのに、日付はちゃんと旅行中の3日分進んでいるというなんともチグハグな感に陥ることがあります。私めはこれを「浦島太郎現象」と勝手に呼んでいるのですが、これと同じことが最近起きたのですよ。と言っても大したことではございません。正月三が日のうちの丸2日間をカゼで寝て過ごしたというだけのこと。私めにとって布団の中で過ごした2日間はあってないようなものでございました。感覚としてはまだ昨日が元旦なのに、日付としてはもう4日?5日ですか?これぞまさしく「浦島太郎現象」です。せめて旅行で三が日を潰したかった・・・。

旅行にはみなさまよく行かれるんですか?

私めは大学に入るまで修学旅行以外に旅行というものと縁がまったくありませんでした。親の実家も隣町にあるので、帰省という概念ですらうっすらとしております。大学に入ってからやっと部活の合宿、自主ゼミの旅行なんかに参加しまして、あるいは旅行の計画を練る友人、長期休みに帰省する友人たちを拝見しまして、なるほど旅行とはこうやってするのだなあ~へえ~とようやくイメージが付くようになってきた次第です。

そこで最近一人旅に憧れるようになりました。元来インドア派の私には、休日に家を出ることがそもそもの課題なのでございますが、私めの小さな頭でぼんやりとそんなことを考えるようになりました。方向音痴予備軍であることを自覚してか否か、元町・中華街付近を一人でずんずんと歩き回っては体力とスマホの充電を消費する話は以前にもしたかと。今度はこれを日本各地で繰り広げてみたいものだなあ・・・というのが私めの小さな野望でございます。道に迷わないとよいのですが。

大学3年生ももうすぐ終わろうとしているこの時期に、なぜまたそのようなことを言いだしたのか・・・。

考えるのはタダですので。

そのうち実現できるように、なんとかしましょう。

2025年は私めにとってイベント盛りだくさん慌ただしいこと間違いなしの一年になる予定でございます。わたわたしている間におもしろいことの1つや2つ書けるように、私めも心して臨みたいと思います。

みなさまの2025年が素敵な1年になることをささやかながらお祈りしております。

真相

朗報です!私にとっての、ですが!

先月お話した趙楷の謎が解けました!(趙楷の謎とは↓こちら、11月の私の拙いブログです。)

https://mcm-www.jwu.ac.jp/~nichibun/blog/index.php/2024/11/08/

その正体は『宇治拾遺物語』の「渡天の僧、穴に入る事」というお話だったようです!私は漢文だと思っていたのですが、全然違ったのですね笑。

***

誤            正

漢文      →    和文

趙楷      →   書かれていない

木こり     →     僧

小さな洞窟   →   大きな穴

1人で見つけた → 1人と1頭で見つけた

僧は天竺で物見遊山をしているとき、牛が山に空いた穴に入っていくのを見てそれについて行った。穴を抜けると明るい場所に出て、牛の真似をしてそこに咲いている花を食べた。花は見たことのない形をしていたが、とても甘くておいしかった。しばらく食べているうちに、僧はただブクブクと太ってしまった。僧は恐ろしくなって穴から外に出ようとしたが、穴は窮屈で息苦しく感じられて、外を通る人に助けを求めても気づいてくれない。結局穴に詰まって息絶えてしまった。その後、穴から頭だけ出したような形の石になってしまったという。この話は玄奘三蔵の日記に書かれている。

***

これが真相でした。大学生活中に出会えてよかった!

今回のこれは私の所属している中世自主ゼミでのお話です。今年度は『宇治拾遺物語』ゼミメンバーズセレクションを毎週1話ずつちまちまと読んでいます。こぶじいさんがブレイクダンスをしたり、かわいそうなキツネさんが幻の放火犯になったり、桂川で川流れ未遂をした聖にゼミメンバーで総ツッコミをかましたこともあります。おもしろいこと限りないです。これらファンキーなキャラクターたちの詳細が気になる方は月曜のお昼休みにぜひ。一緒にツッコミをかましましょう笑。

中世自主ゼミはただいま6人で活動しています。が、そのうち4人が3年生です。ちなみに3年生の中で中世ゼミに所属するのは私を含めて2人です。中世自主ゼミに参加したからといって卒論も中世で書かなければいけない!なんてことありませんので安心してご参加ください笑。本格的に所属するか迷うな~という方は、一度仮入部のような形で参加するのでも構いません。

少し圧強めの内容になってしまいましたが、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

2%

おはよ・・・うございま・・す。

朝、目覚ましのアラームで目が覚めスマホの画面を見ればAM.6:20。アラームを止めるボタンを探り探りしてはたと気が付く。

スマホの充電、2%しかない。

えっ。昨日の夜寝る前に充電器に差したはずなのに、なぜ・・・あら、延長コードのスイッチが入っていなかったようです。やってしまったなあ。

起きてから家を出るまでの1時間とちょっと、いけるところまでひとまず充電しておきましょう。数十パーセントもあれば1日くらい何とかなるはずですから。

そうして家を出るころには29%ほどにはなりました。今日は午前で授業も終わるし、家に帰ったらまたゆっくり充電でもしましょう。

とか思っていた午前の私はどこに。昼食を食べながら午後の予定について考えを巡らせ巡らせした結果、私は稀に見る気まぐれを発動し、何と元町・中華街に行ったではありませんか!ご存じの方もいるかもしれません『文豪ストレイドックス』の聖地でもあるのです。

地下鉄の改札を抜けて地上に出ると、手始めに中華街の門とは反対方向に歩き始めます。たどり着いたのは山下公園。目を引くのは謎の石像と噴水、氷川丸という船、謎のガールズ像、バラの庭園、赤い靴をはいていた女の子。

初めて行く場所海のある場所聖地のある場所。そうなったら地図も開くし写真も撮りたいし検索もしたい。残りの充電20%に見合わないのは分かってる、でもやりたいことがわんさか出てきます!

(こちら、かわいいすずめさん。)

見ての通り、私の旅は基本的に気まぐれでできています。行き先も立ち寄るお店も行き当たりばったり。基本的には気の向くままに歩き、直感の働きに任せてお買い物をします。ただし、何も知らない町ではさすがに、迷子になる前にマップを開きます。今回訪れた横浜は街中いたるところに観光案内が立っていたので、それを参考に歩くことができました。充電の少ないスマホを相棒としながら方向音痴の私には本当にありがたいことです。これで道に迷わないことに加えて、残り15%しかないスマホの充電もキープできます。

次にたどり着いたのは赤レンガ倉庫。クリスマスマーケットが開催されていたようで、広場はなんともにぎやかで楽し気な雰囲気です。赤レンガ倉庫の中では芸術的なお店がたくさん並んでおり、お店といいつつ美術館や個展か何かに来たような気分。天井が少し低めなのも隠れ家のようでわくわくします。倉庫の中を回り切って外に出ると目の前はイルミネーション広場になっていました。海辺の強風と充電10%のスマホにうっすら涙を浮かべながら記念に一枚パシャリ。時刻はちょうど16時。日も傾いて来ました。

次にたどり着いたのは馬車道。街灯の暖かいオレンジ色の光と緑色の葉っぱを付けた街路樹のコントラストが何となく落ち着きます。県立歴史博物館に入るには少し時間が遅いですし、そろそろ中華街の方に向かいましょうか。

馬車道から中華街に向かって歩く道中にも西洋風のレトロな街並みが続きます。赤茶色のレンガのような色をした建物たちと、黄色になり始めた銀杏の木がかわいらしく並んでいます。こんな町なら毎日でも散歩したい。

中華街にたどり着いた頃にはさすがに少し歩き疲れてしまいました。飲食店が多いようですし、ここは今度誰かと一緒に散策することにしましょう・・・。

元町・中華街駅に向かって歩きます。――そういえば『文豪ストレイドックス』で度々登場するアーチはこの近くではなかったっけ・・・?むむむ、最後にそれだけ見てから帰ろう。

元町のショッピング街の入り口に差し掛かって、目的の物を見つけることができました。日も落ちて暗くなってきていたからか、アーチはライトアップされ、てっぺんの鳥さんがイメージよりも神々しく不死鳥のようでカッコいいです。(若干ピントがずれていますね・・・。)

おっと、もはやスマホの充電も残り5%。カメラも起動せず、私ももうそろそろ眠たくなってきましたので、今度こそここらで退散しましょう。

家に着くころ、スマホの充電は残り4%になっていました。2%だったらこのブログも締まりがよかったかもしれないのですが、まあ仕方ありますまい。

今度はスマホの状態も万全にしてもう一回行きたい・・・!

彼女

やあこんにちは。今日は彼女の話をしよう。彼女の大学生活はうかつなミスの連続だ。近くで見ていても時々吹き出してしまうようなくだらないミスばかり。私はこの笑うべきミスたちを、彼女のペナペナした人柄を表すのに重要な出来事であるとも捉えているが、やはりどうにか直せないものかとも思っている。

私たちが2年生のときに受けた日本文学史の試験での出来事だ。その試験では授業内容を自筆でまとめたノートのみ持ち込みが許可されていた。彼女は普段から紙のノートに授業内容を書き込むのが習慣だった。当然試験日の朝、彼女は得意満面で通学カバンに授業ノートを詰め込んだはずだった。しかし、試験が始まる前、カバンを漁った彼女の手に収められていたのは中国文学史のノートただ一冊だけだった。
そのときの試験は散々な結果だったらしい。

彼女は私とともに教職課程を履修しているため、3年生の後期には模擬授業を行う授業が週に2回ある。これはそのうちの1回の話。彼女は自分の担当回で、日付を書く際に月の異名を紹介しようと計画していたそうだ。彼女の担当回は10月だったから「神無月」と書くべきところ、何を勘違いしたのか「水無月」と黒板に書いたではないか。ヒヤヒヤする私、隣の席から聞こえてくる「神無月」と囁く声。きっとこの声が彼女の耳にも届いたのだろう。慌てて書き直し、振り向いて話を始めた彼女の顔は真っ赤だった。

同じく3年後期。これは先述した2つある模擬授業のうちもう1つの話。彼女は授業の計画案をA4のノートにまとめている。古典なら現代語訳、現代文なら段落分け、作者の情報、授業の流れに関するアイデア等々。彼女は授業内で解説をするのに必要な内容を全てそのノートに書き込んでいた。ここ2週間くらいは暇さえあればそのノートを取り出し、授業計画を練っていた様子である。しかし、模擬授業を始めた彼女の手元にそのノートは見当たらなかった。ああ、忘れたんだなと私は察した。
授業を終えて彼女に聞いてみたところ、家のプリンターに挟んだまま置いてけぼりにしたらしい。気づいたときにはすでに大学にいて、印刷したページだけは持っていたから何とかなったと言っていた。

そう、挙げてゆけばきりがないのだ。中国語の小テストでシャーペンを忘れて、唯一持っていた黒ボールペンで回答の一発書きに挑戦したという話も聞いたことがあるし、PDFファイルの回転機能を知らずにスマホを回転させて文書を読んでいたということもあるらしい。

今日も彼女は平和な大学生活を送っているようだ。

探し物

***

ある男がいた。ここでは仮に趙楷としよう。趙楷は木こりであった。山に入り木を切っては町で売ることで生計を立てていた。細々とした生活は決して余裕のあるものではなく、食に困ることもしばしばあった。秋も深まり、冷たい風が身に染みるこの日もまた、趙楷は薪用の木材を求めて山に入ったところであった。

常日頃から山に入っているため道に迷うことはめったになくなった。聞こえるのは風に囁く木の葉ばかりで、人の声一つ、動物の声一つしない。趙楷はこの一人静かな時間が嫌いではなかった。幾度となく似たような景色を通り過ぎ、そろそろ山の中腹かと思われるころ、趙楷は谷川の近くにそびえ立つ一本の柳に目を引かれた。どこにでも生えているような柳の木である。ただし、その柳は風が吹くたびに倒れるのではないかと思うほど木全体が大きく揺れているのである。暫しその柳を眺めていると、趙楷はその柳の枝がかすかに光っていることに気が付いた。不審に思って近づいてみると、柳の木の裏に男一人がなんとか入り込めるだけの小さな洞窟がぽっかりと口を開けおり、その中から暖かい光がこぼれているのであった。趙楷はさらにいぶかしんだ。冬の到来をすら感じさせるようなこの肌寒い日に、暖かい空気が、光が洞窟の中からこぼれているのである。趙楷は意を決し、小さな入り口から這うようにして洞窟の中に入り込んだ。

中に入ると、そこは春の陽気に満ちた花園であった。見渡す限り一面に緋、紫、橙、黄、色とりどりの小さな花が咲いていた。しかし、どれもこれもまるで見たことのない形をしている。緋の花を1つ摘み取り顔に近づけてよく見てみるが、やはり趙楷には見覚えがない。紫も橙も黄も同じで、趙楷は首をかしげるばかりである。さらに特筆すべきは、その花々から甘い蜜の香りがするのである。

暖かい空気に包まれたこともあるだろう、趙楷は空腹を感じ始めた。満足に腹の膨れるような食事はもう何年もできていない。ましてや甘味など生まれてこの方、口にしたのはほんのわずかしかない。趙楷は鮮やかな花々が発する甘い蜜の香りの誘惑に勝てず、とうとうそのうちの一つを口に入れた。

その花は甘く、趙楷がそれまでに食べたどんなものよりも美味であった。趙楷はまた次の花に手を伸ばし、口に入れた。甘い蜜の味が口の中に広がる。趙楷は我を忘れ、次々とその小さな花に手を伸ばし、摘み取っては口に運んだ。その花々が長年にわたる趙楷の空腹を癒すのには相当の時間を要した。

しばらくして、我に返った趙楷は仕事に戻ろうと名残惜しいながらも出口へ向かった。来た時と同じように穴に手をかけ、這うようにして外に出ようとする。ところが、腹のあたりが岩に引っかかってしまい、上手く外に出ることができない。趙楷は一度体勢を元に戻し、穴を眺める。入って来るときには通れたのだ。自分に通れないはずがない。趙楷は再び穴から這い出ようとする。しかしどうしても腹のあたりが岩に引っかかる。どうにか外へ出られないものかともがくうちに、とうとう前にも後ろにも動けなくなってしまった。

それからしばらく後のことである。麓の村では一つの噂がまことしやかに囁かれていた。

ある男が洞窟を見つけた。洞窟の中には色鮮やかな花が咲いており、蜜の香りに誘われるまま男はその花をたらふく食べた。花を食べた男は己が肥え太ったことに気付かず、出口の穴に詰まり、そのまま石になってしまった。その男の石は今でも洞窟を塞ぐようにして山の中腹辺りにあるのだという。

***

「なんだこの話は。おもしろい。おもしろすぎる。」

確か私が高校3年のとき、模試か練習問題か何かの漢文の問に上のようなお話があったような気が。男が洞窟の中で花を食べ過ぎて、肥って出られなくなったなんて、なんておかしな話。くまのプーさん?(くまのプーさん、彼はお友達のラビットさんの家でたらふく好物のはちみつを食べた後に、おなかが膨れて玄関に詰まってしまったことがあるのです。「くまのプーさん 詰まる」で検索すると穴から頭だけのぞかせたかわいらしいその様が見られます。)

あの男のお話の典拠が一体何だったのか、大学生活の折り返しをとっくに過ぎた今でも分からないのです。あまりにも印象的だったストーリーの輪郭は覚えているものの、作者も作品名も分からず、ネット検索にも上手く引っかからず、もはや打つ手なし。ちなみに「趙楷」というのは私が勝手に付けて呼んでる名前ですので、主人公の名前はおろか、職業さえ怪しいところ。元は漢文ですので、もっとあっさりストーリー展開しているはずですし、正直なところ、「男が洞窟の中で花を食べて肥って詰まって石になる」ということ以外は何も確証がありません。もしかしたらこの時点でもうすでに何か違うのかもしれませんし。

どなたか、このお話を知っている方はいらっしゃいませんか。

麦茶

こんにちは。

私にはありがたいことに自分の部屋というものがあります。そこまで大きい部屋ではないのですが、ベッド、机と椅子、カバン掛け、それと本棚が2つあります。全体的に白で統一されていて、その中で椅子とカーテンだけは落ち着いた赤色やピンク色をしています。

ベッドはロフトベッドで梯子を登らないと眠りにたどり着けない構造になっています。ベッド下の空間にはキャリーケースやら冬場の電気ストーブやらが押し込められています。最近急に肌寒くなってきたので、そろそろ電気ストーブさんを起こす必要がありそうですね。

机は折り畳み式で、天板はノートパソコンを中心に置くと左側に辞書を置け、右側でマウスの操作をゆったりすることができるくらいの広さです。時折、私の立った反動で天板が斜めに傾くことにさえ注意を払っていれば便利の一言に尽きません。

カバン掛けは高さ170cmくらいの柱からニョキニョキと枝が生えているような形をしていて、掛けられるだけのカバンや手提げバッグなどが掛けられています。デザインはとてもスマートなのですが、大量のカバンたちのおかげで若干幅を取る代物です。

本棚は大きなものと小さなものがあります。大きなものは背が180cm以上ありそうですし、横幅も1m近くあるのでめったに動かしません。もし移動させるとなったら、中身を全部出した上で運搬要員が2人以上必要です。一方小さなものは私の腰くらいの高さしかなく、今はベッドの下にちんまりと収まっています。幅も奥行きもそこまで大きくはないので、中身がそれほど重くなければ1人で十分に動かすことができます。

ベッドを新調してからとりあえずの家具の配置で過ごしていたものの、何となく動線が不便だったので模様替えをすることにしました。ベッドと大きな本棚はほぼ動かすことができないので、今回私の部屋の使い勝手を左右するのは机、椅子、カバン掛けの配置です。この3つをひとまず動かしてみることにしました。机の上にはパソコンやらティッシュ箱やら麦茶の入ったコップやら。お察しください、私の机の上は大抵とっ散らかっているのです。少々強引に物が載ったままの状態で机を動かすことにするとしても、麦茶の入ったコップだけはどこか安全な場所に退散させた方がよいでしょう。大きな本棚の辞書の上ならよい具合に平らかです。そこにしばし置いておきましょう。

椅子は部屋の隅にどかしておいて、机を動かし、カバン掛けを動かしてひと段落。椅子の位置を戻して休憩しているときにふと思いついたので、ベッドの下に配置されていた小さな本棚を大きな本棚の隣に置くことにしました。そのついでに本棚の中身の入れ替えを少し。大きな本棚にある辞書たちを小さな本棚に移動させよう。そう思って辞書を引き出したとたん、何やら冷たいしぶきが顔中にかかって、私の頭の中には大きな「?」が浮かびます。3秒ほど経ってやっと状況を理解しました。何という失態。10分前の私は辞書の上に麦茶の入ったコップを置いたのでした。その存在を忘れて辞書を引き出してしまった私は季節外れの水浴びを楽しむ羽目になってしまったのです。しかも絶好のタイミングで妹が部屋に乱入し、なぜか私のベッドに上がり込んでノリノリで「おもかげ」を熱唱しています。今日からVaundyにハマったそうです。あまりにもタイミングの悪すぎる妹をさっさと追い出して、こぼれた麦茶の後始末をします。幸いにして、被害に遭った書物・機器の類はなさそうです。

今後絶対にヘンなところに麦茶の入ったコップは置きません。