皆さんこんにちは、小倉です。あんなに長かった春休みも気づけばのこり数週間、新学期ももうすぐそこまで来ました。やだやだまだ春休み終わらないで!就活なんてしたくないよー!…なんて嘆いても生きている以上ちゃんと明日はやってくるわけで。ガタガタ文句言う暇があれば、少しでも新学期に備えた方がはるかにお利口です。そう、来たるべき「新歓」に。
実はこの私、あかりは次年度の中世自主ゼミ長を務めることが決定いたしました!いえーい!ゼミ長になって最初のお仕事が四月の頭に行われる新歓の準備。勿論準備だけでなく当日もしっかり働きます。
ちょっとちょっと、自主ゼミって何なの?普通のゼミと何が違うの?そうでした、まずはそこからお話ししないといけませんね。
自主ゼミとは日本文学科独自の課外活動のことです。各自主ゼミはお昼休みなどを使って学年を問わずゼミ員の皆で興味のある分野への学びを深めます。授業とは別に行われる、プチ勉強会と言えばわかりやすいでしょうか。自主ゼミは上代、中古、中世とジャンルごとに分けられています。私がゼミ長を務めることになった中世自主ゼミは、院政期から戦国時代の文学作品について調べてゼミ員同士で感想交流をしています。
そんな中世自主ゼミが今年扱うのは阿仏尼の『十六夜日記』。私の記憶が正しければ高校の日本史の教科書だか資料集だかの片隅にちょろーっと書いてあった作品なので題名を知っている方も多いのではないでしょうか、多分。完全に私の偏見ですが「タイトルは知ってるけど内容までは知らないな~」って人が多いイメージです。なので、『十六夜日記』と阿仏尼についてちょこっとだけお話ししようと思います。
『十六夜日記』は阿仏尼がとある裁判のために京都から鎌倉に下ったときに記した作品でジャンルでいうと日記紀行文学にあたります。どんな裁判だったの?といいますと、一言で言うと相続争いになるのですがこれがまあややこしい話で…阿仏尼には藤原為家という旦那さんがおり、二人の間には為相という子どもがいました。だがしかし!為家にはもう一人奥さん(先妻)とその息子(為氏)がいました。はい、勘の良い皆さんならもうおわかりですね。そう、為相vs為氏による亡き為家の領地相続争いが勃発したわけです。そんな訳で阿仏尼は息子のために京都から鎌倉へえっちらおっちら旅をし、それがきっかけでできたのがこの『十六夜日記』になるわけです。
ところでこの阿仏尼という女性、どんな人物か調べてみると中々におもしれー女でして…。現代で言うところのメンヘラ地雷系女子っぽい人なんですが、そこに加えて行動力お化け、『源氏物語』ヲタクと中々のキャラの濃さ。こうして文字に起こすとかなりカオスですねー。特に阿仏尼を知らない方からすれば「なんのこっちゃ」という感じでしょう。でも本当にこういうキャラなんですよ!阿仏尼の『うたたね』という作品からいくつか彼女についてのエピソードを抜粋しますと、
①悪い男に引っ掛かり鬱になる。心はまさに「ぴえん」状態。しかし中々別れに踏み切れずしばらく交際。 ※中々会いに来ない男なのにふとしたときに家に来るので悩んでいます。阿仏ちゃんは完全に男の都合に振り回されてる状態です。阿仏ちゃん、そんな男とはさっさと別れるんだ。
②限界が来て男との別れを決意。男のことは忘れて尼になって寺に入るぞ!おー!と、思いつきで髪をバッサリ切り、夜中に家出。 ※当時女性が髪を切るのは異常事態です。社会的に死ぬレベルの話です。ハンドルの切り方が極端すぎる…。
③考えなしに家を出たので文字通り路頭に迷う(うん、知ってた)。おまけに雨もザーザー降ってどうしようか困り果てたところにいなかっぺのモブ通行人に手を差し伸べられる。
こんな感じになります。そうか、そうか、つまり君は(以下略)とまあ、なんとなーく阿仏尼がどんな女性かわかっていただけたと思います。あと※や()中の私のコメントがうるさいせいでだいぶ阿仏ちゃんエピソードが面白くなっていますが原文のテンションはもっと暗めです。私の情報はピク〇ブ百科事典程度のものだと思っておいてください。
ところで私がなぜ中世自主ゼミ関連についてこんな長々と書いているのかと言いますと、答えは簡単そう、後輩がいないからです!新2年生一人しかいないのです、なんてこった。というわけでこの投稿読んだ新2年生の皆さんは是非とも中世自主ゼミへの参加をご検討ください!いつも月曜の昼休みに活動していますのでふらーっと立ち寄っていただけましたら幸いです。勿論新入生の皆さんも大歓迎です!見学日は4月の中頃ですがそれ以外の日でもいつでもお待ちしています。
それでは今日はこの辺で。ありがとうございました。