文章読もうぜ2025-2026

卒業論文が終わり、ようやく図書館に必要ではなく趣味として行けるようになりました。小林秀雄とか好きなものや、宮武外骨とか論文中に気になった作品を取り出していくのは実に楽しいものです。

論文(とは言えないかもしれない)を書いている時間は楽しいけれども、どうしてもあれを読まなければならないこれを読まなければならないで、本よりも下に貼ってあるシールの、棚番号を見がち。一言で言えば、視野が狭い。配置とか構造とか、知ったものか。

ということで、今更気付いた、うちの大学図書館の個人的に好きなポイント。淡島寒月の『梵雲庵雑話』の配置。集密倉庫で西鶴など好色本と向かい合わせで置いてあります。自分で『梵雲庵雑話』を持っていたのもありますが、気づかないものかね。

やっぱり本を読むのは楽しいものです。知らない世界を知れるし、安いし、軽いし、何度も読み直せるし。今年は本をただ読むだけでなくて、研究したり編集したり印刷したり、本まではいかないけれども書いて見たり、様々な形で関わってみた一年でした。ここまでやってみて、自分が一番向いているのはやっぱり、一番最後にいて、一番可能性のある読者の立場なんだろうなと考え至りました。

文学部に一定数いる人間と同じで、何かを生み出す側に強く惹かれたこともありました。しかし色々やってみて、ゼロからイチより、イチから先が自分は気楽で、向いていて、恐らくそちらの方が世の中的に重要だと思っている節があるのだろうと思いました。

入口が決まっただけで、将来社会人として自分がどのように生きて行くのかはわかりませんが、本を自由に読む読者という立場の権利を捨てたり、捨てられないような社会を創るために生きていきたいと思います。せっかく文章が読めて楽しめる、自分にとって大当たりな立場を得たので。

そういえば、また一冊本を貰いました。今回は相続的なものでもゴミ箱からでもなく、大学図書館に「ご自由にどうぞ」とあったので貰って来たのですが、題名が”Every Day a Good Day“。そう、なんと英語の本です。日本人によるものみたいですが。親には「また捨て犬感覚で連れて帰ってきやがって」という顔でみられましたが、最早いつものことだし、今回は新品なのであまり言われませんでした。お茶についての本なので、内容はわかるだろうということで、勉強がてら読んでいけたらなと思います。

お正月暇だけど本を持つ体力がないという方は、是非本ブログサイトを読んでやってください。(ブログサイトの方はこのまま先へ、noteの方はプロフィールにあるURLへ飛んで。)

見逃していたあの記事、いつのまにか上がっていたその記事、見覚えのないそんな記事。時間はかかりますよ。時に読み飛ばしながら、ごゆっくりご覧くださいませ。

それでは良いお年をお迎えください。今年もご愛読ありがとうございました。

わた