皆さんこんにちは。みちこです。
もう4月も半ばを超えたらしいです。まっっっったく実感がありません!(笑)
というか、様々な場面で未だ「2年生」と書いてしまいます。もういい加減3年生としての自覚を持ちたいですね~。
授業も本格的に始まりつつあり、自称「日文の授業大好きマン」としては非常に胸を躍らせている毎日です。最近は予定を詰め込みすぎて、大学に長くいられないことが多く、禁断症状が出てるくらいです。まさか大学に長くいられないだけで精神不安定になるとは思いませんでしたよ!
(この問題の本質はちゃんと「忙しい」ことにありますので、皆さん安心してください。なんの変哲もないからくりです。)
というわけで本日のお題に移ろうと思います。今回は…少し新しいことをしてみようかな、と思います。
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ーーー鏡を割ってしまった。
それはただの不慮の事故だった。不注意で落としてしまった。ただそれだけのこと。
でも、何か大きな罪でも犯してしまったかのような気分になる。
その音に反応したのか、家族がやってきた。大丈夫?と心配された。私は、特に何ともないと返し、ほうきとちりとりを取ってくる。
割れた鏡の欠片を掃除する前、私はふとこんなことを思った。
ーーー鏡の欠片は、また集めたら鏡になるのだろうか。
そんなことはない、と知っている。知っているけど、何故か試さずにはいられなかった。
そうして手にけがを負うこともいとわずに、私は鏡の欠片を拾い、パズルのようにつなぎ合わせてみることにした。
しばらくすると、家族が新聞紙を持ってやってきた。案の定、何をしてるのと言われた。
気になったから試している。そう答えた。バカじゃないのと言われた。
分かってる。バカでも、それでも、私がやりたいといったことはやってはいけないのか。
そう思いながら、新聞紙だけそこに置くように言って、部屋から追い出させた。
いつの間にか部屋が薄暗くなっていた。日が傾いたのだろう。私は割れたガラスを元の鏡の形になるように戻すことが出来た。でもやっぱり、ところどころ欠けている。
ーーー私は何不自由なく育った。家庭環境も普通。人間関係も、何もかも。今までの人生に不満はない。むしろ「普通すぎる」と言ってもいいくらいだ。もしその人間をガラス細工で表すといったことがあるとしたら、私の形は「きれいな球体」だろう。何も欠けていない、尖ってもいない。特段に磨かれて、透明なわけでもない。そんな、つまらない球体だろう。
でも、この鏡は割れてしまった。この鏡は、小さい頃からずっと使ってきた鏡で、私の半身のようなものだ。そんな存在が今、残酷なまでに粉々になった。
別にこの鏡に特段深い思い入れがある訳じゃない。だけど、そこにある喪失感は大きかった。
暗くなってきた。もう検証の時間は終わりだ。並べた鏡の欠片をちりとりに入れる。
欠片を新聞紙にくるみ、捨てに行った。
割れた鏡は、もう元には戻らない。だけど、それが検証出来てよかった。あのまま普通に捨てていたら、私の大事な何かまで捨ててしまいそうだったから。
少しすっきりした気分になりながら、夕食を取りにリビングに向かった。
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タイトルであるこの「集めたガラスの破片は元の鏡には戻らない」という言葉。
私の造語です(笑)
もしかしたら私が知らないだけで、こういう言葉があるのかも知れませんが、まったく意図はしていません。
これが自分で思いついて中々気に入ってしまったので、今回はこのフレーズから連想してちょっとした小話を書こうと、そう思った次第です。
どうにもネタ出しに難航したので、今回はあえてこういう記事を書きました。
私は自分の生み出す言葉がすごく好きなんです。言葉にできなかったものを、ぴったりと言い当てられた時のあの感覚。パズルをしているかのような。これがずっと忘れられず、気付けば何かを言葉にするのが好きになり、得意になっていきました。
思えばこれも、自分のことが好きになった二つ目の要因かも知れません。(一つ目は絵です。)
さてこの小説ですが、なかなかに難解でしたでしょう。私が書く小説は基本的にこういう感じのものばかりです。
一見すると何を言っているのかさっぱり分からないのです。よく言われます、てか、自分で読んでいてそう思います。
でも、自分の中ではきちんと筋が通っているし、設定もきちんと作りこまれているのです。
そういうこと、皆さんにはありますかね…?(こんな話は、以前にもしたような気がしますが…再放送ということで、お許しください(笑))
この解説は次回の更新に回すこととします。あまり長くなってもいけないのでね。私のブログは頭を使うし難しいから…(笑)
それでは、そちらの期待を持たせつつ、今回はこの辺で終わりにしようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!