花粉症、改善しました!こんばんは、さゆりです。
爆速で過ぎ去った秋、花粉による鼻詰まりがひどくてほぼ口呼吸をしながら眠る日々だったのですが、どうやら点鼻薬の使い方を間違えていたために効果が発揮できていなかったようです。口呼吸がつらくてエラで呼吸する術を身に着けるしかないのかと追い込まれていたのでようやく楽になれました。このまま冬を乗り切りたいです。
さて今回は「日本文学科の授業って実際どんな感じなの?」をネタにお話ししようと思います。
以前、1年次の必修授業で演習授業の準備をします、という事はおそらくお話していたかと思います。2年次からはその経験を生かして演習授業が始まるのですが、必要な単位数を満たすためには一年で4コマ授業を取る必要があります。
私の場合中国文学の演習を前期、後期の2つ、中古文学は通年で(前期と後期通して履修する必要があるもの)でとっていたため、中古と中国文学の2種類のみの経験となりましたが、前期上代と中古、後期近世と近代、といった感じで全く違う時代や先生の授業を取ることも可能です。
自分でテーマについて研究して発表し、学生同士の意見交換の後フィードバックをもらうという大まかな流れは変わらないのですが、演習授業は本当に先生によって授業の雰囲気が違います。
作品や自分が取り扱う範囲がきっちり決まっている授業もあれば、作品から自由に決めていいよ、といってもらえる授業もあり、発表資料を作る際の書式も指定がある場合、ない場合と結構差があるんですね。いきなり発表するの!?と思うとハードルが高いかもしれませんが、大丈夫です。第二回まで作品や作者についての解説を入れてくださることもありますし、困った時は先生が相談にのってくださいます。そのあたりのフォローが丁寧なのも人数が少ない日本文学科ならではなのかな、と思います。
しかし、発表って結構怖くないですか?緊張しますよね。私も怯えながら授業に参加していましたが、基本的に学生も優しいのでひどい批判を受けるという事はないですし、むしろ自分と違う着眼点で問題を指摘してもらえたり、はたまた他の方の発表を聞いて新たな知見を得たりと結構楽しかったですよ。先生も基本的に頭ごなしに否定することはなく丁寧にフィードバックをくださるので、普通にちゃんと準備をしてくればノープロブレムです。とはいえ2人しか知らないじゃないか!とツッコミを受けるかもしれませんが、日本文学科の先生で「この先生の授業は二度と受けたくない!」と思った経験は一度もないので本当に大丈夫だと思います。安心してくださいね。
さて少し話題が変わりますが、今トーハクこと東京国立博物館で前田家伝来の能面が展示されているのはご存じでしょうか?実はわたくし、別件で用がありトーハクに突撃してきました。
能面を間近でゆっくり眺めた経験はほとんどなかったのでわくわくしながら見てきましたが、とても楽しかったです。
この展示を見て、能面=正面、というイメージが覆されました。むしろ角度を変えた方がリアリティがあって面白い。おそらく「能面」と聞いて皆さんが想像するのは小面(若い女性の面)なのではないでしょうか?この小面の隣に曲見(子を持つ中年の母親の面)が並べられていたのですが、比べると全然違うんですよ、これが。
若い女性と中年女性の表現の差は、口角、髪の毛のばらつき、頬のふくらみといった箇所で感じられるようになっています。とはいっても、そんなに年代が違って見えるんかい、と思いませんか?私もぱっと見だとちょっと判別が難しそうだなと思っていましたが、実物を見て前言撤回しました。能面って実際の人間をデフォルメしながらもリアルに描くのですが、近寄ってみると息遣いさえ感じられそうなほどの生々しささえあるんですよ。少し斜めから眺めると本物の人間みたいに見える上、小面と曲見の年代の差がはっきりと感じられてびっくりしました。
顔の立体感にもこだわりがあるんでしょうか、作者は違いますが、小面の方が頬に丸みがあるので斜めから見たとき顔にハイライトが当たりやすいんですよね。曲見は顎のしゃくれと憂いを帯びた表情が特徴的ですが、口角が下がって頬の丸みもないのでほうれい線が目立って見えたりだとか、すごくよく観察して作られていることが伝わってきました。
加えて面白かったのは小面の口の形です。きゅっと口角が持ち上がった小さな唇が現代で流行しているМ字リップにそっくりで、美と若さの基準って不変なんだわ、と感激しました。
自分に能楽研究会での経験があったことも大きいですが、石井先生の能についての授業を受けたことで普通の展示室が軽くテーマパークと化して楽しかったですね。面を見ながら作品の内容を思い出したりなんかして、また能を見に行きたくなりました。
気温のアップダウンが激しい日々ですが、みなさんもインフルやコロナに気を付けて過ごしてください。では、また。





