花粉が!すごい!!
目と鼻、のど全てを取り外して清流で漱ぎたい。鼻の下だけプラスチック製にしたい(すでに荒れて真っ赤)。ここから少なくとも二か月、花粉との戦いが続くのだと思うと憂鬱でなりません。ヤツがいなければ、春って季節は完璧なんですがね…。花粉症を発症してから、私のすきな季節ランキングは秋が不動の一位となってます。
何より一番辛いのは、この調子で鼻づまりがひどくなってくると、食べ物の味まで分からなくなってしまうこと。私にとって最も過酷な試練です。そう思う一方、逆に「においってすごいなァ」とも感じます。だって味覚は死んでないのに嗅覚が失われるだけで味が分からなくなっちゃうなんて(私は鼻がよく利く方なので、すこし嗅覚びいきなのかもしれません)。
まぁそんな風にして、もう少ししたら満足に嗅げないようになってしまうんでしょうが、においといえば、季節にはそれぞれ独特の「におい」がありませんか?特に、春とか秋とか、季節の変わり目。
早速、昨日あたりから着実に春のにおいが充満してきているのを感じます。花の香りとか、そういうのではなく、なんというか、春のにおいとしか表現できないにおい。
梅雨にもにおいがありますよね。あれは湿った空気と草のにおいですかね。
秋は一番においを感じる季節ですね。さっきまで夏だったのに、夕方になってふっと気が付くと、もう秋になっている。
そして毎年こんなふうににおいを感じると、私の人生で経験したそれぞれの季節の記憶がぶわっと思い出されるんです。たまに、自分でもすっかり忘れていた記憶が出てきたりもします。
みなさんもそんな経験ありませんか。季節に限らず、カレーとか、お線香とか、何かのにおいを嗅ぐとその瞬間に記憶もぶわっと蘇ってくるような。
更に私が今日かいだ春のにおいを、古典の世界のみなさんも感じていたんだろうか…などなど考え出すと、もうキリがないですね。嗅覚と、脳の何かがきっと繋がっているんでしょうけど、どこかロマンを感じます。
ちなみに、今年の春は、小学5年生の時、仲の良かったキョウちゃんと同じクラスだったのを喜びあった記憶が思い出されました。そんな今年の春を、何十年か後に思い出す日が来るんでしょうかね~。不思議!
月別アーカイブ: 3月 2015
無題 第30弾 ~ 5回モ出テクル、放送禁止用語 ~
迷えど進む
右手と右足 一緒に出そうだ
何なんだ
イライラの波動は
僕らの存在の証明?
3年E組うた担
「青春サツバツ論」より
ここんところ羊のぬいぐるみがお気に入りだったものの、母に「めぇ~ちゃん」という個性無個性を超越した命名をされた瞬間に愛が冷めました あゆみ です。うちの母にかかったら、山羊でも羊でも、とどのつまりは「めぇ~」と鳴かないものにでも「めぇ~ちゃん」と命名されそうです。あれおかしいな………、すごく血の繋がりを感じる……。
さて今回採りあげた歌詞はこちら、アニメ化された「暗殺教室」のOP曲ですね。映像にも面白さが詰まっていますが、何より作曲が田中公平氏であることに、 あゆみ は腹筋崩壊しました。あの、田中公平大先生氏ですよ、あの! インパクト絶大の「ゲキテイ」をつくった御方ですよ? 近年では「氷菓」や「ONE PIECE」の音楽担当でも有名な、あの方です。正直に言うと、字幕見るまで気づかなかった(川井憲次氏などは、気づく)のですが、字幕を見た瞬間に耐えられませんでした。まさかこんなところにお出ましだとは……!
それにしても、「暗殺教室」って面白いですね……コミックの巻数が少なかった頃に、その魅力に気づいていたら あゆみ はもう少しだけ幸せだったかもしれません。ここで暴露するのもアレですが、私のイチ押し男女は「千速(これで「ちば はや」と訓む)」です。射撃男女別トップ同士:千葉くんと速水さんの関係に、によによが止まりませぬ。pixivのタグ分類で、「千速」タグの作品数がエラいことになっています。
では今回は「無題 第30弾」ですので、ひな祭りなんて気にせず、私事の時事ネタでも絡めながら あゆみ の身の切り売りでもしましょうかね。だ、だってひな祭りと聞くと「形代」しか思いつかないんだもん……ごにょごにょ。
先日、短期留学(於 アメリカ)から帰国した姉:お馴染みともちゃんを迎えに行った日暮里駅で、「ギモーブ」というお菓子を買いました。フランスで「マシュマロ(っぽいなにか)」のことを指します。ベリー系やパッションフルーツのピューレを加えたものもあり、外見(立方体)は愛らしいパステルカラーに染まっていることが多いです。感触もちふわ、パステルカラー……と、存在自体が女子力の権化の如き洋菓子です。ギモーブに出くわした人は大抵、興味をもつか、触って頬を緩めるか、「かわいいー」と歓声を挙げるか、などの反応をします。
実はこのお菓子。一部のCLAMPクラスタからは畏れられている、曰く付きのお菓子でもあるのです(実例:かつーん嬢は「おぉ……買ったのかアレを」という反応をみせた)。
元ネタはこちら→我等が敬愛してやまないCLAMPが関わったアニメ「BLOOD-C」に、いっぱい登場するのです。まさしく、いっぱい。冒頭ではcaféの店名「ギモーブ」と、主人公:更衣小夜の好物という2パターンでクローズアップされます。ここまではいい、のですが……。回を重ねるごとに、実は材料にピーー(言っちゃいけない)ーーが入っていたり、ピーー(放送禁止用語)ーーだったり、ピーー(ネタバレ)ーーだったり、という血反吐が出るような暴露の連続だとはな……。なんといいますか「解せぬ」というか、「どうしてこうなった」とでも表現しましょうかね。今まで観てきた中でも、誰にも気づいてもらえない伏線(主観)が、世の中に存在することを実感したアニメです。でもキャラクターデザインが可愛かったり、クロスオーバーのネタがあったり、演出の魅せ方にはウットリします。
というわけで、甚だ短い本題ながら「CLAMP愛」について少々お付き合いいただきたく思います。
基本的に漫画家であるCLAMPは、女性4人(じゃないときもある)クリエイター集団です。本人達曰く「あんなことや、そんなことをしている」そうです。彼女たちの漫画作品は、ほかの愛読書の追随を許さぬほど、 あゆみ の中で不動の地位を確立しています。とりわけ『カードキャプターさくら』『xxxHOLiC』『GATE-7』は、その不動の地位の中でも、別格の愛読っぷりといえましょう。
しかしながら、CLAMPの魅力を語る上で大きな役割を果たすのが、「コミック」ではなく「アニメ」だと あゆみ は考えています☆
意外と見落としがちですが、原作を描いていなくてもCLAMPが制作陣にいるアニメ作品って、割とあるんです。それらが、今回ズームインしている「BLOOD-C」であり、「魍魎の匣」であり、「コードギアス」のような作品たちです。CLAMPならではの「好きな人はピーー(言えない)ーーしたい」という傾向や、休載のまま幾星霜…的な放置プレイが、アニメだと起こりにくいので、安心してのめり込むことができます。
CLAMPの作品を追っかけていると、いつかぶち当たるこの問題↑は、コミックを読むだけの時点では、避ける手段がありません。ホントに、5作品に1本は「休載」か「ピーー(言えない)ーー状態突入」なので。←でも、こんな仕打ちされても、「一番好き」と胸張って言えます。
以上のことを踏まえて、ここで声を大にして言いたい。
「CLAMPは、アニメでも楽しめる」と。
本題が100文字くらいしか無いですが、今回はこのあたりで。
(※買ったギモーブは、後でスタッフが美味しく頂きました
―――なんてお約束みたいな展開ではなく、後日、かつーん嬢と冷や汗かきながら食す予定です)
お相手は あゆみ でした。
粟谷能の会レポ
さえこです!百草園は梅が満開ですよ!春の訪れを感じるこの頃です。
昨日、粟谷能の会に行って参りました!〈三輪〉と狂言〈花盗人〉、そして〈正尊〉。全部最高でした!ちなみに今回は脇正面の、端の方の席。え!?正面から観れないじゃん!と、心配していたのですが、端の方にも演者は来てくださるんですよね(笑)近くで観ることができて幸せでした。
粟谷能夫さん演じる〈三輪〉は、もう、美しい!一つ一つの所作が丁寧かつ上品で、女に生まれてよかった!!と唐突に思いました(注:演じている方は男性です)。三輪明神にメロメロですよ。そこに座っているだけなのに、頭を下げたくなる衝動に駆られます。なんてったって神様ですから。そりゃあ頭を下げたくなるでしょう(何言ってんだ)。
今回は「神遊」という特別演出がありまして、リズミカルな音楽が演奏される中、三輪明神が舞うんですね。ここは天の岩戸の前の、神楽を再現する場面です。これがまた美しい。実に自然な、趣深い舞なんです。そんな姿に見とれていると、今度は破の舞が始まります。先程の舞とは対照的な、実にキレのある舞です。この緩急に、感動が生まれるわけです。さらには「三輪明神は天照大神と一つなんですよ」というオチにも感動しました。いやはや、能の世界には限りがありません。
狂言は野村万作さん演じる〈花盗人〉でした。本当に万作さんの演技は素晴らしいです。喜びも悲しみも驚きも、人間の心の底から表現しているように感じました。いつでも、あんなふうに笑ったり泣いたりしたいですね。
粟谷明生さん演じる〈正尊〉は、ハラハラどきどきの物語。見終わってからは「スゲー!スゲー!」と、日文らしからぬ言葉ばかり連発していました。だって凄かったんだもの。
正尊は源頼朝からの逆らえぬ命令によって、源義経の首を狙い上洛します。しかし、武蔵坊弁慶によって、強引に引き立てられてしまいます。弁慶と正尊、お互い睨み合い(この場面ヤベェ)一触即発の雰囲気です。状況を打開すべく、正尊は偽りの起請文を読み上げます。偽りの起請文を読む正尊の、一つ一つの言葉には力がこもっていて、すっかり聞き入っていました。正尊の力強い声とは対照的に、静御前の子方、友枝大風くんの声は高くてなんとも可愛いかったです。舞も謡も上出来、しっかり勤め上げていました。
そして迎えた決戦の時、もう、凄かった!!何が凄いかって、まず人数が凄い。立衆が五人、加えて江田と熊井、姉和の三人が現れるんですね。装束のキラキラが堪りません。これだけで迫力満点です。が、これだけじゃ物語は終わりません。次に、みんな太刀を抜いて戦い始めるわけです。その有り様が凄い。もう、バッタバッタ人が倒れる。斬られて座ったり(これは表現として分かる)、斬られて仰向けに倒れたり(初めて見たらビビる)、斬られて前に倒れたり(!?危ないよぉッ!!)。信じられますか?これ、みんな正尊の郎党なんですよ?この時の正尊の気持ちが分かりますか!?(熱い…)哀しい運命を受け入れた、決意のある男の姿に、感情移入せずにはいられません。ついに正尊が義経&静と戦います。正尊がんばれ…(´・ω・`)とか思っていたら、やっぱり力の差によって捕らわれてしまいました。正ぉ尊んんんんッ!!(´;ω;`)彼は何も悪くないよぉ!!泣
〈三輪〉でうっとり。狂言〈花盗人〉で笑ってほっこり。最後の〈正尊〉で口があんぐり。終始、眼が離せませんでした。今回の粟谷能の会、お腹いっぱい大満足です。お誘いくださいました粟谷明生さん、石井倫子先生に改めて感謝申し上げます。以前にも増して、能に興味が湧きました。これからもずっと、能に関わっていきたいなと思います。今度は一緒に、能を観に行きませんか?さえこでした!
りけんハケン!
3月でございます!春かと思いきやまだ夜は冷え込んだり。なかなか一筋縄にはいかぬ日が続きます。
私事ではありますが、先月末半年程お世話になったアルバイトを卒業してまいりました。前回のブログで宣言した通り、学生利権を活用しまくるべく少し早目の卒業を…!
アルバイトは某雑誌編集部で初めて事務方のお仕事をさせて頂いていたのですがこれがまぁ自分の能力の低さを思い知らされること!そして社会人になるという意味を覗かせて頂けたこと!それまでは試験監督や採点、書店でのアルバイトをしていて、直接お客様と接するお仕事というのも見られ方だったり、応対だったり、レジ作業だったりと学ぶことは多くありました。けれど働く仲間内でもより多くの意思疎通が必要(だと思う)事務方(会社内)での仕事となると、今迄の経験が生かせないことも多く、仕事についての意思疎通の難しさというのを痛感しました。
これから3年生の就職組はいよいよ就活スタート、というところだと思いますが、私は就活後ではあっても社会に出る前に(あくまでも本業は学生ですが)販売・接客だけではなく、事務方など会社員が働いている様子を間近で見られるアルバイトもとても良い経験になると思うのです。
個人的に一つ、誇りに思っているのは今迄「読者」という立場だったのが日本文学科に入学したことを契機に「調査・研究」の立場となり、書店アルバイトによって「販売者」の立場、博物館学芸員資格課程での実習でお世話になった文学館で「調査・研究・展示(普及)」の立場、そして今回のアルバイトによって「作り手」の立場と、本に纏わる環境のほぼ全てに関わることができたということです。4月からの社会人ではまた「読者」の立場に戻りますが、全く同じ「読者」ではなく、本に纏わるあらゆることの経験を経て「読者」となるのはまた違った見方(どのような戦略・会社事情・方法で推され売られているのか、など)を伴ってのことと思うとそれはそれで楽しみだとも思います…!
探してみると世の中には色々なアルバイトがあって、(危険なものは勿論避けるべきですが)「学生のうちにしかできないこと」の一つだと考えれば、うまく時間を使って色々な職を経験できるのも学生の利権の一つだと思うこのごろであります。