引力

ハクモクレンは華やかに散りました。

桜の梢いっぱいにばらまかれた愛らしいつぼみたちは、ほの紅く染まった唇をほころばせてお喋りしています。

まいです。ごきげんよう❀

前回、趣味のひとつである絵画のお話をしましたが、それとは別で 私には絵画を続けてきた中でずっと描きたいと思っていたものがありました。それは女性の裸体です。

女性の身体は曲線美がほんとうに魅力的で、西洋絵画の名作にはヴィーナスやニンフなど裸に薄い布をまとったような美しい女性がよく登場します。どんなに美しいドレスで着飾っても、神様がつくりあげた人間そのものの姿以上に美しい芸術はこの世にありません。                          

美しすぎるものはそれだけ複雑であることもということも忘れてはなりません。いざ描こうと思ってもそう簡単にまねできないのが最高傑作のお約束です。

ウィリアム・アドルフ・ブグロー という19世紀のフランスの画家の絵を、ぜひご覧ください。天使の絵に見覚えがある方も少なくないと思いますが、彼の描いた女性ほど神秘的で清らかなものを私は知りません。

まずは彼の描く裸婦を模写するところからです。

**********

描かれた一人の女性もそうですが、魅力的なものは瞬間的にわたしたちの目をとらえます。

先日、近所の駅前のお店にて、一目惚れをしてしまいました。

『ちいさな手のひら事典 月』

という本です。

横書きで日記帳のようなフォルムのそれは、オリエンタルブルーの外見に金色に反射する小口というデザイン。そこに魔法使いが愛用している姿なんかを重ね写してしまったらときめかずにはいられません。

……ところでみなさんは、満月の夜、餅をつくうさぎの影を見たことはありますか。         

あれはクレーターと呼ばれる月の窪みにより造形される影絵のようなものですが、月面に沢山あるクレーターのなかで非常に大きなものを「月の海」と呼びます。月にある海の数は22に及び、豊の海・神酒の海・晴れの海・賢者の海・既知の海……など、ひとつひとつに特徴的な名称がつけられているそうです。                                                      そんな言葉を知るだけでも、新しい世界の扉を開いたような感動を覚えてしまいます。

このように、「事典」というだけあって各ページには天文学的知識から神話まで、ありとあらゆる月にまつわるお話が書かれており、加えて見開き右ページには必ずかわいらしいクロモカードが載っています。                                            1ページ1ページに恋する本、出会いの春にぴったりじゃありませんか。           

話題や広告を頼りにするのもよいですが、時には憶測に左右されずに直観を信じてみるのも好いですね。

月の引力でしょうか。あのとき運命を感じたこの本を今日もわたしは読んでいます。🌙

春の訪れ

風にのり 香りたちたる 沈丁花 ふと近づくと 春の訪れ

*****

だいふくです。皆さんごきげんいかがですか。

今日は私の感じる「春の訪れ」をお話ししたいと思います。

弥生になって今日はもう19日。如月下旬から暖かい日が増え、今月も気持ちのいい日が続きましたね。そんな暖かく、私が洗濯物を干していた一週間前のこと。南風にのってうっすらと覚えのあるいい香りにわくわくしました。洗濯物を干す手をとめて、お庭のほうへ行ってみました。すると、庭の沈丁花の白いつぼみがいくつか開いています。

沈丁花は、低木で2月〜4月に開花する春の花です。厚みのある小さな白い花が、枝先に鞠のようについていてとても華やかです。その小さい花ひとつをじっと見ていると、花びらが光に反射してラメでも塗ってあるかのようにキラキラと光っています。その綺麗なことといったら!そして、何よりもとてもいい香りなのです…‼︎見て愛でてよし、嗅いでよし。私は毎年この花が咲くと、春がきたなと感じます。そして、この花を楽しむことが私の春一番の楽しみなのです。

もっと花が咲くのを楽しみに一週間待ってみました。今日は昼間は晴れているので、起きて寝巻きのままお庭へ。姿を見ずとも香ってきます。香りだけでうきうきして、いざ沈丁花を見てみると…より多くの花が開き、本当に鞠みたいにかわいく咲いていました。この香りに誘われてなのでしょうか、私だけではなく、他の虫たちも来ていて少し驚きましたが、この素敵な花を独り占めするのはよくありませんね。みなさんは沈丁花をご存知でしょうか。聞いたことがない、見たことがないという方も、意外とお庭にあるおうちが多いので、香りには覚えがあるかもしれません。みなさんも沈丁花を好きになってくれたらうれしいです。

今はまだコロナウイルスが落ち着いていないので、大勢で桜のお花見ということは難しいかもしれません。なので、収まるまでは、庭の沈丁花を見ながらお団子でも食べようと思います。

皆さんはどんなときに「春の訪れ」を感じますか。

ぜひ聞いてみたいです。

これから桜も咲くので、皆さん一緒に春のひとときを楽しみましょう。

素敵な一日になりますように。それでは、またお会いしましょう。

上58

こんにちは。もこです。春気分で書いたのですが、今日は寒すぎますね。

都営バス上58。早稲田と上野を繋ぐ路線バス。ふわりとバスに乗り、ゆうらりとバスに揺られながら、流れる景色を見る。春の風は、いろんな記憶を運んでくる。

次は、護国寺正門前、護国寺正門前です。

上京してすぐ寮に入ったが、だだっ広い田舎で育った私に、都会の寮は窮屈だった。するりと寮を抜け出して、ふわりとバスに乗る。寮のご飯を食べずに、恋人の家で食べる牛丼が好きだった。

次は、大塚三丁目、大塚三丁目です。

この近くに、私が落ちた大学がある。ずっと行きたいと思っていた大学だった。センターもニ次試験も頑張ったけれど、不合格。成績開示をしたら、たった1点足りずに落ちていた。

次は、千石三丁目、千石三丁目です。

受験なんてもう昔の話である。あれからもう3年も経っている。でも、落ちた時のことを思い出すと、今でも、涙が出てくる。もし二次試験の日に、総武線と中央線がトラブルで停止しなかったら。私が使う丸の内線に人が溢れかえらなかったら。初めての東京、乗車率120%の電車、体を触る変な男、それら全てなかったら、1点くらい、取れたのではないか。
考えても仕方のない話を、3年間、考え続けている。

次は、千石二丁目、千石二丁目です。

18歳で上京する予定だった。けど私が東京に来れたのは、20歳の時だった。あの時1点足りていて、高校を卒業してすぐ上京していたら、私は地元嫌いになっていただろうな。親とも仲が悪いままだったろう。

次は、千石一丁目、千石一丁目です。

大学1年生の一年間を地元で過ごして、本当に良かったと思う。高校の頃は母親と喧嘩してばかりだったけど、あの一年間たくさん話したおかげで、今はマブダチみたいになった。

次は、文京グリーンコート前…

親がゆるくていいね〜なんて言われることがあるが、そんなことはない。鬼のように厳しい親だ。今は、なんでも話せる関係値になっているということ。話せば分かるから、行動に理解が得られているということ。
でも、親も歳を取って、かなり丸くなった。

次は、上富士前、上富士前です。

最近、大きな地震があった。地元にいた頃は、東北が震源地の緊急地震速報を見ても、何とも思わなかった。でも今はそれを見て、大きな地震が来るかもしれないと怯える。

次は、本駒込五丁目、本駒込五丁目です。

寮を出てこの家に住むことになった時、関東の友達が「九州の感覚で上の方に物を置くなよ」と忠告してくれた。だから私は、高いところに何も置いていなかった。その友達は、大きな地震があると毎回私に心配の連絡をしてくれる。今まで出会ったどんな男性よりイケメンな、本学のお友達。

次は、本駒込四丁目、本駒込四丁目です。

熊本地震は怖かった。私はあの時、塾の帰りで、電車に乗っていた。電車がぐわらんぐわらんと揺れた。揺れがおさまったら、声が大きい男子高校生が「熊本震度7げな!」と叫ぶ声が聞こえた。

次は、動坂下、動坂下です。

東京は坂が多い。平野生まれの私は、道の途中に階段があるとワクワクした。でも今は、少し怖いと感じる。坂は、あの世とこの世が交差する場所らしい。黄泉比良坂、とか。上代文学を専攻している人がいたら、少し聞いてみたい。

次は、道灌山下、道灌山下です。

最近恋人と京都に行ったのだが、それ以来どうも恋人の様子がおかしい。貴船神社の奥宮まで行って、嫌な何かをもらってきたのかもしれない。そう思った私は、貴船神社で買った厄除けのお守りを、寝ている恋人の近くに置いておいた。すると恋人はううんううんとうなりはじめた。それから一晩中うめいていた。しかし次の日の朝、すっきりした顔をして起きてきた。憑き物が落ちた様子とはまさにこれ。奇妙だが、本当の話。

次は、千駄木三丁目、千駄木三丁目です。

……なんだか眠くなってきた。

次は、団子坂下、団子坂下です。

かの有名な、D坂。乱歩の小説は、あまり読んでいないが…。

次は、千駄木二丁目、千駄木二丁目です。

次は、根津神社入口、根津神社入口です。

ピンポーン

バスを降りて、バスを見送る。
今日の旅はここまで。

もう一歩

こんにちは。れいかです。

昨夜は大きな地震がありましたね……。
皆さま大丈夫でしたでしょうか。
聞いたことのない音が聞こえ、何事かと思って廊下に出たところ、大きな揺れがやってきました。
東北では震度6強。とても心配です。
無事を祈ることしかできませんが、読者の皆さまも、どうぞお気をつけてお過ごし下さい。

3月も中旬に入り、就活生の私は説明会、エントリーシート、Webテストをなんとかこなしている毎日です。
ESの締切日が重なっていると天を仰ぎたくなりますが、種まきだと思って取り組んでいます。

解禁直前に「30〜40社受ける中、2,3社から内定が出て、行きたい会社を選ぶことができたらとてもラッキーな状態」というお話を伺ったことが印象的でした。
ちょっと前にこの話を聞いていたら焦っていたかもしれないけれど、逆に覚悟が決まった気がします。
お祈りメールに屈せずに自分のペースでがんばりたいです。

もう一つ、ある方のお話で心に残っているのは、「ここでなら前向きに頑張っていけそうかな」と思える会社に内定をもらえたら、就活はそれで大成功!というお話です。
「自分に合っている会社を見つけたい」と誰もが思っているけれど、実際に入って仕事をしていないからミスマッチを防ぐのには限界があって、それでも「ここでがんばりたい!」と思える1社に出会えたら、それは素晴らしいと仰っていました。

内定の取り合いでないのは分かっているつもりでも、日々のタスクに追われているとつい目的を見失いがちになるので、就活が本格化したこのタイミングで改めて確認することができて良かったなと思っています。

偉そうに書いていますが、まだまだ始まったばかり。
就活生の皆さん、納得内定目指して、元気にがんばりましょうね!


さて。話は変わりまして、今日は「真夜中にハロー!」の最終回。
テレビ東京で24時30分~放送しているドラマです。
1月から毎週楽しみに見ていたので寂しくなります……。

ドラマの概要を簡単に紹介します。↓
ハロプロの熱狂的なファン・マリコとその娘・ミサキが営むゲストハウスに、悩める宿泊客たちがやってきます。人生に悩む者の前に、「扉」が突然現れ、それを開くとハロプロの楽屋に繋がっていて、ハロプロメンバーがパフォーマンスでエールを送る、というもの。

ドラマ後半のパフォーマンスは、毎回のストーリーに合った選曲で、「今回はどの曲なんだろう?」「誰が歌うんだろう?」とワクワクが止まりません。
深夜にテレビの画面でハロプロメンバーのパフォーマンスを見れる特別感も心地よかったです。
毎週30分という短い時間の中で、悩んでいた主人公が楽曲を通して自分の本当の気持ちに気付き、明るい表情で前に進んでいく姿は元気を貰えて、自分に重ねて見ていました。

私が特に心に残ったのは第五話、アンジュルムの回です。
楽曲は「もう一歩」
作詞・作曲は中島卓偉さんです。


「あぁもっと あの時こうすりゃ良かったのかな?
 あぁもっと あの時頑張ってりゃ
 あぁもっと 今よりずっといい感じだったのかな?」って
思う暇があるなら

もう一歩 前に進もう 今からでも
もう一歩 もう一歩踏み出そう
そう!日進月歩 まだ遅くない まだまだ間に合う ここからでしょ
さぁ行こう
もう一歩!

自分でもびっくりするくらい、この歌詞が刺さりました。
特に推しメンの、佐々木莉佳子(ささき りかこ)→上國料萌衣(かみこくりょう もえ)→伊勢鈴蘭(いせ れいら)のお三方が順番に歌っていたことも関係していたのかもしれません!しかも大縄を跳びながら!(笑)

このブログ書いてる今も流しています。
いつ聴いても、何回聴いても良い曲!!

ああぁ最終回の今日は何を歌うのでしょうか。誰が出るの??
そして、前回はずっと仲が良かったマリコ(母)とミサキ(娘)の関係がギクシャクし、ミサキの前に「扉」が現れて親子の和解をした回でした。
ミサキの「お母さん、私、この家を出ようと思う。」という台詞で終わっているので、ミサキがどんな一歩を踏み出すのか気になります。そして、今まで多くの人を勇気づけてきたマリコにはどのような未来が待っているのか、しっかりと見届けたいと思います。

前回のブログで毎日正午に起きてしまうと嘆いていたのですが、無事に朝型生活に戻すことができました!
連日9~10時台の説明会を予約した甲斐がありました。(笑)
「真夜中にハロー!」(通称まよハロ)も、最近はリアルタイムではなく録画で見ています。
これは完全に余談ですが、「まよハロ」って響き可愛くないですか??私は好きです♡

明日は寒くなりそうですので、寒暖差に気をつけて過ごしましょう。
雨にもご注意くださいね!
それでは、また。

飯テロ

こんにちは!ましろです。

真夏日になったかと思えば、寒くなりましたね。桜の開花予想を聞いて、今年こそはお花見に行きたいと思っています。ここ2年くらい行っていなかったので。

この前、サークルの友達と新大久保に行ってきました!
新大久保は、韓国のものが売ってあることで有名みたいですね。私は、家から電車で行きましたが、大学から早稲田大学の方面に進めば、徒歩でも行けるそうです。


今日は飯テロをしたいと思います。夜に読んでいる方は、夜食を食べてしまわないよう、お気をつけください。

韓国料理って人気ですけれど、写真を見たり、名前を聞いたことがあったりするだけであんまり食べたことがなかったんです。 韓国横丁に行って、それを今回たくさん制覇出来ました!

それでは、いただきます。
まずは、お通しから。茶色く味がよく染みた煮卵とピリリと辛味の効いていてごまがかかっている細長くてやわらかい何か。何かわからなかったんですよね。食感は柔らかいけれど表面がザラザラしていて、練り物の味でした。縦にスライスした魚肉ソーセージ(仮)ということにしておきます。それからマカロニサラダ。こちらはお口直しです。マヨネーズが辛味を緩和してくれます。
さて、お待ちかねの一品目は、“チーズキンパ。”   これは、海苔巻きで、中にトロトロのチーズが入っています。キムチのような辛味も感じました。何か具材が入っているのかと思っていたのですが、中身はチーズオンリーでした。海苔が全てを包み込んでくれていました!
お次は“チヂミ!“   厚みがすごい!体感3センチくらいありました。皆さん、チヂミって黄色くて薄っぺらいもの想像してますか?違うんですよ。もちもちしていて、ニラがパリパリしていて、海鮮の旨味が出ています。味良し、食感良し、腹もち良しの3拍子が揃った逸品です。
“ヤンニャムチキン“は衣がサクサクしていて甘味と辛みのバランスが1:1くらいで最高です。辛いのが苦手な人でも食べられる味だと思います!出来立てはサクサクで特に美味しかったです。
“チーズタッカルビ“は運ばれてきた時のインパクトがすごい!でも、そのままの状態だとまだ食べられません。火をつけ、チーズが溶けて具材があったまるのを待ちます。

加熱前のチーズタッカルビ

湯気が出てきてチーズがふつふつしてきたらやっと完成!
具材をチーズにディップして食べます!ここで一つ問題が!チーズが切れない!伸びて伸びて伸びて切れない。早く食べたいのに…
なんとか切ってお皿にのせて食べます。辛い!今まで提供された品の中で一番辛い!最初のお通しでひぃひぃ言ってる場合じゃなかった!具材は、赤にまみれてて食べるまではよく分からなかったのですが、四角いのがさつまいも、円柱形が餅、あとは鶏肉でした!時間が経つと、チーズが段々固くなってきて切れるようになったのですが、もう塊でした。あまりにも塊だったので、これを座布団と名づけていました。チーズは、白と黄色の二種類があって、私が好きだったのは、辛味と合って旨味を引き出した黄色のチーズです。小皿の大根のお漬物は、水分があって、マイルドなたくあんみたいでした。楽しい食感で、これまたお口直しにぴったりです。


これらの食べ物を行き来します。食べて元に戻るとまた新たな美味しさに気づきます!というのも、全部辛味があるんですけれど、全て味が違うんですよ!行って戻って行って戻ってお腹がいっぱいになるまでエンドレスでした。
お腹が物理的にも膨れたところで、完食しました!ごちそうさまでした。


皆さんもぜひ新大久保に行ってみてくださいね!韓国の化粧品やアイドルの写真もありますよ!

ではまた!ブログでお会いしましょう。

ゆくとし

こんばんは。だいぶお久しぶりのみずほです。
ブログ更新も残すところあと2回、ということでざっくり大学生活4年間振り返ってみようと思います。今回は前半戦ということで1.2年をプレイバック!!!

~1年次~
華の女子大生ライフに心躍り舞い落ちる花びらとともに現実を突きつけられた1年次。正直大学生は「サークル!旅行!!人生の夏休み!!!」なイメージが強かったもので、こんなに勉強が大変だとは思っていませんでした。もちろん学科によって違うと思いますが、日文の1年次はかなりハードだと思います。なぜなら必修が多い!必修授業でほぼ単位が埋まってしまうので毎日のように朝から授業を受けていた記憶があります。課題もまあまあありましたが私は家では勉強できないダメ人間なので、授業中に終わらせるか、長い長い通学時間で終わらせるように頑張っていました。
多分1年次で大変なのは(いまもあるのか謎ですが)「日本文学の基礎」「基礎演習」「変体仮名演習」かなと思います。
前期の「日本文学の基礎」は上代から近世までおおまかな文学史を学ぶ授業でした。高校の授業に近いのかなと思います。先生方がローテーションで授業を行い、専門的な内容をかいつまんでご指導くださいます。後期は近代文学がメインでした。私の時は太宰の短編作品を複数取り上げ毎週出される課題とともに理解を深めていきました。自分の考えが要求されるタイプの授業でしたのでただ聞いてノートを取るだけではわからないことが多かったです。
「基礎演習」ですがクラスはガチャなので自分の好き/得意な時代に当たるとは限りません。しかしこの時の経験は2年次以降の本格的な演習に必ず役立ちますから、どの分野でも真剣に取り組めば自分の力となるはずです。
「変体仮名演習」はその名の通り変体仮名を学ぶ授業です。くずし字と言った方がわかりやすいでしょうか。不思議ですよね。あのにょろにょろ文字が強制的に読めるようになるんですよ。私は先輩から教えてもらったくずし字アプリで春休みからちまちま予習していたのでそこまでつまずくことはありませんでした。おすすめなのでシェアしておきます。決して案件ではございません。「くずし字学習支援アプリKula」で検索するとヒットするかと思います。テスト機能もあるので自分の読めない字を重点的に勉強することができます。とてもおすすめ。
学校生活で言うともうひとつ。学会委員になったのもかなり大きな分岐点でした。3年次では委員長も務めましたし、私の大学生活のほとんどは学会委員に捧げられたと言っても過言ではありません。先生方や助教先生助手さんと仲良くなれたし、色々なスペックはこの3年で鍛えられました。興味のある方はぜひ学会委員へ。ブログ部にお誘いいただいたのも学会委員だったからかなと思います。
大学でバイトが解禁され、晴れて書店員となった私。紀伊國屋書店に勤め始めました。何を隠そう私は大の図書戦ファンでございます。そりゃ紀伊國屋一択っしょ!!!!週4バイトでかなり身体はきつかったですが、大好きな本に囲まれ、いち早く新刊チェックを行い、漫画購入時に封じ込み付録をこっそり選ばせてもらい、ムック本の付録を持ち帰る日々。同学年の女の子と仲良くなれたのもいい思い出です。慣れてからは文具担当も任命され(と言っても仕入れ確認と売り場整理と発注ちょっとかじったくらいですが)事務作業の大好きな生活が遺憾なく発揮されていたと思います。2年から100分授業になることもあり結局1年で辞めてしまいましたが、いまでも本屋時代の経験が自分のスキルに繋がっているような気がします。この時は金欠とは縁遠い生活でしたね。使う暇がないので貯まっていく一方です。1年次ハマっていたコンテンツはK-POPで、半年に1度くらいのライブとグッズとCD費しかかかっていなかったので今より出費が少なく収入が多い状況でした。
また、1年の春休みに合宿運転免許を取りました。オタクの友達とまだ雪の残る山形へ。昼は運転、夜はオタ活と充実した2週間でした。いまはコロナでなかなか難しいかもしれませんが、免許取るなら絶対合宿がおすすめです。毎日叩き込まれるので技能も座学も忘れないし何より2週間で取れます。通いの友達は予約が取れないと嘆いていました。お金的にも合宿の方がお得な気がします。貯まりに貯まったバイト代で自腹で参戦だったので家族からも特に反対はされませんでした。
1年次は授業とバイトで毎日忙しくしていた割に元気に過ごしていました。あの頃は若かったのです。

~2年次~
1年間駆け抜けてやってきた2年生。授業の自由度が増し、友達ともあまり授業が被らなくなるお年頃です。私は中古・中世が好きだったのでそのあたりを中心に、また念願の韓国語を履修します。
本当は1年次に取りたかったのですが時間割が合わず2年で取りました。おかげで他学科の友人と同じ授業を受けられたのでその点はラッキーですね。これは韓国語に限らずですが、どの授業も先生と仲良くなるのが一番のコツだと思います。私はランゲージラウンジで韓国語の先生と週1でおしゃべりしていました。ほとんど日本語で話していましたが、韓国の文化やK-POPアイドルのあれこれを聞くことができてとても楽しかったです。
あとは教職が忙しかったですかね。年度によって授業を受けられる学年が異なりますが、私たちの代は教職が2年に詰め込まれていた最後の代でした。しかも資格系って1.5限が多いんですよね……。私は高校から運命共同体である友人と全く同じコマを取るようにしてお互い支え合っていました。特に2年次は夏から病んでいたので彼女の存在は私にとっていまでも大きいものです。なかよし。
2年次は、学校もですが私生活で多忙を極めていたのでバイトはせず、1年で稼いだお金を切り崩す生活でした。相変わらず支払先はK-POPがメインです。あの時はコロナ前最後のライブとも知らず、とんでもない神席で推しを眺めておりました。そろそろ来日するようなのでチケット申し込むか検討中でございます。
2年次はひたすらに周りの友人たちに支えられた1年でした。つくづく己は人に恵まれた人生であると感じております。

だいぶ1年次の比率が重い(2年次は記憶がないんじゃ許してたもれ)ですがざーっと振り返りましたね。何度でも繰り返しますけど本当に自分の周りは素敵な人がいっぱいです。たくさんの人が支えてくれて今の自分がいると思います。だからこそ友人にはできるだけ恩返ししていきたいし、懐に入れた人間は何が何でも逃さない。離れない。病める時も健やかなる時も、友と共にあらんことを。
それでは今度は後半戦でお会いしましょう。

おやすみなさい。良い夢を。

——————————————————————————————

きっと誰かの役に立つはず、の時間割大公開。授業の他、バイトと習い事のスケジュールも入れてみました。読者さまの中には高校生の方もいらっしゃると思うので「大学生ってこんな感じで履修組むんだなあ」の一例として参考にしていただければ幸いです。上段が前期、下段が後期になります。3.4年次のバイトは不定期なので入れていませんが週2~3日、平均5時間ほど働いています。

⚠注意事項⚠
・通学時間:2時間
・履修資格:教職
・一部授業名省略
・サークルは月1で木曜の午後
・3年次は全部オンライン
・就活してない(ここ大事)

1年次

2年次

3年次

4年次

推し活美容法

こんにちは、さゆりです。

上着がいらないぐらい暖かい日が続いていますね。桜が咲くのが楽しみです🌸

 先日、舞台を観に行きました。

 簡単に感想を述べると、推し(180センチ強)の身体の3分の2が脚であまりのスタイルの良さに目玉が飛び出るかと思いました。もはや四捨五入したら脚です。股下が異次元級に長いのです。そして抜群に顔が良くてかっこいい。流石は美の結晶、横綱!といった感じでした。

 ライブパートでは推しのカラーである赤のペンラを振りました。初日に比べてすごく成長していたのが感慨深く、楽しかったです。

 今回は桜田門外の変を題材としたミュージカルだったのですが、今までの作品と趣向を変えて歌舞伎の要素を取り入れていたのでいつもとは違う見応えがあったように思います。現代の舞台に伝統芸能の要素を取り入れると粋な雰囲気になりますよね。前回は島原の乱が題材だったため、人々の争いと流れる血の悲惨さが見事なまでの地獄っぷりで休憩時間がお葬式のような雰囲気でしたが、今回は別のベクトルでの悲劇的な演出で胸が痛み、でメイクが崩れるまで泣きました。

 ところで舞台から帰ってきて鏡を見ると毎回、顔の調子や肌艶が良くなっていて不思議なのですが、推しは健康だけでなく美容にも良いのでしょうか。

 私の周囲の人のお話ではありますが、年齢や性別を問わず、何かに夢中になっている人は肌が艶々として輝いているような印象を受ける気がします。

なんだかまとまらなくなってしまいましたが、今日はこの辺で。では、また!

ぼやぼやの話

お久しぶりです、まなみです。
いや〜気づいたら3月!もう春ですね〜🌸


春うれしい!なんか春にあったことって全く覚えてらんなくないですか?もしかしたら春の間寝てるのかもって思うくらいぼやぼやしますだから好き!
天気の話ほどつまらない話はないと言われますが、それでも話したいくらい春は好きです💮

ですが…私の思いは春に届いていないらしくめっちゃ花粉症です🤧
なんか今年花粉ヤバくないですか!?基本引きこもりなのにそれでもくしゃみが止まらない!まだ昼に出るなら分かるけど寝る時も鼻水止まらなくて薬飲んでから寝てます〜😵‍💫
寝るだけなのになんで飲まなきゃならないんだ‼️と思いながらギリギリまで粘るも、全く眠れず薬を飲む…という生活をしています…(笑)
世界中の人花粉症だと思ってるので、会う人会う人に今日やばくない!?って話をするのですが、高頻度で「や(笑)花粉症じゃないから分からんないけど(笑)」と返されてキェ〜!と思ってます。キェ〜!


さっきも言った通り春は何も覚えてられないんですよね😴だから最近考えてたことについて書きますね!
なんか最近私がやりたくないこととかできないことが得意だったり、やりたくて仕方ない人がいたりするんだなって気づきました!
昔からリレーのアンカー立候補するクラスメイトとかメモとか台本作らずに人前で話せる人とか見る度、意味わかんね〜とずっと思っていたんですが、それはその人の得意分野なんだなーって最近になってきちんと理解出来たんですよね(?)
何が言いたいかっていうと多分その逆もあって、私が得意だったりやりたいことが苦手な人もいて、こう…どっちか片っぽだけがいても物事ってうまくいかないんだなーって思ったんだ〜って話で〜す。
なんでこれうまくできないんだろう…と自分を責めることがよくあったんですが、私1人で全部こなすのは無理なんだな〜という気づき〜😴
だからと言って仕方ないだろ‼️バーカバーカ‼️って態度を取るのは違うと思うんですが、うまくなくても仕方ないね!だからうまくないなりに頑張ろうかな!って思うようにしたら前より気が楽というか、目標を自分に合ったものにできるので絶望感は減ったかな〜という話でした。
まぁまだ赤ちゃんくらいの年齢なので、自分が何が得意で何が不得意かってのはこれからも見つけていくものだと思うのですが!つってね〜
天才だったらよかったのにと思わずにはいられない!がまぁ自分のこと嫌いになりすぎないように頑張りたいよね〜〜〜


あとは〜ちょっと前にライブ見ました!魂が救われる思いです…。
アイドルって不思議だな〜って思うんですよね。歌とかダンスとかパフォーマンスって形がないし、制限時間も決まっているのに、その中でオタクの感情を動かして明日からも生きようと思える活力をくれるの不思議だな〜
もしかしたらアイドルって神様なんじゃないかなって思います。
なんか言ってしまえば歌ったり踊ったりなんて誰でも出来るのにその子じゃなくちゃダメで私の神様は1人しかいないの面白いですね!
きっとアイドルは産まれたその瞬間からアイドルなんだろうな〜
薄っぺらい言葉しか出てこないけれど、顔がかわいくて歌がうまくてダンスもうまいのに優しい心を持っていてオタクのことまで考えてくれるのなんでなんですか?読者の方にアイドルはいませんか?なんでですか?

人に親切にしたりするのって見返りを求めてしまうと思うんです。心の底から人のために動くなんて私には出来ないです。もしうまくいかなかったらだとか逆に自分が嫌な気持ちになったらどうしようとか考えてしまって、行動に起こせないことが多いです。けれどアイドルは何故か多くの人を幸せにするために毎日頑張っていて、優しい心をオタクに分けて下さるんですよね、本当に神様なのかもしれないです。

さっき話した向き不向きの話に戻りますと(?)これも向き不向きなんだと思うんです。人に無償の愛を与えられることとか、一回きりのライブのために頑張ることができることとか、オタクのために心を割いて下さることとか、それができる人がアイドルなんだなと思います。
私にとってアイドルって向き不向きの上限かもしれないです、顔面とかスキル抜きにしても絶対になれない存在です。

手が届かなくて世界で1番眩しいな〜!
そんな人だから好きだけどそんな人だから苦しい思いをしていないかと不安になってしまいます。どうか世界で1番幸せになって下さい。いつからオタクのnoteになったんですか?
終わりにします。ご清聴ありがとうございました。


あ!あのね〜卒業できるぽいです!やったね〜!てかブログ更新これ最後だったらどうする?キモオタクnoteで終わるのやだけど〜‼️
日文で良かったです☺️後輩の皆さん頑張ってね☺️みたいな押し付け有難話でとじていい感じにしたいんだけど‼️
オイ‼️まぁ気持ち悪い文章も押し付け有難話もわたしらしいのでどっちかな〜というガチャを楽しもうと思います😔(笑)
それでは〜💐🕊

来月にならなきゃ分からない

こんにちは、ゆきほです🍵

ずっとアニメで見ていた「ワールドトリガー」というマンガをついに全巻集めようと決意し、お財布の中に「ワートリ購入資金コーナー」たるものを作り(と言ってもあいていたポケットにお金を分けただけですが)買い物に行ったときやバイトに行く前に2冊ずつ買い集めています。

一気に買ってしまうとそのまま一気に読んでしまうのでちょっとずつ買おうとは思っていますが、私のサイドエフェクトでは「ちょっとずつ買って今月末くらいに全部揃う未来」と「今週末くらいに我慢できなくなって大人買いしちゃう未来」が見えています。「不確定な未来」なのでまだ分かりませんが、とりあえずこのブログを書き終わったら今日も2冊買いに行こうかな?

ちょっとずつ買い集めた「ワールドトリガー」をちょっとずつ読むことが今一番の楽しみです。

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

さて、現在私は春休みということもあり非常にのんびりと……オブラートに包まずに言うと怠惰に生活していますが、先日『このままだと学校が始まったときに社会についていけない……!』と危機感を覚えたため、今週の月曜日から手帳の週間ページのタイムラインに1日どんなことをして過ごしたかを記録しはじめました。

もともと私は綺麗に書かれた手帳を見ることが好きで、SNS等に投稿された手帳の写真や手帳を書いている動画を見ることが多いのですが、実際に自分で書いて1日を目に見える形にすると「ダラダラ」と書いてあるところと「FREE」と書いてあるところが多すぎて、改めなきゃなとつくづく感じます。私の中で午前中は「ダラダラ」、午後は「FREE」と書くという謎のマイルールがありますが、どちらにしても何をしていたか明確に書けるような生活を送りたいものです。とりあえず今日の午前のところには「ブログ」と書いておきます。

しかし前回の自己紹介でも書いたとおり、私は日記を書くと三日坊主どころか2日で終わってしまうような性格です。今週は毎日記録できましたが、はたして来週は続くのだろうか?という心配もあります。次の担当日がいつになるかはまだ分かりませんが、次のブログの1行目に「手帳、続いています」と書くことができるように今日もまた書きたいと思います。次回の私にご期待ください。

大叔母の家に

こんばんは、れいです。
少しずつ暖かくなる日差しに、春が来るのだという確かな実感を覚え、そして少しずつ進む新たな生活への準備の中で、楽しみと不安が入り混じる今日この頃です。
最近は挑戦の春と称し、「はじめての○○」を色々と経験しています。学ぶことも、メイクといった外見の変化でも、新しいことに飛び込んでみるのは想像以上に楽しいことだと、改めて感じました。
想像以上に慌ただしく過ぎていく春休みですが、今日は、母と一緒に大叔母の家の片付けをしてきました。

大叔母は昨年末、急死しました。
大叔母は、母方の祖父の妹で、祖父を含め4人兄弟だったのですが、私が生まれる前に大叔母以外の3人は既に亡くなっていました。そのため、祖父と、祖父の兄弟の中で唯一会ったことがあるのが大叔母でした。最近は年賀状でのやり取りが中心でしたが、少し近寄り難いような素敵なマダム…という印象で、元気な姿を想像していたので、亡くなったと電話がかかってきた時はショックでした。
大叔母は子どもがいなかったことから、今は親戚数人で家の中の整理などを進めています。今回、私も予定が合ったため、(母のいとこに久しぶりに会う、という機会も兼ねて)片付けに参加してきました。

少し汗ばむ春の陽気、大叔母の家の最寄り駅に降り立った私は、小学生の頃に遊びに行った記憶を少しずつ取り戻していました。あの時は、大叔母が駅まで迎えに来てくれて、大叔母、母と私の3人で、小学校は楽しい?などと話しながら家まで歩いた覚えがあります。
今日はその道を、母と2人で歩きました。青い空と霞がかった柔らかい陽射しに、どことなく懐かしさを感じました。
駅から10分ほど歩いたところで、大叔母の白い家が見えてきました。家に入ると、あの時と変わらず広い玄関の真ん中に美しい絵が飾られており、小学校の頃の朧気な思い出が、確かな記憶となって重なりました。
大叔母は、曾祖母の遺品だけではなく、ある方の絵画を引き継いでいたこともあり、元々持ち物の多かった大叔母自身のものだけではなく、様々なものが整理できぬまま残されていました。
(これが幸いなことか、というのは分かりませんが)生まれてから、会ったことのある親戚が亡くなるのはほとんど初めてのことで、また日常を送っていたままの家に入り整理するという経験も初めてだったので、人が生きて生活した証というものはこういうことなのかと考えました。
「生きた証」というと、何かしらの作品であったり、文章だったりを想像するかと思いますが、私が最も心に残ったのは、亡くなる数日前に買い物をしていた領収書でした。私たちは、日常を送っている時「生」を特段感じていませんが、この日々の暮らしの中に確かに生と死が存在していて、ある時にふと(本人も意識することがないまま、かもしれません)その境目を越えてしまうのかもしれないのだと思いました。亡くなった次月のカレンダーには、予定や支払いなどがメモされており、おくるはずの時が止まってしまったのだとも実感しました。


また、片付ける中で、曾祖母の和菓子屋さんの茶箱や落雁やたい焼きの型だったり、着物が出てきて、随分に亡くなった曾祖母を初めて身近に感じました。更に、遺された絵画や絵本の原画は、母や母のいとこ、私も小さい頃愛読していた絵本で親しみのある絵であったり、最近興味の持っている印象派に影響を受けたと思われる絵が多くあり、どれも本当に素敵でした。気に入ったものは親戚みんなでとりあえず引き取る予定になっており、額を変えて私の部屋にも飾ろうと思っています。そしてまた、絵に描かれていた、ある日本の地方の絵であったり、フランスの美しい風景など、大叔母も訪れていたことが写真や手紙から分かり、行ってみたいと強く感じました。
アルバムからは母の幼い頃の写真や祖父や祖母の若い頃の写真も多く出てきて、(自宅にあるものは滅多に見ないので)母たちは懐かしいねと思い出話に浸っていました。こんな形なのは本当に残念ですが、自分のルーツや血の繋がりを改めて感じたひと時でした。

大叔母は晩年一人で暮らしており、曾祖母のものや絵画などを整理するのは苦労もあったと想像します。そして、誰にも看取られることなく亡くなったことは、決して良い最期ではなく、それぞれに皆後悔はあると思います。けれども、改めて家の中を見て、大叔母が生きてきた時間をみんなで振り返ってみると、幸せだったのではないか、と感じました。私は大叔母について、ごくわずかしか知ることができませんでしたが、自由な生き方をした人生は、彼女らしかったのではないかと。
私は「家族」ということを長い間散々考えてきましたが、結局家族の形も、その中で紡がれる幸せの形も、様々なのだと思いました。血のつながったもの同士にしか知り得ない、理解できないこともあります。今まで、世間一般の形に私自身を照らし合わせ、またその形に当てはまらないことに嫌気がさすこともありましたが、自分は自分なりの幸せの形を受け取って良いのだと知りました。

窓に広がる暗闇からは、春の夜らしい、微かな暖かさと寒さの混ざった、少し物悲しい風が肌をなでていきます。
大学生の最後に、大叔母のこと、そして家族をことを改めて考えたことが、これからの新しい生活をより良い方向へと導いてくれると信じています。
そして、自分の幸せの形を描くことのできた今、心に積もるものをこのブログと心の中に、静かに留め置いておきたいと思います。