皆さん、こんにちは!ずきです!
5月21日は「対話と発展のための世界文化多様性デー」。異なる文化を理解し合うことを目的として制定された国際記念日なのだそうです。映画や本、音楽、美術などを通じて異なる文化に触れること・知ることが推奨されているんですって!
現在、こうして日本文学科に所属しているので、日本文学や日本文化に触れる機会が多い訳ですが、実は私…高校までは、古文や現代文よりも英語や世界史の勉強に力を入れていました……!!!流れとしては、世界の文化→日本の文化を学んでいるという形になりますね。世界の文化や歴史を学ぶ中で、「じゃあ、日本文化の魅力って何だろう?」という思いがあり、色々な経験を経て今に至ります。人生いろいろです。この話は……したことが無かったかもしれませんね。近々、もう少し詳しくお話出来ればと思います。
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さて、前置きが長くなりましたが、そんな記念日にちなんで、異なる文化に触れた体験についてお話します!(前回更新のブログにて予告していた話題に繋がります。)
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『ドリアン・グレイの肖像(原題:The Picture of Dorian Gray)』という作品、皆さんご存じでしょうか?アイルランド出身の作家、オスカー・ワイルド(1854~1900)が1890年に発表した唯一の長編小説です。
この作品を基にした朗読劇(私は5/7(日)の昼公演回)を観劇してきました!
https://dorian-gray.rodokugeki.jp/
物語の舞台は19世紀末のロンドンということで、衣装や舞台装置も洋風、開演前にはクラシック音楽が流れるという演出も!実際に海外にいるような、不思議な気分になりました…!
声優さんの演技にも圧倒されました。演じる方がそのキャラクターをどのように解釈しているのかを考えながら、声優さんの声や表情、身体の表現を堪能することが出来ました。本当に楽しかったです!
私の好きな声優さんの1人がこの回にご出演されていたのですが、お芝居を楽しんでいる姿が改めて素敵だな、と感じました。この方のお芝居を昨年から何度も観ているのですが、観れば観るほど好きになっていきます…。きっと、これが最近よく耳にする「沼」というものなのでしょう……。
以前から、朗読劇への想いを熱く語っていらっしゃる方なので、今回もお芝居をされている姿を観ることが出来て幸せでした!
まだまだ色々と語りたい魅力は多いですが、間違いなく長くなってしまうので、この辺りにしておきます。
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以前から朗読劇の観劇体験をブログに綴ってきた私ですが、「朗読劇」という演劇形態が大好きな理由は、「声優さんの演技を”生”で聴ける」から。アニメや吹替映画などでも、声優さんの演技を聴くことはできますが、そういった作品では感じられないものがあるんですよね…!「生の演技」、最高ですね!この感動を上手く言語化できないのがもどかしい…。
それに『活字以上、映像作品未満』の情報から、物語の情景や登場人物について想像できることも魅力だと、今回の観劇体験を通して感じました。何となくですが、「観客に想像の余地を与える」「舞台演出を最小限にする」という点では、能に似ている部分があるかもしれません。興味深いです!
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この観劇をきっかけに、『ドリアン・グレイの肖像』の原作本(訳本)を図書館で借りました!(本を普段あまり読まない私が…!(笑))
朗読劇中の描かれ方と原作での描かれ方の比較や声優さんの演技を思い出しながら読み進めていく作業は、本当に楽しいです。これは翻訳者の表現の違いも味わってみたいところ。大学図書館で借りられる分は、全て読んでみたいと思います!
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自分の世界が広がる体験、これからも楽しんでいきたいです!
それでは、また。