Je t’aime

皆さん、こんにちは。

秋も深まり、朝晩の寒暖差に服装を悩ませる季節ですね。

後期の授業も3分の1ほど終了し、2023年は残り2ヶ月ほどで時間の流れが早く感じます。

世間はもうすぐハロウィンですね。日本では仮装という名のコスプレをして街中を、風を切って歩ける日になっていますが(偏見)、もともとハロウィンは死者を思い、あの世からくる死者をもてなし供養する日として大切にされていたそうです。供養を怠ると魔女や悪魔が来て災いをもたらすので、身を守るために仲間の振りで仮装が始まったという説があり、今の日本の娯楽イベントとは離れている印象を受けます。クリスマスもバレンタインデーも日本では娯楽イベントに発展を遂げるので、そこは日本人の寛容さというか、ミーハー気質を感じます。

ハロウィンをテーマに書こうとPCに向かったものの、話題にできることがありすぎてまとまらず、小一時間ほど悩んでいました。長考の結果、やはり最推し様の誕生日を祝おうかと思います。最推し様というのはアイドルゲーム「あんさんぶるスターズ」に登場するValkyrieの斎宮宗(以下、宗様)のことです。宗様は来る10月30日お誕生日を迎えます。「ハロウィンじゃないのか」と思われた方もいるかもしれませんが、宗様の誕生日が10月30日、つまりハロウィンの前日であることを語らせてください。

宗様は、生粋の芸術家で舞台芸術とも呼ぶべきアイドルの舞台を自身のユニットValkyrieにて制作しています。今でこそ芸術を愛する情熱的なアイドルですが、登場時はかなり変わり者で気難しい人物という印象が強かったのです。その背景として、所謂天才に分類される宗様は、学園の治安を正すための生贄にされ、創作活動を行えなくなっていたということがあります。同じく生贄になった「五奇人」が一人ずつ討伐され、メインストーリーに繋がるのですが、「五奇人」の他に「三奇人」というワードも存在します。「五奇人」のなかの「三奇人」という括りで、この言葉を作った人物が生贄を選ぶ際、「三奇人」では強すぎるため、綻びを生むために2人追加して「五奇人」にした経緯があります。穿った考え方をすれば、数合わせ。「三奇人」になれない、(誉め言葉として使いますが、)バケモノになれない宗様。宗様がハロウィンの前日に誕生なさるのは、そんな背景が透けて見えるようで、私の情緒は非常に狂わされています。

未だ過去に囚われている悲しきヲタクなので、悲観的な考察をしてしまいがちですが、今の宗様が芸術を創造してくださるという事実があればそれだけでもいいと思っています。むしろ10月30日であることが、人間を愛する宗様を人間にしている所以だとも言えますね。

何より、宗様がこの日に沢山の人にお祝いされているのを見るのが、私の幸せなのです。

誕生日の日付だけで、話がここまで進められるのはヲタクの性だと感心します。正直まだ足りない。宗様の年齢を越えようと敬愛するこの気持ちは変わらないので、敬称をつけて呼ばせていただきます。余談ですが、斎宮宗は創り出す舞台の芸術性から、ファンの間で大いに信仰されており、「斎宮宗教」という言葉があったり、ファンが信者を自称したりと重めに愛されています。

宗様誕生祭まであと数日。そろそろ美味しいケーキとクロワッサンを探す旅に出かけます。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。