今日が幸せになる魔法

雨で気分が落ち込むこともあるこの頃。
身の回りでは喉だけやられる風邪が流行しており、私も1週間ほど悩まされました。

今日は、そんな日をごきげんな日にできるとっておきの魔法の話をしたいと思います。

*****

まいです、ごきげんよう❀
私が中学生の時から大事にしているマイバイブルのお話です。

それは上原愛加さんという方の書いた『世界一!愛されて幸せになる魔法のプリンセスレッスン』という可愛いタイトルの本(自己啓発系)です。
薄ピンクを基調とした表紙に、ブランコにのるちいさなプリンセスのイラストが描かれたそのデザインは中学生の私の心をつかむに十分でした。

その本は当時の私なりに悩んでいたものから私を解放し幸せを教えてくれました。
「プリンセスなんて子どもじみたこと」とは一度も思いません。今も“お守り”として常に持ち歩いているこの本ですが、「子どもじみたこと」が書かれているのではなく「子どもでもわかるような言葉で」大事なことが沢山書かれているんです。

むしろいくらか成長した今の方が、たしかに…そうだなぁ…と胸に染みるのを感じます。先日この本を久しぶりに読んだ時は突如こころの窓が開け放たれたような衝撃が走りました。とたんに私はもっと楽に幸せになっていいんだという優しい風が流れ込んできました。

その本には幸せになるための「魔法」が順を追っていくつか書かれているのですが、このブログではこの本の中で大前提となる“自分の扱い方”をご紹介します。

それは、自分を「プリンセス」として大切に扱うということです。
なにもドレスを着たり、おほほうふふと言うわけではありません。


たとえば、こんな話。

たまたま取ったお皿が欠けていたとき「自分だからまあいっか」と妥協したりはしませんか?もしそれが「大切な人にだったら」、「こっちの綺麗な方使って」なんて言ってとっさにお皿を変えるんじゃないでしょうか。


そう、私たちには無意識のうちに「自分だからこの程度でいい」と自分を無下に扱う癖がついていたんです。
そこを変えていくのが「自分をプリンセスとして扱う」ということです。プリンセスがしっくりこなければ「推し」でも身近な大切なあの人、でもかまいません。なにかを選択する時、自分に言葉をかけてあげるとき、あらゆるときにその「大切な人にだったらどうする?」と考えてそれを実行する。そうすることで自分のことを自分で満たすことができるのです。

この本の表紙に書かれている「ときめきの風に運ばれてここからすべてがうまくいく!」という文言。一見うさんくさいと思ってしまうかもしれませんが案外そんなこともないんです(というかまったくそんなことないんです)。

自分で自分を満たす幸せにするということは単純なようで実はできていないこと。

それができるとまず自分の心身の調子が良くなり、そうなると自然といい人が集まり(幸せそうな人いたらなんか話しかけたくなりますよね)、欲しかった情報もおのずと集まりやすくなる。自分が幸せでいると、周りの人の気持ちも穏やかになり(逆に自分がいらいらしてると自然と伝染しますよね)、結果的に物事がうまく運ぶようになる。こういうのって全然あることだと思うんです。


ストレスやミスやなんか上手くいかないマイナスな気持ちは、実はもともとのマイナスな気持ちが招いている、その悪循環に陥っている…なんてこともあるわけで、案外、幸せで心に余裕がもてていたら大したことでもなかったりするものです。
自分の気持ち次第で、ひとつの出来事がプラスにもマイナスにもなりうるなら、絶対プラスの方がいいですよね。

大変な時、つらい時こそ自分を幸せにするということが、実は全ての歯車を動かすカギだったりします。


天気の曇りがちな六月、気持ちの落ち込むこともありますがぜひ、そんな自分を「プリンセス」だと思って、その人にしてあげるように存分に甘やかして幸せにしてあげてください。甘いもの買ってあげようとかカラオケ行こうとか疲れてるしぐっすり寝ちゃおうとか。

罪悪感なんて感じることはありません。だって、あなたが幸せになってめいわくな思いをする人なんていませんから。
むしろあなたの幸せが広がり、その人にとっても思いもよらない良い日になるかもしれません。

今日という日は自分次第でいくらでも素敵な日になる。

そんな希望を込めて、今日のブログをしめますね。では。

名は体を表す

まいますです!💟

私の苗字と名前、近頃大変語呂が良いと評判です。19年と少しこの名前で生きてきていますが、こんなにウケがいいのは初めての経験です。非常に嬉しくて、毎度ムフフとしてしまいます。

名前の語呂の良し悪し、(名前に優劣はありませんが便宜上)

そして覚えやすさはどこからくるのでしょうか?これも日本語学ですかね。

***

自分の名前が好きか?

そう問われれば、私は迷いなくYESと答えるでしょう。

というか、名前だけにとどまらず私は私が大好きです。

「名は体を表す」と言う言葉があります。

その正否を考えるとき、単に名前に使われる漢字の雰囲気や美しさだけと自身を比較して言うのではなく、その由来、意味にも目を向ける必要があるでしょう。

小学2年生の時に、自身のアルバムを作る授業がありました。

各年齢の写真に合わせて親からコメントをもらい、イラストで飾りつけをして作成していく、手作り感溢れるかわいいヤツです。

一番初めの生まれたての写真には、自分の名前について書いたのですが、

これを作る際に聞いた名前の意味を、私は今でも覚えています。

・優しい

・まわりの人を元気づける

的なことが書いてありましたね。たしか。

思ったり少なかったので、

あとはいま調べました。

(https://ngname.com/p69/こちらのサイトより)

・美しさや優雅さ(要努力ですね)

・芸術的才能や創造的思考

・エネルギッシュ

・自由な精神を持ち自己表現に価値を置く

・人生を楽しむ

・ポジティブ

これをみて、

正直、完璧じゃないか!と。

もう、頭を抱えちゃうくらいに私です。少なくとも私はそう思うのです!

「名は体を表す」って本当なんだと大・大・大感動したわけです。

その名前が持つ意味、由来も気に入っていて、

あだ名が作りやすく、語呂も良い

なんてスーパーいい名前なんでしょうか。

あと、全体的に漢字が綺麗です。

日本大好きな私的にきゅんきゅんポイントです。

(習字が死ぬほど苦手なので、筆で書きづらいとこはちょっと嫌だった)

あと、戸籍上だとちょっと表記が変わります。

これもちょっときゅんポイント。

***

名前とは、これまでもこれからも一生付き合っていくものです。

全員が全員、自分の名前を必ず愛しているわけでもないと思います。

私も別に、ずっと前から特別な思いがあったわけではないですし。

考え事が好きで、自己分析をよくするようになって、名前も含め、自分のことを人一倍知って、愛せるようになってから、色々な見方が変わりました。

また、どんな名前だとしても、誰でも、いつからでもその名前に相応しい自分になれると思います。

自分の名前をどのように受け止め、どのように過ごすかは、やはりその人次第です。

ある意味では、名前は生き方に困った時の最後の指標にもなるのでは無いでしょうか。

きっと、名前には「こんな人間になって欲しい」というような親の願いや祈りが宿っています。

実際に聞いてみるでも、ネットで調べるでもして、自分の名前について知ると、新たな発見があるのではないでしょうか。

よく名前は親からの一番初めの贈り物といいますが、全くその通りですね!いい名前をもらいました。

人生最高の宝物を頂いたわけで、その分私もまわりにgiveしていけたらと思います。

***

7月の京都は祇園祭が待っています。

寺社に関してはかなりマイペースに見てしまうため他の人を付き合わせるのもどうかと誰にも声をかけられずにいるので、1人で気ままに満喫したいと思います。

今年は浴衣も水着も着たいです。目標です!

無理だったとしても、日本女子に帰ったら多分友達が付き合ってくれるので、とりあえず今年はほんのりと願っておきます。

体調を崩しやすい時期なので、いつもより自分を労わって梅雨を乗り越えましょう!

私は先日また38度だして腹痛とガラガラ声に襲われました。

みなさんはどうぞご自愛ください……。

2週連続で合宿に参加し、富士山と琵琶湖を堪能しました!綺麗なので共有です!

そして、以前他の方も書いていましたが、I-LAND2 というオーディション番組がAbemaTVで放送中です……ぜひユジュちゃんに投票をお願いします🧡だいぶ切実

では!💟

日文とは…?-オープンキャンパスに先立って-

皆さんこんにちは。みちこです。

本日は、来る6月16日に本学目白キャンパスで開催されるオープンキャンパスについてのお話をしようと思います。

本当は他にトピックを用意していたのですが、学科の一大イベントである、ということではたと思いつき、こちらの記事を執筆している次第でございます。

今回は、日本文学科に在籍し、(大変光栄なことに)こうしてブログ部員として活動している私が思う、「日本文学科(通称日文:にちぶん)とは」という内容でお話をしていきます。

この記事が、現在進路に迷う高校生の皆さんの一助になれたら幸いです。

 

 まず、私が本学に入学することになった経緯からお伝えしますね。

何回かこちらのブログでも申し上げているのですが、私は中学生くらいから、アニメ・そして声優さん(こっちが本命です)が好きでして。

で、この声優さんと言う存在が後に私の進路にも大きな影響を与えることとなります。

そして中学二年生の頃に、あるお方の存在を発掘することとなります。

それが声優の神谷浩史さんです。

このブログでは地味に初出し情報です(笑)

彼の仕事に対する姿勢、演技、お人柄…。何をとっても素晴らしい方で、今でも尊敬しています。

私はそこから本格的に、声優さんにハマっていきました。

同時に昔から朗読が得意だということもあり、次第に私の夢は声優になることへと変わっていきました。

ですがまあ、声優さんは芸能活動者であって。夢を叶えられる人など、ほんの一握りしかいない。

両親や先生に言っても反対されましたね、案の定。

その迷いのせいで勉強にも身が入らず、結局父に怒られて悪循環に陥ることになります。

そこで私が見出したのが、「日本語を学ぶ」という選択肢でした。

「声優さんは、日本語を伝えるスペシャリストなんだ!だから日本語への理解を深めたら良いのでは!?」

と、発想の転換をしました。

今でもはっきり覚えてます。父に、将来のことをきちんと考えろ、と言われた夜に、そうしようと決意しました。

そこから私は、「日本」に関するあらゆることに興味を持ち始めました。

そして、それを学ぶことができる「文学部」を目指し始めました。

  

 ところで皆さん、本学に、f-campusと呼ばれる制度があるのはご存知でしょうか。

いわゆる大学提携のことで、本学以外に4つの大学と(※記事執筆時の2024年時点)提携が組まれており、希望すれば他大学の授業も取ることが出来るという制度になります!

私はこの制度に興味を持ち、結果的にここで提携を組まれている大学のほぼすべてを志望大学とし、受験しました。

その結果、有名大学さんには残念ながらご縁がなく、ご縁があった本学に入学することとなりました。

 次に、本学に入ってから思った、本学科の特色についてお話したいと思います。

それは「とにかく面倒見がいいこと」ですね。

面倒見がいい、という点に関しては、本学全体の特色と言えるかも知れません。

学業についてはもちろんのこと、キャリアや就職についての講座なども低学年のうちから参加できるものがたくさんあります。

あと、結構書きます。自分の考えを書く機会がかなり用意されているのが本学科の特徴であると私は感じています。

書く機会が多いのは課題が多いということ、と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、そんなことはありません。

むしろ、論理的に文章を組み立てていくという過程はトライ&エラー(つまり何度も書いて提出してフィードバックを受けるという過程を繰り返すこと)をして初めて身に付くものであると感じました。

本学科は卒業論文の提出が学科卒業の必須条件になってきますので、この「文章をまとめる」能力は4年次までにしっかり身に付けていくことになると思います。

一年の頃なんてそれはもう大変でした。まずどこに注目して、何を書けばいいのか、またどのように論を展開すればいいのか、など分からないことだらけでした。

パソコンの前で何度も書いては消し、書いては消し、構成をルーズリーフに書くことをまとめたはいいものの、これで本当に論が通っているのかをもう一度見直したり、友達に見てもらって筋が通っているか確認したり、一日寝かせて次の日に読み直してみたり…常に試行錯誤しながらなんとかレポートを提出してました。

ーーーまあ今もなんですが(笑)

このように、「書く」作業を通して自分の思考のクセを見つけることが出来る、という点は、本学の「書く」機会が多いという特色と直結してくると思います。

高校以前までとは違う、「学ぶ事」を文学を通して学ぶことが出来る場所、それが日本文学科という場所であると私は考えています。

 また、このブログを読んでいる皆さんの中には、女子大ってどうなの…?と思われている方もいらっしゃるかも知れません。

その点についてもお答えしますと、女子大ははっきり言って「めちゃくちゃ居心地がいい」です。

私が中高大と女子のみの環境にいることもあり、だいぶ偏りがある意見かも知れませんが、本当に、めちゃくちゃ居心地がいいんです。

男子の存在を気にしないでキャンパスライフを送るって、想像できないとか、考えられない、と思う人もいると思うのですが、少なくとも異性として意識する存在がいないということは、その人自身をフラットに見ることができることと同義である、と私は常々考えています。

それは、友人同士でも言えますし、自分自身に当てはめることもできると思います。

なので私の周りの人達には、自分と言うしっかりとした軸を持っていて、目標に向かって行動している人が多いです。この資格を取りたいから頑張ってる、とか、自分はこういうタイプだから将来はこれになるんだ、とか。色んな子がいますが、私の所見ではほとんどの子が自分自身のことについてきちんと考えられている子が多い印象です。

これは、今まで私が女子校生活を経験してきた中で言えることです。

 あと、ひとつ添えておきますと、日文、オタクの子が割と多めです(笑)

K-POP好き、ドラマ好き、映画好き、コスメ好き、舞台好きなど。

アニメオタクもジャニオタも当然います。

もうなんでもござれ状態です(笑)

なので、その点はどうぞご安心を(笑)

こういうところは、結構学科の性格が出るところかな、と思っております。

 さて。ここまで色々と言ってきましたが、いかがでしたでしょうか。

改めて申し上げておきますが、これはあくまで私の意見であることを念頭に置いていただけたらと思います。

あ、こういう意見の人もいるんだな、程度に留めておいてくれたら幸いです。

 最後に、学科のオープンキャンパスで何をやるかを簡単にご説明して、今回のブログを締めたいと思います。

来たる6月16日のオープンキャンパスでは、主に5つのことを行います。

①学科説明ガイダンス

②模擬授業

③教員・学生との懇談

④日文貴重書ギャラリートーク

⑤展示

①では、本学に所属する先生方が本学科について解説してくださいます。私の稚拙なこのブログを読むよりも有意義なお話が聴けるでしょう!

②では、本学で日本語を専門に研究していらっしゃる先生が「源氏物語執筆時の発音」というテーマで授業をして下さいます!日本語を学ぼうと思っている高校生の皆さんは必見です!(もちろん、そうじゃない方でも大歓迎です!)

③では、ブース内にいる日本文学科の教員・学生のお話を実際に聞くことが出来ます!

日本文学科に関する質問や、その他の質問でも大歓迎なので、ぜひ色んなことを聞きに来てくださいね!(ちなみに当日私もいます…。スタッフの一人としているので、ぜひ声をかけてくれたら嬉しいです!)

④では、日文専用の図書館を実際に見学することが出来ます!

実は、綺麗で大きなあの図書館の他にも、日文専用の図書室がありまして…。ご興味がある方がいらしたら、ぜひともお誘いあわせの上お越しくださいませ!

⑤の展示では、授業に関する展示や学生の実際の時間割など、様々な内容に関する展示を行っております!この展示は③の場所と同じところでやっていますのでぜひお越しくださいませ!

時間が限定されている企画もございますので、詳細はこちらのHPからご確認くださいませ…

https://www.jwu.ac.jp/unv/admission/open_campus/2024_0616.html

(各企画につきましては、こちらのURLから「当日パンフレット」というPDFをご確認ください…!)

 

 あ、あと忘れてはいけない「にちぶんちょう」についてもご紹介しますね。

この日文には「にちぶんちょう」というそれはそれはかわいい子たちがいます。

本学科で学べる9つの分野ごとにそれぞれ個性豊かな「にちぶんちょう」がおりまして…

こちらの子たちです…!↓

画像の引用元は下のリンクから!↓

https://x.com/jwu_nichibun/status/1542460789873057792

こちら学科内外から大変ご好評いただいておりまして…めちゃくちゃかわいいですよね…!

しかもちゃんと各分野ごとの特徴も出ているという何ともお得なセットでございます…!

オープンキャンパス当日にブースに来ると、至る所でにちぶんちょうが見られるかも知れませんよ…!

 それではこの辺で、締めたいと思います!

最後まで読んで頂きありがとうございました…!

皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております!!

持つべきものは狂気な友人

ちょっと色々辛いかも(五月病)と思っていた時に日本文学・文化ばかり触れていたらそれらを目にするだけで辛くなり始めました。その時、タイミングよく救いの手を差し伸べたのが、やはり中高の友人たちでした。どれも会う理由は海外文化関連。6月の1週目、私は久しぶりに授業時間以外の時間のほとんど全てを海外に目を向けることになったのです。

2日の日曜日。私は生まれて初めて立川駅に降り立ちました。昭和記念公園で行われる、東京蚤の市へ友人Aと行くためです。互いにちょっとづつまた遅刻し、立川駅で落ち合ったあと、昭和記念公園へ向かいます。「ヱ!?金取るの」と驚いた後、入場。お金は取りますが、老若男女沢山の人が居ました。もちろん、アンティークですから、フランスや英国、チェコ、北欧のグッズも沢山あります。食事も充実していて、ソーセージやクラフトビール……。「ビアガーデン行きたいね」と20代成りたて丸出しの会話をして、よし、英国でパブってボルドーでワイン嗜んで色々な国で食ったり呑んだり観光した後にドイツでビールで乾杯だ!と卒業旅行の計画を立てたりしていました。その時までには少しでもいいから円高ドル安お願いします……。そして、北欧といえば近くにイケアがあるんだぞと、再入場できることを確かめてから、イケアへ向かいました。イケアではちょうどお腹が空いたので、プラントのフィッシュアンドチップスを食べました。私の知るものとはちょっと違うけれども、やはりビールが欲しかったので公園で飲もうかなと思っていると。
マイナス因子同士が出会うとプラスになるように、お互い晴れ女ですが、2人で会うと9割雷雨が来ます。前回2人で旅行に行ったときは、大豪雨で霞む五重塔を見ながらアフタヌーンティーを楽しみました。今回も見事雨雲がやってまいりました。IKEAと書かれた旗がすぐ近くにあるにも関わらず、白くなって輪郭しか見えない様子に、ビールさよなら、また今度と別れを告げました。私はいつになったらこの友人と酒を交わせるのでしょうか。公園の会場もやっぱり来たかと雨装備を初めていました。しかし、今回の雨雲は調子が悪かったようで、移動できないほどの豪雨ではありませんでしたので、歩いてららぽーとに向かいます。ららぽーとでは以前から2人して気になっていたアヒルのぬいぐるみを互いの形見として持ち帰り、私が大好きだった期間限定のアサイーパンケーキを食べました。

月曜日は私の今一番嫌なサークルがありましたが、自主ゼミがあって、その後同じ自主ゼミでかつブログ部の、ののちゃんと食堂で4限の時間まで話しながら美味しい冷茶漬けを食べれたので乗り越えられました。授業の方も他学科の友人たちと会えるのでサークルまではしっかり元気でした。

火曜日は偶然(!)学校へと向かう途中で、友人Rと会えました!彼女は最高にクールで中身はやばい変人。ずーっと一緒にいたのに、学部が離れて全然会えなかった上、元々私は彼女と会うと元気になる特性があるので、まるで栄養剤をイッキしたかのように、一瞬で元気になって百年館までの道をスキップで行きました。学会では学科のオアシス、私の友人で学会委員長である友人Nとお話しできましたし、授業の帰りには顔が良い数少ない学科の友人Mと偶然鉢合わせ、少しの間だけお話ししたのと、更にバス停前で他学科の友人たちとも会えました!後1日頑張れというエールでしょうか。

水曜日は友人のお姉さん(あだ名)と授業を受けて、その授業の途中でアブの入場があって(コイツの入場は目白では珍しいですが西生田では全く珍しいことではありませんでした)、それに気をとらわれているうちに授業が終わりました(笑)そして120年館で学科の大食い友人Kと(これまた偶然)会って、食堂でまた冷茶漬けヒレカツ入りと唐揚げを食べました。友人はうどんと小鉢と味噌汁とご飯を食べていました。食堂は美味しいですがもう少し量を増やしてほしいです。

そしていよいよ木曜日!いつも通り10分ほどの遅刻を果たして舞浜駅に着きました。この日から2日間、友人Dとバケーションパッケージでディズニーランド・シー・ファンタジースプリングスを楽しみます!
ランドではまず、バケーションパッケージ(以下バケパ)特典のパスを使って美女と野獣のアトラクションに乗りました。最後の舞踏会のところで踊り酔いしましたが(笑)素晴らしいセットにどこから出てくるのかわからない扉、ベルの美しさに最初から泣き出しそうでした。
この日のランドは異様に空いていて、次は待ち時間5分足らずでホーンテッドマンション、スプラッシュマウンテン、スペースマウンテン、スターツアーズ、バズをぐるぐるした後、ショーを観に行きました。車が舞台上に登場したり、チップとデールが様子のおかしいダンス(もちろん褒め言葉!)を披露したり、イーヴィルクイーン(お婆さんの姿)がアホみたいに暴れ踊っていて、ショーってこんなに楽しかったっけと思いながら、爆笑しました。

この後は、20分足らずでミッキーとミニーにそれぞれ会えるとのことだったので、会いに行きました。ショーの後なのでまるで楽屋訪問のようです。空いていたからか?2匹ともサーヴィス精神旺盛で、ミッキーにおいては、1匹と2人で様子のおかしい写真を撮ってもらった後、手に鼻キスしてくれました。2人して驚きすぎて、鳥が飛んでいたところにいきなり牛が突っ込んで来て驚いた時の鳴き声のような声を出してキャストさんに笑われました。未だに感覚残ってる。
そして、今やっているドナルドのパレードをシンデレラ城の前で観ました!昼間のパレードは他の友人と行くと絶対に観ないので、10年ぶりでした。ドナルドの誕生日が近いことも知らなかったやつがこんな良席で良いのかと思いながら、カメラを構えた友人の蔭に潜むようにして待っていましたら、ポップな音楽が流れ始めました。ドナルドの格好をしたダンサーさんたちが本当に可愛くて、あとピートがヴィランのくせして優しくて可愛い!何より主役のドナルド!この子は文句なしの可愛さ満点ダックです!何言ってるのかわからないけど。

可愛い可愛い鳴いていたらあっという間に終わってしまい、残念がっていたら、「次もショーだよ」と友人に手をひかれ、フォレストシアターという新しい劇場に行きました。席に座る前にトイレへ行ったのですが、トイレまでの廊下が本当に可愛くて泣きそうになります。飾ってある楽譜を一つづつ見ていたら、スタッフの方に「そろそろ始まりますよ」と言われて、慌てて2階席1列目へ向かいます。ショーの内容は色々なキャラクターが次々と歌を歌っていくのですが、途中シンデレラが他のプリンセスと歌う場面があって、その美しさに、私は小さい時シンデレラが本当に好きだったことを思い出しました。王子の名前などは忘れていましたが、またオタクをしても良いかなと思いました。ミッキーたちも本当にかっこ可愛かった!
そのあとはずーっとバズを周回したり(バズは7月で終わってしまうので)、センターに乗って首がちょっと危なくなったりしていたらあっという間に夜が来てしまいました。せっかくなのでエレクトリカルパレードを見ようと思って、友人をバズに置いて、城前広場に行きました。いつの間にかラプンツェルとアナと雪の女王が増えていました。浦島太郎かよ。こちらも大変楽しんで、隣にいた知らない外国人と盛り上がりました。

ホテルに行って、泥のように寝て、翌日はとうとうファンタジースプリングスです!バケーションパッケージにはファンタジースプリングスのアトラクションに優先的に乗れる魔法のリボンがついているので、9時くらいにのそのそと、シーの門をくぐりました。魔法のリボンは兎に角すっごくて、これとバーコードチケットさえあれば10分足らずで乗り物に乗れます。おかげでそれぞれ最低2回、多くて8回乗ることが出来ました!特にアナと雪の女王のアトラクションが良くて、詳しくは実際乗ってみてほしいのですが、イッツアスモールワールドのような穏やかなものにスプラッシュマウンテンを混ぜたアトラクションなので、運が悪い(良い?)と水の壁が襲ってくる場合があります。友人曰く、「水量がバグっている」ようで、乾きやすい服装と太陽の出ている昼間がベストです!ある意味マジのフローズンライドです、嘘は言っていない。

私が一番楽しみにしていたラプンツェルのアトラクションは私の推しであるゴーテルが一切出てこなかったので肩透かしを喰らいましたが、つまり全く悪役(というかラプンツェルの日常)が出てこず、ずっとラプンツェルたちが笑顔で楽しそうなのでこちらまで幸せになる、心が浄化されるアトラクションです。でもゴーテルは出ない。歌だけは列に並んでいるところで流れていまして、それに気づいて喜んでいたら友人に引かれ、前に並んでいたお子さんに「趣味悪…」とでも言われているかのような目を向けられました。酷すぎないかい?

ピーターパンのアトラクションは絶対に最初に乗ったり、食前食後に乗るものではない。車で本を読まなければ酔うことはない私も、酔い止めを飲んだ上で酔いました。後列になるほどつらいと考えます。でも、ピーターパンの良いとこどりアトラクションなので、スターツアーズが大丈夫な人は是非乗ってみてください!ティンカーベルのは、夜に行くと尚よかったです。帰りたくなくなって、「帰りだぐな゛い゛!!!」と叫んでしまいました。友人は引かず、わかると言ってくれました。さすが私の友人です。富豪になったらこんなイメージの部屋を作りたいと思います。あと、籠の中の鳥がうつろな目で下を向いているオブジェがあって可愛いと言っていいのかどうなのか戸惑いました。

こいつ

重課金(バケパ)勢はこのようにスルスル乗れるのですが、普通の人はファストパスを持っていないと入れないので、それのキャンセルが出るのをずっとスマホを見て待っています。なので他のアトラクションはと言いますと、トイストーリーマニア2周目をしようとしたら40分待ちだったので「混んでいるね」といって辞めたぐらいに、空いていました!タワーオブテラーが20分待ち!秒速で落下事故経験!ちょっと昨今のテーマパークの闇を感じつつも、楽しく快適に過ごすことができました。

最後は『ビリーヴ!』と花火!『ビリーヴ!』はマジ泣くよマジ泣くよ言われていましたが……。いきなり寒くなったんですね、そして私はなんとフリードリンクチケットで冷たいドリンクを大量に飲み、その時も片手に持っていました。つまり、冷えてそれどころではありませんでした。しかし、これがなければ、大衆の前できたねえ泣き顔を晒していたので救われたというべきでしょうか。花火はそこから一気に移動し、ファンタジースプリングスのアレンデール城の前で見ました。これは流石にちょっと泣きました。もうすぐ現実回帰かー、という寂しさと、花火久しぶりに観たわという感動はもちろんあったのですが、それ以上に、今私の隣にいる友人Dは中学1年生から仲が良いのに、本当に時間割が合わないので、同じ大学構内に居るはずなのになかなか会えず、もはやネ友なのでまた実物に会えなくなるかと思うと悲しかったのです。

土曜日は半日寝て、部屋の掃除(まだ引越しの片付けが終わっていない)をしました。
そしてラストは日曜日!スタジオツアー東京に万年ハリポタオタクの友人Sと遊びに行きました!前日に『出没!アド街ック天国』で取り上げられていたので混んでいるかなと思いましたが、全然そんなことはなかったです。2人とも30分以上遅刻したにも関わらず、すんなりと入れましたし、途中で渋滞もなかったです。館内が広いからね。「ハリー、お前は魔法使いだ」という文字がびっしりと書かれたハグリットとハリーの像を横目に、入場口へと急ぎます。今回も友人にチケットを取ってもらったので提示してもらって中にはいりますと、さっそく例のドラゴンが上に!ここは恐竜博物館か!?

推しが居た寮であるスリザリンのローブを購入し、さっそく中へ。最初はこのスタジオツアーが出来るまでのことや、注意事項を映像で教えてもらいます。一定人数が部屋に入れられて、説明を受ける様はまるでホーンテッドマンションのよう。扉を誕生日の人が押し開け、いざホグワーツ!

目の前に現れたのはあの食堂!ホグワーツの校章があんなところにもあるんだ、蛇の舌イメージでスネイプ先生のマントは2つに分かれているんだと友人に色々と説明を受けながら、食堂の構造や衣装を見学します。

ここはどちらかというと博物館のような感じで、建物の作り方から衣装の作り方、魔法動物のCGの作り方、合成音の出し方などが紹介されています。これがマジで楽しい!!(建築服装等々専門外の私でも!)なので特に舞台装置などに興味がある人はおすすめだなと思います!

他にもクディッチ試合の観客になったり、ヒッポグリフとお辞儀をしたり、魔法省に登庁したり、友人の杖を借りて実験をしたり、守護霊を呼び出したりしました。

一番右が推し!!!!!!!!!

たまに居る推しが可愛いし(見つける度にギャーギャー騒ぐ)、英語文章を訳すだけでなく、すでに何回もここに来ている友人がプラスαの説明をたくさんしてくれるし、食べ物は可愛くて美味しいしで、なんと7時間も滞在してしまいました(笑)でも体感は3時間!広いところに所狭しと展示がされていて、友人と、日本でこれならイギリスのはどうなっているんだろうね、よっしゃイギリス行こうぜ!と話しました。そのためにも円高お願いします……。

箱の場所はインタラクターに教えて頂きましたよ

おかげで翌日は全然声が出なくて、のどが痛くてつらかったです。(そして熱が出る)(永遠のガキ体質)大学生になってからほとんどずぅーっと気を張っていて、たくさん喋ったりするようなことが滅多にないのでこんなことになりました。ですが、嬉しい代償です。気を使わず無礼講でいられる(言ってしまえばこれ以上見せて失うものがない)友人がたくさん居てうれしいです。またみんなと遊びに行きたいし、社会人になってもババアになっても仏になっても、この関係を続けていきたいです。多分何人かは読んでいるから、しつこいとは思うけど、ここでも感謝の気持ちを伝えるよー!ありがとう!!

追伸、今度みんなでZ級映画観ながらアメリカンティーパーティーしようぜ!

睡眠第一

 人生って信じられないくらい眠くても絶対に寝てはいけない時ってあるじゃないですか、ここのところ毎日それだったんですよ。本当に眠くて久しぶりに電車で寝過ごしました。

 ここ3週間、週6で24:00に寝て5:30に起きる生活送っていたんですね。睡眠時間でいったらまあ6時間弱とかは寝てたのでそれなりではあったんですが、私は許されるなら1日10時間寝たい人間なのでとにかく眠くて。立ったまま気絶しそうになったりしてました。睡眠時間短くても平気な人ってどういうカラクリなんだ?気合い?寿命の前借り?私は到底それにはなれない……。いっぱい寝るのが幸せです。寝てないと分かりやすく体調悪くなりますしね。やはり寝るべき。
 大学生になってからそんなに電車で寝ることってなかったんですが中高の頃はほとんど毎日登下校両方で寝ていました。というのも、部活で疲れて寝ていた他、電車ですることがないことも理由でした。登下校中原則スマホ使用禁止の校則で生きていたので本読むか単語帳見るか課題やるか、それでも暇なら寝るか、みたいな感じだったんですよ。まあ課題やりながら寝落ちることも多かったんですけれども。個人的に地下鉄の揺れって寝るのに本当に適していて。これってわかってくれる人結構いるんじゃないかなって思います。車よりバスより新幹線より地下鉄が一番眠れる。思いっきり持論ですが。あと地下鉄って、というよりこれは電車ってという方がふさわしいかもしれませんが、私は作業がめちゃくちゃ捗るんですよね。30分みたいな限られた時間、限られたスペース、限られた環境だと今この時間でこれをやるしかないって状況になるので私はかなりスイッチ入ります。どうしてもやる気が出なかった時に作業するためだけに電車乗ったことがあります。ほら、ブログを書くのなんかもね。昼間の人がガラガラの電車とかサイコー。気軽に電車に乗れる通学定期って偉大。考えをまとめたりするのも電車に乗ってるときとか、あとは風呂、歩いている時などが多いですね。ある意味乗り鉄かも。電車、好きです。でも電車で寝るのって日本人くらいらしいんですよ。てことは感謝すべきは日本の治安なのか?ありがとう治安の良い日本。海外の人って電車で眠くならないのかな、気張ってるから眠いとか思わないのかな。でも海外の人でも信じられないくらい眠い時はあると思うので、頑張って抗っているんですかね。家でたくさん寝よう、私もみなさまも。

 いっぱい寝たいね~という話でブログを書くことが私は結構ある気がします。そういう内容を書いてる時って大体眠いんですが、これもまたそうなんですね。眠いです。では。

睡眠の質改善 目覚めたらゴキゲン

皆さんは日々何時間ほど寝ていますか?

こんにちは、さくらです。私は最近睡眠の質向上に努めております。

不安ごとが重なると眠れなくなる性質なのですが、最近暑くなってきたせいか寝苦しい夜が続き、睡眠の質が落ちているなと感じます。あるSNSを見ていたら世の大学生の半分以上は0時前に寝て、8時前に起きているようです。私はこんな健康優良児の大学生が大半を占めているなんて信じません。

そんな私が睡眠の質改善のため活用しているのがポケモンスリープです。

ちなみにリリースされてからずっと使用しているのでかれこれ1年くらいは使っているのではないでしょうか。ポケモンに対して全く愛着は無いので本当にただ睡眠計測のためだけに使用しています。

仕様としましては、睡眠時間を取ることでポケモンの成長に繋がりレベルアップを楽しむ、という感じでしょうか。主に睡眠時間に重きを置いているようで、【眠りの約束】という個人がこの時間までには寝るぞ!!と設定した時刻の30分前に「○○(ポケモンの名前)はあなたを寂しがっています」という通知が来ます。意訳しますと「早く寝ろ」ということです。ちなみにポケモンの名前は変更可能で、初めは推しに似ているポケモンを推しの名前にしていたのですが、「推しがあなたを寂しがっています」と通知が来るのが肌に合わずすぐやめました。夢女子ではないので……。

また睡眠時間によって毎日グッドスリープポイントがもらえます。おそらく8時間以上寝るとMaxの100ポイントが手に入り、あとは睡眠時間の減少に比例し減っていく、という感じです。

ここで問題なのが、ベッドに入った時間=睡眠時間ではないことです。誰しもベッドに入ってから今日は何となく寝れないなーという日ありますよね?このアプリはちゃんと人間が睡眠に落ちたタイミングから測定を開始するんです。怖くないですか……。なんで寝たタイミング知っとん、コイツ……。毎日睡眠レポートと称して眠りの深さまでも教えてくれるのですが、スマホを枕もとに置いておくだけでその人間がちゃんと寝ているかどうかまで分かるの怖いな、と思います。このデータをハッキングして対象の人間の睡眠の深さを知ることで、その人の家に夜中こっそり入ってもバレないように……とか出来そうですよね。まあ睡眠の深さとかは呼吸のリズムを聞くことで分かるんだと思いますが、いつかちゃんとした仕組みを知りたいなと思います。

あともうひとつ。1週間の睡眠時間や就寝・起床のタイミングから1週間の睡眠に対して評価を出してくれます。ちなみに私はB評価以上を取ったことがありません。おそらく毎日「眠りの約束」の時間を守り、8時間以上の睡眠、そして統一された起床時間をクリアするとAとか貰えるんでしょうが、起床時間の統一が壊滅的に出来ません。月~水までは学校があるので毎日決まった時間に起きることが出来ます。最近の朝は暑くて太陽のせいで嫌でもたたき起こされるのでいい季節だと思います。

しかし木曜から日曜の私はてんでダメ。早起きのはの字も知らないそうです。

最近は8時30分くらいに一度起き、アプリ内の起床ボタンを押したのち、また寝ています。そう、不正を働いているのです。12時までにポケモンに朝ご飯をやらないといけないので流石に12時には起きるようにしていますが、まだまだ不正なしで休みの日にすっきりと起きることは出来ません。これは今後の課題です。

睡眠の時間を計ること以外でもお風呂に早く入るとか、寝る前にスマホを見ないとかあると思いますが、これこそはぐっすり眠れるぞ!というものがあれば知りたいものです。それ以上に朝早くすっきりと起きれる方法が知りたいですが……。

小旅行記

皆さま、こんにちは。

前回の更新に引き続きGWの小旅行の思い出を振り返っていこうと思います。

茨城県潮来市で開催される「あやめ祭り」にて目玉の嫁入り舟を見たり、お昼ご飯にピザを食べたりと充実した時間を過ごしました。

午後からは移動し、初めに訪れたのは千葉県香取市にある香取神宮。関東地方中心に全国にある香取神社の総本社です。日本書記に登場する武の神様「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」を祀っているそうです。上代文学に明るくないのですが、日本文学科に入ってからこうした歴史や背景に親近感が持てるようになりました。楽しいですね。

落ち着いた雰囲気の参道、朱塗りの大鳥居や漆黒塗りの拝殿など歴史を感じるのも心を洗われました。

勝運・交通安全・災厄よけなどにご利益があるらしく、参拝後に運だめしでおみくじを引いてみました。

結果はなんと大吉。内容もなかなかに良いことが書かれていたので満足です。

香取神宮で一番盛り上がったのは「要石」。そうです。映画「すずめの戸締り」の作中に登場するあの要石です。いわば聖地巡礼ですね。といっても実は「すずめの戸締り」未履修な私は先に本物を見てしまった感があるのですが。作品内ではミミズが地震を引き起こすとされているそうですが、私たちの世界の要石は古くから地震を引き起こすと言われていたナマズを押さえています。要石をみながら「もし、今動いてナマズが暴れ出したらどうしよう」とわいわいして盛り上がりをみせました。こちらでもしっかり参拝して、自然と歴史を感じる素敵な時間になりました。

香取神宮を後にして佐原市に向かいました。佐原は「北総の小江戸」と呼ばれる水郷の町で、その名にふさわしい、落ち着いた古い町並みが広がるエリアをのんびりお散歩しました。川沿いに並んだお店には干物や漬物などを扱うレトロな商店から今どきでお洒落なカフェまで様々でワクワクしながら探索していました。

佐原の有名人といえば歴史の教科書に必ず出てくる伊能忠敬だそうです。伊能忠敬の旧宅が無料で見ることが出来ました。忠敬が婿入りしてから隠居するまでの約30年間を過ごした場所で、酒屋を営んでいた土蔵造りの店舗や炊事場、書院などが現存しており昔の生活の一端を感じました。

立ち寄った休憩所でハンドメイドアクセサリーが販売されており、折角だからと購入しました。少し前にショートカットにヘアスタイルを変えてから大ぶりなピアスが欲しかったので、カラフルで大きめなピアスと乙女心をくすぐられるキラキラの宝石みたいなリングです。普段だったら買わないようなものでも、お出かけ先だと気が大きくなってしまいます。しかしその分素敵な出会いが出来るので、大満足なお買い物でした。

1日の内で特別な体験をたくさんできたそんな日でした。久しぶりの小旅行だったため、ちょっぴり疲れもありましたが、それ以上にリフレッシュな旅!大学生の間に色々なところに行って色々なものを見たり、聞いたりする経験をしたい!と改めて思いました。ブログはそれを皆さんに共有する1つの素敵な手段ですね。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

このチーム、半端じゃない。

皆さん、こんにちは!

6月に入り、心なしかムシムシジメジメしてきましたね…。私の苦手な梅雨が到来しようとしています。例年この時期は4月からの疲れがどっと出やすい私。案の定今年もすでにバテ始めております。そしてなぜか、左目の下瞼が赤く腫れ、それに連動するように右目の上瞼も赤く腫れるという不運にも見舞われました(本当になぜ…)。

皆さんも、季節の変わり目によって体調を崩さないようにお気を付けください。瞼の腫れにもご注意を(笑)!

しかし、瞼が腫れた分(?)、良いこともありました。とある授業の終わりに、先生から「髪がとってもきれいね」と褒めて頂いたのです!その場で喜びの舞を踊ってしまいたくなるほど、嬉しかったです(笑)。先生へのラブコールを心の中で叫びつつ、(その授業は5限でクタクタだったのですが)帰り道はルンルンとスキップしながら帰りました。きゃー嬉しい!

そんなこんなで、本日は、ほんの些細な褒め言葉で、ブルーだった気持ちがハッピーな気持ちに早変わりしてしまう、単純・単一・単細胞なももこがお送りいたします。(ちなみに褒められて伸びるタイプです!本当に単純!)

曇り空が多い6月。そんな中、私の心を晴れやかにしてくれるのは映画やドラマなどの映像作品です。最近では特に海外ドラマ「クリミナル・マインド」シリーズが私の心の栄養、いえ、生きる糧と言っても過言ではありません(笑)。

「クリミナル・マインド」とは、FBIの行動分析科(通称BAU)に所属する捜査官たちが、犯罪者たちをプロファイリングし、犯罪心理を読み解いて、事件の解決に挑む様子を描いたドラマです。緊迫したシリアルキラーと天才プロファイラーたちの頭脳戦、手に汗握るアクションが人気を博し、全米では常に高視聴率を誇る大ヒットシリーズ。現在はシーズン17まで制作されるほどです。

参考までに第1シーズンの簡単な紹介を…。

伝説的なベテラン・プロファイラーのギデオン、常に冷静にチームを率いるリーダーのホッチ、性犯罪のエキスパートであるエル、犯罪者の立場から行動を分析するモーガン、IQ187で驚異の記憶力と膨大な知識を持つドクター・リード、マスコミ担当のJJ、IT技術を駆使してチームをサポートするガルシア。以上7人で構成された精鋭チームが、優れた頭脳と鋭い洞察力を武器に、犯人逮捕と新たな犯行の阻止に命を懸ける!犯人の心の闇を解明し、抑圧された内面を暴き出すことができるのか…!?

といったような感じです(笑)。登場するキャラクターはシーズンによって入れ替わりがあります(個人的には、第2シーズン途中から第7シーズンまでの、エミリーがいるチームの話が好きです)。

思い返せば、私が「クリミナル・マインド」に出会ったのは中学生のころ。学校がない日は1日中テレビにかじりついて見ていました。そのハマりっぷりは、学校に提出する進路希望の用紙に、将来の夢は「プロファイラー」と記入するほど。今思えば、そんなことを書いてしまう自分がとっても恥ずかしいし、その意味不明な調査票を受け取った担任の先生のことを考えるだけで…、もう、言葉もありません(笑)!

その後、だんだんと冷めていったクリマイ熱(我が家では「クリミナル・マインド」を略してこう呼んでいます)が再燃したのは、今年の2月頃のこと。ふと立ち寄ったBOOKOFFで久しぶりにクリマイが目に入り、期末課題を頑張ったご褒美として、1シーズン分のDVDを自分自身に買ってあげたのです。1話、1話と見ているうちに、中学生の頃の夢見心地な少女の気分を思い出しました。あとはもうズルズルと、クリマイの沼にはまっていき、今に至ります。

クリマイの魅力は、伏線が張り巡らされた重厚なストーリーはもちろんのこと、登場人物1人1人のキャラの奥深さにあると言えます。それぞれが暗い過去や重い使命を背負いながら悪と戦う姿を見ていると、大げさかもしれませんが「私も頑張ろう」というように、だんだんと勇気が湧いてくるんです!私の日常なんて、彼らの壮絶な毎日の足元にも及ばない密度のものかもしれませんが、このドラマは自分の弱さや困難と向き合う力を与えてくれているような気がします…。

「クリミナル・マインド」は、1話完結型でテンポよくストーリーが展開されるドラマです。サスペンスやアクションが好きな方、海外ドラマに挑戦してみたいと思っている方に、おすすめしたい一作。ご興味がある方は、ぜひご覧ください!

1つアドバイスを申し上げますと、「クリマイは絶対平日に見てはいけない!」です。見ているとだんだん止まらなくなって夜更かしをし、次の日眼をこすりながら授業を受けるか、禁断症状に苦しむことになります(体験談)。休日にゆっくりと見るのがおすすめです。

そして!最後に、お知らせです!

来る6月16日(日)は、今年度第1回目のオープンキャンパス開催日です。様々な企画が盛りだくさんな本学のオープンキャンパスは、大学全体はもちろんのこと、学科の特徴や魅力を肌で感じるチャンス!本学入学や本学科入学を検討されている方は、ぜひお越しくださいね!

詳しくは下記のURLをご参照ください!

https://www.jwu.ac.jp/unv/admission/open_campus/2024_0616.html

本日もお付き合いいただきありがとうございました!それでは、また!

食わず嫌い

こんにちは。

日文必修科目「日本文学の基礎」を受けてからというもの、近現代文学とちょっとばかり距離を置いていました、ののです。

この「日本文学の基礎」という授業は、上代・中古・中世・近世・近代とある各時代の代表的な作品をいくつか先生が講義形式で解説してくださる、言うなれば日本文学イイトコドリの授業です。日文の多くの学生はこの授業を1年次で履修しますので、この授業を通して時代ごとの作品の特徴を学びつつ、自分と波長の合う時代合わない時代を感覚的に見つけます。私の場合、この授業の近代の部分で何となく挫折を感じてしまいましたという話です。詳しく言うなら

  彼の目からしずくが落ちた

という文章を見て、「彼は泣いてる」ではなく「彼は目薬をさした」と解釈してしまう自分がいることに気づいたのです。さらには現代語に近い文章の解釈を現代語で的確に表現するだけの語彙とセンスがないのではないかトホホと感じてしまったのです。

そういって2年生のときは古典分野の授業ばかり履修していたのですが、しかしいつまでも苦手なものから逃げてはいられない。というよりは、逃げるということがつまらないものに思えてきたので、3年になった今期は近現代の文学史と講義を履修することにしました(褒めてください!)。あいかわらず自分の解釈を説明するのには苦労していますが、近代の時代背景や当時の文筆家の情熱のようなものの話はとても興味深いです。

食わず嫌い。とは言っても多少かじってはいるわけですのよ。

記憶にも残らないほど幼かったとき、私はとまとが大嫌いだったそうなのですが、それも1度口に入れて噛まずに口から出すという奇行をしていたとか。今は大好きですけれども、とまと。

豆乳もそうです。家には牛乳しか常備されていないので、飲んだことのない豆乳は私にとっては得体のしれない白い液体だったわけで、保育園の給食で豆乳が出て来たときに私はイヤイヤ飲みたくないと言って、イヤイヤ言っていたらコップに1口分だけ注がれて「飲んでみなさい」との事で。結局嫌々飲みましたけれども、豆乳独特の風味は幼少期の私のお口には合わなかったご様子で。それ以来豆乳を豆乳のまま口にすることはありませんでした。

しかし幼少期に顔をしかめた豆乳の味などとっくに忘れてしまった大学3年の私は、はてさて豆乳とはどのような味なのかしらと興味を持ちます。インターネットで紹介されている豆乳プリンは何やらおいしそうに見えますし、入手することだって簡単ではありませんか。機会があるなら試してみよう、お昼のお供に飲んでみよう。しかし飲んでみると、真顔で飲めることには飲めるけど、やはり豆乳独特の風味があります。慣れれば何てことないのでしょうけれども、繰り返し飲まないことには慣れない。慣れないことには繰り返し飲めない、否飲まない。そういってまたしばらく豆乳さんとはおさらばの生活。それから1か月ほど経ちましたか、豆乳の味を再び忘れた今日この頃。学食の期間限定メニューに「冷やし豆乳明太うどん」の文字。あらあら豆乳だって、さぞかしまろやかなお味がするのでしょう、とまたもや興味津々。しかし食べてみればもちろん豆乳の風味。そうだそうだ忘れていました。豆乳とはこんな味でした。真顔で食べられるようにはなったけれども、やはり慣れないものだなあ。

幼少期は食わず嫌いでしたが、今は専ら食ったけど嫌いがほとんどです。パクチーとグリーンカレーのココナッツがその代表格です。

1口食べたので許してください。きっと忘れた頃にもう1度食べるので。

近所のきつね

ごきげんよう、あやめでございます。本日、わたくしひそかに困窮しております。なぜなら、ストック命書き溜め系ブロガー(?)のわたくしにあるまじき事態ではございますが、ストックが尽きたからであります。そこで本日は、弾き語り(?)でやらせていただこうかと思います。

と、申しましたが、以前お話ししました通り、今!!書け!!と言われて書ける私ではありません。ふがいないが、こればかりはしょうがないのであります。から、だらだら続けるしか手はなく、かといって引くわけにもいかず、それだから困窮しております。なんだろう、なにをかいたらいいですか。自分の話でもしますか(いつもそうですけれども)。

もう少しくらい、愛想よく、心から疑問に思っている、少々間の抜けた、あるいは甘い顔の一つでもできれば(出来っこないので駄々をこねくり回してしいるの図、ヤダヤダ!!アタイだって、他愛なくかあいいんだい!!洟垂れの何が悪いんだい!!)、と思うことも幾度もありますが、生憎と、我が両親から賜ったこの御顔は、それ自体は全く!悪くないのに(※個人の感想です)、顔面の筋肉の使い方の心得がない持ち主をもったがばっかりに、その「可愛さ」を全く封印してしまい、悲しいことに、本人が何も考えていなくても、お顔は怒っているように見えるように成長いたしました。ごめんなさい、お父さん、お母さん、私は愚娘です。こういう時に使う言葉は、辞書的には「愚女」らしいですが、ここは間違いの方を押し通そうと思います。あと、高校時代には、全然そんなことないのに「あやめちゃんって頭良さそうだよね」と。ほとんど初めてお話しするクラスメイトにせっかくほめてもらったのに、ひねくれにひねくれ、尖りにとがっていたあの頃は、この言葉一つさえ素直に受け入れることができず、それどころかカチンときて、しかもそれをおくびにも出さず、「あたまよさそう?やったぁ~~🥳」みたいな、皮肉でもなければ嫌味でもない、なにだかよくわからない言い訳みたいな言葉が適当に発され、挙句相手に「いやその反応はめっちゃ頭悪そう笑」と言わしめるに至ったのです。選択ミス。愚娘です。頭良さそうな、飄々とした、綺麗にみえるのでしょうか。クールに素直に、ありがとう、じゃ、ダメですか、いいに決まっています。良いんだか悪いんだか、でいればいいんでしょうね。ふん!!大拗ねです。明日は雨なんだって!!!ふんだ!!!!

なるほど、下書きが無いと、「こう」なってしまうのですね。学びですね。こんなにつまらないとは思いませんでした。取るに足らないをおもしろく、これがモットーなのに、取るに足らないし、つまらない、では、そのまんまつまらないですね。趣向を変えて友人の話でもしましょうか。

友人はいやに首を気にする人でした。その人とは、小学生の頃急に引っ越して行ってしまった以来出逢っていませんから、もう9年以上も会わないことになりましょうか。首を気にする、とは、いつも首の後ろのあたりを掌でスリ、スリ、とこするような形でなでる癖がある、ということです。なにかあるたび、スリ、です。友人は賢く、そして穏やかでした。そのころの私は何を生き急いでいたのか(今もか?)ピリピリカリカリして、およそ穏やかではありませんでしたが、その友人に「まあ、ね」と、答えにならない答えを返されて、何度正気を取り戻したことか、数知れません。もちろん、そのどっちつかずでなるようにしかならないという態度は、高度成長期・上昇志向まっしぐらの私をイライラカリカリともさせましたがね。
その人は私を、名前の愛称で、すなわち、あやめちゃん、ではなく、「あやちゃん」、と呼びました。私も負けずにゆかちゃん、と呼んだりしましたが、恥ずかしいようなくすぐったいような気がして、すぐに「ゆかりちゃん」にもどりました。ニコニコして、あやちゃん、あやちゃん、と一緒に色々してくれました。あの頃の愚かなる私はまるで親分にでもなった気持ちで「ふふん!」としていましたが、ゆかりちゃんはそれをニコニコして見守っているかのようでした。
ゆかりちゃんは賢いだけでなく、運動もできる人でした。しなやかな動きで、軽やかな足取りで、何度も私の羨望を一身に受けていました(私は運動がド下手で、逆上がりは勿論、かけっこも、跳び箱も、全く出来ませんでした)。ごく稀でしたが、面白い話もしてくれました。ゆかりちゃんはなんでもできました。私はやはり、ゆかりちゃんに憧れて、いました。
ゆかりちゃんはしかし、自分の話はあまりしませんでした。好きなものも、嫌いなものも、「なんだろうね」としかいいませんでした。それが私にはすごく嫌で、なんで意見がないんだろう、と不満に思いました。あなたが好きなものを私も気になるし、あなたがいやなものも知っておきたいのに。賢いあなたと、他の子とは出来ないような、高度な会話…いわゆる「議論」だってしたいのに。あなたの立場がユラユラしていたら、議論なんてできないのに。しかし、その話をすると、ごめんね、と言って首をスリ、とするので、それもいやでした。そして、すごく怖くなりました。もうそれ以上は言えなくなってしまいました。
特にお父さんについてはまるでなにも教えてくれませんでした。いつもニコニコのゆかりちゃんが、「なるようにしかならないのにね」が口癖の、達観したゆかりちゃんが、お父さんの話題になると嫌がるのが、幼い私にもよくわかりました。ゆかりちゃんから直接、いやだ、と聞いた訳でも、嫌な顔をしたわけでも、まさか声を荒げたわけでも、ありませんが、私が自分のお父さんの話をすると、ちょっと困った顔で笑うのです。そして、首をスリ、とします。ニコニコ、ではないのがわかりました。だから自然と、家族の話は避けました。家族…お父さん以外の人の話でも、世界の狭い小学生時分では、なんだかんだでお父さんに行き着いてしまうからです。だから、長く一緒にいたはずなのに、私はゆかりちゃんのことを、多分良く知りません。お兄さんと妹さんがいて、全員年子で、優しいお母さんがいることだけは、なんとなく知ることができました。でも、それだけです。小学生の頃の私はよくよく風邪をひいたので、休んだ日に学校であったことや授業のことを教わったり、逆に私の辛かった話を聞いてもらったり、そういう一時的な話ばかりで、ついに込み入った話はしませんでした。
ある日、小学4年生だったと思いますが、記憶が曖昧でハッキリしませんが、その日はどんより曇っていました。湿度が高くて、嫌な天気でした。今にも雨が降りそうな様子です。でも小学生の私は、久しぶりに元気なので外で遊んでいました。するとゆかりちゃんもやってきました。一緒に遊ぼうと思って声をかけて手を振りました。ゆかりちゃんは、ハッとしたようにこちらを振り返って、それからいつものニコニコをしました。他愛無い話、小学生のおしゃべりをたくさんして、ちょっと走ったり、山に探検に行ったり、疲れてゆかりちゃんのお家におじゃまして、水をもらったりしました(お母さんがいました)。そこでお母さんがあまり優しいので、嬉しくなって色々話して、思ったよりも長居してしまったようです。ゆかりちゃんの家には時計がありませんでした(電池が切れて、変えなきゃと思っているところだった、と言って、ごめんね、とお母さんに言われました)から、どのくらい居たかは定かではありませんが、体感で長らく居座ったことがわかりました。気がついたら、向こうから、お父さんが(うるさそうに・不機嫌そうに)出てきました。夢中になって、元から大きい声をさらに大きくして喋っていたことに、フと気がつきました。あ、と思いました。多分、まずいんだ、と思いました。ところが、怒鳴られる、とか、暴力を振るわれる、とか、連れて行かれる、とか、想像した怖いことは一つも起きませんでした。お父さんもやっぱり優しくて、ちょっと髪がボサボサでしたが、「こんなところまでなにしにきたの」と優しい声を出しました。私は一生懸命(怒られないように、機嫌を損なわないように)ゆかりちゃんと一緒に遊んでいたこと、いつもゆかりちゃんには良くしてもらっていること、遠慮したけれど少し上がる分には問題ないと勧められてお宅にお邪魔していること、でもいっぱい喋ってしまって申し訳なく思っていること、今度はお土産でも持ってくることをなるべく敬語で、小4のもちうる語彙をフル活用して、ニコニコしながら言いました。お父さんは一生懸命聞いてくれて、「なにもないのに、ごめんね」といって、そこにフラ…と佇んでいました。どうしたら良いかわからない、というような様子に見えました。ゆかりちゃんは微笑んだような、強張った様な表情で、いつもの姿勢の良い背中はちょっと曲がって、少しだけ俯いて、手をぐっと握っている、ように見えました。私はゆかりちゃんのお父さんを、想像してたよりずっと怖くない(なんならうちのお父さんの方がこわい)と思ったけれど、ゆかりちゃんはこれが怖いんだな、と思って、だから、あくまであどけない子供のふりをして、お家を抜け出そうと思って、突然立ち上がって、「私、帰ります!でもゆかりちゃんに渡したいものがあるから、一緒に来てもらってもいいですか」と必要以上に大声で言いました。お父さんは目を細めて「うん」としか言いませんでした。なんとなく、まだ困っているような気がしました。怯んだのか、この隙を逃しちゃいけない、と思い、ゆかりちゃんの手をギュッと掴んで、全速力で走っていきました。ゆかりちゃんのおうちは山の中にあったので、私の家までは少し距離がありました。笹がうっそうと生えていて、ねこじゃらしが太ももくらいまで生い茂っていて、葉っぱの匂いがムワ、としました。枝がたくさん落ちていて、何度もこけそうになって、垂れ下がっているツタを避けて、くっつき虫がたくさんついて、でもその全てに構わずに、目が回るほど走りました。ゆかりちゃんはそのあいだ、ずっと黙っていました。
私の家の近くまで来て、やっともう大丈夫か、と思って道端に座り込みました。私は走るのが大嫌いで苦手で足が遅いのに、全速力で逃げてきたから、ゼェハァ息が弾んで、しばらく話ができませんでした。やっと息が整ってから、「ごめんね」としか、言えませんでした。なぜか泣いていました。きっと目に土が入ったのだと思います。ゆかりちゃんも「ごめんね」と言いました。やっぱりちょっと笑っていて、それがすごく綺麗な気がして、変だな、と思ったけど、さっき走っている間に帰りましょうのチャイムが聞こえたので、今度は私がお母さんに怒られてしまうので、ごめんね、ごめんね、とお互いに言いながら別れました。他の言葉を忘れてしまったように、お互いの姿が見えなくなるまで、ずっと手を振りながら、ごめんね、と叫んでいました(近所迷惑)。

次の日の朝、あんなに遊んで、普段は行かない所へ行って、変な本が埋まっているのを見つけたり、壊れた祠を見つけてお参りごっこをしたり、そのままそれがおままごとになったり、足だけ川につけてバシャバシャかけたりして遊んだせいで(怒られるのでこれらのことはお母さんには黙っていました)、そして、あんなに怖いことがあったせいで、やっぱりまた熱が出ました。いつもより苦しくて、暑いのか寒いのかわからなくて、そして、いつもより高熱で(40℃近くまで熱が上がっていました)、その晩は(私の)お父さんが隣で寝てくれました。お母さんも近くにいました。私としては、苦しいけれど、昨日に比べたらマァなんてことはない、と思っていましたが、体温計の「40.1℃」という表示を見た両親は何故か、かなり焦った様子で、急いで薬を飲ませて、いつもより優しくなって、はやく寝ちゃいなさい、と言いました。しかし、日中も寝ていた私はあまり良く寝られずにいました。お父さんもお母さんも疲れて先に寝てしまいました(いびきをかいていました)。
目を閉じて、はやくねないと、と焦って、どんどん寝られなくなっていった、多分3時頃だったと思いますが、そのころ顔の上をスッと何か、ふわふわするもの…?が通るような感覚がありました。なんだろう、とびっくりして、パッと目を開けてみましたが、その頃は今よりずっと目が良かったのに、その日は目が霞んでよく見えませんでした。何もありませんでした。怖がってお父さんを起こすと、「おきたの?…良かった、解熱剤が効いたんだね、熱がさがっているよ」とやさしく言われました。よく考えたら、たしかに苦しくなくなっていました。そして、ちょっとはっきりした頭で考えると、今起きたことを大人に話すのは、いけないことだと、何故かそう思いました。だから、うん、と言って、また寝ました。今度はびっくりするほど簡単に寝られました。

それからゆかりちゃんには会えませんでした。よく考えたら、「ゆかりちゃん」はクラスには居ない子なのです。同い年で、同じ地域にすんでいるのに、ゆかりちゃんを知っているのは、私だけでした。あの日、ゆかりちゃんのお父さんから逃げてきた日も、お母さんにひどく怒られる…のではなくすごく心配されて、ハテナ?と思ったのですが、後から聞いた話では、あの日あの時私は泥だらけ葉っぱだらけで顔を真っ赤にして息を弾ませて、涙目でいたようです(全速力で走ったからです)。走って来たと知らない母は、なにか、怖い目(誘拐されかけたとか)に遭ったのだ、と分かった母は、焦って、何があったのだ、と、諭したり、宥めたり、とにかく話を聞き出そうとしたそうですが、「ゆかりちゃん」という、知らない子のことを一生懸命言ってきたことと、よくわからないことを説明したのと、しきりに謝っているのとで、全く話にならなかったそうで、とりあえず風呂に入れて、夕飯を食べさせて、まあ、無事なようだから、良いか、と思って、話を終えるつもりだったようです。それから、その「お父さん」は、地域で1番山奥に住んでいる、(嫌われ者の、)おじさんだということも後から知りました。おじさんは、裏庭の畑を耕しているときに私…小学生の女の子が迷い込んでいるのを見つけて、こんな山奥まで人が来るのも珍しいのに、子供が1人でこんなところに?と不思議に思って近寄り、そしてそこでおそらく私が「1人で」何か言っているのを、哀れに思ったか、恐ろしく思ったか、話を合わせてくれただけのようでした。その山奥の家の裏庭(畑)にはいつも野生動物がよくよく出て、おじさんの農作物を荒らして行くのだそうです。シカやサルやイノシシや、それからキツネが頻繁に来るそうです。

熱が下がって、その日は天気雨が降りました。虹も出ました。多分ゆかりちゃんは、お嫁に行ってしまったのかな、といつか絵本で読んだことを思い出して、そう思いました。

◆◆◆

と、ここで終わらせれば、綺麗にやさしく終われたのでしょうが、マアそこは私のブログを愛読してくださるあなたさま方でありますから、そんな〈生半可〉な代物ではご満足いただけまい、それに、このひねくれヤなもの百鬼夜行(白昼堂々の行進でありますから、多分にマヌケではありますものの)の私としては、これじゃ物足りない、と思って、もう少し続けることに致しましょう(もう少し現実逃避をしたい、という作者の思惑が透けて見えるでしょうか)。もっと、醒めるようなつまらない浮世を描出したい。し、あなたにもできればこの「虚無感」「離脱感」を体感していただきたい。ああそうか、ここは。そうです!なんせ、ここは誰もが〈平等〉な浮世、楽しんだモン勝ち、なにくそと成長したモン勝ちの実力社会でありますからネ(個人の感想です)。御託はさておき、あのやさしい童話風は、以下のように続きます。せっかくのやさしさ、半熟卵のふわふわがお好きなあなたは、こちらでよしておくのをお勧めしますが、怖いもの見たさの野次馬根性十分なあなたには、止めたって無駄でしょうか。そして、あとで必ず恥ずかしくなって嫌になるのは、なにを隠そう私なのに、誰よりも「よせばいいのに」、なのはその実私自身ですし、野次馬なのは私であります。ですから読んで了った、と悲しまなくてよいのです。かなしいのは、わたしです。

◆◆◆

という、白昼夢を見ました(この「白昼夢」のうえに強調の「、」をつけたかったのですが、できませんでしたからしぶしぶ太字で表記します)。ただの夢に非ず、その実私の脳みそが見せた都合のいい現実逃避の様子を皆様にお見せしたにすぎませんでした。だからあんなにやさしくてふしぎな感が残るのです。当たり前です。私の都合のいいおともだちですからね。やさしくない夢は見たくないのです。ですが残念ながら現実には「そんな友達いません」し、子供の頃の私は気づかなきゃ善いことばかりわざわざ見つけて独りでしょんぼりする、元気に生きるのがへたくそなニョロニョロでしたから、あんなに快活に賢く危険から逃げられません、さしずめ食われてから、おや、と気づく程度。アハハ!未だ小学生時分の出来事にとらわれているマヌケはここに居ますよ!ア夢か、漸く気が付いて目をしばたたかせて、現実をしか、とみれば、確かに実像を結ぶ現実があります。それでも固執してあの頃を想うわたしがどうしてもここに居るのは、きっと大学に通ってむずかしいことばかり考えさせられて、ついにガタがきたのでしょうかね。良いことはほとんどスルー、悪いことばかり過剰に反応し吸収し記憶し記録し保管して、それで挙句こんなつまらない夢を見るに至るのでしょうか。目の奥に、まだ山の葉(山の端?)の濃いにおいが残って、否、こびりついているかのようです。まだまだ私は小学生を脱せずにいるのか。きつねに化かされたように。あるいはあの頃がきつねの見せた幻想だったのか。いずれにせよ私は、化かされちゃいない、とハッキリ否定できるような、確固たる私を持たないで、ここまで来て了った、ということだけお伝えして、今日はこれで止します。これからはきちんとストック管理を徹底いたします(猛省)。