休養

耳を澄ますと秋の虫のころころとした音色が聞えてくる。
耳の奥で鳴る鈴が、宵の中、道しるべとなって語りかけてくる。
心の中がりんと静まり返る。
淀むことなくたしかに流れてゆく月色の川に冷やされた風が、私の髪の毛先を冷たくさせて昼間青かった植物はやわらかく揺れた。
部屋に飾った生け花はすこしづつ老いていく。あるいは少しずつ昇天していく。
削っていくほど完成形が象られていく彫刻を見ていると、削られたこころはどんな形をしているのか見てみたくなる。
手持ち花火は綺麗だと思ったそばからほろほろくずれていく。この先も火に触れることはできない。

耳を澄ますと秋の虫のころころとした音色が聞えてくる。
耳の奥で鳴る鈴が、宵の中、子守歌となって囁きかけてくる。
静かな泉が湧き起こるようになにかが心の中でこぼれた。
ぽろぽろぽろぽろ涙がとまらなかった。

*****
まいです、ごきげんよう❀
近ごろ、朝夜がすごしやすい気温になる日も増えてきました。
汗をぬぐった時、ふと姿を見せる秋の予感のそのなんともいえない寂しさが私は好きです。

先日、日帰り旅行にと日光を訪れたので今日はそのお話を。
日光に行く日の朝は3時半起きでした。
朝早くから支度をするから?そうではありません。珍しく目が覚めてしまいました。
早朝4時前に国際宇宙ステーションが東京の空を飛ぶと前日のテレビでいっていたことを思い出し、私はひとり静かに枕元の窓をあけて南東の空を眺めていました。
すると、本当に見えました。肉眼で、たったいま宇宙を漂っているステーションを見ることが出来ました。予測されていた58分ぴったりに一つの星がきらっと光って星であれば不自然な軌道を描いて2分後にきえていく。月のそばを通過して。

これは国際宇宙ステーションが東京の空の上を通るときに、その空が晴れ、かつ宇宙ステーションに太陽の光が当たっていなくては見られないという、貴重な瞬間のようでした。
たったいまベッドにいる私と宇宙にいるだれかが直前上にいたと思うと興奮して眠れませんでした。
良い一日だった、と言いかけた時はまだ朝の7時でした。これからがメイン、旅行の始まりです。

淡い曇天だった日光は心地よいくらいに涼しく、苔の緑が本当に美しく光っていました。
神社を見、自然と戯れ、おいしい空気を肺いっぱいにとりこんで、お土産はこれでもいいかなと思いました(笑)。
帰りがけ、揚げゆばまんじゅうを買おうと思っていたのですが気づけばお店が閉まっている時間。
すこしがっかりしていると、あと3個残ってるよーというおばさんの声。
あとこれだけだから2個の値段でおまけしておくね、と笑顔で渡してくれたおまんじゅうは、手の中でじんわり温もりました。

考え事や余計なものをどこかへ置いて、身軽に旅へ行くというのは心の洗浄になってとても良いなと思いました。人里離れた場所にいるのも落ち着くなあと思いつつ、さいごは人の温かさで満たされていました。

今日はこの辺で。それでは。

優雅なひととき

こんばんは、まなです。皆様いかがお過ごしでしょうか。夜が段々涼しくなってきて、もう秋がすぐそこにいるような予感がしました。暑い夏は嫌いですが、この時期に感じる特有の匂いと空気が好きです。

さて、ある日リビングで姉と過ごしていたときのことです。

「アフタヌーンティーって1回は行ってみたいよね」
「まぁ確かに。でも値段ピンキリだよね」
「じゃあ思いきって高いとこでデビューしようぜ!!」
「!?」

というわけで行ってきました。虎ノ門ヒルズの最上階にあるホテル「アンダーズ東京」内のレストランで楽しめる季節限定フルーツのアフタヌーンティーです。字面だけで強そう。今回は夏限定のピーチアフタヌーンティーで、桃を使ったセイボリーやスイーツが出てきました。ちなみに食レポ下手です。よろしくお願いします。

まずレストランに入る前から驚いたのですが、アンダーズ東京直通のエレベーターがあるんですよね。エレベーター内には鯉と花が彫り込まれた壁と、お香のような香りが漂っていて、何だかラグジュアリー。姉とソワソワしながら51階へ。エレベーターに引き続き良い香りのするラウンジを抜けて、レストラン「ザ タヴァン」に入店。ふっかふかのソファーに座って窓から見えるスカイツリーやお台場を眺めていると、あっという間にセイボリーとスイーツが運ばれてきました。



お、お洒落〜!!!セイボリーが一口サイズばかりで、ちょっとお腹が空いてしまうのではと思いましたが、一つ一つ味わいながら食べた上、スイーツを沢山楽しめるので自然と満腹になりました。

セイボリーで一番美味しかったのは「桃と大葉のベニエ 梅肉ソース おぼろ昆布」です。ベニエはフランス語で〈揚げた生地〉、和風ベニエ……つまり天ぷらですね!桃が合わさる味を想像出来なかったのですが、具材が喧嘩せずそれぞれ調和して感動しました。

スイーツも全て美味しかったので、一つ一つ紹介していきたいところですが……衝撃を受けたものを挙げるとすれば、やはりスコーンでしょうか。シナモンクリームがバター風味豊かな生地とマッチしていて「はわわ〜!!!」と思わずにっこり。自分で作ってみたいくらいハマりそうでした。今度シナモン買ってみます。 

ここには書ききれませんが、値段に相応しい得難い体験ばかりでした。もう既に2か月後食べに行く予約をしています。これを楽しみに明日も頑張ろうと思えるアフタヌーンティー。ステマのようになってしまいましたが、本当に楽しかったので皆様もぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

酔いはまだ醒めず

こんにちは、やなです。
昨日、推しアイドルの卒業が発表されて心が死んでいます。本当は彼女について語ろうと思っていたけれど、書いている途中で泣いてしまって全然筆が進まなかったので、全然違う話にしました。気持ちを整理してから愛を綴ろうと思います……!

***

人生で初めて、居酒屋に行った。
私は人生でアルコールというものを飲んだことはほとんどない。人並みに酒を嗜む両親からひとくちだけ酒をもらったことはあるものの、独特の苦味と匂いに耐えきれず、いつもほんの少しだけ口に含んで終わっていた。そんな私を見た両親は、やなはまだ酒の味が分からない子どもだね、と笑う。別に酒は飲まなくても生きていけるし、逆に飲まない方が健康でいられるでしょうに。若い頃は大酒飲みだった祖父が歳をとって病気になり、大きな手術を何度もしているのを思い返す。お酒の味なんて一生わからなくてもいいわね。
居酒屋は酒が飲めない大人にはまるで関係のない世界である。これまでずっと縁がなかったし、これからもないと思っていた。しかし、私がバイト先から退職するとき、せっかくだからと同僚2人に飲みに誘われた。どうやら焼き鳥が美味しいお店らしい。
居酒屋なんて、酒が飲めないのに行っても大丈夫かしら。その分焼き鳥を食べればいいんじゃない?と母。そうか、焼き鳥を食べに行くと思えば気が楽だわ。

居酒屋なんて、どんなに煙草とお酒の匂いで溢れているのかしらと思っていたが、それほど煙草とお酒の匂いはしなかった。店内は焼き鳥の炭火焼きの匂いが充満していた。注文にも手間取って挙動不審になっている私とは違い、同僚2人は手馴れた仕草でアルコールと焼き鳥などを注文する。やなちゃんは?どうする?あっ私は……この店は何が美味しいの?生つくね串だって。じゃあそれで……

色々な話をした。バイト先のほんの少しの愚痴や、恋バナ。教習所の話でも盛り上がったし、興味のある学問の話もした。途中でネタが尽きて、共学と女子校について語り合ったりもした。
私よりも年下の彼女たちは、大きなビールジョッキに並々と注がれたアルコールを何杯も空にしていた。私も烏龍茶や緑茶で応戦した。
あれだけ酒の分は焼き鳥を食べる、と意気込んでいたのに、いざその場になると意外と食べられないものである。思ったよりも料理の味が濃くて冷たい烏龍茶を次々と喉に流し込んでいるうちに、満腹になってしまった。

そのうちに、誰ともなく、帰ろうか、と言い出し、居酒屋を出て夜の繁華街に躍り出た。夜の街はネオンがギラギラと光り輝き、周囲の居酒屋から漏れ出す料理や煙草の匂いで充満していた。酒を浴びて頬がほんの少し上気した友人たちと、歩く。

初めての居酒屋は、ほんの少しのアルコールと、肉が焼けた香ばしい匂いがした。

***
※本文の登場人物は全員20歳以上です。
※19歳以下の飲酒・喫煙は法律で禁じられています。お酒と煙草は20歳になってから。

湿気たSPARKLERS

 こんばんは! とみーです。いつもは何時に更新しても「こんにちは」と書くのですが、今日は手持ち花火のお話なので、夜モードです。

 さて。先日、母が和室を片付けていたところ、いつからあるのか分からない未使用手持ち花火が出てきました。本当に記憶にない花火だったのですが、5~6年前にクリーニング屋さんでおまけに貰ったものではないかと予想しています。
 本日、せっかくなので幼馴染に「花火をやらないか」と聞いてみたところ即了承。声掛けて三秒でお互い玄関から出てきて、いえ~いと花火の準備をはじめました。何年も家に置きっぱなしであったことは確実なので、湿気ているとは思っていましたが、火薬部分の半分くらいあぶってようやくシュパシュパ言い始めてとても面白かったです。

 本当に火がつかない。付属のローソクもなぜか火がつかない。直火チャッカマンでしたね。

 上のはようやく火がついたと思ったら五秒で花火が終わったものです。下は一番マトモにパチパチしてくれた花火。
 突発的に始めた湿気湿気花火大会(プチ)でしたが、なんとも言えないショボさと、家の前(※)でやるというほのぼの感、速攻出てきてくれる幼馴染にとても癒されました。
(※我が家は首都圏に行ける交通の便があるだけのそこそこ田舎&裏は畑系の家なので、夏になるとその辺のご家族みんなバーベキューも花火もします。)

 昔、私にとって花火は夏休み終了の合図でした。毎年家族で出向いていた隣町の花火祭が、ちょうどこれくらいの時期にやるので、楽しさと休みの終わりを同時に感じるという、なんとも味わい深い時間でした。あの頃の感覚を思い出すと、今でも少し切なくなります(笑) 手持ち花火も夏によくやりましたが、やっぱり夏の終わりにやっていたので、今日はそんな昔を思い出す日でした。10年以上経っても一緒に花火をやってくれる幼馴染ちゃんには感謝です。

 大学生の夏休みはもう少し続きますが、皆さまは何か思い出は作れましたか? こんなに時間がとれるのは長い人生の中でも貴重なことなので、良い思い出が作れることを祈っています。
 それでは、また。

(追伸 900円分スクラッチを買ったら、1300円当たりました。ラッキーです。)

いま、書きにゆきます

ご無沙汰しております、みちるです。

 

今は風下にいるんです。

 

「今は、と言うと」

 

風上で煙を呑む仕事もあるでしょうから。

朝、昼夕、夜、そしてその後。人々が集まる間、空間に巡らせるための煙を風上で用意することも、風上からの電報に印を捺してあなたの所へ届けることも。
共有を決定されたものについて我々はまだ何も知らないというのに、それでも巡らせなければいけないみたい。君たちと、煙と、文章と、あとは種々の青田風さえあれば。今はそれでよろしい。

願わくば夏の前に、災いの前に、色々の苦しみや賛歌を聞く前にここに来たかった。そう書いても仕方がないと思いながら。

 

(間奏)

 

夏の終わりまでに何が出来るか。何を話し、何を消費し、何処へ進むことができるのか。
とあるトリックのせいで、こういうことを述べてもまったく意味が通り難く理解に優しくない問いが生じてしまう。しかしそれでも問わなければならない。

今から自分が行動するとして、それは何に寄り添いあるいは何を見上げることを前提としたものなのか。多くの人々が知らず知らずのうちにとる”寄り添いながらにして見上げる”態度は空無な「もの」と空無な主体とのセッションだと思ってしまうから、何に”様”を付けるのかもっとふざけながら考えなければいけない。

 

長いようで短かった暮らし―というにはあまりに異常な日常だった―が最終どうであったのかといえば。
水を汲みに立つときにしか整理できない事柄があった。熱唱するときにしか獲得できないものがあった。あなたのギターでしか歌えないロックがあった。あなたとしか呼べなかった猫があった。あなたの隣でしか話せないことがあった。あなたの言葉でしか解決できない問いがあった。あの鏡でしか映せない自意識があった。
いやがうえにも大きくなる心臓の音に聞き耳を立てながら眠り、食べ、学び、歌い、笑い、自分はやっぱり人と共になければいやだとわかった。あなたに、あなたたちに、飽きるまで傍にいてほしい。あなたの言葉を聞いて、あなたに抱擁をして、煙を分け、知を磨き、歌い、眠りたい。

時間こそ短いにしても、よく眠れる日が多かった。
食事を吐くことがなかった。
記憶がクリアになっていく。すべての人名や運動やあらゆる概念は自らを下品に提示することなく、ただまさに今考えたいことに向かって集まってくる。教養の実感とはこういうものでもあるのだと知って、きっと実家の居心地は悪くなるし両親の顔を見続けるのもいやになる。私は心地よい知に満たされた場所をつねに欲している、きっとそうしたものに飢えている。だから、だからまだまだ救ってほしい。私がいやにならないように、熱が冷めないうちに、寂しくならないように、全てを見届けるだけじゃなく、私もまた見届けられるものであれるように。

神の寵児であることが出来るのは、学生の身分でいるうちだけであるらしい。私のきらいな人がそう書いていた。でも、文章を読んでいくらか正しいような気がしている。

私は学生なのだから、まだ学生であれるのだから。
出来るうちに出来ることをしたいね、と。そういう話です。

親愛なる誰かに口づけの真似して火を返すときには、きっとまた違う話ができる。近いうちに、そうできるはずだ。

またお手紙書きますね、大好きです。    みちる

本の世界

こんにちは! ましろです。
アイスを1日に何回も食べたくなってしまうほど暑いですね。
一昨日、本を読みました。

久しぶりに本の世界にどっぷりと浸かってとても幸せでした。読んだ本は、原田マハさんの『暗幕のゲルニカ』です。このお話は、ピカソが描いた『ゲルニカ』を中心に過去と現在を行き来しながら話が進んでいきます。人が信念を持ち、生き生きとしていました。何が事実で何がフィクションなのか分からなくなるくらい。それぞれの人物が人生をかけて成し遂げようとする気持ちの熱さに触れ、私の心も奮い立つようでした。

モノクロームで描かれた人々や動物が叫び、逃げまどっている。本の表紙の絵を見るだけでは不思議で不気味に感じましたが、本を読むことで何が描かれているのか知ることができました。無差別に市民が攻撃された空爆の様子です。

そして、それをきっかけにピカソの『ゲルニカ』を見に行きました。本物は、スペインにあるので、私が見たのは、8K技術を使って大きなモニターに絵を映したものです。じっくり見ていくと、ねじれている体の向きや表情がよくわかりました。顎を上にあげ、叫んでいる。馬も鳥も人間も叫んでいる。窓から手を伸ばしても、どこに走っても逃げ場はない。そんな風に感じました。
8K技術のおかげでとても細かいところまで観ることができました。牛の下書きの目が残っているところや、色の微かな違い、経年劣化からか皹のような盛り上がりがあるところまで。

じっくり見れば気づくことがたくさんありました。一方で、分からない気持にもなりました。どこからどこが人間の体で、どこからどこが馬の脚なのか。そもそも胴体は描かれているのか。何度観ても分かりませんでした。結局、私は、分かることは諦めてそのまま帰ってきてしまいました。でも、こうも思いました。空爆されたとき、そこにいた人は、何が何だかわからなくなった。それに、分らないことは、人の興味を惹きつける。人に考えさせるきっかけを与える。あの絵は私の心に残ったまま。ピカソに問いかけられているような気がします。

本を読んで、新たなことを知り、自分の目で見ると、世界が広がったように思います。新たな問や考えが自分の中で生まれます。最近少し離れていたけれど、やっぱり本の世界が好きだし、これからも惹かれ続けるのだろうと思いました。

それではまた。以上ましろでした。

憧れの夏

 1ヶ月半の夏休みも、なんだかのんびりしているうちにさっと過ぎてしまいそうです。

こんばんは、さゆりです。

 みなさんは夏休み、と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。私は田舎ののどかな風景を真っ先に思い浮かべます。ちなみに両親の実家は残念ながらいわゆるとても田舎というわけではないので、大自然の中でぼくの夏休み的な休暇を取ったことがありません。夏目友人帳みたいな世界観で夏を過ごせたら最高なんだけどなぁ。

 前期の授業で魯迅の「故郷」を考察した時、故郷という点に着目して考察することに苦戦しました。一人暮らしをした事がなかったからです。

 地方に実家があって一人暮らしをしている人の意見を聞いて納得する事がかなり多くて、経験してみないと気付けない事もあるということに気付いてはっとした記憶があります。私の場合仮に帰省をしたとしても綺麗な空気や景色があるわけではないのですが、故郷って良い響きですよね。

こういった授業を受けていて、度々思う事があります。

「もっと自分の中に経験の引き出しがあればいいのに!」

知識や考えをまとめて人に伝えるという技術の問題でもありますが、それ以前にこの「故郷」のように経験していないと気づけないことも多いような気がしてしまって……まだまだ多方面で未熟です。

 折角の夏休みなのにいまいち夏らしい事ができていません。そろそろ目白祭に向けて能研の活動が本格始動するので、身体を壊さない程度に頑張りたいと思います。では!

滄海の一粟。

皆さん、こんにちは!ずきです。

本日8月18日は「米の日」。「米」という漢字を分解させると、八・十・八になることから制定されたのだそうです。

先日、久しぶりに実家に帰省しました。実家周辺は山と田園に囲まれた長閑な地域で、近所の田んぼの稲には早くも穂がつき始めていました。まだまだ暑さが厳しいですが、秋の訪れを感じる風景に出会うことが出来ました。

・・・

今住んでいる東京は、高い建物に囲まれた場所が多く、また、実家の周りも標高の高い山々に囲まれていて、どちらも閉鎖的な空間なのです。

開放的な場所に行きたい、旅に出たいという気持ちが強くなりました。

全国各地の様々な場所を調べ、その場所に行った気分を味わって楽しんでいた中、「どうしてもその場所に行きたい」と思った場所がありました。写真に映っていたのは、とある岬に立つ白い灯台。青く澄んだ空を背に立つ姿が強く印象に残りました。灯台という建造物は、山に囲まれた土地に20年近く住んでいた私には馴染みのないものでしたが、なぜかこの建造物が私の心を掴んで離さなかったのでした。

・・・

3000m級の山々に囲まれた町で育った私とは対照的に、父は海辺の町で育ちました。私が行きたいと思った「あの灯台」は、父の故郷と同じ県にありました。ただ、灯台から父の実家までは同じ県内とはいえ、車でも2時間以上かかってしまう距離。私は無理を承知でこの灯台に行きたいことを父に伝えたところ、父の実家に行く前に立ち寄ってくれることになりました。

旅好きな父で良かったと思いました。無理なお願いを聞いてくれて、ありがとう。

・・・

旅行当日。
当初予定していたルートを変更し、出発時刻を1時間ほど早めて家を出ました。運転免許を既に取得している私ですが、諸々の事情で父の車は運転できないということで、運転のお仕事は父にお任せ……。地図や渋滞情報を確認する、食事をとる、寝る、の3つが車内での私のお仕事でした。

この日は渋滞に巻き込まれることは殆ど無く、出発から7時間近くをかけて、ついに灯台のふもとに辿り着きました。天候の心配がありましたが、現地に到着した時間帯はちょうど晴れており、綺麗な海と空を見ることが出来ました。

果てしなく広がる海、青く澄んだ空に白い雲、はるか遠くを航行する船……。ここに来るのは初めてのはずなのに、なぜか懐かしい気持ちになりました。

写真だけでは景色の素晴らしさが表しきれないのが残念ですが、この景色を見たらきっと「この場所に来て良かった」と思えるはずです。

そしてこちらが今回訪れた灯台、和歌山県東牟婁郡串本町にある樫野埼(かしのざき・かしのさき)灯台。日本最古の石造り灯台なのだそうです。灯台の周辺には水仙の花が植えられているそうで、花が見頃を迎える冬にもいつか足を運んでみたいと思います。

皆さんも機会がありましたら、訪れてみてはいかがでしょうか。https://www.town.kushimoto.wakayama.jp/kanko/oshima/kasinozaki.html

まだまだ残暑の厳しい時期が続きますので、体調に気をつけてお過ごしください。

素敵な夏を過ごせますように。
それでは、また。

指針

こんにちは、ゆきほです🍵

私は昔から足が冷たくなりやすいタイプらしく、ふと人に足が当たったときに冷たいと驚かれることが多々ありました。自分でも足が冷えやすい方だという自覚はありましたが、でも寒い時ってみんなこのくらい冷たいんじゃない?と思っていたんです。
先日自宅の表面体温計で体温を測っていたとき、ふと足先の体温が気になったため冷え対策ではいていた靴下を脱いでピッと測ってみました。するとなんと体温計の表示が……

32.8℃

えっなんか低くない?おでこで測ったら普通に36.4℃だったんだけど!?人の体温が32℃ってそんなことあるの!?
驚きながらも比較するために母の足先を測ってみたら普通に36℃くらいで、数字にして見たことでようやく自分の冷えの深刻さに気づいてしまいました。これは本格的に何か対策しないと!と思い、とりあえず「足 冷え 原因」と検索したらどのサイトでも「運動不足が原因のことが多い」「筋肉量が足りない」とのこと。
……うわ、思い当たる節が多すぎる。運動は苦手だとか言っている場合ではなく、とにかく何かしらの運動を続けて筋肉量を増やすことが私の喫緊の課題です。

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

『「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日』

こちらは俵万智さんの『サラダ記念日』という歌集に収録された歌です。初版は1987年ですが最近テレビで取り上げられていることも多かったため、この歌は聞いたことがあるという方もかなり多いと思います。

私がこの歌に初めて出会ったのは小学校高学年の誕生日のときのこと。
7月6日生まれの私に母が「こういう短歌があるの知ってる?」と『サラダ記念日』の文庫本をくれたことで出会いました。
もう10年近く前のことですが、当時の私は『サラダ記念日』を知らなかったため「私の誕生日ってこういう短歌があるんだ!」と嬉しくなったこと、あとはそれまでよりちょっとだけサラダを食べることが好きになったということも覚えています。

でも私なら「この味がいいね」だけで記念日にしようとは考えられないなと心のどこかで思っていたのが中学生のときのこと。
当時の私は元来の後ろ向きな思考が加速していて、何を見てもとりあえずまずは悪い所が目に入る、どんな言葉も斜に構えて受け取る、口を開けば出てくるのは悪口、というような挙げだしたらキリがないほどネガティブな生き方をしていました。今だってポジティブな性格だとは到底言えませんが、さすがにあれほどではないです。多分今の私と中学生の私を比べたらびっくりされちゃいます。

「この味がいいね」が記念日に思えるように生きたいと思い始めたのが高校生のときのこと。
友人にも環境にも恵まれたおかげで、少しずつネガティブが減速していた私は部活の一環として短歌を詠むことになり、ヒントを求めて本棚に並んでいた『サラダ記念日』に久しぶりに手を伸ばしました。
そうしたら何度も何度も読んだ本のはずなのに、高校生の私の琴線に触れたけど小中学生の私の記憶には残っていなかった歌がいくつもあって。
これからは毎年読もう、と決めて誕生日が近づく度に開くようになったのもこの頃のことです。

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴

先日本屋さんに行ったとき、単行本の『サラダ記念日』が新刊の本に混ざって平積みで売られているのが目に留まりました。
文庫本があるということは単行本もあるということはもちろん分かってはいたけど、私の中では部屋の本棚にずっとある文庫本の『サラダ記念日』の印象が強かったため思いがけない出会いに嬉しくなり、思わず引き寄せられてしまいました。毎年読んでいた『サラダ記念日』ですが、そういえば今年は発表準備やレポートに追われていたため読めていなかった。

20歳になった大学生の私は『サラダ記念日』を読んで何を感じるのだろう。

部屋の本棚の一番取りやすい特等席に並んだ2冊の『サラダ記念日』を見ていると、何だか心が暖まるようです。

ではまた。

雨の運転☔

こんにちは。れいかです。

今日は8連勤の7日目。……の割にはとても元気です!
モーニングの時間からバイトに入ることが多く、毎朝早起きしているからかもしれません。
毎日のように来店するお客さんも結構いらっしゃって、この1週間で常連さんのお顔やいつも頼むメニューをかなり覚えられました。(笑)

前回の更新の際、「来月、教習所の修了検定です」という話をしたのですが、無事合格することができました。午前中に修了検定を受け、同じ日の午後に仮免学科試験も合格。
仮免許取得できましたー!🙌

ところで皆さん、この前の土曜日のことを覚えているでしょうか……?
そう、台風が来た日です。
私はあの土砂降りの中、初めての路上教習をしてきました☔💦
自動車学校から配られたスケジュール表を見たら時間が夜だったので、さすがに怖いなと思い、キャンセルすることも頭をよぎったのですが、「次いつ乗れるか分からないし……練習になるかもしれないし……」と思い、バイト後に教習所へ行ってきました。

教官から開口一番に「絶好の教習日和ですね!」と言われ、「やっぱりとんでもない日だよな……」と少し後悔しました😅
最初、車の周りを3周しながらタイヤやライトの点検をしたのですが、この点検をしている間、一番雨が強かったです。張り上げた教官の大声がギリギリ聞こえるくらい、猛烈な雨音。
教官は演劇の発声練習でもしているような腹式発声でした。(笑)

雨に降られながらなんとか点検を終え、いざ運転です。緊張の瞬間。
ワイパーはもちろんフル稼働です。思っていたより直線の道路も多く、スムーズに進んでいきました。
「スピード出すの怖いって言ってた割に結構出てるからもっと落としてね~」
路上教習する前は「もっと出して」と言われると思っていたので意外でした。(笑)

ただ、空が暗くなり、ある道で車とすれ違ったときに、対向車のヘッドライトで目の前が真っ白になって、一瞬道が半分見えなくなったのはスリリングでした。
この大雨の影響で対向車が比較的少なく、その点はありがたかったです。

今回のコース(全部で3コース)は、いつも教習所へ向かうバスが通っている道だったので、自分で運転しているのがなんだか不思議で嬉しかったです!

教官は、優しくてガタイが大きい白髪交じりのおじさんでした。
知っている道だったこともあり、「ここ、友達のバイト先なんです。」「私ここで1回だけ働いたことあります。」「僕の家この辺です。」など信号待ちの時に少しお話しする気持ちの余裕はありました😊
2コマ連続で同じ教官、同じコースだったおかげで2回目はかなり落ち着いて取り組むことができて良かったです。

「正直、この雨だったら僕も運転したくない……」と教官が言うくらいの大雨。
初めての路上でハードモードを経験できて良かった!とプラスに捉えることにします。
次は日中に乗る予定なので、また違う景色が見れるのを楽しみにしたいと思います!

最後に、今日は推しの秋のコンサートツアーの当落発表日。
ファンクラブに入ったばかりで今回初めて申し込みをしました。
先ほど17時頃にメールが来て、恐る恐るリンクを開くと……3公演中、1公演当選!
アンジュルムのライブにまた行けることがとにかく嬉しいです♡

「感染しない・させない」をモットーに免疫力を高めつつ、引き続き、卒論・バイト・教習所・サークル・遊び・(部屋の片付け)に勤しむ夏にします🌻


それでは、また。