次こそ君の年を

 コールドルームは久しぶりにその扉を開いた。スタッフコードを入力された楕円形のホワイトの扉が緩やかにスライドする隙間から、冷気が溢れる。
「寒い。最近は空調の効いた部屋に篭りきりだっからよう沁みる」
 博士は息を白くさせながら、部屋に踏み行った。部屋といっても入り口は廊下でありまた先に扉が現れている。霜の降りた灰色ののっぺりとした壁に博士の靴音が反響する。室内は四隅に設置された冷房により0度を切っている。博士は手首の装置を起動させ熱気を発生させた。
 再び現れた扉の横のパネルで、生体認証を行う。青い光が博士の身体を上下に動く。ピピと軽快な電子音が鳴り、扉が厳かに開いた。先程の廊下よりさらに低温の風が吹き込んでくる。博士は着用している防寒スーツを確かめるように撫でると、意を決して踏み込んだ。奥へ進むと開けた空間が見えてくる。その中に並ぶのは、2メートル前後の半ドーム型のプラスチック。3台が2列に並ぶ凍てついた空間は棺と安置所を思わせた。
 博士は迷わずに左奥の棺桶に向かい歩いていく。つるりとした半透明の青い蓋に触れる。すると、蓋はディスプレイを作動させ、中身の人間の情報を表示する。
「いやあ、久しぶりだな。何年ぶりだ?もう数えるのも忘れたな」
 博士はディスプレイにシリアルコードを入力し、手のひらを押し付けた。「認証中」の文字が赤く浮かぶ。ピピピと電子音が鳴るとロックが解除され、青い蓋がパカリとその口を開いた。
「おはよう」
 博士が声をかける。中の人間は煩わしそうに目蓋を開けると、口をぱくぱくと動かした。
「まだ声が出ないか?後から水を持ってこよう。あけましておめでとう、君。よく寝たね」
「……もぅ、そんな時間……ですか」
 君、と呼ばれた人間の喉から掠れた音が発せられた。
「そうだよ。君が設定した通りにちゃんと起こしたんだからね」
 博士はふふん、と胸を逸らす。彼は固まった表情筋を小刻みに動かしながら、不満気な表情を作った。
「なんだね、そんなに心配かね?」
 博士は腕の装置を起動させると、暦を表示させた。彼は重い頭をもたげ、暦を眺めると、また眉を下げた。
「ああ、正月を過ぎている。だが仕方ないだろう。私は年中研究室に篭りきりだ。碌な生活をしていないのだから、もちろん外のことも分からない。一月もまだ7日しか経ってないのだかから許せ」
「なら……あけまして、おめでとう……では、ないでしょう」
 彼はメキメキと鳴る体を動かして起き上がった。ぐぐぐ、と背を伸ばし、腕を伸ばして、改めて博士を見つめた。
「老けました?」
「老けるだろ。10年経ってるんだぞ」
「そうか……10年も」
 彼は視界を博士の全身に視界を巡らせる。彼が10年コールドスリープ〈冷凍保存〉している間に、博士は身体の節々にガタがき始めていた。当たり前のことだが、今しがた起きたばかりの心地の彼にとっては一瞬で老けた目の前の人間を理解するのは理屈で分かっても、頭が追い付かなかった。
「それで……ここ10年で何か……」
「ああ、そのことだが、技術の進捗を簡単にまとめたものを送ろう」
 博士は彼の目の前にディスプレイを表示する。彼は恐ろしい速さでそれらを読み下した。
「まだまだだ。まだ、僕の想定範囲内ですね。ああ、予測できる段階でしか進化はしてないのか」
 彼は失望を顕わに溜息を漏らした。
「そう言うな。今の技術では対処不可能な病や災害など、技術の停滞を余儀なくされた。そして無能なコミュニティにおけるいざこざもあり、倫理とか言うくだらない価値観もあり、よく頑張った方だよ」
 博士は彼の嘆きを汲み取りながらも、丁寧に諭した。
「あと100年は、眠っていれますかね」
 彼は起きたばかりというのに、早々に再びの入眠の準備をしている。
「100年後までこの世界が進歩し続けてるとは限らないし何とも言えない。そして私も死んでるだろうし、君を誰が起こしてくれるのかね?」
 博士の言葉に彼は驚いたように目を見張る。
「君、忘れているかもしれんが、私にも寿命があるんだ」
「けれど人間の平均寿命は3桁を超えた、と……。あと博士もてっきり身体を機械改造するのかと思っていたものでしたから」
 博士は老いた自らの身体を目でなぞる。
「機械改造か。機械の身体に私の脳を植え付けたとして、それは私と言えるだろうか。私とそっくりの思考のロボットと変わらないのではないかね?」
 博士は彼の教師として、諭すように言葉をかける。その言葉を受け彼は師の身体を眺めた。節くれ乾燥により割れた指、火傷によるケロイドが残る腕、膝の骨が特徴的な脚、実験の失敗で焦げた頬、彼の頭を撫でてくれた成人男性にしては小ぶりな手、そして穏やかに目尻を下げながらも物事の本質を見逃さない鋭い眼。これら全てが機械と入れ替わったとして、果たして自分は博士と認識できるのだろうか。その自信があるか。彼は斜めに目を逸らした。
「そしたら10年で良いです。また10年後に起きます。博士はなるたけ長生きしてください」
 彼は大きな欠伸をして、再び背をポットの中におろした。博士は彼を見つめにこやかに笑う。
「早過ぎた人智、神に寵愛された君の思考に追いつくようにこの10年頑張るさ。そして次こそはちゃんと1月1日に起こそう。新しい年でちょうど良く君も人生を始めたいだろう」
「頼みますよ」
 彼の眼が閉じる。博士は彼の姿を見納めると、黙って蓋を閉じた。スイッチを押すと冷気が溢れ、彼の身体が凍り始める。
 おはよう、おやすみ。彼にとっては一瞬の10年を博士はまた過ごす。次こそは彼を驚かせられるように。
 

本との出会い方の楽しみ

こんにちは、みどです!
新年あけましておめでとうございます!皆さんはどんな年越しを過ごしましたか?
私は、地元に帰省して地元の友達とドライブしながら年越しの瞬間を迎えました!その後は、神社に行って初詣に行き、おみくじを引きました。私は小吉で、友だちは大吉でした♪地元の友達は高校卒業してからすぐ就職したので、今は社会人3年目で、私は大学3年目。友達は彼氏がいて、大吉のおみくじを引いたとき真っ先に見たのが「恋愛」の欄でした(笑)「いい縁談あり」と書かれてあり、「今年結婚するかもしれない…!」と話していたのがとてもおもしろかったです。いい年越しを迎えられたので、2022年はいい年になりそうです。

さて、最近は書店に行き、本を買うことにハマっています。一種のストレス発散ですね…。2021年は、全く本を買わなかったせいか、気になる本があればすぐ買う…という行動をしています。
最近買ったのは、俵万智さんの『サラダ記念日』、筒井康隆さんの『残像に口紅を』、柳田国男さんの『遠野物語』、百田尚樹さんの『幸福な生活』を買いました。図書館で借りるというのも一つの手ではありますが、いかんせん、今住んでいるところの図書館にはまだ行ったことがなく、借りれないという状態なのと、本を手元に置いておきたいなって気持ちがあるので、裏表紙に書いてある値段も見つつ、本を買っています。
本を買う楽しみは、内容だけじゃなく表紙だったり装丁だったり、外見の部分での楽しみもありますよね。今年は本との一期一会の出会いを大切にしていこうと思います。

今年は積読せずに読むぞーーーーー!!!!!!!!!

以上、みどでした!

脱ひきこもり計画

新年あけましておめでとうございます⛩

今年もよろしくお願いいたします!さやかです!

いやー年が明けてしまいました。昨年、私は一体何をしていたんでしょうか。進路と卒論に悩み苦しみ悶えていた記憶しかありません。本当、あっという間だったなという感じです。

昨年は悶え苦しみ引きこもっていたら一年終わっていたので、今年はもう少し外に出たい……!ご時世的な問題もありますが、やっぱり引きこもっているとどんどん気持ちも暗くなりがちだなぁと感じました。12月の特に卒論を提出してからは、誕生日のお祝いをしたり、旅行に行ったりなどなど外出する機会が多かったんですけど、おでかけって楽しいなと、引きこもりの私ですら思いました。ウィンドウショッピングしたり、カフェに入ったり、たまに散財したり、外の世界楽しいなと。

だがしかし、私は4月から社会人となる人間です。週5日、朝9時から夕方まで働くわけですが、果たしておでかけなどする余裕があるのか。

私、お正月三が日は9時〜17時まで毎日アルバイトだったのですが、2日目3日目は帰ってきて夕ご飯を食べたら即爆睡でした。気づいたら翌朝でした。元々の体力のなさに加え、ここ2年間の引きこもり生活で更に体力が低下しているようです。こんなんで、社会人生活乗り切れるのでしょうか……?

今年は社会人1年目ということでなかなか大変だとは思いますが、体力を上手く温存しつつ、たまにおでかけできる余力を常に持っていたいです。こんなご時世ですが、ピリピリせずに、ゆるゆるといきたいですね。

そして、ブログ部での活動も残りわずかです。残り数回の投稿、思う存分書きたいことを書いていきたいと思います💪

以上、さやかでした!

人生の節目を考える。

皆さん、こんにちは。明けましておめでとうございます!ずきです。
本年もどうぞよろしくお願い致します!

本日1月4日は、語呂合わせにちなんで「石の日」です!お地蔵様や墓石、狛犬などに触れると願い事が叶うんだとか。皆さんの今年のお願い事、新年の抱負は何ですか?私の新年の抱負は、「今までやったことがないことに挑戦すること」。今、一番に挑戦したいのが「色彩検定」です。年に2回試験があり、今年の6月に3級、11月にUC級というレベルの試験に挑戦することを目標に頑張りたいと思います!

・・・

さて、タイトルにもある通り、最近「人生の節目」について考えることが増えました。というのも、そのようなことを考えるきっかけがいくつかあったこと、私自身も今年の春から3年となり、自分の将来について、より真剣に考えなければいけない状況になってきたからです。

まずは、卒業論文のこと。
来年度からは卒業論文の執筆に向けた演習が始まるということで、自分が取り組む卒業論文のテーマについて考えている最中です。私は特に日本語学と上代文学に興味があり、そのどちらかで論文を執筆したいと考えています。
卒論は就職活動と並行して進めていく必要がありますし、私は学芸員資格課程を履修しているため、来年度から始まる実習もこなしていかなければなりません。今年度とは違った大変さが出てくるように感じますが、やり遂げていきたいと思います…!

次に、「成人」をしたこと。
自分の意思で決めなければならないことがかなり増えました。身近な方々からのアドバイスも聞きつつ、最終的に自分の進路は自分で決めなければいけません。卒論執筆後、大学卒業後の自分を想像するのはまだ難しいと感じてしまうのですが、自分が今、日本女子大学の学生として生活を送る中で出来ることを考えていきたいです。

最後に、「結婚」のこと。
従姉妹が結婚することになりました。「結婚」はもっと後になってから…私にはまだまだ先のことだ…と思っていましたが、歳が近く、仲良くしてくれていた従姉妹が近々結婚するという話を聴き、この話が一気に身近になったように感じました。
自分はするのか、しないのか。するとしたら…。反対に、しないとしたら…。
何事も、その時の選択によって運命が変わっていくことでしょう。それが不安でもあり、楽しみでもあり………。
どのような選択でも、私の人生であることに変わりはありません。自分にとって悔いが残らない選択をしていきたいです!

・・・

「節目」といえば、来月からいよいよ一般入試が始まります。受験生の皆さんは、この日のために今も準備をしていることと思います。勉強も大切ですが、まずは体調を整えることが重要です!寒い日が続いていますので、どうか体調を崩さないようにお過ごしください。本番では、これまで培ってきた力を存分に発揮できますように。応援しております!

今回はこの辺りで。
それでは、また!

聖なる夜に、終わりのない歌

こんにちは。れいかです。

2022年最初の投稿!
栗きんとんLoverすぎて、「栗きんとんと結婚したい!!♡」と言っていたらあっという間に3日でした。(笑)
今日は昨年のクリスマスイブにあった、サークルの定期演奏会について、少し書かせて頂こうと思います。

時間が空いたら絶対忘れちゃうと思って、記憶に新しいうちに(翌日)残しておきました。↓

とても楽しかった。
第1ステージ。あの空間は、ただそれだけ。
現実世界とは別の、「終わりのない歌」という箱に入って、私が現実で経験した思いや葛藤、苦しみ、喜びをその中で全て表現した感覚。とてつもない集中力。魂の叫び。パートを超えた相乗効果。


「終わりのない歌」というのは組曲の題名です。
作詞 銀色夏生、 作曲 上田真樹。
2ステージ構成で、第2ステージはフォーレのレクイエムをオーケストラと一緒に演奏しました。
アンコールはヘンデル作曲のハレルヤ。
ハレルヤはとびっきりの笑顔で歌って、とても楽しかったです。

60周年記念定期演奏会ということで、現役団員に加え、OB.OGの方々と一緒に練習・演奏をしました。
お仕事終わりに練習に来て下さったり、20代~70代を超えた高齢の方まで協力して頂き、皆で作り上げた演奏会でした。

私はサークルの執行学年として、パートリーダーと楽譜を管理する選曲係を務めました。
前期は緊急事態宣言が続いたため、オンライン練習を強いられ、新入生ともなかなか会えない日が続きました。
週2回2時間、夏休みは週3回。
オンラインでパート練習をすると、タイムラグが発生するため、パートリーダー以外は基本ミュートで、一人で話しながら進めなければいけないのが、結構精神的にしんどかったです。
「来月こそは対面練習できるかも……!」と希望を抱いても、毎月お約束のように宣言が延長され、モチベーションがどんどん下がっていきました。

私は夏頃、サークル以外の面でも悩んでいたことがあり、9月頃に1ヶ月半サークルをお休みしました。
今振り返ると、コロナの状況、役職とそれに対する自分の適性など、自分の力では変えることができないことに憤っても何も変わらないのに……と反省します。(笑)
一緒に奮闘してきた同期たちは本当に頼もしくて、私よりもずっと大人でした。
置かれた状況を受け入れて、その上で何ができるのか、どうしたら少しでも良い方向に進めるのか、諦めないで試行錯誤を繰り返したからこそ、10月から対面練習が再開できたときに、2ヶ月半後に迫った定演に向けてまっしぐらに進んでいくことができたのです。

皆、笑顔の奥に孤独を持って、それぞれの役職を全うしてたから。
辞めたいくらい辛いこともあった。でも、「このメンバーだったから乗り越えられた」
執行代全員が、口をそろえて言う。そんな同期でいられることが心の底から幸せ。



22時にホールを出た後、外で3年生で円になって(女子7人、男子1人)一人ずつ感謝の気持ちを言い合いました。
三女(3年女声)は7人全員大粒の涙をこぼしていました。
一人一人が涙を流しながら話している姿を見ているだけで、私も涙が止まらなくなって、隣で学生指揮者をやっていた親友がずっと背中をさすってくれました。
1年生のときは無邪気に歌や行事など、サークル活動を楽しんでいただけだったけれど、お仕事を一緒にして、数々の苦楽を共にして、かけがえのない仲間たちに出会うことができました。

高校は全国を目指す合唱部に入っていて、これより辛い経験はないんじゃないかと思っていました。
でも、練習会場の手配や大会当日のことについては先生や保護者の方のサポートがとても大きくて、先生への連絡、団の方針決めなど、学生主体ですべて運営する大変さは高校生の比ではなかったです。(友人の仕事ぶりを見て感じました……。)

10月半ばにサークルに復帰してからは、自分のできることで貢献したいと思い、歌声で引っ張れるように頑張りました。

本番はとにかく楽しくて、でも執行代の活動を振り返るとほろ苦い気持ちが残って。
サークルを辞めずに、同期・先輩・後輩・先生・OBOGと定演当日を迎えることができて、とても大きな学びがありました。

良い・悪いで分けるのは、ただの感情。
良かった、嫌だった、その中で、自分で変えられる部分、変えられない部分に分ける。
変えられない部分に怒ったり落ち込んでも仕方ない。変えられる部分に力を注ぐ。


いつも自分の力で変えられない現象を受け入れられないまま、私は21歳になっても年が明けても現実逃避しかしてない。
だけど、今の私にはがんばりたいことがある。一人じゃなくて、伴走してくれる大人がいる。
情けなくて本当にどうしようもなくて、自己肯定感マイナスかもしれない。
それでも、もう他の誰とも比べずに自分のベストで生きたい。

僕を包んで
抱きしめたまま歩いてくれるものをください
何にもまどわされないように
強く思いつめたまま生きていけるように


「そしてまた 波音」より


「終わりのない歌」はこれからも続いていく。
あの箱で歌った喜びを私は忘れたくない。
終わらせないと決めたから。大人になりきれない私を、今日も愛して歩こう。

それでは、また。

明日で待ってるね。

皆さま、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
今回の年越しは、紅白を見ながら推しの年越し配信まで起きていようと頑張っていたのですが、いつの間にか寝落ちており気づけば4時を回っておりました。あれ?そんなこんなで2022年迎えた気がしていない私です。

1月になったということで、大学生活も残り二か月半となりました。私はまだしばらく学生ですが、周りは就職して社会人になる友達がほとんどです。労働……全く想像のつかない世界です。私もバイトはしていますが全然違うのだろうと思います。そろそろ将来を考えないとなあと分かりつつ現実逃避の毎日です。いかんいかん。
ブログ部とも三月でお別れです。約三年間の月2のルーティンがなくなると思うと、なんだかぽっかりしてしまいますね。更新できるのはあと5回。言葉に意味を持たせて綴ることを目標に頑張りたいと思います。
短いですが今日はこの辺りで!推しの配信見てきます。
今年もブログ部への応援をよろしくお願いいたします💛

おやすみなさい。良い夢を。

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「明日っていつになったら来るの?」
「いや、日付またげば来るでしょ。普通に」
「だって24時になったら0時になって明日は今日になるんだよ?」
「そう言われると確かに……」
「明日で来年なら来年も来ないね」
「うわあ頭痛くなってきた」
「あ、除夜の鐘。もうすぐ年越すね」
「今年も終わるなあ」
「ねえ、明日になったら言いたいことがあるの」
「なに?」
「明日にならなきゃ言わなーい」
「…お前それって、」
「また明日ね。おやすみ」

私の年末

12月30日。新しい年が刻一刻と近づいております。久しぶりに1日家でゆっくりする時間ができたので、のんびりのんび〜り過ごしているあやが担当いたします。

さて、先週はいろんな意味で忙しく、そして充実していました。その中の1つは、取得を希望している学芸員資格のための授業。そこでおこなったプレゼンです。自分が企画展を考え、それについて説明することが求められました。パワーポイントを用意する必要があったのですが、普段ワードしか基本的に使わないので、実はあまり得意ではありません。ですが、パワポを使うとかなり表現が広がるんですよね!!背景や文字を工夫し、画像も入れてさらに発表をわかりやすく。何を伝えたいのかもしっかり整理して、迎えたその日でしたが、最初に発表した方々のクオリティが高すぎて、一気に自信を喪失しました。企画内容もさながら、パワポの見やすさ、すべてが伝わってくるような話し方。「死んだ…」と何回心の中で呟いたかわかりません。おまけに、私の直前に発表した友人がさらに一同を驚愕させる素晴らしい発表を残し、最高のやり辛さをプレゼントしてくれました。授業前、「どうやって発表すればいいのかわかんないよー」なんて私に嘆いていたのは、見事な前フリだったのね…ハハハ

こうなったら、もう開き直るしかなくて、用意したすべてを出し切ることと、私の根性(?)でなんとか乗り切るしかないのです。数分経てば、すべてが終わるわけだし、シュミレーションしたあの調子でいけば、まだなんとかなるでしょう。同じ学科の学生が1人もいない中、自分の好きな文学作品・絵巻にちなんだ企画展について語りました。いつもの学科の授業とは違う新鮮さ、そして私がその企画に込めた思い、今年1のピンチを感じた私がなんとか加えたアドリブと、発表中はいろんな感情に追われてよく覚えていません。最終的に多くの方に興味を持っていただき、評価していただけたことは何よりも嬉しく、頑張った甲斐があったと思ったのですが、こうしたプレゼンの機会には慣れておきたいし、何にも動じないぐらいの冷静さが自分にはまだ足りませんね😅今となっては、あんなにヒヤヒヤしたのも良い経験!そして、伝えたいことが伝わったあの瞬間もたまらなく心地が良かったです。2022年はよりいろんなことを吸収して、成長したいです🐣

話がまったく変わりますが、この前はじめて豊洲にあるチームラボプラネッツに行ってきました!非日常の空間で、なぜか心が軽くなったような気分。楽しみながら、思わず友人と熱く語ってしまいました。新年もすっきり迎えられそうです。皆さんも良いお年をお迎えください☺️

お月さま

「だいぶ寒くなってきたけど、まだイチョウの木に葉っぱが残ってるな」
「イチョウの葉って大きいから排水溝に詰まりやすいらしいよ」
「何それ、知りたくなかった」
 落葉して地面に広がるイチョウの葉を踏みながら、道路の脇の排水溝を思わず見やる。排水溝が詰まったとして、誰が掃除や作業をするんだろう。俺はこの辺に住んでいないし、その疑問を解消できるような知識も持ち合わせていないので、そう思うだけだ。みんな、他人事でしかない。
 ふと、隣で歩いていた彼女が立ち止まって空を見上げていた。イチョウの木でも見ているのだろうかと視線を追いかけると、イチョウの黄色と深い夜が混ざる空に、月が浮かんでいた。やけに明るくて大きく感じた。
「今日あれだっけ。スーパームーン、みたいな」
「多分違うと思う。ニュースではやってなかったし」
 そっか、と呟きながらも俺は月から目を離せなかった。そう、本当に月がいつもよりもまん丸で、黄色く輝いて見えた。まるで、このままここに落っこちてきてしまいそうな。そんなぼんやりとした恐怖を感じる。そのくらい、綺麗だと思った。
「落っこちる、ね」
 彼女が呟いた言葉に肩が跳ねた。無意識のうちに、思ったことを口に出してしまっていたようだった。
「ごめん、馬鹿なこと言った」
「ううん」
 気まずくなって、俺は月を眺めるのを止めた。そっと彼女の様子をうかがうと、変わらず空……いや、月を見上げていた。彼女の瞳には、丸くて黄色い月がぽつんと映っている。
「もし、本当に月が落っこちてきたらどうする?」
 彼女の問いかけに俺は目を丸くした。何故彼女がそんなことを聞くのか。理由が気になった。俺を揶揄うような、冗談の類で言うような声のトーンでは決してなかったから、余計に。そして、その「もしも」を考えた。だが、それは到底現実味がない仮定であった。
「え、っと。ここら一帯とか……俺らの家も壊れたりとか。まあ、少なくともインフラには影響が出るよな」
「案外、スケール小さいね」
「仕方ないだろ。星が落っこちてくるシュミレーションなんかしたことないって」
 彼女は笑っていた。先ほどの妙な雰囲気は何処かに消え去ってしまっていた。俺はそれに安堵を覚えていた。何故かは、分からないけれど。
「うん、結局さ。想像がつかないことって他人事みたいなものだよね」
「まあ、そういうことになるかな」
 さくさくとイチョウの葉を踏みしめながら歩き出した彼女の背中を見て、もう一度空を見上げた。さっきよりも、月がこちらに近づいてきているような気がした。

ウより上、丑より下

ご無沙汰しております、みちるです。

”筆の力”を信じているんです。

「スピな話かい?」

そうとも限らんでしょうよ。
自身に筆の力があることを、否ただしくは自身の身体が他者をして筆の力を有すると言わしめるものとして妥当し得るものであることを、信じてやまない今日この頃であります。

書くしかないのだからね。
称賛のよろこびも承認のくるしみも、淡雪の如く溶けてしまう――なべて感覚はそう、その通りである。
しかしいよいよもう、後に引けない。有限な資源、の使用期限はいつも我々のもとへ迫り来るのだから。一番大きな苦しみ、即ちあなたの手元にあるそれさえも、つねに新しく新しくと今を志向し続けるのだから。後に引けない。引けないのであれば、ゆったりとたのしんで――笑みを浮かべて 母 が言うように。

母は、〇〇のあこがれと▼▼の幻影のうちに。さようなら、論理クイズ。

(間奏)

ねえ、パンはパンでも噛んだら吐き出しちゃうパンってな~んだ?

「なぞなぞね、受けて立とうじゃない。……答えは君が焼いた麦パン。まずいので、噛んだら味蕾を努めて避けながら吐き出します」

不正解です!でたらめはよくないので水底に沈んでください。

ちなみに正解はインドのパンです。食後のお口直しに噛むやつ。

「(検索中)——まま飲み込む場合もあるようですが?」

……。

とまあこのようなリドルを出しあえる関係があったなら、それは素敵なことだなと思います。
ちょうど親しい友人のひとりに斯様な遊びを仕掛け合う相手がいるとのことで、話を聞いていたら大変に羨ましくなってきてしまった。リドルの応酬、ないし見も知らぬ人物から来る挑戦の連続。創作の世界ではよくあることですが、現実の出来事としては小学生同士のなぞなぞ大会を除いては中々遭遇出来るものでないから困ったものです。

実を言うとここに来たるまでに「みちる」の謎をあなたにひとつ、既に提示しているのですが……お気づきでいらっしゃいますか。
こう漠然とものを言われては首傾げになってしまうでしょうからもうすこし絞り込みますと、「みちる」が何者でありこの手紙を書いているのは誰なのか。手紙のうちにある法則性はどのようなものか。と、このようなところでしょうか。しかしこれはその、書いているこっちが恥ずかしくなります。

とはいえこの謎には聊か要素が欠けている。問題が問題として浮かび上がらないのであればそれはもはやリドルと呼べるでしょうか。
ですから今度はもっと体力のあるときに、とびきりの暗号、ひときわ作り込まれたリドルをあなたにお届けしましょう。謎は謎を呼び、骨壺は骨壷を呼ぶ。骨は骨を呼びません、当然でしょう。
それでは遊びのときまで、今しばらくお待ちくださいませ。

月は東に日は西に。いずれは我が身へと。

またお手紙書きますね、大好きです。    みちる

推しのかほりpart2

こんにちは、とみーです。いよいよ年末ですね。バイト先のスーパーではたった一日過ぎただけで半額シールが貼られる、サンタクロース柄のお菓子が哀愁漂う姿で鎮座していました。

さて。
前回、推しの香水が出たよ楽しみ~という旨のブログを書き、17日、実際にショップへ行って買ってまいりました! 私は池袋より下の東京には疎いのですが、同じブログ部のまなさんに案内していただきつつ、ともにいざ出陣。
ジャンルの二周年記念で出た香水は、登場するキャラ21人分が個別で用意されており、一つ7700円。割と高いので、ショップ入る前までウダウダ悩み続け、まなさんには「買ってしまえ」と終始そそのかされました。

まあ、ショップに入ったらもう駄目でしたね。自制心なんて一ミリも残っていません。香水も買ったし他にもなんか色々買って、会計は香水の二倍以上の値になっていました。でも、なんだかすごく「生きてる!!」って感じがして、とにかく幸せで……。半泣きヘロヘロになりながら店を出ました。

見てください、この高級感ただよう箱を。そして推しの名前が刻まれた尊い瓶を!
正直香水のことは微塵も分かりませんが、トップノートでは苦い柑橘のような香り、ミドルノートでは寂しさが後を引くような複雑な甘い香りがしました。ラストはいつも嗅ごうと思っているのに就寝前に気づいたら消えています、悲しい。

この香水を手に入れて、私は確かに感じました。
「居る」、推しがそこに、「居る」!!!
震えました。これが推しの香水を手に入れるということなんですね。

どうやらこの香水シリーズ、とても評判が良いらしく、ショップ以外で受注通販も開始されたのですが、公式の予想以上に注文が来たようです。

この香水の何が良いって、どこまでも本気でキャラと向き合っていること。
「女性ならこの香りつけるのが好きやろ」という媚びが一切なく、キャラによっては女性が使えたもんじゃないくらい、とても男性向けのスパイシーな材料揃い踏みというのがあるほど。男前すぎて、つけられないと口コミがありました。また、「森出身」というキャラの香水ラストノートでは、「ダスト(埃)」という非常にマイナーな香りが含まれています。これは有識者もよく分からない成分らしいのですが、例え埃でもそれがキャラを再現する香りなら入れよう。そんな困惑するレベルの本気が香水開発に感じられます。

素晴らしい(拍手)

ショッピング後、私が何度も発狂する姿をまなさんはとてもあたたかい目で見守ってくださいました。さすが、同じ穴のムジナ。優しいですね。

現在香水は、香りを吹き付けられる紙にかけて、毎日部屋で優しく香ってます。幸せです。
皆さんも、こういった機会があったら、是非買ってみるといいかもしれません。生活が潤います。

最後にサンリオの推し、ポチャッコを……。実はショップだけでなく、六本木で行われている「サンリオ展」にも行ってきました。(こっちが本来の目的)
展示ネタバレになるので詳細は伏せますが、「かわいい」へのこだわりが詰まった幸せな展示でした。まなさん曰く土日は混んでいるそうですが、平日の朝一ではのびのびと見ることができました。
なんと全面的に撮影OKなので、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
それでは、また。