こんにちは、あこです。
秋学期が始まって早1週間。みなさん、いかがお過ごしですか?
私は、先週の火曜日から土曜日まで祖父母の家に泊まっていました。元々は対面授業を受けるついでに敬老の日の贈り物を届けて帰ろうと思っていたのですが、1泊、2泊、3泊、4泊・・・と延びていきました(笑)祖父母と3人で過ごすのは数年振りだったので、なんだかとても楽しかったです。
20日が敬老の日ということで、贈り物としてTORAYA AN STANDのあんパン2種類(こしあん・和栗)とあんペースト(黒糖とメープルシロップ)を購入しました。TORAYA AN STANDは、和菓子屋のとらやさんが手がけるTORAYA CAFÉとTORAYA CAFÉ・AN STANDが結合してできたお店で、2021年にリニューアルオープンしています。AN STANDのあんパンを食べたのは初めてだったのですが、とにかく美味しかったです。やっぱりとらやは裏切らないですね。ほんと、とらやは裏切らない!!!(2回目)
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そんなこんなで約1週間祖父母の家に泊まっていたのですが、皆で食事をしたり話をしたりする中で、昔の思い出話をたくさん聞きました。母や叔父が小学生だった頃に親戚と皆で釣りをしてその場で漁師さんに捌いてもらったことや、北海道へ行って各地の美味しいものを巡ったこと、美味しかったケーキやナポリタンなど、昔の思い出を語る中で食べ物の名前が出てくることが少なくありませんでした。私の家族が美味しいもの好き(美味しいものは皆好きですよね笑)だというのもあるかもしれませんが、当時の思い出と何らかの食べ物が結びついた話を聞くことが多かったのです。
思い返してみれば、最近も母が「昔ひいばあが買ってくれたレモンケーキが食べたい!」と言って私と一緒に(包紙を手がかりにして)インターネットを使って探したり、「明治神宮で売ってる〇〇は昔ひいばあがよく買ってきてくれたお菓子だから久しぶりに食べたい!」と言ってお取り寄せをしたりしていました。そして私自身も、亡くなった曽祖母がよく買ってくれたいちごやフルーツゼリー、最中や水羊羹などを見ると、彼女を思い出します。当時は何の気なしに食べていましたし、(もちろん美味しいのですが)あまりの美味しさに忘れられない、というようなこともありませんでした。だけれども、ふとした瞬間に「そういえばあのお菓子、よくひいばあに買ってもらったな」とか「そういえばあの時みんなで〇〇食べたな」と思い出すのです。
食べ物は、形としては残りません。食べてしまったら無くなります。だけれど、形には残らないけれど、私たちの舌は覚えていて、「その時」を思い出すきっかけになっているのです。そして最終的には「思い出そのもの」、つまり「思い出の味」として記憶に刻まれるのではないでしょうか。旅行や冠婚葬祭などといったイベントはそのまま思い出として残りますが、その人たちとの「日常」や「日常の中にあるちょっとした出来事」を思い出させるのは、その時に食べたもの、つまり「味」なのではないかと思います。
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先日、30年以上前の母と曽祖母の「思い出の味」である下北沢のレモンケーキを食べました。このレモンケーキの味を私の舌はきっと覚えていて、いつかふとした時に今度は「私と母との思い出」として、レモンケーキを思い出すでしょう。消えてゆく食べ物を通じて昔の思い出や人と繋がり、その「思い出」とともに下の世代へと受け継がれていくというのは素敵なことだな、と思いました。
5年後や10年後、さらには20年、30年後にふと思い出すのは、今日食べた母の肉巻きかもしれません。祖母に作ってもらったエビフライかもしれません。父が毎週末に作る、辛さが安定しないスパイスカレーかもしれません。食べ物には日常を特別な「思い出」へと変える力があるのだと思わされた5日間でした。
これからも、たくさんの人との「思い出の味」を作っていきたいです。
それでは、また。