こんにちは、こんばんは。ゆかぼーです。
明けましておめでとうございます!
私は、仕事納めは大晦日、仕事はじめは元旦でしたよ…
まさか、お正月まで目白に通うことになるとは。
外国人のお客様やら、福袋やら、パフェフィーバーやら、いつもとは違った忙しさでしたが、なかなか面白かったです。
仕事初めの景気付けにデザートを頼んじゃいました!店長からのお年玉でした!
んまんまでした!
さて、レポートシーズンですので、今書いているレポートの話でも。
皆さんは王翰の「涼州詞」という唐詩をご存じですか。
夜光杯に葡萄酒を注ぎ、馬の上で琵琶を奏で、酔っぱらって砂漠の上に寝転ぶ。
ざっくり訳すとこんな感じです。
高校の教科書に採択されていることも多いので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
夜光杯はガラスのコップ。葡萄酒はワイン。琵琶は西域由来の弦楽器です。(イタリアのリュートやマンドリンも同じ楽器の親戚!←ここで私はテンションがあがる。)
異国情緒溢れる詩として習った方も多いと思います。涼州はシルクロードの経由地でしたので、東西のものが溢れる豊かな土地でした。
しかし、この詩の結句はこんな言葉で締め括られています。
彼ら(酔って寝転ぶ兵)を笑ってはいけない、何人帰れるか分からないのだから。
いきなりそう来るか!重い!
高校生の私はそう感じていました。
しかし、考えてみれば国境には確かに西の豊かなものも集まれば、北には異民族がいていつ攻めてくるか、いつ戦になるか分からない。砂漠の警備に当たる時点で平穏な暮らしではないわけです。(寒暖差も大きそうですし。寒いの苦手。)
作者の王翰自身は涼州を訪れたことはないようです。西域のものに好奇心を持ちながら、やはり北方の異民族を警戒する。当時の世相がよく感じられる詩だと思います。
登場人物の気持ちやら作者の気持ちやらを考えるのが文学の醍醐味!(しかし、考えがまとまらないとレポートにはならないのである。)
それはどの時代でも何処の国でも変わらないのかもしれません。
新年早々長々と失礼しました。
お猪口を片手に座蒲団に伏しているゆかぼーでした。(笑うことなかれ)